« 前ページへ

新作です:ラックくんとアンくん(2012/3/4)

福岡県のラックくんとアンくんと椿です。  椿→「椿」、→新作です:椿(2012/2/2)、→広野安人著『さざん・くろーす 広野安人戯曲集』、→「樟の風影」の表紙絵にも藪椿を使いました。  2011年カレンダー→「私の散歩 […]



小島けいの世界:花

 このブログに掲載している花の絵の一覧です。クリックすると掲載してある花の絵のカードがご覧になれます。その絵をクリックすれば更に大きな絵がご覧になれます。(五十音順) あ→あけび→あざみ→あじさい→アネモネ→イリス→梅 […]



新作です:玄風(2012/2/3)

宮崎市清武町の牧場→COWBOY UP RANCH(カウボーイ アップ ランチ)の玄風と紫木蓮です。  前に描いた→玄風もどうぞ。→「木蓮」(紫木蓮)、2009年カレンダー→「私の散歩道2009」の4月の白木蓮もどうぞ。



新作です:椿(2012/2/2)

 2012年の椿です。  椿については、→「椿」、→広野安人著『さざん・くろーす 広野安人戯曲集』、→「樟の風影」の表紙絵にも藪椿を使いました。  2011年カレンダー→「私の散歩道2011~犬・猫・ときどき馬~」の3月 […]



2012年 新年のご挨拶

   新しい年に                            小島けい  2012年が新しく始まりました。  時間はずっと連続しているのに、何故か1月1日を迎えると、その瞬間にグンとそれまでの時が後ろに動いてい […]



私の絵画館(2012/1/10)

 →「水仙ところちゃん」(No. 41:2012年1月10日)  元絵の→「最新作(2011/2/22)です:「ころちゃん」」、「新作です:ころちゃん2(2011/11/9)」もどうぞ。



本紹介59 『葵桜誕生秘話』

本紹介59  三橋美千子著『葵桜誕生秘話』(2005/4/24)の挿画で、扉絵に河津桜を描いています。     →「桜」もどうぞ。 →遠藤康著『遠藤康戯曲集 さくら殺人事件』、→「桜とノア」、「スカイ […]



額に入りました(2011/12/1):ころちゃん2

 元の絵は→「新作です:ころちゃん2(2011/11/9)」です。→「最新作(2011/2/22)です:『ころちゃん』でもどうぞ。



本紹介27『さざん、くろーす』

  本紹介27『さざん、くろーす』   本紹介27広野安人著『さざん・くろーす 広野安人戯曲集』 (1996/5/22)の表紙、裏表紙、扉絵、挿画のイラストで椿を描いています。    (裏表 […]



水仙

水仙

 花はどれもいとおしいと思いますが、なかでも一つだけ、と言われれば、水仙かも知れません。
 三十年前の二月十一日、産前休暇に入ったばかりの私は、朝の新聞記事のなかに「淡路の水仙峡」という文字をみつけました。
 かなり大きなお腹でしたが、とりあえずはまだ子供のいない身軽さで、何の計画性もなく、昼前にでかけました。
 明石海峡を船で渡り、岩屋というところからバスで洲本へ。そこから水仙峡までまたバスで30~40分。
 ところが、最後に乗ったバスが、途中で止まってしまいました。詳しくは忘れてしまいましたが、一本道が通れるようになるまで2時間以上も待ったでしょうか。
 冬の日暮れは早く、ようやく水仙峡にたどりついた時は、もう夕闇がせまっていました。
 けれどそのおかげで、観光客はみなひきあげ、茶店の歌謡曲も終了。最終のバスに乗ってきた数人だけが広い畑にちらばり、海へと続く水仙の花々を満喫することができました。
 いつのまにかすっかり暮れてしまった静寂のなか、色で描くならレモン色の涼やかな、それでいてどこか優しい水仙の香りにつつまれ、そうっと畑に身をしずめたままひとときをすごしました。
 それ以来、水仙は私にとって特別の花になりました。
 子供が産まれた後に引っこしたマンションは、ドアから北風が吹きこむ、というので、急きょ内側にもう一枚ドアを作ってもらいました。
 殺風景な木のドアの一面に、私はあの日の水仙峡を描きました。
 次の転居でその絵は散逸してしまいましたが、今度はたくさんの方たちにみていただけるよう大きなスケッチブックに描きたい、と思っています。



« 前ページへ