私の絵画館46「ターバンくんとコスモス」

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私が通う牧場にツルマルツヨシくんがいます。元競走馬・誘導馬として活躍していた馬で、今は宮崎でのんびり余生をすごしています。

その馬主さんが2年前に亡くなられました。ふつう馬主さんがいなくなった馬は生き続けることが難しい。それが現実です。★ 続きは題をクリック ↑

けれど、<今まで頑張ってきたツヨシのために何か出来ることはないか>という想いから牧場の女主人メグさんを中心に「ツルマルツヨシの会」が発足しました。そして多くの方々の寄付により、現在もツヨシくんは平和に暮らしているという次第です。

そのツヨシくんの絵を描こうと思ったのですが、写真が一枚もありません。ツヨシくんが小屋の外に出る時間と私の行く時間がほとんど重ならなかったからです。

そこでこの九月、私が行った時にツヨシくんを丸馬場に出してもらうことになりました。日ざしが強ければ10~15分で、ということでしたが、幸いにもその日は曇っていました。

最初の30分くらいは、まん中に置かれた草をただひたすら食べるだけでした。まとわりつくハエを追いはらうために、時折首を後にむけたり後足をあげたりはしますが。

けれど、草を食べあきた頃、柵の外で写真をとり続けている私に少し関心を持ちはじめ、時折近くへ寄ってくるようになりました。

1時間くらいすぎると、私が柵の外で移動するのにあわせ、柵の内側をついて歩くようになりました。時にはほんの少しだけですが、かけ足になったりもします。

そして顔にも表情が出てきて、柵の上から首をのばして顔を近付けたり。柵と柵の狭い間から横向きに顔を出してカメラに鼻をくっつけたり。こんな可愛いお茶目なツヨシくんは初めてです。

結局1時間40分くらいもシャッターを押し続けて、ツヨシくんと私の撮影会(?!)は終わりました。

今は思いきり走ることも人を乗せることもないのですが、たくさんの写真の中から、ほんの少しだけ動きのあるツヨシくんを選び、のうぜんかずらの花と一緒に描きました。その絵は来年の夏頃見ていただこうと思っています。

今回のモデルは、熊本県在住のターバンくんです。何年か前の高原の個展で飼い主さんとお会いしました。

お話するうちに、今車の中で待たせているとわかり、ギャラリーの前までつれて来ていただきました。あまりの可愛さにたくさん写真をとらせてもらいました。

その後ターバンくんは首のヘルニアで大変だったようですが、今はそれも治り元気にしているとおたよりをいただきました。

高原に咲いていたコスモスを思い出しながらこの絵を描きました。

 

執筆年

2013年

収録・公開

「ターバンくんとコスモス」(No. 62:2013年9月23日)

最終更新日: 2019年 1月 4日 11:25 AM   カテゴリー: , 絵画,
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