新年のご挨拶・1月私の絵画館
2018年新年のご挨拶
↑ 2004年1月
2018年1月3日
まぁるい月を見て、眠り。目覚めたら新しい年が始まっていました。摩訶不思議。
捨てられるカレンダーと共に、一年間におきた様々な出来事やいろいろな思いも、昨年へと遠のきます。★ 続きは題をクリック ↑
元旦。誰もいないキャンパスのグラウンドをひとり占め。久しぶりに芝の上を少し歩きます。見上げれば、お陽様にむかって、飛行機雲が一本のびていきます。<ぜいたく>な時間です。そこからキャンパスの西の端へむかい、赤い実をつけた「ごんずい」の枝を3本、道路横の雑木林からいただいて帰りました。
2日。今日はグラウンドには先客の方がいたので遠慮して、フィールド・センターの方へ。少し奥まったところにひっそりと、そして堂々と咲く「バーフィニア」に会いました。
25年前に行ったジンバブエの首都ハラレで見た花が、ここ宮崎でもいくつか見られます。紫色の花をつけるジャカランダや、一本の木で白・うす紫・紫の花を同時に咲かせる「昨日・今日・明日」と呼ばれていた花。そしてこのひときわ大きな木にピンクの大きめの花が咲くバーフィニアです。
何年か前、花の少ない冬の季節にピンクの花が咲いているのを遠くから見て、何だろう?と奥の方へ入っていき、見つけました。
今日は、久しぶりにこの花に会えて、<ラッキー>でした。
3日。今日は少し遠くの加江田川の方へ自転車を走らせました。
昨年秋、大型台風がやってきた翌日に行くと、それまで見たこともない水の量で荒々しく流れていました。そして驚くほどたくさんの白鷺が両岸に舞っていました。上流から押し流されてくる魚をねらって、待っていたのです。
川沿いのハイキングコースが始まる駐車場には、すでに12、3台の車が止まっていました。その駐車場へ下りていく途中で、今日初めて稲荷神社があるのに気付きました。50段の石段に一瞬ちゅうちょしましたが、せっかくなので登ってお祈りしました。これが私の<初詣で>です。
今祈ることはただ一つ。<みんなみんな(人も猫も)元気ですごせますように>です。
そこから山の坂道を登り、下り、大廻りをして住宅地の方へもどってきました。
何回も通っている道なので、そうそう珍しいものには出会えませんが。きれいな葉っぱや実はないか。何か絵のヒントになるものはないかしらんと、左右に気を配りながら山道を走る時間は、とてもわくわくします。
こんなふうに穏やかに、私の2018年のお正月がすぎました。
それもこれも、三匹の猫たちが今落ちついて、ほがらかにすごしてくれているおかげです。
生きていれば、真新しい1年にはまた、いい事つらい事とりまぜておきるのでしょうが。せめていい事楽しい事がひとつでも多くありますようにと、願わずにはいられません。
皆様、今年もよろしくお願い申しあげます。
私の絵画館2018年1月
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↑ 2005年2月
↑ 2005年3月
これらの花の絵は、いつ描いたものかわかりません。確かなのは、結婚してから30年間のいつか、ということです。
私は30年間たったひとりのために、毎年手作りカレンダーを作ってきました。毎月の数字に添えて描いたのは、花でした。
それらは1年間使われた後、役目を終えて捨てられてきました。そのカレンダーを見て娘が<たった一人の人しか見ないのは、もったいないなあ>と言い始めたのは、ずいぶんと年月がたってからでした。
そう言われて、初めて私も<そうだねえ。たくさんの人に見てもらえたら嬉しいのにねえ>と思いました。
今から10年前、その日は突然やってきました。長崎県の印刷会社から<花のカレンダー>を全国発売したいというお話をいただいたのです。
その何年か前から、息子がデザインフェスタで私のカードを販売してくれていました。それを印刷会社の社員の方が見て下さり、最後に社長さんも直接ご覧になり実現に至りました。
これが私とカレンダーとの出会いです。
現在では、犬ちゃんや猫ちゃんたちのご注文の絵におわれ、じっくり花の絵を描く余裕もないのですが。今年は原点にもどり、花や風景にももう少し力を注いでいけたら、と思っています。
それにしても12ヶ月×30年。全て捨てずにいたら、360枚の花の絵が残っていたはずなのですが。これまでの人生、何の計算もできずに<行きあたり、バッタリ!>でやってきたのですから、しかたありませんね。
この数枚だけでも、アトリエの混乱の中から見つかったことを<良し>とすることに致します。
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