小島けいの世界

☆1 お知らせ


● 小島けい2021年個展案内

犬(ゆうちゃん)とオーロラ

まさに、混乱のまっただ中という今年の夏ですが。皆様、犬ちゃん、猫ちゃんたちも、いかがおすごしでしょうか。

私も<暑すぎる>夏を、猫たちとともに、何とか生きております。

大変遅くなりましたが、今年の個展の日程が決まりましたので、お知らせ致します。

場所:世田谷区祖師谷「ルーマー」→Cafe & Gallery Roomer

月日:11月12日(金)、13日(土)、14日(日)の三日間です。

 

昨年は個展をやむなく中止しましたが。今年は何とかして皆様に絵を見ていただきたい!という思いから、<ルーマー>がお店を開いておられる金・土・日を使わせていただくことになりました。

ただ、私自身は<自宅待機>という形で、今年は絵のみの移動にさせていただきました。

昨年一年間の、想いのすべてを注ぎ込んだ絵たちを、もし足をお運びいただけるようでしたら、ご覧下さいませ。

なお、2022年のカレンダー用の絵は、現在進行中です。「絵とカレンダー」の個展となりますが。大切な方、大切な動物たちの絵画のご注文は、随時受け付けておりますので、ご遠慮なくお申しつけ下さい。

暑さとコロナと、まだまだ困難な日々が続きます。

皆様、どうかご自愛下さいませ。             かしこ

● 「私の絵画館」更新「浜辺」続モンド通信332021年8月20日

「うさぎのしょうちゃんとチョビちゃん」「続モンド通信32」2021年7月20日

「私の絵画館一覧」(No. 1 2018/12/29~)

● 「エセイ」更新「秋日和」2021年8月20日

「⑪:『のらいぬ』の世界へ・・・」2021年7月20日

「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~一覧

● 小島けい2021年カレンダー表紙<回転木馬>(カルーセル・エルドラド)

9月 ↑

「2021年のカレンダー」(2021/4/24更新)


☆2 連載:私の絵画館


●→「浜辺」続モンド通信332021年8月20日

「うさぎのしょうちゃんとチョビちゃん」「続モンド通信32」2021年7月20日

● 「モンド通信」→「私の絵画館一覧」(81編)

● 「続モンド通信」→「私の絵画館一覧」(2018/12/29~連載中)


☆3  連載:小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬


●→

「⑪:『のらいぬ』の世界へ・・・」2021年7月20日

「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~一覧

● →「小島けいのジンバブエ日記一覧」


☆4 カレンダー


● →「2021年のカレンダー」(2021/4/24更新) ↓

「2020年のカレンダー」、→「2019年のカレンダー」

● これまでのカレンダー→「今までのカレンダー」


☆5 本の装画・挿画


● 門土社(横浜)から出版された本の装画や挿画です。


アレックス・ラ・グーマ『まして束ねし縄なれば』(小島けい装画)

● 出版された本の一覧です→「本の装画・挿画一覧」(門土社)


☆6 作品紹介


<シェルターとモルディブの海>

「2018年個展 作品一覧」の中で紹介しています。

● さらに絵をご覧になれます→「作品紹介」


☆7 個展


● 2008~2012年:大分県飯田高原→九州芸術の杜ギャラリー夢

● 2013年~:世田谷区祖師谷「ルーマー」→Cafe &Gallery Roomer

● 2017小島けい個展→「個展始まりました!」

● 詳しくは「個展詳細」


☆8 額入りです


ぎん君とモモちゃんと三色菫です。

元の絵は→「新作です:ぎん君とモモちゃんと三色菫(2013/3/6)」

● 詳しくは→「額入り詳細」


☆9 販売情報


● カード、カレンダーを置いてもらっています

乗馬クラブ →COWBOY UP RANCH(宮崎市清武町大字今泉甲6618)
「はこ動物病院」(福岡県遠賀郡岡垣町吉木東)


☆10 更新ページに続きます →




私の絵画館:浜辺(2021年8月20日)

続モンド通信33(2021/8/20)

 

私の絵画館:浜辺

犬(ダーウィンくん)とハイビスカス

 赤いハイビスカスの咲きほこる浜辺を、のんびり散歩しているのはダーウィンくんです。

かわいいビーグル犬が<ダーウィン>?!と一瞬思いましたが。

飼い主さんがこの子と出会い、名前を考えている時、たまたまダーウィンに関する本を読んでおられたとか。

もちろん会ったことはなくても、きっと気難しい人物だろうと想像していたところ。実は大の犬好きで、大きな屋敷には何匹もの犬が飼われていたと知り、とても親近感がわいたそうです。

というわけで、小さい子犬は<ダーウィン>というとてつもなく大きな名前を背負うことになりました。

通称<ダーくん>は、そんなことにはおかまいなしで、毎日浜辺の散歩をゆっくり楽しんでいます。

カレンダー「私の散歩道2021~犬・猫ときどき馬~」8月

<赤いハイビスカス>の花では、以前オウムのクーちゃんとの絵も描かせていただきました。

鸚鵡(クーちゃん)とハイビスカス

カレンダー「私の散歩道2013~犬・猫ときどき馬~」8月

あれから何年もすぎ、クーちゃんは確か20歳を何年かすぎたとお聞きしましたが、今も元気に横浜で暮らしています。



小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑫:「秋日和」

続モンド通信33(2021年8月20日)

 

小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑫:「秋日和」

私が住んでいる<南国>では、まだ暑くるしい夏の気配が濃厚ですが。ふと見上げれば、いつものように、秋は空から静かに始まっています。

そう言えば、住宅地のすぐ横の畑では、しばらく前から白い曼殊沙華が、咲いていました。

<曼殊沙華は赤>との思いが強い私は、白色の花を見ても、すぐ“秋だ!”とは思いませんでしたが。

曼殊沙華

 ちょうど20年前の秋。思いたって臼杵の石仏を訪れました。スケッチをして、写真をとり、それが後に「秋日和―臼杵の石仏―」という一枚の絵になりました。

「秋日和―臼杵の石仏―」

額入り「秋日和」

 石仏だけでは少し寂しく、途中の山道や田んぼで見かけた赤い曼殊沙華を数本描き入れました。おまけに(?!)その時はお留守番だった犬の三太(ラブラドール・レトリーバー)にも、お昼寝で小さく登場してもらいました。

三太は毎月のシャンプーが大好きでした。<お迎え>がくると大はしゃぎで、自分から車に飛びのりました。そこで、私たちがでかける一泊二日の間、いつもお世話になるその方に<お預け>しました。けれど、ブリーダーをされているそのお家では、みんなが共通で使う器から三太は水を飲まないこと。オシッコやウンチも、極力我慢してしまうことを、後で聞きました。

数時間で帰ることのできるシャンプーは大好きでも、<お泊り>ではひどく気を遣ってしまう三太の性格を考えると、もう旅行に行くことはできなくなりました。

遠出をしなくなって六年が過ぎた時。大分県飯田高原の「九州芸術の杜」の社長さんから、<ギャラリー夢>で個展をしませんか、とお話をいただきました。

高原の個展では、毎年数日間泊まりがけで出かけましたが、その時には必ず、東京から娘に帰ってもらうことに決めていました。

九州芸術の杜(大分県飯田高原)

GALLERY・夢

お互いに大好きな<娘と三太>は、水入らずで、大いに私たちの留守を楽しんだというわけです。短かすぎた三太の人生ですが、その時は、普段以上に思い切り甘えて暴れて、限りなく嬉しい時間だったと思います。曼殊沙華の花から、三太が過ごした<至福の秋の日々>を、ふと思い出しました。

赤い曼殊沙華がちょっと入った絵が他にもあります。母馬(キャンディー)と子馬(マックス)の絵です。

<馬の親子(キャンディーとマックス)>

額入り「馬の親子」



小島けい2021年個展案内

 小島けい2021年個展案内

 

犬(ゆうちゃん)とオーロラ

 

まさに、混乱のまっただ中という今年の夏ですが。皆様、犬ちゃん、猫ちゃんたちも、いかがおすごしでしょうか。

私も<暑すぎる>夏を、猫たちとともに、何とか生きております。

大変遅くなりましたが、今年の個展の日程が決まりましたので、お知らせ致します。

 

場所:世田谷区祖師谷「ルーマー」→Cafe & Gallery Roomer

月日:11月12日(金)、13日(土)、14日(日)の三日間です。

 

昨年は個展をやむなく中止しましたが。今年は何とかして皆様に絵を見ていただきたい!という思いから、<ルーマー>がお店を開いておられる金・土・日を使わせていただくことになりました。

ただ、私自身は<自宅待機>という形で、今年は絵のみの移動にさせていただきました。

昨年一年間の、想いのすべてを注ぎ込んだ絵たちを、もし足をお運びいただけるようでしたら、ご覧下さいませ。

なお、2022年のカレンダー用の絵は、現在進行中です。「絵とカレンダー」の個展となりますが。大切な方、大切な動物たちの絵画のご注文は、随時受け付けておりますので、ご遠慮なくお申しつけください。

暑さとコロナと、まだまだ困難な日々が続きます。

皆様、どうかご自愛下さいませ。             かしこ



私の絵画館:うさぎのしょうちゃんとチョビちゃん(2021年7月20日)

続モンド通信32(2021年7月20日)

私の絵画館:うさぎのしょうちゃんとチョビちゃん

 以前、大分県の「九州芸術の杜」で個展をしていた時、“私の店で、絵やポストカードを販売しませんか?”と声をかけていただきました。「夢色工房」というお店を開いておられる方でした。

それから長年、大変お世話になりっぱなしでしたが。数年前、お店を閉じると聞き、お礼に何か絵を描かせて下さいとお話したところ、それでは我が家にいたうさぎたちを、とお写真が届きました。

ただ、このうさぎの絵は、すぐ描くことができませんでした。理由は二つあります。一つめは、私がこれまでうさぎとは全く無縁ですごしてきた、ということです。犬・猫・馬たちは、一緒に暮らしたり、身近に接したりしてきましたし、絵も二百枚以上描いてきましたので、たとえ会ったことのない子たちでも、お写真と向きあうことで<友だち>になれました。そうして、描き始めてきました。けれどま近で見たり、触ったりしたことのないうさぎは、どう近づき<友だち>になればよいのか・・・・わかりませんでした。

さらに、もう一つ。数年前から娘さんが絵の才能を開花され、躍動感あふれる力強い絵を描いておられました。

娘さんとは全くちがう描き方の私が、ご家族の大切なうさぎさんをほんとうに描いていいのだろうか?と、少し迷ったりもしていました。

けれど、ようやく昨年完成させて、とりあえず絵のカードをお送りすると、とても喜んで下さり、ご丁寧なお手紙が返ってきました。

そこには、ご家族が非常に大変だった時期、どれほどうさぎたちの存在に助けられ、励まされてきたのかが語られていました。私などが思いもしなかったほど、その存在は大きく、心のささえであったのだと、初めて知りました。

絵の中の<しょうちゃん>と<チョビちゃん>に改めて、“あなたたち、がんばったねえ・・・・”とほめてあげたいくらいです。

ちなみに<しょうちゃん>は、娘さんが小学校からもらってきてお母さんにもなったベージュと白のうさぎです。<チョビちゃん>は、長く体調がよくなかった娘さんを元気づけるために、ご家族が買ってあげた黒いうさぎです。

しょうちゃんとチョビちゃん

カレンダー「私の散歩道2021~犬・猫ときどき馬~」7月

そういえば以前一度だけ、猫のぎんちゃんと仲よく暮らしているうさぎさんを、飼い主さんご希望の三色スミレと一緒に、描いたことがありました。

ぎん君とモモちゃんと三色菫

カレンダー「私の散歩道2014~犬・猫ときどき馬~」表紙



小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑪:「『のらいぬ』の世界へ」

続モンド通信32(2021/7/20)

小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑪:「のらいぬ」の世界へ

今、私の手元には、5冊の絵本が置いてあります。いずれも、長年放っていた絵本の棚から、再生した本たちです。

それぞれに選んだ理由は違いますが、大きな共通点が一つあります。それは、古典的な<名作>ではない、ということです。

どの本を<名作>というのかは、よくわかりませんが。

時代をこえて読み続けられてきた絵本といえば、私はすぐに「ひさの星」「ごんぎつね」「なめとこ山の熊」などを思い浮かべます。

それらのお話は、確かに心打ついいお話ですし、絵もすばらしいと思うのですが、私はあえてそれらの<名作>を選びませんでした。

<名作>といわれるお話には、いつも深い哀しみがこめられているからです。

日本のお話ではありませんが、「フランダースの犬」なども、子供たちが小さい頃よく読みましたが。いつも途中から涙があふれて、最後までスムーズに読むことができませんでした。感情移入しすぎる私は、深すぎる哀しみが苦手なのです。

そこで、少し寂しさがあるとしても、たちなおれないほどの哀しみではないお話を、身近に置く本として選びました。

この5冊のなかで、私がひそかに近付きたいなあ・・・と願っているのは「のらいぬ」(谷内こうた絵 蔵冨千鶴子文)です。

その本は、左のページに絵、右のページに言葉(途中から反対になります)、でできていますが、絵も文も、これ以上簡略にはできないと思われるほど、単純化されています。その絵を、言葉で説明するのは難しすぎますが。

例えば1ページめは<暑そうな砂山に少しの草、上の方に空、砂山の向こうにごく一部見えている海、そして、ひどく暑そうに歩いているのらいぬ>です。そして言葉は<あついひ>だけです。

たくさん描かないのに、想いが見る人にきちんと伝わる。

見事だなあ・・・と思います。

主役の犬も、こげ茶色一色ですが。

少年と出会えて、一緒に燈台まで走り、燈台から

海に飛び込み、また一人になって。

 

でも<あついひ すなやまに みつけた ともだち>

<いつか きっと あえる>

と暑い砂山を再び歩く<のらいぬ>は、少年と出会う前と

首のうなだれ方が微妙に違っているのです。

ひとすじの希望があるから、だと思います。

 

できる限り描かない絵で、たくさんのお話を伝えることができたら・・・・と、夢見ている私です。

「のらいぬ」表紙



私の絵画館:子猫と山桃(2021年6月20日)

続モンド通信31(2021/6/20)

 

私の絵画館:子猫と山桃

6月は山桃が実のる季節です。赤くてかわいいその実には、やはりかわいい子猫が似合いますが。

絵① No. 7 <子猫と山桃>

絵② カレンダー「私の散歩道2021~犬・猫ときどき馬~」6月

以前、馬たちとも一緒に描きました。白馬のお母さん、チェックと、生まれて間もないスカイです。

その絵で、2008年の個展案内を作りました。

絵④ 2008年個展用ポスター<山桃と馬(チェックとスカイ)>

 九州芸術の杜(大分県)で個展をしている時、その絵をとても気に入って下さった方がおられました。そして購入されました。

その後、私自身も好きだったその絵をもう一度描きたくて、同じ構図で描きましたが。一枚目よりは、背景の紫が明かるい色に仕上がりました。

絵③ <チェックとスカイ>

絵⑤ カレンダー「私の散歩道2017~犬・猫ときどき馬~」7月(山桃の樹の下で)



小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑩:「運がいいとか悪いとか・・・」

続モンド通信31(2021/6/20)

小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑩:「運がいいとか悪いとか・・・」

今日(6月20日)は日曜日。ということで、午後のカフェ・オレ・タイムは、やっぱり競馬中継です。
あいかわらず、馬券のことなど何もわからないままですが、馬の姿を見ることができるだけで、よいのです。
私がひそかに応援している騎手の方の成績が、最近は以前ほど良くないので、少し寂しいのですけれど、馬たちは今日も懸命に走ってくれている。それだけで十分です。
そして、もう一つの楽しみは、ある解説者の方にお会いできることです。元名調教師といわれるその方は、頭のハゲぐあい(すみません!)や、面長のお顔、話し方などが、私の知っている人にとてもよく似ているのです。
二つ目の高校でお会いしたその方は、最初の職員会議の時、堂々と管理職と渡りあっていました。前任校では全くいなかったタイプの方で<こんな人もいるのだなあ・・・>と強い印象を受けました。
その後、同じ部署になったこともあり、たくさんお話をして、いろいろ教えていただきました。また、様々なことで、かばったり守ったりもして下さいました。
親しくなるにつれ、私はさだまさしさんの歌詞<運がいいとか 悪いとか 人は時々口にするけど そういうことって確かにあると・・・>という一説を思い出しました。
その先生は、京大の法学部に入学した後すぐに戦争となり、戦後はご家庭の事情で復学を断念された、と聞きました。もし復学がかなっていたら、有能な弁護士さんとなり、実力を発揮されていただろうと思います。
また若い頃に奥様が大病され、その介護に何年もご苦労されたとか。亡くなられた後は、一人で幼い娘さんを育てておられました。
そのような事情を知り、私は時々、おかずのおすそ分けをするようになりました。そして、いつのまにか、年末31日のお昼頃からは家で楽しくお酒を飲んでいただき、夕方おせち料理をもって、ほろ酔いかげんで帰っていただくようになりました。
私たちが宮崎への引っこしを決めた時も、最後に家でお酒を召しあがっていただきましたが。帰り際には、<なごり惜しくて・・・>と涙を流されました。
宮崎の遠さを全く理解していなかった私たちは<また、すぐ会えますから・・・>と軽く口にしましたが。先生はその遠さを、距離の遠さが人との遠さに通じることを、すでによくわかっておられたのだと、今になって思います。
そのあとは長い間、バレンタインデーに私から<ウィスキー・ボンボン>を贈り、先生からはお礼の手紙と自作の俳句が送られてきました。
けれど数年前、先生のかわりに妹さんからお手紙が届き、<認知症になりましたので・・・>とありました。
それ以来、どうしておられるのか。とてもよく似た解説者の方のお姿を見ては、思い出す日々となりました。

<馬>といえば、先週牧場に行くとスタッフの方が「子馬が生まれて、ちょうど今、丸馬場に出ていますよ」と教えてくれました。
<カフェちゃん>という白と茶色のお母さんと一緒に、生まれて一週間の子馬がひょこひょこぴょんぴょんという感じのおぼつかない足どりで遊んでいました。
その愛らしさに感動しすぎた私は、いつもは必ずつけるサングラスをかけ忘れたり、乗馬では使わないつば広帽子を脱ぎ忘れたりしたまま、その日の乗馬を始めてしまいました。それほど子馬に心を奪われていたのか!と、後で我ながらあきれてしまいました。

牧場ではこれまでも、何頭もの子馬が生まれました。

子馬① <スカイ>

カレンダー「私の散歩道2018~犬・猫ときどき馬~」2月

子馬② <リープ>

カレンダー「私の散歩道2017~犬・猫ときどき馬~」2月

子馬③ <ひなちゃんと山茶花>


カレンダー「私の散歩道2017~犬・猫ときどき馬~」2月


子馬④ <ベティと水仙>

カレンダー「私の散歩道2014~犬・猫ときどき馬~」1月

子馬⑤ <ジャスミンとコスモス>

カレンダー「私の散歩道2021~犬・猫ときどき馬~」10月

 名前もまだついていないこの子が、6枚目となります。今から絵を描くのが楽しみです。



私の絵画館:アイリッシュ・セッター(ローラ)とマーガレット(2021年5月20日)

続モンド通信 30(2021年5月20日)

アイリッシュ・セッター(ローラ)とマーガレット(小島けい)

 私が乗馬で通う牧場の犬たちは、代々<アイリッシュ・セッター>という犬種です。賢くて人なつっこく、走るのが大好きな犬たちです、

通い始めて間もない頃、レイチェルという犬が子供を産みました。全部で何匹だったか、6~7匹もいたでしょうか。レイチェルは一生懸命にお乳をあげましたが、とても追いつきません。

すると、いつも横にいるお婆ちゃんにあたるルーシーのお乳が、突然出始めました。それからは毎日、交替で子供たちにお乳を飲ませる日々となりました。

そんなことが実際に起きるのだ!?と、生き物の不思議にびっくりしたのを覚えています。

絵①「レイチェルと子供たち」

 お婆ちゃんのルーシーは、それから長く生きましたが、何年か前に静かに息をひきとりました。

オーナーのメグさんに、これでルーシーを描いてほしいと渡された写真は、目を閉じて寝ているルーシーに夕日が射し、毛が黄金色に輝いていました。

その毛の色が描きたくて、少し濃い目の紙を使いました。花は木立ちダリアを選びましたが。カレンダーのこの絵を見たある方が<この世ではないような>と言われました。

<ルーシーと木立ちダリア>

カレンダー「私の散歩道2018~犬・猫ときどき馬~」11月

 意識したわけではありませんが、ルーシーが天国で安らかに眠っていてくれたら……そう見えてもいいかなあ、と思いました。

いつのまにか年を重ねたお母さんのレイチェルも、ゆったり座っていることが多くなり、次はレイチェルとマーガレットを描きました。牧場にいる猫たち<ジェリー>(上)と<ジャガー>(横)にも登場してもらいました。

<レイチェルとマーガレット>

カレンダー「私の散歩道2015~犬・猫ときどき馬~」表紙絵

 牧場の下には日豊本線が通っています。

夕方に解き放たれた犬たちは、大喜びで牧場内を走り回りますが、時には雑木をわけ入り線路まで行ってしまうことがあります。

ずっと牧場で暮らしている犬たちはそのあたりのことがわかっているのでしょうが。やってきて間もないシェルターは、若くて元気がありすぎたため、ある日、電車にはねられて亡くなってしまいました。

<シェルターとログハウス> No. 54

カレンダー「私の散歩道2018~犬・猫ときどき馬~」11月

 このことがあってから、もう繰り返さないようにと、広馬場の少し上に、がけをけずって細長いドッグランが作られました。今では、みんないつでも自由に走り回っています。

<シェルター>では「モルディブの海」という絵も描きました。

<モルディブの海>

カレンダー「私の散歩道2019~犬・猫ときどき馬~」8月

 この絵を見たメグさんは、「シェルターを思い切り走らせてあげたくて。たった一度、シェルターだけを連れて海に行ったことがありました。その時のことを思い出します。」と静かに話されました。

シェルターが旅立った後にも、牧場では子犬たちが産まれました。何匹かいるなかで、牧場に残ったのがエリーとメイです。

幼なくて可愛いい二匹を、ラベンダー畑と一緒に描きました。

<エリーとメイとラベンダー畑>

カレンダー「私の散歩道2016~犬・猫ときどき馬~」表紙絵

 そしてこの絵は、レイチェルの子供の<ローラ>。2年前に亡くなった彼女を、オーナーがお好きなマーガレットと描きました。後ろは、牧場に何頭もいる、小さな種類の山羊です。産まれて間もないおぼつかない足どりで、ぴょんぴょん跳ねる子山羊たちです。

<ローラとマーガレット>

カレンダー「私の散歩道2021~犬・猫ときどき馬~」4月



小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~一覧

小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~一覧

⑨→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑨:贈り物」「続モンド通信30」、2021年5月20日)

⑧→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑧:桜舞う」、2021年4月20日)

⑦→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑦:猫の時代」続モンド通信28、2021年3月20日)

⑥→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑥:「梅見月に」「続モンド通信27」、2021年2月20日)

⑤→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~⑤:心臓は・・・?」「続モンド通信 26」、2021年1月20日)

④→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~④:再び、8月のパリで」「続モンド通信 25」、2020年12月20日)

③→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~③:8月のパリ」「続モンド通信 24」、2020年11月20日)

②→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~②:ぼちぼち いこか」「続モンド通信 23」、2020年10月20日)

①→「小島けいのエセイ~犬・猫・ときどき馬~①:土日の午後は」「続モンド通信 22」、2020年9月20日)