June 30, 2015(高島諒、帰国後の報告です)


日常生活に関しては、あちらの学生やinternational affair の方々の計らいで不自由なく過ごせました。(シャワーがお湯でないのと、ゴキブリがいっぱいいたのが、少し辛かったですが。。)
 
実習に関しては、毎日が非常にimpressiveでした。
まず、スタッフ全員が非常に英語が流暢でありました。ときにタイ人の英語は訛りがきつくまったく聞き取れないこともしばしばでしたが、非常に流暢で驚きました。
外傷外科では日本でみることのない下肢切断や銃創をたくさん見ることもでき、偶然にも滞在期間中に爆破テロがありました。その事件の患者は見れなかったが、別の爆破テロの患者の手術などみることができ、大変感動しました。爆弾テロなどは一か月に一回のペースくらいだそうです。日本の交通事故による骨折などメインの外傷とは一味違った。30床のうち10床は下肢切断の患者で非常に驚きました。原因はほとんどバイク事故で外傷外科の患者の多くがバイク事故が原因でタイの生活文化に相関したものだと感じました。
また、ドイツからの留学生とも一緒にいて、日本とドイツの文化の違いから、医学生の生活、病院での感染対策、術式の違い、恋話まで2週間ずっと一緒にいて。それも非常に楽しかった。PSUはたくさんの、その様な他国からの留学生を受け入れており、タイ人以外の医学生とも交流できるのは素晴らしいと感じた。韓国からの学生がキャンセルしたようだったが、もし来ていれば、
さらに交流できたのかなと感じた。
ERにおいては、日本に来ていた学生も一緒に回っていて、普段女の子の話しかしていない彼がまじめな顔して仕事しているのが、感動的でもあり、面白かった。しかし、自分も女の子のお尻ばっかり追いかけるのではなく、勉強して来年に備えなければという焦りも感じた。ただ、5月は6年生がexternとして各科に数名いて、4月、別の学生が行った時のように手技をこなすことはできなかった。ただ、学生につくことが多かったので、友達の輪は広がり、毎日が非常に楽しかった。恋もした。週一回のカンファレンスで学生の発表を見ていて、レベルの高さを感じ、目指すべき目標もできました。
 
他に行って日本との違いを感じたのが学生の役割です。日本にいたときから話は聞いていたのですが、実際にみて感動しました。患者と触れ合うのがまず4年生からで、朝は6時に病院にきて、担当患者の昨夜の様子やカルテ書き、軽い包帯交換などを行っていた。ある人は夜3じに寝て、翌日5時におきるという研修医のような生活をしていた。
6年は担当患者の受け持ちも12人と4年生の4倍となり、傷のドレッシングからカルテ書き。4年の指導など完全に研修医であった。また、みんな英語が話せてびっくりしました。
今回、自分の人生を変える大きな機会を与えていただき、また手配などして頂き、誠にありがとうございます。卒業までまたどうぞよろしくお願い申し上げます。

June 28, 2015(石ア友梨)


3週目終了

3週目が終了しました。

月曜日は、UCIのmain campusに行き、student conferenceで、他のUCIの医学生に対して、presentationを行いました。来年、宮崎大学にUCIから交換留学をする学生がいるとのことだったので、私は宮崎県・宮崎の医療について話しました。他の学生は、自分が受け持った症例についてpresentationをしていて、彼らの多種多様な表現の仕方はとても興味深かったです。

火曜日の午前中は、clinicでした。その日は患者さんが少なく、時間に余裕があったので、小児科を学べるquestion cardや、teenagerの患者にするconfidential questionsの聞き方の練習をムラタ先生の指導のもと行いました。

水曜日は、1日clinicで、午前中は自分で、午後はresidentの先生につき、患者さんを診させて頂きました。やはり、resident、そしてムラタ先生の診察はとても勉強になります。

木曜日は、午前中がclinicで、私は3人の患者さんに問診・診察しました。well child checkやred bump(left arm)が主訴の症例でした。red bumpでは考えられる鑑別を外していくためにspecificに症状を聞くことが出来ました。午後は、Dr. Waffarnのお家にお招きして頂きました。

金曜日は、1日clinicでした。午前中はDMのfollow upやfeverの症例を診させて頂きました。午後は、spanishの患者さんが多く、自分では問診することは出来ませんでしたが、問診・診察に関しては、少し上達してきたかな、と感じられるようになりました。診察台に乗ると泣き出してしまう子どもがいて、その子に対して、診察させてもらえるように話をしたり、糖尿病を予防するために生活週間をどう変えていくかを話したりする等、1つ1つ出来ることが広がっていっています。

最後1週間、吸収できることをしっかり吸収したいです。

残り1週間となりました。
またご連絡致します。

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医学科6年  石崎友梨

June 27, 2015(外山直樹)3年研究室配属

医学科3年の外山です。お久しぶりです。

ソンクラに来て1週間が経とうとしています。はじめは慣れなかったタイの気候や食べ物にもだんだん慣れてきました。バンコクのタクシーでぼったくりにあったりと初の海外でトラブルはつきものでしたが、ソンクラの人たちはみんな優しくて歓迎してくれるのでとても感謝しています。
現在地域医療の実習に行っているのですが、ソンクラ周辺の様々な地域を訪れて、どのような取り組みを行っているのか、などを教えてもらっています。こちらは日本とは異なり専門医が少なく総合医が多いので、地域医療はとても充実しており、日本よりも多彩な取り組みを患者のためにしているなあと思います。とにかく、日本との違いが多すぎて毎日学ぶことだらけです。
最近は宮崎に実習に来たことがある6年生のPSUの学生にお世話になっています。彼らは毎日のように僕たちをいろんなところに連れて行ってくれるのでとても楽しいです。英語にもだんだん慣れてきて、タイに来たてのころよりもだいぶ聞き取れるようになり、話すことも苦ではなくなりました。

残りの3週間頑張りたいと思います。

June 20, 2015(石ア友梨)

3週目開始

今日から3週目がスタートしました。
早いものです。

今日は午後のカンファレンスで、UCIの学生の前でプレゼンテーションを行いました。
来年、宮大にUCIの学生が留学するみたいだと聞いたので、私は宮崎県・宮崎の医療について話しました。緊張しました!

2週目のまとめは松下君が書きました。
3週目はまた私がお送りするので、宜しくお願い致します。

またご連絡します。
昨日・一昨日とサンフランシスコに行って来ました。先生が授業でお話されていた所ですよね。

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医学科6年  石崎友梨

June 20, 2015(松下豊)

小児科組より

アーバインでの二週目の実習が終わりました。こちらでの滞在もちょうど半分が過ぎようとしていますが、ようやく実習、運転、日常生活に慣れてきたような気がします。英語は相変わらずですが、来る前の実力より3%くらい上達したかなという感じです。
実習は外来のファーストタッチをメインでしていますが、健康診断をはじめ、咳、鼻水、頭痛、喘息、鼻血、体重増加、中耳炎、月経不全など、様々な主訴の小児を見させていただいています。こちらの研修医がする内容を、アメリカの医学生は三年生からさせてもらっているということには驚きました。
残り二週で、問診や診察の質、カルテ記入の要領を向上させていきたいと思います。
ムラタ先生には本当によくしていただいています。感謝の一言に尽きます。僕達は真剣な態度で実習に臨むことで、少しでもその恩に報いたいと思います。

June 10, 2015(石ア友梨)

今週で実習第1週目が終わりました。毎日、4人程を問診、診察させて頂いており、生後3日から15歳の青年まで、幅広く診させていただいています。

身体診察時での、体の動作を伝える時など、どう言えば上手く伝わるかが、毎回考えながら、どうにか終えています。また、食事や学校制度など、日本とは異なるので、normalがどの程度なのかを掴むのが少し難しいです。例えば、ミルクの単位(fluid ounce)に関しては、即座にイメージしづらいです。

問診を取った後、ムラタ先生にプレゼンをし、また一緒に患者さんのところへ行き、説明・解説を受けています。日本ではあまり見聞きすることはないもので、アメリカ独特のものだとは思いますが、Anticipatory Guidanceというものがあり、子供が疾患にかかることをpreventすることの大切さを身に染みて感じます。

1週間終わってみて、自分に不足しているところだらけではありますが、それらの課題を一つ一つ消化していきたいと思っています。

今週末は、グランドキャニオンとラスベガスに行って来ました。グランドキャニオンまでの一面に広がるdesertや20億年前からの地層を目の前にして、言葉が出ない程感動し、ずっと見入っていました。

ラスベガスでは、ホテル・ベラージオで朝食を食べたり、stripを歩いたりと昔のアメリカの雰囲気を味わえました。

写真を添付しています。毎週火曜日の朝のカンファレンスが行われるCHOCの建物の写真もあります。この前はmeaslesについてでした。症例提示の時は現病歴にDisneylandに1週間前に行った、という記載があってCaliforniaらしく、とても面白いです。

またご連絡致します。
(グランドキャニオンに行く時に、とムラタ先生が美味しいクッキーを作って持たせて下さいました。)

医学科6年 石崎友梨

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June 8, 2015(宮本春那、帰国後の報告です)

 PSU留学 第2~4週まとめ

 タイ・PSUでの1ヶ月もあっという間に終了しました。
 第2週目以降のPSUでの日々をまとめます。
 
 第2週目

 1週目に引き続き、Family Medicineでの実習でした。2週目のクリニックでの実習においては、バイクで転倒した患者さんのドレッシングや、喘息発作の患者さんへの筋注、狂犬病ワクチンの皮下注などの処置をさせてもらいました。これらの処置は主に看護師さんがされるので、看護師さんが片言の英語とジェスチャーで一生懸命教えて下さいます。初めての筋注、皮下注で少し緊張しましたが、看護師さんの指導の元なんとか成功しました。
 また他の日には、看護師の方が通訳して下さり、自分で問診、身体所見をとり、治療方針を決め処方を出しました。日本では学生が処方を出す事は出来ませんが、タイの学生は5年生から処方を出します(必ず先生が確認してから、処方箋を出します。)私はというと、薬の名前がわからず、タイの5年生がすらすらと書けている処方が出来ず、自分自身に薬の知識が少なすぎることを実感するばかりでした。
 クリニック以外では、PSUから1時間半ほど離れた町の小さな病院で、健康教育を行うcommunity projectというものに参加しました。タイは糖尿病患者が多い上に、なかなか血糖コントロールが上手くいっていない患者さんが多く、合併症の頻度が高いです。その合併症の一つである糖尿病性壊疽を防ぐためのfoot careがテーマの健康教育でした。患者さん、地域のボランティアの方が参加し、動画や写真をみながら、日常的にどのようにケアしていけば良いかを学んでいました。この活動について先生に伺うと、時間も手間もかかりとても大変だけど、医師数の少ないタイでは特にセルフケアが大切だから、この活動をしているということでした。
 Family Medicineは、担当の先生が1人ついて下さり、クリニックでの実習や、マンツーマンでのレクチャー、home visitなど病院外で実際のタイの現状を見る事ができました。また、担当の先生に限らずFamily Medicineの先生、看護師、事務員の方、皆さんとても優しい方で、タイ料理をごちそうして頂いたり、週末の旅行先の情報を沢山教えて頂いたりしまた。これからソンクラに来る学生には、とてもおすすめの科です。

 第3・4週目

 残りの2週はERでの実習でした。ERはFamily Medicineとはうって代わり、主に6年生(タイではExternと呼びます)とResident(入局1~2年目)にお世話になりました。またERはシフト制で、morning shift(8.00~16.00) afternoon shit(16.00~24.00)night shift(24.00~8.00)の3つから自分で選べます。特にafternoon shiftは患者さんの数が多く、私も2回afternoon shiftに入りました。
 ERは担当の先生も特にいないので、自分でExternかResidentに付かないと、何もせずにただ時間が過ぎてしまいます。私はラッキーな事に、昨年宮崎に来たPSUの学生がERにいたので、最初の内はその学生に、そして色んな人の後ろを付いて回りました。
 まずERに行くと、縫合があればしたいでしょ?という風に聞かれ(きっと毎年宮大の学生が縫合したいと言ってるので、既にERスタッフも知ってました笑)、是非!とお願いしました。ただ私がERに言った5月下旬は、Externも多く、なかなか私まで回ってこないという状況でした。
ERは軽症の患者さんからCPAの患者さんまで、本当に色々な患者さんを診る事ができます。そしてそのほとんどの患者さんのfirst touchを学生であるExternが行い、Residentが最終確認をします。先生は本当に重症な場合にひょこっと現れます。日本との違いが多く、1週目は戸惑う事が多かったですが、とにかく同じ6年生が日本の研修医と同じようにテキパキと診療しているのを目の当たりにして、自分の出来なさにショックを受ける事が多かったです。けれど、これもタイの医療状況を反映した結果で、医師数が少ないタイでは医学生も戦力として必要不可欠であるのだと、次第にわかってきました。
 ERでの患者さんとのやり取りは、ExternやResidentが英語で説明してくれます。驚く事に、ほぼ全員英語が話せます。看護師も英語が話せる人が多いです。タイなまりで聞き取れないことは多々ありましたが、それでも何度も説明してくれました。感冒、交通事故での外傷、喘息発作、転倒し意識消失、抗菌薬の過剰摂取、狭心症、突然の心肺停止、機械で指の切断、糖尿病性壊疽、切迫早産、院外出産@お寺などなど(本当はもっともっとあります)、本当に多岐にわたる症例がありました。時々、Externを介して患者さんに問診したり、NGチューブを挿入したり、エコーでFASTをしたりさせてもらいました。1週目は縫合をする機会は少なかったです。しかし、多くのExternやResidentと親しくなってくると、何か処置を行うときに呼んでくれたり、面白い症例があれば声をかけてくれるようになりました。そして縫合があれば、必ず声をかけてくれて、どんどん縫合をさせてもらえるようになりました。縫合する際の患者さんへの声掛けはPSUの学生がついてくれて、サポートしてくれました。特に印象に残っているのは、4歳男児の眼瞼の縫合です。怖くて泣きじゃくり、スタッフに体を押さえられても必死で体を動かして、なかなか縫合できずに苦労しました。けれどベテラン看護師の声掛けで、男の子も大人しく我慢し、その間になんとか2針縫合することができました。私も小児への縫合、顔面の縫合と初めて尽くしで緊張しましたが、縫合が終わった後、涙を浮かべしゃっくりしながら、手を合わせて「コップンカ(タイ語でありがとう)」と言ってくれたことが、とても嬉しかったです。
 他にも、英語を話す外国人には自分たちで問診、身体所見をとり、治療方針を決めたり、初めて心臓マッサージをしたりと色々な経験ができた貴重な2週間でした。

June 10, 2015(石ア友梨)

実習第1週目は火曜日からの開始でした。初日の今日の予定は、午前中はクリニック、午後はUCI Medical Centerでした。

午前中は、クリニックにいる医学生やレジデントにつき、問診を見学させて頂きました。診察の流れるような速さや、上級医へassessmentの仕方等、全てが学ぶことばかりでした。明日は1人で患者さんに問診をとることになっています。

午後は、student conferenceといって、学生同士のグループを作り、先生やレジデントの指導を受けながら、case studyを行っていきました。これはまさに、EMPでムラタ先生から受けたレクチャーと同じスタイルで、実際はこのように行われているのだと分かり、UCIの学生の学ぶ姿勢をひしひしと肌で感じて刺激を受けました。

明日は朝からレクチャー(measles)を受け、午後までクリニックで実習です。

月曜日はお休みだったので、ディズニーランド・アナハイムに行ってきました。花火がとても綺麗で、英語を勉強しながら夢に描いていた場所に来れたこと、来させて頂けたことに胸が一杯になりました。

ムラタ先生には、お世話になっていて、アナハイムを案内していただき、coastへドライブにも連れて行って下さいました。

ここからどこまで伸ばせるか、挑戦です。頑張ります。

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June 7, 2015(石ア友梨)

無事アメリカに到着しました。
飛行機から見える景色は大きく、LAX(ロサンゼルス国際空港)の税関のところで、審査官と話した時、アメリカに着いたんだとより一層実感しました。

カリフォルニア・アナハイムの街並みは綺麗です。夕方に到着したので、車からサンセットも見れました!

アメリカでのFirst mealは、In-N-Outでした。ムラタ先生が買ってきて下さって、ご自宅でお土産をお渡しながら頂きました。

明日はレンタカーを貸りに行きます。

1ヶ月間のアメリカ生活が始まりした。今までやってきたこと、刷新できること等得られるもの全てを吸収できるよう頑張ります。

ムラタ先生との写真を添付致しました。
(場所は、ご自宅のベランダのようなお庭です。)

医学科6年 石崎友梨

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May 18, 2015(藤下幸穂)

タイでの生活一週間過ぎました。
最初の選択の科は感染症で、祝日を除いて4日間通わせていただきました。
1日の大体の流れは朝のモーニングカンファがあった後は病棟のラウンドがあります。昼はランチを食べながらカンファがあり、そして午後もラウンドでした。感染症は色々な科に患者さんがいるので自分の科の場所を持っているわけでなく、内科や治療室などこちらから出向いて歩いていきます。
感染症は抗生物質をよく使う科だからか、ラウンドの時は薬剤師の方も一緒に動向します。
患者さんがどういった経由で入院してきてどの薬を使う予定があるのかと英語で説明していただけましたが、実際に日本では何の抗生物質を使っているかを知らないことが多く戸惑うこともあります。
一般病棟は日本のように部屋はありません。パソコン(電子カルテ)があるような場所との軽い区切りはあるのですが開放的な病室です。エアコンはなくて患者のベッドの上に扇風機があります。カルバペネム耐性菌を持っている患者は一か所のブースに集めているのですが、日本と違って部屋がなくガウンも使い捨てでなく消毒して再利用すると聞きました。個室病棟は新しく部屋にはエアコンがついていました。病室の値段は大きく違うようですが、病棟の内装は受付もお洒落です。
水曜日は昨年日本にきたレジデントと偶然出会い、誘っていただけたので大学近くにあるビックモールで行う献血に同行させていただきました。献血をするには大学か、このような移動式の献血ブースで行うようです。ある階のフロアに献血ブースを作って、人がきたら、B・C型肝炎、HIVを持ってないかなど問診→血液型チェック→献血に使う道具を渡す→簡易ベッドに行って貰ってから献血→献血後のお土産として煮卵と鉄剤の配布の流れでした。金曜日の午前中は寄生虫の授業がありました。日本ではみない寄生虫もあったり、日本では寄生虫を患者として見ることがなく英語名も知らなかったので授業には苦労しました。

タイでの生活は昨年日本にきていたタイの6年生が助けてくれて凄く楽しい日々を送れています。大学から車で10〜15分ぐらいに大きいビックモールでは日本料理の店も多く、海外のショップも多かったです。日本製のシャンプーリンスも買えるぐらいで、タイ語では書かれているけどアースの蚊取り線香も売られていました。私は色々と日本から荷物を持ってきたのですが、今思えば現地調達できると思いました。
あと、私は辛い物がどちらかというと苦手で食事に不安を覚えていましたが意外と食べれるものが多く美味しいです。タイ人が連れて行ってくれる場所だからかは分かりませんが、飲み物に氷が入れられていて最初はお腹を壊さなかいと冷や冷やしていましたが今のところ大丈夫です。

May 17, 2015(宮本春那)

PSU留学 第1週目

タイに来て早いもので1週間経ちました。この1週間を簡単にまとめたいと思います。

出発?到着
福岡空港から飛行機に乗り、バンコクで乗り換えハジャイ空港に到着しました。バンコクで乗り換えをするときに、ムッとした熱気を感じ、タイに来たんだなと実感したのを覚えています。ハジャイ空港では、昨年宮崎に来てくれたメンバー(team Miyazaki)が日本国旗とタイ国旗を持って盛大にお出迎えしてくれて、その後team Miyazakiのメンバー全員でwelcome partyを開いてくれました。Team Miyazakiメンバーとは、彼らが留学に来てくれた時から頻繁に連絡をとっていましたが、これほどまで歓迎してもらい感動しました。

土曜日の夜に到着したので、日曜日はteam Miyazakiメンバーと世界で3番目に大きいと言われる鍾乳洞とラフティングに行きました。One day tripも彼らが全て考えてくれて、色々なタイ料理を教えてもらいました。

実習第1週目
月曜日から実習が始まりました。私はDepartment of Community medicineの中のFamily medicine course(以下ファミメド)を選択しました。ファミメドの午前中は大学病院外のクリニックでの診療となります。5年生や4年生の学生と一緒に学校のバスに乗って毎朝クリニックへ向かいます。そして、クリニックでは担当してくださる先生について外来を見学します。
外来を見学していて本当に多い疾患は、糖尿病、高血圧、脂質異常症の3つです。午前の診療のほとんどがこれらの疾患だったことも多々あります。外来では、カルテを診ながら患者さんとの会話を含め先生が英語で説明してくださります。時には「貧血がおこっている原因は?」や「血糖のコントロールがいまいちだけど、どういう治療をした方が良い?」などと質問されることもあります。そして間違っていたり、説明が不十分なときは先生が解説して下さります。患者さんも先生が私に英語で説明する間や、私が話する間に嫌な顔せずに待っていて下さります。タイ人はみなさん本当に優しいです。
午前の外来が終わると、学生や先生とバスで大学に戻ります。ランチタイムはファミメドでlunch meetingがあるときはご飯を用意してくれています。それ以外は一緒に回っている学生とご飯を食べています。これまで会ったPSUの学生の多くは英語をとても上手に、そして積極的に話してくれて、特に実習中に困った事はありませんでした。
午後はミニレクチャーがあったり、home visitに行きました。Home visitは理由があって病院に行く事が出来ない人のところへ往診に行く事です。膀胱痛が続いているが、市中病院での精査の予約がとれない患者さんや、とても貧しくて病院に行けない患者さんなど様々でした。その中でも、高架下の廃材置き場の様なところに住んでいる患者さんのhome visitは印象的でした。生活環境はお世辞にも良いとは言えないところで、下水環境も整っておらず、見た事もない数のハエが飛ぶ環境で暮らしていました。このときは看護師についてhome visitに行ったのですが、看護師はハエが飛んでくるのも気にせず、患者さんの手をとり、患者さんの目を見ながら、患者さんの話を聞いていました。全てタイ語での会話で、あまりゆっくり英語で説明を受ける時間はありませんでしたが、患者と医療者の関係はこうあるべきなんだろうな、と印象に残るものでした。

週末
週末はteam Miyazakiのメンバーと滝を見に行きました。が、激しいスコールにあい、全身ずぶ濡れになって帰りました。これもタイでの良い思い出です。
またPSU近くでゾウに乗れる施設があり、そこへも行ってゾウに乗りました。平日も週末もteam Miyazakiメンバーがいつもどこかに連れ出してくれて、美味しいタイ料理をたくさん食べさせてくれました。タイではたくさんのメニューを注文して、みんなでシェアして食べるのが一般的なスタイルです。そのため色々なメニューが一度に楽しめるので、私はこのスタイルがとても好きです。

1週間でも様々な経験が出来ていますが、2週目も楽しんで実習したいと思います。

May 4, 2015(石山雄大)

April 26th Saturday

Night shift明けのこの日は、お土産の買い出しに行った後にお招きいただいた先生のご自宅へ。

宮大で働いていらっしゃった先生のアメリカ時代のお知り合いで、ご主人は研究者兼経営者、奥さんの方は米国医師免許取得の病理医。

アメリカ在住、今年で30年とのこと。

すごい。

寒い日だったので、とのご配慮で鍋を用意してくださり、美味しい出汁と白米、緑茶など久しぶりの“純”日本食に舌鼓を打った。

美味しかった…! 

臨床だけでないキャリアの選択や、ビジネスとの関わり方、アメリカで臨床をやっている経験談、苦労話、注意点などいろいろなことを聞くことができた。

ここでの生活も4週目、SoCalの素晴らしい環境にいつかここにも住んでみたいと思うようになったところだったので、ものすごく刺激的かつモチベーションアップになった時間だった。

ビザやグリーンカードか…

そういうものを考えないといけない歳になったんだなぁ。

ありがとうございました!


April 27th Sunday

今日の予定は、午前中にDr. Hoonのご家族と教会のサービスに参加して、夜からのnight shift。

昨日も少し長居してしまったため、早起きが少しつらかった。

教会は自分たちが住んでいるところとは離れたところにあり、車で30-40分くらい。

大きなタイ人のコミュニティがあるようで、大多数はタイ語が母国語の人たち。

ただ、サービスは年齢層別に行われて、自分やCさんが参加した若い人向けのクラスには日系人の子孫も結構いた。

もちろんサービスは英語で。

10数年前にアメリカにいたころは何かと教会のアクティティに参加することも多かったけれど、だいぶ忘れてしまっている。

あの分厚い聖書をただ読むだけなのだろうか、なんて疑問に思うことも多かったけれど、その内容をどう解釈するかみんなで考える、というところに定期的に集まる意味があるのだとこの日は感じることができた。

アジア系の人が多かったせいかもしれないけど、日本のことにも詳しい人が多く、いつか日本に行きたい、また日本のあそこに行きたいなどと話してくれるのは嬉しかったな。

Dr. Hoon一家行きつけのタイ料理屋さんでテイクアウトをし、タピオカを食べながら帰宅。

少し仮眠をとってshiftへ参戦。

今夜は仲良くなったR3が入っていたということ、UCIの学生がいなくなったということが重なってか、それなりに診察する患者さんを当ててもらうことができた。

例のごとく診察した患者さんについて。

血尿と排尿時の痛みを主訴にした78歳男性。

途中でResidentにとって代わられたけど、フィードバックの際に「貧血の症状があるかどうか」「男性器機能の症状を聞いて、身体診察をするつもりだったかどうか」の2点をしっかり確認するよう指導された。

尿路系だけに注意がいっていたので今後の課題。

妊娠10週での性器出血と下背部痛で来院した女性。

3週間前も出血があってERに来ていたらしいけどその際は特に問題なしと診断されたという。

痛みのことを強く訴えるけど、よく話をきいていくとやっぱり一番心配なのはお腹の中の赤ちゃんのこととのこと。

ルーティンのようにUSでお腹を覗いてみたけど、小さすぎて分かることはほとんどないみたい。

心臓の鼓動は見えた”ように”思いますよ、くらいだったかな。

アルコール依存症の発作?が主訴で来院した男性。

依存は20年におよび、1日の飲酒量はひどい時でウォッカ1/2ガロン(2L弱)。

今は減らして、週に10回はAAに通っているとのことだったが…はたして...。

問診時には震えとか痛みとか混乱、不安など盛りだくさんだった。

アルコール濃度が250<(アメリカで飲酒運転にひっかかるのが<80)だったのだけど、これも生食IVで一気に下げるのも良くないらしい。

日常のベースラインを見極めなければ離脱症状が激しく出るのだとか。 

頭から首かけての痛みと吐き気で来院した、T2DM持ちの63歳男性。

手術歴を聞いた際に、weight control surgeryで脂肪を切ったと言われたのが印象的だった。

プレゼンで指摘されたのは、DM持ちということでDKAは当然疑わないといけないが、HHSとの鑑別が重要だよねとのこと。

HHSは完全に忘れてしまってるので要復習。

週末の夜、と書くとTraumaが多いように思うかもしれないが、日曜日の夜は比較的静かだ。

明日が仕事だから、というのは日本でもアメリカでも同じなのかもしれない。

ちなみに、Walk-inが最も混むのは月曜日の夜。

週末は用事があって我慢していた人たちが一気に流れ込むからだそう。

Traumaは金曜日の昼から土曜日の夜がピークかな。

明日も夜から。

日中は寝よう。


April 30th Thursday

Night shift終わりに、UCIの学生2名にメールを入れた。

来年、宮崎での実習に興味を示してくれている2人。

彼らは100%ではないものの日系人のルーツを持っていて、日本にも旅行で来たり親戚がいたりするとのこと。

今夜は彼らとの食事の予定があるのだ。

起きてしばらくは記録(先週分のブログ)を付けたり、全然すすまないパッキングに取り掛かったり。

一応めどをつけて出かける。

学生は男性と女性1人ずつ。

男性の方は190cmはありそうで圧倒された…!

2人とも日本が大好きだそうで、先祖をたどるとどちらも熊本からとのこと。

できれば4週間滞在したい!と、とても前向きな様子でこちらとしても嬉しかった。

“We’re 99.9% sure to go!” と、1年間楽しみにして頑張れるという言葉も。

調子に乗ってしゃべりすぎてしまった感があったけど、結果オーライということかな。

食事には小児科のDr. Murataも同席してくださった。

もともと彼らが宮崎のプログラムのことを知ったのもDr. Murataのおかげ。

宮崎に授業に来ていただいて、こちらでもとても良くしてくださって、本当に頭が上がりません。

彼らだけでなく、カリフォルニアであった人たちはみんな日本に好意的で、洗練されたイメージを持ってくれていた。

たしかに日本の大学からすれば、アメリカの提携校は喉から手が出るほど欲しいものではあるけれど、こちらの学生の中にも日本に来たいという気持ちをもった人はたくさんいるのではないか。
これからは毎年のように学生を受け入れることができればいいなー。

EMP学生の刺激材料としてはこの上ないだろうし。

また日本で会いましょう!

明日は11時前からadditional shiftに入って17時過ぎにDr. Hoonのご主人のレストランへ向かうことに決めた。

本当に最後の最後、いい時間を過ごせることを期待!


May 1st Friday

いつの間にか5月。

今日でER最終日。

最後に追加でいれたこの日はとても面白い経験にあふれることになった。

沢山の患者さんを診察できるよう願いながらERに向かったけど、実際にはTraumaがひっきりなしにやってくる。

その中で印象的だった2例を紹介。

腹部がえぐれて露出していると連絡が入ってきた患者さん。

18歳男性で、状況は不明だがトラックに轢かれたらしい。

腹直筋がほぼ露出し、右側の鼠蹊部が全露出、大腰筋が半分切れて大腿骨頭部は半分に切れていた。

大腿動脈は当然触れない。

この状況でもまだ意識はあり、運ばれてきたときには鎮痛されていたけど相当痛かっただろう。

RBC、FFPを流しまくって初期治療を終えるとORへ上がって行ったけど、スタッフの間でも助かるかは意見が割れていた。

右の下腿は絶望的だろうけども...。

この患者にERの総力を挙げてあたっている間にもまた別の交通外傷が運ばれてくる。

人手が足りず、Trauma Surgeryの実習を終えたばかりの4年生がE-FASTをしていた。

自信を持ってnegativeを告げる姿に圧倒される。

その後に運ばれてきたのは囚人。

刑務所内での乱闘で受傷したとのこと。

来院時は手錠+脚錠で、診察中も足錠は外されなかった。

日本でこういったことはあるのか?

聞いたことはないけど...。

自分でしっかりと診察したのは1人だけだった(Traumaが多すぎてベッドを空けるペースが追い付かない)。

左側頭痛・顔面麻痺に加え、両眼の外転ができないという高齢の男性。

当ててくれる時にすでに

「うわーLPしないといけないのかーできればしたくないよー」

とResidentが言っていたので、なかなか激しい症状なのは分かった。

神経診察はほぼフルでしなければならないし、なにより論理的に行うのがとても難しい。

ので、いつも緊張しながらベッドサイドへ向かうのだけど、今回ほどはっきりと、しかもたくさんの徴候が出ているひとは初めてだった。

本当に外転は全くできず、左の表情筋も完全麻痺。

頭痛はこめかみを中心として広がっているとのことだった。

CNY・Zがダメージを受けているのは分かったけども、じゃあ何が原因かのアセスメントには全く知識が追い付かない。

幸いこの人は紹介状ももっており、海綿静脈洞付近に瘤ができているのではないかとのこと。

ERで詳しく診るべきではないと判断され、痛みどめで様子をみながら神経内科にコンサルト。

結局どうだったのかは分からない。

この症例をプレゼンしていて、訴えや症状を並べていく自分はResidentに

「ちょっと待って、まず何が一番問題なの?」

と聞かれてしまった。

1か月間、ERというスピードが求められる場で実習してきて、「必要なことを、コンパクトに」プレゼンすることを学んできたつもり。

ただ、1か月たってもまだまだ全然できていないということを痛感する最終日。

まあ、たった4週間でできるようになる方がおかしいかもしれない。

でもきっかけとなるにはきっと十分。

こちらのResidentやAttendingが話しているのは、内容やスピードに注意しながら聞いていたつもり。

思いだしながら、日本に帰っても彼らに近づけるように練習していこう。

f:id:deaconkrispy:20150504220647j:plain(ディレクトリ uploads/2015/05 を作成できませんでした。この親ディレクトリのアクセス権はサーバーによる書き込みを許可していますか ?と表示が出て送ってくれた写真を読み込めませんでした。)
 
最後の夕食はDr. Hoonご一家と。

日本ではあまりみないタイ料理を頂きました。

April 29, 2015(石山雄大)

April 20th Monday

昨日Yosemiteから帰ってきたのはそんなに遅くはなかったのだけど、今日の朝はかなり眠かった...。

予定としては午前中のultrasound Q&A sessionだけだったのだけど、久しぶりに死にそうになるぐらい眠かった。

先週?にERで撮られたUSの画像をみながらドクターが面白いものを探すなかでこれはどこのどういうViewで、どこに問題があるかを簡単に説明していってくれるのだけど、良く見えるように前の方に座っていると音楽が流れ始め。
結構な大音量で、会話が聞こえないこともしばしば…。
必死に粘ったけど耐え切れず、途中で一度トイレに立たせてもらった。

帰ってきたらだいぶ良くなって思ったけれど、これだけ大量のUSの画像をみる機会は日本ではないかもしれない。
USは救急分野でとてもよく用いられる検査だし、こういったセッションも使い方次第なのだろうと思う。

午前中で終わったので、お昼はJ医大から来ているF君と一緒にKorean BBQ(いわゆる韓国風焼き肉)に行くことに。

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白米が何と言っても美味しかったです。

J医からはUCIに合計で4人来ているらしく、中西部をいろいろ旅行してから実習に入っているらしい。
あっちの国立公園もよさそうだよねー。
いいなー。

図書館で勉強やら事務作業をこなし。
夜はメジャー観戦に行ってきました。

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NYCとBostonで観て以来、13年?ぶり。
雰囲気が懐かしく、地元Angelsは負けたけどとても楽しかった。

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April 21st Tuesday

本日はday shift。
追加で入れてもらったので他の学生も合わせて4人で実習することになった。

男女に分かれて2人チームで動いてはいたのだけど、やはりResidentが最初に声をかけるのは現地の学生。
こちらに来てから(イギリスでもだけど)ずっと感じているのは現地学生との扱いの「差」。
これはまあ、当然のことではある。
4年生と同じことをできるから、と上の先生が言ってくれていたとしても、実際にResidentの立場からすれば英語の面でも臨床力の面でもレベルの差があるのは確か。
彼らも人間なので、より労力が少ない方に任せたいのは絶対あると思う。
これがなんか悔しくて、できる限りその差を埋めて認めてもらえるように、というのが海外実習でのモチベーションになっている気もする。

もしかしたらただ単に現地の学生の方が声をかけやすかっただけなのかもしれないけど...(笑)

しょっぱなに診た、drug addictionの既往がある20代の女の子が今日一番鮮明に記憶に残っているかな。
顔つきが今までに経験したどの人とも違っていた。
ずっと、ちょっと上の空というか…。
主訴は片耳だけ大きくなってきたできものと少しの発熱だったのだけど、できものはとりあえずドレナージ。
ただ熱の原因がいまいち分からなくて、一緒に来てる親は心配がるし、娘は(当然かもしれないけど)血液検査をものすごく嫌がるしでとても印象的な患者さんだった。

途中でその日いろいろ指示してくれていたResidentに
「次は1人で患者を診に行ってもいいか?」と聞いて
「もちろんよー。」
とは言ってもらったものの、その後すぐにお昼ご飯タイムを言い渡され。
こっちの学生と一緒に、Residency Matchの難しさとか理不尽さや、日本ではこの後どういったキャリアをいくのが普通なのかなど、医学生らしい話をしていた。

少し長めのランチを終えて戻ったものの、あまりその後はすることがなかった。
ERではTraumaがどのくらいの頻度で入ってくるかによって、Walk-inをさばける速さが変わってくる。
Traumaがばんばん来てWalk-inの人の待合室(Waiting Room)に人がたまってくると、Residentもとにかくスピード重視になって学生にかまっていられなくなるのである。
こっちの学生は卒業前の最後の休み前でとにかく早く帰りたいらしく、それも相まって自分たちも今日は少し早めに帰ることになった。

来年からの学生には、Residentの顔色をうかがうことも伝えておかないとなー(笑)

明日もday shift。


April 22nd Wednesday

今日はday shiftの日ではあるものの、UCIのメインキャンパスの方でResidentと学生合同のシミュレーションがあるということでそちらに午前中は参加。
今日の内容もACLSのような患者のアセスメントや蘇生、初期救急の対応のQ&A、心電図について。
後で聞いた話だけど、どうやら今月は循環器月間らしい。
来週もこういう内容かな。

講義の内容は本当に研修医レベル。
薬は何を使うか、から、じゃあどういった投与方法で何g投与するのかまで学生でもぽんぽん答えていく。
Residencyに入ったらすぐに即戦力として期待されている(のは日本でも同じ事情の病院はあるかもしれない)けど、これなら本当に第1日目から普通に診療できると思う。

また、UCIのメインキャンパスにあるシミュレーション施設の充実度はすごい。
少なくとも宮崎ではみたことのないものばかり。

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自分たちがみるのは救急関連の蘇生シミュレーションとかばかりではあるけれど、手術室のシミュレーション(本物の麻酔設備まである)や小児科用のセットも。
専属のスタッフがいて、教育をサポートしているようだった。

午後からはEDに戻りシフトを開始。
学生が4人ではあったのだけど、1人は朝のシミュレーションを知らずにこっちで実習していたらしい。
この彼がいつの間にかいなくなって実質3人だった。
Cさんが女の子と一緒に診察に行ったので、自分は1人で診察に回ることに。

(これを診察ノート見ながら書いているのが次の週なんで、いまいち何人みたかはっきりしないんですが…)

1人目はめまい、というか気絶?みたいな症状できた男性。
CAD、HTN、CKDなど既往が盛りだくさんの人だった。
3年目Resident(通称R3)にプレゼンしたけど、この症例での一番の教訓は、安易にsyncopeという表現を使うべきではないということ。
Syncopeという言葉は英語では広く浸透しているので患者からよく使ってくるが、実際には意識を失った時間がなければnear syncopeでしかない。
アメリカ内でも英語のレベルはさまざまなので、言葉の定義をしっかりしないと間違って受け取られてしまうのだ。

2人目は2週間前に林の中で転落したのか転げたのかでお尻あたりからかかとまでをケガしている女性で、皮膚炎がひどくなりすぎて痛みに耐えられず来院。
見るからに痛そうだった。
いろいろと抗菌薬を試してはいるみたいだけど良くならず、診察した時にはすでにIVでまた別な種類を投与中。
痛みどめも入れてたけど、果たして効いたのかな…?

この症例はシフト終わりのギリギリで当てられたので、この後に控えるDr. Murataとのディナーに間に合うか微妙なライン。
しかも、ちょうど7時頃Traumaが2件入ってきてみんなその対応へ。
帰っていたところで、申し訳ないけどプレゼンせずにResidentに引き継いで終了となった。

夜ごはんはCalifornia流の回転ずしを頂きました。

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California Rollを応用したやつが多くて、日本とは一味違う寿司を堪能。
ごちそうさまでした。
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この日のシフト中に、ドクターがリサーチのために使っていたGoogle Glass。

目線を確認しながら、エコーの指示を出せるらしい。


April 23rd Thursday

Disney’s California Adventureへ。

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楽しかったです。


April 24th Friday

午前中は昨日の遊び疲れをとることに専念して、午後からDr. Murataの小児科のClinicへ。

UCIのClinicではあるものの、Medical Centerとは少し離れたところにある。
ここの周辺は半数以上がスペイン語を母国語としている人たちで、比較的貧しいコミュニティということになるそうだ。

診療については、ERと違って定期健診などの慢性的な疾患はどのようにアメリカで診ているのかは結構興味があったけど、日本とそこまで変わらない感じ。
ただ、実習はやはりより実践的で、患者を最初に診るのはResidentもしくは学生(ここでは3年生だった)。
それを上のドクターにプレゼンして、カルテも入力したりしている。

イギリス、アメリカと実習して思うのは、より手放しで診察させられるほど学習効果は高いということ。
何もないところに道筋を作って、次々に問診の質問やどこをチェックするかを考えると系統だってやらなければならないことが分かる。
最初から正解の手順をちらつかせる指導医の時は、どうしても頭を使わなくなってしまうのだよなぁ。

その後night shiftと伝えてはいたのだけど、それならということでOutlet at Orangeで簡単にタコスをごちそうしていただいてしまった。

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来週も会えるといいわね、と言って下さったけれど、その時間を作ることができるだろうか…。

今日のnight shiftはTraumaも多くなかなか途切れない。
その中でも自分で診たり、Residentについていって一緒に診たりした患者さんも多くとても充実感のあるshiftだった。

Traumaについて。

Bike-Carの交通事故が2、3件。
神経断裂が疑われる症例も。

生後10週の女の子で、メジャーの試合のファールボールを頭に食らい泣き止まず来院。
球場が徒歩10分という立地ならでは。
来た時から「なんで10週の子供を野球の試合になんか...」と職員の顰蹙をかってたけれど、CTを取ると一部に頭蓋底骨折と、硬膜下血腫が見つかったらしく本当にかわいそうだった。

あと、この日UCIで初めてCPAからの死亡確認も経験した。
ただ、やっぱり会話が早くてしかもみんなが大声で叫ぶもんだから、どういった基準で死亡と判断するのかとかは分からなかった...。

独特な経験としては、通訳を使って診察させてもらったこと。
面白かったけど、やりにくさが半端なかった。
通訳の人も、次の患者があるらしく急かしてくるし、こっちもいまいちよく分からないので長くなるし…で散々だった。

また、この後別な患者さんで、Residentが通訳電話を使うのも見学させてもらった。

これもかなり難しそうだった。

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外から見ている立場になると、英語が母国語でない自分の方が伝えたいニュアンスが分かるときもある。
けど、実際に通訳を使う立場ではそれが見えなくなってしまう。
そんな気づきもここならでは。

自分で診た人について。

糖尿病で紹介されてきたお兄さん。
肥満体系でまさい、という感じに加え、食事療法も守れていないらしい。
昨日受けた血液検査で血糖値800とかで送られてきたらしいけど…
ERでどうしろと…というのが正直な感想。

右側の激しい腹痛できたお姉さん。
20代前半ですでに2児の母。
胆石の既往があって手術まちだったけど、その間に妊娠が発覚してまでとっていないらしい。
混んでいたこともあり、うん、エコーしましょうか、という方針になった後もかなり待たされてた気がする。

やっぱ金曜日は激混みだなー。

残り正規shiftは3つ。
追加するかは分からない。
悔いの残らないように、最終週も頑張ろうー!

April 27, 2015(林英孝)

林英孝です。3週目の近況報告です。
ソンクラの日本に来ていた5年生のグループ(5月から6年生)のグループは一昨日がプレナショナルテスト、次の日曜日がナショナルテストと大事な国家試験期間にも関わらず色々と連れていってくれます。本当にありがたいです。

実習の方はERの1周目が終わり、今日から2週目です。患者の疾患は幅広く、日本では見ることのできないケースも多く勉強することができました。手技の方もタイの学生の私たち6年生くらいになると実際に多くの手技が許されているようで積極的にレジデントにお願いすれば行うことができます。1回レジデントの手技をみたら次は自分たちだけでやるんだと考えながら実習をしている状況です。

あっという間に3週間過ぎましたが残り1週間も充実した実習にしたいと思います。

それでは失礼します。
林英孝

April 23, 2015(大園千穂)

二週目が終了し、三週目が始まりした。
運転には大分慣れて来ました。

二週目が終了して感じることは、こちらの学生のレベルがとても高いということです。
学生でありながら、研修医と同等のレベルの手技を行っています。
問診、診察、エコー、排膿の手技(麻酔、切開など)まで医師の指導のもと学生が行ないます。
場合によっては他科へのコンサルテーションも学生が任されています。

ここまでできることがあるのだと感心させられます。

また患者さんに問診や、身体診察をさせていただく機会も、日本での実習より多いです。

カリフォルニアは人種のるつぼと言われるように、多種多様な国の方が診察に来られます。ほとんどの医師がスペイン語を話せますし、学生や医師の中にも、韓国、ベトナム、タイ出身の方がいらっしゃいます。

自分自身のスキルに関してですが、問診をとり、それをプレゼンすることで自分が何を除外したくて、何を確認したくて診察をしているのか、明確な意識を持っていないことに気づかされます。

自信を持って診察できず、尻込みしてしまう場面が多いのですが、こちらの学生の診察に同行させてもらったりしてたくさんの患者さんをみさせていただいています。

二週目を終えてのご報告でした。
写真も何かとれたら送らせていただきます!

大園
 

April 21, 2015(石山雄大)

April 13th Monday

昼間はけっこう寝れて一安心。
少し体が慣れてきたかな?
この夜はadditional shiftということで通常より短めの0時-7時Shift。
もともと入っていた4年生2人と一緒になり、うち1人は新しい仲間でフレンドリーなナイスガイだった!
彼らのおかげと、短めのShift、それに月曜夜の忙しいERとあいまって楽しくすごせたなー。
アメリカの4年生は実習の自由度がかなり高いらしく、2人ともUCI以外の学生。
ネットのでプログラムに申し込んで、通れば希望のところで実習してそれが単位になるらしい。
すごいな。
このShift中はtraumaはほとんど来なくて、walk-inの人をひたすらさばいてた。


ER

ER入口(walk-in用)はこんな感じ。

自分で診たのは3人。
2人目は呼吸困難のおば(あ)さん。
喉頭にできた嚢胞?の摘出術後で、嚥下訓練中。
数時間前に医療用シロップを誤嚥してから咳がとまらず、やってきたとのこと。
既往もあるし、過去にも同じ様なこと起こしてるし、まあ明らかではあった。
ただ、プレゼンの時に主訴と現病歴を混ぜて話していると、
「咳が止まらなくて困っているのか、それとも嚥下できなくて困っているのか。今日来たのはどっちが原因か分からないぞ!」
とダメ出しが。
First touchをしている以上、ドクターたちも、今聞いている情報が先入観になるという真剣さで聞いてくる。
さらに、「Wheezeがあったか?」と聞かれて「分からない、たぶんないと思った」とこたえたらみるからにWheezeがあると看護師が報告していたらしく、全然分からずショックだった。

2人目は慢性の膵臓炎もちで、腹痛の悪化が止まらず来た女性。
膵臓全摘した結果T1DMを患っているらしいが、問診中は「まあ全摘したならそうだよねー」くらいにしか思っていなかった。
日常的に3-4/10の痛みはあるらしいし、膵炎の悪化だろうと短絡的に考え、問診終了。
が、プレゼン中に
「T1DM持ちの患者が嘔吐を訴えてきた、と考えると何が一番怖いんだ?」
と聞き返され、DKAの鑑別さえ上がっていなかったことに気づく。
結果的に、血液検査でもそれらしい数値はでなかったようだけど、頭の片隅にでもあることが大事だよね。
あとでDr. Katzerが診たら、精神的疾患の素質があると判断してた。
この痛みのせいで周りにものすごい迷惑をかけている、もう死んだ方がいいと言いだしているぞ、と。
慢性的疼痛がある患者さんのこういった訴えはリスキーらしい。
へえー。
最後の男性が一番印象的だったかな。
ヘルニアの男性で見るからにそうだと分かったけど、他の鑑別も特に分からず。
痛みもひどくなさそうだし、とりあえず所見をプレゼンして「ヘルニアかなと思います」とプレゼンすると、
「ヘルニアなのは明らかでしょ(笑)。徒手的に戻せそうなの?返していいの?どう思う?」
とその先のことを求められていた。
この人に場合は痛みもそんなにないから急ぐことはない(=返してもいい)けど、近いうちに外科的な処置が必要になるかなとのことだった。
腹部の触診で真ん中だけ沈み込むほどに抵抗がなかったのは面白かったなー。
この症例をAttending(Dr. Katzer)にプレゼンしてもいいよとResidentが言ってくれたのだけど、みんな忙しすぎてDoctors Roomに帰って来ず...。
やっと帰ってきたときにはパパッとResidentがやってしまって、その後にDr. Katzerが簡単に診察したときについてはいったもののプレゼンするチャンスはなくなってしまった...。
やはりAttendingにプレゼンしてフィードバックをもらうのは学習効果も相当高い。
そのチャンスをみすみす逃したのはもったいなかったな...。
ただ、プレゼンも少しは慣れてきて、どんどんコンパクトになってきているのも感じてきている。
だからこそResidentもAttendingへのプレゼンを任せてくれたのだと思うし、今後ももっと信頼していろいろ任せてもらえるようにがんばろ。

unnamed (1)

スクラブを着て実習してます。


April 15th Wednesday

火曜朝までのnight shiftを終えて火曜はオフ。

午前中は爆睡し、昼からIrvine Spectrumというショッピングセンターに行って少し買い物してきた。

Orange Countyには本当にモールとかショッピングセンターがたくさん。
アウトレットもあるし買い物には本当困らない。
来年くるやつらも買い物しまくるんだろうなぁー。
 

水曜日は朝からER研修医向けのConferenceがあったけど、どっちかっていうとレクチャーだった。
内容は、
「Tachycardia/bradycardia/STEMI&non-STEMIの心電図の読み方とマネジメント」
「UCIでのセクシャルハラスメントの実例紹介とその防ぎ方について」
「ケースプレゼン」
の3本立てで、その後学生用に追加して
「Southern Californiaにおける毒蛇に刺された患者の対応と治療」
があった。
 
心電図のレクチャーはここの救急では本当に多くてかなり勉強になる。
けど、それに比例して読めるようになっているかと言われると...。
 
毒蛇のレクチャーもなかなか面白かった。
アメリカではガラガラヘビ(rattlesnake)の比率だ圧倒的に多く、これ用の解毒血清しか入手できないとのこと。
斧で切られて首だけになった状態でも噛みつこうとするから注意!と言って見せられたYouTubeビデオがグロかった。
日本でガラガラヘビってみることあんのかな...?
 
その後、ERとは直接関係がないものの出席必須と言われた”Art of Medicine”のレクチャーに参加。
これは日本では経験したことのないもので不思議な気持ちにはなったものの、なかなか面白かったのも事実。
有名な絵画を使って、客観的な描写からその中にいる人物の心情をみんなで考えてディスカッションしていくというもの。
こっちの学生はこういうのでも積極的に発言するんだよねー。
個人的な感想だけど、日本とは違うよなー。
 
一応、この日はday shiftだったのでERに戻りはしたのだけど、すでに2時過ぎで4時間半しか時間はなかった。
しかも忙しかったらしく、Traumaの患者さんも多く、診察できるような患者さんはなかなか入ってこない。
 
結局診察できた人はいなかったのだけど、アキレス腱断裂+(なぜか)呼吸困難でやってきたおじさんにThompson testをさせてもらったりはしたし学ぶことはあったはず!

そしてこれからnight shiftです。
明けたら、仮眠をとってYosemiteに行ってきます!


April 16th, Thursday

今週最後のnight shift。
昨日カンファレンスで一緒だった学生2人と一緒になった。
こちらの学生はすごく興味を持ってくれるし一緒に実習していて楽しいのだけど、2人分彼らが診る患者が少なくなるのかと考えたりすると何とも言えない...。
その分自分たちが学ばないとな...。
 
男子の方はUrology、女子の方はDermatologyに進むらしい。
どちらもアメリカで屈指の人気の科。
優秀!
 
4人だったというのと、やはり彼らの能力が高いので仕事が回ってくるというのが相まって今日自分が診察したのは2人だけだった。
そのかわり、というのは少し違うのかとも思うけど、非常に勉強になる2症例だった。
 
1人目は力んだ時からのどの違和感を訴え、脈の乱れもあって来院した年輩の女性。
脈をはかった時にECGと2倍近くズレていた...。
とびまくっていたから上手くはかれなかった、ということにしておこう。
 
今日は5時間ほどResidentがいなかったので、この患者さんはAttendingに直接プレゼンした。
実際にプレゼンするのは初めてのAttendingではあったけど、
「乾燥してた?どこを診たんだ、皮膚?それで客観的な評価ができるのか?」
から始まり、
「不整脈の鑑別は具体的に何があるんだ?」
「このECG(アメリカではEKGと呼ばれている)から分かることは?Sinusなのか?」
「A- fibの患者のマネジメントはまずどうするんだ?待ってて良いのか?本当に?」
とガンガン聞いてきて、なかなか自信をもって答えることができなかった。
 
患者さんを(特にfirst touchで)診察するプロセスは楽しいと思うのだけど、とった情報から適切なA/Pがたてられなければ素人がやっているのと同じ。
自分の知識不足と、それを応用させる能力の足りなさにこの2か月間さらされ続けている。
 
この患者さんはCa blockerで落ち着いたらしいけど、心臓にステントも入っているし入院となった。

2人目は15歳の女の子。
右眼をソフトボールで強打して、強い痛みと視野のぼやけなどで他院から紹介されてきた。
見た目はそこまで充血してるようにも見えなかったけど、対光反射は完全に遅れていた。
今まで神経診察はけっこうやってきたけど、こんなに反応が片眼だけ鈍いのは初めてだった。
異常に目が行き過ぎて思いつかなかったけど、Residentに「瞳孔散大の点眼を前医でしてないか聞いたか?」と指摘されてしまった(この人は点眼はしていなかった、つまり医原性ではなかった)。
 
視力はそんなに落ちているわけではなかったけど、当然眼科に紹介。
健側からに当てた時も十分に縮瞳していたわけではなかったので筋肉(括約筋/散大筋)に障害があるのかとも思ったけど、どうなのだろう。
 
この時すでに午前2時半。
一緒に来ていた両親ともども疲れ切っている様子だった。
だけどこれがアメリカのER。
 
こちらの学生は、心電図に現れているW派のようなものに原因が必ずあるはずと食い下がって過去の診療録までひっぱり出して心疾患の既往歴を突き止めてみたり。
Attendingから帰宅前の最後の診察を任されてみたり。
ほんとにチームの一員として診療に参加している。
自分の大学だし勝手は分かるのかもしれないけど、UCIの学生は他大学からの学生よりデキる、というのが正直な感想かな。
 
寝て、6時間のドライブの末に現在Yosemiteまで来ております。
早起きしてsunriseをみてきます。

April 17, 2015(林英孝)

こんにちは。医学科6年の林英孝です。
近況報告です。1回目は医学部のGmailに送ったのですが届いていましたでしょうか?
今日でfamily medicineの実習を終えました。
先生方はとても親切で色々なことを毎日勉強できました。午前中は外のプライマリーケアユニットでの外来を見学しました。患者は住んでいる国が違うだけに生活習慣も異なり毎日驚きです。問診・身体所見を取り先生に発表しアセスメント、プランを一緒に考えることもありました。意見を求められるので医学知識と自分の考えを持たなければなりません。時には縫合もさせていただきました。
home visitでは日本では見たことのないくらいの貧困そうに行く機会があり色々と考えさせられました。
振り替えると2週間あっという間でタイの友達も多くでき楽しく充実した実習をしています。
来週からはERなので気を引きしめていきたいと思います。
それではまたご連絡致します。

April 13, 2015(大園千穂)

大園です。

カリフォルニアにつき、1週間が過ぎました。やっとこちらの生活に慣れてきたところです。一番の心配は運転ですが、今のところ事故なくやっております。
ホームステイ先のDr.Hoonのお宅には、ご主人のDavid,お子さんのNate,そしてご主人のご両親がいらっしゃいます。みんなとてもよくしてくださいます。
特に、料理が上手で、いつもとてもおいしいタイ料理を頂いております。

こちらの学生のER実習は、基本2週間にナイトシフト3回、デイシフト(7am-7pm)3回を行うようです。

今日4月12日日曜日はナイトシフト(7pm-7am)です。

今まで行った実習は4月6日(月);ナイトシフト、4月7日(水);デイシフト、4月8日(木);デイシフトです。

7日にはERのDr.Katzerに、10日の金曜日に、Murata先生に夕食をごちそうになりました。
今回も小児科の実習も組ませていただけたらと思っています。

言葉の壁と、医学知識の壁があり、実習は易しくはありませんが、自分にできることをやらせてもらい学んでいきたいと思っております。

またご連絡差し上げます。 

July 11, 2013(水元ひとみ)

July 11th

I'm sorry I didn't send e-mail yesterday.
Last night,we prepared for today's reflection until about 3.a.m...
 
Today,each of us went to different place. 
Ayaka and Marie and I went to community,but to different place.
Akane went to surgical ward.
 
 
I went to village to give community people presentation.
This presentaion was to make a project for solving their health problem.
In Japan,nursing students give hearth education for community people.
But in Thailand,students make a project in addition to health education.
1;give presentation about their problems that students think for community people 
2;discuss with community people about what the worst problem is.
3;decide the leader of this project
 
I'm sorry I don't know exactly about this project....
Maybe it is said that project by students is to promote community people's awareness of health.
And Marie said that students make a plan of this project's budget.
 
 
And in this evening,we had reflection time for teachers and students.
We were very nervous,but it finished!
We are very happy now.
 
By the way,I went to surgical ward yesterday.
In this ward,I heard many English medical words.
I thought it was good for me to have studied Chapter1 and Chapter 5. 
 
Tomorrow is our last day!
We will do our best.
 
Hitomi Mizumoto
 

July 9, 2013(水元ひとみ)

July 9th

Ms. Yagi,Ms.Ono and I went to the primary care unit.
Ms. Ota went to emergency ward.
 
The Primary care unit is the first medical institution.
It is like small clinic in Japan.
Out patients come to this unit.  Then,if the patient has serious illness,he or she has to go to secondary hospital.
I thought this medical system is the same in Japanese one.
 
Nurses in PCU has a rolls as community nurse,home visiting nurse and nurse in clinic.
SO,they are required nursing experience at some hospital.
 
In this evening,Dr. Quanteer took us to Japanese restaurant and shopping.
In this Japanese restaurant,there are syabusyabu and sushi.
But,ingredients of syabusyabu is rotated like kaitensushi in Japan,not sushi.
 

July 2, 2013(水元ひとみ)

July 5th 6th 7th

July 5th
 
We went to different place.
Ms. Ono and Ms. Yagi and I went to community department.
 
I joined conferrence with forth grade students and teachers.
The students will have conference with community health nurse and leader of village and someone next week.

After our practice finished,we joined welcom party.
Many students came to this party,so we were glad.
We introduced about Japan,Miyazaki prefecture,Miyazaki university,and traditional clothes "Yukata".
And we danced "OTEMOYAN-SANBA" with Thailand students.
 
July 6th

We went to sightseeing around songkra.
There are shoppingmall near songkla university.
We bought our souvenirs there.
 
And when we came back to dormitry, electricity in Ms. Ono and my room didn't get to work.
But there weren't ccaretaker in dorm because today was weekend.
So our room is still dark....
Fortunately,Ms.Yagi brings a flashlight and our thailand friend lend me desk light.
We recommend that when next students will come to PSU,they should bring a flash light. 
 
July 7th

We went to play a kayak.  
Ms.Yagi couldn't play due to her condition.
I have played rafting three times(twice in Japan,once in Phuket).
But kayak was my first time.
About 30 students played it with us.
They had more energy than us...
 
After we came back to dorm,we did housworks and ate dinner in dorm.
And we're preparing to give teacher presentation of our reflection and evaluation on Thursday.
 
Erectrisity in Ms. Ono and my room don't still work...
 

July 4, 2013(水元ひとみ)

Our third day in PSU

Today,Ms.Ono and I went to the primary school.  Ms.Yagi went to other primary school,and Ms.Ota went to Trauma ward.
 
Some fourth year students in PSU have went to practice at the primary school.
So we looked at their practice.
They took some examination for primary school children.  For example,eye,height,weight,physical condition(color of nail,how to walk,teeth,skin condition,lice of head and so on).
I was surprised that nursing students took these examination!
In Japan,nursing students only observe or do some nursing skill with nurse or teacher.
In Thailand,nursigng education is more practical than Japan.
 
Health problems of children in Thailand are teeth(No.1),head lice(No.2),skin trouble?(No.3),obesity(No.4).
Teacher said to us that western style food like Macdnald and KFC is increasing and obesity problem is getting to be serious problems.  
Actually,we saw some obese children(So big....we couldn't believe she was first grade primary school student).
There are the same problems in Japan,too.
But teacher said that there are few child abuse or bullying problem.
It is difficult thing between in Japan and Thailand.
 
About vaccine,I was surprised that infant get hepatitic vaccine.
In Japan,hepatitic vaccine is for medical worker like docotor or nurse,etc.  
And medical and nursing students have to get this vaccine before they start to practice.
I wondered why infant get this vaccine.  But I missed to ask for teacher...  
 
At the evening,some students took us to fresh market. 
There were many stores.  We enjoyed them and ate Thaifood.
 
Tomorrow,we're going to have discussion with master course students!
We're nervous and so sleepy....
 
Good night!
 
Hitomi Mizumoto
 

July 3, 2013(水元ひとみ)

Good evening.
 
Our second day in Thailand just finished.
We are very tired....
Today,we went to university and nursing faculty tour.
And this evening,Thailand students took us to sports center?(students can play some sports there) and we played Budminton.   In there,volley ball competition was held.   1st grade students of all faculties matched this competition.  And there were many surporters.
After that,some master course students took us to the dinner at PSU restaulant(←?).
And market was held at near sports center on every Tuesday.
There were many clothes and shoes and cosmetic.
 
All students and teachers in PSU are so kind.
And many students come to meet us.
 
I wrote daily report.
About our today's tour,please read this report.
Sorry my poor English...
 
Take care

Daily report                        Jul  2th 
 
name(   Hitomi Mizumoto )    

Practice object
・To know the structure of University and the educational system in Nursing faculty
・To learn the differences and similarities between Thailand and Japanese educational system for nursing.

Schedule
9:00-12:00 University and Faculty tour
12:00-13:00 lunch
13:00-16:00  Visit NLRC

 My learning through today’s practice
 The master course students introduced about Prince of Songkla university and their nursing faculty this morning.  There are 15 faculties.  We observed from the car or entered some faculty’s buildings.  The students in PSU have to wear uniform.  And there are different color ties depend on each faculties.
 We were introduced about PSU hospital. Most wards are open space except Intensive care unit and cardiac ward.  Outpatients ward usually open until 4p.m on Monday to Friday and a.m on Saturday and Sunday.  In Japan,most hospital are closed on Sunday.  With opening hospital on weekend,this university hospital works as a main role hospital in Hat-yai.
 After that,we were introduced new big library.  This library was constructed,and all faculty students can use it.  There are OPAC system as well as Miyazaki university,so students can search journal and book.  
 Before Lunch,Dr.Quantar explained our schedule of this practice.  There are 6 universities that they have faculty of Nursing in Thailand,and some private universities and colleges.  There are 200 students each grades.  There are about 200 students of master course and doctor course.  And there are about 100 teachers of this faculty.  There are 7 departments of nursing faculty.  For example,pediatric,psychiatric,material etc.  
 At this afternoon,we were introduced about NLRC.  Nursing students can practice nursing skill like CPR,suction in there.  And they can borrow nursing tool like stetoscope and practice nursing skill at their dormitory.  In Japanese university,there are few student who lives in dormitory.  I understood that living in dormitory helps nursing students in PSU to raise their nursing skill.  The doll to practice for students has tracheotomy to practice suction with it.  I have never seen the type of doll.  I understood that the students can practice more nursing skill than Japanese university.
 After university and faculty tour,we went to sports center.  Students can play some sports even though they don’t join club activity.  I thought that this system helps for students to raise up their health consciousness. 
My assessment
 About nursing education,I understood that students can acquire more nursing skill than Japanese university.  In Japan,there are few students in master and doctor course.  In Thailand,there are satisfied master and doctor course to learn nursing professionally.  

Hitomi Mizumoto 
 

July 2, 2013(水元ひとみ)

We just arrived at a domitory of PSU.
When we arrived at Hat-Yai airport, 6~7 students already came to the airport.
And they took us to the restaurant.  
We ate Thaifood. (トムヤムクン、パッタイetc)
They are very kind.
 
Our nursing practice is starting tomorrow!

Hitomi Mizumoto
 

July 1, 2013(山下真貴子)

最終週の報告をします。

火曜はクリニックでした。この日は午前中だけだったので、午後は田代くんとお土産を買いに行きました。

水曜は夜までの実習で疲れましたが、この日が最後ということで、たくさん一人で見させてもらいました。チェックアップが午前中は多かったです。この日は今年度からUCIの医学部に入学する学生も見学実習していて、私のファーストタッチにも同席してくれました。チェックアップのことについて、彼に少しは教えることができて、嬉しかったです。夜のシフトは感染症ばかりでした。簡単そうに思われた目やにが主訴の四ヶ月の女児一つとっても、学ぶことがたくさんありました。

木曜日は午後から数時間、救急に行って、私の全ての実習が終了しました。救急では、子宮破裂の際のカイザーで起きた尿管損傷のため、チューブを入れている女性が、腹部痛を主訴に来院され、そのファーストタッチをさせてもらったのですが、最初あからさまに私の質問に嫌な顔をされて、救急での実習の難しさを感じました。痛みで苦しんでいるところに、私のような外人に対して、再度、病状の説明をしなければいけないことに不快だったようです。通常、看護師がおおまかな問診をして、その後、医学生がいれば医学生が問診し、レジデントにプレゼンし、さらにアテンディングに報告して皆で患者を一緒に見るという流れです。ただし、救急には医学生がいないことも多く、その場合は看護師→レジデント→アテンディングとなります。救急は小児科外来のように健康で来院する人がおらず、むしろ凄まじい痛みを持ってくる人が殆どです。また、医学生はいても四年生であることが基本で、彼らは問診も身体診察もとても慣れています。救急の実習は、こうした事実もあり、なかなか難しいというのが私の印象です。ただ、今回のこの女性に限っては、10歳前後の娘が同伴しており、小児科のクリニックで子供に配っているシールを私はたまたまポケットにしのばせていたので、それを娘にあげると、親子共々喜んでくれ、母親の機嫌も良くなり、問診もきちんと取らせてもらえ、本当に助かりました。夜はムラタ先生に景色の良い素敵なレストランに連れてってもらい最後の晩餐を楽しみました。

金曜はお昼頃に、ムラタ先生の姪のニコールとその従姉妹のケイティーに空港まで送ってもらい、無事に帰国できました。

あっという間の四週間でしたが、本当に快適に楽しく過ごさせていただきました。このクリクラ実現のためにEMPを含め、たくさんの準備に関わってくださった先生方、学生支援課の皆様に心より感謝いたします。

山下真貴子

June 26, 2013(山下真貴子)

土曜日は昼からビーチに行った後、レジデント卒業生のフォーマルパーティに行きました。

日曜日はワインティスティングに連れて行ってもらい、私は救急へ。11pm-7amのシフトでした。2人の患者さんのファーストタッチをさせてもらいました。

月曜日は午後から、ムラタ先生の授業とブラウン先生の授業でした。とてもわかりやすくて、ほぼ消化出来たと思います。ムラタ先生の輸液の所は、初めて聞く話で、計算の仕方が勉強になりました。

火曜日はクリニックでした。夜はムラタ先生と田代くんとショッピングに行き、ご飯に行きました。

水曜日も丸一日クリニックで、夜まででした。この日は合計で三人を私1人で見せてもらいました。だいぶ慣れてきたように思います。遅めの夜ご飯をムラタ先生と田代くんで食べに行きました。

木曜日は私は友達とホエールクルーズに行きましたが、鯨は残念ながら見れませんでした。夕方帰宅し、田代くんとムラタ先生とディズニーランドダウンタウンに行って、ご飯とショッピングに行きました。

金曜日は一日クリニックでした。夜ご飯はベトナム料理屋にムラタ先生と田代くんで行きました。

土曜日はムラタ先生のご親戚のパーティに呼ばれていて、持っていくお好み焼きを作り終えた所で力尽きて、泣く泣くパーティに行くのをキャンセルしました。本当はこの日の朝、私はLAに住む友達を訪ねる予定だったのですが、これもキャンセルでした。

日曜日は、体調がまだ万全ではありませんでしたが、サンデイェゴに、ムラタ先生の姪のニコールとその従姉妹のケイティーとムラタ先生、田代くんで行きました。サンデイェゴ動物園に行きました。楽しかったです。夜ご飯を五人で食べた後、ムラタ先生がとって下さったホテルに四人で泊まり、ムラタ先生は翌日の仕事のため、帰宅されました。

月曜日は、遅めにホテルをチェックアウトし、ビーチに行って、お昼ご飯を食べて、博物館が密集するバルボア公園というところを散策し、家に帰りました。オールドタウンというところでムラタ先生と落合い、五人でスペイン料理を食べました。
あと小児科実習は2日。救急は一日となりました。

早く体調を回復させてあと少しの滞在を楽しみたいと思います。

山下真貴子

June 16, 2013(田代和馬)

 アナハイムより、田代です。今のところ特に大きな問題なく2週目が終わりましたので、報告します。

 今週は主にnewborn nursery(NN)で勉強していました。
 NNとは主に正常分娩で生まれた新生児に対して、小児科的な初期評価を行う部門です。 
 宮崎大学のクリクラでは、新生児を扱うのは基本的にNICU(ちなみに、アメリカでは“ニキュー”と発音)のみであり、多くのmedical problemsを伴った新生児の勉強が大部分を占めていました。その為、5年次において正常分娩児の評価をほとんど経験していない僕にとって、NNでの経験は非常に新鮮でなおかつ勉強になりました。
 NNでは、レジデントの下につき、各自2,3名の新生児がassignされます。朝7時に病院に到着したら、まずは昨夜の新生児の経過を確認し、その後病棟に移動し母親の話を聞きつつ新生児の診察をします。もちろんここでもアセスメントとプランまでしっかり立てることを求められ、その後レジデントの先生にプレプレゼンを行い、今後の方針についてディスカッションします。ここまで終わるとだいたい7:40くらいで、その後はメディカルアシスタント(MA)や看護師が運んでくる新生児の身体所見をとったり、正常な発達が見られているかの確認をしたりします。レジデントの先生方はとても忙しそうなのですが、学生が暇そうにしているとすぐにワンポイントレクチャーをして下さることが多かったです(ちなみに、学生にとってNNのローテは所謂“楽な科”として認識されています)。その後女性のProf. Huntが合流し、各自プレゼンを行い最終的な方針が定められます。
 印象に残ったことを挙げますと、まず出産から退院までが非常に早いことです。前述のように日本では正常分娩を(僕は)一度も経験していないので出産から退院までの標準的な日数はよくわからないのですが、こちらではだいたい2日目には退院してしまいます。アメリカでは麻酔下出産が標準的なので、母体は結構ピンピンしていることも原因なのかもしれません。
 また、肥満の多いアメリカなので、母体糖尿病に伴うmacrosomiaや新生児高血糖/低血糖の症例に出会えたことは新鮮な体験でした。
さらに、アメリカでは生後すぐにB肝ワクチンを摂取されるのも驚きで、vaccine gapが叫ばれる日本で勉強していた自分にとっては、これも含めてワクチン制度が非常にestablishされている光景に感銘を覚えました。米国人に日本のvaccine gapやvaccine preventable diseaseの実情を少し紹介すると皆「that’s interesting」と驚いています。
 そして最後に、Dr. Huntは無茶苦茶早口でした。スラングも織り交ぜられていらしく、ついていくのに必死でした。月曜日、火曜日はかなり聞き漏れを起こしていたのですが、木曜日金曜日くらいには少しは耳が慣れてきたのが実感されました。

 また2週目は、先週のようにSanta anaのクリニックでの外来実習も同時に行なっていたのですが、こちらは前回紹介したようなことがメインなので、今回は省略します。

 残り2週は主にSanta anaのクリニックでひたすら外来実習ということですが、ルーチンワークにだいぶ慣れてきたので、ギアを挙げて取り組もうと考えています。

June 16, 2013(山下真貴子)

 月曜日から新生児病棟でした。初日は主に見学とスコアの付け方を学び、終わりました。この日は割礼も見れました。OHSUでは家庭医が行っていましたが、ここでは産科医がやっていました。手技も道具も当たり前ですが、殆ど同じでした。

 火曜日は、私たち学生も担当の新生児を最低一人ずつ持ち、カンファレンス(といっても七人ですが)でプレゼンしました。カンファレンスの前に看護師が記録した前日の状態を把握し、母親に問診と新生児の身体診察をして準備します。カンファレンスでは、ポイントとなる数値などが書かれた紙が全員に配られるので、担当新生児の理解を十分していれば、特にスクリプトなどを用意する必要もないな、と思って私は臨んだのですが、三年生のミシェルがちゃんと新生児の数値やヒストリーなど全てをまとめているのを見て、せめて私は外人なんだから明日はスクリプトに近いものを作るくらいまでして、万全で臨もうと反省しました。お昼はお昼ご飯付きレクチャーでした。
 
 水曜日は朝ご飯付きレクチャー形式のカンファレンスの後、新生児病棟に行きました。スクリプトを作ったので、プレゼンは結構上手くいきました。この後、アナハイムのクリニックに行って、九時まで診療しました。久しぶりのクリニックで楽しみにしていたので、あっという間に過ぎてしまいました。11歳の女の子の健診と風邪症状の兄妹でした。兄の方がひょっとしてクループ症候群かなあと思ったら当たりで、すぐにその場でステロイドを飲ませるという診療にびっくりしました。この日はマクドナルド先生という三年目のレジデントが卒業されて最後の日だったので、むらた先生のケーキ始め、ナースたちもメキシカン料理を作ってきており、医局には食べ物が溢れていました。

 木曜日も朝から新生児病棟でした。新しい新生児2人の担当でしたが、プレゼンは一度スクリプトを自分で作っておくとだいたいできるようになるもので、問題なくおわりました。午後はレクチャーで症例問題をグループで話し合って発表するというものでした。日本の医学生はこちらの学生より医学知識がないという先入観の下、たいして私は成績が良い訳でもないので劣等感の塊で、このクリクラに来ましたが、この症例検討の中で、現実には私が知っていることを知らない学生もいたことがわかりました。確かに彼らはとても優秀で薬のことを良く知っていますが、話をしていて、医学知識のあまり大きなギャップには気づきません。

 金曜日は新生児病棟の最終日。私の担当新生児の身体診察をしていたら、看護学生で実習中の人とたまたま話すことになり、身体診察でこれを見たのはなぜ?とか、何を見るためにそれをしたのか?ということを聞かれ、習いたての知識でたどたどしく説明し、とても良いレビューになったことは間違いありません。新生児病棟では、カンファレンスのプレゼンの他に、新生児に関連したトピックを毎日誰かが発表するのですが、この日は我々日本人が黄疸について発表しました。まあまあ上手くいったと思います。最後に日本のせんべいを配って喜ばれました。この私の報告が今後海外に留学する人に読まれることを願って、書きますが、外国に行く時には、誰に助けてもらったり、お世話になるかわからないので、ちょっとした安い日本のお菓子をたくさん持っていって、いざという時にお礼にあげることを、ご存知かもしれないとは思いますが、是非知っておいてほしいと思います。午後は、またクリニックでした。四ヶ月の子を見ることもでき、新生児で学んだことがいきたなと思います。6時からは私は救急に行きました。とても期待して楽しみにしていたので、あまり重篤な患者さんが来なかったので残念でした。トラウマを特に見たかったので、交通外傷の救急車来院にとても期待しましたが、意識清明で顔面の派手な出血以外特に問題ありませんでした。金曜日の夜ということもあり、ガンショットやオーバードーズ、ドラッグアディクトがバンバンくるのだろうと予想してたのですが、腹痛、胸痛、火傷といったたいして日本と大差ない疾患が全てでした。日曜日のシフトに期待します。この日は12時に終わりました。1人で夜中に運転するのは大変でしょう、というむらた先生の優しさでクリニック後はERに送ってもらい、帰りはKatzer先生がパーキングがそもそも大変だろうし、夜中は混んでないから送り迎えは全く構わないという、お二人の温かいお言葉に甘え、大変恐縮して送り迎えをしてもらってしまいました。本当にありがたいです。今回の救急の見学にしても、もちろん、小児科でのクリクラも、まわりの皆さんのおかげで、私は自分のやりたいことがやらせてもらえていることに心から感謝しています。

 今まで、読む人にバイアスをかけたくなかったので日々の出来事だけを報告して来ましたが、今回は少しアメリカについて思う所を書いて見ようかと思います。

 レクチャー形式のカンファレンスは基本的にご飯付きなのが当たり前です。そもそも、アメリカという国は、食べ物が本当にそこらじゅうにあります。そして残ったもの、あるいはお腹いっぱいで食べれなかったもの、美味しくなくて食べたくなかったものを、彼らは何の躊躇もなく捨てます。勿論、ゴミは、プラスチックも生ゴミも燃えないごみなども全て、分別は一切しません。毎回アメリカに来てこれは思うことなのですが、まさにもったいないという概念が彼らには全くないのです。日本人、少なくとも私は、食べ物は、確かにお金を出して買うものですが、お金に換算されるものではない特別なもので、作った人に申し訳ないとか、満足に食べられない人がいることを考えれば、食べ物を捨てるのは腐った時だけだと思っています。でもこれは文化として日本人の心に染み付いたものであり、アメリカ人には一生わからないと思います。これは日本人であることを誇りに思うことの一つです。日本なら例えば、きっとカンファレンスくる人の人数を確認した上で食べ物を用意して、余れば誰かが持って帰ると思います。でもアメリカでは食べ物は紙や鉛筆とかそういう消耗品のような感覚です。私の、あるアメリカ人の友達に言わせれば、食べ物を必要以上に買うことは、もったいないのではなくて、waste of your moneyだというのだから悲しくなります。
また、礼儀という概念も殆どないといえるかもしれません。相手を慮って行動を慎むとか、姿勢を正さないと相手の気分を害するだろうとか、そんな日本人の機微は彼らには絶対に理解できないことです。
 一方で、私が外人として実習をさせていただいている中で、ここの皆さんにとても受け入れてもらえていると感じるのはアメリカだからこそなのだと思います。というより、外人だからどうせ分からないだろうと言った先入観が彼らにはないことがアメリカの素晴らしいところです。新三年生は実習が始まったばかりなのは、前回の報告でお伝えした通りですが、私の方が数日クリニックで実習している期間が長いというだけで、このカルテの書き方はどうすればいいの?とか、プレゼンは誰にするの?とか、彼らが疑問に思うことがあれば、私が外人であろうともお構いなしに、何でも聞いてきます。新生児病棟でのカンファレンスのプレゼンも彼ら学生にとっては、初めての経験でしたが、プレゼン前にこれで良いのかな〜?と私みたいな外人に確認してきます。日本では、外人をよそ者として扱いがちなので、こんなことは絶対起きないと思います。

 最後に、今回小児科外来の実習であったことに大変感謝しています。はじめは小児科に興味もなく、どうなることかと思いましたが、現実には、小児科だからこそここまでの充実したクリクラができているのだと思います。というのは、まず子供の英語は簡潔でわかりやすいので問診に苦労がないこと、また、健診で来る子供が多いので、はっきりと受け答えができるので意思疎通に問題がないからです。ERにしても相手は大人が大半ですし(しかもERは特にクレイジーな人ばかり)、確かにOHSUの家庭医療科を思い出せば、精神疾患をお持ちの方が多く、高齢者であれば慢性疾患のフォローのために病院を訪れますので、一筋縄ではいかなかったという記憶があります。

 以上報告いたしました。

 山下真貴子

June 11, 2013(山下真貴子)

 月曜日はコンピュータクラスで、患者さんのチャートの見方や書き込み方を数時間をかけて教えていただきました。私はその後、今年uciを卒業したばかりのライアンにロングビーチ連れて行ってもらい、ビーチを散策し、その後、バーでUCIのレジデントの方々に遭遇したので、しばらく時間を過ごしました。夜からは彼の同級生たちの家飲みに参加しました。卒業し、研修で遠くに行ってしまう人との最後の会うチャンスだったようで、とても盛り上がっていました。15人くらいの人が来ていて、いろんな話を聞けて私も楽しかったです。アジア人が大半で、この地域の特殊性を感じました。

 火曜日は、クリニック初日でした。小児科をローテーションしている三年生2人、レジデント三人、むらた先生が、この日の午前中の担当でしたが、彼らが診察するのを見学という形で午前中が過ぎました。私は四年生の時に、オレゴンのOHSUでローテーションしたことがあったので、そこまで驚きもなく、クリニック見学を楽しませていただきました。三年生も1週間前に年度が始まったばっかりのようで、まだ不慣れのようでしたので、少し安心しました。問診の仕方などを見せていただき、とても勉強になりました。また、今年度からこのクリニックにもチャート入力にコンピュータが導入され、むらた先生はじめ、先生方もコンピュータには不慣れのようでした。午後は三年生の授業に行きました。児童虐待についてで、とても興味深く、そして先生のプレゼンもわかりやすかったです。日本では躾が虐待の言い訳になるが、アメリカではどうするのか、という質問をしたのですが、そもそも子どもに手をあげた時点で虐待だということを言われ、児童虐待についてとてもセンシティブだと感じました。授業の後半はグループワークで実際の症例について話し合いました。どんな治療をするかまでアセスメントを考え、それを発表した後に、先生が関連したトピックについてレクチャーをするという流れで、とても美しい授業でした。

 水曜はクリニックで実際に患者さんのファーストタッチをさせていただきました。はじめの患者さんは軽い自閉症やADHDがあった8歳男児の健康診断でしたが、意思疎通もでき、身体診察まで自分でやらせてもらいました。先生に対して問診や身体診察の結果のショートプレゼンもしました。やはり、患者とコミュニケーションを取るのが一番楽しいです。その他は、むらた先生と一緒に三ヶ月検診に来た子供の正常反射を確認したり、身体診察のやり方を教わりました。この日の午前中は主に、健康診断でくる子供がメインで、かなり突っ込んだ問診などを時間をかけてゆっくりしました。栄養、学校、社会関係、家族など、親や本人に話を聞くのはとても楽しかったです。午後は、救急のKatzer先生にお会いし、救急科を簡単に見せていただき、その後今年度でレジデントを卒業される先生方のプレゼンを聞きました。ERでは、早速、精神病患者によって割られた窓ガラスが散らばっていました。14日から見学させていただける救急のローテーションが楽しみでなりません。レジデントの先生方の発表はそれぞれ研修時代のリサーチの結果をプレゼンしており、ある人は、「救急レジデントによる救急の研修と耳鼻科などの救急以外のレジデントによる救急の研修のクオリティの違い」を発表し、それに対しいろいろな先生方が突っ込んでいて、盛り上がっていました。その後私は、Schultz教授とKoenig教授にお会いし、お話をさせていただく機会を得ました。災害医療に興味があり、この分野で著名な両教授に貴重なお話をうかがうため、Kazter先生がこの時間を私のためにアレンジして下さいました。とても感謝しております。このミーティングの後、サウジアラビアからのハイレベルな医師の方々とUCIのディーンや教育部長を含む、UCI救急部の先生方で、サウジアラビアの医師を災害に特化したUCI救急のfellowshipに派遣するための協議が行われました。ハイレベルな方々がミーティングをされる中、大変恐縮ながら私たち日本人も同席させていただきました。ビザの話やレジデント及びフェローシップのポジション獲得のお話などとても実務的な話が多く、我々外国人にとってとても参考になりました。サウジアラビアからUCIに対してお金を払って派遣を行い、UCIは彼らを受け入れることでより豊かなプログラムであることを示せるというお互いwinwinの関係であるのにもかかわらず、サウジアラビアの先生方の交渉力は目を見張るものがありました。自国の研修医や医師を何としても派遣させたいという気概をとても感じました。その後またクリニックに戻って、九時半まで診療がありました。この時間帯は、流石に風邪などの何らかの症状があって来院する人が多く、感染症について勉強になりました。

 木曜日は完全にフリーで、私は、宮崎にも来たビアンカと月曜に遊んでもらった、UCI卒業したてのライアンとアーリアの四人でカタリーナアイランドに行きました。ボートで三四十分のところで、行きにはイルカも見れて、アイランドはハワイのようで、ハイキングをしたり、ビーチで楽しみました。夜は、むらた先生とUCIで落ち合い、家で田代くん、むらた先生、むらた先生の甥のクリスとチャイニーズをいただきました。

 金曜日は、クリニックでした。三年生のレベッカと一緒に問診や診察をさせていただき、彼女から問診のコツなどたくさん学びました。一人で生後三週目の子供の問診や身体診察のチャンスもいただき、カルテも埋めなくてはいけなかったので、三年生のデイビットやレジデントのキャサリンに手伝っていただき、書き方を教わりました。問診でも聞くポイントがあって、こちらの学生はその点、よくトレーニングされていると思いました。午前中は、レディ先生というアテンデイングの先生もいらっしゃったのですが、患者についてのショートプレゼン後には、予防接種について覚えやすく、説明して下さり、学生もレジデントも感動していました。この日の午前中は割と時間があったので、レディ先生は皆にミニレクチャーもしてくれました。子供の身長や体重、頭囲の覚えておくポイントととなる数字を整理して教えてくれました。私が分からないことに関しての質問には丁寧に答えて下さり、ありがたかったです。また渡米直前に詰め込んで言った小児科の知識がここで綺麗に整理できて良かったです。彼女の話は実に整理されていて、覚えるべきポイントがはっきりしていて本当に分かり易く、感動的でした。
 午後で一番印象的だったのは15歳の男性でした。スポーツをするための健康診断が必要だっただけなのですが、かなり詳細な問診や身体診察、心電図、血液検査、接種漏れの予防接種など、とても時間がかかりました。この日は6時くらいには終わったので、田代くんとメインキャンパスの本屋に行きました。ケーシーを日本から持ってきたのですが、ここはどこに行っても馬鹿みたいにエアコンがガンガンかかっているので、半袖では、正直きついです。どこへ行っても寒くて、寒過ぎて常に頭痛がするという状態です。この日、念願の長袖の白衣を手にいれたので、これからはもう少しクリニックでは快適に過ごせそうです。

 土曜日は夕方からKazter先生のご家族と親戚と我々日本人でコリアンBBQに行きました。その後、屋外の無料の映画に行きました。子供向けのもので楽しかったですが、屋外は本当に寒くて仕方なかったです。

 日曜日は、ディズニーランドにむらた先生の甥のクリスと行きました。途中でむらた先生も合流し、夜の花火まで楽しみました。日本のディズニーランドにくらべると、意外と人が少なくてそこまで並ぶことなく、ストレスがありませんでした。UCIは本当にディズニーランドに近く、フロリダのディズニーワールドに比べれば小さいものの、全米から人がやってくるようです。アーバインにせっかく来るのなら、ディズニーランドは絶対行くべきだと思いました。とても楽しかったです。

 月曜はnew born nurseryで、午前中で終わりました。健康な生後間もない子供を見る機会はなかなかないので、とても勉強になりました。私も一人子供を自分で受け持たせていただき、明日朝プレゼンします。楽しみです。

June 10, 2013(田代和馬)

アナハイムより田代和馬です。
渡米して一週間が経ちました。先週はjet lagや新しい環境に慣れるのにエネルギーの大部分を使っていたので、レポートを書ききる余力が残りきれていませんでした。
さて、先週土曜日、ロサンゼルス国際空港の到着口にてMurata先生は溢れんばかりの笑顔で、機内で一睡も出来なかった僕を迎え入れてくれました(機内は修学旅行生と一緒でした)。
その後ロサンゼルス近郊に住むMurata先生のお母様のご自宅にお招き下さり、自己紹介やその他雑談を暫くしました。Murata先生は日系3世であり日本語を全く話せませんが、お母様は不自由なく日本語をお使いになり、書道まで嗜まれておりました。夜は近所の日本食料理屋さんで夕食を御馳走になりました。日本食の〆、ということで感慨深く食べさせて頂きましたが、和の心を忘れない米国の日本料理に舌鼓を打ちました。
日曜日は一日遅れてアナハイム入りした山下さんと合流し、現地で使うプリペイド式携帯電話を購入したり、ちょっとした日用品の買い物をしたりしました。こちらのプリペイド式携帯電話はとても安く、LG社のAndroid端末に30日のfree talk, message, data分の料金を併せて合計$120ほどです。電話とメッセージのみであれば、全部で$30?$40で十分間に合います。
月曜日は、医学部のメインキャンパスにて電子カルテの使い方を習いました。講師はとてもenergeticな女性で、2時間とても早口で説明を受けました。宮崎大学附属病院の電子カルテと比べてシステムとしての完成度が非常に高い印象を受け、具体的には、カルテをクリックしていくだけで自動的にreview of systemが完成し、また、年齢や性別、既往歴と言った基礎データから当該患者に勧められるワクチンの詳細が表示されます。「このシステムに浸っていたら頭を使わなくなるなあ」というのが率直な感想でした。なお、膨大な電子カルテの操作方法をわずか2時間で覚えきる事は常人には不可能であることは言うまでもないでしょう。
火曜日からはSanta anaのクリニックにて実習が開始されました。医学生は基本的に外来患者のファーストタッチを全て任せられ、SOAP形式のmedical recordの記入を要求されます。その後詰所に戻り指導医にプレゼンし、フィードバックをもらい、その後指導医とともに診察するという、日本でも僅かな施設でしか見られないきちんとした外来実習が行われています。小児科で実習しているので、定期健診のこともあれば、medical problemを引っさげて来院される患者の診察の大きく分けて二通りを経験しています。
個人的には前者に於いて苦労しています。日常的な身の回りのことについて非常に幅広く質問しなければならないので、英語力不足を痛感します。一方、後者の場合C/CにもとづいてOPQRST FAMLEを聴取していくという、よりclosed questionを投げかけていけるので負担は少ないです。とは言え、至らない英語で患者を困惑させてしまうことも少なくなく、いくら保険の関係とはいえ、どこの馬の骨とも分からない東洋人に対して嫌な顔をせずに診察に付き合って下さる患者さんには感謝しています。日本の場合に置き換えると、よくわからない国籍の医学生が「ッド、ッドウモコンニチワ、、、」とかいって入ってきたらその後は不満たらたらでしょう。
こちらでは医学部3年になったばかりの医学生と一緒に実習に励んでいますが、彼らは概して物事をよく知っています。これはやはりUSMLESTEP1を終えていることが大きいのではないでしょうか。この試験は先日僕も体験しましたが、
日本のCBTとは比較にならないほどの勉強量を要求されます。under graduate時代や医学部1,2年生時に学んだ基礎医学の知識と臨床知識を有機的に結びつかせながら医学を考える能力が高い(高そう)という点では、多くの日本人医学生とは異なるなあと感じています。
また、宮崎と大きく異る点として(言い難いですが)、殆どの上級医が非常にeducativeであるということです。ちょっとでも時間があれば、そこら中のホワイトボードを利用してmini lectureを提供してくださいます。ありがちな主訴からどういう疾患をrule outしなければならないか、Kawasaki diseaseの症状や診断・治療、新生児?小児の発達のmile stoneについてなど、どのテーマも非常にためになります。何より実臨床の場で学ぶので記憶に残りやすいです。
日本での初期研修医1,2年目がやる仕事はこちらでは医学部3,4年生がしていることとオーバーラップしていることが多いように感じています。医学生は卒前実習において豊富な臨床経験を積むので、インターン1年目のレジデントは概して非常に落ち着きながらより具体的な診療に主体的にあたっています。これも宮崎の光景とは大きく異なることのように感じられました。

乱文になりましたが、以上のようなことを感じながら実習をしておりました。
アメリカと日本で医療システムが大きく異なるので、どっちの教育がより優れるとは簡単には語れませんが、少なくとも僕はここでとても活き活きとして自習に励めているように感じています。
Murata先生には、アメリカに来たのだからもう少し遊んでも、、、というようなアドバイスを頂いたりしますが、やはりこちらに来た最大の目標は勉強のためなので、感謝の気持と好奇心を持って残り3週間精一杯学ばせていただきたいと思います(後輩たちとシェアするためのclinical caseも貪欲に集めています)。

今回は初めてのレポートだったので、アナハイムの観光情報をお伝えするのもどうかと思い、実習内容について書かせて頂きましたが、今後はちょこちょここの辺りの風景についてもレポートしたいと思います。

May 24-31, 2013(原藤優佳)

2013年5月24日
今日はバンコクに向けて旅立ちました。バンコクでは王宮やその周辺の寺院を見学し、タイ式マッサージを受けました。2013年5月25日今日は私1人で日本人向けのアユタヤツアーに参加しました。参加者は皆タイに縁のある人達で、昔のタイと今のタイについてや、現地での生活などについて色々な人と話を聞かせていただけて、タイのことをより深く知れた気がします。世界の中の日本人はどういった存在なのだろうと考える機会にもなりました。

2013年5月26日今日はバンコクでお買い物をしてソンクラに戻りました。2

013年5月27日
Today, all day long I was in the outpatient department of oncology. Today I saw patients with NSGCT, esophageal carcinoma, squamous cell carcinoma of unknown origin, breast cancer, lung cancer, medulloblastoma, adenocarcinoma of  Vater ampulla, glottic cancer, yolk sac tumor, retroperitoneal leiomyosarcoma, sebaceous carcinoma, lingual cancer, osteosarcoma. I learned how to manage the patient with advanced cancer. I came to be able to calculate absolute neutrophil count, body surface area and creatinine clearance. I knew that there are many crinical trial. Thanks to the trial, some patient can take molecular target drug. For example, I refered to Marianne study. Dr. Arunee said the selection of patients is all based on the criteria from pharmaceutical company and it’s efficacious. Moreover, I think Thai people have stronger relation with their family. Because always patients come with their relative and I have never seen caregivers.  

2013年5月28日
I have only 4 days left. Again today, I joined the morning round. In oncology department, they don’t have any fixed ward. So we have to walk around every ward. There are roughly 3 wards,which are 2 general wards for females and males and a private ward. General ward is quite simple and has many patients. And private ward is remarkably clean and devided into each private rooms. In the round, I learnd about antibiotics, drainage, and saline from Dr.Pom. The name of medication is one of my weak points and this is the good chance to learn. So after my duty, I studied about the madication that I had seen today. Then, I went to OPD(outpatient department) and stayed with Dr. Arunee. I saw cases of GIST, testicular seminoma, osteosarcoma, CUP(carcinoma unknown primary), PNET, colon cancer, nasopharyngeal carcinoma, germ cell tumor. I asked Dr. Arunee about caregiver and she told me that of coarse some patients come with caregiver but she always request patients and their family to come together. The situation seems to be same as Japan. I also learned how to deal with adverse effects.
Then I went to pathology department. I observed Dr.Cheep cut specimens. I talked with him about the difference in pathology between PSU and Miyazaki univeisity.

2013年5月29日
In today’s round, I saw the patients with maxillary cancer, retropenitoneal spindle cell carcinoma, colon cancer, anaplastic astrocytoma, Ewing sarcoma and pancreatic cancer. I learned how to deal with persistent pleural effusion, the way to use analgesic, the differential diagnosis of GI bleeding or indication of G-CSF. I got to know the importance of logical thinking. Besides, I saw a wealthy patient who had been to Singapore for medical treatment. These past few weeks, I found there are some problems with health disparity or education gap. Some doctors said there is a medical insurance system that covers the whole nation. However it doesn’t seem to be enough. After the round, Dr. Arunee took me to her office and I took the examination with Dr. Pom. This was a post-test for medical oncology residents. It was difficult for me to select the appropriate treatment and I felt frustrated. I have to study harder. This was the last day I could see Dr. Arunee during this stay because she had to go to America for a conference. I really respect her. I want to be a doctor who have international activity like her.
After the farewell, I went to Pathology department. Dr. Jam gave me a new slide glass. I diagnosed it as glioblastoma and it was a typical one. Dr. Jam game me detailed instructions on the slide.

2013年5月30日
This morning, I attended radiology-oncology tumor conference. The conference was hold in Thai language. So I couldn’t listen what they were talking about but Dr. Pom told me about that. So it doesn’t matter. If there are some foreigners in conference, I will try to speak in English. The cases today they took up were the patients with leiomyosarcoma, metastatic lymphoadenopathy, asymptomatic primary mucinous appendical tumor, esophageal carcinoma.primary bronchogenic carcinoma. The points at issue were evaluation of curative effect, what the new nodule in Lung is, whether there are metastasis or not, whether chemotherapy can be done. After the conference, the morning round started. In the ward, I saw the patient with glioblastoma. He was the patient whose specimen I had diagnosed yesterday. While I had mixed emotions, it is important to see slide glass linking with the patients. In addition to this case, I saw the other patients with double cancer and gastric carcinoma. After the round, I asked some queations about yesterday’s examination. The another proffessor and Dr. Pom tought me.
In the afternoon, I went to the book store that is open once a year. Many medical books were sold for low price. I got three medical books. Then, I went to see slide glasses. The cases were a compromised host presenting with chronic diarrhoea and a patient with hepatocellular carcinoma presenting with stomach mass. I hope I will diagnose until tommorow evening. And I heard that there are 20-30 cases of autopsy in PSU pathology and Muslims don’t permit autopsy.

2013年5月31日
Finally today was the last day. I can’t believe. I went the morning rounds as usual with Dr. Pom. I saw the patients who I had seen also yesterday. A lady seemed to be angry and sad. Dr. Pom stood close to the patient and was listening her complaint. I couldn’t understand why she was crying but I just felt in my heart. Afterwards he told me. She was sending her daughter money for her school expenses, however, she spended on illigal drugs (partical change).  
After the round, I took part in the internal medicine conference. Today’s case was a patient presenting with weakness of the limbs. The conference was perfomed in Thai. Dr. Pom taught me details, so I could learn a lot. I learned how to make differential diagnosis or about dermatomyositis. After the conference, following him, I went to the OPD of internal medicine and observed. Today’s cases were essential hypertension, general seizure, UTI and spastic quadriphagia, trigger finger, Graves disease, chronic AF, hyperthyroidism, HIV(?), COPD, and so on. I learned about preference of antibiotics for UTI, side effect of dilantin, how to use warfarin or medications for COPD. I could see many chronic cases. I could read medical sheets because he carefully translated Thai into English. After the OPD, he answered my questions about the exam. He is really gentle and smart. I deeply appreciate him.
In the afternoon, I went to department of pathology and Dr. Jam explained the cases to me. I could detect CMV infection but I didn’t notice there were also Histoplasma. And another slide was chemotherapy induced reactive ulcer. Thanks to Dr. Jam and pathology department members, I could see the patients from two points of view. I would like to practice harder and harder. I’d like to see patient or prepared slide, understanding the pathophysiology.                                YUUKA HARATOU

May 29, June 1, 2013(平山果歩)

29日(水)
今日もモーニングシフトでした。日本人がいることに慣れてきたのか、患者の問診を取っているところに行くと教えてくれるようになりました。しかし、縫合が必要な例は指の開放骨折の1例だけでした。今日は痙攣や失神が多かったように思います。あと、sepsis shockを見ました。プロトコールに従った治療がなされていました。
今日の昼は、友達がお薦めしていた、パンにココナッツアイスをサンドして食べるということをしてみました。確かに美味しかったのでお薦めです。
今夜は働いている友達が食事に連れて行ってくれるので楽しみです。


6月1日(土)
今日、日本へ向けて出発します。PSUの先生方や友達、接してくれた全ての方が親切で本当に楽しくタイでの生活を送る事が出来ました。あっという間の1ヶ月でした。それと同時に、自分の知識の無さも自覚したのでこれから意識を変えて勉強していこうと思います。
最後になりましたが、玉田先生、横山先生、南部先生、ゲスト先生、ホワイト先生、本部先生、脇元さん、本当にありがとうございました。とても貴重な経験が出来ました。

May 16-20, 2013(張由絹彦)

16/05/2013 Thur.
Today we had a morning shift from 8:00am, and we saw some interesting cases. One of the most interesting case was the 81 y. o. woman complaining of drowsiness and decreased level of consciousness, who was diagnosed as meningioma after we took CT. because of the limited resources doctors in Thai don’t order CT scan as easily as Japanese doctors. They take history and physical examination, and only in the case they recognize the need to take CT from the information they get, they order CT. I don’t know which is better or not, but I suppose Thai way is much closer to the base of medicine than Japanese. At least, it’s a good practice for med students to think of the symptoms where we need to consider of CT scan. All Thai students take history and PE very carefully and think of deferential diagnosis using their own brains. I think we, Japanese med students, should learn from them, because we easily rely on labo data. About another good point about ER in PSU, all staffs including professors, nurses, residents and students, are in a very good mood. It is so maybe because they are all young (ER department in PSU is quite new, started in 2007, so all the staffs are quite young), but I like the friendly and warm atmosphere very much. 

In the evening, we had dinner with Aing aing, who came to Miyazaki university last year, and her friends. We had a pleasant night with them, chatting and laughing a lot. Because I was rotating pediatric with her last year, it made me recall many memories. We made a promise to meet again sometime before we go back to Japan.


17/05/2013 Fri.
Today was the last day in ER. We didn’t have any big cases, but we finally had chances to suture twice! Actually, it was my first time to suture on conscious trauma patients, and I was really nervous. But my Thai friend in ER kindly guided and taught us the way during the procedure, so it became good practice.
And it was sad that I had to say good bye to many friends and teachers in ER. They were so nice and friendly to us all the time, even if they are so busy. We gave them Japanese souvenirs as presents.
In the evening, Dr. Pingo, who is the NICU doctor, took us and 2 PSU students to Songkla for the dinner and sightseeing. After a short visit at the mountain (I forgot its name) and taking pictures with huge Buddha, Dr. Pingo drove for more than 1 hour to Songkla. We had a nice meal at nice seafood restaurant, and then they took us to the weekend market. It was really big, kind of festival if I can say, and held in every Friday, Saturday and Sunday. We loved Songkla night very much, thanks to Dr. Pingo and our friends. 

18/05/2013 Sat.- 19/05/2013 Sun.
I can’t believe how fool I am, but I got a cold in Thai. High fever, pharyngitis and minimal nasal discharge, but no cough, sputum, rash or diarrhea. Because my body temperature went up to higher than 39℃, my friends suspected Dengue fever for a while, but it was ruled out.
Thus, in this weekend I was just staying in bed and struggling with fever. But so many people worried about me and helped me, including Kaho and Yuuka, who took care of me in the same room, and our Thai friends, who visited me at the dorm with some cakes and foods. I was really thankful to everyone, and touched by their warmth.


20/05/2013 Mon.
Surprisingly, I’ve recovered! The condition was not perfect though, I was very relieved that I could join the practice on the first day in pediatric. I’m going to spend 2 weeks in private ward on the 7th floor, which consists of patients without complications or compromised condition. In the morning we do rounds in the ward for basically 3 times, first one with just students, externs and interns, one with the chief intern, and last one with the professor. 5th grade students and externs have their own patients, and they take a history and PE every day, then presents to the teachers. Teachers then give some advice or correction or short lectures. Though 3 rounds in the morning feel a little bit long, but I still thought this system is very educational and good for students. I think Japanese doctors in the university are very educational and eager to teach students, but I suppose here in PSU the system is made mainly for education, not for patients. I’m not sure which is better, but I found this quite interesting. Maybe it has come from Thai economic situation and shortage of doctors, because they need ready fighting power in the hospital. 
And in the pediatric ward, there was also one Korean exchange student, from Pusan University. She is really nice and fluent in English. Korea has a different medical education system, like US, 4 year med school after graduation from another college. I can say the pediatric ward is quite international at this moment.
My supervisor is Dr. Supershrine, the pediatric neurologist, 

May 16, 2013(平山果歩)

16日(木)
今日もいつも通りの午前中でした。珍しい症例としては、βthalassemiaを見ることができました。また、こちらでは寄生虫感染も多いらしく、知識として寄生虫の卵形まで覚えなければいけないそうです。
今日のmorning conferenceは抄読会でした。テーマは、緊急の気管支炎の管理についてと、幼児期や思春期におけるテレビ鑑賞が成人期早期に与える影響についてでした。配られる資料やパワーポイントは英語なので、大体わかります。リアルタイムで何を話しているのか知りたければ、近くに座っている学生に聞くと快く教えてくれます。
午後は、infectious roundに参加しました。全てのフロアのコンサルタントの為に行っているラウンドのようです。ラウンド後は、自分たち2人の為にprofessorがウイルス感染症を中心にレクチャーをしてくださいました。
今から図書館で勉強をして、今夜はダウンタウンでresidentの友達と夜ご飯を食べる予定です。初めて自分たちだけでトゥクトゥクに乗るので楽しみです。

May 27, 2013(中村仁彦)

5月27日
 ER最終週が始まりました。今日も沢山の搬送とwalk inがあり非常に勉強になりました。epilepsy, cardiac infarction, vertigo, chest pain, HTによるheadache, trauma, seizure, fever, dyspnea, upper GI hemorrhage, chemical burnなど多岐にわたる症例をみることができました。特にvertigoの鑑別が印象に残りました。あやふやな知識しかなかったため、先生の質問に的確に答えられず、やはり宿題の持ち越しはいかんなと改めて思いました。
余談ですが、こちらでは青空本屋のような感じでテキスト、参考書が売られています。日本より安いし欲しいのがあったので買って帰ります。

May 24-26, 2013(平山果歩)

24日(金)〜26日(日)
3連休だったので、チェンマイに旅行に行きました。
天気も良く、いろんなスポットへ行き、とても満喫しました。
実習も、残すところ最後の1週間となりました。1日1日を大切に、頑張ります。

May 21-23, 2013(平山果歩)

21日(火)
今日もモーニングシフトでした。相変わらず患者が多く、スタッフが忙しそうな為なかなか質問できませんでした。それでも、隙を見ては患者の主訴を教えてもらいました。あまり大きな外傷の例は来ておらず、胸痛と子どもの発熱が多いように感じました。

22日(水)
今日はナイトシフトに行きました。0時〜8時迄です。イブニングシフトとナイトシフトの引き継ぎの際は患者が多く、全て友達が説明してくれました。時間が経つにつれ、どんどん患者が減っていきました。Dr.パニータが心電図と子どもの発熱について教えてくれました。その後、あまりのやることの無さに、「家に帰って今日はもう寝て、明日来なさい。」と言われました。というわけで、2時にERを出て家で寝ました。

23日(木)
ナイトシフトの翌日は本来オフなのですが、昨日は2時に帰った為いつも通りモーニングシフトで実習でした。8時からのconferenceに参加し、その後はERに行きました。失神した子どもや足に釘の刺さった子どもが来ました。釘を抜く際、子どもの足を押さえていたのですが、終わってからハイチューをくれて嬉しかったです。

May 20-23, 2013(原藤優佳)

2013年5月20日
Today, we were assembled in the hall of red billdilng at 8:30 p.m. and Mr.Peter took us to the each of departments. Oncology outpatient clinic is situated on the first floor. The department has 2 oncologists and some residents. At the beginning, I watched that professor Arunee was seeing patients and examined them together. She is so kind that she always let me know the patients’ problem.  She is so beautiful, young and gentle.  And I could read the clinical recording because that is written in English. It is very thankful because I can’t understand what patients and the doctor are talking about. Then I stayed with a resident Dr.Pom. He is also so kind that he always teaches me and ask patients whether I can examine them. Furthermore, the patients are so kind and they allowed me to examine with nice smile. I saw a lot of patients today, for example, with carcinoma of cardia, bleast cancer, lung cancer, ependimoma, sebaceous carcinoma, recto-sigmoid cancer, malignant melanoma, pineal gland tumor, pre auricular squamous cell carcinoma and maxillary cancer. Almost all patients’ cancer are advanced, and all patients take palliative care. I saw the ascitis paracentesis and examined the patients. I noticed the patient’s expression is calmer than Japanese one.

2013年5月21日
This morning I took part in the morning round. I examined the elderly gentleman with lung cancer. I gave my findings but I missed an important finding. I regret that I couldn’t detect but it is valuable new knowledge. Then I had free time in the afternoon so I asked Dr. Pom if I could see some prepared slide. He was kind enough to take me to the department of pathology. I saw the professor and Dr. Jam and joined the gyneco-pathological conference. The proffesor and residents taught me their findings in English and I really enjoyed. After the conference, Dr. Jam let me to diagnose some slide and she taught me many things. It was very interesting.

2013年5月22日
Today, the morning round started at 7:00 a.m. At first, we visited the patients and examined. Professor Arunee and Dr.Pom always tell me about patients’ promblem and ask me about my findings. Basically all patients are terminal cancer patients. The cases today I saw were lung cancer, thymoma, Ewing sarcoma, colon cancer, gastric cancer, pancreatic cancer and skin cancer. Some patients have complications, for example, reexpansion pulmonary edema and phlebitis caused by 5-FU. I saw many patients with lung adenocarcinoma. However they don’t take any molecular target drugs. I asked my supervisors why patients are not analyzed for EGFR mutation, and they told me the drug is too expensive for Thai patients to pay and there is no support. Now I have a basic question whether the situation only rich people can take expensive medication is going to change. After the round, they took me to a restaurant and we really enjoyed lunch time. In the afternoon I paticipated in the presentation which thema was carcinoma of unknown origin. Professor Arunee translated into English for me and it was very interesting.
I finished oncology group duty and went to pathology department. I saw some slide glass for training and Dr.Jam gave me a slide glass for diagnosis. It was very difficult but interesting for me. A resident Dr.Chip ansered my questions. Today also I really enjoyed my stay in PSU. 

2013年5月23日
This morning I took part in the tumor conference. The oncologists, radiologists and a pathologist discussed the 6 cases. All of them spoke in fluent English for me. I think almost all of doctors are good at English. The cases were GIST, breast cancer, lung cancer, sarcoma, thymoma and pancreatic cancer. The main points at issue were whether a mass is metastasis or not, how tumors are affected with some treatments and where the primary carcinoma is. I learned a lot about not only reading but also how docters look at the cases on the conference. After the conference had finished, I went to the department of pathology. The professor Winyou explained the 4 nephritis cases in plain terms. At first he said that we have to see all things, I would like to keep it in  mind. After that I observed the excision and saw some preparation. In pathology department, there are 6 pathologist and 4 residents and they are also so kind that I can practice comfortably.

May 22, 2013(中村仁彦)

今日はERのナイトシフト、すなわち24時から8時までのシフトに入りました。extern=六年生1人+resident3人というメンバーで次々と搬送される患者にあたっていました。搬送理由は多岐にわたります。小児の重症熱傷、胃癌が原因と思われる下血、むち打ち、などなど。一つ一つ復習します!夜勤前に仮眠とれなかったので余計に疲れました。

ではまた

May 10-18, 2013(原藤優佳)


2013年5月10日

今日も一日中ERで沢山の救急症例を見ました。appendicitis, DVT, extra articular fracture, BPH, suicide case ( organochlorine insecticide poisoning and hanging ) and MCIなど、症例は多岐に渡っています。タイでも自殺企図で運ばれてくる患者さんは多いらしく、救急症例の20-30%くらいは自殺企図だとある先生が仰っていました。やはり心の健康は人間が生きる上で本当に大切なものだと感じました。ERでは学生が基本的に最初の診療をし、上級医に確認を取り、処置や薬の処方までやっていて、自分もやりたいと思わずにはいられません。カルテや問診がタイ語なので、どうしても不便を感じるところはありますが、タイの人はみんな優しいのでやりたいと言えば出来る範囲のことはやることができ、カルテも読んでくれます。夜は友達が綺麗なレストランに連れて行ってくれ、その後プーケット行きのバスに乗り込みました。8時間ほどかかる夜行バスで、深夜の4時半くらいにプーケットのバス停につきました。唐辛子が粘膜を傷つけたのか、大体みんなお腹の調子が悪かったので、やはり胃腸薬や下痢止めは持ち歩いて置いたほうがよさそうです。

2013年5月11日

4時半に和代さんの友達のトムさんが車でバス停まで迎えに来てくださいました。自宅に招いていただき、とても綺麗でふかふかのベッドで仮眠を取らせて頂きました。バスは物凄く揺れてやはり安眠は出来ないので、本当にありがたかったです。朝8時半にトムさんの家を出発してホテルに向かいました。ホテルもこれまたトムさんに取っていただき、とても格安で綺麗なホテルに泊まることが出来ました。その後は寺院や岬、ビーチ、セントラルマーケットとトムさんの車で色々なところに観光に行きました。夕飯は日本食が懐かしくなり、弥生軒でサーモンロールを食べました。自分はホームシックにはならないと思っても、どうしても日本食シックにはなってしまったので、梅干しなど日本食でちょっとつまめるようなものを持ってきておくと重宝すると思います。

2013年5月12日

今日は当初ピーピーアイランドにワンデートリップに行く予定でしたが、朝暴風雨でトムさんからの助言もあり、ワンデートリップは中止になりました。しかし、10時頃にはトムさんとお友達が車で迎えに来てくださり、朝ご飯、レトロ街、博物館、ビーチ、と今日もプーケット観光を楽しむことが出来ました。朝暴風雨だったにも関わらず午後には雨もすっかり上がっていました。夜ご飯は久々に4人だけでホテルのすぐ側のレストランに食べに行きました。胃を休めるためにあまり辛くないものを頼みました。

2013年5月13日

今日は久々にゆっくりと睡眠を取り、お昼前にトムさんがホテルまで迎えに来てくださいました。トムさんと一緒にお昼ごはんを取りバスに乗り込みました。今日はバスとお土産について少し書こうと思います。バスはあまりトイレ休憩が無い上、休憩時間も短く自分と友達は危うく置いていかれそうになったので、バスが停まったら超ダッシュで行くことが大切です。今回は自分たちを置いてバスが出発してしまったので、とにかく走りつつ必死にアピールをしたところ、他のバスの運転手さんが合図を送ってバスを停めてくれました。本当に冷や汗でした。また、バス停のトイレにはトイレットペーパーはなく、3バーツほどのお金を取られます。あまり綺麗とはいえませんが、そこで行くしかないので、小銭とトイレットペーパー、紙石鹸などあると重宝します。トイレットペーパーはタイの友達が携帯用のトイレットペーパーを持っていたので、そういったものをテスコで買っておくと良いと思います。また、お土産はケチらずにちょっといい物も数個買っておくといいと思います。本当に沢山の人に良くしてもらうので、自分はもう少し買っておけばと少し後悔しています。

2013年5月14日

今日は午前10時から12時までのカンファレンスに参加しました。今回の症例は先天性心疾患(VACTREL association)の小児についてでした。症例発表の後は、英語の先生がイントネーションやアクセントの置き方の指導をしてくださいました。お昼ごはんはERの先生方に誘っていただき、タイ料理のレストランに行きました。Midnight shiftの日だったので、図書館に寄り調べ物をした後寮に帰り、仮眠を取りました。しかし、時間が時間なのでああまり眠れず、夕飯を買いに一人でテスコに向かいました。テスコは大学のすぐ横にあり、寮からは歩いて10分ほどです。買い物を済ませ寮に帰ろうとしたのですが、行きに通った門が閉まっていて、一番近くの道から帰ることができませんでした。結果、別の門を探し、熱帯夜のタイを4キロほどの荷物を持って1時間も大学の柵の回りを彷徨ってしまいました。大学の回りは全て厳重に柵で囲まれており、小さい門は8時半頃には閉まってしまうそうなので注意が必要です。また、彷徨っている間、バイク、車、トラック、色々な人たちに、大丈夫?乗って行きなよ(タイ語)と親切にも声をかけて頂いたのですが、安全を考えて断りました。大学のすぐ近くとは言え、やはり女性が暗くなって出歩くのはあまり安全ではないのかもしれません。

2013年5月15日

今日は0時からERで実習でした。初めての夜勤で、この日をとても楽しみにしていました。夜勤の時間帯はドクターが2,3人、6年生が一人というシフトになっているようです。他の学生が、夜はいろいろな人が来て忙しかったよと言っていたので、忙しい夜勤を想定していたのですが、今日は4人しか患者さんが来ずとても平和な夜でした。どの患者さんも重症ではなく、diarrhea、epileptic seizure、pregnant woman suffering from abdominal pain など日常診療でよく見るcommon caseをゆっくりと学ぶことが出来ました。また、同じ夜勤帯のドクターや学生からいろいろな話を聞くことができ、また、日本の医療のことを伝えることも出来、とても楽しい夜でした。夜勤の後はやはりかなり眠たかったのですが、とても充実していました。8時20分からは国際交流のトップの先生とお会いする機会がありました。よく学び、友だちを作り、タイの分化を学んで帰ってくださいとの言葉をいただき、あと3週間、しっかりと目的を果たそうと決意を新たにしました。その後は寮に帰り、昼過ぎまで睡眠を取り、昼下がりから図書館に向かいました。今日もまた、タイの友達が夕飯に連れて行ってくれました。本当にタイの人はみんな親切です。

2013年5月16日

今日はまたday shiftだったので、朝から1日ER外来で実習しました。今日はknee painの患者さんにballotment testをし、synovial fluidを鏡検してcrystalを探す手伝いをしました。他にも、dyspnea、Fever、dengue、liver cirrhosis、MCIなど様々な症例を診ることが出来ました。まだleptospirosisやmalarial feverの患者さんは診たことがないのですが、dengue fever疑いの患者さんはほぼ毎日来ます。日本ではデング熱と習ったのですが、発音はデンギーなので覚えておくと役立ちます。また、外傷の患者さんが来た時に、X-ray filmを読んでみて、と言われるので、ABCS(alignment, bone, cartilage, soft tissue)などを頭に入れておくと良いと思います。夜は研修医(インターン1年目)のインちゃんとその友達二人がウェルカムパーティーを開いてくれました

2013年5月17日

今日はER最終日でした。外傷の患者さんが多かったので、縫合を2回することが出来ました。傷の深さの評価、洗浄、縫合などとても実践的で、患者さんの意識がある状態での縫合は初めてだったので、とてもいい経験が出来ました。今日診た症例は小児のBilateral inguinal hernia、Hospital acquired pneumonia、2週間続くFeverでAML疑いの小児、Myocardial infarctionなど多岐にわたり、沢山の症例を診ることが出来ました。ERにいると、タイ語を学んで自分で患者さんから所見を取りたいと切に感じます。今まで症状と疾患を分けずに書いてしまったので、最終日の今日に少しまとめてみたいと思います。症状としては、injury、headache、abdominal pain、diarrhea、dyspnea、knee pain、syncope、vomiting、dysuria、chest pain、fever、abdominal uterine bleeding、low back pain、vertigoなどが多かったと思います。また、ERにいて感じたことは、タイは家族のつながりがとても強く、子供が大事にされている国だということです。一人の患者さんに家族が総出で付き添っている光景をよく見ました。重症軽症にかかわらず、家族がずっとベッドの側についています。また、タイの人は人と人との距離が近く、医師も学生も看護師もとても仲が良く、常日頃から意見を交換したり、相談をしたりと、自分の意見を言うことを恐れていないようでした。夜はNICUの先生が山の上の寺院とソンクラ島に連れて行ってくださいました。ソンクラ島で夕飯を食べ、ナイトマーケットを歩きました。タイの文化にどっぷりと浸かり、とても楽しかったです。

2013年5月18日

今日はお昼から友達が滝に連れて行ってくれました。滝はジャングルの奥にあり、たどり着くまではとても険しい道程でしたが、魚と共に泳ぎ、滝の上からジャングルを見渡すという日本では出来ない経験をすることができました。2013年5月19日今日は朝からNICUの先生がソンクラ島に連れて行ってくださいました。先生の家はソンクラ島の医師が多い住宅街にあり、先生の息子さんも合流して、大きな公園、寝大仏、フェリー、猿山の頂点の寺院、ビーチ、デザートとソンクラ島を1日かけて一周観光しました。

May 20, 2013(平山果歩)

20日(月)

今日からERの実習が始まりました。患者が多く、みんな忙しそうでなかなか質問できませんでした。聞けば丁寧に教えてくれるので、自ら積極的に聞いてみるのがいいと思います。外傷もたくさん来てたし、SLEやstrokeの患者も来ました。
縫合等の手技だけでなく、鑑別診断や確定診断のために次は何を調べればいいのかを考えられるように練習しといた方がいいと思います。
モーニングシフトは、8時〜16時迄です。

May 16, 20, 2013(中村仁彦)

5月16日

今日はいつものward workの後、infectious wardの回診があり参加しました。小児感染症の先生と回診しましたが、こけて肘を怪我してcellulitisを起こした子、フォンタン手術後に感染症を起こしpalliative careをしている子などがいました。回診の目的の一つは使用する抗菌薬が正しいかどうかのコンサルです。回診の後は、この先生が特別に小児感染症で発疹を生じる疾患について講義をしてくれました。内容は果歩が書いてくれると思うので省略します。

ではまた

「5月20日

今日からERでの実習が始まりました。聞いていた通り、絶えることなく患者が運ばれてきました。MCA(バイク事故)による擦り傷、SLEが基礎にあって急にdyspneaになった女性、ovarian carcinomaが原因で腹腔穿刺が必要になった女性など症例は様々でした。途中、Bed side teachingがありもっと議論に参加したかったと反省しました。今から復習します。

ではまた

May 17-19, 2013(平山果歩)

17日(金)

昨日はダウンタウンで食事をした後、PSU近くのバーで飲みました。毎日新しい店に連れて行ってもらい、新しい料理を教えてもらって幸せです。
今日も7時30分からラウンドでした。今週は患者が少なかったようで、フリーな時間が多かったです。そのお陰で、たくさん学生と話せて良かったです。
今日は、English conferenceがありました。英語で症例についてやり取りを行うのですが、最後にネイティブの先生から正しい発音や表現を教えてもらいます。とても有意義なconferenceだと思いました。
昼ごはんは、5年生が外に連れて行ってくれました。本当に、いろんな人に良くしてもらっています。
今日は、今度宮崎に来る予定の、NICUのフェローDr.ngaoにソンクラまでdinnerに連れて行ってもらいます。楽しみです。

18日(土)、19日(日)

土曜日は、友達に滝に連れて行ってもらいました。日本では登れないようなところまで登り、とても綺麗な景色を見ることが出来ました。
日曜日は、またNICUのDr.Ngaoにソンクラの観光に連れて行ってもらいました。そして、夜は小児科で一緒だった5年生とダウンタウンで飲みました。とても楽しかったです。
次はERなので、積極的にいろんな人に話し掛けて頑張ります。

May 10-14, 2013(張由絹彦)

10/05/2013 Fri.

The last day of our first week was busy and rainy. These days we have hard rain like squall in every evening, which make it more comfortable to spend a night.
In ER, we saw some suicide cases today. One male patient came in CPA condition, because of hacking with a rubber band. After 6th grade students did cardiac massage (Actually, we did queued in the line to do cardiac massage, but didn’t have a chance.) he has recovered, but still his prognosis was not supposed to be very well, because of the possibility of cerebrohypoxia. We also had the patient with organochlorine insecticide poisoning, which was a suicidal case too. I was a little bit embarrassed because I totally forgot the treatments, though a suicide by organochlorine insecticide is quite common also in Japan. Adding to these cases, we had a young female patient with appendicitis, a male patient with ischuria due to BPH, a 1200g premature baby who was just born at GA 29weeks in her house (Surprisingly, ER doctors here do resuscitate newborns!) and etc. 
In the evening, our Thai friends took us to very nice and elegant restaurant. It had many Thai traditional decorations, so we took many pictures, even of toilets!
After finishing dinner, we set off to Phuket! Excited about 3 holidays in tropical beautiful beaches….

11/05/2013 Sat. ? 13/05/2013 Mon.

We had a great and enjoyable vacation in Phuket!
It took about 8 hours by bus from Hat-Yai to Phuket, so our arrival in Phuket was around 5 o’clock in the morning! Thom, who is a friend of Kazuyo-san and took care of us during our stay, picked us up from the bus station, and we slept for a while at her house before we went to sightseeing. After leaving baggage at the hotel and having lunch at a lovely seaside restaurant, we went to Wat Chanlong temple, which is the most famous and biggest temple in Phuket. It was the first time for me to go to Thai temple. I found it very interesting that all Buddha statues’ faces looked like Tahi people! The decoration inside was very colorful and gorgeous, with gold color in many parts.  
After that we went to Cape Phrom Thep and enjoyed great ocean view from the cape. There was a kind of altar in the center, and so many elephant dolls were placed inside. The elephant dolls varied from tiny ones to huge ones as tall as me, old one to new ones, and had many colors and shapes. According to Thom, people devote the elephant doll to the altar when they have a wish. It gave me solemn impression.
In the evening, we went to Rawai beach near the Cape. Unluckily the weather was not very nice, but we enjoyed walking on the shore. For the dinner, we had a Japanese meal at Central festival, the biggest shopping mall in Phuket. We hadn’t had Japanese food for 2 weeks, so the dinner made us relieved a little bit. 

The second day at Phuket was very windy and rainy day, so we had to give up snookering and one day trip to Phi Phi Island. Instead, Thom and her friend took us to the Romanee Street, which shows mixed culture of Thai, Chinese and Portuguese, and to the mining museum. In the evening, we enjoyed swimming and walking at Paton beach. And at night we had dinner by ourselves at the restaurant and bar nearby our hotel, having a fantastic night.

We left Phuket in Monday noon and off to Hat-Yai by bus. Arrived at 8 pm, we went back to our dorms.

14/05/2013 Tue.− 15/05/2013 Wed.

On Tuesday, we had midnight shift from 0:00am to 8:00am. In the morning, we had an English case conference, which was presenting a child case with alteration of consciousness, with VACERL abnormalities as the underlying disease. We learned about main congenital heart disorders, such as TOF and VSD, and it was a good opportunity to revise. After that, ER Professors and resident doctors took us to the restaurant outside PSU for lunch. 
At 0:00am on Wednesday, our midnight shift started. Actually, it was the first time for us to be on duty. Normally there are 1 extern, 1 intern and 1 resident in the midnight shift. I’d heard that midnight shift is quite busy with many trauma cases, so I was expecting if I had any chances to suture. But unluckily to us, luckily to Hat-Yai people, it was a very peaceful night. We had only 3-4 patients in total at the night, and all cases were mild ones, for example a baby with high fever, a female patient with urticara, a pregnant woman with abdominal pain and etc. but we enjoyed chatting all night with the residents and the extern, talking about the plan of trip to Bangkok, Japan, difference of medical education system between Thai and japan and so on. It was a good night after all though we were really sleepy in the end of shift. 

We had a day off after the midnight shift, so we slept until noon. 

May 16, 2013(平山果歩)

16日(木)
今日もいつも通りの午前中でした。珍しい症例としては、βthalassemiaを見ることができました。また、こちらでは寄生虫感染も多いらしく、知識として寄生虫の卵形まで覚えなければいけないそうです。
今日のmorning conferenceは抄読会でした。テーマは、緊急の気管支炎の管理についてと、幼児期や思春期におけるテレビ鑑賞が成人期早期に与える影響についてでした。配られる資料やパワーポイントは英語なので、大体わかります。リアルタイムで何を話しているのか知りたければ、近くに座っている学生に聞くと快く教えてくれます。
午後は、infectious roundに参加しました。全てのフロアのコンサルタントの為に行っているラウンドのようです。ラウンド後は、自分たち2人の為にprofessorがウイルス感染症を中心にレクチャーをしてくださいました。
今から図書館で勉強をして、今夜はダウンタウンでresidentの友達と夜ご飯を食べる予定です。初めて自分たちだけでトゥクトゥクに乗るので楽しみです。

May 15, 2013(中村仁彦)

5月15日

今日も朝のWard workから始まりました。血便があり、cow milk allegy, infective enteritis, Intussusceptionが鑑別にあがる乳児、asthmaの幼児が新しく入院していました。また、Dengue feverの男児にpetechiaが見られ、出血熱への進展の有無を注意深く診なければならない症例も経験しました。
午後は予定がなかったのでPSUの学生寮のジムでダイエットに励みました。その日の夕飯で消費カロリーを上回るハイカロリーの食事を摂取したことは言うまでもありません。

ではまた

May 15, 2013(平山果歩)

15日(水)

今日も7時30分からラウンドでした。昨日から韓国の女子学生が1人同じフロアに来ています。ラウンドの途中で抜けて、教授に挨拶をしに行きしました。とても優しそうな方で、勉強以外のこともしっかり学んでくださいとのお話がありました。
morning conferenceは、Anxiety disorderについてでした。昼食後はSDLだったので、タイの5、6年生が住んでいる寮のフィットネスに行って運動をしました。
今日は時間があるので、図書館で勉強をしようと思います。夜は友達がどこかへ食べに連れて行ってくれる予定です。

May 14, 2013(平山果歩)

14日(火)

小児科も2週目に入りました。午前中は先週と同じくラウンドとカンファレンスでした。午後は、15時から17時まで5年生と一緒にレクチャーを受けました。タイ語でしたが、スライドがたまに英語だったので推測してどうにかついていきました。
放課後は友達に校内を案内してもらいました。

May 14, 2013(中村仁彦)

5月14日

小児科二週目が始まりました。朝のward workではこの休日に新しく入院した、nephrotic syndrome, asthma, viral infectionが原因と考えられるmaculopapular rashの患者をみました。担当の5年生は06:30から身体所見をとったりprogress noteを書いてレジデントとのディスカッションに備えます。PSUの学生は5年生時に小児科を8週間回ります。内訳は外来が3週間、残りは各フロアをローテーションします(フロアごとにmalignancyやcommonというように分かれているのです)。昼前のmorning conferenceではDigeorge syndromeのcase studyがあり、タイ語での進行ながら友達のおかげで内容は理解できました。今から復習します。

ではまた

May 11-13, 2013(平山果歩)

11日〜13日

3連休はプーケットに行ってきました。ハジャイ?プーケット間は移動手段がバスしかなく、8時間弱掛かります。VIPとordinary がありますが、 ordinary で全く問題ないです。値段は、往復で750バーツ前後です。下痢止めは持っていた方がいいと思います。プーケットでは、かずよさんの知り合いのTomさんという方にお世話になり、ビーチやデパート、食事に連れて行ってもらいました。
リフレッシュしたので、また1週間頑張ります!

May 7-9, 2013(張由絹彦)

07/05/2014  Tue.

Today was my first day in ER. It started from 8:30 and finished at 16:00. ER in PSU is quite different from that in Miyazaki Uni. Here the main staffs consist of 6th grade students, residents and professors. The 6th grade students, called "extern", work like residents in Japan, so they take a history, do physical examination, write medical records and order medications and other examinations. Of course they have to counsel with the senior residents at every decisions, but still what they are doing is very different from what I did in Japan. 

Today me and Yuka followed after 6th grade students and saw what they were doing. Because all conversations are in Thai, the students explained us about each case. They tried to let us do some procedures, eg. suture, but didn't have a chance today. Maybe next time! ; )

In the evening, Dr. Jerrafo and Dr. Goto, who have been to Miyazaki, and Kazuyo, who is a Japanese staff at PSU, took us to the new restaurant for dinner. Nice meal, nice beer with nice music and a lot of fun. 


08/05/2013  Wed.

In the second day in ER, we had less busy day than yesterday. In the morning we saw some cases with 5th grade students, for example, traumas, agranulocytosis after chemo therapy, headache and etc. Then we had lunch with the 5th grade students at the dentist cafeteria. They taught me how to order in Thai, and I had non-spicy noodle “sen-re”. In the evening we had a lecture about pediatric emergency by Dr. Nai with 5th grade students, but all in Thai….well, we could guess what they were saying. 
After the lecture we continued observing at ER room. One of the most interesting cases in the afternoon was the male patient with muscle cramp after exercising in the hot weather. Firstly he was suspected of heat crump, but diagnosed as Vitamin B deficiency due to alcoholism after all. We also saw the patient suspected of ectopic pregnancy. Patients who come to this ER have such variety. 5th grade students were all nice and kind, and they translated and explained each case for us. 

In the evening, our friend Nee and Aill, who both came to Miyazaki last year, took us to a nice Pattai restaurant for dinner. It was our first time to ride on the Tuktuk, and we were so excited by that. The food was incredibly delicious, and some of us had 2 dishes of Pattai!! After we had ice cream for dessert, we went to the festival held in the temple near PSU. It was so interesting and fun! Almost everything was different from Japanese one. Tombs, which look like small towers, were decorated with illuminations, and there was Thai traditional performance on the stage. Many shops were selling Thai sweets, which we should have never tried in Japan, and surprisingly, one shop was selling cooked insects! Kaho and Masa tried to eat it bravely (the shop’s owner let us taste it, because our reaction was so loud.) …. You can imagine how they described the taste.
It was a fantastic night with lovely friends!


09/05/2013  Thur.

Today I’d like to talk about especially about ER, where I’m rotating now, putting aside the story about our evening activities for a while. 

We saw many interesting cases today. One of the most memorable patients was 88 y.o. woman with suffocation. She’d had stroke as the underlying disease, and because of that she had tracheotomy. When her relatives did incubation with Jackson tube, it hurt the trachea, leading to suffocation. A while after she was brought to ER, the patient had massive bleeding from the tracheotomy incision and went into hypovolemic shock, then into CPA. Doctors gave 1 cycle cardiac massage and dopamine infusion to the patient, which brought back her BP and CVP. But still, we couldn’t find bleeding site even with CT angiography and bronchoscopy, thus her prognosis was supposed to be bad.

In PSU ER, medical staffs’ attitude to the cleanliness is very different from Japanese. I have to say it’s almost unclean even if they are doing clean procedures, for example, suturing cut wounds in the head. Some doctors don’t wear white coats, and they wear non-disposal gowns when they join the procedures with a lot of bleeding. And I haven’t seen any alcohol for disinfection here yet. Actually, they seem not to care about cleanliness very much. I guess it comes from cultural and financial differences between Thai and Japan, because I think they should have some knowledge about the importance of cleanliness for disinfection from English textbooks they’re using. So now I’m trying to get used to Thai way. 
Anyway, Thai medicine I see in ER is quite different from Japanese, but has also many good points. Maybe I’ll talk about it in tomorrow’s diary.

May 9-10, 2013(平山果歩)

9日(木)

今日は、7時30分〜9時30分までservice round でした。いわゆる回診ですが、private ward は全て個室のため患者が少ないせいか、部屋に入る前に担当の学生が患者説明をしてから丁寧に親と話したり診察をしたりしていきます。今朝はdengue fever, AIHA, congenital sepsis, acute urticaria, rheumatoid arthritis, を見ることが出来ました。service round の後は11時までBedside learning でした。5年生と一緒にレクチャーを受けさせてもらいました。学生が興味のある症例を言って、その疾患について先生から学生に質問をしていく形式で説明があり、それから実際に患者を見に行き、ベッドサイドで更に解説をしていくというスタイルでした。service round の際も感じるのですが、先生やレジデントから学生自身に考えさせるような質問をし、先生が答えを教えてくれることもありますが、目の前にいる患者を見ることによってより疾患の理解が深まるし記憶に残ると思います。 Bedside learningはウチの病院にも取り入れてほしいと思いました。 Bedside learningではobesity, Prader-Willi syndrome, seizure, Menkes Kinky Hair Syndrome, VSD, Tb meningitis, を見ることが出来ました。 11時〜12時まではjournal club でした。いわゆる抄読会のことで、今日はALLに対するシスプラチンの有効性についてでした。昼食は友達にカフェテリアに連れて行ってもらいました。午後はinfectious round の予定でしたが、顔見知りの先生も学生も誰一人としておらずどうすればいいのか分からなかったので、自分たちで手技をやっているところに見に行き、今日の実習は終わりました。
夜は友達が食事に連れて行ってくれました。これが食べられればタイ料理は大丈夫と言われたので、ソムタンに挑戦しました。パイナップルサラダなのですが、美味しかったです。食後はドリンクを飲みに行きました。ヨーグルトミルキーフラッペを飲みましたが、美味しかったのでオススメです。

10日(金)

今日も7時30分から11時までservice round でした。まずは学生だけで担当患者の診察や問診に行くそうです。自分たちはそこにはついていきませんが、手の空いた学生が新患のところに連れて行ってくれました。8時頃からレジデントと学生の回診が始まります。全て回り終わった後、professor が来てまた回診が始まります。今日は新たにSLE, bilateral retinal blastoma, dengue hemorrhage fever, synovial sarcoma, cephalic palsy を見ることが出来ました。回診後、マニラット先生がdengue fever とdengue hemorrhage fever の違いについて解説してくださいました。そして、今日は11時〜12時までEnglish conference の予定でしたが、行ってみるとタイ語でやり取りがされていました。隣に座った子が英語で教えてくれたので助かりました。知らない人であっても皆快く助けてくれます。
昼は5年生に連れて行ってもらい、午後はそのまま一緒にレクチャーに連れて行ってもらいました。いくつかのグループに分けられていて、18分ごとに部屋をローテーションして実技のレクチャーが行われます。今日教わったことは、新生児の体温の測り方と熱があった場合の対処法、ルート確保、新生児の血液採取の方法(ヒールカット)、酸素マスクの使い方、新生児の布での包み方です。少人数でしかも短時間で授業を行うのは集中力も続くし、楽しく学べるので良い方法だと思いました。また、突然参加しているにもかかわらず、先生も学生も自然に受け入れてくれるので有難いです。具体的には、英語で説明してくださる先生や通訳してくれる学生がいます。
月曜日が休みのため、今日はこれから21時30分のバスに乗りプーケットに行ってきます。その前に友達が夜ご飯に連れて行ってくれるので楽しみです。

May 10, 2013(中村仁彦)

今日も07:30から、5年生だけでのward work、レジデントとのward work、professorとのward workに参加しました。あたらしくSLEとRetinoblastoma, synovial sarcomaの小児が入院していました。11:00からはカンファレンスに出席しました。レジデントが症例をあげて、先生方がその診断にかんして意見するという形式でしたが、レジデントが自分の診断に対して論理だてて説明しているのが印象的でした。
午後は5年生が誘ってくれて、乳児のOSCEに参加しました。その様子はいずれ写真で伝えるとして、楽しみました。

ではまた

May 6-9, 2013(原藤優佳)

2013年5月6日

お昼すぎにハジャイ空港に到着しました。ピーターが空港までソンクラ大学のマイクロバスで迎えに来てくださって、30−40分ほどかけてソンクラ大学へ行きました。ここ最近は午前中晴れて午後が雨の天候が続いているそうで、私たちが寮へ向かう途中に雨が降り出しました。私たちの寮は3LDKでベッドは4つ、とても広い部屋です。部屋同士は内線で通話できますが、ネットは使えません。また、トイレはやはり紙は流せないようで、手動ウォシュレットがついていました。洗った後に紙を横にあるゴミ箱に捨てます。また、大きなゴミバケツに水が張ったものがバスルームに置いてあるのですが、それは旧型の手動ウォシュレットらしく、私達は使う必要がないとのことでした。体を洗う水では無いので注意が必要です。寮に荷物を置いたあとは、バームが両替所とスーパーに連れて行ってくれました。両替は空港でし忘れたので、もし可能なら空港で両替をしたほうがレートがいいと思います。スーパーでは、水、洗剤、お風呂用品などを買いました。後で買い足せばよかったなと思ったのは、スリッパとハンガーです。夜は宮崎に来ていたPSUの6年生たちが海辺のレストランに連れて行ってくれました。とてもスパイシーで美味しかったです。蚊が多いので、虫よけと虫さされの薬は必要だなと感じました。

2013年5月7日

8時半にピーターと待ち合わせをしてERに行きました。ERでは、基本的に学生や先生の後ろについて見学をしていました。少しだけ、縫合の補助をさせてもらいました。今日診た症例は、MCI(moter cycle injury)が複数、abdominal pain caused by gastric ulcerやdyspnea、ectopic pregnancy等です。MCIを含め、半分は外傷だったと思います。10時から12時はカンファレンスに参加しました。毎週火曜日のこの時間に英語で行われており、最近の面白い症例を紹介しているようでした。今日の症例はmethemoglobinemiaの患者さんが呼吸困難を訴えて来院したというものでした。アメリカの先生が適宜英語を指導したり、学生や研修医が鑑別疾患やそう考えた理由を英語でどんどんと述べており、とてもレベルの高いカンファレンスでした。夜は、日本人の和代さんと宮大に来たことのある先生二人(DrジラフフォンとDrコト−)がディナーに連れて行ってくださいました。生演奏を聞きながら、とても楽しい時間を過ごしました。食事の後はデザートに先生方が連れて行ってくださり、タイのデザートを満喫しました。和代さんがドライアーを貸してくださり、QOLが上がりました。シャワーがなぜか冷水しか出ないので、明日は温水の出し方を誰かに相談してみようと思います。

2013年5月8日

今日は外傷の患者さんがたくさん来ました。そのほとんどがMCIで、若者や子供が多かったです。他にも、unconsciousnessで運ばれてきたvitamin B deficiencyのalcoholicの患者さんやdissemination of ovarian cancerでabdominal dropsyをきたした女性など様々な症例を診ることができました。意識障害の患者さんの神経所見をとることもできました。また、5年生のレクチャーにも参加しました。レクチャーはタイ語で行われるのですがプリントとスライドはほとんど英語なのでだいたいのことは理解出来ます。今日は小児のshockとseizureについての授業でした。夜はニーちゃんとアイちゃんがパッタイを食べに連れて行ってくれました。初めてのトゥクトゥクは、夜風が気持ちよく少しスリリングで楽しかったです。食事の後はデザートを食べ、テスコに行って必要な物を買いました。テスコは寮から歩いて10分以内くらいの場所にあり、食品、医薬品、衣類、靴、本当になんでも揃います。クロスモール清武が1つの店になった用な感じです。買い物を済ませた後は、テスコの横にある寺院で行われていた祭りを見に行きました。ステージの上ではタイの神々?が踊り、出店がたくさん立ち並び、寺院は電飾で飾られてとても華やかな雰囲気でした。友達二人が虫を炒めた出店の料理に挑戦していました。食感が芋虫そのものだそうです。また部屋のシャワーで温水が使えるようになり、更にQOLが上がりました。原因はブレーカーの上げ忘れでした。シャワールーム内に付いているので、忘れず上げれば快適にお風呂を使えます。洗濯は寮の近くにある洗濯機で行えます。5バーツ硬貨が40バーツ分必要なので、5バーツ硬貨をもらったら貯金しておくことにしました。乾燥機も1台だけあり、運が良ければ使うことができます。

2013年5月9日

今日は朝ERで引き継ぎの様子を見て、その後はカンファレンスに参加しました。学生がプレゼンテーションをしていたのですが、スライドは全て英語で、発表はタイ語で行われていました。印象的だったのは、適宜スライドの合間に学生がそこまでのスライドのクイズのようなものをはさみ、参加している学生のほとんどがそれに対して思い思いに元気よく発言していたことです。発表の最後にも、この時は何を使いますか?ABCD・・・のようなクイズがあり、皆解答していました。カンファレンスは、爆発による外傷に対してどのように対処するかというトピックで、日本では習ったことのないような知識をたくさん得ることができました。友達に聞いてみると、タイでは時たま爆発による外傷の患者さんが運ばれてくるようで、日本とは違う一面を見ることができました。その後はERに戻り1日中運ばれて来る患者さんを見ていました。今日は本当にいろいろな症例が運ばれてきて、abdominal pain caused by intrauterine infection after abortion、bronchial artery injury、Wernicke aphasia caused by brain tumor、CVA、Patent ductus arteriosus、など様々な症例を経験でき、神経診察を自分で取ることも出来ました。ERの先生方は本当に親切で、皆分からないことやりたいことがあったら声をかけてねと言ってくださり、タイ語のみで分からないことも先生や友達が教えてくれ、本当に助けられています。また、重症患者さんの処置において日本の医療の良さも感じることが出来ました。手洗い、清潔不潔、手技のミスの無さではやはり日本の医療はより安全性が高く、全ての人が厳密に手順を守って正確に処置を行なっていると感じました。しかし、まるで野戦病院のようなPSUのERにおいて、コストやスピードの面から例え望んでも、防護具を付ける、清潔不潔を区切る、アルコール消毒をするなどのことは現実的ではないのかもしれないとも考えました。機会があれば、それらのことについてどのように考えているのか聞いてみたいと思います。夜はバームとアイちゃんが野外のレストランに連れて行ってくれました。タイの料理はスパイシーで飲み物は甘くとても美味しいです。やはり野外は蚊、犬、猫など野生動物が多いので注意をする必要があります。

May 9, 2013(中村仁彦)

5月9日

今日は07:30にWardに行き、5年生が担当患者を診察するのを見学しました。だいたい4人担当しています。患者の一日の変化を主治医のように把握していました。次にレジデントとともに回診があり、その後、5年生のbed side teachingに一緒に行きました。これは、指導する先生のもと現在小児科を回っている学生が集まり、担当患者のなかでinteresting caseやclinical signをもつ患者を挙げ、幾つかのcaseをみなで診るというlectureです。今日は、obesity,Prader-will syndrome,intermittent seizure,Menkes,TB meningitisを診ました。非常に面白いlectureで、宮大でもやって欲しいと思いました。

May 8, 2013(平山果歩)

8日(水)
今日は、8時〜11時までservice round でした。新患はいませんでしたが、新たな疾患が見つかり治療方針を変える患者もいました。先ずはレジデントと学生だけで回り、全ての患者を回り終わってから再び先生と一緒に回りました。11時〜12時まではモーニングカンファレンスで、症例はレイプされた15歳の子やTb meningitis でした。レイプの件については環境についても議論されていました。
昼食は日本に来た留学生とその友達と一緒にカフェテリアで食べました。午後は自由な勉強時間だったので、NICUでBCG接種等を見せてもらいました。その後、7階に戻り新患が来ていたので6年生と一緒に問診しに行きました。VSDの術前入院だったため自覚症状は特にありませんでしたが、聴診させてもらうとVSDの雑音が聞こえました。
夜は友達にパッタイの美味しい店に連れて行ってもらいました。初めてトゥクトゥクに乗りました。食後はオススメのアイスクリーム屋に連れて行ってもらいました。

May 8, 2013(中村仁彦)

5月8日

今日は、主任レジデントと学生によるWord workから始まり、続いてProfessor も加わってWord workが行われました。回診は宮大と似ていますが、患者を担当している学生がレジデントの先生達とディスカッションしながら進行していく点が異なりました。
疾患は、デング熱、SLE、febrile fever、感染性腸炎、クループなど様々です。
午後は、6年生のNeeが紹介してくれたボーについてNICUに行きました。そこで回診についたり、ボーがBCGワクチンを打つのを見たり、新生児の末梢静脈にカテーテルを入れるのを見学しました。NICUでは、昔宮崎大学に来た先生や今年行く先生に会いました。

では今から夕飯に行ってきます。

May 6, 7, 2013(平山果歩)

6日(月)
予定通りハジャイに到着し、空港までピーターが迎えに来てくれました。
dormitory に着くと、日本へ来た留学生が日用品を買うためにスーパーへ連れて行ってくれました。夜は日本で会った懐かしいメンバーがWelcome partyを開いてくれ、ソンクラにある湖を一望出来るレストランでご馳走してもらいました。食事の後は大学近くの店でデザートを食べ、22時まで会話を楽しみました。みんな、忙しい中歓迎してくれて本当に嬉しかったです。

7日(火)
今日から実習が始まりました。マニラット先生から小児科についての説明を受け、11時からのカンファレンスに参加させてもらいました。今日はレジデントがケーススタディを行っていました。基本的にタイ語なのでついていくのは難しいですが、周りにいる学生に聞くと親切に教えてくれます。また 解説のスライドは英語で書かれていることもあるので、推測しながらどうにかついていけます。
昼ごはんは場所が分からなかったのですが、5年生が連れて行ってくれました。自分は辛いのが苦手なので、辛くないものを教えてもらって助かりました。どんどん学生が増え、大人数で楽しく食事をしました。
午後は、7階に行きました。マニラット先生からは、3-4階はgeneral 、5階はinfectious 、6階はcompromised 、7階はprivate と説明されていました。
今日は新患が2人入ってきて、早速熱帯地方に有名なデング熱を見ることが出来ました。ラウンドでは先生あるいは学生が患者情報やその場のやり取りの内容を教えてくれました。
日本では滅多に経験出来ないような疾患も多いので、2週間ですが、しっかり勉強したいと思います。
夜は、宮崎大学に来たことがあるという、(途中で切れてますが、そのままで。たま)

May 7, 2013(中村仁彦)

5月7日

今日は午前9時にPeterのオフィスに行き、携帯を受け取ったり寮のセキュリティの手続き(指紋登録)をしたりKazuyoさんにバナナをもらったりした後、果歩とPediatric departmentに向かいました。そこでDr.マニラットに会い二週間の実習の説明を受けた後、症例カンファに参加しました。レジデントの二名が司会者で、5,6年生がオーディエンス、先生方がオブザーバーの形式で進められ、内容は乳児のrecurrent dyspneaでした。内容は日本でもありそうですが、診断までの過程が異なりました。症例のこの症状について鑑別をあげ、診断のためにはどんな検査をするか、検査の結果からさらにどんな鑑別があげられるか、その機序、などなどです。診断まで当然の過程ですが、この症例で学習しようという意欲が内容の緻密さに現れていました。一見詰め込んでいますが、そこは実習生への質問や先生からの意見でカバーしていました。
また、カンファで昨年宮崎に来たNeeと再会しカンファ中でしたが旧交をあたためました。
昼ごはんは、彼女の計らいで5年生と昼ごはんを食堂で食べました。彼ら(ビン、アン、ギャム、AA、ジャッジャー…)はとても気さくで、楽しい昼ごはんになりました。
午後はround wardについて行きましたが、回診の様子はまた改めて。
夕飯は、Kazuyoさん、四年前に産科に来たDr. ダット、昨年救急に来たDr. シェパンが、素晴らしいタイ料理レストランに招いて下さいました。店のバンドもあり大いに楽しみました。改めて、これまでのPSUと宮崎大学の交流関係があるおかげで異国の地で勉強しながら楽しく過ごせるのだと思いました。

ではまた

May 6, 2013(中村仁彦)

5月6日

ハジャイ空港で四人が合流した後、迎えに来てくれたPeterが、PSUとそれぞれの寮に連れて行ってくれました。そこで昨年7月にPSUから実習に来たパムと再会し、彼が日用品の買い物に連れて行ってくれました。
夕方は、さらに11月に宮崎に来たミン、ヌクニック、アイ、ボートと合流し素敵なタイ料理レストランでウェルカムパーティーを開いてくれました。二次会もあり、寮に戻ってきたのは午後10時を過ぎになりました。
久しぶりに友に再会できた喜びと彼らがあたたかく迎えてくれた喜びで少々食べ過ぎました。

あしたから、がんばります!

早く寮に戻りたいので文面が適当になりました!

July 6(小松桃子)

 ワードファイルでどうそ。→7月6日(小松桃子)

July 4(坪井はるか)

 ワードファイルでどうそ。→7月4日(坪井はるか)

July 3(上地茉里)

 ワードファイルでどうそ。→7月3日(上地茉里)

July 2(小松桃子)

 ワードファイルでどうそ。→7月2日(小松桃子)

June 30(井樋美香)

 ワードファイルでどうそ。→6月30日(井樋美香)

June 29(坪井はるか)

 ワードファイルでどうそ。→6月29日(坪井はるか)

June 27(清田千陽)

 ワードファイルでどうそ。→6月27日(清田千陽)

June 25(井樋美香)

 ワードファイルでどうそ。→6月25日(井樋美香)

June 24(井樋美香)

 ワードファイルでどうそ。→6月24日(井樋美香)

June 23(井樋美香)

 ワードファイルでどうそ。→6月23日(井樋美香)

June 24(小松桃子)

 ワードファイルでどうそ。→6月24日(小松桃子)

June 23(小松桃子)

 ワードファイルでどうそ。→6月23日(小松桃子)

June 18-24 (小澤・吉澤)

UCIrvine実習報告第3回目(6/18〜6/24)

今週からはまたSanta AnaのUCI Family Health Center(以下、Clinic)に戻り、外来患者の問診・診察の実習です。他に、学生の講義参加(月曜午後)、OSCE(火曜)、宮崎大とのビデオカンファ(木曜)を行いました。それぞれについてご報告します。
(Clinicでの実習手順・具体的内容は、1週目のものを参考にしてください。)

<Clinicでの実習報告>
私たちも慣れてきたので処方箋を書かせていただいたり、先生へのショートプレゼン(初めに学生が問診・診察・診断した結果を、先生に報告するものです。)も本格的に行うよう、supervisorであるDr.Murataが指導してくださいました。この時に、アセスメント(評価)&プラン(今後の方針。治療や次回の来院日決定など)を自分で発表します。しなくても聞かれます(笑)。supervisor以外にも、レジデント(研修医)の先生からも、感染が何によるものなのか、それに対してこの年齢なら何を投与すべきかなど、たくさん教育的な質問をしてきます。たまに若手の先生が朝に1時間弱の簡単な講義をしてくださることもあります。(今週のテーマは乳幼児のバイタルサインでした。)

<学生の講義参加>
今週の講義では、学生が全員小児科実習のまとめとしてプレゼンをすることになっており、私たちもさせていただきました。(なお、本来は6月最終週に行うものだそうですが、今年は先生のご都合で1週間早まったそうです。
プレゼンと聞いていたのでてっきりパワーポイントでの発表かと思っていましたが、皆自分が体験した患者さんの症例について問題提起しながら発表したり手作りの紙芝居のようなもので先生たちから学んだことを見せたり、患者と医療者のかかわりについてパズルを作ってきたり、針金の人形を見せたりと、方法が非常に個性的で、パワーポイントを使用していた学生は一人もいませんでした。なお、ツールはもちろん、皆、発表のスキルもとても高いのが面白いところです。どの学生の発表も大変聞きごたえがありました。
私たちは、宮崎大学医学部付属病院の紹介と宮崎の周産期医療システム、ドクターヘリ、日本の救急車利用の問題点などについて発表しました。パワーポイントで用意していましたが、スクリーンの準備がなかったので、急遽ホワイトボードに日本地図を描いて宮崎の位置を教えたり、など突然の対応で乗り切りましたが、先週の新生児ケア科での発表と同様、やはりみなさん興味津々で聞いてくれたので楽しく発表できました。

<OSCE参加>
火曜日は、こちらのOSCE(小児科のもの)に参加させていただきました。留学生が参加するのは初めてのことらしく、またiPadを使ったテレビ電話による問診など、こちらの学生も今回が初めてというものに取り組ませていただきました。
今回のOSCEの構成は以下です。
1) シミュレーション(15分ほど)
乳児と小児のシミュレーション機械で、APGARスコア、心音、肺音のテストを行いました。宮崎では成人のシミュレーションしか使ったことがありませんでしたし、とても面白かったです。ただ、調子の悪い機械もいくつかありました。それだけ、活用されているということなのでしょうか。
2) PCでの四択問題+問診(2症例ずつ。15分×2)
各症例の問診を行う前に、PC画面で、各症例に関連した問題が4問ずつ出され、解きました。問題を解き終わると、症例のID、主訴が渡され、部屋の中に入って、面談が始まりました。なお、問題はとても実践的なものが多く、慣れない私たちにはかなり難しかったです。(輸液の量など。)
a)2日間の下痢を訴える2歳の症例(テレビ電話)
こちらが上述のiPadを使った問題でした。問診は順調でしたが、テレビ電話に出ている母親から、処方を頼まれるので、それに対する対応や、病院に来られない場合にテレビ電話に患者を映すよう頼むことができるかなど、臨機応変な対応ができるかどうかが見られています。こちらの学生にも難しかったらしく、とてもよい経験でした。ここでも、ただ順番通りに問診を行っていく日本のOSCEとは全く異なるのを感じました。
b)16歳の少女のマリファナ試験前の親子面談の症例
これもとてもユニークでした。模擬患者として親子役の少女と女性が来てくださっていましたが、これも日本ではなかなか珍しいことです。少女本人は、マリファナを吸っていないと主張するのに、吸っていると母親に疑われ、試験を強要されふてくされる少女と母親へのインタビューです。双方にコミュニケーションを進めましたが、日本語でも難しい内容を、英語でどれだけ伝えられたか、不安が残ります。アメリカで臨床をするというのはこういうことなのだと身が引き締まります。

<ビデオカンファについて>
木曜日には皆さんもご存じビデオカンファがありました。機械の調子が悪く一時間早く集合して何とか時間に始まりました。UCIの3年の生徒も2名参加してくれて、OSCEの赤ちゃんマネキンを使用してのケーススタディでした。所見をとって必要な検査をオーダーし、その結果を評価して…とかなり実践的な内容で大変勉強になりました。一緒に参加してくれた学生は先週のUCIの新生児科での実習で一週間一緒だったメンバーだったので気楽に会話できましたが、二人ともクラスでも積極的なメンバーなので私たちも自発的に発言・診察するように気を付けました。その後先生から症例や治療方針についての解説もいただき、とても良いチャンスをいただけて感謝しております。
<運転について>
最後に、運転についてです。私たちも運転が慣れて移動に時間がかからなくなりましたが、朝の混み具合や駐車場からの徒歩を考えるとSantaAnaで40分、UCIのnewborn nurseryでは1時間弱かかります(駐車場から遠い。あと、駐車場はまとめてUCIで一か月分許可証を買う必要がある。)

今週の報告は以上です。
最後の1週間、楽しんで成長して帰りたいと思います!

June 11-17 (小澤・吉澤)

今週は、基本的にUCIのNew born nurseryで実習をさせていただきました。

<New born nurseryでの実習の流れ>
学生は7時〜13時が基本的な実習時間になります。行うことは、以下です。
・病棟回診(4~7.8部屋)
・新生児の身体診察(2人〜5,6人)
・ランチカンファレンス
その他、Progress NoteにSOAPを記入することもありました。
(今週は毎日5:30起床6時発となかなかハードなスケジュールでした!しかし、ほかの学生も30分〜1時間かけて通ってきていますし、レジデントは私たちより早く到着して回診・診察の準備を始めているので、頭が上がりません。こちらでは、外科だと朝6時から回診があるため、朝3時から準備を始めるとのことでした…)

<病棟回診の具体的内容と感想>
7時に到着してすぐに、病棟回診の準備と回診を行います。
UCIでは母児同室であり、回診の時に母親と新生児の退院時期を決定します。そのため、回診までに学生とレジデントが協力して母親と新生児のデータを集めておくことが重要です。
1) レジデントから本日入院している赤ちゃんのリストを受け取る。
2) 各赤ちゃんのバイタルサインや哺乳回数、排便回数などを看護師さんが記入している紙カルテを見てメモする。
3) 自分がバイタルサインを調べに行った赤ちゃんのお母さんに昨夜〜本日朝までのお母さんと赤ちゃんの状態を問診しに行く。
(問診内容は、母乳の出や家で迎えてもらう準備が整っているか、質問に思っていることはないかなど。)
4) 2)、3)の内容をレジデントに伝え、それをレジデントがパソコンに記入し今日の患者一覧をプリントアウトし、学生・レジデント・教授に配布。
5) 8時過ぎから1時間~1時間半でお母さんの病室を回診。(この時に、教授に聞かれたらお母さんに問診した内容のショートプレゼンをすることも。)
看護師さんの紙カルテにある情報をレジデントに伝えるのは、簡単なようで、なかなか一筋縄でいかないことがありました。母乳をあげようとしていても実際は成功していない時をカウントしないように看護師さんか母親に確認したり、人工乳の固有名詞(S20、E20)や、ミルクの単位が最初はわからず、学生や看護師さんに質問しました。(メキシコ出身の母親が多く、人工乳の瓶にはオンスで記載してあるため、カルテにはミリリットルで本来記載しますが、時々カルテにもオンスで書いてあることがあったためです。しかし、これも良い経験でした!) 母親への質問、教授へのプレゼンはもちろんですが、レジデントへの情報の伝達も最初はなんだかドキドキしてしまいました。しかし、先週までも感じていましたが、こちらの先生方は大変教育的で、学生のためにたくさん機会をくださいますし、緊張していると伝わるのか、学生にチャンスを与えることが重要だと言ってくださり、安心して実習させていただくことができました。

<身体診察の具体的内容と感想>
回診終了後、後半は、前日に生まれた赤ちゃんの診察を行います。
1) 前日の午後以降に生まれた赤ちゃんが、病室から診察室に運ばれてくる。
2) 学生とレジデントで診察開始。(New ballad scoreの項目に基づいて診察を行い、神経学的・身体的所見が在胎週数に対して正常発達を遂げているかを判断します。New ballad scoreの項目は全部で約12個あり、他にも身長・体重・頭囲、各部位の所見をとります。)
3) 学生とレジデントの判断をもとに、教授がもう一度診察し、赤ちゃんの状態を最終診断。
4) 問題なしと判断された赤ちゃんは病室に戻り、翌日の回診での退院判断を母親と待つ。

New born nurseryでの実習は、宮崎大学では健康な新生児を診察する実習はないので(NICUでの実習は充実していますが!)、私たちには大変新しい経験でした。New ballad scoreも4年春休みのEMPと今年の2月上旬にDr.Waffarnが来日された時にみっちり教えていただきましたが、実際の診察となると最初はとまどっていたのも事実です。しかし、この1週間でかなりたくさんの赤ちゃんを診察させていただくことができ、二人とも診察に自信がついたと感じています。
また、先週にDr.Murataからの課題として新生児診察について英語の教科書で予習をしていったのも良かったと思います。

<New born nurseryでのプレゼンテーション報告と感想>
New born nursery実習最終日の金曜日に、学生はプレゼンをすることになっています。(宮崎大からの学生だけでなく、UCIの学生もNew born nurseryは1週間の実習で、他の学生もプレゼンが課せられています。)他の学生たちは新生児のrash(皮疹)やheart murmur(心雑音)について発表していました。心雑音の発表では実際に音声を聞かせてくれるなど、工夫が凝らされていました。
私たちは、日本の周産期医療について妊婦健診・乳幼児健診の内容やその回数・費用など、宮崎の周産期医療について発表しました。レジデントの先生がたが身を乗り出して聞いてくださいました。
今週は忙しく、準備時間が短く、プレゼンが完成したのは当日の朝でしたが、実習中にカリフォルニアの保険について何度か話題になっていたことも関係していたのか、先生がたも私たちの発表に一番興味を持ってくれたように思います。他の学生のように症候をテーマにするか迷ったのですが、関心を持っていただけそうなテーマにしてよかったと思います。
また、他の学生のプレゼンを聞けたのも素晴らしい機会でした。知識の面では差は感じませんが、発表のスキルが全く違います!日本の学生はよく完璧な原稿を用意しているのを見かけますが、こちらの学生は(少なくとも私たちが一緒に実習した学生は)、何より堂々としていて、さらに、原稿のようなメモは持たず、オーディエンスへのアイコンタクトもバッチリ、オーディエンスに質問したりして参加させるスキルも高く、大変刺激を受けました。

<講義参加について>
月曜日の午後には先週同様、学生の講義に参加しました。今回はDr.Murataが担当教官として指導してくださいました。今週のテーマは、乳幼児の栄養や脱水の管理、思春期の患者との問診内容・方法でした。また、乳幼児については配られていたケーススタディをあてられ、2〜3人で1組となり、割り振られた問題についてディスカッションしました。例えば、患者にはどのような輸液をどのような量・時間配分で入れればいいのかなどかなり実践的な問題もありました。クラス全体で話し合うとき発言する勇気はまだありませんでしたが、班ではかなり積極的に意見することができました。問題の内容も普段大学で習っているのとは異なり実践的ですし、みんな話すのがとても速いので、EMPの勉強会にきちんと参加して、実践的な知識の積み重ねとディスカッションの練習をしっかりやっておかないとかなり難しいと思います。

<今週のClinicでの実習報告>
水曜日には午後からまたSanta AnaのUCI Family Health Center (通称Clinic)に戻って今回も夜9時まで実習しました。今週も、新生児から10代後半までたくさんの患者さんを診察させていただきました。詳細は報告書で行います。
なお、スペイン語しか話せない患者さんへの診察についてですが、昨年までは看護師さんに通訳を頼んでいたようですが、今年は新しいスピーカー電話が導入され、電話の向こうのオペレーターに英語とスペイン語の通訳を行ってもらいます。しかし、音質にムラがあり、ただでさえ緊張気味の問診と診察で、かなり緊張しました。来年以降行かれる方は覚悟しておいてください〜!

<今週末の過ごし方>
今週金曜日の夜は、Dr.Waffarnのお宅に泊まらせていただきました。夕方に到着してから、ビーチで泳いだ後(まだ寒かったのですが、水着で来ていたし結局海に入ってしまいました。)
土曜日には先生のお宅から直接サンディエゴに行ってきました。海岸でアザラシをみたり観光名所のコロナドホテルを散策したりold townでメキシコ風土産屋でお買い物したりして楽しんできました。
運転では、こちらの高速道路であるFreewayにもかなり慣れてきましたが、ラッシュ時の混雑は平日、週末関わらずかなりひどく、カーナビの時間通りに着くことはほとんどありません。運転に関しては、特に気を引き締めて安全第一でいきたいと思います。

June 2-8 (小澤萌・吉澤沙羅)

医学科6年の小澤・吉澤です。
6/2〜6/29までの4週間、UCI小児科で実習をさせていただきます。
まずは、怒涛のように過ぎた第1週目のご報告をさせていただきます。
 
第1週目は主にSanta AnaのUCI Family Health Center(以下、Clinic)で実習をさせていただきました。他に、医学生の講義や、学生・先生を含む地域の小児科医全体向けのカンファレンスにも参加させていただきました。
 
<Clinicでの実習の流れ>
基本的に、来院した患者さんを最初に学生が診察してから、学生が上級医の先生に診察した結果をプレゼンし、診断・治療計画を考えてから、一緒に再び患者さんを診察し、最終的な診断・治療計画を下す、というものです。なお初日は、前半はスーパーバイザーであるMurata先生の診察を見学し、後半から患者さんへの問診やカルテの記入などを少しずつさせていただきました。
 
<問診と診察の具体的内容>
患者さんは、症状があって来院する方と、乳幼児健康診断などの定期的なフォローアップ目的で来院する方の二種類です。症状がある方にはCC(主訴), HPI(現病歴), PMH(既往歴),...等、流れに沿った問診を行うことから始め、健診では患者さんの年齢ごとに異なる形式の質問用紙に基づいて、栄養状態、成長・発達における異常の有無のスクリーニングを行っていきます。さらに、どちらの場合も、身体診察を学生が最初にさせていただきます。General, Head, Eyes, ENT, ・・・と、頭から足先まで、全身を自分で診察し、得た所見を記入していくのですが、なかなかハードなものでした。カルテ記入形式がわからない時は、過去のカルテを参考にしたり、不明な略語等がある場合は、先生にお聞きしたり、電子辞書で調べたりしながら進めていきました。スペイン語しか話せない患者さんもおられるので、その場合は、スペイン語が話せる先生や、resident(アメリカの初期研修医)にお願いして主に問診をしていただき、身体診察は一緒に行うという形をとりました。
 
<UCIでの講義参加(火曜午後)>
Clinicが終わってからUCI Medical Health Centerという、車で40分ほど(私たちの運転では一時間)の距離のところにある場所で講義に参加することもありました。日本の医学部5年生にあたる、こちらの3年生で、小児科をローテートしている学生の講義です。今週のテーマは「児童虐待」です。ドクターが講義される内容に、学生が積極的に応答し、全員が集中して受講しているのがわかり、日本の学生との違いを肌で感じました。日本の学生は知識はあっても、積極的な発言は苦手な人が多いですが、こちらの学生からは、「とにかく答える!」という勢いを感じました。
 
<車移動について>
学生の講義参加についてですが、実は、このとき、もっとも苦労したのは車での移動でした。講義に間にあうぎりぎりの時間に午前のClinicでの診察が終わり、講義のあるMedical Health Centerに向かいましたが、まだ運転に慣れていないこともあり、かなり時間がかかってしまいました。目的地はナビで出ますが、駐車場の位置がなかなか分からなかったり、左折禁止の道で遠回りをしないといけなかったりで目的地近くでぐるぐるとまわる羽目になるためです。始めはナビの倍の時間かかると思って早めに移動しないと間にあいません。来年以降に参加する後輩たちに伝えたいと思います・・・!
 
<週末の過ごし方>
平日は実習がかなり忙しく、(水曜は、朝8時から夜21時半まで診察が続きました)宿題が出ることもありましたが、週末は観光にも出かけました。来週はClinicでなく、Medical Health Centerにある新生児ケア科での実習になるので、その準備もしますが、平日忙しかった分、週末はとても良いリフレッシュができました。オン・オフの切り替えが大事ですね・・・。
 
今週は、以上になります。
来週は、新生児ケア科での実習になります。そちらでもかなり仕事を任せていただけるようなので、頑張りたいと思います!また、ご報告させていただきます。
 
それでは、失礼します。
 
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July 18〜25(望月直也)

 ワードファイルでどうそ。→7月18〜25日(望月直也)

July 4, 5, 6, 7, 11, 12, 2011(篠田千佳)

 ワードファイルでどうそ。→7月4、5、6、7、11、12日(篠田千佳)

July 11 (芝裕介)

14日の報告です。

こんばんは。
今日、PSUでの実習が終わりました。金曜日は、満月で、仏教で大切な日ということで祝日なんです。あっというまでした。
さて、本日はヨガ、タイマッサージ、ERについてのお話がありました。
ヨカは1時間程度、マッサージは90分程度、お話は90分程度と、朝から昼まで休みなしできつきつでした^^
午後は17時までフリーだったため、先生のところへ質問に行ったりしました。

17時からはがん治療のために地方から来ている家族が泊まれるお寺を訪問しました。

本日の夜ご飯は、以前宮崎大学に来た看護師とご一緒しました。
何回か日本でお会いしていたので、僕は覚えていましたし、向こうも覚えてくださっていました。
なぜ行く事になったかというと、僕と福田が病院の廊下を歩いていると、ばったり会い、流れで行く事になりました。
偶然は恐ろしいですね。
しかし、日本での交流があったからこそ、タイでも交流できたもので、いろいろ活動に参加していてよかったなとつくづく思いました。
積極的に他国のかたとの交流をお勧めします^^

July 13, 2011(福田実紅)

 7月13日(水)

 今、夕食から帰ってきました。毎日いろんな先生や、学生たちが実習が終わった後に食事に連れて行ってくれたり、デザートを食べに連れて行ってくれます(*^_^*)

 今日の実習は、私と西山さんがCommunity Health Center ( Primary Care Unit )で実習を行い、芝君が地域で生活されている精神疾患を持った対象の訪問に行きました。
 今日PCU ( Primary Care Unit )には、4年生の学生と学校のバンで移動しました。PCUでは、午前中、様々な年齢の子ども達の予防接種がありました。どの時期にどの種類の予防接種をうけるかは決まっており、母子手帳のようなものに記載されていました。母子手帳の内容は日本のものと大まか同じです。お母さんがそれを見ながら育児をしていけるようにいろいろな情報が載っていたり、成長発達の評価のグラフなども載っていました。タイでは、学生が予防接種を行います。家族に了承を得て、先生が横についていてくださり、サポートしてくれます。タイの看護教育制度では、学んだことをすぐに実践し、自分の行った看護の評価をその場で行い、その場で先生からのアドバイスなどをもらうことができます。学生のうちから、注射や吸引、呼吸器の調節、薬のミキシングなど何から何までできるということは、大変良いことだと思います。そのように技術を患者さんや地域の方々に提供していくことができるのは、それだけ自分の技術に確信を持てるように事前にしっかり学習し、練習し、実施の時は必ず先生がすぐそばで支えていてくれるからだと思います。タイの看護学生のレベルの高さに毎回驚かされています。
 PCUは日本の保健所や、役場の保健課、地域包括支援センター、クリニックのようなものです。その村に住むすべての家族を対象として、保健活動を行っています。上記のように予防接種なども行われますし、腹痛などの軽い症状や悩みなど、何か身体的、精神的、霊的に健康面に不安を抱えた方々も訪れます。保健師(public health nurses)はその主訴をもとに、あらゆる可能性を考え、診断をつけるために、より深く生活習慣や、過去のhealth historyなどについて話を聞いていきます。そして、その診断をもとに薬などを渡したり、生活習慣で改善が必要な点を教育したり、必要であれば、病院を紹介したりとその人に1番あった方法でケアを提供していっていました。PCUを訪れる対象の症状は様々で、保健師は全身の人体の機能や疾患、また様々な症状に対するケアの方法について知っていなければなりません。そのため学生間で、呼吸器系、循環器系、泌尿器系、筋骨格系など大まかに分けて、その解剖生理や主要な疾患、それに対するケアなどについてディスカッションをしていました。このようなディスカッションは外科の実習でも参加しました。それぞれその科で必要な知識について、先生からお題が出され、自分の調べたことをみんなで共有し、ケアについて先生も交えてディスカッションを行います。これは参考にすべきだと思いました。午後からは、小学校に行き身体計測を見学しました。身体計測は教室に迎えに行くところから、計測を行い成長発達を評価し、全身の観察、必要に応じて教育を行うなど、本当にすべてを学生が主体で行っていました。子ども達はすっごく元気で、私の持っている時計や手指消毒剤、デジカメなどに興味を持って話しかけてきてくれました。(タイ語で、、、(*^_^*))私たちがタイ語が通じないと分かってからも子供たちは、ボディーラングエッジを使って伝えようとしてくれたり、タイ語を教えようとしてくれたりと、コミュニケーションをとろうとしてくれたことがすごく嬉しかったです。
 私は地域での自殺対策にも興味を持っていたので、いろいろ話を聞かせていただきました。タイではPCUを訪れたすべての方を対象にいくつかの質問を行いスクリーニングチェックをするそうです。そこで、自殺のリスクがある人に対して、介入していきます。地域の病院で自殺対策専門の看護師がいるそうで、その人と連携をとって、そのような対象が自殺をしてしまわないようにカウンセリングを行ったり、服薬の管理などを行っているそうです。タイでも今自殺をする人は増加しているということで、このような地域に根差した活動は大変重要になってくるのではないかな、と聞きながら感じていました。

 今日の夜は、2年生の学生たちが夕食に連れて行ってくれました^^ タイの子たちが「これはそんなに辛くないよ。」というものでも私たちにとっては辛すぎて食べられません(・.・;)
あまりにも辛いと、胃をやられたりするので注意して食べた方がいいと思います。私にとって胃腸薬は必需品でした。最近タイの食事に慣れてきて、おいしく食べられています(*^_^*)今日はデザートまで食べに連れて行ってくれました!すっごくおいしかったです。トゥクトゥクにみんなでぎゅうぎゅうに乗って移動するのは、なんだか楽しいくて、好きです。後3日!!早すぎます!思いっきりタイを満喫して帰ってきます^^

July 11(西山沙希)

ソンクラ報告記4
12 July 2011

Today, I went to NICU on the last yesterday, Yusuke and Miku went to OR, trauma ward, burn ward and ICU. I want to write about NICU. NICU is separated NICU and NCU, so I went to practice in NCU. After birth, baby send to NCU at first, Dr. makes a diagnosis. When baby in bad shape, baby pass to NICU to prevent the condition from getting worse. After baby’s condition becomes better, baby go back NCU, throughout under the management. NCU/NICU must keep clean, so Dr. and nurses must wash their hands, before and after the care, before and after restroom, before and after meal. I think that too little, because Dr. and nurses must wash their hands more and more in NICU of Miyazaki University, and there is control of access, only a mother or father. 
Today was “Wash Day”. Some OR nurses showed up in masquerade and came to NICU and danced and sang the music. It was like a carnival. So it was very noisy for baby for a few minutes. I think the action of bringing forward to wash hands, but it is wrong with developmental care. 
Developmental care at PSU hospital is almost pull punches same as before Japan, but it’s more seriously at MOU hospital, that’s my impression.


July 11(西山沙希)

ソンクラ報告き?その3

9 July 11, 2011

Today, we had a free time! Students of PSU had classes because next Friday will be holiday. So I want to write down about Saki and Miku. We wake up at 10 o’clock. Because yesterday midnight we came home too late!
We wanted to take a shower, but we couldn’t. Because water run out. So we borrowed water by one of friends. Thanks my friends^^ Afternoon, we went to TESCO that is shopping center. We enjoyed shopping! When we came back from TESCO, we met a one of friends. He is member of music club. We listened their sounds. That’s fan^^. We gave them a song in return. A song was Doraemon’s song. I think that Japanese cartoon is famous in Thailand.  We had a good time^^. Evening, students came back a dormitory after we went to flow market. Flow market is water market. There is nearly Malaysia, so a lot of people gathered. Many shops, many people, I was very exciting! But I was surprised at some beggar.  I was shocked to see that when the beggar who lost his leg is on the ground. I think that I have never seen that views. Also, We met an elephant. In Thailand, it is believed is good for breast milk that to feed an elephant. We had many kinds of food, something is good, but something is bad. We enjoyed flow market. After, we went to night market at Hat Yai. We walked and looked around and bought something! I felt so tired, but enjoyed day!

July 11 (芝裕介)

11日月曜の報告です。

こんにちは。
2週目がスタートしました。タイは相変わらず暑いです。

今日は午前中に、学生3人、NICUの見学を行いました。金曜日に講義を行ってくださった先生について回りました。質問がたびたびされましたが、なかなか3人答えられず、悔しい思いをしました。興味のある分野だけでなく、小児や成人、母性看護学などすべての知識(看護、英語など)の習得が必須と感じました。

午後はPSU学生と一緒にハジャイ病院の精神科クリニックの見学を行いました。PSうとは違い、外来と家庭訪問のみを 行っているという事でした。また子どもの発達テストも行っているようです。外来という事は、地域で暮らしている患者さんを対象に治療をしており、内容も統合失調症、アルコール依存症などに対するグループ療法などを行っています。精神疾患を持つ患者というわけでなく、代替療法もジッサイに僕にしてくださいました。タイ語で、Luk Pukab と言うものですが、暖めた布を痛みのある部位に当てていくもので、数分ではありましたが、とても気持ちよく疲れが取れました。

今日の午後のスケジュールは本来ならばなかったのですが、先週追加で他病院の精神科にいけないかどうかお願いしたところ、急遽予定を組んでくださりました。そのおかげで、他病院での患者さんへのケアの提供の仕方、また代替療法についても偶然学ぶ事が出来ました。ソンクラ大学、ハジャイ病院の方々にはご迷惑をおかけしましたが、限られた期間の中で自分の目的を果たすためには、自分が本当に何を学びたいのか伝え、考慮してもらうといいですね。事務の方や先生も遠慮なく言うようにおっしゃってくださいます。ちなみに、水曜日も予定を変えてもらいました。精神科の家庭訪問に同行します。ありがとうございます。

残り1週間と短いですが、さらに目的・目標に近づくように学びを深めていきたいです。

July 08 (芝裕介)

8日金曜日の報告。

こんにちは。
本日は午前中に3人一緒に講義の見学を行いました。
驚いた事は、学生が積極的に講義に参加していたことでした。先生に質問する場面も多くみられました。先生が学生の意欲をかきたてるために、スライドや動画、
また冗談を言いながら、講義を進めていました。
先生としては、評価会を行い、生徒からの意見を取り入れ、講義に生かしていくようでした。

午後はレイキの体験。レイキは日本発祥の民間療法です。ですが、日本であまりされていない事に驚かれていました。
私たちがレイキを行うには修行が必要で、その前にまず、体に気を通さないといけないようで、今日は先生に気を通してもらいました。
椅子に座り、胸の前で合掌し、気を落ち着かせます。一定時間たったら、先生が正面、背後から手を当ててくださり、気を流し込んでくれました。(白石先生、これでいいのでしょうか?)
すると、なにやら暖かいものが流れ込んでくるような、不思議な気持ちになりました。(説明が難しいので体験するのが一番です。)
その後、2人一組になり、ひとりは寝、もう一人は寝ている人の顔、頬、後頭部を両手で包むようにし、気を送りあいました。
自分でもしてみたのですが先生のように、暖かいものは流れ込まなかったです。修行あるのみです。

タッチングによる、手当て療法と言う言葉もあるようですが、人のぬくもりは気持ちを暖かくしてくれるといいますか,安心を与えてくれます。ケアをするときも、人のぬくもりを与える事が必要と感じました。

July 07, 10, 2011(福田実紅)

 ワードファイルでどうそ。→7月7、11日(福田実紅)

July 06(西山沙希)

ソンクラ報告き6 July 2010

I had been to Hat Yai Hospital to go labor room for 3 days.
Today, Yusuke went to Hat Yai Hospital with me. 
My aim is to learn about nursing care provided parturient women and observe labors in progress. I have seen labors so nurses check the seat that summary of labor, delivery and newborn record. For example, onset of labor, placenta,  Apgar score so on. It is almost not different from Japan. 
I‘m interested in the relaxation method for delivery in Thailand. When strong contraction made a pregnant suffering, pregnant can smell a incense. A little bit it is different from aroma. Almost women in Thailand have it. There is no culture in Japan. That smell makes pregnancy relax. The other thing, if pregnancy feels dizzy, they smell ammonia.
I interested in hospitalization in LD at Hat Yai Hospital throughout my nursing training for three days. In Thailand, number of nurse is small so instead of nurses, nursing students care or treat for pregnant women. A pregnant woman feels uterin contraction at her home, after she comes to Hat Yai Hospital, arrived at the hospital, she is clerked by nursing student. After she is pelvic examination, so Dr. figures out if she has to be hospitalization. If she has to be , she is waiting for labor on the bed. While nursing students observe contractions, fetal heart, PV and managed pain (massage). In Labor Room, a students and a teacher assist the birth. After the labor for two hours ago, students care (bed bath, oral care )for  lying in woman .Through students relate around the time of children I think. That’s good environment for students. I’m wondering how possible that really is? Because a teacher has abundant experience, so nurses trust students with care and treatment. I can learn many things difference from Japan. 
	
Saki Nishiyama

July 05 (芝裕介)

タイから失礼します。看護学科4年の芝です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
報告です。

7月5日。
西山は、ハジャイ病院のLaber room、福田はPSUの外科(男性)、芝はelderly center, 精神科で実習しました。

私の活動をほんの少し紹介します。精神科では、患者さんと一緒にグループ活動(料理や絵書き、カラオケなど)を行ないました。
患者さんとは、学生を通してタイ語と、英語を通訳してもらい、交流を図ることが出来ました。
あるときは一緒に坂本九の「上をむいて歩こう」や「どらえもん」を歌い、またあるときは楽器を叩き、料理活動に2度参加して1日5食の生活を送ってしまい、胃袋がひどい事になったりと、毎日楽しく実習しています。

感じた事がいっぱいあるのですが、ひとつ。
コミュニケーションにおいて、恥ずかしがらないことは大切な事ですね。
専門知識の不足は否めないですが、確認も含めてニュアンスを伝えると、同じなら同じと言ってくれますし、違ったら訂正してくれます。それより、思い切って会話をしようとすれば友達も増えました。コミュニケーションは大丈夫なんじゃないでしょうか^^。僕はそう思います。
とても楽しいです。

さて、ホームステイですが、はじめは緊張しましたが、環境としては、日本語は通じず英語のみの生活なので、いい練習になりますし、毎日話して、笑いながら生活させていただいています。

具体性がなくて申し訳ありません。
とにかくたのしいです。
また次回ご報告いたします。

July 04, 2011(福田実紅)

 ワードファイルでどうそ。→7月4日(福田実紅)

June 30〜July 3(西山沙希)

July 30 
19:30 p.m. arrived at Hat Yai Airport 
We arrived and met friends(Minnes, Best, Ball), Ms. Tong at Hat Yai Airport. They gave us flowers and said to welcome to songkla. So we were gladto meet them. After we were taken to Thailand restrant. We had dinner while talking. That nice time. Yusuke went to Dr.Hathairat hous , Saki and Miku went to a domitry of nursing faculty ,as soon as we went to bed because tired^^

1 June
We joined the special lecture ”Caring from the heart: The science of Holistic Nursing : Dr. Maguerite J. Purnell”. Sp we sit and listened it that was difficult for me because Dr. used pofessional words much. But I thought that holistic care for patients whenever nurses assessment about condition of patients. And holistic care relate a heart deeply.
After we were taken for University tour with Minneis, Ball,, Best.  Songkla University is very big ! There are bigger lake, but is not lake Minneis said. That is reservoir. Songkla University has vast land I think. We took pictures a lot. That is fan. Monday, a market and book festival held at Songkla University so we went there. We ate something and bought sunglasses for tomorrow.

2 July
We went to sightseeing by a bus. We went to temple , museum, and songkla beach! Especially, It’s beautiful beach! There is a mermaid. Miku and I touched her breast because of making a hansom boyfriend at Hat Yai^^ we heard that from friend. We came back a nursing dormitory, after we went to go to see Inter national Children Art Exhibition 2011 at craft house museum & art gallery. We moved children’s talent very much!

July 3, 2011
We had a home party at Dr. Hathairat where Yusuke is home stay. She is a teacher of surgery at faculty of nursing. Ms.Tong and exchange students last year came. We made Japanese food “Okonomiyaki”. They said “good!” Dr. made Thailand food. It was dellitious.
We had nice time!
 
Saki Nishiyama

June 24, 2011(山下龍)

 (6月24日金曜日)

 今日で救急の1週目は終了になりますが、朝からとても患者数が少なくとても暇だったので、比較的平和な1日でした。そうはいっても交通外傷の患者さんが後を絶ちませんでした。タイでは死亡原因で一番多いのが交通外傷だという話ですので、今日に限らずこの大学のERには交通外傷の患者さんが多数訪れます。現在ERの隣の方に新しいビルを建設中なのですが、trauma専門の病棟を作るという話になっているのも、そういった事情からきているのかもしれません。その日も、前日と同じように傷の縫合の手技をやらせていただきました。昨日よりはスムーズにできた気がします。こうして第1週目は終了したのですが、来週からは夜のシフト(16:00〜22:00)に移ることになるので、朝早く起きる必要はないのですが、寝るのが遅くなりそうです。
 それから、去年宮崎に実習に来てくれたタイの学生の何人かとまだ再会を果たせていません。とても会いたいのですが、それぞれ様々な実習先や病院に回っているみたいなので、会えるかどうかとても怪しいのですが、最後の1週間希望を持っていきたいと思います。今週末も旅行を計画しているので、最後の週末と思って楽しんできたいと思います。
 とにかくこの1週間はあっという間に過ぎ去ってしまったような気がしてなりません。実習も徐々に終わりが近づき、タイでの生活にかなり適応できてきたせいか、このダイアリーに書く内容も少なくなってきている様な気がするのですが、それでもまだまだ面白いことが隠れていないか模索しながら、最後の1週間を過ごしたいと思っています。

June 23, 2011(山下龍)

 (6月23日木曜日)

 今日で救急4日目になりました。午前中から比較的患者数が少ない日でしたが、12:00頃からACLS(advanced cardiovascular life support)についての講義をカンファ室で受けました。EMPの授業でやったことがあるような内容だったのですが、それよりも難しかったです。午後は手技の実践をさせてもらいました。動脈血採取を初めて行ったのですが、これがかなり難しく、2回やって2回とも失敗し、患者さんが痛がっていたため罪悪感に襲われてしまいました。その次は傷口の縫合をやらせていただいたのですが、そっちの方はうまくいきました。それにしても、これまでに犬にかまれた症例が良く来るため、学生に狂犬病のための対処法等をいろいろ聞くことができました。こういうのは日本ではめったに経験できないため非常に為になりました。それにしても、動脈血採取のことでショックが大きくて今日は実習が終わって帰った後にぐったりでした。患者さんに対する手技というのは患者さんに対してしない限り上達するわけがないとうのは分かっているのですが、本当に一人前になるまでいったいこういう事を何回繰り返さなければならないのかと思うと憂鬱になりそうですが、今日の心の疲れを明日に引きずらないようにして、また明日頑張りたいと思っています。
夜は貴之とMKという中華料理専門のファミレスみたいなところに夕食を食べに行きました。普段食べに行くところよりも値段が高めだったのですが(2人で630バーツ、日本円にして1890円)日本で外食する値段とあまり変わらないし、それよりも豪華な食事を食べられたので、それはそれで良かったと思います。また、その店が面白かったのはある時間帯になると店員がパラパラを踊りだすところです。なんだかまた来たい気分にさせるお店でした。

June 22, 2011(山下龍)

 (6月22日木曜日)

 今日で救急は3日目ですが、かなり忙しい1日でした。日本にいた時にいくつか救急の病院に実習したことがあったのですが、それと比べても結構忙しい部類に入ると思います。急患が3つほど運ばれてきましたし、それに伴い患者さんを抑える手伝いもしました。さらに、今日はNBチューブの挿管の手技を教わりました。実際にやってみると結構難しく、しかも患者さんは苦しそうな顔をするので申し訳ない気持ちに襲われたりします。それでも、こうした手技を一つ一つ覚えていかなければ一人前になれないため、これからも積極的に学んでいきたいと思っています。
 夜は、大学の職員で日本人のカズヨさんといっしょにレストランに連れて行ってもらいました。スパゲティーとかステーキとかピザとかカレーとか日本のファミレスのようなメニューが並んでいてとても懐かしかったのですが、カレーはタイ式でピザのパン生地は甘くしてあり、スパゲティーも甘い味付けになっていました。やはり、辛いものを食べた後に甘いものを食べたがるタイ人の味覚に合わせてあるんだと思います。ステーキは日本のものと味付けは同じで、とてもおいしかったです。その夜はカズヨさんといろいろなことをしゃべりながら過ごしました。貴之以外に日本語を話せる人にあったのも久しぶりだったため、結構話が盛り上がりました。お互いの人生観やタイと日本の違いとか、結構深い内容について語り合いました。

June 21, 2011(山下龍)

 (6月21日火曜日)

 今日は救急二日目、火曜日と言う事で毎週恒例のカンファレンスの日でした。最初は、救急の現場で良く見かけるような疾患に関する論文を紹介するというものでした。今回はてんかんについての論文の紹介でした。神経学で習ったような内容の復習となりました。その後は患者の一部分の写真を見て診断をしてみるというspot diagnosisというのをやりました。結構分からないものだらけだったのですが、ひとつ面白いのが雷に打たれた跡というのが印象的で、ぱっと見て、龍の刺青のできそこないのように見えました。一部分だけだとこうも分かりにくいものかと思いました。その次はアメリカからの先生がやってきて、ケーススタディが始まりました。宮崎大学に居た頃、火曜日の夜に勉強会でやっているような要領で行われました。ケーススタディの後は、アメリカの先生がケーススタディの中でしゃべられていた英語について注意やコメントを述べました。そうして救急の先生たちの英語力を向上させているようです。来週にもある様なので、次はもっとたくさん質問できるようにしておきたいです。そんな風にしてカンファだけで午前中が終わってしまいました。
 午後はまた平常通り救急病棟の見学でした。一人COPDの急性増悪の患者さんがやってきたため、昨日よりバタバタした雰囲気でした。
 夜は、ピーオイさんのソンクラにいる知り合いの店に連れて行ってもらい、たくさんごちそうになりました。また、人魚姫の像にも連れて行ってもらい写真におさめてきました。

June 20, 2011(山下龍)

 (6月20日月曜日)

 タイでの実習も2週間が過ぎ、残り半分となってしまいました。今週から救急に移りました。今回は貴之と一緒に回ることになっています。救急は朝のシフト(8:00〜16:00)と午後のシフト(16:00〜24:00)に分かれています。今週は朝のシフトで回り来週は午後のシフトで回るように言われました。食事も出して下さるので、朝と昼は食事に困ることはありません。
今日は初日ですので、9:00前に集合しました。実習は基本観察だそうですが、時々手技を手伝わせて下さります。それから、いくつか症例について質問や説明をして下さります。あらゆる分野の症例が運び込まれてくるので、改めて今までの医学的知識の復習につながります。朝はたくさん患者さんが運び込まれてきたためかなり忙しかったのですが、昼過ぎになるとだんだんと少なくなってきました。いつも朝多くて昼に少ないのかと、先生に尋ねたところ、日によって違うという事です。
興味深い症例の一つに、発熱と低血圧で敗血症疑いの患者さんが運ばれてきました。発熱以外主訴がないため、先生はデング熱ではないかとおっしゃっていました。日本でデング熱の症例なんてめったにお目にかかれないのですが、タイの場合は発熱以外主訴が乏しかったらデング熱を疑わなくてはならないそうです。あとレプトスピラ症も鑑別疾患に挙げていました。さらに犬にかまれた患者さんも運ばれてきました。もちろん狂犬病の恐れがあるため、免疫グロブリン注射が施されました。実は大学内では野良犬がそこらじゅうを歩き回っているため、この患者さんを見てゾクッとする気分がしました。
小児科の時も日本ではあまり一般的でない症例がいくつかありましたが、救急でも経験でできそうです。こういう事は日本では経験できないし、良く患者さんを観察し、しっかりその疾患の知識を物にしたいと思います。

June 10, 2011(山下龍)

 (6月10日金曜日)

 今日はpediatrics conferenceの最終日でした。主にソンクラ大学の先生が担当されたのですが、内容は小児の肥満についてで、どんな食事をとると太りやすいかとか、栄養学的な話が主でした。その後はいつものように個室の病棟をラウンドして一日は終了しました。来週からはまた別の病棟に移るようなのですが、個室病棟よりもより専門性の高い疾患のための病棟に移されるそうなので、今週より難しくなりそうな気がします。
 夕方は、5月に宮崎へ実習に来ていたベストとミニーとボールという看護学生、それから教授のプーさんと一緒にタイ料理の店に行きました。実は5月にこの人たちと既に会っていて、その時にタイに来たら連絡するという事を約束していたので、昨日さっそく連絡したら、今日ご飯を食べに行こうという事になったのです。そこで僕は初めてパッタイを食しました。噂には聞いていたのですがとてもおいしかったです。それからトムヤムクンやソンサンと呼ばれるサラダを食しました。ソンサンも結構気に入っています。その後はデザートを食べに行きました。なんでも、僕らがタイにいる間にいろいろな所に連れて行ってくれるという事なので、今からとても楽しみにしています。食事をした後は、洗濯機がどこだか分らなかったのでそこにも案内してもらいました。今日一日だけでかなり世話になった気がするのですが、この方々には今後もかなりお世話になりそうな気がします。やはり僕としてはタイはおろか海外に出るのも初めてだし、他の人よりも数倍右も左も分からない状態が続いていたので(そのせいか今週は体調がちょっとおかしかったのですが)、とてもありがたいです。こういう海外に来て一番大切なものは、なんでも頼める現地の友達だという事をつくづく思い知りました。
 そんなこんなで第1週目は終了したのですが、明日はエメラルドケイブと言うところに旅行してまいります。貴之の実習先のfamily medicineの先生が便宜を図ってツアーを頼んでくれたという事なので、楽しんできたいと思っています。5:50に集合しなければならないのは厳しいのですが(1週間の疲れもあってもっと寝ていたいので)、楽しんできたいなと思っています。日曜日は特に何もないので朝寝坊していようかと思います。

June 9, 2011(山下龍)

 (6月9日木曜日)
 
今日は昨日に引き続き、9:00からpediatrics conferenceが行われました。昨日と同じく外の大学もしくは大学内の先生をお招きして講義を行いました。ある一つの講義は少し趣向が違っていました。その講義と言うのが、胸部X線や心電図をカンファの参加者に見せ、その上でこれの診断は何かというような問題を出し、参加者に答えさせるというものなのですが、参加者の一部にリモコンのようなものを持たせ、各選択肢の番号を押すことで答えさせるものでした。しかもどの選択肢が何%選ばれたか等もわかるため、会場は大いに盛り上がりました。最後には、どの人が一番正解したのかをリモコンの番号で発表したりもしました。この講義は、いくら正解したのか云々言うより、そうやって人の感情をあおることによってその胸写や心電図の特徴的な所見を覚えさせやすくしていることにあると思い、画期的且つハイテクだと思いました。是非これを宮崎大学強いては日本の大学の授業に生かしてほしいと思う次第です。カンファの後はいつものようにラウンドをしてその日は終了でした。
 夕飯はコンビニに行き、前から試したかったタイのカップヌードルを食してみることにしました。やはり辛いのですが、これまでにお店とかで食した食べ物に比べたらかわいいものでした。それとも僕の味覚がタイ人に追いつきつつあるのでしょうか?
 だんだんとこっちの生活にも慣れてきたような気がします。

June 8, 2011(山下龍)

 (6月8日水曜日)

 今日は、いつも通り7:30に集まりラウンドをした後、9:00から図書館の下のプレゼンテーションホールみたいなところでpediatrics conferenceがありました。カンファと言うよりも勉強会に近い内容でした。外の大学から訪れた講師の先生による講義のような感じでした。中にはソンクラ大学の先生もいらっしゃったのですが。その講義は、回数は忘れてしまいましたが、先生が入れ替わり立ち替わりで講義をしてくださいました。それぞれの講義の後、ホールの外に出てお菓子や食事が振舞われました。講師の先生はタイ語で説明されていたため、話していることは全くわかりませんでしたが、スライドに英語が書かれていたため内容を理解する事が出来ました。このカンファは明日と明後日も開催される予定です。
 その日の実習が終わった後、5年生のエアとジャアに連れられNICUに案内させてもらいました。そしたら、入る時に手を洗わない、別の服に着替えたりしない、直接新生児を触ることもできるなど、宮大病院のNICUとはエライ違いだと思いました。清潔管理について、日本が厳しいのでしょうか、それともタイが緩いのでしょうか。その違いをひ2人にも告げたら驚いていました。
 夕方は、去年宮崎に実習に来ていたイブに連れられて、魚介類が食べられる店に行きました。ちょっと狭くて汚い店でしたが、料理の味は最高でした。キャットフィッシュの香草ホイル焼きや湯で貝や魚のすり身、湯で海老をいただきました。何か緑色のタレにつけて食べる様なので試したのですが、ほんの数滴つけただけで舌がビリビリ来ました。その後はタイのデザートと言う事でココナッツミルクをかき氷にかけたものを食べました。
 この日になってやっとインターネットの無線LANにつなげるためのパスワードをいただき、ようやく宮崎に連絡を送ることができました。心配おかけしてすみませんでした。

June 7, 2011(山下龍)

(6月7日火曜日)
 
 小児科2日目。7:30に集合して朝のラウンドを行いました。今日は外来の実習にも参加しました。5年生の生徒一人と行動を共にしました。一人の患者さんとは、自分も診察に参加する事になりました。もちろんタイ語を話せないししゃべれないので、自分が何を聞きたいのかを5年生に訳してもらう形になりました。僕が診察を担当したのは一人だけでした。6年生も外来診察に参加しているようでした。形式としては、まず学生が一通り患者さんの話を聞いて電子カルテに記載し、その後で医師の先生に改めて診察してもらうというものです。タイではこの科以外でも外来を体験させていただける機会があるのでしょうか。そこまで聞くのを忘れてしまったため、今度聞いてみたいと思います。
 外来の後は、11:00からTuesdayカンファというものが行われました。一つの症例を、ある一つの疾患をテーマにプレゼンするというものでしたが、講義のような感じでした。しゃべる内容は相変わらずタイ語でしたが、スライドの内容は大半が英語だったため理解しやすくて助かりました。タイ語のために不明な点は例によって5年生に教えてもらいました。
 昼はヌードルをいただきました。実はタイに来てから3日とたたないうちに3回ヌードルを食べています。元々ラーメンが大好きだということもありますが、タイのヌードルはとてもおいしい(アロイ)です。ちなみにタイの食堂で食べ物を頼む時、自分が欲しい料理を指さして「アオアンニ(これ下さい)」と言うと通じます。もっとも、トッピングが必要なお店も存在するため、その時には使えないのですが。食堂で食べているときに、一緒に食べた5年生の友達が次々に来たため、そのたびに紹介してもらいました。みんな英語が喋れるようなので、すごいなと思いました。タイ人のしゃべる英語の特徴は、どこかふにゃふにゃした印象を受けるかもしれませんが、自分の使う英語も違和感があるのでしょうか、時々聞きなおされたりするので発音を修正していきたいと思います。あと、臆せずはきはきとしゃべらないと伝わらないというのは言うまでもないことですが、自分が話す言葉に自信がないと無意識に小声になってしまいます。そこは注意が必要です。
 午後は先日と同様に午後1時からアラヤ先生によるラウンド、3時はオイル先生によるラウンドで、その日は終了しました。終わった後に図書館に案内させていただきました。
 明日は朝9時からカンファレンスという事なので、早く寝ようと思います。

June 6, 2011(山下龍)

(6月6日月曜日)

 今日が初日、9:00頃に病棟に案内していただき、一週間の大方の説明を受けてから、一緒に行動する5年生を紹介してもらいました。ちなみに僕が配属されたのは個室がある病棟で、様々な種類の疾患が混在していました。その後しばらくは5年生たちと自分のこととかタイの学生のこととかを話題として話し合ったりしました。話が途切れないためのコツとして、タイ全体の特徴を良く観察して日本との違いを見つけ出すことだと悟りました。観察こそが話題を作り出す素になり得るでしょう。もちろんそれはタイ人に対してのこととは限らないのですが、海外に出て初めて気づいた様な気がします。
 しゃべっているうちにモーニングカンファレンスの時間になり、各症例について発表されました。もちろんタイ語で話しているうえにスライドのほとんどがタイ語で書かれているため良く分からなかったのですが、隣の5年生にあれやこれや説明してもらい、なんとか理解する事が出来ました。カンファの中で気になったのは、寄生虫の疾患がいくつか出てきたことです。覚えている範囲では、内臓リーシュマニアが出てきました。マラリアのことも注意にあったので、タイの医者には寄生虫の知識がかなり求められるだろうと思いました。
 昼食の時間は、大きな食堂に連れて行ってもらい、メニューの説明を受けながら、揚げ魚とトウガラシとご飯の食べ物を注文しました。タイの生徒に日本人には辛いかもと言われたのですが敢えて挑戦しました。もちろん結果はこれを読んでいる方が一同に想像する通りですので敢えて書きません。もう一つ気になったのは、オレンジジュースも一緒に頼んだのですがこれがまたものすごい甘さでした。一応これだけ辛い物を食べるタイ人のニーズにかなっていると納得はしました。
 午後1時からは、アラヤ先生によるラウンドが行われました。5年生や6年生と一緒にラウンドしました。アラヤ先生の提案により他のタイの生徒が僕に英語で症例を説明する事になりました。そのおかげでその病棟内の患者さん一人一人の状態を把握する事が出来ました。わからないところがあっても丁寧に教えて下さりました。午後3時にも同様のラウンドが、今度はオイル先生によって行われました。二回ラウンドしてかなり知識が増えました。
 夜は貴之と一緒に日本料理を扱ったレストランに入りました。僕はタコ焼きと焼きそばを、貴之はかつ丼とお好み焼きを頼みました。焼きそばとかつ丼は見た目も味も普通でしたが、タコ焼きとお好み焼きについていたのが紅ショウガではなく福神漬けでした。さらにお好み焼きは普通のお好み焼きの生地の上に丸々目玉焼きを乗っけた感じのものでした。これがタイからみた日本なのでしょうか。
 こうして第1日が終了。ほぼ一日中英語だけで生活していたので、結構頭が疲れてしまいました。一日の日程が終わったころには頭痛が襲いましたが、明日にはもう少し慣れていると思います。

June 1, 2011(山本紗子)

6月1日 水曜日
 6月になってしましました。こちらでの実習も本当に残りわずかになったと実感します。
Family medicineでの実習も2週目。今週も先週と同様に毎日午前中はClinicで実習しています。明日は午後にFamily medicineのhome care teamとhome visitに行きます。
今日は、先週の木曜に行ったhome visitについて紹介したいと思います。
 PSUのfamily medicineでは週に火曜から土曜まで週5でhome visitを行っているそうです。一人の患者さんを見るというより家族全体を見ていて、家族内の慢性疾患を持っている患者さんをhome visitでfollow upします。PSU内では電子カルテが導入されていますが、home visitの際には紙カルテを持っていきます。1家族1ファイルで、1ファイル内に家族分の2,3人分のカルテが入ってます。今回私は看護師さん2人と大学のミニバンに乗り込んで出かけました。予定では3家族回る予定でしたが、行ってみたら2軒で患者さんが留守だったので、1軒しか回りませんでした。何月何日にhome visitに行くというアポイントはとってあるのに出かけてて留守というのは日本じゃあまり考えられない気がします。
 内容は血圧や血糖のチェックの他、服薬の確認をする為に患者さんが持っている薬の残を全てカウントして確認します。その他、家庭内での生活の様子や運動を含めた日常生活をより詳細に知ることが出来ます。
 今回は30代のDMの患者さん、そのお兄さん、お兄さんの奥さんがご在宅で全員の血圧などの検査と簡単な問診、DMの血糖チェック、DM神経症についてのmonofilamentを使った足底の感覚神経チェック、服薬確認をしました。この他にこのお宅にはHT、DMなどの慢性疾患のご両親が同居していらっしゃるそうですが、案の定(?)お留守でした。
 金曜には総括があります。診た患者さんについてのcase報告をKrishna先生にすることになってます。まとめなければなりません・・・。
                                                  山本紗子

May 31, 2011(細谷まろか)

 5月31日 
         細谷まろか
 先週と同じく、午前中は朝カンファ、その後ラウンド、午後からはカチョンサ教授のグランドラウンドでした。
 今日の実習が終わった後、後期のEMPの授業をしてくださったマリワン先生にお会いしたいと思い、約束はしていませんでしたがオペ室を訪ねてみました。すると、去年、宮大麻酔科に1ヶ月来ていたチップ先生が出てきてマリワン先生と連絡を取ってくださり、同じく授業をもっていただいたクリシュナ先生も一緒に、私たちを夕食にご招待してくださいました。ハジャイで一番高いビルの最上階にあるビュッフェスタイルのレストランに行きました。夕暮れから夜にかけて、景色がすごく綺麗ということで、5:30pmに出発しました。レストランは360度ガラス張りで、言われていたとおり、ハジャイ市内が一望できました。徐々に暗くなって夜景もよく見えるようになり、空の色が刻々と変わっていく様子は素敵でした。今回、PSUの実習でお世話になった先生や学生とご飯に行くのも楽しいですが、以前お会いしたことのある先生とこうして再会できることもすごく嬉しいことだと思いました。寮での生活や、PSUでの実習、宮大に来られたときの食べ物の話や旅行の話などで盛り上がり、楽しいひとときを過ごすことができました。その後、パブに行き、果物のフローズンをいただき、帰りはクリシュナ先生が車でPSUの構内を案内してくださいました。学生の憩いの場である大きなハート型(上空から見るとわかるらしい)の池があり、その周りをジョギングしたり、グループで座っておしゃべりを楽しんだりしている学生が沢山いました。PSUの学生は寮も一緒で、病院実習以外でも一緒に過ごしていることが多く、学生同士のつながりがとても強いと感じました。高学年になるにつれて睡眠時間も少なくなるほど忙しくなりますが、こうやってお互い仲よく励ましあって、協力しながら大変な実習を乗り越えてゆくのだなぁと思いました。

May 27, 2011(川越ほずみ)

 5/27
 お久しぶりです。現在OBGYから小児科に移動した川越です。
 OBGYとは違って、処置などはほとんどありません。午前中はラウンドとカンファ、午後は、外来かフリーです。ラウンドは最初の2日はタイ語で、インターンの先生が教えてくれましたが、次の日から英語でしてほしいとお願いしたところ、学生も、先生方も快くしてくれました。タイの学生も英語はとても上手です。カンファはタイ語ですが、金曜日に限って、英語の先生が来てくれて、英語で指導しているようです。
 金曜日は、NICUを見学させてくれました。午後、NICUの先生が、新生児の胸部レントゲンにて、ミニレクチャーをしてくださいました。ほとんど、そのような機会が日本ではなかったので、大変勉強になりました。見たことのない疾患も見ることができました。
 お昼は、学生やインターンの先生がご飯に連れて行ってくれます。とても親切です。木曜日はピーターさんがおいしいヌードルを食べさせてくれました。
 あと、1週間、頑張ります^^
 台風は大丈夫ですか??

May 25, 2011(山本紗子)

  5月25日(水)
 こんばんは。PSUでの実習も3週間目となりました。今週から私はFamily medicineで勉強させて頂いています。担当のKrishna先生は去年宮崎でEMPの授業をして下さった先生です。
 Family medicineでの私のスケジュールは午前中に、Family medicineの外病院、Primary care unitでの外来診療。地域の患者さんのFollow upを中心に、問診、身体診察をします。私は勿論タイ語が話せないので、N’sや学生さんが通訳で付いてくれます。有り難いです。午後からは日によって訪問診療があります。学生が行く訪問診療と、病院の正規の業務としてのN’sのチームによる訪問診療とがあるみたいです。
 Family medicine、特にPrimary care unitは学生のトレーニングの側面が非常に濃いと感じました。私の見る限り、今は4年生と5年生が回っているのですが、1人1人の学生が問診から身体診察、アセスメント、処方まで一通りのことをします。勿論その後、教授診察がありますが、毎日2,3人の患者さんはもつので実践で学べるとてもいい環境だと思います。Follow upの患者さんでも、既往歴から家族歴から毎回全部聞くのはトレーニングだからですが、診療所に来る患者さんもそのことは承知しています。
 今日はランチカンファレンス(レジデントの勉強会)でmedical ethicsのテーマが取り上げられました。Krishna先生が英語のethicsについての論文を下さり、来週にあるreviewまでに要約してくるようにとの宿題を頂きました・・・。今週の金曜提出の貧血についてのレポート(1-2枚)も火曜に出されているので、やることが盛りだくさんです・・・。
                        山本紗子

May 24, 2011(細谷まろか)

 5月24日(火)
 細谷まろか
 昨日から科が変わり、感染症科の実習が始まりました。以前、宮崎大学に来られたことのある感染症科(寄生虫学)のPee yai先生が2週間のスケジュールを組んでくださいました。オフィスで、今までの実習や宮崎の食べ物の話をしながらお菓子をいただきました。それは、ここから車で4時間ほどのところにある、トランという町のお土産で、豆の餡を包んだパイで5個入り40バーツ(約120円)、これが今までタイで食べたスウィーツの中で一番おいしかったです。(甘さ控えめだったため?)
 今日は担当のSarunyu先生がいらっしゃらなかったため、レジデントのNida先生とラウンドに行きました。感染症科にコンサルトされている入院患者さんは整形外科、外科、内科、婦人科など階がそれぞれ違い、病棟はほとんど扇風機のみだったので、階段の上り下りをしただけで汗をかいてしまいました。脳腫瘍の患者さんで、3日間発熱が続いているがバイタルは安定している方の髄膜炎疑い、10年前から僧帽弁閉鎖不全症で発熱があり、感染性心内膜炎疑いで心エコーをオーダー、乳がん術後の患者さんで2週間の化学療法後の発熱、AIDSの患者さんで痙攣があったのでトキソプラズマ脳症疑いで頭部CTオーダー、などNida先生は立ち止まることなく患者さんを次々に診ていきました。先生の歩くスピードの速さと英語の速さについていくのが精いっぱいでしたが、僧帽弁閉鎖不全症の患者さんの聴診をさせていただいたり、昼食について気遣ってくださったり、とても優しい先生でした。
 午後からはハチャンサ教授の回診で、レジデントの先生が他のレジデントや学生に向けて症例を発表しながら行われました。私達や他の留学生のために、英語でしてくださったので、わからないまま2時間を過ごすということがなく有難かったです。症例について詳細に理解することはできませんでしたが、「鑑別診断を挙げる前に、その症状のprocessについて考えることが重要である。」「鑑別診断がついても、その後のポイントポイントで常に鑑別を考えるべきである。」など、いろいろなエッセンスを聞かせていただき、大変貴重な経験をさせていただいていると改めて感じました。

May 23, 2011(古賀 李都子)

 2011年5月23日

 PSUでの実習が始まり2週間がたちました。この2週間のERでの実習を振り返りたいと思います。
 ERに運ばれてくるもっとも多い疾患はMCA(Motor Cycle Accident)でした。ERのDrはtraumaの処置にすごく慣れていて、私たちも外傷患者の処置アルゴリズムについてたくさん教えていただきました。
 また、身体診察などの非侵襲的な処置から、動脈血採血、経鼻胃管の挿入、腹水穿刺、切開、などの様々な侵襲的な処置まで経験することができました。患者さんはタイ語しか話さないのでコミュニケーションをとるのは難しかったですが、あいだに学生やレジデントの方がはいってたくさん説明してくれました。また、こちらの質問にも丁寧に答えてくれました。
 日本の実習では経験できないことをたくさん経験できた貴重な2週間でした。また宮崎に帰ってから善仁会の救急でも実習する予定なので、タイとどういう所が違うのか?ということを勉強するのが楽しみになりました。

April 29, 2011(天満雄一)

 ワードファイルでどうそ。→4月29日(天満雄一)

April 28, 2011(緒方彩人)

 ワードファイルでどうそ。→4月28日(緒方彩人)

April 27, 2011(天満雄一)

 ワードファイルでどうそ。→4月27日(天満雄一)

April 26, 2011(緒方彩人)


 ワードファイルでどうそ。→4月26日(緒方彩人)

April 25, 2011(天満雄一)

 ワードファイルでどうそ。→4月25日(天満雄一)

April 18_24_in hospital, 2011(天満雄一)

 ワードファイルでどうそ。→4月18日〜24日(天満雄一)

April 18_22, 2011(緒方彩人)

 ワードファイルでどうそ。→4月8日〜22日(緒方彩人)

April 13_17, 2011(天満雄一)

 ワードファイルでどうそ。→4月13日〜17日(天満雄一)

April 12, 2011(緒方彩人)


 ワードファイルでどうそ。→4月12日(緒方彩人)

April 11, 2011(天満雄一)

 ワードファイルでどうそ。→4月11日(天満雄一)

May 19, 2011(川越ほずみ)

 5/19
 OBGYのULTRASOUNDにて実習中の川越です。
 毎朝、エコー診察は9時に始まるのですが、チャンスがあれば、処置や分娩のチャンスがあるかもしれないので、ここのところ8時には行くようにしていました。そしたら偶然カンファがあるとのことで、誘われ、行きました。途中まで、レジデントが英語にて説明してくれましたが、タイ語での討論(?) がヒートアップする中で、レジデントもヒートアップして、英語どころではなかったです (笑) 。しかし、その後、アチャイ・カテ―(カテー先生) がどんなことを話していたか簡単に教えてくれました。ECVといって、殿位の胎児を頭位に手で回転させ、帝王切開を避けてなるべく経膣分娩にしようという手技についてでした。あとは、子宮の奇形(双角子宮)のある患者さんの分娩に対する熱い討論だったようです。ECVには興味があったので、いろいろ聞いたところ、WHOのECVを説明しているDVDをコピーしてくれました。その後は、ルーチンでエコーをさせてもらいました。羊水穿刺の吸引も今日だけで3回はさせてくれ、教授も任せてくれました。あとは、経膣エコーを先生の指導のもと、させてくれました。経膣エコ―は、難しいです、基本的にエコーが難しいです。そんなときに、2生理の丸山先生と寄生虫の丸山先生が来られました。まさかのダブル丸ちゃんに驚きました(笑)。 先生方は困ったことはないかなど、気遣ってくれました。エコーを少しだけお披露目しましたが、うまくできませんでした(笑)。 練習あるのみですね。午後も、ひたすらエコーでスキルを磨きましたが、日本に帰ってからも、その実技をさせていただければありがたいのですが。。。
 夕食は、去年PSUから宮崎に来たモックとナンと、来月から来るテイが、タイ料理に連れて行ってくれました。タイに来てからほとんど毎晩いろんな人に連れて行っていただき、ありがたいです。モックとナンに再会できて嬉しかったです。
 明日で、OBGYは最後なので、思い出も作ってきます^^明日こそ、正常分娩見れたらいいな~

May 18, 2011(山本紗子)

 2011年5月18日(水)
 こんばんは。ソンクラでの実習も2週目です。先週の金曜から今週火曜まで、祝日等があり5連休だったので、今日から2週目スタートです。
感染症(ID:infectious disease)は、朝8:30のミニレクチャーから始まりました。12:00からはIDカンファ、その後引き続き14:00からレジデント向けのHIVの抗レトロウイルス薬使用についてのレクチャー、その後、回診という流れでした。今週からはPSUの学生は居なくて、指導医の先生、レジデントの先生に私だけの回診となりましたが、両先生方とも英語で症例について、抗菌薬選択の理由について逐一解説して頂けるのとてもありがたいです。
 夜は、2年前に宮崎に来られた先生方4人がご飯に連れて行って下さいました。HatYaiの街が見下ろせる山の上の素敵なレストランでご飯がとても美味しかったです。満月は昨日でしたが、街の向こう側で花火が上がっていてとても綺麗でした。2年前宮崎で何度かだけしかお会いしていない私たちのことも覚えて下さっていて、とても親切にももてなして下さいました。
 明日は丸山先生がそれぞれの科に視察にいらっしゃるとのことです。


文責 山本紗子


May 11, 2012(川越ほずみ)

5/12
O
 BGYのULTRASOUNDにて実習している川越です。
 OBGYでの4日間は日々、指導してくれる先生が変わります。どの先生も熱心で、分からないことも質問すれば、教えてくれます。
 日本では、胎児エコーを見学する機会はあっても、水頭症やダウン症候群の疑いのある胎児の所見をみることはなかったので、大変勉強になっています。私の見たかった、twinのラムダサインもみることができて、満足しました^^
 PSUのOBGYでは、日本で見ることのできなかった羊水穿刺を、ハイリスクや高齢の妊婦さんにはほとんどするそうで、羊水穿刺の補助をさせてもらったり、妊婦検診のエコーを1人でさせてくれたりと、大変貴重で、将来につながるような経験をさせていただいています。
 OBGYのULTRASOUNDは、もちろん婦人科の患者さんもきます。腫瘍が大きくなってくる患者さんをよく見ます。
 日本とタイの医療の違いを日々感じます。
 Language of Medicineや、産婦人科の実習をまじめにやっていてよかったなとも感じています^^
 そして、今日は、夕方6時から、OBGYの女医さんの結婚式にも招待していただきました。タイの結婚式では、招待客の女性はみんなピンク色のドレスで着飾ると言ったドレスコードがあって、かわいかったです♪
 まだ1週間しか経っていませんが、週末から次週の火曜日にかけて5連休だったので、来週は3日間だけ頑張ります(笑)

May 11, 2011(山本紗子)

2011年5月11日(水)

 こんばんは。感染症(infectious disease (ID))をまわってます山本です。こちらでの実習も3日目となり、IDと寮までの行く道は迷わなくて済むようになりました。
 感染症は内科の一分野で、外来の他、病棟では他科からの感染症疑いのコンサルトを受けてます。更に、諸々の院内感染についても総括しているようです。今週は指導医の先生、2年目研修医、PSUの6年生3人と私の6人、それに時々PSUの薬学部の学生2人、薬学部に留学しているネパール人、パキンスタン人を加えたメンバーで回診などを回っています。
 朝は、8:30からの内科合同症例検討会で始まり、その後学生向けのミニレクチャーをして下さいます。午後からは各病棟をラウンドして、その後、研修医の為のフィードバックレクチャーなんかもあります。概ねこの様にして4:30〜5:00頃まで病院にいます。
 ですが、今日はなんと午前中Drが忙しいということで、IDの実習は午後からとなり、午前中は、昨日、今日、明日と3日間の日程で、学内(病院横)のホールで開催されているタイ南部のGPの学会 “Common problems in family practice”に参加してきました。私が見たのは胸痛の鑑別についてとapepsiaについての講演です。演者の先生は勿論タイ語でお話になりますが、pptスライドの多くが英語で、PSUの学生がポイント等を解説してくれるので、十分に内容を理解できました。
 今夜はERの2人が当直勤務なので、夕食は川越さんがOBGYのN’sに連れて行ってもらったマーケットで仕入れてきた屋台飯(辛くない!)を寮で頂きました。辛い物がダメなので、こちらに来るまではタイでの食事を心配していましたが、予想以上に辛くなくて美味しい食べ物が豊富にあり食生活も満ち足りています。PSUの学生や先生方もとても親切で本当に有り難いです。
 金曜からは連休だそうなので、今週の実習は明日までとなります。



文責 山本紗子

May 10, 2011(細谷まろか)

 ソンクラ実習第2日目。古賀さんと私は今日はERなので、7時過ぎに起きて朝ごはんを食べ、8時にERに行きました。学生は、寮から白衣を着て病院へ行くので、私たちも見習って白衣を着て出かけました。ERでの服装事情ですが、学生は黒ズボン、黒スカートで、レジデントになると、白衣(ジャケット型)の下に、かわいいワンピースやブラウス&スカート、パンツなど、みなさんおしゃれをしています。レジデント以上になると、ほぼ私服です。男性は学生とあまり変わりませんが。
 8時半ごろ、先生に朝ごはん食べた?と聞かれました。先生用の朝ごはんが用意されているようで、私たちも食べてよかったみたいです。食べてきたと言うと、カットしたマンゴーをくれました。ERの中で手づかみで物を食べてしまいました。マンゴーは熟れ過ぎておらず、ちょうどよい甘味と酸味でとてもおいしかったです。どこで買えるのか聞くと、4時に仕事が上がるときに連れて行ってくれると言っていただきました。どの先生も本当に親切です。
午前中は、胸痛、腰痛、片麻痺、尿閉、意識低下、けいれん、犬咬傷など、さまざまな症状の患者さんが、一人、また一人と運ばれてきました。今日はそれほど忙しくないようです。
 12時前に産婦人科の先生に昼食をご招待していただき、医局でタイスキパーティーをしました。ソムタム(青いパパイヤサラダ)、フライドチキン、タイ米のもち米など、辛い物が苦手な私たちのために辛さ控えめで用意していただいたようです。先生は、「ソンクラはバンコクと違って、先生と学生の距離が近く、フレンドリーで、教わるのにとても良い環境でしょう?ここは日本と比べていいことも悪いこともあるけど、いいことだけを持って帰ってね!」とおっしゃっていました。
 実習以外のことばかり書いている気がしますが、他の3人が実習について詳しく書いてくれると思いますので(^^)

May 10, 2011(古賀 李都子)

 5月8日は無事に4人ともハチャイ入りすることが出来ました。ハチャイ空港までは、ピーターさんの代わりに、Shopping とHuTong が迎えに来てくれました。その後、私たちが1か月過ごすドミトリーに寄り、私たちをタイ風レストランに連れて行ってくれました。屋外のレストランで、スパイシーなタイ料理を堪能しました。とっても辛い料理と激甘なココジュースを一緒に食べるのがタイ流だということを教えてもらいました。
5月9日の実習初日はピーターさんのもとへ。プーさんが各診療科に私達一人一人を案内してくれました。ERを回ることになった私と細谷さんはブラジット先生と会い、今後の予定を確認しました。基本は8:00〜16:00のシフトですが、外傷などの急患は夜の方が多いということを考慮して、16:00〜24:00のシフトも組み入れていただきました。日本にもいらしたことがあるそうで、とてもきさくに話してくださいました。
ERでは学生やレジデントの方の処置を見学させていただきました。4年生が実際に処置をして、検査のオーダーをだしていて宮崎大学とはかなり違う雰囲気でした。私は、足底にピンが刺さった男性の切開排濃の手技をしました。それを私に教えてくれたのも4年生で、タイの学生はやはりすごいなと感じました。また、動脈血の採血についても教えて頂けました。その他には、脳腫瘍による意識レベルの低下、癌患者の発熱、胸痛、嘔吐、吐気、結核、外傷など様々な疾患の患者さんが来ました。全体としては、一次救急の患者さんがかなり多く、三次救急しか受け入れない宮崎大学の救急と違う経験をすることができました。また、結核の感染予防に対する意識が低い所には、ちょっとドキドキしました。
 午後からは1時間くらいSepsis Managementのレクチャーがありました。スライド、プリント、テストは英語だったので、内容はなんとか理解できました。Caseに基づいたとても実践的な授業でした。
 ERの先生や学生はとても忙しそうにバタバタしていますが、英語で話しかけたり質問したりすると、丁寧に説明してくださいました。ソンクラでの実習初日ということで、まだまだ分からないことばかりですが、徐々にいろんな事を学び、経験していきたいと思います。

April 18, 2011(天満雄一)

 4月8日の報告です。ワードファイルでどうそ。→4月8日(天満雄一)

April 18, 2011(緒方彩人)

 4月7日の報告です。ワードファイルでどうそ。→4月7日(緒方彩人)

April 12, 2011(天満雄一)

 4月6日の報告です。ワードファイルでどうそ。→4月6日(天満雄一)

April 12, 2011(緒方彩人)


 4月5日の報告です。ワードファイルでどうそ。→4月5日(緒方彩人)

April 11, 2011(天満雄一)

 4月4日の報告です。ワードファイルでどうそ。→4月4日(天満雄一)

April 11, 2011(緒方彩人)

 4月3日の報告です。ワードファイルでどうそ。→4月3日(緒方彩人)

July 24, 2010(横山貴裕)

 今のところ元気でやってます。
 
 3週間が過ぎました。
 
 感染症科、小児外科、小児科を1週間ずつ回りました。タイのエクスターンは日本の研修医並みにこき使われている感じがします。今日から土・日・月・火曜日と世間では4連休ですが、ドクターやエクスターンには休みはないです。毎朝病院に行ってます。午後がようやくフリーになるくらいなんですね。小児科はデング熱ばかりです。ちょうど今が雨季ということもあり、デング熱の患者がひっきりなしに入院してきます。ドクターもちょっと苦笑いです。雨季なので風邪から肺炎を起こす子供も多いです。デング熱と肺炎で、一般小児科病棟の9割近くを占めています。

 3週間目はこんな感じで過ぎていきました。

July 16, 2010(福元知恵美)

 7月16日(Fri)     
 金曜日の報告をします。遅くなってすみません。今、バンコク⇒福岡行きの飛行機の中でレポートしています。これを先生へ転送するときは日本です。振り返りの形になってすみません。
 今日は2回目の霊気に参加しました。1回目同様、全員まっ白の服装での参加です。今日は前回の復習で、二人で実施した後、今度は一人で実施しました。実施は前回しましたが、Reikiを受ける側になるのは初めての体験で、不思議な体験でした。Reikiの先生は、毎年宮崎大学の看護学生がReikiに参加していることを喜ばれており、日本で発祥したReikiを私たち学生がタイで学び、ぜひ日本に持ち帰って実施してほしいと話されており、宮崎大学でも積極的な活動が行われるとよいと話してくださいました。
 そして、今回はとてもラッキーで、お坊さんがこられ学生にお話しをする機会がときどきあるようなのですが、今回それに参加することができました。お言葉の中に、家族や友人など自分が幸せにしたいなら、まず自分が幸せになりなさいと話されました。そして、慌ただしい日常の中、自分が自分と向き合う時間がないことが多いので、少しでも自分と向き合い「I」を探すこと、知ることが大切だと教えていただきました。
 また、Reikiの後にはThaiの友達達が私たちにThaiドレスを用意してくれ、いろいろタイプのドレスにチャレンジして、しっかり文化交流しました!ちょうど、看護学生1年生に向けてクラブ紹介やバンド演奏、ダンスなどが開かれており飛び入りでの参加で挨拶をみんなの前でするなどの緊張もありましたが、とてもいい思い出になりました。

 それでは、先生とは日本に戻ってからすぐお会いできると思うので、そのときいっぱい語りましょう。とてもいい経験ができて、4人みんなうれしい気持ちでいっぱいです。おみあげ話をしに伺います。

 福元 知恵美

July 14, 2010(横山貴裕)

  連絡遅くなって申し訳ありません。おかげさまで今タイにいます。今のところ、死なずにやってます。
 連絡が遅くなってしまった言い訳をさせてください。
 自分のドミトリーが古くてネットがつながっていません。そのため、ネットをするには病院にいかなければならない状況にあります。
 さて、実習が始まって一週間とちょっとが過ぎました。先週回った感染症科ではデング熱とHIVの多さが目に付きました。日本ではほとんど触れないデング熱ですが、ここではcommon diseaseのようであり病院のドクターがデング熱にかかってERを受診していました。また、melioidosisという寄生虫も多いらしいです。日本との違いを痛感しました。
 今週は小児外科です。ドクター達はものすごくいい人で、英語はもちろん話せますし、日本語の話せるDr.スラサクもいます。抜糸などの簡単な手技は、わざわざ呼びにきてやらせてくれます。ただこの分野は日本語ですらあまり勉強していなかった分野なので、英単語を覚えるのがしんどいですが、勉強になり楽しんでます。宮崎の学生でだと思うのですが、小児外科が受け入れをするのは自分が始めてらしいです。(小児外科自体ができて数年しかたっていないとのことではありますが)後輩のためにも門を閉ざさぬようにしなければと頑張っとります。
 また時間のあるときにメールを送らせていただきます。

July 10, 2010(吉田万喜子)

  7月10日(土)

 実習1週目が終わって初めての休日です。今週は盛りだくさんの実習で、本当に良い経験をさせていただきました。
 今日はSightseeing Tour to The Institute for Southern Thai Studies, Sightseeing Songkhula Tour ということで1日かけて展望台、博物館、寺院、ビーチなどを見て回りました。昨日の晩、4人でおしゃべりして夜更かししていたので1日中暑い中を移動して回るのは少々ハードでしたが、とても楽しい一日でした。サミラビーチではマーメイド像の前でみんなポーズをとって記念撮影。ビーチ近くの展望台にはたくさんのサルがいたのですが、車の中に置いていたお菓子を全部持っていかれてしまうというハプニングもありました(笑)。寺院に行くと、今日お寺に入る方がいるとのことでお祝いの準備中でした。ちょっと立ち寄って眺めていたら、おいしいアイスクリームをいただきました。学生さんに限らず、本当に親切な方が多いです。タイの人たちは優しくて、純粋で、本当に笑顔が素敵で、人々のつながりが強くて、彼らと一緒にいると気づかされることがたくさんあります。
 寮に戻ってからそれぞれ休憩して、夕食へ。南国風の素敵なレストランで、みんな大好きなお店です。21時過ぎだったのですが、街にはたくさんの人がいてお店もたくさんのお客さんで賑わっていました。タイは外食の文化がありますが、いたるところに人々が集っていてみんなそれぞれに夜の時間を楽しんでいます。カフェでお茶を飲みつつ、仲間たちでその日の出来事や楽しかったこと、嬉しかったことなどをおしゃべりするのがタイスタイルなのだそうです。夜は昼間の暑さがひいて吹き抜ける風が心地よく、みんなでゆっくりお茶をして、たくさん笑って、歩いて帰る時間が大好きです。こちらに来た当初は、道も場所わからなくてみんなの後ろをついて回っていたのですが、今はもう慣れたもので先頭を歩くようになりました。来週の今頃はもうみんなとお別れしているのか…と思うとさみしくなります。1日1日を大切にしたいなと思いました。それでは。
                               N4 吉田

July 08, 2010(福元知恵美)

 7月8日の報告をします。
 今日は、朝の8時から16時までPCU(primary  care unit)でcommunity healthの実習がありました。病院から少し離れたとこだったので、バスで移動しました。周りにはお店はないということで、みんなお弁当を持参でいきました。今回は、PSU看護学生4年生の地域実習に参加でき、学生との交流もすることができとてもよかったです。
 私が行ったPCUは、ほぼクリニックのようなところでしたが、びっくりすることに学生主体ですべての流れが行われていました。そこには医学生もいたのですが、最初のバイタルチェック、問診、記録を学生が行い、筋注などの処置も看護学生が教員かうナース付き添いで実施、診察は医学生が実施していました。その後、もちろん医師の確認を行っていましたが、日本と違いとても積極的な実習だと感じました。一人二人の患者でなく、クリニックにくるすべての患者を学生が行うからびっくりです。また、薬の処方も簡単なものであればナースができます。ただし、このナースは一定の専門教育を受けていましたが、日本よりとても看護師の役割が広く、そしてみんな医師のようにアセスメントして実施し関心と危機感を感じました。
 学生とも仲良くなり、夜は、先生と学生たちとカフェで語り、とてもよい思い出になりした。9時ごろまでお茶としてたのですが、先生がとても優しく、私が思春期対象のHIV予防教育に興味があったため、先生の知り合いの方でそういった専門の方に連絡をとってくれ、話を伺うことができました。夜の9時半ごろから、11時半まできき、寮へは0時につき、ある意味深夜まで実習で、みんな少し疲れた感じでした。私と松田さんは前日も3時までおき、朝は7時おきだったので、けっこうピークに疲れていますが、やっぱりタイにきているので実習だけでなくタイの友達とも交流したいので、わりきって出かけたりもしています。実習も、タイでの交流も全力で満喫中です。
 明日は、霊気について学び予定です。ついつい、知らないことが多く文化の違いもあるため、みんな面白くてたくさん話をうかがってしまい忙しいですが、充実している生活だと思います。
 みんな、横になる時間が少ないので、最近は足のむくみがとれません!!あと、タイ料理は塩分が多いのでしょうか?極端に甘く、極端に辛い食事が多いので、結構摂取しているのかもしれません。料理といえば、わたしたちは結構タイ料理のメインのものやおいしいものは制覇してきています!とてもおいしく食べている毎日です。

July 06, 2010(吉田万喜子)

  『7月6日(火)の報告です。
 今日のハジャイはとても暑いです。
 午前中は4人ともHealth promotion and Rehabilitation Centerの見学と活動に参加されている高齢者のみなさんとTai-chiなどのエクササイズを体験しました。先輩方の報告で聞いてはいましたが、こちらの高齢者の方々は本当にパワフルで活発です。日本人の私たちを見て、みなさん笑顔で話しかけてくれました。日本語が上手な方が多く、「さくら」を口ずさむ方もいました。参加者は50人以上、みなさん55歳以上で徒歩またはバスで大学まで来ているそうです。みなさんの前で一人ひとり自己紹介をしたのですが、参加者の一人の男性(あえておじいちゃんと呼びたいくらい、親しみやすい方です)が英語でウェルカムメッセージをくださいました。用意したメモを見ながら、私たちに語りかけてくださる姿に本当に感動しました。さらに、手作りの枕を4人それぞれにプレゼントしてくださ
いました!これには4人とも大感動で、思わず涙が出ました…。
 午後からは4人ともそれぞれの領域に分かれて病棟実習でした。私は福元さんとRCU(respiratory care unit)へ行きました。看護師長さんから病棟の概要や看護体制、勤務体制、電子カルテの見かたについて説明を受けました。ほとんど日本と同じでしたが、病棟の構造や療養環境は異なることも多かったです。日本の病院では窓を開け放しておくことはほとんどないですが、こちらは常にオープンで、扇風機が回っていました。呼吸器疾患の患者さんが休まれているところで、扇風機というのは埃が舞ったりしないのかな…と二人で考えていました。機会があれば質問してみようと思います。
 今日も4人とも元気です。

 N4 吉田』

July 05, 2010(松田静香)

  7月5日(月)  松田静香
 Prince of Songkhla大学(以下、PSU)について説明を受けました。PSUは、14学部あり、様々な学生が同じ敷地内で学生生活を送っていました。大学入口には警備員が常駐しており、危険物はないか、毎回、バイク等チェックする必要があります。大学内に国王の銅像があり、人々がお祈りをする姿や、店には必ず国王の肖像画が掲げられており、タイ人々は国王をとても尊敬している事が伺えました。大学内には様々なアクティビティが出来る施設が揃っており、テニスコートやグラウンドなどがあります。医学図書館は、2階建てで医学、看護の本や雑誌が揃っており、月曜〜金曜は7時30分〜21時30分、土日は8時30分〜16時30分、利用可能であり休日は使用できません。看護の本は、主に2階にあり、タイ語、英語で書かれた本が置かれてありました。看護学部は3つの建物から構成されています。そばの庭園には、看護の象徴とされている花があり、Peapという白い花があり、細かなところまで看護の精神があると感じました。ヨガやタイマッサージも看護学部内で体験する事が出来ます。今回、看護技術練習室の見学が出来、2年生が陰部洗浄、創傷処置、洗髪、マウスケア、を実施しているところでした。まず、先生がデモンストレーションを行ってその後、各グループで学生が実際に実施するという流れであり、日本と同じでした。一つの技術室は、ベッドが7床くらいであり、8つの技術練習室があります。母性実習室では、出産介助を行う事の出来る器具やデモンストレーションの人形がありました。タイでは、看護師が助産を行えるため助産介助の技術習得をしなければなりません。今回、新生児を布で包む方法を実際に体験する事が出来ました。布で包む事で新生児を保温する事ができます。日本では、児の抑制になるとの事であまり実施されていないですが、タイでは実際に病院で実施されているとの事です。布おむつの作り方もレクチャーしてもらいとても利便性を感じました。タイでは布おむつをする母親もいますが多くは紙おむつでありそちらが主に使用されているそうです。また、会陰縫合も看護師が実施するためキットや練習道具が多く揃えてありました。実習先でも、患者さんに実施する事がありますが、これは緊急性がないこと、安全であること、患者の同意があること、これらの事を踏まえて最低1針縫合可能であるとの事です。学生が実施した後、看護の先生がチェックし、医師のチェックは不必要です。また、看護師が出来る縫合として、会陰縫合のほかに、深くない、神経が少ない、動脈が近くない、関節ではない、外相範囲が広くない、というケースの場合看護師が実施可能であり、日本の看護師の業務の範囲の違いを感じた1日でした。
 また、MayやSandyが今日のキャンパスツアーに付き添ってくれ、分からないところは本当に親身になって教えてくれるためとても助かります。本当に感謝です。また、実習後にZenも一緒に大学内のマーケットに行きました。50店舗以上の店があり飲食を取り扱っています。タイの料理は本当に美味しく、タイの方々はほんとによく食べます。多くのフルーツもあり、ドリアンは果物の王様(体温を上げる働きがあるため)、マンゴスチンは果物の女王(体温を下げる働き)があるそうです。マンゴスチンはとても甘く、大好きなフルーツの一つになりそうです。

July 04, 2010(福元知恵美)

  7月4日
 今日は私が報告します。
 今日は、一日デュー先生が観光を計画してくださいました。今年2、3月に宮崎に来た時に知り合っていたので、再会できてすごくうれしいです!
 朝9時に待ち合わせして、先生やメイ、ナッティー、新しくbuddyをしてくれているビューが一緒でした。
 車で2時間半、移動していった先はTrangという街です。海に連れて行ってくれました。そこは、きれな海が目の前に広がっていていて、すぐ海の目の前には、風通しのよい柱と屋根だけの大きなレストランがあり、そこで昼食でした。
 私がトムヤムクンが好きということで、注文してくださいました。とっても辛かったです!でも、やっぱりやめられないおいしさがあり、口がピリピリしながら食べました!そのほかにもおいしい食べ物がたくさん。その中で、初めて食べたものがあります。日本では、食べない種類の貝で、大きかったんですけど、昨日のマーケットで幼虫を食べた自分には怖いものがなく、食べました。結局凄くおいしくてたくさん食べました。
 食後は、海をみんなで散策して、海辺から海の方へまっすぐ伸びた船着き乗り場までの橋を歩いたりしました。
 その後、少し移動して違う海へ行き、木に登って写真をとるなどして過ごしました。そこは、地元で有名なスキューバダイビングの海で、カップルで入ると幸せになれる海だ言われているそうです。
 海の後は、近くにある水族館へ行きました!そこでは、南の海に生息する魚たちを見たり、オットセイのショーを見て楽しみました。
 
 帰りの車では、2回お菓子休憩に止まっておいしいお菓子を購入して食べたり、焼き鳥のようなものやSalaというフルーツを買ってみんなで食べました。
 みんな、とにかくよく食べます。。。凄いです!Salaというフルーツは、昨夜の水上マーケットに行ったときにメイに教えてもらっていて、とても甘くておいしいフルーツです!4人全員で大好きで日本に買って帰りたいくらいです。
 3回目の車停車では、夕食でした。これもまた、雰囲気のいい店で、お店の中にはドラムなどがセットされており、ミュージシャンが心地よい音楽を演奏してくれながら食事を楽しむ場所でした。ミュージシャンの方が、私たち4人が日本人ということで、日本の歌をタイ語で歌ってくれました。みんな、本当に知っている知らない関係なしに親切にしてくれます。
 寮に帰るときも、みんなが手土産(食べ物)をたくさん買って持たしてくれ、本当に食べきれないくらいです。毎日ごちそうになり、感謝の気持ちでいっぱいです。
 日本で一度会っているので、今回の再会はお互いがとても待ちに待っていたもので、凄く時間を大切にしてお互いがよく一緒にすごします。寮に帰っても、一部屋に集い、
 女子寮ですが、男性でも入ることができるようで、Zenも入り夜の11時近くまで語り合います。
 この時間は、みんなリラックスしておりとても好きな時間です。困ったことはすぐに助けてくれ、また周囲の寮の友達も数えきれないくらい紹介してくれて、何かあったらすぐに声をかけてといってくれます。街の至る所でもみんなが集って食事をしたりしていたり、大学の至る所で集って運動をしたり協力して生活しているのが伺えます。
 とても人のつながりが強くて、みんな穏やかで優しい人たちだなと感じています。毎日感謝感謝です。
 そして、彼らからは礼儀の大切さを学びます。お店で出会った人、ちょっとした出会いでもきちんと手を合わせて挨拶。
 自分もすると必ずみんなも返してくれます。気持ちのいい挨拶ができる国ですね。改めて学びました!
 
 明日から実習がはじまります。充実したものになるといいです。
 それでは、また報告します。
 
 福元

July 03, 2010(五反田奈々)

  『看護学科4年五反田です。

 タイは雨季と聞いていたのですが、実際雨に降られることはなく、快適…と思っていたら、昼間の日差しがとても強く、タイが暑いと言われる理由を実感しました。思い出せば、タイは赤道付近の国なんですよね。そりゃ暑いにきまってますよね。

 いま、吉田さん、福元さん、松田さんはゼン、ナッティー、メイ、サンディーと一緒に買い物、食事に行っています。私は昨日今日とちょっと疲れたので今日は部屋で休ませてもらうことにしました。私たちのためを思っていろいろと計画してもらっているのに本当に申し訳ないです…。

 今日は朝8時半からウライ先生によるインターナショナルコースの修士1年の大学院の授業(Holistic Health and Holistic Health Promotion)の講義を受講しました。
 全編英語による看護の講義は初めてで、うまく聞きとることができるのか、また、大学院の講義についていくことができるのか…などたくさんの不安がありました。PSUは6月が学期始まりらしく、受講した講義は今日が第1回目ということもあり、Holistic Healthについての導入的な部分でした。
インターナショナルコースということでしたが、生徒は10人程度でハジャイやバンコク出身の生徒がほとんどでした。タイ語を母国語とする学生がほとんど全員だったので、英語で説明のあと、学生が理解しにくそうな場合はタイ語で補足を加えていました。英語による講義について、聞きとることのできる部分とわからない部分とが入り混じっていましたが、ある程度聞きとることができたような気がします。スライドでわからない単語は電子辞書ですぐに調べ、先生の説明がいま何なのかついていけるように頑張りました(笑)Holistic Healthは精神論的な部分が多いこと、地域看護学に近いと思ったのが講義を受けての感想です
教室はとても寒かったです。2週目に大学院の講義を受講する機会があるので、もっと厚手のパーカーを持っていこうと思います。

 講義終了後はウライ先生と一緒にテスコに昼食、買い物に連れて行っていただきました。食事はピザとパスタのセットだったのですが、正直、もっと英語が話せていたら、もっと食事も楽しいんだろうなと思い反省しました。伝えたいことがうまく伝えられないもどかしさでいっぱいです(苦笑)

 明日はデュー先生やナッティー、サンディー、メイや新しくできたPSUの学生の友達と一緒に観光に行ってきます!ゼンがたくさんの学生に私たちを紹介してくれるので、寮でもたくさんの学生があいさつしてくれます。みんな笑顔が素敵です。そんなゼンはテストがあるらしく、「明日は一緒に行けない。テストがいやだ。」と残念そうでした(笑)

 今日はたくさん寝て明日楽しめるようにしたいと思います!

 PSUより
 五反田奈々』

July 02, 2010(吉田万喜子)

  報告が遅くなりましたが、昨日の19:30(現地時間)に4人ともハジャイ空港に到着しました。2月に宮大に来ていた学生さんとトンさん、ビーさんが迎えに来てくださってそのまま大学近くのレストランで夕食を頂きました。部屋は二人で1部屋です。水シャワーを覚悟していましたが、温かいシャワーが浴びられるお部屋でした!他にも冷蔵庫、電子レンジ、ポット、食器類も備え付けてあって、本当に快適です。2年生の学生さんが「とってもいい部屋だね〜。カーペットまであるんだね」と話していたので、私たちは相当良いお部屋を頂いているのだと思います。
 
 さて、今日の動きについてです。今日のハジャイは曇り。気候はほとんど宮崎と変わらず、思っていたよりも過ごしやすいです。9時から外来患者さんや学生など大勢の人が利用できるカフェテリアを案内してもらいながら、そこで朝食をとりました。私が食べたタイヌードルは塩ラーメン風で美味でした!
 
 そのあと、ナッティ(宮崎に来たことのある学生)の案内で病院を案内してもらいました。PSUの病院はとにかく大きくて、開放的で、風が吹き抜けていくのが心地よいです。今日は軽く見て回るだけだったので、詳しくは実習が始まってから報告します。
 
 11時から先生がたと日本食レストランで食事・買い物をしました。
 
 14時からワタナ先生と実習のスケジュール確認をしました。私たちの実習目標が達成できるように、いろいろな部署の方々に掛け合ってくださっているようです。実習は5日から始まりますが、明日からも色々と計画してくださっています。
 
 学生さんたちはとてもフレンドリーです。みんな忙しい中、私たちの事を気にかけて部屋を訪ねてくれたり、声をかけてくれます。
本当にうれしいです(*^_^*)
 
 今から学生さんたちと食事に行ってきます。
 
 今日の報告は一応これまで。4人とも元気です(*^_^*)

June 30, 2010(別所和典)アーバイン留学記3

  2週目はUCI medical centerの中にあるNewborn nurseryで実習を行いました。ここでは基本的に健康な新生児を扱います。医学生2人がレジデント2人とチームを組んで、そのトップがDr.Warffanの5人体制でした。
 実習をして日本と異なっていて最も驚いた事は、母児ともに問題が無ければほとんどの場合出産後1、2日で退院することです。アメリカでは正常分娩も保険でカバーされるのですが、その日数などはその人の医療保険がカバーしている範囲によるそうです。しかしあまりの短さにびっくりしました。(中には出産当日に帰るケースすらあるそうです)
 そして実習の一日の流れですが、まず最初に前日診察した新生児のフォロー、そして次にその日に退院する新生児、そして前日の診察終了時からその日の朝までに生まれた新生児、の順番で診察がなされます。
 朝一番に学生がナースステーションにあるカルテから新生児の朝のバイタルサインを書き写してきます。そして前日診察した新生児とその母親のいる病室に行って、体調の変化や、母乳に関する質問や確認をします。アメリカでは早期の職場復帰を考えて母乳保育を早期中断する母親が多いそうですが、新生児の免疫機能の強化という面からも、出来るだけ長く母乳保育を促すように母親に対する教育がなされています。また同時に帰宅後の生活についても質問がなされます。(チャイルドシートやベビーベッドは準備されているか、周囲に喫煙者はいないか、)
 それらが終了すると看護師さんが診察室に新生児を運んできてくれます。まず最初にNew Barrard scoreを用いて新生児の週数の評価を行い(日本では胎内にいる状態でエコーを用いて評価を行う為に行わない)、学生は新生児を一人担当してレジデントの指導の元、全身の診察と記録を行います。宮崎大学での実習では健康な新生児を扱うことは無かったので、正常を知ることで異常な所見に対する理解が一層深まりました。
それらが終わった頃にDr.Warffarnが来られて、医学生とレジデントがそれぞれ担当した新生児についてプレゼンテーションをDr.Warffarnに対して行います。その後Dr,Warffarnが再度診察を行い、今後の検査や処置の必要の有無、退院の日付などの今後の方針を確認します。その後にカルテに自分が担当した症例についてSOAP形式で記入を行うことになります。
 また、母親に合併症がある場合があったりすると、学生に対してその疾患について調べて来て次の日にレジデントとDr.Warffarnの前でプレゼンテーションをするようにとの指示があります。
 基本的にUp To Dateを使って調べ、Pubmedで関連する論文を読んで重要なポイントをプレゼンテーションするというスタイルですが、何しろ次の日までにしないといけないので大忙しになります。しかし日々の診療の中で学生がレジデントや先生に対してプレゼンテーションを行う機会が多いことによってアメリカの医学生のプレゼンテーションの能力が自然と磨かれているのではないかと感じました。
 実際、講義の中でアメリカの医学生のプレゼンテーションを聞く機会が複数回ありましたが、全体的にプレゼンテーションをすることに慣れていて、総じてレベルが高い印象を受けました。
 また、火曜日と木曜日のお昼にはレジデントを対象としたランチカンファレンスがあります。お昼ご飯が提供され、それを食べながら約1時間の講義を聞きます。トピックは新生児に関わるもので、その回毎に変わります。出席率も高く、疑問に感じたことはその場で質問するスタイルで質疑応答も活発に行われていました。
 一日の中でも午前中、前日にお産が多くあった時には特に目の回る様な忙しさになりますが、午後は比較的時間のゆとりがあり、レジデントの先生に「何もなければビーチに行っておいで!」と快く送り出していただいたこともあり、充実した一週間の実習でした。

June 30, 2010(篠原 正尚)アーバイン留学記2

  3週目

月曜日
午前:Santa anaで実習
    僕は4歳の男の子と7歳の女の子のwell child careをしました。
午後:1時30分からUCIの学長の先生との対面
   2時30分から3年生とのlecture
    今回はpresentationの授業で学生がそれぞれテーマをプレゼン。
    別所さんは日本とアメリカの保険について。僕は日本の食生活をプレゼンしました。
火曜日
Murata先生のご好意で、Geriatricsを見学させていただきました。Pediatricsとは対極にある科を見学させていただきました。どの患者さんも複数の疾患が同時に存在する上に、社会的問題も複雑に絡み合っていて、非常に貴重な経験させていただきました。
水曜日
午前・午後Santa ana
    16歳、8歳のWCC。2歳の発熱を問診&診察
    16歳のWCCでははじめてHEADDSSS questions をしました。2月にMurata先生に教えていただいていた内容でしたが、実際に英語で行うのは本当に難しかったです。また、2歳の発熱患者さんでは、プライマリーケアの一端を垣間見ることが出来たような気がします。
夕食は小児科のResidentの先生のお別れPartyに誘っていただきました。
木曜日
午前:Santa ana
   4歳の男の子の腹痛、15歳の女の子のSore throatの診察。
   鑑別診断は勉強していたつもりですが、それが実際の臨床になると様々なファクターが入り込んできており、どこまで検査するのかの判断が非常に難しいと感じました。
午後:Geriatorics
   HAPSというプログラムの見学。
   内科医、精神科医、栄養士、作業療法士、薬剤士が順々に1人の患者さんを診て、その後それぞれの評価や方針を話し合うというものでしたが、他の専門家の意見を聞くことで、自分の評価や方針を変えていて、非常に患者さんのためになると思いました。ただしコストはかなりかかると思いました。
金曜日
全日:Santa ana
   3歳男児の伝染性単核球症+GASpharyngitis(再診)、1歳のfever+鼻水、2歳のfever、7歳の腹痛、14ヶ月の下痢の診察。
この日はurgent careであったため、みんなsick visitでした。
夕ご飯はWaffarn先生のご自宅にお招きいただきました。非常におしゃれなお家でした。庭からは海に沈む夕日が見えました。このとき産婦人科の住吉先生と鹿児島大学の先生にもお会いしました。

3週間終わりましたが、あっという間でした。しかし新しいことを学ぶことが多く、非常に充実した日々を過ごさせていただいております。本当にありがとうございます。

宮崎大学6年 篠原正尚

June 30, 2010(篠原 正尚)アーバイン留学記1

  Murata先生の家からメールしております。
 アメリカについてから6日が過ぎようとしています。
 何もかもが新鮮であり、驚きの毎日を送っています。
 (とにかく人も物も大きいです! 右側車線です! 単位が全然分からないです…)
 別所さんには本当に様々助けていただいております。ミスばかりの僕を怒りもせずに、助けていただいています。英語も医学もすごいです。

 初日(土曜日)は、ロサンゼルスのLittle TOKYO という区画に住んでいらっしゃるMurata先生のお母様の家でお世話になりました。Murata先生のご兄弟の家族も来られ、皆様に本当に良くしていただきました。日本系のご家族ということもあり、皆様日本に興味をお持ちで、いろいろと話も盛り上がりました。観光にも連れて行っていただきました。

 日曜日の夜にMurata先生のご自宅に連れて行っていただきましたが、映画に出てくるような、かわいらしいご自宅でした。2つのベッドルームとトイレ&バスルームをご用意していただき、本当にこれ以上無い宿泊をご用意していただきました。

 実習については、クリニックではMurata先生について、いろいろと問診や診察をさせていただいています。今日別所さんは一人で問診→診察→プレゼンをしていました。次回は僕もさせていただこうと思います。非常に貴重な経験をさせていただいております。
また、このプログラムの評価の一つとして、僕たちが立ち会った患者さんのサマリーを作ることになると思います。詳しいことはまたそのうちにご連絡いたします。

 学生については、本当に活発に発言し、また、知識の量も幅も多いと思いました。(僕の英語力が無いだけかもしれませんが…)また、2年生の最後と3年生の最後の両方と授業を受ける機会がありましたが、たった1年間ローテーションするだけでそこまで知識がつくのかと思うくらいの差を感じました。(もちろん個人差はあると思いますが…)

 皆様(ドクターもナースも学生も)、本当にやさしく、明るく、接していただいております。本当に話しかけやすく、僕の間違いだらけで遅い英語でも、意味を推測し、待ってくれ、分かりやすい英語に変えて答えてくださります。

 英語は、病院の中では病気について話すときは結構ついていけていると思いますが、冗談を言ったり、日常会話になると、とたんについていけず、また病院の外ではまともに注文もできない状態です…日本で会話系のCDなども聞いていましたが、めちゃくちゃ早いと感じ、一文一文がつながっているので、何回か聞きなおさないと理解できないことが多いです。とは言いましても、この留学は、僕が想像していた以上のものになりそうです。本当にありがとうございます。

 篠原 正尚

June 03, 2010(猪川文朗)

  Time is flying. We have only 3days in PSU. Last week was also fruitful for us.
  
  What surprised me the most was the patient with TB doesn't have to admit. Thai have quite many TB cases, and hospitals don't have enough beds for the patients. So instead of admission, they send a staff called "Health Care Provider" to the patient house. The staff checks if the relatives don't catch TB and the patient have to take anti-TB drugs in front of the staff, as you know, "DOT". But I wondered a little whether it's effective enough to contain the spread of TB. It leaves little to be desired, if I can be honest. So I asked a resident about that. She said, "Sometimes there are people who don't understand what we say. They go outside places such as Supermarket. But it can't be helped. We don't have enough beds." And we saw some Malaria cases in ID. There are less and less patients with Malaria in Thai, because Thai cities are developing with vast forest cut down as well as other countries. But still they have some cases and they have Center of Malaria. The area where we can catch Malaria is localized to some special area in Thai, such as Satun province. A fellow of ID said to us, "When you visit this area, you have to take some prophylaxis."  We can't help laughing because we went there three times without any prevention. But he made us relived, "You can depend on us because here is ID department." To say just in case, we don't have any symptoms so far.
  Finally, today I visited the department of pediatrics to see a dengue fever case. The dengue fever is so common in Thai that you have to rule out it if fever is over 3 days. The child we saw today is in the start of recovery phase. The doctor said, "Now the patient don't show rashes which are usually seen in recovery phase. But probably you can see it tomorrow." If we have enough time, tomorrow we are going to visit pediatric department again.

May 27, 2010(猪川文朗)

  Dear Mr. Tamada

  It has been 2W and 3day since the class in Thai began. I finished my visit of the orthopedic department. What I want to talk about is many, but here I’m talking about just 4 things.
  Firstly, I was surprised by how many traumas are caused by gun shouts and bombs. I knew there are 3 provinces which are famous as dangerous area, located in south part of Thai. They are protesting the government for independence, sometimes using such kind of weapons. The doctors of orthopedics let me see the patient with heart-hurting wounds.
  Secondly, I saw a rare case in Japan. The patient had aftereffects of poliomyelitis. It was my first time to see the patient who has a history of poliomyelitis. The patient was fine but the left calf was completely affected and it couldn’t work at all. It was a good experience for me.
  Thirdly, I will write about exchange students who came to Miyazaki last winter. They are now interns, or freshman as a doctor. They are very busy as well Japanese residents. They sometimes say, “I couldn’t sleep last night” “I couldn’t eat anything today”. As is in Japan, There is a shortage of doctors particularly in rural area. According to their talk, it’s possible in a rural hospital that only 3 doctors take care of 100 patients at night. They ask us to eat out every day, so we thank them very much.
  Final is about the excellence of PSU students. I think they are much more familiar with the medicine than me on average. And a part of the reason, I think, is that they have to do more things in hospital than us. For example, in the department of orthopedics, 5-year students have to come to the hospital 7 o’clock everyday to change the dressing of the patient. In addition, they are bound to submit reports on operations of the cases assigned to them in 24 hour after the operation. They often said, “I’m sleepy because I slept only 3 hours yesterday” They are very tough.
Fumiaki Ikawa

May 18, 2010(猪川文朗)

  どういう訳かホームページに接続ができませんので、こちらを使って連絡をさせていただきます。
 
 ソンクラに来て1週間がたちました。とりあえず3人とも元気で楽しく過ごしています。こちらに来た時にお世話をした、ノック、ポー、ナット、トゥーイ、ボーイに忙しい中いろいろと面倒をみてもらって、とても充実した日々を送らせてもらっています。一週間の学校生活の感想というと、“ついていくのに必死”という表現がまさに当てはまると思います(“ついて行けてない”が正しいかもしれませんね(^^))。でも、分からないと何度言っても、見放すことなくきちんと先生方は説明してくれるのでとても感謝しています。
 
 タイの学生は本当に優秀です。それについて書くとヘコんでくるので今日のメールの締めくくりは僕が一週間過ごした整形外科orthopedicsについて書いておきます。EMPの講義にいらっしゃったサントン先生(と言ったら全く通じなかったです、あえて書くならスントゥン先生かな)に魅かれてorthopedicsを訪ねた僕ですが、実のところあまりサントン先生と話す機会はそれほどありません。代わりにDr. Paromeという先生を中心にcastting roomやオペ室でいろいろとご指導いただいてます。質問攻めなので毎日悔しい思いの連続ですが、Parome先生は冗談がうまくてとても陽気な先生で気落ちせずに過ごすことができています。こちらの整形外科の一番の特色はoperation room minorという短時間で終わる手術を集中的に行うオペ室を持っているところだと思います。これはサントン先生たちが作り上げたシステムらしく、手の手根管症候群などが疑われる患者を月曜日に集めて、効率よく治療していこうという試みでした。それから、こちらの外来を見ていて思うのは銃撃などの外傷を受けて治療しにくる患者さんが多いということです。今日も一人いらっしゃいましたし、毎日のように銃痕をもった人がやってきます。これはやっぱり発展途上国ならではのことだと思います。
 
 書きたいことはいろいろとありますが、今メールを書いているwifi エリアには蚊が大量にいて、dangue feverも 怖いことですし、今日はこれぐらいで切り上げます。お疲れ様です。

April 30, 2010(杉野茜)

  Dear Mr. Tamada

  (I've just finished all my practice at PSU. I was in infectious disease department this week.

  The most impressive thing was that there are so many HIV(+) patients here. I heard that most people in Thailand do not use condoms. There are some classes in junior highschools to learn how to prevent pregnancy but it doesn't work as a real prevention of  STD. In addition to this, Thai people are said to be very shy and they  are not willing to talk about contraceptions.  And sadly, poor socioeconomic people are a high risk group of HIV exposure. I've never thought Thailand as a developing country before, but at this time I fell that Thailand is a developimg country actually.

  As my EMP seniors told before, they don't pay much attention to hospital acquired infections. Medical staffs rarely wash their hands before and after they touch patients even if  they are severely immunocompromised.)

  I handed all the letters from you to the doctors. Dr. Suvina suddenly visited our dormitory because Peter contacted with her for me. She took us the famous Thai noodle shop that night and we talked a lot. She retired PSU and is going to move to Bangkok in May.

  We will leave here on this Sunday so this will be the last E-mail to send to you. See you soon and please take care of yourself.

  Akane.

April 29, 2010(東村千寿)

  Hi.

  You look too busy. So, I'm worried about your health. About your class "South Africa," I remember about your movies very well, because I was strongly impressed by them.

  In this week, I have a practise in ER. There are many interesting cases, some of whish are rare inJapan. For example, gun shot, bom attack and Dengue fever.... And also there are many cases of motor cycle accident because the traffic regulations aren't obeyed mostly. The accidents increased especially after a rain. Today it was rain for 2-3 hours at noon. So, the doctors looked very busy. Form the next month, the rainy season will begin in Thailand. There will be many patients of motor cycle accidents.

  And in ER, I have many oppotunities to experience various procudures. So, I can understand about many things more deeply by them. Since I was allowed to take some pictures about them, I'll show you them after I go back to Japan.

  Sincerely,   Chihiro.

April 29, 2010(名越怜子)

Hi, how are you doing?  I feel sad every night before going to bed because it reminds me of how short it remains to stay here.  Time flies so fast.  I hate it!
 
 Akane and I are now rotating in infectious diseases (ID).  Dr. Pissu is the professor and he takes care of us very much.  Since I had been learning in ID ward of pediatrics last week, I was familiar with some of the diseases, such as Dengue fever and HIV infection.  The knowledge I had obtained there helps me a lot now.  
 This morning started with Dr. Pissu's general clinic.  He is an ID specialist, but in order to teach students about general medicine, the professors have the duty to examine in general clinics as well.  There were variety of patients from neurologic disease to endocrinic disease.  He told us that it is good for the doctors to maintain their medical skills.  Even if you are examining a patient of your speciality, he might have other complex diseases as well, and it would be bothering for the patient to consult other doctors every time.  I have an opinion that all doctors should have the basic skills to examine any kinds of patients, so I thought this system would be great to be imported to Japan.

 Since ID doesn't have its own ward, the main thing to do in the day is to make a round to the patients with infectious diseases who are staying in different departments.  We usually go to ICU, respiratory section, and orthopedics.  During the round, Dr. Pissu and other residents would explain to us what they are discussing about.  As my expectation, the patients here are a lot more severe than in Japan.  I won't write about them in detail, but they were quite shocking.  Although knowing that it would be impolite, we've asked Dr. Pissu if they have any plan to improve the hygine conditions in the hospital.  He told us that it is an economic problem, and it leads to the complicated government problems of recent years.  The doctors have no power to change this situation, and what they can do is to obey the government and work.  I learned that apprently the doctors and the hospital of Thailand seem to be similar to those of Japan, but they actually suffer from underlying problems.
 
 Sincerely, Reiko Nagoshi

April 28, 2010(石井玲子)

  Hi, Mr.Tamada.
  This is the last week for us. I'm very very sorry about that.

  This week, I go to Family Medicine ward. PSU have 2 PCU (Primary Care Unit), I go one of them every morning with 5th year students. In PCU, we can see many common disease patients in Thailand. I thought that common disease in Thailand is infectious diseases. Actually, common diseases in Thailand are diabetes, hypertension and dyslipidemia. That is same as in Japan. In these days, lifestyle in Thailand have changed, and now, there are many metabolic disease patients.

  Today, I took 1 patient's history and physical examination and made SOAP (5th year student translated English for Thai language, and wrote medical record in Thai). It was so interesting! I have took history and physical examination many times, however, I have a few chance to think about assessment and plan. So it was very hard to make A and P. To make A and P, students need to know well about treatment for disease. The 5th year students examine about 3-5patients per day. It must be very good practice.

  Tomorrow, I will do home visit with home care team.

  Reiko Ishi

April 26, 2010(石井玲子)

  Hi, how are you?
  Today, I will report on the difference of curriculum between PSU and Miyazaki.
  This morning, we visited Outpatient's ward again, and saw the examination by 5th year students. In Miyazaki, 5th year students take history and physical examination from only inpatients. In PSU, 5th year students examine 1 outpatient once a week. These patients come to the hospital for common disease (eg, upper respiratory inflammation, infectious wound, gingivitis). For purpose of education, the hospital ask patient's parents to come to the hospital when their children get some common diseases. The 5th year students take history of patient, physical examination and
enter these information into the electronic medical record (EMR). They also order the medication. After that, they are checked EMR by Dr., and examine patients again with Dr. Through this program, they learn about examinations and treatments. I think this is a good program. Seeing is believing, I can learn much many things from patients than only references. However, this program need the cooperation with patients. Japanese people
tend to hesitate to consult with students, so it might be difficult to ingrain in Japan. The difference of nationality may affect the medical curriculum.

  I want to write about the difference of the curriculum and system between PSU and Miyazaki, but I have a appointment with Dr. Maliwan (anesthetist, you know) from now. I'm really sorry...I will write about that in next mail!!

  So, don't work too hard. Be happy in your life.

  April 23
  Reiko Ishii.

April 23, 2010(名越怜子)

 Hi, Tamada sensei.
 
 One week of my medical practice in infectious ward of pediatrics has done today.
 Thanks to Dr. Kamonwish, who is a very kind and humorous professor, I had a very good time in the hospital this week.
 Today, we observed the outpatient department done by 5th year students.  Dr. Kamonwish was also there as a consultant.  Four students were in the same room with one patient for each.  At first, they took the history of the patient, and then they did appropriate phisical examination for each patient, such as otoscopy and rhinoscopy.  After every examination is done, they typed the medical records into the electronic chart.  When every students have finished typing the medical records, all of the students gathered around the professor and presented about the patients one by one, with their patients sitting next to them.  The professor asked the students some questions, such as "What is the most common bacteria that occurs upper respiratory infection?" or "What is the complication of URI?".
 I thought this style of learning is very effective, because seeing a patient in front of you will be the best mnemonics than anything, such as just reading a textbook.
 To be honest, I envy the Thai students for being able to take this wonderful education.
 
Best regards, Reiko

April 21, 2010(杉野茜)

  I'm in OB/GYN. Yesterday I performed US to the pregnant women several times at outpatients department. It was the first time for me to do US to patients so it was very exciting. I'm still not familiar with it and I will try again.
  And fortunately I saw 6th grade medical students taking OSCE examination. One of the subjects was amniotomy. They got nervous very much and it is same as Japanese medical students but the subjects are much more difficult to pass than Japan.

  I will send E-mails later again.

  Please take care of yourself. 
                                           Akane.

April 20, 2010(名越怜子)

  I'm now in the pediatric ward with Chihiro and Reiko.  
  Today, we had a lecture by Dr. Pimon about diagnosing the patients with infectious diseases.  Since the lecture was full of pictures, it made us easy to image the disease and the symptoms of the patients.  I wasn't familiar with some of the diseases, but most of them could often be seen in Japan as well. 
  Dr. Pimon told us that the average of neonatal AIDS patients would survive until their teenage.  I was shocked to hear that. &nb sp;However, one of the residents told us that AIDS is better for the patients than hematologic malignancy.  Since bone marrow transplants are not progressed in Thailand, many patients with leukemia or anaplastic anemia would die without any effective treatments.  For AIDS treatments, they even have antiretroviral drugs (treatments for AIDS) that are made in Thailand.  It expresses how well the AIDS treatments here are progressed and how much problems they have against high technological treatments.  
  After the lecture, our Thai friends explained us about some of his patients.  We even got to examine a patient!
  Since the students here are much more trained and have much more knowledge than we do,  seeing our friends working in the hospital make me motivated a lot.
  The things I learn here, the people I meet here, will absolutely be my treasure.

  Best of all, Reiko Nagoshi

April 20, 2010(石井玲子)

  Hi Mr. Tamada.

  How are you?
  From yesterday, I do clinical clerkship in Infectious Disease in Pediatrics.
  In PSU, pediatric ward is deveded into 3 floors. One floor is for patients who wants to have own private room. And other two floors are for patients who don't need private room. We are working in the floor which has private rooms.

  There are 18 beds in pediatric ward. The patient's chief complaints are leukemia, dangue, chickenpox, UTI and s
o on. In addition, I met 2 AIDS patients and 1 congenital rubella patient in the pediatric outpatient ward.
  In Japan, I couldn't have any chance to meet dangue or HIV/AIDS patients, however, it seems that they are common in Thailand. Tomorrow, one Dr. will lecture on treatment for AIDS. I wanna get more knowledge about AIDS and other infectious diseases from this clearkship.

  Sincerely  Reiko Ishii

April 20, 2010(東村千寿)

  Hi.

  I found how to send you a mail by the internet. I'm sorry to be late to do so.

  In the first week, we except Akane had  practices in NICU. There, I could know about the difference between NICU in Japan and in Thailand. Here, I met a case that a baby of congective heart disease couldn't take the operation because his parents didn't allow it, although the doctors tried to persuade. It was by their religion, not by their economic problem. His parents had a religious idea that it was the god's decision that the baby was born with a desease. So, the parents decided not to give the baby some special treatments. Maybe in the few days, the baby might pass away. That was too sad. And it was the most impressive case in NICU for me.

  In this week, we join in infectious disease in pediatric ward. The doctors and students tell us about each cases during thier round in the morning. Even if we gave them some question, they answered to us very kindly. Some doctors gave us the lectures with many pictures of actual cases. In the cases, there were rare cases in Japan. So, it was very interesting.

  Later I'll send you a mail again.

  Sincerely, Chihiro.

April 18, 2010(杉野茜)

 We are very sorry that we sent this Email so late like this. Here is not so good for using internet.
 We are all fine.

 Anyway I'm in ER. The others are in pediatrics. The medical situation in Thailand surprises me a lot everyday. Patients bitten by snakes, shot by gun, severely damaged by accidents come here.
 
 Everything is comfortable here. Our Thai friends who came to Miyazaki last year take care of us very much. And we made new friends in our own department. The room for foreign students was re-constructed and we are the first user of this. It's like a villa. We are lucky.

 We will send Email later. Please take care of  yourself.

 Akane Sugino

April 18, 2010(石井玲子)

 I apologize for not mailing to you earlier. We all are fine.
 First week (4/5-4/9), we did clinical clarkship in NICU. In NICU, there are about 15 newborn patient's beds, and their common chief complaint are RDS, congenital heart diseases and preterm infant. We were explained each patient's chief conplaint and pathology by some doctors, residents, and students. 
 The facility of NICU is sim