2020年 1月 14日 - Posted by kei - 0 Comments
現在、ご注文の絵を描くのと並行して、お世話になったり個展に来て下さった皆様に、お礼のお手紙を書いているまっ最中です。いつものようにアトリエも混乱を極めたまま、今年が終わりそうです。<一度落ち着いて振り返り・・・・>などできないままですが、カレンダー『私の散歩道2020』~犬・猫・ときどき馬~を作ることができ、カフェ&ギャラリー「Roomer」で個展もできましたので、<まあ、いいか・・・>という感じでしょうか。
![](http://kojimakei.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/01/b851315747019c336ae1b8290efa09be-258x300.jpg)
2020年カレンダー
今年の個展で、新しいご注文をたいただいたのはもちろん嬉しいことですが。同じ方たちから2枚目や3枚目のご注文をいただけたのは、何よりの喜びでした。ありがたいなあ・・・と思いふと思い返してみると、犬・猫・馬など数えきれないほどの絵を描かせていただいている(乗馬で通っている)牧場のオーナーは別格としても。今年はこの犬、次はもう一匹の犬、翌年は猫たちで・・・・と続き、さらにはお友だちへの贈り物としてその方の馬と犬を、と今まで6枚のご注文を下さっている方もおられます。
そこまでの枚数ではなくても、ご注文や絵の購入を2枚3枚となにげなく続けて下さる方はたくさんおられ、今の私があるのは、そのような皆様のおかげなのだと、改めて実感致しました。皆々様に、心より御礼申しあげます。す。
皆様、今年もほんとうにありがとうございました。
![](http://kojimakei.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/01/51cae5a5ac617975ed87476dfc7622cd-211x300.jpg)
カレンちゃんとイルミネーション
2020年 1月 14日 - Posted by kei - 0 Comments
6回目 8月15日(晴れ)トラック来宅
(5回目の原稿が見当たりませんので飛ばしています。)
500坪ほどの借家
この家に住み始めてひと月近くになりますが、時折、予期せぬ訪問者がやって来ます。 3日目の朝早く、一人の白人女性に、車の調子が悪いので電話を貸してほしい、と起こされました。車はすでに門の中です。庭番のゲイリーに門を開けさせたわけですから、家主の親戚かもしれません。電話をすませると礼も言わずに、故障のはずの車でさっさと帰って行きました。あの人は何だったのだ?と今だにわかりません。(けれど、後で考えると、家主から頼まれて偵察にきたのだろうと思われます。)
家の玄関口
8日目にはYAMAHAの赤いバイクに乗ったおじさんが突然やって来て、「今日中にたまっている電気代を払わないと明日から薪の生活になるぞ」と脅して帰っていきました。私たちは慌ててタクシーを呼び、街中の電気会社に行きました。そして、長い行列に並んでようやくわかったことは、家主の老婆がたまっていた電気代を払っていなかったこと。そのため、代金を支払わなければ、電気がほんとうに止められてしまうということ。さらにわかったことは、全額ではなくても一部を支払えば当座電気は止められずにすむというものでした。
日本と全く違う電気料金のシステムに、使ってもいない多額の電気代を全額私たちが払うのか?と、一度はまっ青になった出来事でした。
そして今朝は、門からまっすぐ一番奥の台所まで大型トラックがずんずん入って来ました。その運転手は、契約が切れたから食卓セットを持って帰る、と強気です。ちょうど食卓についていた私たちは”では、どこで食べればいいの?”と食べかけの朝食を見ながら、うろたえました。
どうやら食堂の家具はすべて、家主がみえをはって借りたもののようです。とにかく今は困るので、私たちの帰国後取りに来てもらうように何とか頼み、帰ってもらいました。やれやれ、です。
家の前の通り
2020年 1月 14日 - Posted by kei - 0 Comments
私の絵画館:「マロンくんと傘」(小島けい)
![](https://kojimakei.jp/tama/wp-content/uploads/2020/01/0_2020_00-237x300.jpg)
マロンくん(2020年カレンダー表紙原画)
たくさんの色とりどりの傘にかこまれて、つぶらな瞳を開いてこちらを見つめているのは、神戸在住の<マロンくん>です。
この子は2019年のカレンダー<2月>でモデルとなった<タルトくん>の2代目です。
![](https://kojimakei.jp/tama/wp-content/uploads/2020/01/634127598b128caf7db1fbe2494f47db-218x300.jpg)
タルトくん
タルトくんはもともと心臓の病気をもっていたのですが、ちょうど絵が完成するのと前後して、亡くなりました。
タルトくんがいなくなった寂しさを、同じ犬種(チワワ)で同じように愛くるしいマロンくんが、きっと支えてくれているのだと思います。
何年か前に、同じような傘の中で<ニモ>というかわいい子猫を描きましたが。その年の個展で、一人暮らしの上品なご婦人がご購入下さいました。そのため、もう一度今度は犬で描きたいなあと思っていたところ、子猫のかわいさにも負けないマロンくんと出会い、この絵が出来ました。
![](https://kojimakei.jp/tama/wp-content/uploads/2020/01/dc141baf23ad9b896754eb5b47b384d7-211x300.jpg)
ニモ↑ ニモ2016年6月カレンダー原画↓
![](http://kojimakei.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/12/2016_06-259x300.jpg)
記事は→「続モンド通信13」(2019年12月20日)に収載。
2019年 9月 17日 - Posted by kei - 0 Comments
明日9月17日(水)から2019年の個展が始まります。小島けいは19日(木)午後から15日(日)曜日=最終日まで会場のルーマーにおりますので、お越し下さい。↓
2019年 5月 20日 - Posted by kei - 0 Comments
レオンくんと古城
最近私の携帯には、毎晩いえ時には日に何度も決まった相手から電話がかかります。その相手とは、猫の“のらちゃん”です。
名前の通り元のら猫のその子は、4年前の5月頃突然娘のところにやってきました。そして家の外からどのように察知するのか、行く部屋行く場所の一番近い窓から、大きな声で必死になき続けました。しかもそのなき声は、今まで聞いたことのないような低くて太いダミ声でした。
東京で猫は飼えないから、と聞こえないフリ?をし続けていた娘でしたが。このままでは隣り近所から通報され殺されてしまうにちがいないと心配になり、目立たないところにエサを置くことにしました。“
すると少しずつですがなく回数が減り、いつのまにか玄関のドアの前で寝ているようになりました。ひどい雨の日、ずぶ濡れになっているのを見かねて箱を置くと、その中にもぐり込み安心して眠りました。
ある時試しにドアを開けてみると、最初は恐る恐る少しずつ入ってきましたが、そのうち家にあがりこみ長い時間くつろぐようになりました。
そうして<完全家猫>の座を獲得し“のらちゃん”となりました。
不思議なことに、あれほど低くて太い大きなダミ声だったのが、大切に可愛がられているうちに、ふと気付けば少し高めのかわいいか細いなき声にかわっていました。
保護された時が推定1歳でしたので、これまでの<のら生活>ではいろいろ大変なことも多かったと思うのですが、今やおしゃべり大好きな猫となり、<電話かけて!>とせがむようになりました。その電話を受けて私が話しかけると、じっと聞いていてそれなりにいろいろ返事をしてくれます。
今でも時折、自分で携帯にタッチして一人でニュースを聞いていたり。のぞき込んでタッチして自撮りの写真をとったりするそうですので、そのうち電話も一人でかけたい時にかけてくるようになるのではないか?!と、ひそかにその日がくるのを待っているこの頃です。
モデルは、チャイニーズ・クレステッドのレオンくんです。とても珍しい犬種だそうで、私自身も実際にはまだ会ったことがありません。
長い毛のもち主ですので、カットのしかたでずいぶん印象もちがってくるようです。いずれにしても<高貴な雰囲気>は動かしがたく、気品ある美しさには、やはりドイツの古いお城があうのではないか。そんなふうに思い、小さく描き入れてみました。
2019年 1月 20日 - Posted by kei - 0 Comments
ご挨拶がいつのまにか遅くなってしまいました。
本年も、どうかよろしくお願い申し上げます。
すでに9月の個展の日程(9月11日(水)~15日(日)、18日(水)~22日(日)は決まっていますので、早く1枚目の絵を仕上げて次へ・・・・との思いが、日々強くなっているこの頃です。
何よりありがたいのは、3匹の猫たちが順当なわがままさで、のんびりすごしてくれていることです。
3匹とも1度にたくさんの量を食べることができないため、ごはんは1日5回。ともすれば、一日が猫のごはんだけで過ぎてしまう感もありますが、<喜んで食べてくれる>このあたり前の毎日に感謝しつつ、今年も1枚でも多くの絵が描けたら、と思います。
2019年 1月 5日 - Posted by kei - 0 Comments
私の絵画館81:お話 あのね
私は卵を買う時、いつも近くの生産者のお店に行きます。そこで”こだわり卵”という名の卵を買います。スーパーで大量に売られている卵がそんなに悪いとは思いませんが、なんとなく養鶏場の方が名前のとおりこだわりをもって作っておられるようで。ほんの少し高めですが、それを選びます。(続きはタイトルをクリックして下さい。)
2019年 1月 5日 - Posted by kei - 0 Comments
私の絵画館80:ダスティ
今年も、無事個展が終わりました。
最後まで絵を完成させる体力が維持できるだろうか、とは毎年思うことですが。今回は諸々の事情によりなおさら、個展を開催できるか、私がいつものように東京に行き皆様とお会いできるのか、直前まで不安でした。それでも実現できたのは、ひとえに家族の協力のおかげです。★ 続きは題をクリック ↑
2019年 1月 5日 - Posted by kei - 0 Comments
私の絵画館79:リュウタロウ
今年の九月、このあたりの金木犀は咲きませんでした。
このまま咲かずに終わるのかと思っていたら、つい4~5日前から一斉に咲きだし、小さな庭をとりかこむように植えた30本の金木犀で、今は秋の香りがいっぱいです。★ 続きは題をクリック ↑
2019年 1月 5日 - Posted by kei - 0 Comments
私の絵画館78:子猫とコスモス
何年か前、住宅地の一画にお食事処ができました。その前を通りかかった時、“今はどうしているかなあ”と思いました。
私が教員になったのは25歳の時。場所は兵庫県加古川に出来た新設校です。校舎はまだなくて、昔小学校として使われていた古い木造2階建てからのスタートでした。★ 続きは題をクリック ↑