私の絵画館(2011/8/10)


      「ももちゃんとひまわり」                 小島けい

 ももちゃんは宮崎県に済んでいた、通称キャバリア(正式にはキャバリア・キングチャールズ・スパニエル )という犬ちゃんです。
 飼い主さんのところで小さい頃から育てられたのではなく、何才かのときにもらわれてきました。(正確にはわかりません。)
 ももちゃんは以前飼われていた時に、虐待を受けていたらしく、新しいお家に来てからも、人間に警戒し、誰にもなつきませんでした。
 そんなももちゃんでしたが、今の飼い主さんが何ヶ月も根気強く優しく接し続け、半年以上すぎて、ようやく触れることができるようになったそうです。
 それでも、亡くなる時まで、他の人間にはまったくさわらせませんでした。家族だけに心を許し、その身体に触れることができたのです。
 お預かりした写真の表情は明かるくほがらかで、心の奥底に深く傷ついた部分をかかえていたことなど、想像することもできません。
 ももちゃんが今のお家で、愛情をいっぱいに受けて暮らすことができたこと、ほんとうによかった!と思います。
 ひまわりの花が一番似合う子でした、という飼い主さんのお言葉を聞き、ひまわり畑で楽しそうに遊ぶももちゃんを描きました。

 ひまわりについては、「小島けいの絵のblog: Forget Me Not」の→「向日葵とジョバンニ」と→「向日葵(ひまわり)、私の絵画館の(→「向日葵とジョバンニ」)もご覧下さい。

最終更新日: 2011年 12月 4日 5:28 PM   カテゴリー: , 絵画,
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