個展のご報告・11月の私の絵画館<モクちゃん>③

個展のご報告・11月の私の絵画館<モクちゃん>③

18日・19日(月火)は定休日でしたが。18日の月曜日は祝日でしたので、お店が開いていると思ってタクシーでかけつけて下さった方や、電車で途中まで来て電話を入れて下さった方がいらっしゃいました。もっと定休日が目立つようにご案内しなければ、とこれも今年の反省材料です。皆様、ほんとうに申し訳ございませんでした。

「月に眠る」↓

(2011年カレンダー11月に収載)→「三太とイチョウ(元の題)」

9月20日(水曜日)

知りあいのお客様のご来店は土日が多いので、黙々と作業をしていた午後、ドアの外に懐かしいお顔が。<世田谷から群馬県に引っ越しをして遠くなったので、今年は行けません>とお聞きしていたサクくん・レンくんとご夫妻です。高速を使い2時間かけて来て下さいました。
実は、ご夫妻はまだ完成した絵を見ておられません。カレンダー会社に画像を送るギリギリ直前まで、絵の描き直しをしていたため、そのままギャラリーに飾らせていただいたのです。
これは私だけかもわかりませんが、モデルが1匹の絵を2枚描くのと、モデルが2匹の絵を1枚描くのとでは、後者の方がはるかに難しく時間もかかってしまいます。
今回も、サクくんの方は1回の書き直しですぐご満足いただけましたが、レンくんの表情には悩みました。
私が参考にしたのは、去年「ルーマー」で撮った何百枚もの写真から選んだレンくんでした。ところが、その表情は家にいる時のレンくんとは違っていました。何しろ弟分のレンくんは家ではまったりくつろいで、甘えん坊の顔をしており、その表情を飼い主さんは望んでおられました。
ところが、慣れない場所で知らない人が撮っているカメラを見るレンくんの目は、ビックリして見開いている写真ばかり。
結局、再度送られてきた新しい写真を使って全く違う2枚目の絵を描いたりもしましたが。やはり1枚目の絵が二匹の雰囲気がでているということで。レンくんのまぶたを微妙に描きかえることで、何とかご了承いただきました。
2匹以上を1枚に描く難しさを、昨年の4匹(ツキちゃんたち)に引き続いて再認識した1枚となりました。

<ツキちゃんたち> ↓

飼い主さんとは2枚目の絵のご縁で、4回目の再会です。1枚目はサクくんとベッドとカボチャでした。それまで装画を描いていた流れで、花と組み合わせることが多かったのですが、この絵を境に、皆様のお好きな背景をお聞きして描くようになりました。
懐かしく楽しくお話させていただき、アッという間に時間がすぎました。
遠い所を、ほんとうにありがとうございました。

<サクくん・レンくん>↓

(2018年カレンダー9月に収載)

<サクくんとベッドとカボチャ>

(2016年カレンダー10月に収載)→「新作:朔太郎くんとかぼちゃとベッド(元の題)」

最終更新日: 2017年 12月 1日 10:12 AM   カテゴリー: 私の絵画館, 絵画
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