私の絵画館47:ショー子ちゃんと黄色いダリヤ
絵のモデルは福岡県在住だったショー子ちゃんです。
その飼い主さんである獣医さんが、長年相方がお送りしていたポストカードの原画を見たいと、昨年秋、個展をしている大分県飯田高原にいらして下さいました。ゆっくり絵を見ていただき、たくさんお話もお聞きしました。★ 続きは題をクリック ↑
詳しくは→「2012年個展報告」
動物病院を開業されているといろいろなことがあるようで。ある時、風邪で顔はグシャグシャ、足もひきずって今にも死にそうな子猫がむこうから歩いてきたそうです。窓の内側からそのままいくと歩道だよと見守っていると、病院の前で突然方向を変え、病院へ続くスロープをヨタヨタ登ってきてドアの前でそのままへたりこんでしまったとか。
結局、前足はピーンと延びたままですが、今も病院でとても元気に暮らしているそうです。
何故か病院のドアの前でバタリ、というのは猫だけでなく、傷ついた野鳥がバサッと倒れこんだこともあるそうです。もちろん手厚い看護を受けたその鳥は、数日後元気に飛びたっていったということでした。
まだ獣医さんになりたてだった頃に飼われていたショー子ちゃんは、獣医としての様々な経験・勉強をさせてもらったとても大切な、そして賢い子でしたとお聞きしました。
絵を描き上げて、画像をお送りすると、<ショー子が生き返りこちらを見てくれているようで>と喜んで下さいました。また病院の看護師さんも<ショー子!!鳥肌立ちました!!>と言って下さったとか。
顔はこの写真、体はこちらの写真で。そして特徴のあるシッポはこれで、と三枚のお写真を参考に描く作業は、なかなか大変でしたが、こんなに喜んで下さり、苦労もいっぺんに吹きとんでしまいました。
この時お会いした後、宮崎でしていただいていたように、動物病院でカード等を飾って、販売もして下さっています。
相方とは獣医学科におられた時からですが、ほんとうに不思議なご縁のおかげだと思います。
執筆年
2013年
収録・公開
→「ショー子ちゃんと黄色いダリヤ」(No. 63:2013年10月25日)
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