英語 Rb2(3)

4回目の授業(25日)L111教室です。

(引き続き)教室変更・日程のお知らせ

大きな画面で観てもらいたいので、引き続きL111階段教室を使う予定です。(10/18, 11/29., 12/6, 1/17)カードリーダーもよろしく。

10月18日

3回目の授業でした。

カードリーダーの協力、ありがと。

今日は名前を呼ぶの忘れてたねえ。

最初に中村くんの自己紹介と日南の紹介、中島さんの日田の発表でした。ちゃんと準備してたね。アウトプットの機会になればうれしいです。階段教室で、発表には相応しいので、練習するとええと思います。

そのあと、ヨーロッパ人が来る前のアフリカをもう一回英語で解説してから、東アフリカと1505年のキルワの虐殺の映像を観てもらいました。

それから古谷さんがThe colonization of AfricaのTHE FIRST COLONIALISTS, THE SLAVE TRADEをやってくれました。きちんとやれてたと思います。最後に日本語訳を貼っとくんで、自分のやった分と細かいところは見比べて下さい。役に立てば嬉しいです。

次回は、「ルーツ」で奴隷貿易の映像を観てもらってから、桝田さんにA Short History of Black AmericansのSLAVE TRADE, SLAVERYをやってもらうつもりです。

歌を観て、聴いてもらう時間があるとええけどね。例文作りのグループワークはその次からやなあ。

配ったプリント

トーイックの過去問(リスニングとリーディング用と、それぞれの解説)

次回、また。

日本語訳

THE FIRST COLONIALISTS 最初の植民地支配を目論んだ人達

 Portuguese adventures were the first Europeans to 'discover’ Africa south of the Sahara. The first voyages along Africa’s west coast were little more than an extension of the piracy. The Portuguese took away people from the coasts they plundered and brought them home as slaves. As yet slave trade and economic exploitation were on a small scale.

ポルトガルの探検家がアフリカサハラ以南のアフリカを最初に「発見した」ヨーロッパ人でした。アフリカの西海岸に沿った最初の航海は、海賊行為の延長に過ぎませんでした。ポルトガル人は略奪行為を行なった海岸地域から人々を連れ去り、奴隷として母国に連れて帰りました。しかしそれでも、奴隷貿易と経済的な搾取の規模は小さなものでした。

They started to buy gold directly at the coast. In time they also wanted to find a sea route to India. Their aim was to take away from the city-state of Venice their control over the profitable spice trade with the East Indies.

ポルトガル人たちは海岸線で、直接金を買い始めました。やがてはインドへの海上ルートも発見したいと望んでいました。その人たちの目的はベニスの都市国家から、儲けの多い東インドとの香辛料貿易の支配権を奪うことでした。

Portugal wanted to start trade by exchanging goods with East Africa. But the project failed as the goods that Portuguese had to offer were inferior to those of the East African tradesmen. The Portuguese seafarers and merchants then decided to achieve for themselves the East African trade monopoly by force. With their superior arms the Portuguese managed to destroy the East African civilization.

ポルトガルは東アフリカと商品を交換することによって貿易を始めたいと思っていました。しかし、ポルトガルが持っていった商品が東アフリカの貿易商人の扱う商品よりも劣っていたために、その目論見は失敗しました。その時、ポルトガルの船乗りと商人は、武力を使って自力で東アフリカの貿易を独占しようと決めました。ポルトガル人は、優れた武器を使って辛うじて東アフリカの文明を破壊することに成功しました。

In Western history Vasco da Gama, d’Almeida, and Tristan da Cunha have been estimated as 'great discoverers,’ but they were nothing but destroyers for Africans. A Germany who was present when d’Almeida destroyed Kilwa gives us the following eyewitness report:

“In Kilwa there are many strong houses storeys high. They are built of stone and mortar and plastered with various designs. As soon as the town had been taken without opposition, the Vicar-General and some of the Franciscan fathers came ashore carrying two crosses in procession and singing Te Deum. They went to the place, and there the cross was put down and the Grand-Captain prayed. Then everyone started to plunder the town of all its merchandise and provisions. Two days later the city was set on fire."

西洋の歴史では、ヴァスコダ・ガマやダルメイダやトゥリスタオ・ダ・クンハはこれまでずっと「偉大な発見者」として評価されて来ましたが、アフリカ人にとってその人たちは破壊者以外の何ものでもありませんでした。ダルメイダがキルワを破壊した時に立ち会ったあるドイツ人は、次のような目撃証言をしています。

「キルワでは2階や3階の高いしっかりとした家がたくさんあります。家は、石とモルタルと漆喰で出来ていて、様々な模様をしています。町が抵抗もなく占領されるとすぐに、司教総代理と何人かのフランシスコ会の神父が上陸をして、一列になって十字架を運び、賛美歌を歌いました。それからその場所に行き、十字架が降ろされ、総督が祈りをささげました。それから、その町の全ての商品と食料品を略奪し始めました。2日後、街に火をつけました。」

The main interest of these first colonialists was in spices, cloth, gold, and ivory. They dominated the sea but on land only some narrow strips of the coast. Other countries soon began to compete with the Portuguese for the trade with the East; first the Dutch, then the English and the French gained control over this rich trade.

こうした植民地支配を目論んだ人達の主な関心は、香辛料と布と金と象牙でした。その人達は海を支配しましたが、陸では海岸線の岸の狭い僅かな地域を支配しただけでした。やがて他の国々も東洋との貿易を求めてポルトガルと競争をし始めました。最初にオランダ、次にイギリスとフランスがこの豊かな貿易の支配権を手にすることになりました。

THE SLAVE TRADE 奴隷貿易

The European conquest of South America suddenly changed the character and importance of the slave trade. With brutal force the prospering cultures of Peru, Bolivia and Mexico were stamped out by the Spanish conquerors and their silver and gold were stolen. Many Spaniards who set out for this Eldorado found no metals but settled as farmers.

ヨーロッパ人が南アメリカを支配したことで、奴隷貿易の特徴と重要性が一変しました。ペルー、ボリビア、メキシコの繁栄した文化はスペインの侵略者に力ずくで踏みにじらされ、金や銀が盗まれました。理想郷を求めて出発したスペイン人たちは金銀を見つけられませんでしたが、そのまま住み着いて農民になりました。

In 1518 a Spanish ship brought the first cargo of Africans directly from Africa to America. This was the start of a trade in slaves which was to continue for three and a half centuries and to bring millions of Africans to America.

1518年、スペイン船が初めてアフリカ人の積み荷を直接アフリカからアメリカに連れて行きました。これがその後3世紀半にも渡って続き、何百万人ものアフリカ人をアメリカに連れ出すことになる奴隷貿易の始まりでした。

The merchants’ profits and the products from America were exchanged in Europe for guns and cloth which were brought to Africa and exchanged for slaves. These humans were sold in America where they produced the goods to be brought to Europe. This was the so-called 'triangle trade.’ The riches of the capitalists grew while Africa suffered.

奴隷商人の利益と、アメリカからもたらされた産物は、ヨーロッパでアフリカへ連れて行かれて奴隷と交換される鉄砲や布に交換されました。これらの人間はアメリカで売却され、そこでヨーロッパに運ばれる商品を作り出しました。これが所謂「三角貿易」でした。資本主義者たちの富が増えて、アフリカが被害を受けました。

European, above all English and American capitalists had gained enormous profits from the trade in slaves and the work performed by the slaves. Slavery was an essential part of the international capitalist market. By this trade the first large-scale collection of wealth was accumulated to speed up the development towards capitalism. The 'triangular trade’ was one of the foundations of the Industrial Revolution in Europe.

ヨーロッパ、とりわけ、イギリスとアメリカの資本家たちが奴隷貿易と奴隷が行なう労働から莫大な利益を手に入れました。奴隷制は国際資本市場で重要な役割を担っていました。この貿易によって、大規模な初期の富の集積が行なわれ、資本主義への発展の速度を加速させました。「三角貿易」はヨーロッパの産業革命の基礎の一つでした。

For Africa the consequences of the slave trade were ruinous, not only in the terms of the boundless suffering of the millions who were taken as slaves, and their descendants, but also for those left behind.

アフリカにとって、奴隷貿易によってもたらされたものは、奴隷として連れ出された何百万もの人々とその子孫の際限ない苦しみという意味だけではなく、後に残された人たちにとっても、壊滅的でした。

 

英語 Rb2(3)

3回目の授業も

18日、L111教室です。

教室変更・日程のお知らせ

大きな画面で観てもらいたいので、引き続きL111階段教室を使う予定です。(10/18, 11/29., 12/6, 1/17)カードリーダーもよろしく。

10月11日(今回も日曜日になってしまいました、悪しからず。1週目、2週目は準備や面接や何やかやあって、結構疲れました)

2回目の授業でした。

最初にカードリーダーを使う経緯を話しました。協力のほどを。出席を取ってるわけではないので。

名前が覚えられるように、最初に名前は呼ぶつもりです。それも出席を取ってるわけではないので、悪しからず。前期授業にいた人は大体顔と名前が一致するけど、何とか覚えないとねえ。

階段教室の大きな画面、楽しめそうか。

今日はヨーロッパ人が来る前のアフリカを英語で解説しながら、西アフリカ→トワレグ人のサハラ横断→エジプトまでの映像を観てもらいました。

それとThe Battle Hymn of the Republicを2曲、ウォーイックと「五つの銅貨」(five pennies)の中のトランペットとコルネット演奏。なかなかよかったやろ。特に(映画の中でやけど)即興でのトランペットとコルネットの共演は見応えがあったねえ。

five penniesの紹介です。

*「五つの銅貨」日本語字幕、117分


five pennies「五つの銅貨」(1959年)(解説) “五つの銅貨”、“ラグタイムの子守唄”、“リパブリック賛歌”、“聖者の行進”・・・変幻自在なメロディーとリズムを思い出すたび、口ずさむたびに胸の熱くなる映画です。デキシーランド・ジャズのコルネット奏者、レッド・ニコルズ(1905-65年)の伝記をもとにした音楽映画の傑作。
ニコルズは、妻をボーカルに据え、ファイヴ・ペニーズを結成して成功をおさめますが、娘が小児麻痺で倒れると、コルネットを捨て、音楽を捨てます。彼はカムバックできるのでしょうか?
ダニー・ケイがニコルズを演じ、コルネット演奏(録音)は、ニコルズ本人によるもの。ニコルズはこの映画の6年後に世を去りました。『ベニー・グッドマン物語』と同じく、本人の生前に作られた伝記映画でもあります。
“五つの銅貨”と“ラグタイムの子守唄”は、ダニー・ケイ夫人のシルヴィア・ファイン作曲だそうです。ニコルズとその愛娘とサッチモが酒場で同時に別の歌を唄うところはすごかったですね。コード進行が同じなので、違和感なく唄えるのだそうです。
ラジオ録音の失態シーンなど、ダニー・ケイはそのコメディアンぶりをいかんなく発揮しました。サッチモとの掛け合いは実に見事で、聴いていて壮快でしたね。サッチモの前でサッチモの真似をする可笑しさ!
ケイ自身の芸風ゆえでしょうか、自己破滅型、暴走型の性格描写は、ニコルズ本人の性格なのかどうか、僕は知りません。しかし、他の追随を許さず、自己流を貫き通す描写があるだけに、彼がコルネットを捨てる場面は見ていて辛いものがありました。
それ以上に、造船所で働く場面、娘の誕生パーティーの場面は、夢を捨てた男の悲しさが伝わってきて、身につまされます。そんな風に人物描写と音楽を丁寧に積み重ねて、そうして最後のシーンに行きつくワケですから、ラストシーンは涙なくして見られないんですねえ。
ニコルズの妻を演じたバーバラ・ベル・ゲデスは、名前の音感とは違って(笑)、はつらつとした健康的な親しみやすさが魅力でした。『めまい』でステュアートを見守る元婚約者を演じた女優さんでもあります。歌はアイリーン・ウィルソンによる吹き替えなのだそうですが、バーバラ自身の歌声と聞き違うほどピッタリの歌声でした。
この映画の魅力のひとつに色彩、照明があります。ちょっとやり過ぎの感はなきにしもあらず、ですが、最初のタイトルバックから目を楽しませてくれる撮影でした。ジャズのムード、バーバラのブロンドの美しさ、それら全てが手に取るように伝わるカラーのうれしさ、たのしさを溢れさせた色使い、光のあて方だったと思います。

次回は先に中島さんと中村くんの発表、何を話してくれるんかな。楽しみにしています。

そのあと→スワヒリ商人と東アフリカ→キルワの虐殺→奴隷貿易。

The colonization of AfricaのTHE FIRST COLONIALISTSは古谷さん、A Short History of Black AmericansのSLAVE TRADE, SLAVERYは桝田さん。

<Reference 1>と誰かにやってもらうつもりです。誰かやらへんか。

歌を聴いてもらう時間があるとええけどねえ。

次々回から半分はトーイックの例文作りをグループでやるんで、グループ分けをしてブログを使えるように、一回ブログを使ってみるかな。

配ったプリント

① A Short History of Black Americans(B5で10枚)、② Rootsのtranscription sheet(A4表裏、次回観てもらう予定、音声ファイルmp3を三参考ファイルに置くんでダウンロードしてやりや。)、③ Go Down, Moses~,The Battle Hymn of the Republic(B4表裏2、勘違いしてThe Battle Hymn~を重複しました)、④トーイックについて(B4表裏、前期授業で会わなかった人に)

次回また、あした10月15日です。

課題図書の資料、面接はいつでもどうぞ。次回はいろいろ歌も聴いてもらえると思います。

 

英語 Rb2(3)

日程のお知らせ

2回目の授業は、11日(木)、L111教室です。

教室変更・日程のお知らせ

大きな画面で観てもらいたいので、5回ほどL111階段教室を使う予定です。(10/11, 10/18, 11/29, 12/6, 1/17)あした説明しますが。カードリーダーが必要ですので学生証を忘れずに。

10月4日

1回目の授業でした。

プリントを配り、予定などを話して、ブログを紹介し、それぞれにコメントを言ってもらい、グループ分けもしました。初めての人も、楽しくやれそうやろか。

教養の時間でもあるんで、自分について考えるいい機会にしてや、英語も言葉やねんから使えんと意味がないからアウトプットの機会を増やして少しでも使えるようになろ、それに折角の機会やなんから、トーイックのスコアも上げよ。

プリントに書いた文を掻い摘んで書き込んどきました。→「英語 Rb2(3)について」

次回は階段教室で、最初中島さんと中村くんの発表を聞いたあと、ヨーロッパ人が来る前のアフリカ→奴隷貿易→奴隷制(アフリカ系アメリカ人の音楽を合わせて紹介)。次々回もその続き。

プリントで配ったように「アフリカシリーズ」と「ルーツ」の映像を軸に出来るだけ英語で解説しながら歴史を辿ろうと思っています。

配ったThe colonization of Africa(前期でも配りました)は読んで来て下さい。誰かにTHE FIRST COLONIALISTS, <Reference 1>は誰かにやってもらうつもりです。誰かやらへんか。

次回A Short History of Black Americansを配ります。奴隷貿易で連れて行かれたアメリカの歴史です。

配ったプリント

①自己紹介(たま、B5)、②自己紹介用紙(B5、いろいろ書いてくれると嬉しいです。写真があれば覚えやすい、前期で会った人は大体覚えてるけどね。)、③授業(A4で5枚)、④トーイック④(A4解説7、演習4)、⑤トーイック④(A4英語編4、A4演習編4)、⑥トーイック⑥(A4解説7、A4演習4)、⑦トーイック④-1, ④-2(表日本語編、裏英語編)、⑧トーイック⑤-1, ⑤-2(表日本語編、裏英語編)、⑨トーイック⑥-1, ⑥-2(表日本語編、裏英語編)、⑩The colonization of Africa(B5で6)、⑪奴隷制を詳細につづった「ルーツ」(B4表)・『アフリカシリーズ』(B4裏)、⑫ダニーボーイ(B4で3)

次回、また。

課題図書の資料の要る人は、直接かメールでいつでもどうぞ。面接も随時メールをもらえれば時間を合わせてやりましょう。木花の部屋(教育文化棟328)でも医学科(臨床棟研究棟3S17)の部屋でも大丈夫です。

英語 Rb2(3)

授業
(あくまで予定):毎回映像や資料をたくさん使い、映画を見てもらったり、歌を聴いてもらったり、楽しくやれるといいねえ。今までの価値観や歴史観を自分のために問い直し、自分について考える貴重な時間になればと願っています。

英語は教養の枠なので、前期に引き続き教養的なこと(アフリカの歴史、アフロアメリカの歴史と音楽)と、学部に必要なトーイック関係のことを半分ずつかな。言葉は使うためにあるので、本来の目的に沿うようにアウトプットの機会が増えるように、一回は発表もしてもらうつもりです。プリントも用意します。

トーイックのスコアを伸ばせる工夫も継続的に。プリントもこしらえました。最初に説明します。

補足的に聞く力をつけるためのListening Comprehension Practice、読む力をつけるためにまとまった英文を読む機会も継続的に作るつもりです。

課題と評価
<課題について>

グループの発表(トーイック用の例文作り)のファイル。例文を清書して提出。
個人発表(自己紹介、我が町紹介など)のファイルに感想文をつけて提出。
前期と同じような形式で課題図書を読んでのエセイを一つ提出。
課題は1月の最初の授業時(10日)に提出。

<評価について>

課題(40)と発表(10)、トーイック試験とグループワーク(例文作り)(50)、授業への取り組み(+α)を総合的に評価。

課題図書について
英文を読んでみることを勧めます。かたまりで英語を読むいい機会になると思います。

資料は自分で探すこと。すぐに手に入らない英文書や古い本などは相談可。

(●は僕からも生協でも購入可能です。★はプリントかCDで渡せます。)

すべて詳しくはプリントにして配りました。

質問・要望などがあれば、いつでも直接かメールでどうぞ。