本紹介57 『ぼくの夏の種』

本紹介57  小林照明著『ぼくの夏の種 小林照明戯曲集』(2003/8/12)の表紙絵で、つりがね草を描いています。

 

 

 

今改めて、あとがきにかわる私家版「ぼくの夏の種」を読みかえしてみると、この本の表紙を飾る花には、真夏の花が似つかわしかったのではないか、とも思うのですが。当時は編集者の方と相談し、その時一番美しく咲いている花として、カンパニュラを選んだのだと思います。
この花は、小さい頃は見かけない花でした。初めて見たのは30年近く前で、その華やかさ・豪華さに感動し、玄関の大きな壺に一杯活けたのを覚えています。
出会いが花屋さんでしたので、花屋さんで売られている、どこか人工的な花というイメージの強かったカンパニュラですけれど、最近その意識が変わりました。
それは、広い野原のような”ガーデン”のなかで、全く自然に風に揺れながら立っていました。しかも、何種類ものかわいいカンパニュラが、そよいでいました。
ああ、こんなに可憐で、しかも野性味のある、自然に生きているカンパニュラを、私も描いてみたい、と思いました。
倉本聡のドラマ「風のガーデン」の一場面でした。

 

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最終更新日: 2009年 6月 3日 11:05 AM   カテゴリー: 本(装画・挿画), 絵画,
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