英語 Ma1(1)

2020年前期 英語 Ma1(1)授業一覧 目次

今年度はすべてが普段と違いました。オンライン75分授業、学生食堂の混乱を避けるために昼休みは2時間。授業ごとに授業の記録を取り、すべてをまとめました。オンラインと対面が半々の授業でしたが、大変な1年やったと思います。ほぼ全員が参加してくれたことには本当に感謝しています。みんなの授業でもあるけど、僕の時間でもあるから。ま、当たり前のことやけど。以下の20回を書いたわけで、毎週7クラス分を書くのは、なかなかでした。

 

(1)英語 Ma1(1)1回目授業→1回目授業案内

(2)英語 Ma1(1)協力要請、資料一覧、資料解説、2回目授業、Zoom→2回目授業協力要請

(3)英語 Ma1(1)2回目授業に向けて→2回目授業に向けて

(4)英語 Ma1(1)2回目授業終了→2回目授業終了

(5)英語 Ma1(1)3回目授業終了→3回目授業終了

(6)英語 Ma1(1)4回目授業終了→4回目授業終了

(7)英語 Ma1(1)→対面での協力要請

(8)英語 Ma1(1)5回目授業終了→5回目授業終了

(9)英語 Ma1(1)6回目授業終了→6回目授業終了

(10)英語 Ma1(1)7回目授業終了→7回目授業終了

(11)英語 Ma1(1)8回目授業終了→8回目授業終了

(12)英語 Ma1(1)9回目授業終了→9回目授業終了

(13)英語 Ma1(1)10回目授業終了→10回目授業終了

(14)英語 Ma1(1)11回目授業終了→11回目授業終了

(15)英語 Ma1(1)12回目授業終了→12回目授業終了

(16)英語 Ma1(1)13回目授業終了→13回目授業終了

(17)英語 Ma1(1)1回目課題の講評→1回目課題の講評

(18)英語 Ma1(1)14回目授業(書けず)エイズの映像。下書きのまま、更新せず終いです。

(19)英語 Ma1(1)15回目授業(書けず)みんなからコメント。

(20)英語 Ma1(1)課題講評→最終メッセージ

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クラス名簿(学生支援課からのファイルをコピー、毎回の授業報告に貼附。)

1 91200013 青木 夏海 アオキ ナツミ
2 91200028 池田 瑞姫 イケダ ミズキ
3 91200031 石黒 真莉奈 イシグロ マリナ
4 91200042 伊東 宏人 イトウ ヒロト
5 91200059 糸川 華乃子 イトカワ カノコ
6 91200066 井上 まい イノウエ マイ
7 91200077 岩井 友里 イワイ ユウリ
8 91200080 岩切 唯 イワキリ ユイ
9 91200095 岩室 心汰 イワムロ シンタ
10 91200103 岩本 壮太郎 イワモト ソウタロウ
11 91200112 上床 裕汰 ウエトコ ユウタ
12 91200127 上村 萌々香 ウエムラ モモカ
13 91200130 太田 有咲 オオタ アリサ
14 91200141 大村 優葵 オオムラ ユウキ
15 91200158 大山 遼 オオヤマ リヨウ
16 91200165 大山 嶺 オオヤマ レイ
17 91200176 緒方 春佳 オガタ ハルカ
18 91200189 尾形 萌音 オガタ モネ
19 91200194 桶谷 有希 オケヤ ユキ
20 91200208 鬼塚 飛駆 オニツカ ヒカル
21 91200217 甲斐 愛理 カイ アイリ
22 91200222 蔭山 慶樹 カゲヤマ ヨシキ
23 91200235 梶原 冴香 カジワラ サヤカ
24 91200246 片岡 凜 カタオカ リン
25 91200253 片山 詩葉 カタヤマ ウタハ
26 91200260 勝田 航大 カツタ コウダイ
27 91200271 加藤 潤 カトウ ジユン
28 91200284 香取 龍雲 カトリ リウ

(1)1回目授業

連絡事項(2020/4/22/13:55現在 返信28名中22人)質問はメールでどうぞ。

* 2回目授業→5月7日1コマ目:8:40-9:55 ブログとメールで

* 2回目の授業時までに「自己紹介」をメールで提出してや。参考ファイルの「自己紹介用紙rtf」のファイルをダウンロード、出来れば写真を添付してもらえると嬉しい。(配る資料には入れるけど、手渡しなしなんでメールで。)

* 次回までに資料に目を通しておいて。→「自己紹介」、「2020年度前期 医学科1年生英語(たま)授業」、「Chapter 3 SUFFIXES: BLOOD CELLS」、「Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation」

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①自己紹介、②Covid 19、③授業予定、④課題と課題図書、⑤医学用語、⑥クラス名簿

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①自己紹介

資料に印刷物が入ってるけど、一部紹介

玉 田 吉 行(たまだよしゆき)

玉田です。たまさんか、たまちゃんでよろしく。

1949年、兵庫県生まれ。

大学が一番書く時間がありそうやなと思って30を過ぎてから転職、38歳で宮崎医科大学に。・・・・

いい出会いでありますように。

ホームページ→「ノアと三太」

奥さんの絵のブログ→「小島けい絵のブログ」、のぞいてみて下さい。

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②Covid 19

CDC (Centers for Disease Control and Prevention、米国疾病予防センター、アトランタ)の「Coronavirus (COVID-19)」は一応チェックするとええと思うね。

今回はいい機会なんで、エボラウィルスとHIVに引っかけて、世界の構図やその中の自分について考えてもらえれば嬉しいと思ってます。
今回のコロナもかなり厄介みたいやけど、エボラはbiohazard level 4という意味ではかなり厄介で、最近は毎年のように西アフリカで被害をもたらしているし、HIVはbiohazard level 2とは言え、性感染症であるだけでなく、人類史上で抗HIV製剤が一番金になるんで、人間の欲がからんで、これまた厄介。

基本になる、免疫機構と血液の資料が届きます。血液は医学用語3章でも出て来るのでその抜粋、免疫機構は高校の生物と2年生のガイトンの生理学の中間にあたるHuman Biologyからの抜粋。授業ではさっと解説しかする時間がないけど、じっくり読んどくとええと思うよ。

それとブログの「つれづれに」とホームページの「つれづれに」にも紹介してる記事を三つ、読んでみてや→

ウェブの情報は玉石混合やけど、すっとこちらに伝わってくるのも時々。三つほどすとんと心に落ちました。

「これで『軽症』と言うのか。新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの手記」(入院患者の手記はなかなか)

「『とっとと感染しちまえ』 京大准教授、ツイートの思い」

「日本の緊急事態宣言が遅すぎる理由、コロナ最前線の米医師が戦慄の提言」(アメリカで医者になった日本の人の手記も本気度が伝わって来るね)

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③授業予定

授業自体がどうなるか先行きはわからないけど、すべてオンラインでも、途中から対面でもやれるように、大まかな予定を考えました。

1回目・2回目の授業はブログとメールで、3回目以降はZoomで双方向。

資料は「自己紹介用紙rtf」と「8版1章zip」を参考ファイルにアップロードしています。24日(金)に届けば、印刷して用意してあるのが結構あります。その資料については2回目に解説し、追加資料は授業を見ながら適宜参考ファイルに置くようにします。

<あくまで予定>

<1回目> 授業概要・自己紹介

<2回目> 授業、資料紹介、感染症全般 ;免疫機構、血液感染症(ブログとメール)

<3回目> エボラ出血熱:1995年アウトブレイク;CNN

<4回目> 医学用語1章

<5回目> エボラ出血熱:1976年アウトブレイク;アメリカ映画「 アウトブレイク」

<6回目> エボラ出血熱:コンゴ自由国→独立・コンゴ危機

<7回目> 医学用語2章

<8回目> エボラ出血熱:1995年アウトブレイク以降

<9回目> アフリカの歴史

<10回目> 医学用語3章

<11回目> HIV/AIDS; エイズの歴史

<12回目> HIV/AIDS;HIV増幅のメカニズム

<13回目> HIV/AIDS;抗HIV製剤

<14回目> 医学用語4章

<15回目> アフリカ音楽、アフリカ系アメリカ人の音楽

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④課題と課題図書

資料が届いたら、印刷物の形で確認出来るけど、抜粋を載せときます。

<課題と評価について>

課題(エセイ)二つと授業への関わり(感想文などの提出物、発表、コメント)を総合的に評価。課題二つ(100)、授業への関わりと医学用語(試験をした場合)はプラスα。

課題は二つを、1回目は6月10日(7回目)、2回目は7月22日(13回目)の授業開始時に、印刷物の形で提出して下さい。早くてもOKです。定期試験に代わるものなので、未提出の場合は未受験扱いです。期日は厳守。

課題(エセイ):仮説を立てての論証文(課題図書を最低一冊は読む)を二つ。

<発表について>

「自己紹介」、「好きなこと」、「大学で何がしたいのか」、「やりたい専門分野」、「将来の進路選択」などについて、英語で発表。アウトプットの機会にしてもらえると嬉しいです。

<エセイについて>

 エセイは自分で仮説を立てて論述的に書く科学的な論証文です。感想文ではなく、立てた仮説を客観的に論証するもので、仮説の設定の仕方、着眼点や洞察力、問題の取り上げ方や分析の仕方、論証の仕方や表現の仕方などによってレベルが決まります。

 まず、「~は~である」という仮説を立てて、それを資料など(個々の事実)を使って科学的に、論理的に証明していく具体的な例をひとつ。平和について、アフリカとエイズ、南アフリカとアパルトヘイトといった大きなテーマでは、一生かかっても論証出来ませんから、たとえば、「作田信がネオ・タウに突然殴られたのも仕方がない」というような小さな仮説を立てて論証して行く方が説得力があります。誰が読んでも納得できる、読んでなるほどなあ、と感心するものが一番やと思います。

一番多い勘違いは、調べたものをコピーぺーストして並べる、やと思います。資料は必要に応じて集めます。どの資料を拠り所にするか、どの資料を選ぶかも大事です。課題図書も資料の一つです。 折角の機会ですから、個々の事実を使って論理的にある仮説を論証する、というのをやってもらいたいと思います。

詳しくはプリントで。

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⑤医学用語

たぶん医学用語は他ではやってもらえないんで、貴重な機会になると思うよ。もちろん最終的には自分でやるんやけど、いいテキストと出会うだけでもだいぶ違うと思う。
アメリカ医学を押しつけられているんで、英語は教養やなくて、医学科生には必須、生研 (biopsy)の結果にしても電子カルテ(Electric chart)にしても英語やから、スポーツでいうなら、その競技の前提になる筋力とかと同じで、医学用語の基礎が医学の前提になるわけや。その意味で、1年の最初の時期にギリシャ語、ラテン語由来の医学英語をたたき込むのは、害にはならんと思う。

The Language of Medicineはよう出来たテキストでもうすぐ12版が出るみたいです。インプットするのは大体2200語くらい。The Language of Medicineを使うようになった経緯については退職の前の年にまとめたのがあります。一部抜粋↓

The Language of Medicine(医学用語)

医学英語に困らなくなったのは、The Language of Medicine(SAUMNDERS ELSEVIER, 8th
Edition)という分厚い医学用語の本を使い始めてからです。アーバイン1号の成田くんたちの学年です。4年生のEMPが始まってもあまりにも積極性に欠ける風にみえたので、このままやとあかんやろとはっぱをかけました。慶應大出身の石井信之くんが具体的に言ってもらわないとわかりませんと反論しましたので、横山さんがファイルを作って足りない点をたくさん指摘しました。その時点で石井くんにギアが入ってしまって、みんなをひっぱって、一年ほどかけてThe
Language of Medicineの約2200語の医学用語の定義と名前の試験を繰り返して全部覚えたようです。五年生になってからは内科の医者を引っ張って来て、毎週英語でケーススタディをやってもらっていました。その成果もあって卒業時には全員が成績上位に並んでいました。林直子さんが「一緒に励まし合うEMPの仲間がいたから、何とか三年間、続けてこられました。」と書いていましたが、うまく協力し合えた学年だったと思います。

The Language of Medicineは自習用のすぐれたテキストで、22章からなり、4章までが基本構造や接尾語、接頭語などで、それ以降は消化器系などの系からなっています。各章の最初に説明と用例があり、次の解説と練習問題でその用例に慣れ、最後に発音記号付きの必須用語が並べてあります。

「EMP9年、結果として、active
learning」(https://kojimakei.jp/tama/topics/works/w2010/4733、「ESPの研究と実践」第11号57-67頁、2014年)

授業でも詳しく話をするけど、この大変な時期に、2200語インプットするのもええんやないか。15回しかないんで1~4章しか出来ないけど、ファイルは用意するんで22章やる人はいつでも言ってや。

(2)2回目授業協力要請

<協力要請>協力してもらえると嬉しいです。

15年ほどホームページを、5年ほどブログを授業でも使っているんで、Zoom以外でブログとメールを使って一回は授業してみたい気もするので、協力してもらえると助かります。授業が始まったら、時間を区切って、1回目に書いたことを確認したり、新たに提案した、指示したりするつもりやけど、指示をメールとこのページに終わりにある掲示板を使ってと思ってたけど、もしラインを使って双方向の遣り取りが比較的容易に出来るのであれば、誰かにそれを作ってもらえると助かります、可能やろか。僕はスマホを持ってないし、携帯も最低限しか使わないので、出来ればパソコンから入力したいけど、それも可能やろか。してくれる人はメールで連絡もらえると有り難いです。

たぶん連絡網代わりにすでにラインを作っているなら、僕もパソコンから入力する形で参加できるかな。(携帯はメールを送受信出来なくて、SMSだけ可能な設定です。)

資料一覧>手元に届いた資料を確認してや。足りない時はファイルを送るんで。

①2020年度前期 医学科1年生英語(たま) 授業(A4_8枚)、②<自己紹介>(A4_1)→(自己紹介用紙のファイルを送るか、この用紙に書いてファイルで送るか、いい方で)、③Chapter 3 Suffixes(A4_2)、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation(A4_14)、⑤Blood System(A4_4)、⑥The Language of Medicine Contents・人の免疫の仕組み(表裏A4_1)、⑦Chapter 1(A4_14)、 ⑧Chapter 1 Pronunciation of Terms(表裏A4_1)、⑨Chapter 1 演習編(表裏A4_1)、⑩Chapter 1 解答編(表裏A4_1)、⑪Chapter 2(A4_24)、 ⑫Chapter 2 Pronunciation of Terms(表裏A4_1)、⑬専門分野の名称名称(表裏A4_1)、⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature of the killer virus / Deadly ebola~ / Outbreak (1) / ⑮Outbreak (2)(表裏B4_3)、⑯virus in 1976 / Ebola virus outbreak (CNN)(表裏B4_1)、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~(表裏B4_1)、(抜けていた分)⑲The Language of Medicine – 8th edition Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems(A4 – 6枚)

資料解説

前回の1回目の授業で書いたー「自己紹介」、「2020年度前期 医学科1年生英語(たま)授業」、「Chapter 3 SUFFIXES: BLOOD CELLS」、「Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation」ーのは、②①③④ですが、⑤⑥も目を通しておいて下さい。

2回目授業

2回目授業>までにそれを読んでおくとわかりやすいです。やってくることも2回目に説明するね。3回目からは音声と映像を使ってやりますが、何を準備してくるかはその時に言うね。

<Zoom>

この連絡を出したあと、時間は未定やけど、Zoomの招待状を送ります。その招待状は8月31日まで使えますので、5月13日の3回目からは授業日の10分前くらいから参加出来るようにパソコンを準備しておきます。

南部さん、横山さんとは少しやってますが、授業では使ったことがないので、28日の2時から1時間ほど、気楽に話をしたりしましょう。参加する人はメールで連絡してもらえると助かります。希望者が少ない時は、後半のクラスと合同でやるかも。

なぜか僕のパソコンのカメラが機能しないので(外付けを南部さんが注文してくれてますが、今回の騒ぎで入荷がかなり遅れるそうです)、幸い僕の顔を見ないで済むと思うけど。それもあって、前回写真を載せ、自己紹介にも奥さんに描いてもらった似顔絵を貼りました。ただし、三十年以上前に描いてもらったときはほとんど白髪なし、今は写真の通りです。

たま

(3)2回目授業に向けて

<連絡事項>

① 2回目授業、5月7日(木)8:40~10:10からZoomでやります。→<①の説明>

② 2回目に向けて準備をしてや。→<②の解説>

<授業を始める前に>

Zoomに入る、②ブログのこのページ開いておく、③資料(①、③~⑩、⑬~⑲)を手元に置く

<授業では>

最初にお互いに簡単な自己紹介をして、少し話(制度や組織などについて)しようと思っています。そのあと、IーCovid-19→Ⅱー発表予定→Ⅲー課題・課題図書→Ⅳー医学用語→*次回の連絡事項、の順でやろうと考えています。詳細は→<②の解説>

<①の説明>

① Zoomの招待状です。↓同じ招待状で8月31日まで授業に参加出来る設定にしています。予め「許可」に設定してるので、自動的に入り、画面に参加した人のカメラ映像が映ってお互いの声も聞こえます。

28日に岩切さん、片山さん、糸川さん、井上さん、池田さん、甲斐さん、緒方さん、桶谷さん、上村さん、岩井さんとで試しにやってみました。わからない人は9人の誰かに聞いて下さい。

南部さんにも手伝ってもらって何とかZoomが使えそうですので、2回目からZoomを使うように変更することにしました。

それと、時間的にみてブログにいろいろ考えて書く時間的な余裕がなさそうなんで。

木花の5クラスはどのクラスも医学科より人数も多く、やっと送ってもらったアドレスを使って医学科と同じようにやると今の10倍くらいの総体量です。印刷も自分でせなあかんし、制度の違いで医学科のように事務の人に配るのを頼むのが難しいし。

Ma1_1授業の招待状

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Ma1_1授業

玉田吉行さんがあなたを予約されたZoomミーティングに招待しています。

トピック: Ma1_1授業
時間: こちらは定期的ミーティングです いつでも

Zoomミーティングに参加する
https://us04web.zoom.us/j/77479109673?pwd=Vll1OEg3MjlJaHpZSHdyWGZUeXN5UT09

ミーティングID: 774 7910 9673
パスワード: 1bM4uP

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* Lineは、パソコンからの新規登録のサービスが終わっていて僕のアカウンが作れず、僕がパソコンを使ってスマホの人たちとLineを使うのは無理なようです。池田さんがせっかく協力してを作ってくれたのに申し訳ないです。

* 「リアルタイムでのオンライン授業の場合、ネット環境が悪いときには見ることができないため、後からでも見ることができるように、Google Classroomなどに動画を残していただければ幸いです。」という要望もあったんで、Zoomに加えて、僕のブログ、HP、Google classroom、Line、メールを総動員してやろうと思います。

<②の解説>

IーCovid-19→Ⅱー発表予定→Ⅲー課題、課題図書→Ⅳ医学用語→*次回の連絡事項

<資料>①授業、③Chapter 3 Suffixes、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection、⑤Blood System、⑥LM Contents・人の免疫の仕組み、⑦Chapter 1、 ⑧Chapter 1 Pronunciation~、⑨Chapter 1 演習編、⑩Chapter 1 解答編、⑬専門分野、⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature~ / Deadly~ / Outbreak (1) 、⑮Outbreak (2))、⑯virus in 1976 / CNN、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~、⑲Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems

I Covid-19 <準備する資料>:③、⑲、④、⑤、⑥

③Chapter 3 Suffixes、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection、⑤Blood System、⑥LM Contents・人の免疫の仕組み、⑲Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems

<解説>

Covid-19にひっかけて、エボラ出血熱とエイズを中心に社会や歴史背景なども含めていろいろ考える機会にしてもらえればと思っていますが、病気そのものを理解するためには、免疫の仕組みと血液やリンパの流れを理解しておく必要があります。医学用語でインプットしたものを実際の読み物や映像で確かめるいい機会なんで、③、⑲、④、⑤、⑥は読んでおいて下さい。それぞれ解説したり、質問したりするつもりです

ただ、僕は文学しか頭になかった人間やし、医学の基礎どころか、化学や生物もほんとしてないんで、医学的なことを授業で取り上げるには限界もあるし、準備もそれなりに大変やったような。それでも取り上げようと思うのは、学生がいて教員が配置されてるんで、学生に必要なら、やっぱり出来ることをするのが自然、と考えたから。医学用語も同じです。僕のいうことがおかしいと思ったり、疑問が出たら、専門家に聞いてや。周りには専門家ようさんいるからねえ。

Ⅱ 発表予定 <準備する資料>:⑭、⑮、⑯、⑰、⑱

僕が一方的にしゃべるのではなく、みんなが調べて発表したり、意見をたたかわせたり出来れば一番やと思っています。次回1~10を発表してくれる人を決めるんで、積極的にやってや。7~10については聞き取りシートを資料の中に入れてあります。このあと7~10の映像ファイルと音声ファイルを参考ファイルに置いとくんでダウンロードしてやっときや。だいぶ量はあるけどね。

1 コンゴ、2 1995年のエボラ出血熱騒動、3 1976のエボラ出血熱騒動、4 コンゴの独立・コンゴ動乱、5 コンゴ自由国、6 ⑰Ebola virus~の要約、7 Outbreak (1) の聞き取り、8 Outbreak (2)の聞き取り、9 virus in 1976の聞き取り、10 CNNの聞き取り

⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature~ / Deadly~ / Outbreak (1) 、Outbreak (2)、⑯virus in 1976 / CNN、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~

Ⅲ 課題、課題図書について <準備する資料>:①

①に従って解説するんで、意見や質問があればZoomでどうぞ。

Ⅳ 医学用語 <準備する資料>資料:⑥~⑩、⑬

⑥LM Contentsで自習用にすぐれているThe Language of Medicineの概要を、Chapter 1を例に解説するね。実際にやるのは、少し先なんで、やれる人はどんどんやって行くといいと思うよ。その辺も含めて話をするつもりです。

すでに使っている人もいると思うけど、ウェブ上のフリー辞書も役に立つんで、紹介するかな。お気に入りに入れとくとええと思います。

発音:ウェブ上のフリー辞書のアドレス

「Merriam-Webster」(英英、米)

「英辞郎 on the WEB」(和英・英和)

「Dictionary of Contemporary English」(英英、英)

*次回の連絡事項①②:

①次回は3回目授業は5月13日(水)10:30-12:00いろいろ発表してもらうつもりです。

追加の資料を事務経由で届けてもらえるそうで、I: HIV・エイズ関連、II: アフリカ関連、III: アフリカ系アメリカ関連の資料を追って届けます

* きのう木花の部屋に行ったら、上質紙に印刷して用意した僕の自己紹介が机の上に残っていました。渡したもんやと思ってたけど、資料を渡せない可能性も出て来たので、木花の印刷室で印刷したあと部屋に置いてたのをすっかり忘れてました。ブログには全部紹介してないんで、次回の資料に入れておくね。

(4) 2回目授業終了

<連絡事項>

① Zoom時間制限解除!!!<①の説明>

40分制限で3回も入ってもらったりで、もたもたして申し訳なかったです。でも、初めてやれたのは何より。次回からは大丈夫やと思います。機械やから、突然切れることもあるかも知れんけど。

② 次回3回目授業:5月13日(水)8:40~10:10 10分前くらいから入れようにしときます。

③ Google Classroom使えます。Lineで連絡してもらったようにメンバーにmedのアドレスを入れて使えるようにしました。「ストリーム」の「クラスで共有….」(掲示板)で授業の感想、意見、質問など、遠慮なくどうぞ。(次回ページを開いて案内します。)

薊(あざみ):盛りの過ぎた場所もあるけど、清武川や加江田川の堤防などは盛りです。

 

<授業では>・・・ー簡単な自己紹介→ー発表者を決定→ー医科大学の頃の状況→ー医学用語に関して少々。

ー簡単な自己紹介:まだの人がいたら、次回に是非。

ー発表者を決定:

1 コンゴ:2 1995年のエボラ出血熱騒動:、3 1976のエボラ出血熱騒動:、4 コンゴの独立・コンゴ動乱:、5 コンゴ自由国:(未定;次回に決定)、6 ⑰Ebola virus~の要約:、7 Outbreak (1) の聞き取り:、8 Outbreak (2)の聞き取り:、9 virus in 1976の聞き取り:、10 CNNの聞き取り:

ー医科大学の頃の状況

池田さん、上村さんが生まれてなくて、池田くん、上村くんが学生の頃、研究室で事務官の戸高さんか学生の誰かに撮ってもらった写真、白髪がないねえ。医科大学に来た1980年代後半、たぶん。

個人が持たされている単位を出す権限を振りかざす教官もいて、理不尽に留年させられて今も恨みに思っている人も多いそうで、学生の間に「医大村」の閉塞感が漂っている感じでした。だから、そういう時代に入って来なくてよかったね、と言いたかったんやと思う。今の感染症による閉塞感もそうやと思うけど、当たり前が実際は当たり前やないことを、医学科に入れたことも含めて、お互い感謝出来るといいね。入って来た経緯はどうあれ、これからは医者になって何が出来るか、やからねえ。その前に国家試験に通らんとあかんけどね。1割は通らない仕組みなんやから。

ー医学用語に関して少々

篠原さんのことなどを話したけど、医局からアーバインに公費でやってもらうことを辞めて、自力でUMSLEを受けてアメリカで医者をしようと決めたのは、あほな男社会の中でこれ以上いられんかったからやと思うけど、ハードな救急医をやってUMSLEを受ける人がもう一回The Language of Medicineを使ってやりたくて授業の時に使った資料を送って送って下さい、とメールして来たんやから、やっぱりThe Language of Medicineはよう出来た医学用語の本なんやで、そう言いたかったんやと思う。

授業では前期僕が1~4章、後期南部さんが5、15章をやる予定やけど、基礎の基礎やから、前期の今の時期に、医学のことをせえへんと文句を言う前に、22章分2200語余りをインプットするのがええんちゃうか。資料は用意出来ると思う。1~4章をやるときに、また。

<次回予定>

ー自己紹介→ーOn Ebola & Cong in English→ー発表→ー課題・課題図書→ー医学用語

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ー自己紹介・・・まだの人がいたら。

ーOn Ebola & Cong in English・・・発表の前に全般の事情を英語で。

European invasion→Slave trade→Industrial Revolution→Colonization→Struggle for Africa→African Division at Berlin Conference→Congo Free State→Two world wars→Independence/ Congo crisis→Mobutu dictatorship→1976 Ebola outbreak→1995 Ebola outbreak→After Mobutu dictatorship

印刷物で渡せなかった英文と日本語訳のPDFです。↓2冊書いた英文書の1冊目、入門書の1章です。読んでおくとわかりやすいです。日本語訳役に立ちましたよ、と言った梶原さん(京大で初期研修2年目)の言葉が印象に残ってるので。本気でやった人たちは、結構ハードな授業やったみたいです。なんでアフリカ、高校で読んでた力が落ちてしまう、と文句を言ってた人もいたけど、英語は手段、読むためには読まんと読めるようにならへんし、しゃべるためにはしゃべらんとしゃべれるようにはならへんで。あうとプットと、自分や自分が生きてる社会の構造なんかについて考える機会になるとええね。

The Colonization of Africa

Colonization of Africa(日本語訳)

ー発表:折角準備してくれてそうなんで、先にやろ。順番通りやないし、全部やれないかも知れんけど、やれるとこまでやろ。よろしくね。

発表順:1コンゴ(大山嶺)→31976のエボラ出血熱騒動(桶谷)→21995年のエボラ出血熱騒動(岩井)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)→10CNNの聞き取り(梶原)→9virus in 1976の聞き取り(香取)→7Outbreak (1) の聞き取り(池田)→8Outbreak (2)の聞き取り(青木)→6⑰Ebola virus~の要約(上村)→4コンゴの独立・コンゴ動乱(尾形)

次の発表:1コンゴ自由国(   )、エボラ出血熱(   )

ー課題・課題図書(時間があれば)

ー医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

<①の説明>

無料のアプリを使うと40分の時間制限があり、今回の騒ぎで時間制限が解除されるサービスが提供されているので、その設定になってると思ってました。でも、教育機関などに限ってという条件があったようです。

僕が普段使ってるgmailのアドレスは教育機関でなかった、のが原因でした。それでmedのアドレスに設定を変えたら無事に時間制限が解除されたいうわけです。尾形さんも調べてサイトにアドレスを送ってくれたんやけど、教育機関の前提での解説で、僕個人のアドレスには気付きようがなかったわけです。南部さんのひらめきのお蔭です。

名誉教授には何の特典もなかったけど、死ぬまでmedのアドレスが使えるというので初めて役に立ったようです。これで、たぶん制限なしにやれると思います。尾形さんもありがと。

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医学用語の所で解説予定(再掲):ウェブ上のフリー辞書のアドレス

「Merriam-Webster」(英英、米)

「英辞郎 on the WEB」(和英・英和)

「Dictionary of Contemporary English」(英英、英)

(5)3回目授業終了

3回目、Zoomでの2回目が無事に終わってよかった、いっしょにやれることに感謝しています。全員が揃うのも嬉しいね。

<連絡事項>

① 次回4回目授業は5月20日(水)8:40~10:10です。

<授業では>・・・CNNの映像を見たあと簡単なコンゴとエボラの英語での紹介→ー大山嶺くん、桶谷さん、岩井さん、梶原さんの発表(梶原さんは途中)

5分の時間制限でヨーロッパ人が来る前のアフリカ大陸の話から奴隷貿易、産業革命、アフリカ争奪戦、ベルリン会議、二つの大戦の後の新体制という流れをさっと。↓

European invasion→Slave trade→Industrial Revolution→Colonization→Struggle for Africa→African Division at Berlin Conference→Congo Free State→Two world wars→Independence/ Congo crisis→Mobutu dictatorship→1976 Ebola outbreak→1995 Ebola outbreak→After Mobutu dictatorship

英文はThe Colonization of Africa、日本語訳はColonization of Africa。<テキストのアフリカ小史についてメールマガジンに書いたものです>→「アフリカ小史前半」「モンド通信 No. 63」(2013年11月10日)、「アフリカ小史後半」「モンド通信 No. 64」(2013年12月10日)

最初にCNNの映像を見てもらったあと、大山嶺くんがコンゴ、桶谷さんが1976のエボラ出血熱騒動、岩井さんが1995年のエボラ出血熱騒動、梶原さんがCNNの聞き取りの発表をしてくれました。梶原さんの発表は途中で時間切れ、次回はそこからやね。

3人とも英語で発表、きちんと調べてたねえ。感心しました。発音を自分でチェックするのに、実際に「Merriam-Webster」(英英、米)でBeljiumを検索して音を聞いてもらいました。お気に入りに入れて使ってや。他にも「英辞郎 on the WEB」、→「Dictionary of Contemporary English」

CNNのListening Comprehension Practice、来週聞くんで考えときや。How was the condition of Kinshasa, the capital city of Zaire?とWhy did the president Mobutu visit Gimena, a small vilage in the north on the day of the second outbreak in 1995?

資料の中の“Deadly ebola virus sweeps through Zairean town”の

“Ebola is characterized by the sudden onset of fever, malaise, muscle pain, headache and diarrhea. Often, severe internal hemorrhaging occurs. Body dissolve and turn mushy – and blood flows from the eyes, nose and other organs.

“Nature of the killer virus”の

“Autopsies are very unpleasant, but once you have cleaned away the blood, you find the organs are reasonably intact,” he said.

は読み比べてみてや。

大山嶺くんがコンゴの発表の中で触れてたpigmyの映像を参考ファイルに置いとくね。アフリカの歴史を一番知っているイギリス人のバズゥル・デヴィドスンが作った映像「アフリカ・シリーズ」の中でたぶん1970年代か80年代前半の映像だと思います。ザイールの密林に住んでいる人たちで写真で紹介してくれたように身長が低いようです。「アフリカ・シリーズ」はNHKで1983年に放映されたけどアーカイブでも見つからないので今となっては極めて貴重な映像です。非常勤で行ってた大阪工大のLL教室で、一番世話になった先輩がビデオ録画したものをダビングさせてもらったものです。それをDVDにしてから映像ファイルを作りました。

<次回>は発表の続き、最後まで行けるとええなあ。

発表:CNNの聞き取りの続き(梶原)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)→1976 Outbreakの聞き取り(香取)→Outbreak (1) の聞き取り(池田)→Outbreak (2)の聞き取り(青木)→⑰Ebola virus~の要約(上村)→4コンゴの独立・コンゴ動乱(尾形)

もし時間があれば

ⅡⅣー課題・課題図書(時間があれば)

ⅢⅤー医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

その次に、コンゴ自由国(   )とBiohazard Safety Level(   )とアメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?

(6)4回目授業終了

発表の準備をしてくれてる人には申し訳ないです。ただ、毎回次回に出来る範囲内の発表者を決めてやると、全体像が見えないので、最初に発表してくれる人を決めました。どうか悪しからず。進んで発表してくれて感謝しています。楽しくやれてることを祈っています。

<連絡事項>

次回5回目の授業は6月3日(水)8:40~10:10です。

<授業では>・・・梶原さんの発表(途中から)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)→1976 Outbreakの聞き取り(香取)をやりました。梶原さんも香取くんもしっかりやれてたと思います。勘違いもあるといけないので、transcriptionを貼っておきます。

CNNを梶原さんが最後までやってくれたあと、Listening Comprehensionでなぜ首都キンシャサが危機の時に、モブツが報道陣を連れて北東部の小さな村に行ったのかについて英語で聞きました。ヒントで言いましたが、mission(この場合エボラの広がりを抑えるために派遣されたinternational medical team)の金はそっちが出すべきで、金寄こせとアピールするのに、危機的な状況にある首都を離れてテレビ取材班を連れて20年前にエボラ騒動のあった北東部の村に言ったわけやから、考えたら、凄いよね、これが先進国と少数のアフリカ人上層階級の実態、大多数の貧乏人は政治体制が変わっても、変わらず搾り取られ続けるというわけです。

いろいろ考える機会にしてもらえると嬉しいです。

Ebola virus Outbreak (CNN)

In Zaire the deadly Ebola virus has (claimed) more than one hundred (lives). At least thirty six more are (infected) with the disease. And Gary Striker reports the (source) of Ebola still (eludes) scientists:

“A thousand kilometers north of the Ebola (outbreak), Zaire’s President Mobutu visits the town of Gimena. He arrived here from the capital where the (population) faces the (threat) of an (epidemic), now less than two hundred kilometers from Kinshasa. For the people here Ebola seems very far away, too far they would say to (affect) their lives. But until last month the world only Ebola (victims) were found in this (remote) (region). For nearly twenty years the only known (outbreaks) of Ebola have been reported here in northern and (neibouring) Sudan. But the latest (epidemic) in the southwest has (convinced) many scientists that Ebola virus is probably (lying) (dormant) over wide area of (tropical) Africa. What scientists do not know is where to find the virus between human (epidemics). When it (flares) up apparently from nowhere, spreads and kills its (victims) quickly, then disappears just as fast."

“People (speculate) whether (plants), animals, (insects) or whatever we don’t know. That’s what we really would like to know."

“Somewhere in this (fertile) and (forested) (region) the Ebola virus is carried by an animal or (insect) or maybe even a (plant). A (vector) (organism) carries the virus without (harm) to itself (eventually) passing it to a human (victim). Finding the (vector) for Ebola will be a (major) (step) in understanding the virus and (eventually) finding a way to save the lives of its (victims). The first (priority) now for the international medical team in Kikwit is to (contain) the Ebola (outbreak). Beyond that a long (process) of (investigation) and (analysis) (lies) (ahead). Months and probably years of field work to (track) down the virus on its (homeground). A mission, President Mobutu says will have to be (financed) by other countries, not his. But this is an (era) of (budgets) (cutbacks) for science. And even if money is (available) for (research) on Ebola, finding out where it (hides) and how to kill it could still be at the far end of a very long road. Gary Striker, CNN, Gimena, Zaire."

1976 Ebola Outbreak in Zaire

BS世界のドユメンタリー「人類の健康を守れるか3回エイズ・鳥インフルエンザ対策」

米国GBH2005年製作 NHK衛星第1、2006年3月24日放送

Zaire in Central Africa. (Reports) of a (terrible) new disease have brought Dr. Joe Bremming and a (colleague from the US (Centers) for (Disease) (Control) to (investigate). They are the (first) doctors to enter the (stricken) (area).

“It was (exceedingly) difficult to get into that area because the (pilots) like many of the (medical) (staff) were in a (state) of (panic). They (kicked) us off the (plane) and (immediately) (took) (off).”

“What’s (burning) over there?”

The mystery disease brought fire and (destruction) to the villages. Bremming knew (immediately) that these were the (homes) of the diseases’ (victims).

The people burned their (huts) because that was the only way that they could (protect) (themselves) they were using a (traditional) (method) of killing the (spirits).”

The disease killed the (sick) and those who (cared) for them. (Nuns) at the (local) hospital believed the building (contained) (germs) that would kill anyone who (entered).

“This’s (probably) one of the (saddest) (sights) (I’ve) ever seen, (absolutely) quiet, (I’ve) never seen such a large hospital in Africa where there was no one (around) I was (absolutely) (frightened) (out) (of) my (skin).”

The year was 1976. The place: Zaire in central Africa. The disease: Ebola (fever). It’s (caused) by a (lethal) (virus) that had (previously) only (infected) animals until now. It’s one of thirty new diseases that have (struck) in recent (decades). A trend many (experts) believe will (accelerate) in the (coming) years. The next great disease (threat) could be a (swift) and (violent) (killer) like Ebola. Or, like HIV, it could (linger) in the body for years, and only then turn (deadly).

In a world that becomes more (globalized) with every (passing) day, the (threat) from all (infectious) diseases is real and (growing). Can (entrenched) (killers) like HIV be brought under control? Can (deadly) (threats) like (bird) (flu) be stopped before the bodies (mount)? How (safe) are we? Coming next is on (RX) for (survival).

<次回>

Outbreak (1) の聞き取り(池田)→Outbreak (2)の聞き取り(青木)→Ebola virus~の要約(上村)→コンゴの独立・コンゴ動乱(尾形)→Biosafety level(甲斐)

最後まで行けるとええね。

もし時間があれば

* 課題・課題図書

* 医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

cell→tissue→organ→systemは2章で記述があるんで、その時に詳しく。

cell→histologyなどの専門家・専門分野のプリントは一度目を通しておくといいと思うよ。どっちみち、そのうち自然と覚えるけどね。基礎臨床棟のエレベーターには各講座の英語名を書いてあるし、もちろん大学のホームページにも講座案内の英語版も載ってるし。

* コンゴ自由国(   )とアメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?

(7)対面での協力要請

25日(月)から対面授業が始まります。

27日(水)の授業で協力してほしいことを書いとくんで、よろしくね。↓

 

1)体調不良者は出席しないこと(特別欠席)

2)マスク着用

3)教室入り口のアルコール消毒液で手指消毒

4)間隔をあけて整理番号順で指定された席に着く(養成者が出たときに濃厚接触者の対象範囲特定のため)

→火曜日に行って名札と資料を机の上に準備するつもりなんで、そこに座ってや。4月22日から始めるつもりで、予め部屋の下見をしてどういう間隔で座ればいいかは確認し、水曜日にも再度確認しました。

5)十分な換気を行う→早めに来た人で協力して、部屋と廊下の窓は開けておいてや。

6)発表予定の人(池田さん、青木さん、上村さん、尾形さん、甲斐さん)は、ファイル(パワーポイントなど)を僕の所にメールで送って下さい。
Zoomを併用すればプロジェクターに接続するためにパソコンを付け替えたりする時間が省けるかもと思ったんやけど、一つの部屋で一斉に使うとハリングがすごくて使えないそうで諦めました。(元々遠隔に使うための仕様なんで。)
昼休みの学生食堂の混雑を避けるために75分授業を実施するので、出来るだけパソコンの付け替えとかの時間は省ける方がええんで。

今回の措置は、

2. 段階的な再開の優先順位として、遠隔授業で代替が困難な実習や、実技を伴う講義、双方向型英語授業を優先して再開する。

3. 入学以来、対面授業を経験していない一年生は優先的に対面授業を開始する。

という願いがあり、みんなを優先したいと思っての総意のようですので、お互いに協力してその気持ちに応えられるといいなあと思っています。

最後に、横山さんからのメールを添付しておきます。

*********

おはようございます。昨日の教務委員会で以下決定しました
のでお知らせです。

5月25日(月)から医学科(と看護学科)の1年生については
清武キャンパスで対面での授業が開始になります。木花キャンパス
で開講されている授業は木花の方針にしたがいます。

万が一、今後学生の感染者が出た場合は、いきなり遠隔に戻る
のではなく状況をみて判断します。

以下の点について配慮しながら授業をやってくださいとのことです。

1)体調不良者は出席しないこと(特別欠席)
2)マスク着用
3)教室入り口のアルコール消毒液で手指消毒
4)間隔をあけて整理番号順で指定された席に着く
(養成者が出たときに濃厚接触者の対象範囲特定のため)
5)十分な換気を行う

玉田先生の使用教室は301なので、前後あけて座っても席数は大丈夫
だと思います。時間割は木花の新時間割(75分授業)に従います。

(8)5回目授業終了

<連絡事項>

次回6回目の授業は6月10日訂正→2日(水)8:40~9:55です。

<授業では>・・・Outbreak (1) の聞き取り(池田)→Outbreak (2)の聞き取り(青木)→Ebola virus~の要約(上村)の発表。(最後に2つのtranscriptionと日本語訳を貼っときます。参考になれば嬉しいです。Outbreak (3)は、次回映像を紹介したあと、映像・音声ファイルと聞き取りシートを参考ファイルに置くんで、自分でやってみてや。

みんなよう出来るねえ。発音もそれぞれしっかりしていたし。

僕なんか行くところがなくて、それでも大学にだけは行きたかったから、夜間の英米学科という想像もしてなかった所に入って、30くらいで死ぬやろな、それまでもう一つどっかの大学にでも行ってそれで終わりかなと漠然と考えてたから、みんなのように授業にまともに出席するという概念すらも持ち合わせてなかったわけで、担当の教員からしたら、とんでもない学生やったわけや。そんな僕からしたら、みんな優等生、感謝しています?!

配った資料:①用語3章、②3章演習、③用語4章、④4章演習、⑤5章消化管の図

<次回>は

① 発表:コンゴの独立・コンゴ動乱(尾形)→Biosafety level(甲斐)

② (未なら)課題・課題図書、専門家・専門分野と1章解説

③ 映像:「アウトブレイク」、「ERIV6B」を少しでも。

今日少し解説したように、次々回あたりに1~4章をまとめて解説して、その後、各章のoral checkなどの時間を取ろうと思っています。大事なんは、みんながこの時期に自分でインテンシブにインプットすることやと思うんで、折角の機会やから、利用してやれるなら、予定を合わせてやってみてや。意識してもしなくても、アーバインに行った別所が「医者をしてからも医学用語は要るんで、たまさん、後輩には試験したって下さい」とアーバインから戻ってすぐに研究室に来て言ったように、やっぱり用語は要ると思う。

* コンゴ自由国(   )とアメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?『緊急救命室ER』は当然やけど、医学用語満載で喋るスピードも速い、格好の材料やと思うで。

 

初めての対面やから、一曲みんなで聴いてもらおうと思ってたんやけど、隣の教室でも普段になく授業をやってたし、何か授業をするだけで一杯一杯、余裕なかったなあ。

2コマの授業が終わってからゆっくりと教室の片付けをし、研究室に戻って、次回に配る資料の準備をして研究室を出たのが一時間余りあと、家に戻ってお昼も食べずに敷いたままの布団の中に。昨日今日と一コマ目からだったこともあり、寝不足も続いていたからそのまま眠りに。夢の中で、今日やった聞き取りのtranscritionをブログに載せないと、そんな夢を見ていたような。病気やな。

書くのは商売だからいくらでも書けるけど、それでも7コマの授業のブログを書くのは物理的にもそれなりに結構大変。書かないでいると、何だか払えない借金がたまっていくような、嫌な気分。借金はしないと決めて、しないで来たから、「払えない借金」の感じがわかるわけはないんやけど。何書いてるんやろ。ブログは自分が勝手に決めてやってるだけで、しないといけないもんでもないのに・・・・。

初めての対面が何とか終わったのにねえ。2月10日のブログに書いた「ひよとめじろが来ています」では、例年のように学期が終わってプリント類も片付けて、印刷やら何やらぼちぼち新学期の準備に向けて、そんないつもの日常を書き留めていたのに、次に書いた4月7日の「授業が始まって大丈夫かなあ」で、日常が一変、日常が日常でなくなりました。

それでようやく対面の授業が始まったのに、何かそれでもすっきりしないのは、心が今の事態に順応していないのか。先が全く見えません。どうなるんかなあ。

Outbreak(1), (2), Ebola virus returns~

(1)

Sam: Major Salt.

Salt: Sir. May I say what an honor it is to have this opportunity to work with you in the field, sir.

Sam: Thank you. Sit down, sit down, what are your backgrounds, firstly? That’s the point. Johns Hopkins. Helicopter flight school. How many hours have you logged?

Salt: Eighty five, sir.

Sam: Married?

Salt: Yes, sir.

Sam: Good luck. You’ve never been in the field?

Salt: No, sir. But I’m fully trained and highly motivated, sir.

Sam: No, no, I’m talking about landing in the hot zone. It’s a unique situation. Have you ever seen the effects of hemorrhagic fever?

Salt: No, sir.

Casey: Allow me, sir. Major?

Salt: Yes, Major.

Casey: When the patient first gets the virus, he complaints flu-like symptoms, 'n then in two or three days, pink lesion begins to appear all over his body, along with small pustules that soon erupt with the blood and pus, a kind of milky substance….

Salt: When these particular lesions become full blown, they feel mush to the touch, there is vomitting, diarrhea, bleeding in the nose, ears, gums, the eyes’ hemorrhage, the internal organs shut down. They look….

Sam: That’s very good, Major. Ah, we’ve read that in, ah, the book, but in about sixteen hours you are about to see it.

Casey: In the flesh, so to speak.

Salt: I feel confident that I can handle anything we encounter, sir.

Sam: It’s just-one of us panics, it puts us all in danger.

Casey: And he is under direct orders not to die out there. And that’s one set of orders he’s actually planning on following.

(2)

Sam: God damn it. Isolate’im. Islate’im.

Marby : Don’t worry. It’s not airborne.

Sam: Sam Daniels,       .

Murby: Benjamin Murby. We’ve been expecting him.

Sam: We came (as) soon as we could.

Murby: Not soon enough. The village is dead.

Sam: You know the incubation period?

Murby: No, but it kills in two or three days. The mortality rate is a hundred percent.

Sam: Jesus. Could an infected person’ve gotten out of the village?

Murby: If he was dead or dying in the jungle, and it’s fifty miles to the nearest village.

Sam: The first case, patient zero?

Murby: A young man called Murazo, worked with a white man to build a, a road into Kinshasa. And when he returned, he was sick….

Sam: I see.

Murby: …and he drank from this well. From there it spreads to the entire village.

Sam: Did you identify the carrier, the host?

Murby: No. When we arrived, the boy was incoherent. He died, ah, two hours later. He couldn’t tell us how he got it.

Sam: He’s not sick?

Murby: He is a local juju man, witch doctor. He stayed in his cave a whole week.

Sam: I’d like to talk to him, too.

Murby: No, he talks to me. You see he believes that the gods were awoken from their sleep by the men cutting down the trees where no men should be, and the gods got angry. This is their punishment.

“Ebola virus returns Zaire into world’s spotlight”

Reuter (sic) in The Daily Yomiuri (May 16, 1995)

The Ebola virus outbreak in Zaire has refocused attention on the vast nation of 40 million people in the heart of Africa that has lurched from one crisis to another since independence from Belgium in 1963 (sic).

The virus, for which there is no known cure or vaccine, has killed at least 64 people.

Many Zaireans are openly angry at the government of President Mobutu Sese Seko, who has ruled unchallenged for most of the past 30 years and, according to critics, salted a way (sic) a personal fortune estimated in billions of dollars.

ザイールでエボラウィルスが発生して、1963年(原文のまま)のベルギーからの独立以来、数々の危機に揺れ動いて来た中部にあるアフリカ4000万人の広大な国に再び注目が集まりました。

治療薬もワクチンも知られていないウィルスは少なくとも64人の死者を出しました。

批評家によれば、多くのザイール人が過去30年間無投票で当選し、不正にためこんだ個人の資産が数十億ドルにのぼるといわれるモブツ・セセ・セコ大統領の政府に公然と腹を立てています。

Opposition commentators and independent journalists blame the frequency of epidemics and lack of resources to deal with them on corruption and mismanagement of the wealth of a country blessed with just about every strategic mineral known to man.

“Mismanagement of public resources that leads to poor management of the environment create opportunistic factors for the birth and spread of epidemics," lamented an editorial in the opposition newspaper Le Palmares.

“Health facilities are in a deplorable state. We have been heading for disaster for a long time," Lambaert Mende, spokesman for Zaire’s chief opposition leader Etienue Tshisekedi said.

反対派の批評家やフリーのジャーナリストは、流行病が頻繁に起こるのも、取り扱う資源が不足するのも、既知のあらゆる戦略的に重要な鉱物資源に恵まれている国の富の管理ミスと賄賂のせいだと指摘しています。

「環境の管理不備に繋がる、公共資源の管理ミスが日和見的な要因を作り出して、流行病を発生させたり、広げたりしている。」と反対派の新聞ル・パルメール(Le Palmares)の社説は嘆いています。

「医療関係施設は悲惨な状況です。私たちは長い間、大災害が起きてもおかしくない方向に向かって進んできました。」とザイールの野党指導者エティニュエ・ツィセケディ(Etinue Tshisekedi)のスポークスマン、ランバエルト・メンデ(Lambaert Mende)は言いました。

Corruption has eaten deep into the fabric of Zairean society and government and even quarantine measures announced to keep the Ebola virus from the capital of five million people are being undermined by bribery, Kinshasa city officials say.

Public workers are owed several months salary and bribery has become a way of life.

The virus is stretching Zaire’s decrepit medical services, already hard pressed, to cope with the scourge of AIDS, which has hit Zaire harder than most countries.

賄賂はザイールの社会と政府に深く染み込んでおり、500万人が住む首都をエボラウィルスから守るために発令された隔離手段でさえも賄賂がきく有様です、とキンシャサ市職員が言います。

公務員は何ヶ月分もの給料を払ってもらえず、賄賂は生活の一手段となってしまっています。

ウィルスはザイールの老朽化した医療機関に広がっており、医療機関はたいていの国よりも激しくザイールを襲っているエイズ禍の対応追われています。

Zaire’s political problems began early: Katanga, which today is the mineral-rich province of Shaba, made a disastrous attempt at secession, 11 days after independence from Belgium. It was forced back after three years of bloody conflict.

The second largest country in sub-Saharan Africa. Zaire has rich farm and watered by the Zaire river, formerly River Congo.

The country is blessed with some of the best copper deposits in the world but the engine of its economy, the state mining collosus Gecamines, has virtually ground to a halt."

Copper production dropped from a peak of 500,000 tons to under 50,000 tons in 1994. Cobalt production slumped too.

The government has dissolved three core companies in the Gecamines group and not said what will become of the state company, which generates over 70 percent of its hard currency.

ザイールの政治の問題は早くに始まりました。鉱物の豊かな現シャバ州であるカタンガ州はベルギーから独立した11日後に、不幸な結果に終わった分離工作が謀られました。その分離工作は血まみれの闘争の3年後に強行されました。

サハラ以南のアフリカで2番目に大きい国ザイールには豊かな農場があり、旧コンゴ川のザイールの川から水の恵みを得ています。

その国は世界でも有数の銅の埋蔵量を誇っていますが、経済のエンジンである国営巨大鉱山会社ゲカマイン(Gecamines)は、事実上操業を停止しています。

1994年には、銅の製造量は最盛期の50万トンから5万トン以下にまで落ち込みました。コバルトの製造量も同じようにひどく落ちみました。

政府はゲカマイン(Gecamines)グループの中の3つの中心会社を解散させ、硬貨の70パーセント以上を製造する国営会社の先行きについては言及していません。

The World Bank, International Monetary Fund and creditors led by former colonial power Belgium abandoned Zaire long ago.

With inflation running close to five digits, the government has periodically reverted to printing mountains of worthless money.

The capital Kinshasa is still recovering from waves of looting by unpaid soldiers in 1991 that forced France and Belgium to send troops to evacuate Europeans.

The United States, which propped up Mobutu during the Cold War as a bulwark against communism in Africa, has been at the forefront of pressure for democracy in Zaire.

世界銀行も国際通貨基金も旧宗主国ベルギーが仲立ちをする債権者たちも、ザイールをずっと以)前に見捨てています。

インフレ率が5桁近くなりつつあるインフレで、政府は定期的に価値のない紙幣を山のように印刷するようになっています。

首都キンシャサは、ヨーロッパ人を退去させるための軍隊派遣をフランスとベルギーに強いた、給料を払ってもらえない兵士たちによる1991年の数々の略奪行為から何とか立ち直ろうとしているところです。

アメリカは、冷戦の間アフリカで共産主義に抗する防波堤としてモブツを支援してきましたが、今は最前線に立って、ザイールでの民主主義を求めて圧力をかけています。

(9)6回目授業終了

<課題の提出延期について>・・・1回目、2回目とも課題の提出期限を延期するね。1回目はブログとメールでしかしてないし(希望が多いときは、日程的に可能ならどこかで補講)、Zoomでももたもたしたしね。課題図書の解説もするけど、資料の必要な人はいつでも連絡してや。研究室前に置いたりして渡せるようになってるし。この機会に英文をたくさん読むことをすすめます。英文はすぐには取り寄せが難しいので、プリントで読めるようにしているのが多いです。本は画像にしてるのもあるけど、プリントにはしてないな。版権の問題もあって、違法は違法でもあるんで、ちょっと遠慮してCDの形にするすることになると思うけど。

1回目6月10日(7回目)→7月1日(10回目)

2回目7月22日(13回目)→8月5日(14回目)

<連絡事項>

次回7回目の授業は6月10日(水)8:40~9:55です。

<授業では>・・・

プリントの解説をしたあと、尾形さんがコンゴの独立とコンゴ動乱、甲斐さんがBiosafety levelの発表をしてくれました。どっちもきちんと調べてくれてたね。英語もしっかりして、発表もうまかったな。

今なら読んでおもしろいかも→「医学生と新興感染症―1995年のエボラ出血熱騒動とコンゴをめぐって―」「ESPの研究と実践」第5号(2006年)61-69頁。

プリントの解説の時に、山本義隆さんと片岡さんの話をしたけど、この人の言うことなら聞くしかしゃーないなと自然に思えるような人はそうそういないんで、大事にしてもらいたいような気がするねえ。それとペンタゴンの環太平洋戦略や日米安全保障条約についても少々。

用語については、コピーして持って行ったCDの中味を説明しました。使ってもらえると嬉しいです。出来れば本を手に入れて、今の時期に一気にインプットするといいけどな。

次々回には先ず1章、その次がその次くらいに2~4章を一気にやるかな。大事なのは、一人一人が自分でやること。

自己紹介に余裕がないと思って書けなかったけど、面接希望の人はZoomでやれそうなんで、連絡をくれたら時間を調整してやれるよ。

<配ったもの>

① B4表裏2 San Francisco / 思い出のサンフランシスコ / 無関心が最もいけない /素粒子の狩人
② B4表裏8 魅惑の資源 / 誰も守ってくれない  / 「アフリカ大戦」再燃に目を  / ジンバブエ インフレ年2億~  /  コンゴ 反政府軍と~ / エボラ出血熱 アンリカを~  /  エボラ最前線の現実上 /  エボラ最前線の現実下 / 性暴力被害の~  /  無差別暴力~ / エボラ出血熱 続く闘い  / Looking back in Anger
③ B4表裏4 The colonization of Africa  /  苦しい中で対応様々 / 「アフリカシリーズ」/「ルーツ」 / Soweto Gospel Choir / ユッスー・ウンドゥール

④ B4表裏2 エボラ回復後に目から~ / “Persisitence of Ebola virus ~"

⑤ CD-R(1~4章、演習、試験)

San Franciscoは時間があればListening Comprehension Practiceを。

ゴールデンゲイトブリッジを背景に運転手さんと、1987年

「ジンバブエ インフレ年2億~」は記事で読んだインフレ率のイメージを感じてもらえたらと。

The colonization of Africaは授業で一部読みたいと思っています。

Soweto Gospel Choir / ユッスー・ウンドゥールは聴いてもらうつもりをしています。

コンゴ・エボラについての日本語の新聞記事はこれと思ったのを取っておいた分です。

<次回>は

映像を。アメリカの救急医ジョン・カーターが北東部のキサンガニの診療所にボラティに行く「ERIV6B」。新聞や雑誌の記事やニュースにも触れてもらい、いろいろも発表して貰ったあとで、観ると感じることも多いような気がするな。後編があってそれも観てもらいたいけど、75分しかないから、続きを観たい人はDVDのコピーでどうぞ。時間があれば、「アフリカシリーズ」で独立、コンゴ危機、コンゴ自由国、ベルリン会議での植民地分割、「アウトブレイク」、そんなに時間があるわけないか。行けるとこまでやな。

(10)7回目授業終了

?残ってないみたいです。

(11)8回目授業終了

<連絡事項>

次回9回目の授業は6月24日(水)8:40~9:55です。

授業では>・・・

① ERの発表(桶谷さん)、ERIのカーターの初日の場面

② 専門分野の発音チェック(尾形さん)

③ 1章ほんの少しだけ。

<次回>は

① 1章をさっと。

② oral check(試しに。どれくらいやって来てくれるやろな。)

③ 課題図書の解説

⑤ コンゴ・エボラの映像:「アフリカシリーズ」で独立・コンゴ危機・コンゴ自由国・ベルリン会議での植民地分割、「アウトブレイク」。

コンゴ・エボラが一段落したら

みんなの感想・意見・要望など、一人一人から聞きたいです。

先週は

地域資源創成学部がトーイックの学内試験の中止予定を覆して、オンラインテスト受験を決定(学生にも実際に英語を担当している教員にも連絡なし)したんで、急遽Zoomトーイックを実施、その準備で、前7クラスのブログも書けないほど追いまくられました。

結局、Zoomトーイックを金曜日に時間外で実施、10時から2クラスの合同20人ほどで、2時間半。

地域の対応には、に学生一人一人のこと考えてへんなという思いしかないけど、学部でも説明会を実施、医学科では対面をすでに4週間実施、部活動も開始、の状況からすれば、可能かも。でも、オンラインに関してももっとやることをやってかから、やっぱりもう少し延期が妥当、と思う。

ただ、受験をしないといけない立場からすれば、(お互いに)文句だけ言ってても時間を大事にしてるとは言えないんで、(僕が)割り切って、折角の機会を利用せんと馬鹿みたい→急遽過去問を作り・Zoomトーイック(金曜日の分)を実施、となった次第。

地域の2年生と

僕から・・・

ま、一週間大変やったから余計にそう思うんかもしれんけど、一度中止にしといて、オンラインで受けさせると決めたみたいやね。
まだ学生にも担当者にも連絡してないみたいやけど。
学生ひとりひとりを見てたら、そんな決定出来るわけないと思うけどなあ。今回はひどいね。ま、普段の態度が増幅されて現象化するんやろな。

医学科の学部長の片岡さんは、執行部から医学部は勝手にやれと言われて、4月の初めから上級生はオンラインを始め、1年生は4月22日から。2週間後、入学後対面授業を経験していない1年生を優先する、と上級生の対応も指示した後、対面を開始、もう4週が過ぎて、きのう辺りから、クラブ活動も始めたみたい。
入学後対面授業を経験していない1年生を優先する、には久しぶりに感激したね。

入谷さん(学部長)は、オンラインの努力もせず、課題だけ出して基準も示さず、あとのフォローもせず、本一冊のスキャンも判読しがたいお粗末さ、だから、中止の決定を急遽覆してオンライン受験、なんでこんなに違うんやろな。
たまたま医学科と木花の授業を同時並行で7クラス持ってるから、自然に見えてくる世界が、何ともわびしいね。

2年生から・・・

やはり、始めは中止の方向でしたよね。TOEICのように成績に影響する試験は、変更無し、変更するとして1か月は準備期間を設けてほしいものです。課された以上やり切るしかないですが、何とも言えない気持ちになります。嘆いてもしょうがないのですが。
流れを変える発言ができる方がいらっしゃるとは、羨ましいです。地域学部の先生は個々が強いので、そういった方は放置、という雰囲気なのかな。という印象を持っています。あくまで私個人の感覚ですが。もう私たちが声を上げるしかないのかもしれません。入谷先生の件は、成績次第で成績の基準等を訊ねてみようと思います。
何人かとそんな遣り取りをしました。

紫陽花(小島けい画)もそろそろ終わりかなあ。

(12)9回目授業終了

<連絡事項>

* 次回は1回目課題提出です。

* 2章は次々回にやるんで、準備してや。1回目の課題に追われてる人もいそうやし、次回2章をやりますと確認してなかったような気もするし。

* 次回10回目の授業は7月1日(水)8:40~9:55です。

授業では>・・・

① 1章。

CDで配ってあるファイルの練習問題はやっときや。他の章にも言えるけど、なかなかよう出来た練習問題やで。

② oral checkを少しだけ。

③ 授業や自粛期間の感想など、数人。(あんまり話したそうでなかったんで、最終授業に、また。

<次回>は

① 課題図書の解説

② コンゴ・エボラの映像:「アフリカシリーズ」で独立・コンゴ危機・コンゴ自由国・ベルリン会議での植民地分割

③ ザイールのその後。

(小島けい画)

すでに配ってあるプリントBasil DavisonのZaire’s Turmoil Inviites an Afrian Solution、Julius Nyerereの」Pushing Kabila on early election unrealistic、それに追加資料で配ったMike TidwellのLooking Back in Anger: Life in Mobutu’s Zaireは読んでおくとわかりやすいです。DavisonとNyerereはアメリカ英語でないのんで、ちょっと読みにくいかも。

(小島けい画)

④ 映像:「アウトブレイク」

授業で、また。

(13)10回目授業終了

<連絡事項>

* 次回2章をやります。CDで渡した練習問題もやりや。

* 次回11回目の授業は7月8日(水)8:40~9:55です。

授業では>・・・

① 1回目の課題を集めました。早う読んで講評が書けるとええけどね。自分の書いたものについて聞きたいときや、2回目用の資料で役に立てそうなら、いつでも連絡してや。

② 課題図書の解説にあわせて意識の話(white supremacy, black inferiority)と、ザイール崩壊直後のデヴィドスンとニエレレの新聞記事の解説。→自己意識

(小島けい画)

③ 発表の希望者を聞いたけどいなかったんんで、次回もう一回聞くね。

④ 映像:独立・コンゴ危機

<次回>は

① 2章

② 次々回から、用語をやったあと、アフリカ・アフロアメリカとエイズの2本立てで行く予定。The colonization of Africaは加藤くんがやってくれるそうなのでその確認と、エイズでも発表してもらいたいのでその予定も決めたいと思います。今日配ったエイズのプリントは目を通しといてや。アメリカで最初のエイズ患者がでた報告記事The History of AIDS Discoveryなど何個かの記事や、エイズ会議やエイズ治療薬なんかで発表してもらえればと思っています。

③ 「アフリカシリーズ」で植民地分割や植民地化など→ヨーロッパ人が来る前のアフリカ(黄金の交易網、砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、スワヒリ商人、東アフリカ)をざっと紹介したいと思います。

授業で、また。

自己意識

自己意識の大切さを説いた公民権運動の指導者マルコムXと反アパルトヘイト運動の指導者スティーヴ・ビコについて書いたことがあります。→「自己意識と侵略の歴史」(「ゴンドワナ」19号10-22頁、1991年)一部貼っておきます。

スティーヴ・ビコについて

奴隷貿易に始まる西洋諸国の侵略によって、支配する側とされる側の経済的な不均衡が生じましたが、同時に、白人優位・黒人蔑視という副産物が生まれました。支配する側が自らの侵略を正当化するために、懸命の努力をしたからです。支配力が強化され、その格差が大きくなるにつれて、白人優位・黒人蔑視の風潮は強まっていきました。したがって黒人社会は、支配権を白人から奪い返す闘いだけでなく、黒人自身の心の中に巣食った白人優位の考え方を払しょくするという二重の闘いを強いられました。アメリカ映画「遠い夜明け」で広く知られるようになったスティーヴ・ビコは、ある裁判で黒人意識運動の概念について質問されたとき、その「二重の闘い」に言い及んで、次のように述べています。

基本的に「黒人意識」が言っているのは黒人とその社会についてであり、黒人が国内で二つの力に屈していると、私は考えています。まず何よりも黒人は、制度化された政治機構や、何かをしようとすることを制限する様々な法律や、苛酷な労働条件、安い賃金、非常に厳しい生活条件、貧しい教育などの外的な世界に苦しめられています。すべて、黒人には外因的なものです。二番目に、これが最も重要であると考えますが、黒人は心のなかに、自分自身である状態の疎外感を抱いてしまって、自らを否定しています。明らかに、ホワイトという意味をすべて善と結びつける、言い換えれば、黒人は善をホワイトと関連させ、善をホワイトと同一視するからです。すべて生活から生まれたもので、子供の頃から育ったものです。[I Write What I Like (New York: Harper & Row, 1986), p. 100.神野明他訳の日本語訳『俺は書きたいことを書く』(現代企画室、 一九八八年)が出ています]

マルコムXについて

白人支配の体制に闘いを挑む前に、先ず自己意識の変革をと唱えたのは、もちろんビコだけではありません。ビコに大きな影響を及ぼしたアメリカ公民権運動の指導者の一人、マルコムXも同じようなことを言い、経済的に自立するための企画を試みました。マルコムはあらゆる機会を利用して、黒人自身の自己意識の変革の必要性を説きました。暗殺される直前の一九六五年一月二十四日の集会では、アメリカ黒人の歴史についての話をしています。奴隷船でアフリカから連れて来られる以前に、アフリカにいかに豊かな文化があったか、いかに自分たちの祖先が優れた人々であったか、又、いかに巧妙な手段を使って白人たちが黒人に白人優位の考え方を植えつけてきたか、そして今、自分たちが何をしなければならないのかなどを語りました。マルコムは、翌月に予定されていた「黒人歴史週間」やアメリカ黒人の呼び方「ニグロ」の欺瞞性を厳しくただして、次のように言っています。

なかでも、特に質の悪いごまかしは、白人が私たちにニグロという名前をつけて、ニグロと呼ぶことです。そして、私たちが自分のことをニグロと呼べば、結局はそのごまかしに自分が引っ掛かっていることになってしまうのです。……私たちは、科学的にみれば、白人によって産み出されました。誰かが自分のことをニグロと言っているのを聞く時はいつでも、その人は、西洋の文明の、いや西洋文明だけではなく、西洋の犯罪の産物なのです。西洋では、人からニグロと呼ばれたり、自らがニグロと呼んだりしていますが、ニグロ自体が反西洋文明を証明するのに使える有力な証拠なのです。ニグロと呼ばれる主な理由は、そう呼べば私たちの本当の正体が何なのかが分からなくなるからです。正体が何か分からない、どこから来たのか分からない、何があなたのものなのかが分からないからです。自分のことをニグロと呼ぶかぎり、あなた自身のものは何もない。言葉もあなたのものではありません。どんな言葉に対しても、もちろん英語に対しても何の権利も主張できないのです。[『マルコムX、アメリカ黒人の歴史を語る』 Malcolm X on Afro-American History (New York: Pathfinder, 1967), p. 15]

(14)11回目授業終了

<連絡事項>

* 次回12回目の授業は7月15日(水)8:40~9:55です。

授業では>・・・

2章をやっただけ、あれこれ途中で話をしたんで。あと4回やね。

3章、4章と、エイズについてと、ヨーロッパ人が来るまでのアフリカと奴隷貿易を少々、それだけはやりたいと思っています。

最後の時間は、一人一人からいろんな話を聞きたいです。

7月15日(12回目)→<次回>

7月22日(13回目):3章、エイズ

8月5日(14回目)4章:エイズ

8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

<次回>

① エイズに関しての発表者を決める:

The History of AIDS Discovery(     )

Human Biology(     )

Disrupting the Assembly Line

世界エイズ会議(     )

エイズ治療薬(     )

② The Colonization of Africa:1~2ページのPrecolonial AfricaとFirst

colonialistsを加藤くんが要約してくれますので、本文を読んで来てや。読んだあと、「アフリカシリーズ」でヨーロッパ人が来る前のアフリカ(黄金の交易網、砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、スワヒリ商人、東アフリカ)をざっと紹介したあと、「ルーツ」で奴隷貿易を少々紹介したいと思っています。「ルーツ」はすでにプリントを配ってあるんで読んどいてや。

貿易の中心地と栄えていたタンザニア沖合の島キルワ、1505年に廃墟に。

アフリカ系アメリカ人作家のアレックス・ヘイリーが、叔母から聞いた話を元に図書館などで調べ、7世代遡って西アフリカのガンビアのジュフレ村から連れて来られた先祖クンタ・キンテを突き止め、実際に村に行って村の歴史を語るグリオの口からその名前を確かめ、それを小説「ルーツ」に書いたそうです。


30周年記念版表紙

1977年にハリウッドでテレビ映画化され大ヒット、翌年には日本でも放映されたようです。高校の教員をしていた頃で、テレビを持ってなかったんで放送されてたことも知らなかったけど、1983年、大阪工大で非常勤を始めた時に初めて先輩の録画してたビデオを見せてもらい、その存在を知りました。12時間の長い番組で、30周年記念に第1部がDVDで発売されたものの、第2部は今となっては貴重な映像となりました。第1部はクンタの誕生から南北戦争で奴隷でなくなった辺りまで、第2部はそれ以降、著者がジュフレ村を訪ねる所まで。いつでもコピーは可能です。

ROOTS – Airdate January 23, 1977. (Photo by ABC Photo Archives/ABC via Getty Images) EDWARD ASHER;LEVAR BURTON

来週、また。

(15)12回目授業終了

<予定確認>

7月22日(13回目):3章、エイズ

その次の4章も、基礎の基礎なんで、この時期、授業に合わせてでもやっときや。

8月5日(14回目)4章:エイズ

8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

授業では>・・・

① エイズについての解説を少々、発表者決め:The History of AIDS Discovery(尾形さん)、Human Biology(加藤くん)

② The Colonization of Africa:Precolonial AfricaとFirst colonialistsを加藤くんが要約してくれました。しっかりとやれてたと思います。映像は次回に、時間があれば。

<次回>

① 3章

② The History of AIDS Discovery(尾形さん)、Human Biology(加藤くん)、Disrupting the Assembly Line(希望者がいたらやってや、いなければ、僕がさっと)

世界エイズ会議(     )、抗HIV製剤を巡っての欧米の製薬会社の動向(     )について誰か調べてみない?

③ 時間があれば映像:黄金の交易網;砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、スワヒリ商人、1505年のキルワの虐殺)、「ルーツ」の奴隷狩り

来週、また。

* 今週末は課題を読み終えてブログに講評が書けるとええなあ。時間的には十分可能なんやけど、毎年なかなか。そもそもやってることに無理があるんやろな。そのあとまた、2回目の課題も読まんとあかんのになあ。

毎回の授業後のブログも、やっぱり何とかかんとか。今日も夕方寝て辛うじて起きて来てやっと書いたところ。今に始まったことやないけど、週に8クラスくらいの授業に、いつもアップアップやなあ。医学科は前期でほんまに最後になりそうやけど、後期から少し楽になるんやろかな。

(16)13回目授業終了

<確認>

* 7月29日(水)は月曜日時間割で授業なしです。

* 8月5日(14回目):2回目課題提出、4章、エイズ(続き)、(時間があれば)映像:「アフリカシリーズ」冒頭、奴隷狩り、1980年代飢餓問題

* 夏休み中のZoom医学用語について。希望者がいれば、5章以降の用語演習を週に1回くらいの割合でつき合ってもいいと思っています。後半3、4のクラスの人にも南部さんから声をかけてもらっています。22章全部実際に授業で扱ったことはないんで、EMPで取り上げた10章ほどになると思うけど、資料は授業で配った程度に印刷物で用意できると思います。医学科は、人数が決まれば事務の谷口さんに印刷を頼めると思うんで。前期の試験期間が終わるまでに印刷して渡したいんで、希望者は今月末くらいまでにメールして下さい。Zoomの招待状と印刷物の受け渡しなどの案内をするつもりです。

* 8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

授業では>・・・

① 3章

② エイズ発表:The History of AIDS Discovery(尾形さん)、Human Biology(加藤くん)

尾形さんのファイルはわかりやすく要点もつかんでたし、加藤くんのも要所がきまてたね。どちらも感服です。

世界エイズ会議、抗HIV製剤を巡っての欧米の製薬会社と第三世界の攻防について誰か調べて発表せえへんか?

<次回>

① 4

② エイズ(続き少々)、映像:ER(1994年、まだ逆転写酵素阻害剤しかないころに、5歳の患者に効き目のない薬を使い続けるか、家に連れて帰って緩和ケアをするか、を迫られる辛い場面、みんなが医者の立場ならどうする、親の立場ならどうする、など少し議論したいところ)、(時間があれば)映像:「アフリカシリーズ」冒頭→映像:「ルーツ」(奴隷狩り、奴隷船)→映像:「アフリカシリーズ」1980年代飢餓問題、ライブエイド(何曲か)

来週、また。

* このクラスは課題を読み終えてるんで、ブログに講評が書けると思います。自分の課題の講評が要る人はめーるでも、Zoomでも対応するよ。

****

二週間毎にマッサージをしてもらってる西口さんから、玉田さん、左脚の筋肉が少し落ちてますねと言われたんで、昨日は左脚に力を入れて三段変速の一番重いので坂道を立たないで2往復(一年のクラスが終わったあとお昼を食べに家に帰ってるんで)、今日は1往復、汗だくになったね。
日が落ちる頃に歩けるとえんやけど。70過ぎても筋肉はつくそうやけど、生きてるだけで、大変や。
一つ葉の砂浜ではしゃいでいた三太(ブログの名前の片われ)。最近木崎の浜で歩いてないけど、自転車で浜まで行って歩きたいねえ。冬の砂浜もええけど、夏はサーファーとは違う動きで砂浜を歩くのもそれなりに楽しいね。サーフィンの大会があると、警備員に締め出されるけど。
木崎浜から曽山寺浜にかけられた橋。総合公園からのマラソンコース。青島の旧パームビーチホテルのとこら辺まで。道は青島から、青島港まで続いてるけど。
(17)1回目課題の講評

1回目の課題の講評です。もっと早くにと思ってましたが。先週読み終えて、授業でも少し触れました。

全般の講評は、たぶん自粛期間も長かったので時間をかけた人も多かったようで、全体によう出来たてたと思います。それに、全員が英語というのも異常事態、初めてです。この数年英語で書く人が増えてたけど、それでもせいぜい半分ほど、やっぱり異常事態。

充分に読めるので、アウトプットの機会を増やして、書いたり、読んだり、聞いたり、話したり、どんどんやれば気づいたら使えるようになってる、ということかも。

僕は、戦争に負けて無理やりやらされてという意識が強かったせいか英語に対していまだに抵抗があるけど、高校の教員の採用試験が受験出来たのも、38で大学職に就けたのも、受験勉強をしないでたまたま行き着いた先が英米学科やったからやと思う。もちろん、結果論やけど。

原爆落とされて無条件降伏をつきつけられ、ヨーロッパ医学に代わってアメリカ医学を強要されてから久しい今となっては、英語が使える方が圧倒的に有利なのは事実、みたい。

仮説を立てて客観的に論証するという作業は、大学ですべき大事なことの一つ、教養、基礎医学では特に大事やと思います。そのあと、人と人との意思疎通がかかせない臨床、やな。

秀を3段階(満点、SS、S)、優を2段階(AA、A)に分けました。あんまりひどいのはB、Cをと思ってたけど、それはつけずに済みました。

満点 5人、SS 4人、S 2人、AA 13人、A 4人。計28人。

全員英語で書いてました。満点は、ある一定の水準を超えていそうで、短い期間によう書けたなあ、と感服した課題につけました。

仮説が曖昧なのが結構ありました。~が~であるという明確な仮説を立ててはっきりと論証するのが大切やと思います。感想文に近いのや、調べたものをまとめて自分の意見をつけたのもあったように思います。

最終的には言いたい気持ちが強いのがこちらに一番伝わって来ると思います。課題に限らず、書いたものはすべてそうやと思うけど。

(「対面を経験していない新入生を優先する」、という片岡さんのメッセージのように。)

わかりやすいのは、きちんと章立てが出来(もちろん、論理的な展開一目でわかるものがベスト)、参考文献もきちんとついているもの。図や統計のような客観的な資料や、言ってることをまとめているような画像や地図も効果的やと思います。

個人的な講評が必要な人は連絡してもらえればメールでも、Zoomでも。課題を見ながら、意見も聞きながら話出来ると思います。

なんとか、やっと書けました。外は雨、もうしばらく梅雨が続きそうやね。学園木花台で高台にあるんで、家からも木花の研究室からも、加江田の山が見えます。今は雨に煙ってるけど、梅雨明けすればかーっと暑くなって、違った加江田の山に。

(20)最終メッセージ

13回目、14回目、15回目と、それまでと同じように授業をやったあとブログで授業のページを更新し、2回目の課題を読んで講評を書き、それぞれのクラスの全ての授業を通して読める授業一覧を拵えたあと、この最終メッセージを書いて、前期が終わる、そのつもりやったんやけどなあ。

今回のコロナ騒ぎもそうやけど、「予、ものの心を知れりしより、四十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ。」を実感する事態に遭遇して、流れが一変してしまったようで。当たり前の日常が、実は不確かな意識上で行なわれている、みたいな感覚を意識させられるような感覚、のような。

ことの発端は、2回目の課題を読まなあかんなとWebclassから一括ダウンロードしてZipを解凍し、読みやすいように一人一人の分を印刷したとき、本人のものでない3年生の人のファイルが出て来た、でした。つまり、2回目の課題に(たぶんクラブか何かの)「先輩」のファイルを出した、ということのようでした。

普段やと出すファイル間違ってるでえ、とメールするんやけど、何故かその気になれなかった、んやろなあ。
そういや、何回かそんなことがあったなあ。一回なんかは、2回目の課題に名前を変えて先輩のを出した卓球部の奴がいたな。どうして先輩のやとわかったかって?2回目の課題を読んでたら、1回目にこの本を読んでこんなことを書いた、とあるんやけど、1回目のを見たら、そんなことどこにも書いてないやんか。中味を読まずに名前だけ変えて出したんやろな。これはあかんやろ。そう言えば、本人の自己紹介の時に、将来整形外科医になって金を儲けますとしゃーしゃーと言ってたような。このまま医者になったらあかんでえ。
結局、本人に来てもらって事情を確かめたら、やっぱり卓球部の先輩、4年生か5年生やったかな、のを名前を変えて出したようで。じゃ、その先輩といっしょにもう一回来てや。その先輩本人は、不正をするような人物ではなかったようで、二人ともスーツを来て、以降こんなことがないようにしっかり責任を持ちますから、よろしくお願いします、と神妙な顔。それに流されたんやろな。ま、しゃーないな、と一件落着、したつもりが、そのあと、本人から、玉ちゃん、大丈夫やった、と僕のパソコンにメールが誤配送、そんな落ちがついてたような。その後、その先輩からも本人からも報告もなく卒業、今頃医者しとるんやろなあ。
西浦は医科大のことに触れないみたいやけど、あの頃は、教員の方が好き勝手して、学生が戦々恐々、萎縮しまくってたから、恨んでるんやろなあ。教員の方が好き勝手、というのは、僕の部屋に寄って来てくれる学生に珈琲を淹れながら聞いた話から判断して、ということなんやけど。6年で落とされた、なんか教授の癇に触ったみたいで、教養3科目で落とされた、全員再試にひっっかかって落とされた、そんな話が多かったような。大桑さんの車がラブビー部の連中にひっくり返されたというのは伝説の一つ。菊井が車持ってたら、やられてたやろ。ホームページやこのブログを作ってくれてる岩谷くんは、菊井と、広島大に移った化学の伊藤と、管理職が結託して精神科から教養の心理学の教授にした鶴の3人に落とされたなあ。他の大学なら普通に進級してたのに、とふと漏らしたのを聞いたことがあるような。時代錯誤的なことを強いる英会話のアメリカ人講師、恐怖の生化学の教授、そんな話を繰り返し聞かされて。僕に出来ることは、同調して落とさんことくらいやなあ。
そう思ったけど、それにしても医学科生には、負けたなあ。たまさん、絶対単位落とさないよ、と先輩に吹き込まれた1年生、ようやるよね。授業には来ないわ、課題は出さないわ、僕の方が落とせない事情があるのを見透かしたように。医科大に来た最初の年に2年生やった波多野くんは、たまさん、落とさないと学生なめてますよ、と何回も言いに来てくれてたけど、そういう事情やったんやろな。
そんな僕でも、さすがに落とそうと決めて実行したことがあるな。毎回人の影にかくれて堂々とまんがを読んでた女子。7つ出した課題、日本語でトランプの遊び方、みたいなのをならべてて。落とすとなると、基準を決めなあかんから決めたら20人近くが該当、それを絞って5人を落としたら、その女性以外は、全員4~5科目落としてたみたい。
今回は、12回目の授業で、出席に縛られて授業に出るようやとあかん、出席で縛らないと成り立たないのは大学やない、僕とか片岡さんは「大学」に拘ってる、みたいな話をしたあと、「じゃ、授業に出なくてもいんですか」という学生が。その次の授業は、3分の一が空席、それまで全員来てたんは何やったんやろ、そんな雰囲気を感じたような。またZoomに戻ったこともあるけど、その塊を中心に締め切りに出してない人が数人、それに今までの「忌まわしい」こと思いが重なって、何となくこのまま知らん顔して成績出す気になれず、教務の澤口に話をしに行って、やっぱりこのまま医者になったらあかんよなあ、というのが意識下の動きのようでした。
でも、今の教務の対応がしっかりしてるお蔭で、少し救われました。片岡さんが、兎狩りの時にやったように、一人一人と向き合って、最後は、まだ子供やから、もう一回機会を、という気持ち。
今回も澤口から副教務長の3人賀本さん(泌尿器)、小松、武谷さん(薬理)に話を持って行ったら、たまたまグループ担当の武谷さんが僕が引き受けますと直接面談をしてくれ、「玉田先生のご裁量に一任申し上げ、教務委員会では如何なる御判断も支持いたします。」ということでした。
しかし、一人一人の課題をその人を思いながら読んでる僕としては、課題そのものがその人自身が書いたものでない可能性があるというのは、きついよねえ。
結局、木花の5クラスのうちの3クラス目くらいまでやってた作業が途切れてしまって。
武谷さんからのメールのあと2回何人かとZoomをやり、結局成績は出すことに。
ま、そんなことや、他にもいろいろあって、いつも以上に、かなり徒労感が気持ちの中に広がっています。
医学科のZoom医学用語も、地域、工学部のZoomトーイックもすると言ってるから、これからせんとあかんのやけど、気持ちがねえ。
何とか3人の課題を読み終えて、ブログも書いて授業評価アンケートの確認依頼も含めて Lineで最後の連絡を頼もうと思ってるけど、7クラスあるんで、なかなかきつい作業やな。
もうすぐ後期の登録も始まるから、それまでにせんとあかんこともあるみたいやし。
その辺を、医学用語のプリントを印刷して渡すメールの遣り取りをしてた池田さんに書きました。

最後の3回ほど、不本意に終わったけど、出来れば、医科大に決まって宮崎に引っ越して来たその日に届いた出版社の關さんの手紙を紹介するつもりでした。關さんは東大の医学部を卒業したあと医者にならずに出版社をやってはった人で、大学の職を探している就職浪人の時に、当時世話になっていた大阪工大の小林さんに紹介してもらって横浜で会って以来、いろいろ書く機会を下さった方です。僕自身は受験勉強が出来ないで行くところがなったけど、關さんは、東大の医学部の学生は努力しなくても90点、大江の健ちゃんみたいな仏文は努力して70点、と言ってはったような。そしたらどこも行くとこなかった僕なんかどうなるんですかねえ、と言ったら、薄ら笑いしてはったかな。それもで、みんなに配ったColonization of Africaを1章にした英文の本を含め7冊も出してくれはったし、いろいろ書く機会を設けてくれはって。その第一号が、ゼミの担当やった貫名さんの追悼号→「がまぐちの貯金が二円くらいになりました」(1986年「ゴンドワナ」3号8-9頁。) 

医科大学に決まる前。ずいぶんと歳月が流れたわけや。分厚い手紙にはみんなのことも書いてあったんで、是非直に紹介したかったんやけど。

「・・・闇は光です この眼に見えるものはことごとく まぼろしに 過ぎません 計測制御なる テクニカル・タームをまねて 『意識下通信制御』なるモデルを設定するのは またまた 科学的で困ったものですが 一瞬にして千里萬里を飛ぶ 不可視の原言語のことゆえ ここは西洋風 実体論的モデルを 御許しいただきたい 意識下通信制御を 意識下の感応装置が 自分または他者の意識下から得た情報を 意識下の中央情報処理装置で処理し その結果を利用して 自分または 他者の行動を 制御することと定義するとき 人の行動のほとんどすべては 意識下通信制御によるものだと考えられます 少なくとも東洋人とアフリカ人には あてはまるはずです 私たちの行動のほとんどすべては 意識下の原言語できまるのであって 意識にのぼる言葉など アホかと思われるほど 些末なことです その些末を得意になって話しているのが ほかならぬ 学者文化人であって もう ほんまに ええかげんにせえ と 言いたくなります・・・」

医学部の学生と僕の関係については、次のように書かれています。

「・・・生物の成長というのは 細胞が個数を増す 細胞分裂と分裂によって 小型化した細胞がそれぞれ固有の大きさを とりもどす細胞成長とによって 達成されます 生物は本質的に成長するものなのですから 各細胞は 成長の第一条件たる 細胞分裂の傾向がきわめて強いのです しかし 無制限に 細胞の個数が増加して その結果 過成長すると こんどは 個体の生命が維持できなくなります そこで遺伝子の〝細胞分裂欲求〟は 不必要なときには 抑制されています この抑制因子を モノーという人は オペロンと名づけました モノーのオペロン説です フランスというところは 困ったものでいまだにデカルトの曽孫のような顔をした人たちしかいません このモノーも デカルトの曽孫にちがいありません しかし 話を簡略にするためには このオペロン説は 便利です 化学変化を説明するのに 結合手なる 手を 原子または原子団がもつものとするのに似て こっけいですが御許しいただきたい さて このオペロンが はずれてしまうというか 抑制因子がはたらかなくなったとき 細胞は 遺伝子本来の 〝分裂欲求〟に忠実に従って 際限なく 分裂を繰りかえします ガンです そして ガンになりやすい体質は遺伝します これはオペロンが はずれやすい傾向が子や孫に伝わるためです たしか 一九二◯年代に 有閑階級という新語をつくり流行させたアメリカの社会学者の言説をまつまでもなく ヒトは〝侵略遺伝子〟を持っています ヒトがすべて侵略者とならないのは この恐ろしい 〝遺伝子〟にも オペロンのおおいがかけられていて 容易には 形質を発現することがないためです ツングースの〝侵略遺伝子〟のオペロンは 窮迫によってはずされてしまったのです それも ほんの七千年か八千年ほど前のことです そして このオペロンのはずれやすい傾向は 連綿と受けつがれ いまなお 子や孫が風を切って 日本じゅうをわがもの顔に歩きまわっています 天孫降臨族の末裔たちです 手っとりばやくのしあがることだけをひたすら思いわずらい 四六時中 蛇(蛇くんに邪気などない)のごとき冷たき眼を油断なく 四方八方にくばる この侵略者たちは もちろん 効率百パーセントの水平思考を好み鉛直思考など 思いもよらぬことなのです 玉田先生が 鉛直下の原言語に乱されて 思考が中断するなら 私のほうは 鉛直上の原言語に吸いとられて思考が消失します 中断と消滅 軽重の違いはあっても 二人とも やはり 頭が悪いのは 確かなようです その点 最近の学生は とくに 医学生は 頭の良い子ばかりだそうです なにしろ なんかの方法で 受験勉強をしなかった子は いないというのですから 〝学問〟に対する その真摯な態度と勤勉に 驚かずにはいられません これは頭の良い両親の指導のもとに 水平方向に 己れの行く末を見つめ かっちりと計画がたてられる 頭の良い子であることを意味しています 鉛直方向によそみをすることなど 思いもよらぬ 天才少年です・・・しかし〝頭の良い〟学生たちと〝頭の悪い〟玉田先生 この両者に虹の橋はかけられないと絶望するのは早すぎます 学生たちの 眠っている 意識以前に 無言で語りかけてください・・・意識下通信制御です 百億年の因縁なんぞ信じないぞ 数百万の祖霊 そんなものは ミイラに食わせてやる などと仰言ってはいけません そうすれば 玉田先生の学生のなかから 医者や医学者ではなく 医家が 必ず 生まれることを かたく 信じてください そして もちろん 学生に 好かれるように行動するのではなく いつも 御自分からすすんで 学生のひとりひとりが 好きになるようにつとめてください 〝良い頭の〟学生は 医学生の責任だとはいえません 親はもちろん あらゆるものがよってたかって腕によりかけ 作りあげた〝高級〟人形であっても愛着をもってやれば ある日 ぱっちり眼を開き 心臓が鼓動をはじめ 体のすみずみに しだいに ぬくもりがひろがっていくことが 必ずあることを忘れないでください それと 医学部の学生は 最優秀と考えられていますが実際は 外国語も自然科学も数学もなにもかも まったくだめだということを 信じてください 子どもだから仕方のないことですが 世評がいかに 無責任ででたらめなものであるかを 玉田先生も 四月になれば いやというほど思いしらされるはずです たとえば 英語は 百分講義で英文科三ページがやっとのところを 医学部は十ページをかるがるとこなすのですが その医学部のひとりひとりをじっくり観察すると こいつ ほんまに 入試をくぐってきたんかいな と思う奴ばかりです それでもうんざりして見捨てたりせず この愚劣なガキどもの ひとりひとりからけっして眼をはなすことなく しっかりと 見守ってやっていただきたい なにしろ まだ人類とはならぬこども なのですから・・・」

もともと僕はそんな思いで授業をやって来たけど、医学科はこの前期で、木花も後期で終わりやな。別所から「たまさん、医者になっても医学用語は必要やから、学生には試験してやって下さい。そうでもせんと、わかっててもなかなか出来ませんから・・・・」と、アーバインのマスコットをもらいながら言われたんやけど、10年ほどしかやってないしなあ。

予、ものの心を知れりしより、七十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ、みたい。
關さんから「直木賞も芥川賞も出版社の本を売るための策略で…」と窘められて封印して来たけど、そもそも小説を書くための空間が欲しくて30過ぎてから大学を探したんやから、關さんも亡くなりはったし、そろそろデビューしても、許してもらえるかな。

英語 Ma1(2)

13回目、14回目、15回目と、それまでと同じように授業をやったあとブログで授業のページを更新し、2回目の課題を読んで講評を書き、それぞれのクラスの全ての授業を通して読める授業一覧を拵えたあと、この最終メッセージを書いて、前期が終わる、そのつもりやったんやけどなあ。

今回のコロナ騒ぎもそうやけど、「予、ものの心を知れりしより、四十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ。」を実感する事態に遭遇して、流れが一変してしまったようで。当たり前の日常が、実は不確かな意識上で行なわれている、みたいな感覚を意識させられるような感覚、のような。

ことの発端は、2回目の課題を読まなあかんなとWebclassから一括ダウンロードしてZipを解凍し、読みやすいように一人一人の分を印刷したとき、本人のものでない3年生の人のファイルが出て来た、でした。つまり、2回目の課題に(たぶんクラブか何かの)「先輩」のファイルを出した、ということのようでした。

普段やと出すファイル間違ってるでえ、とメールするんやけど、何故かその気になれなかった、んやろなあ。
そういや、何回かそんなことがあったなあ。一回なんかは、2回目の課題に名前を変えて先輩のを出した卓球部の奴がいたな。どうして先輩のやとわかったかって?2回目の課題を読んでたら、1回目にこの本を読んでこんなことを書いた、とあるんやけど、1回目のを見たら、そんなことどこにも書いてないやんか。中味を読まずに名前だけ変えて出したんやろな。これはあかんやろ。そう言えば、本人の自己紹介の時に、将来整形外科医になって金を儲けますとしゃーしゃーと言ってたような。このまま医者になったらあかんでえ。
結局、本人に来てもらって事情を確かめたら、やっぱり卓球部の先輩、4年生か5年生やったかな、のを名前を変えて出したようで。じゃ、その先輩といっしょにもう一回来てや。その先輩本人は、不正をするような人物ではなかったようで、二人ともスーツを来て、以降こんなことがないようにしっかり責任を持ちますから、よろしくお願いします、と神妙な顔。それに流されたんやろな。ま、しゃーないな、と一件落着、したつもりが、そのあと、本人から、玉ちゃん、大丈夫やった、と僕のパソコンにメールが誤配送、そんな落ちがついてたような。その後、その先輩からも本人からも報告もなく卒業、今頃医者しとるんやろなあ。
西浦は医科大のことに触れないみたいやけど、あの頃は、教員の方が好き勝手して、学生が戦々恐々、萎縮しまくってたから、恨んでるんやろなあ。教員の方が好き勝手、というのは、僕の部屋に寄って来てくれる学生に珈琲を淹れながら聞いた話から判断して、ということなんやけど。6年で落とされた、なんか教授の癇に触ったみたいで、教養3科目で落とされた、全員再試にひっっかかって落とされた、そんな話が多かったような。大桑さんの車がラブビー部の連中にひっくり返されたというのは伝説の一つ。菊井が車持ってたら、やられてたやろ。ホームページやこのブログを作ってくれてる岩谷くんは、菊井と、広島大に移った化学の伊藤と、管理職が結託して精神科から教養の心理学の教授にした鶴の3人に落とされたなあ。他の大学なら普通に進級してたのに、とふと漏らしたのを聞いたことがあるような。時代錯誤的なことを強いる英会話のアメリカ人講師、恐怖の生化学の教授、そんな話を繰り返し聞かされて。僕に出来ることは、同調して落とさんことくらいやなあ。
そう思ったけど、それにしても医学科生には、負けたなあ。たまさん、絶対単位落とさないよ、と先輩に吹き込まれた1年生、ようやるよね。授業には来ないわ、課題は出さないわ、僕の方が落とせない事情があるのを見透かしたように。医科大に来た最初の年に2年生やった波多野くんは、たまさん、落とさないと学生なめてますよ、と何回も言いに来てくれてたけど、そういう事情やったんやろな。
そんな僕でも、さすがに落とそうと決めて実行したことがあるな。毎回人の影にかくれて堂々とまんがを読んでた女子。7つ出した課題、日本語でトランプの遊び方、みたいなのをならべてて。落とすとなると、基準を決めなあかんから決めたら20人近くが該当、それを絞って5人を落としたら、その女性以外は、全員4~5科目落としてたみたい。
今回は、12回目の授業で、出席に縛られて授業に出るようやとあかん、出席で縛らないと成り立たないのは大学やない、僕とか片岡さんは「大学」に拘ってる、みたいな話をしたあと、「じゃ、授業に出なくてもいんですか」という学生が。その次の授業は、3分の一が空席、それまで全員来てたんは何やったんやろ、そんな雰囲気を感じたような。またZoomに戻ったこともあるけど、その塊を中心に締め切りに出してない人が数人、それに今までの「忌まわしい」こと思いが重なって、何となくこのまま知らん顔して成績出す気になれず、教務の澤口に話をしに行って、やっぱりこのまま医者になったらあかんよなあ、というのが意識下の動きのようでした。
でも、今の教務の対応がしっかりしてるお蔭で、少し救われました。片岡さんが、兎狩りの時にやったように、一人一人と向き合って、最後は、まだ子供やから、もう一回機会を、という気持ち。
今回も澤口から副教務長の3人賀本さん(泌尿器)、小松、武谷さん(薬理)に話を持って行ったら、たまたまグループ担当の武谷さんが僕が引き受けますと直接面談をしてくれ、「玉田先生のご裁量に一任申し上げ、教務委員会では如何なる御判断も支持いたします。」ということでした。
しかし、一人一人の課題をその人を思いながら読んでる僕としては、課題そのものがその人自身が書いたものでない可能性があるというのは、きついよねえ。
結局、木花の5クラスのうちの3クラス目くらいまでやってた作業が途切れてしまって。
武谷さんからのメールのあと2回何人かとZoomをやり、結局成績は出すことに。
ま、そんなことや、他にもいろいろあって、いつも以上に、かなり徒労感が気持ちの中に広がっています。
医学科のZoom医学用語も、地域、工学部のZoomトーイックもすると言ってるから、これからせんとあかんのやけど、気持ちがねえ。
何とか3人の課題を読み終えて、ブログも書いて授業評価アンケートの確認依頼も含めて Lineで最後の連絡を頼もうと思ってるけど、7クラスあるんで、なかなかきつい作業やな。
もうすぐ後期の登録も始まるから、それまでにせんとあかんこともあるみたいやし。
その辺を、医学用語のプリントを印刷して渡すメールの遣り取りをしてた池田さんに書きました。

最後の3回ほど、不本意に終わったけど、出来れば、医科大に決まって宮崎に引っ越して来たその日に届いた出版社の關さんの手紙を紹介するつもりでした。關さんは東大の医学部を卒業したあと医者にならずに出版社をやってはった人で、大学の職を探している就職浪人の時に、当時世話になっていた大阪工大の小林さんに紹介してもらって横浜で会って以来、いろいろ書く機会を下さった方です。僕自身は受験勉強が出来ないで行くところがなったけど、關さんは、東大の医学部の学生は努力しなくても90点、大江の健ちゃんみたいな仏文は努力して70点、と言ってはったような。そしたらどこも行くとこなかった僕なんかどうなるんですかねえ、と言ったら、薄ら笑いしてはったかな。それもで、みんなに配ったColonization of Africaを1章にした英文の本を含め7冊も出してくれはったし、いろいろ書く機会を設けてくれはって。その第一号が、ゼミの担当やった貫名さんの追悼号→「がまぐちの貯金が二円くらいになりました」(1986年「ゴンドワナ」3号8-9頁。) 

医科大学に決まる前。ずいぶんと歳月が流れたわけや。分厚い手紙にはみんなのことも書いてあったんで、是非直に紹介したかったんやけど。

「・・・闇は光です この眼に見えるものはことごとく まぼろしに 過ぎません 計測制御なる テクニカル・タームをまねて 『意識下通信制御』なるモデルを設定するのは またまた 科学的で困ったものですが 一瞬にして千里萬里を飛ぶ 不可視の原言語のことゆえ ここは西洋風 実体論的モデルを 御許しいただきたい 意識下通信制御を 意識下の感応装置が 自分または他者の意識下から得た情報を 意識下の中央情報処理装置で処理し その結果を利用して 自分または 他者の行動を 制御することと定義するとき 人の行動のほとんどすべては 意識下通信制御によるものだと考えられます 少なくとも東洋人とアフリカ人には あてはまるはずです 私たちの行動のほとんどすべては 意識下の原言語できまるのであって 意識にのぼる言葉など アホかと思われるほど 些末なことです その些末を得意になって話しているのが ほかならぬ 学者文化人であって もう ほんまに ええかげんにせえ と 言いたくなります・・・」

医学部の学生と僕の関係については、次のように書かれています。

「・・・生物の成長というのは 細胞が個数を増す 細胞分裂と分裂によって 小型化した細胞がそれぞれ固有の大きさを とりもどす細胞成長とによって 達成されます 生物は本質的に成長するものなのですから 各細胞は 成長の第一条件たる 細胞分裂の傾向がきわめて強いのです しかし 無制限に 細胞の個数が増加して その結果 過成長すると こんどは 個体の生命が維持できなくなります そこで遺伝子の〝細胞分裂欲求〟は 不必要なときには 抑制されています この抑制因子を モノーという人は オペロンと名づけました モノーのオペロン説です フランスというところは 困ったものでいまだにデカルトの曽孫のような顔をした人たちしかいません このモノーも デカルトの曽孫にちがいありません しかし 話を簡略にするためには このオペロン説は 便利です 化学変化を説明するのに 結合手なる 手を 原子または原子団がもつものとするのに似て こっけいですが御許しいただきたい さて このオペロンが はずれてしまうというか 抑制因子がはたらかなくなったとき 細胞は 遺伝子本来の 〝分裂欲求〟に忠実に従って 際限なく 分裂を繰りかえします ガンです そして ガンになりやすい体質は遺伝します これはオペロンが はずれやすい傾向が子や孫に伝わるためです たしか 一九二◯年代に 有閑階級という新語をつくり流行させたアメリカの社会学者の言説をまつまでもなく ヒトは〝侵略遺伝子〟を持っています ヒトがすべて侵略者とならないのは この恐ろしい 〝遺伝子〟にも オペロンのおおいがかけられていて 容易には 形質を発現することがないためです ツングースの〝侵略遺伝子〟のオペロンは 窮迫によってはずされてしまったのです それも ほんの七千年か八千年ほど前のことです そして このオペロンのはずれやすい傾向は 連綿と受けつがれ いまなお 子や孫が風を切って 日本じゅうをわがもの顔に歩きまわっています 天孫降臨族の末裔たちです 手っとりばやくのしあがることだけをひたすら思いわずらい 四六時中 蛇(蛇くんに邪気などない)のごとき冷たき眼を油断なく 四方八方にくばる この侵略者たちは もちろん 効率百パーセントの水平思考を好み鉛直思考など 思いもよらぬことなのです 玉田先生が 鉛直下の原言語に乱されて 思考が中断するなら 私のほうは 鉛直上の原言語に吸いとられて思考が消失します 中断と消滅 軽重の違いはあっても 二人とも やはり 頭が悪いのは 確かなようです その点 最近の学生は とくに 医学生は 頭の良い子ばかりだそうです なにしろ なんかの方法で 受験勉強をしなかった子は いないというのですから 〝学問〟に対する その真摯な態度と勤勉に 驚かずにはいられません これは頭の良い両親の指導のもとに 水平方向に 己れの行く末を見つめ かっちりと計画がたてられる 頭の良い子であることを意味しています 鉛直方向によそみをすることなど 思いもよらぬ 天才少年です・・・しかし〝頭の良い〟学生たちと〝頭の悪い〟玉田先生 この両者に虹の橋はかけられないと絶望するのは早すぎます 学生たちの 眠っている 意識以前に 無言で語りかけてください・・・意識下通信制御です 百億年の因縁なんぞ信じないぞ 数百万の祖霊 そんなものは ミイラに食わせてやる などと仰言ってはいけません そうすれば 玉田先生の学生のなかから 医者や医学者ではなく 医家が 必ず 生まれることを かたく 信じてください そして もちろん 学生に 好かれるように行動するのではなく いつも 御自分からすすんで 学生のひとりひとりが 好きになるようにつとめてください 〝良い頭の〟学生は 医学生の責任だとはいえません 親はもちろん あらゆるものがよってたかって腕によりかけ 作りあげた〝高級〟人形であっても愛着をもってやれば ある日 ぱっちり眼を開き 心臓が鼓動をはじめ 体のすみずみに しだいに ぬくもりがひろがっていくことが 必ずあることを忘れないでください それと 医学部の学生は 最優秀と考えられていますが実際は 外国語も自然科学も数学もなにもかも まったくだめだということを 信じてください 子どもだから仕方のないことですが 世評がいかに 無責任ででたらめなものであるかを 玉田先生も 四月になれば いやというほど思いしらされるはずです たとえば 英語は 百分講義で英文科三ページがやっとのところを 医学部は十ページをかるがるとこなすのですが その医学部のひとりひとりをじっくり観察すると こいつ ほんまに 入試をくぐってきたんかいな と思う奴ばかりです それでもうんざりして見捨てたりせず この愚劣なガキどもの ひとりひとりからけっして眼をはなすことなく しっかりと 見守ってやっていただきたい なにしろ まだ人類とはならぬこども なのですから・・・」

もともと僕はそんな思いで授業をやって来たけど、医学科はこの前期で、木花も後期で終わりやな。別所から「たまさん、医者になっても医学用語は必要やから、学生には試験してやって下さい。そうでもせんと、わかっててもなかなか出来ませんから・・・・」と、アーバインのマスコットをもらいながら言われたんやけど、10年ほどしかやってないしなあ。

予、ものの心を知れりしより、七十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ、みたい。
關さんから「直木賞も芥川賞も出版社の本を売るための策略で…」と窘められて封印して来たけど、そもそも小説を書くための空間が欲しくて30過ぎてから大学を探したんやから、關さんも亡くなりはったし、そろそろデビューしても、許してもらえるかな。

英語 Ma1(1)

13回目、14回目、15回目と、それまでと同じように授業をやったあとブログで授業のページを更新し、2回目の課題を読んで講評を書き、それぞれのクラスの全ての授業を通して読める授業一覧を拵えたあと、この最終メッセージを書いて、前期が終わる、そのつもりやったんやけどなあ。

今回のコロナ騒ぎもそうやけど、「予、ものの心を知れりしより、四十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ。」を実感する事態に遭遇して、流れが一変してしまったようで。当たり前の日常が、実は不確かな意識上で行なわれている、みたいな感覚を意識させられるような感覚、のような。

ことの発端は、2回目の課題を読まなあかんなとWebclassから一括ダウンロードしてZipを解凍し、読みやすいように一人一人の分を印刷したとき、本人のものでない3年生の人のファイルが出て来た、でした。つまり、2回目の課題に(たぶんクラブか何かの)「先輩」のファイルを出した、ということのようでした。

普段やと出すファイル間違ってるでえ、とメールするんやけど、何故かその気になれなかった、んやろなあ。
そういや、何回かそんなことがあったなあ。一回なんかは、2回目の課題に名前を変えて先輩のを出した卓球部の奴がいたな。どうして先輩のやとわかったかって?2回目の課題を読んでたら、1回目にこの本を読んでこんなことを書いた、とあるんやけど、1回目のを見たら、そんなことどこにも書いてないやんか。中味を読まずに名前だけ変えて出したんやろな。これはあかんやろ。そう言えば、本人の自己紹介の時に、将来整形外科医になって金を儲けますとしゃーしゃーと言ってたような。このまま医者になったらあかんでえ。
結局、本人に来てもらって事情を確かめたら、やっぱり卓球部の先輩、4年生か5年生やったかな、のを名前を変えて出したようで。じゃ、その先輩といっしょにもう一回来てや。その先輩本人は、不正をするような人物ではなかったようで、二人ともスーツを来て、以降こんなことがないようにしっかり責任を持ちますから、よろしくお願いします、と神妙な顔。それに流されたんやろな。ま、しゃーないな、と一件落着、したつもりが、そのあと、本人から、玉ちゃん、大丈夫やった、と僕のパソコンにメールが誤配送、そんな落ちがついてたような。その後、その先輩からも本人からも報告もなく卒業、今頃医者しとるんやろなあ。
西浦は医科大のことに触れないみたいやけど、あの頃は、教員の方が好き勝手して、学生が戦々恐々、萎縮しまくってたから、恨んでるんやろなあ。教員の方が好き勝手、というのは、僕の部屋に寄って来てくれる学生に珈琲を淹れながら聞いた話から判断して、ということなんやけど。6年で落とされた、なんか教授の癇に触ったみたいで、教養3科目で落とされた、全員再試にひっっかかって落とされた、そんな話が多かったような。大桑さんの車がラブビー部の連中にひっくり返されたというのは伝説の一つ。菊井が車持ってたら、やられてたやろ。ホームページやこのブログを作ってくれてる岩谷くんは、菊井と、広島大に移った化学の伊藤と、管理職が結託して精神科から教養の心理学の教授にした鶴の3人に落とされたなあ。他の大学なら普通に進級してたのに、とふと漏らしたのを聞いたことがあるような。時代錯誤的なことを強いる英会話のアメリカ人講師、恐怖の生化学の教授、そんな話を繰り返し聞かされて。僕に出来ることは、同調して落とさんことくらいやなあ。
そう思ったけど、それにしても医学科生には、負けたなあ。たまさん、絶対単位落とさないよ、と先輩に吹き込まれた1年生、ようやるよね。授業には来ないわ、課題は出さないわ、僕の方が落とせない事情があるのを見透かしたように。医科大に来た最初の年に2年生やった波多野くんは、たまさん、落とさないと学生なめてますよ、と何回も言いに来てくれてたけど、そういう事情やったんやろな。
そんな僕でも、さすがに落とそうと決めて実行したことがあるな。毎回人の影にかくれて堂々とまんがを読んでた女子。7つ出した課題、日本語でトランプの遊び方、みたいなのをならべてて。落とすとなると、基準を決めなあかんから決めたら20人近くが該当、それを絞って5人を落としたら、その女性以外は、全員4~5科目落としてたみたい。
今回は、12回目の授業で、出席に縛られて授業に出るようやとあかん、出席で縛らないと成り立たないのは大学やない、僕とか片岡さんは「大学」に拘ってる、みたいな話をしたあと、「じゃ、授業に出なくてもいんですか」という学生が。その次の授業は、3分の一が空席、それまで全員来てたんは何やったんやろ、そんな雰囲気を感じたような。またZoomに戻ったこともあるけど、その塊を中心に締め切りに出してない人が数人、それに今までの「忌まわしい」こと思いが重なって、何となくこのまま知らん顔して成績出す気になれず、教務の澤口に話をしに行って、やっぱりこのまま医者になったらあかんよなあ、というのが意識下の動きのようでした。
でも、今の教務の対応がしっかりしてるお蔭で、少し救われました。片岡さんが、兎狩りの時にやったように、一人一人と向き合って、最後は、まだ子供やから、もう一回機会を、という気持ち。
今回も澤口から副教務長の3人賀本さん(泌尿器)、小松、武谷さん(薬理)に話を持って行ったら、たまたまグループ担当の武谷さんが僕が引き受けますと直接面談をしてくれ、「玉田先生のご裁量に一任申し上げ、教務委員会では如何なる御判断も支持いたします。」ということでした。
しかし、一人一人の課題をその人を思いながら読んでる僕としては、課題そのものがその人自身が書いたものでない可能性があるというのは、きついよねえ。
結局、木花の5クラスのうちの3クラス目くらいまでやってた作業が途切れてしまって。
武谷さんからのメールのあと2回何人かとZoomをやり、結局成績は出すことに。
ま、そんなことや、他にもいろいろあって、いつも以上に、かなり徒労感が気持ちの中に広がっています。
医学科のZoom医学用語も、地域、工学部のZoomトーイックもすると言ってるから、これからせんとあかんのやけど、気持ちがねえ。
何とか3人の課題を読み終えて、ブログも書いて授業評価アンケートの確認依頼も含めて Lineで最後の連絡を頼もうと思ってるけど、7クラスあるんで、なかなかきつい作業やな。
もうすぐ後期の登録も始まるから、それまでにせんとあかんこともあるみたいやし。
その辺を、医学用語のプリントを印刷して渡すメールの遣り取りをしてた池田さんに書きました。

最後の3回ほど、不本意に終わったけど、出来れば、医科大に決まって宮崎に引っ越して来たその日に届いた出版社の關さんの手紙を紹介するつもりでした。關さんは東大の医学部を卒業したあと医者にならずに出版社をやってはった人で、大学の職を探している就職浪人の時に、当時世話になっていた大阪工大の小林さんに紹介してもらって横浜で会って以来、いろいろ書く機会を下さった方です。僕自身は受験勉強が出来ないで行くところがなったけど、關さんは、東大の医学部の学生は努力しなくても90点、大江の健ちゃんみたいな仏文は努力して70点、と言ってはったような。そしたらどこも行くとこなかった僕なんかどうなるんですかねえ、と言ったら、薄ら笑いしてはったかな。それもで、みんなに配ったColonization of Africaを1章にした英文の本を含め7冊も出してくれはったし、いろいろ書く機会を設けてくれはって。その第一号が、ゼミの担当やった貫名さんの追悼号→「がまぐちの貯金が二円くらいになりました」(1986年「ゴンドワナ」3号8-9頁。) 

医科大学に決まる前。ずいぶんと歳月が流れたわけや。分厚い手紙にはみんなのことも書いてあったんで、是非直に紹介したかったんやけど。

「・・・闇は光です この眼に見えるものはことごとく まぼろしに 過ぎません 計測制御なる テクニカル・タームをまねて 『意識下通信制御』なるモデルを設定するのは またまた 科学的で困ったものですが 一瞬にして千里萬里を飛ぶ 不可視の原言語のことゆえ ここは西洋風 実体論的モデルを 御許しいただきたい 意識下通信制御を 意識下の感応装置が 自分または他者の意識下から得た情報を 意識下の中央情報処理装置で処理し その結果を利用して 自分または 他者の行動を 制御することと定義するとき 人の行動のほとんどすべては 意識下通信制御によるものだと考えられます 少なくとも東洋人とアフリカ人には あてはまるはずです 私たちの行動のほとんどすべては 意識下の原言語できまるのであって 意識にのぼる言葉など アホかと思われるほど 些末なことです その些末を得意になって話しているのが ほかならぬ 学者文化人であって もう ほんまに ええかげんにせえ と 言いたくなります・・・」

医学部の学生と僕の関係については、次のように書かれています。

「・・・生物の成長というのは 細胞が個数を増す 細胞分裂と分裂によって 小型化した細胞がそれぞれ固有の大きさを とりもどす細胞成長とによって 達成されます 生物は本質的に成長するものなのですから 各細胞は 成長の第一条件たる 細胞分裂の傾向がきわめて強いのです しかし 無制限に 細胞の個数が増加して その結果 過成長すると こんどは 個体の生命が維持できなくなります そこで遺伝子の〝細胞分裂欲求〟は 不必要なときには 抑制されています この抑制因子を モノーという人は オペロンと名づけました モノーのオペロン説です フランスというところは 困ったものでいまだにデカルトの曽孫のような顔をした人たちしかいません このモノーも デカルトの曽孫にちがいありません しかし 話を簡略にするためには このオペロン説は 便利です 化学変化を説明するのに 結合手なる 手を 原子または原子団がもつものとするのに似て こっけいですが御許しいただきたい さて このオペロンが はずれてしまうというか 抑制因子がはたらかなくなったとき 細胞は 遺伝子本来の 〝分裂欲求〟に忠実に従って 際限なく 分裂を繰りかえします ガンです そして ガンになりやすい体質は遺伝します これはオペロンが はずれやすい傾向が子や孫に伝わるためです たしか 一九二◯年代に 有閑階級という新語をつくり流行させたアメリカの社会学者の言説をまつまでもなく ヒトは〝侵略遺伝子〟を持っています ヒトがすべて侵略者とならないのは この恐ろしい 〝遺伝子〟にも オペロンのおおいがかけられていて 容易には 形質を発現することがないためです ツングースの〝侵略遺伝子〟のオペロンは 窮迫によってはずされてしまったのです それも ほんの七千年か八千年ほど前のことです そして このオペロンのはずれやすい傾向は 連綿と受けつがれ いまなお 子や孫が風を切って 日本じゅうをわがもの顔に歩きまわっています 天孫降臨族の末裔たちです 手っとりばやくのしあがることだけをひたすら思いわずらい 四六時中 蛇(蛇くんに邪気などない)のごとき冷たき眼を油断なく 四方八方にくばる この侵略者たちは もちろん 効率百パーセントの水平思考を好み鉛直思考など 思いもよらぬことなのです 玉田先生が 鉛直下の原言語に乱されて 思考が中断するなら 私のほうは 鉛直上の原言語に吸いとられて思考が消失します 中断と消滅 軽重の違いはあっても 二人とも やはり 頭が悪いのは 確かなようです その点 最近の学生は とくに 医学生は 頭の良い子ばかりだそうです なにしろ なんかの方法で 受験勉強をしなかった子は いないというのですから 〝学問〟に対する その真摯な態度と勤勉に 驚かずにはいられません これは頭の良い両親の指導のもとに 水平方向に 己れの行く末を見つめ かっちりと計画がたてられる 頭の良い子であることを意味しています 鉛直方向によそみをすることなど 思いもよらぬ 天才少年です・・・しかし〝頭の良い〟学生たちと〝頭の悪い〟玉田先生 この両者に虹の橋はかけられないと絶望するのは早すぎます 学生たちの 眠っている 意識以前に 無言で語りかけてください・・・意識下通信制御です 百億年の因縁なんぞ信じないぞ 数百万の祖霊 そんなものは ミイラに食わせてやる などと仰言ってはいけません そうすれば 玉田先生の学生のなかから 医者や医学者ではなく 医家が 必ず 生まれることを かたく 信じてください そして もちろん 学生に 好かれるように行動するのではなく いつも 御自分からすすんで 学生のひとりひとりが 好きになるようにつとめてください 〝良い頭の〟学生は 医学生の責任だとはいえません 親はもちろん あらゆるものがよってたかって腕によりかけ 作りあげた〝高級〟人形であっても愛着をもってやれば ある日 ぱっちり眼を開き 心臓が鼓動をはじめ 体のすみずみに しだいに ぬくもりがひろがっていくことが 必ずあることを忘れないでください それと 医学部の学生は 最優秀と考えられていますが実際は 外国語も自然科学も数学もなにもかも まったくだめだということを 信じてください 子どもだから仕方のないことですが 世評がいかに 無責任ででたらめなものであるかを 玉田先生も 四月になれば いやというほど思いしらされるはずです たとえば 英語は 百分講義で英文科三ページがやっとのところを 医学部は十ページをかるがるとこなすのですが その医学部のひとりひとりをじっくり観察すると こいつ ほんまに 入試をくぐってきたんかいな と思う奴ばかりです それでもうんざりして見捨てたりせず この愚劣なガキどもの ひとりひとりからけっして眼をはなすことなく しっかりと 見守ってやっていただきたい なにしろ まだ人類とはならぬこども なのですから・・・」

もともと僕はそんな思いで授業をやって来たけど、医学科はこの前期で、木花も後期で終わりやな。別所から「たまさん、医者になっても医学用語は必要やから、学生には試験してやって下さい。そうでもせんと、わかっててもなかなか出来ませんから・・・・」と、アーバインのマスコットをもらいながら言われたんやけど、10年ほどしかやってないしなあ。

予、ものの心を知れりしより、七十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ、みたい。
關さんから「直木賞も芥川賞も出版社の本を売るための策略で…」と窘められて封印して来たけど、そもそも小説を書くための空間が欲しくて30過ぎてから大学を探したんやから、關さんも亡くなりはったし、そろそろデビューしても、許してもらえるかな。

英語 Rb1(3)

英語 Rb1(3)授業一覧 目次

今年度はすべてが普段と違いました。オンライン75分授業、学生食堂の混乱を避けるために昼休みは2時間。授業ごとに授業の記録を取り、すべてをまとめました。13回と希望者による時間外1回と14回でしたが、大変な1年やったと思います。ほぼ全員が参加してくれたことには本当に感謝しています。みんなの授業でもあるけど、僕の時間でもあるから。ま、当たり前のことやけど。以下の17回を書いたわけで、毎週7クラス分を書くのは、なかなかでした。

 

(1)英語 Rb1(3)1回目授業案内→1回目授業案内

(2)英語 Rb1(3)1回目授業(授業前)→1回目授業(授業前)

(3)英語 Rb1(3)1回目授業終了→1回目授業終了

(4)英語 Rb1(3)2回目授業終了→2回目授業終了

(5)英語 Rb1(3)3回目授業終了→3回目授業終了

(6)英語 Rb1(3)4回目授業終了→4回目授業終了

(7)英語 Rb1(3)5回目授業終了→5回目授業終了

(8)英語 Rb1(3)6回目授業終了→6回目授業終了

(9)英語 Rb1(3)7回目授業終了→7回目授業終了

(10)英語 Rb1(3)8回目授業終了→8回目授業終了

(11)英語 Rb1(3)9回目授業終了→9回目授業終了

(12)英語 Rb1(3)10回目授業終了→10回目授業終了

(13)英語 Rb1(3)11回目授業終了→11回目授業終了

(14)英語 Rb1(3)12回目授業

歌の残りと、『金のフレーズ』のブレイクアウトセッションでした。

(15)英語 Rb1(3)13回目授業

一人一人から授業などについて聞かせてもらいました。

(16)英語 Rb1(3)課題講評→課題講評

(17)英語 Rb1(3) 前期最終メッセージ→前期最終メッセージ

 

⑥クラス名簿(Zoomをする時に必要になりそうやから、学生支援課でもらったファイルからコピーしたよ。)

2020年前期 英語 Rb1(3)クラス名簿(31名)

30190700 西田 侑暉 ニシダ ユウキ
30200063 岩切 佑理可 イワキリ ユリカ
30200074 岩根 穂乃花 イワネ ホノカ
30200087 植村 尊 ウエムラ タケル
30200119 大重 滉輝 オオシゲ コウキ
30200191 川越 千尋 カワゴエ チヒロ
30200281 古藤 凜 コトウ リン
30200317 坂元 美琴 サカモト ミコト
30200371 篠原 小伯 シノハラ コハク
30200384 下條 帆乃佳 シモジョウ ホノカ
30200409 杉村 拓志 スギムラ タクジ
30200418 田代 歩 タシロ アユム
30200436 田中 ひびき タナカ ヒビキ
30200472 堂薗 翔永 ドウゾノ シヨウエイ
30200485 堂前 虹太 ドウマエ コウタ
30200515 得能 万里奈 トクノウ マリナ
30200520 戸島 脩太 トジマ シユウタ
30200544 長倉 由依 ナガクラ ユイ
30200582 中屋敷 香波 ナカヤシキ カナミ
30200597 原田 佳純 ハラダ カスミ
30200641 平原 鈴華 ヒラバラ スズカ
30200658 樋脇 千可子 ヒワキ チカコ
30200694 福田 美南 フクダ ミナミ
30200759 待山 功星 マチヤマ コウセイ
30200780 松本 望 マツモト ノゾミ
30200821 宮崎 琉奈 ミヤザキ ルナ
30200845 森山 友渚 モリヤマ ユウナ
30200852 安田 龍司 ヤスダ リユウジ
30200883 由地 紀一郎 ユウヂ キイチロウ
30200898 吉田 晴紀 ヨシダ ハルキ
30200911 渡邊 凌一朗 ワタナベ リヨウイチロウ
30200926 JIANG TIANCHENG コウ テンセイ

(1)1回目授業案内

<連絡事項>

1回目授業は5月14日15:05~16:20、Zoomも試してみます。10分前くらいから参加出来るように準備しときます。木花キャンパスのオンライン授業の授業時間は75分。

<Zoomについて>

予め、zoom アプリをインストールして下さい。パソコン、タブレット端末、スマートフォンのいずれかがあれば参加が可能です。参考までに、インストールの仕方を紹介したサイトです。
→https://zoom.nissho-ele.co.jp/blog/manual/zoom-install.html

zoomアプリのインストールの際は、アカウントの名前の設定を学籍簿の名前で設定して下さい。例: 鈴木太郎(スズキタロウ)

このクラスの招待状を貼っておきます。↓

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玉田吉行さんがあなたを予約されたZoomミーティングに招待しています。

トピック: 英語 Rb1(3)授業
時間: こちらは定期的ミーティングです いつでも

Zoomミーティングに参加する
https://us04web.zoom.us/j/79692829908?pwd=YVZYLzY1UzR3ZFVYNVVUUENhTXBjZz09

ミーティングID: 796 9282 9908
パスワード: 5zteaC

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Zoomをスマホでする人へ

Zoomをスマホでする人が発表するのに使うスマートフォン版のPowerPoint等を調べてくれた人が、スマートフォンの方からWord文書を作成して送ってくれました。(メール添付で送ります。)
「利用するにはMicrosoftのアカウントが必要となるようです。
アカウント登録やアプリのインストールは無料で行うことができます。
無料版のままですと少々機能制限があるようなのですが、基本的には問題なく使用できると思います。zoom上で予め動作確認をする必要がありますが、発表も可能だと思われます。」ということでした。

<資料配付について>

* 印刷物を渡せるのであれば、印刷物を用意するつもりです。だめな時は、ファイルに置く予定。

8日か9日に説明会があれば、その日に僕の研究室前に置いときますので、各自持って帰ってや。研究室は教育棟328。教育棟正面から向かって左側(東側)3階です。

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①自己紹介、②Covid 19、③授業予定、④課題と課題図書、⑤トーイック、⑥クラス名簿

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①自己紹介(メールにも添付しています)

資料に印刷物が入ってるけど、一部紹介

玉 田 吉 行(たまだよしゆき)

玉田です。たまさんか、たまちゃんでよろしく。

1949年、兵庫県生まれ。

大学が一番書く時間がありそうやなと思って30を過ぎてから転職、38歳で宮崎医科大学に。・・・・

いい出会いでありますように。

ホームページ→「ノアと三太」

奥さんの絵のブログ→「小島けい絵のブログ」、のぞいてみて下さい。

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②Covid 19

誰も予想しなかった事態になっているけど、終息には時間がかかりそうやし、これからスペインやアメリカのような事態になる可能性も大いにあると思います。ただ、ものは考えようで、かつてのペストやスペイン風邪のようにな脅威的な状況は、とても大切な経験になるかも知れないんで、歴史から、いろいろ学べるとええね。

ウェブの情報は玉石混合やけど、すっとこちらに伝わってくるのも時々。三つほどすとんと心に落ちました。読んで、自分で判断してや。なぜオンライン授業をする事態になってるのかなども含めて。

「これで『軽症』と言うのか。新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの手記」(入院患者の手記はなかなか)

「『とっとと感染しちまえ』 京大准教授、ツイートの思い」

「日本の緊急事態宣言が遅すぎる理由、コロナ最前線の米医師が戦慄の提言」(アメリカで医者になった日本の人の手記も本気度が伝わって来るね)

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③授業・授業予定

授業自体がどうなるか先行きはわからないけど、すべてオンラインの可能性が高いと想定して、大まかな予定を考えました。

<あくまで予定>

<1回目> 授業概要・自己紹介

<2~14回目> トーイック関連・教養関連

<15回目> まとめ

トーイックは過去問と『金のフレーズ』の演習

教養関連は今回の感染症騒動にひっかけて、エボラ出血熱などを軸に、先進国とアフリカの関係などを含めて、僕らがいる世界と自分について考える機会にしてもらえればと思っています。資料は印刷物で渡すか、参考ファイルにファイルを置くかして準備するつもりです。

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④課題と課題図書、発表

資料が届いたら、印刷物の形で確認出来るけど、抜粋を載せときます。

<評価について>

評価は ①提出物(課題5割)と授業への関わり(発表、トーイック演習、感想文などプラスα)、②トーイック5割(演習2割、試験3割)、を総合的に評価する予定です。

<課題について>(提出日は変更の可能性もあります。)

課題は、8月6日(12回目)に、メールで提出して下さい。早くてもOKです。定期試験に代わるものなので、未提出の場合は未受験扱いです。期日は厳守。Webclassを使うかも。授業の中で連絡します。

<エセイについて>

 エセイは自分で仮説を立てて論述的に書く科学的な論証文です。感想文ではなく、立てた仮説を客観的に論証するもので、仮説の設定の仕方、着眼点や洞察力、問題の取り上げ方や分析の仕方、論証の仕方や表現の仕方などによってレベルが決まります。

 まず、「~は~である」という仮説を立てて、それを資料など(個々の事実)を使って科学的に、論理的に証明していく具体的な例をひとつ。平和について、アフリカとエイズ、南アフリカとアパルトヘイトといった大きなテーマでは、一生かかっても論証出来ませんから、たとえば、「作田信がネオ・タウに突然殴られたのも仕方がない」というような小さな仮説を立てて論証して行く方が説得力があります。誰が読んでも納得できる、読んでなるほどなあ、と感心するものが一番やと思います。

一番多い勘違いは、調べたものをコピーぺーストして並べる、やと思います。資料は必要に応じて集めます。どの資料を拠り所にするか、どの資料を選ぶかも大事です。課題図書も資料の一つです。 折角の機会ですから、個々の事実を使って論理的にある仮説を論証する、というのをやってもらいたいと思います。

<発表について>

「自己紹介」、「好きなこと」、「大学で何がしたいのか」、「やりたい専門分野」、「将来の進路選択」などについて、英語で発表。アウトプットの機会にしてもらえると嬉しいです。

詳しくはプリントで。

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⑤トーイック

この学部はトーイックは必須で評価の50%と決めてるようなので、トーイックもやる予定です。役に立てると嬉しいです。

トーイック協会から出ている唯一の過去問の一部と、『金のフレーズ』(テキストを応用してプリントにしたもの)を使って演習するつもりです。必要に応じて、適宜Listening Comprehension Practiceもしようと思います。

トーイックテストについては、教育文化の卒業生寺井くん(名古屋大博士課程1年生)が作ってくれた解説をもらってますので、それを使って案内します。

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(2)1回目授業(授業前)

<連絡事項>

*1回目授業→5月14日(木)15:05~16:20。10分前くらいからZoomの準備をしときます。75分。

<1回目にやること> 盛りだくさんなので最後まで行かないかも、行ける所まで。以降は次回に。

資料を見ながら解説するんで、資料と、可能ならこのブログのぺージも見られるといいけど。

① 名前とオンライン環境の確認。→<①の説明>

② 簡単な自己紹介などのコメント。→<②の説明>

③ 配付資料の確認と解説→<③の説明>

④ 次回の授業予定、それ以降の授業予定、発表者の決定。→<④の説明>

⑤ 課題・課題図書解説→<⑤の説明>

⑥ トーイック→<⑥の説明>

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配付した資料一覧:①(B4表裏2)2020年度前期 地域資源創成学部1年 英語Ra1 (2) 、②(A4表1)自己紹介、③(A4表1)自己紹介用紙、④(B4表裏6)地図(The Hot Zone)/ Ebola virus returns~ / Ebola Outbreak (CNN) / Zaire in 1976 / Outbreak (1) / Outbreak (2) / Deadly Ebola virus ~ / Nature of the killer virus /  Zaire’s Turmoil~ / Pushing Kabila ~ / Music in Kenya ~ (表裏)、⑤ The colonization of Africa、⑥(B4表裏2)奴隷制度を詳細に~ / アフリカシリーズ / ODA (1) / ユッスー・ウンドゥール、⑦(B4表裏1)トーイックについて / TOEICテストについて / ⑧(B4表裏2)①8品詞と5文型 / ③副詞 / ④分詞(表裏)、⑨(A4表裏14)『金のフレーズ①~⑤』、⑩(A4表裏9)過去問Sample Questions

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<①の説明> 名前とオンライン環境(Zoom、大学のメール、僕のブログ、Webclass)の確認。

<②の説明> 双方向で実際に使ってみるために、簡単な自己紹介。Zoomの使い方などの説明も。

<③の説明> 配付資料を見ながら確認と解説。まだの人は僕の研究室(教育棟328)に置いたままにしてるので取って来てや。

<④の説明> 授業は、教養関連(④~⑥)とトーイック関連(⑦~⑩)を半々くらいで進めようと思っています。最初は④⑤を使ってエボラ出血熱とコンゴを軸に、色々考えてもらえれば。発表もしてもらいながらいっしょにやってこ。参考ファイル(ファイル置き場)に置くファイルも実際に見てもらってダウンロードしてや。

僕が一方的にしゃべるのではなく、みんなが調べて発表したり、意見をたたかわせたり出来れば一番やと思っています。Zoomではグループワークも出来るし。④の1:Ebola virus returns~ / 2:Ebola Outbreak (CNN) / 3:Outbreak (2) の三つの発表です。1は要約か日本語訳、2、3は聞き取りです。聞き取りシートは資料の中に入れてあります。

<⑤の説明> ①を見ながら説明します。

<⑥の説明> ⑦~⑩を見ながら説明します。

(3) 1回目授業終了

初めてのZoomでの授業が無事に出来てよかったと思います。Lineを作ってくれた松本さんや、最初にクラスのLineから連絡を流してくれた2年生の中原さんや、Line作りに協力してくれたみんなのおかげで何とかやれました。いっしょにやれることも含め、とても感謝しています。ありがと。クラス全体のLineやったみたいで、3人ほど違うクラスの人がメールをくれたけど。

全員が参加出来たのも、何よりやね。江天秤(コウテンセイ)くんから次回は修理に出してるパソコンを使えて音声が使えそうですとメールをもらいました。

14日(木)に木花の5クラスが何とか終わってほっとして、少し気持ちが緩んだようです。工学部の2クラスは20名ほど再履修の人もいて、参加してない人が6、7人ずつ、毎年最初から来ない人がその程度いるんで、新入生はほぼ参加してくれて、顔も確認出来たということのようです。いづれにしても、何とか始まったなあ。嬉しい限りです。

でも、始まったばかり、第二波が来る確率も高いし、何とか凌ぎながらやり切れることを祈ります。協力して、折角の授業、楽しんでやれるとええね。

<連絡事項>

*2回目授業→5月21日(木)15:05~16:20。前回と同様、10分前くらいから参加出来るように準備しときます。75分です。医学科は90分でやってるんで、開始と終わりの時間がまだ意識に定着してないな。

<1回目やったこと>

① 名前とオンライン環境の確認。

② 簡単な自己紹介などのコメント。

<次回>は

① 簡単な自己紹介などのコメント。(まだの人がいたら)

② 配付資料の確認と解説→<②の説明>

③ 次回の授業予定、それ以降の授業予定、発表者の決定。→<③の説明>

④ 課題・課題図書解説→<④の説明>

⑤ トーイック→<⑤の説明>

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配付した資料一覧:①(B4表裏2)2020年度前期 地域資源創成学部1年 英語Ra1 (2) 、②(A4表1)自己紹介、③(A4表1)自己紹介用紙、④(B4表裏6)地図(The Hot Zone)/ Ebola virus returns~ / Ebola Outbreak (CNN) / Zaire in 1976 / Outbreak (1) / Outbreak (2) / Deadly Ebola virus ~ / Nature of the killer virus /  Zaire’s Turmoil~ / Pushing Kabila ~ / Music in Kenya ~ (表裏)、⑤ The colonization of Africa、⑥(B4表裏2)奴隷制度を詳細に~ / アフリカシリーズ / ODA (1) / ユッスー・ウンドゥール、⑦(B4表裏1)トーイックについて / TOEICテストについて / ⑧(B4表裏2)①8品詞と5文型 / ③副詞 / ④分詞(表裏)、⑨(A4表裏14)『金のフレーズ①~⑤』、⑩(A4表裏9)過去問Sample Questions

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<②の説明> 配付資料を見ながら確認と解説。一人だけまだ資料を持って帰ってない人がいるけど、誰やろか。該当者はメールしてや。

<③の説明> 授業は、教養関連(④~⑥)とトーイック関連(⑦~⑩)を半々くらいで進めようと思っています。最初は④⑤を使ってエボラ出血熱とコンゴを軸に、色々考えてもらえれば。発表もしてもらいながらいっしょにやってこ。参考ファイル(ファイル置き場)にファイル(映像ファイル、音声ファイル各4)を置いてますのでダウンロードしてや。

僕が一方的にしゃべるのではなく、みんなが調べて発表したり、意見をたたかわせたり出来れば一番やと思っています。Zoomではグループワークも出来るし。④の1:Ebola virus returns~ / 2:Ebola Outbreak (CNN) / 3:Outbreak (2) の三つの発表です。1は要約か日本語訳、2、3は聞き取りです。聞き取りシートは資料の中に入れてあります。

<④の説明> ①を見ながら説明します。

<⑤の説明> ⑦~⑩を見ながら説明します。

(4) 2回目授業終了

今日もみんな来てくれてありがとう、と言うべきかどうかわからんけど、ありがと。工学部の再履修の人のように、登録しても授業に来られない人もいるんで。単位を出したくても、出せないもんね。18人のうち、8人分の資料が部屋の前の椅子の上にそのまま、来てくれさえすれば何とか出来そうな気もするんやけどなあ。

<連絡事項>

*3回目授業→5月28日(木)15:05~16:20

<2回目の授業でやったこと>

① 配付資料の確認と解説、病気、免疫などの話も少々→<①の説明>

② 発表者の決定→<②の説明>

③ 課題・課題図書解説→<③の説明>

……………………………………………………………………………………

配付した資料一覧:①(B4表裏2)2020年度前期 地域資源創成学部1年 英語Ra1 (2) 、②(A4表1)自己紹介、③(A4表1)自己紹介用紙、④(B4表裏6)地図(The Hot Zone)/ Ebola virus returns~ / Ebola Outbreak (CNN) / Zaire in 1976 / Outbreak (1) / Outbreak (2) / Deadly Ebola virus ~ / Nature of the killer virus /  Zaire’s Turmoil~ / Pushing Kabila ~ / Music in Kenya ~ (表裏)、⑤ The colonization of Africa、⑥(B4表裏2)奴隷制度を詳細に~ / アフリカシリーズ / ODA (1) / ユッスー・ウンドゥール、⑦(B4表裏1)トーイックについて / TOEICテストについて / ⑧(B4表裏2)①8品詞と5文型 / ③副詞 / ④分詞(表裏)、⑨(A4表裏14)『金のフレーズ①~⑤』、⑩(A4表裏9)過去問Sample Questions

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<①の説明> 配付資料を見ながら資料の①~④を解説。主にエボラ出血熱とコンゴのプリントを見ながら、授業でやるやらないも含めて説明しました。1995年のOutbreak直後の2つの記事にも少し触れました。英文も読んでみてや。時間的に配ったプリントを全部詳しくは出来ないので、さっと解説だけで終わるものもあります。

エボラ出血熱に関係する用語、病原体とか免疫とか、折角の機会やから関連させて語彙を増やすとええね。

三種類の病原体(pathogen)、ウィルス(viruses)、細菌(bacteria)、プリオン蛋白(prions)。プリオン蛋白には触れなかったけど、virusesとbacteriaについては少々。viral, bacterial infection(ウィルス、細菌感染)infect(感染する)、免疫機構(immune system)、免疫性(immunity)など。

cell(細胞)→tissue(組織)→organ(臓器)→system(系)、living organism(有機体)、non-living organism(有機体)、virusesはnon-living organismで、bacteriaはliving organism(有機体)、両者の違いは自己を複製出来るかどうか、複製に必要なDNAの2本鎖(two strands of DNA)を持ってるかどうか。例えばHIVにはRNAしかないから、人のリンパ球(lymphocyte)に侵入してRNAをDNAに逆転写して人間の染色体に組み込み、細胞分裂に乗じて自分を複製する、そんな話もしました。

<②の説明> 授業は、教養関連(④~⑥)とトーイック関連(⑦~⑩)を半々。最初は④⑤を使ってエボラ出血熱とコンゴを軸に、色々考えてもらえれば。発表もしてもらいながらいっしょにやりましょう。参考ファイルに音声、映像ファイルを置いてるんで、自分でやってみてや。

発表はコンゴ(得能さん)、エボラ出血熱(下條さん)、1976年のOutbreak(篠原さん)、1976年のOutbreak(篠原さん)、1995年のOutbreak(川越さん)、新聞記事Ebola virus returns~の要約(福田さん)、 CNNの聞き取り(坂元さん) 、Outbreak 2の聞き取り(古藤くん)

短い時間で決めてくれて感謝しています。いっしょにやれるのが何より。

③ <③の説明> 仮説を立て、インプットした情報を使って論理的に、客観的に論証する→エセイについて話をしました。授業の中でも何回か言いますが、質問などがあればいつでもどうぞ。課題はその論証文で、課題図書についても解説しました。データにしてるものやプリントにしてあるものが必要な人はメールで連絡してくれれば用意して研究室のドアの取っ手にかけるか、郵便受けに入れときます。遠慮なくどうぞ。もちろん、質問などはメールで。早目に準備して始めや。資料はいつでも用意するんで。

<次回>は

① トーイックについて→⑦~⑩のプリントを使って。

② 発表:コンゴ(得能さん)→エボラ出血熱(下條さん)→1976年のOutbreak(篠原さん)→1995年のOutbreak(川越さん)→新聞記事Ebola virus returns~の要約(福田さん)→CNNの映像を見てListening Comprehension Practice in English(たま)→ CNNの聞き取り(坂元さん) →Outbreak 2の聞き取り(古藤くん)

Listening Comprehension practiceは、聞いた内容がわかってるかどうかを英語で確認。

そのあと(時間があれば)、On Ebola & Cong in English・・・全般の事情を英語で。

European invasion→Slave trade→Industrial Revolution→Colonization→Struggle for Africa→African Division at Berlin Conference→Congo Free State→Two world wars→Independence/ Congo crisis→Mobutu dictatorship→1976 Ebola outbreak→1995 Ebola outbreak→After Mobutu dictatorship

エボラとコンゴを理解するためには、資料⑤The Colonization of Africa(アフリカの植民地化)をさっと読んでおくとわかりやすいと思います。英文のアフリカの入門書を書きましたが、その英文書の1冊目の1章です。そう難しくない英語なんで、さっと目を通してや。

「アフリカ小史前半」「モンド通信 No. 63」(2013年11月10日)

「アフリカ小史後半」「モンド通信 No. 64」(2013年12月10日)

日本語訳役に立ちましたよ、と言った梶原さん(京大で研修医2年目)の言葉が印象に残ってるので、読んだあと、日本語訳を載せるつもりです。誰か日本語訳せえへんか、添削するでと言ったら、結構な人がやってくれました。それを清書したものです。

今日も時間がなくて触れられなかったけど、次回はウェブ上のフリー辞書も紹介するつもりです。すでに使ってる人もいると思うけど、まだの人は、お気に入りに入れとくとええと思います。役に立つよ。Websterは音も聞けるしね。ま、アメリカ英語やけど。

発音:ウェブ上のフリー辞書のアドレス

「Merriam-Webster」(英英、米)

「英辞郎 on the WEB」(和英・英和)

「Dictionary of Contemporary English」(英英、英)

(5)3回目授業終了

今日も調べて来てくれてた人全員の分が出来ずに申し訳かなったです。必ずやるんで、まだ自分でやってない人は、やってみてや。いい機会なんで。

庭に紫陽花(あじさい)が咲き出しました。キャンパスにはもうすぐ梔(くちなし)が。

(小島けい画)

<連絡事項>

*4回目授業→6月4日(木)15:05~16:20

<3回目の授業でやったこと>

① トーイックの解説。→<①の説明>

② コンゴの発表(得能さん)→<②の説明>

③ エボラ出血熱の発表(下條さん)途中。→<③の説明>

<①の説明>

トーイックについてのプリントを書いてくれた寺井くんの話をしてたら、大学院のことや留学のことなど、結局は、最後は自分でやるしかない、教員の役目は、自分でやれるようになる手助けくらいしかない、ということでした。

トーイックの過去問をやって、基本文をインプットすれば800までは短期間に行けると言ったと思うけど、800以上は、たくさん聞く、たくさん読む、を実践して、自然に聞けるようになる、自然に読めるようになる、しかないと思うよ。過去問のコピーが要る人は、どうぞ。スコアを上げたい希望者でZoomを使って何かやってもええよ。希望者で決めて連絡してくれれば対応するよ。

<②の説明>

得能さんが、言語や宗教の事情や、歴史から政治の流れまでくわしく発表してくれました。他の人の発表や新聞記事、ニュース、映画などを通じて、いろいろ考えてもらえれば嬉しいです。

<③の説明>

あと2分しかないときに始めてもらって下條さんには申し訳なかったです。出だしだけでもと思って、無理を言いました。次回下條さんから。出来るだけたくさん行けるとええね。

<次回>

発表:1976年のOutbreak(篠原さん)→1995年のOutbreak(川越さん)→新聞記事Ebola virus returns~の要約(福田さん)→ CNNの聞き取り(坂元さん)→ Outbreak 2の聞き取り(古藤くん)(最後まで行かないかもね。その時は悪しからず。)

CNNの聞き取りの前に、英問英答でListening Comprehension practice。)

今日も時間がなくて触れられなかったけど、次回はウェブ上のフリー辞書も紹介するつもりです。すでに使ってる人もいると思うけど、まだの人は、お気に入りに入れとくとええと思います。役に立つよ。Websterは音も聞けるしね。ま、アメリカ英語やけど。

発音:ウェブ上のフリー辞書のアドレス

「Merriam-Webster」(英英、米)

「英辞郎 on the WEB」(和英・英和)

「Dictionary of Contemporary English」(英英、英)

(6)4回目授業終了

発表が途中で時間切れになったりはしてるけど、4人の発表が聞けてよかったです。発表してくれる人がしっかりと調べてるのが伝わって来るので、聞いてる方もすんなりと聞けるんやろなあ。次回はいよいよニュースや映画のリスニング。映像も音声も参考ファイルに置いてあるんで、予めじっくりと観て聞いておくとわかり易いと思います。Listening Comprehension Practiceはたぶん初めての人が多くて戸惑ってすぐに答えるのが難しいかも知れないけど、死ぬことはないんで、恥ずかしく思っても、躊躇わずに誰でもええから答えてや。間違って覚えるもんなんやし。

<連絡事項>

① 5回目授業:6月11日(木)15:05~16:20

<4回目の授業でやったこと>

① 下條さんがエボラ出血熱の残りを発表。先週は中断することになって悪かったです。

② 篠原さんが1976年のOutbreakの発表。スーダンとコンゴの発生状況について地図なども含めて詳しく発表。触れてた水の状況に関連して、隣の国の今世紀の飲み水の映像は観てもらおうと思っています。忘れてたら言ってや。その時に1920年代、30年代のガーナ(当時はイギリス植民地ゴールドコースト)の田舎の飲み水の状況を紹介したけど、初代首相エンクルマの自伝の一節を下に貼っとくね。→エンクルマの自伝の一節

③ 川越さんが1995年のOutbreakについての状況を発表。

④ 福田さんがEbola virus returns~の要約。少し残りました。「公務員の給料が未払いで・・・」のパラグラフ以外はほぼ理解してて、とてもわかり易かったです。来週は最後までやってもらったあと、最初から少し英語の語句のチェックもやろうと思ってます。やったところまでの日本語訳を最後に貼っておくんで、細かいところは比べてみてや。→日本語訳

発表についてはみんな堂々としてるし、しっかりしてるなあと感服です。お互いに質問などをしながら知的な好奇心がくすぐられるとええね。

<次回>は

① Ebola virus returns~の要約の残り。(福田さん)

② CNNの聞き取り(坂元さん)

③ CNN: Listening Comprehension Practice(英問英答)

④ Outbreak 2の聞き取り(古藤くん)

日本語訳

“Ebola virus returns Zaire into world’s spotlight”

Reuter (sic) in The Daily Yomiuri (May 16, 1995)

The Ebola virus outbreak in Zaire has refocused attention on the vast nation of 40 million people in the heart of Africa that has lurched from one crisis to another since independence from Belgium in 1963 (sic).

The virus, for which there is no known cure or vaccine, has killed at least 64 people.

Many Zaireans are openly angry at the government of President Mobutu Sese Seko, who has ruled unchallenged for most of the past 30 years and, according to critics, salted a way (sic) a personal fortune estimated in billions of dollars.

ザイールでエボラウィルスが発生して、1963年(原文のまま)のベルギーからの独立以来、数々の危機に揺れ動いて来た中部にあるアフリカ4000万人の広大な国に再び注目が集まりました。

治療薬もワクチンも知られていないウィルスは少なくとも64人の死者を出しました。

批評家によれば、多くのザイール人が過去30年間無投票で当選し、不正にためこんだ個人の資産が数十億ドルにのぼるといわれるモブツ・セセ・セコ大統領の政府に公然と腹を立てています。

モブツ

Opposition commentators and independent journalists blame the frequency of epidemics and lack of resources to deal with them on corruption and mismanagement of the wealth of a country blessed with just about every strategic mineral known to man.

“Mismanagement of public resources that leads to poor management of the environment create opportunistic factors for the birth and spread of epidemics," lamented an editorial in the opposition newspaper Le Palmares.

“Health facilities are in a deplorable state. We have been heading for disaster for a long time," Lambaert Mende, spokesman for Zaire’s chief opposition leader Etienue Tshisekedi said.

反対派の批評家やフリーのジャーナリストは、流行病が頻繁に起こるのも、取り扱う資源が不足するのも、既知のあらゆる戦略的に重要な鉱物資源に恵まれている国の富の管理ミスと賄賂のせいだと指摘しています。

「環境の管理不備に繋がる、公共資源の管理ミスが日和見的な要因を作り出して、流行病を発生させたり、広げたりしている。」と反対派の新聞ル・パルメール(Le Palmares)の社説は嘆いています。

「医療関係施設は悲惨な状況です。私たちは長い間、大災害が起きてもおかしくない方向に向かって進んできました。」とザイールの野党指導者エティニュエ・ツィセケディ(Etinue Tshisekedi)のスポークスマン、ランバエルト・メンデ(Lambaert Mende)は言いました。

Corruption has eaten deep into the fabric of Zairean society and government and even quarantine measures announced to keep the Ebola virus from the capital of five million people are being undermined by bribery, Kinshasa city officials say.

Public workers are owed several months salary and bribery has become a way of life.

The virus is stretching Zaire’s decrepit medical services, already hard pressed, to cope with the scourge of AIDS, which has hit Zaire harder than most countries.

賄賂はザイールの社会と政府に深く染み込んでおり、500万人が住む首都をエボラウィルスから守るために発令された隔離手段でさえも賄賂がきく有様です、とキンシャサ市職員が言います。

公務員は何ヶ月分もの給料を払ってもらえず、賄賂は生活の一手段となってしまっています。

ウィルスはザイールの老朽化した医療機関に広がっており、医療機関はたいていの国よりも激しくザイールを襲っているエイズ禍の対応追われています。

Zaire’s political problems began early: Katanga, which today is the mineral-rich province of Shaba, made a disastrous attempt at secession, 11 days after independence from Belgium. It was forced back after three years of bloody conflict.

The second largest country in sub-Saharan Africa. Zaire has rich farm and watered by the Zaire river, formerly River Congo.

The country is blessed with some of the best copper deposits in the world but the engine of its economy, the state mining collosus Gecamines, has virtually ground to a halt."

Copper production dropped from a peak of 500,000 tons to under 50,000 tons in 1994. Cobalt production slumped too.

The government has dissolved three core companies in the Gecamines group and not said what will become of the state company, which generates over 70 percent of its hard currency.

ザイールの政治の問題は早くに始まりました。鉱物の豊かな現シャバ州であるカタンガ州はベルギーから独立した11日後に、不幸な結果に終わった分離工作が謀られました。その分離工作は血まみれの闘争の3年後に強行されました。

サハラ以南のアフリカで2番目に大きい国ザイールには豊かな農場があり、旧コンゴ川のザイールの川から水の恵みを得ています。

その国は世界でも有数の銅の埋蔵量を誇っていますが、経済のエンジンである国営巨大鉱山会社ゲカマイン(Gecamines)は、事実上操業を停止しています。

1994年には、銅の製造量は最盛期の50万トンから5万トン以下にまで落ち込みました。コバルトの製造量も同じようにひどく落ちみました。

政府はゲカマイン(Gecamines)グループの中の3つの中心会社を解散させ、硬貨の70パーセント以上を製造する国営会社の先行きについては言及していません。

The World Bank, International Monetary Fund and creditors led by former colonial power Belgium abandoned Zaire long ago.

世界銀行も国際通貨基金も旧宗主国ベルギーが仲立ちをする債権者たちも、ザイールをずっと以前に見捨てています。

エンクルマの自伝の一節

<Reference 2> <引用2>(Africa and its Descendants

Kwame Nkrumah, the first prime minister of Ghana, wrote in his autobiography about the British colonial administration of this time:

ガーナの初代首相クワメ・エンクルマは自伝の中で、この時のイギリスの植民地政庁の行なった行政について次のように書きました。

エンクルマ(小島けい画)

“In all the years that the British colonial office administrated this country, hardly any serious rural water development was carried out. What this meant is not easy to convey to readers who take for granted that they have only to turn on a tap to get an immediate supply of good drinking water. This, if it had occurred to our rural communities, would have been their idea of heaven. They would have been grateful for a single village well or standpipe.

イギリスの植民政庁がこの国を統治していた間じゅう、地方の水の開発は殆んど行なわれませんでした。これが何を意味するかを、蛇口をひねるだけですぐに良質の飲料水が得られるのが当たり前だと思っている読者に伝えるのは難しい。もし田舎の村でそういったことが起こっていたとしたら、みんなは天国だと思ったでしょう。村に一つでも井戸か配水塔かが作られていたとしたら、みんなはどれほど有り難いと思ったでしょう。

As it was, after a hard day’s work in the hot and humid fields, men and women would return to their village and then have to tramp for as long as two hours with a pail or pot in which, at the end of their outward journey, they would be lucky to collect some brackish germ-filled water from what may perhaps have been little more than a swamp. Then there was the long journey back. Four hours a day for an inadequate supply of water for washing and drinking, water for the most part disease-ridden!

いつものように、暑くて蒸し暑い田んぼでのきつい仕事を終えて、男も女も村に戻り、それから手桶やかめを持って2時間もとぼとぼと歩かねばならず、その行き着いた先では、沼と言えるかどうかも分からないような所から、塩気のある細菌だらけの水でも手に入れば幸運だったのです。それからまた、長い道のりを戻らなければなりませんでした。洗濯や飲むための水を手に入れるのに1日に4時間、それも大抵は病気の元になる水を。

This picture was true for almost the whole country and can be explained by the fact that water development is costly and no more than a public service for the people being administered. It gave no immediate prospect of economic return. Yet a fraction of the profits taken out of the country by the business and mining interests would have covered the cost of a first-class water system." (Africa Must Unite)

こうした状況は、国じゅうで殆んど同じで、それは、水の開発には費用がかかり、その開発が統治する人々のための公共事業に過ぎず、経済的な見返りをすぐに期待出来る見通しが立たなかったからに過ぎません。しかし、事業や採掘投資で得られた利益をほんの僅かでも使えば、一等級の給水施設の費用は充分にまかなえたでしょう。(『アフリカは統一する』)

(7)5回目授業終了

<連絡事項>

*6回目授業→6月18日(木)15:05~16:20。

<5回目の授業でやったこと>

① Ebola virus returns~の要約の残り。(福田さん)

② CNN: Listening Comprehension Practice(英問英答)今回もしっかりやってくれました。→日本語訳

モブツが首都が危機状態の時にわざわざ北部の小さな村にニュースに流す映像を撮るためにわざわざ出かけ行った理由を英語で聞きました。川越くんがやってくれたように一つ一つの単語を聞き取るのもある程度必要やろけど、内容を取る方がもっと大事、やろな。どっちもやりながら、内容を理解出来るようにやって行けるのがええな。

③ CNNの聞き取り(坂元さん)

肝心なところろは聞き取れてたね。あれくらいわかれば意味は充分に取れると思うな。

(lying) (dormant)、(fertile) and (forested) (region) 、(vector) (organism) 、(major) (step)など は解説をしました。折角出て来たんで、使い方を覚えとくとええね。transcription

④ Outbreak 2の聞き取り(古藤くん)途中まで。→transcription

時間が少ししか残ってなかったのにやってもらいました。次回続きを頼みます。

<次回>は

① Outbreak 2の聞き取り(古藤くん)続き。

② 映像(「アウトブレイク」「ER」「アフリカシリーズ」次回と次々回にかけて)→「アフリカシリーズ」・「アウトブレイク」解説

配ったプリント(取りに行き難い人は画像送るんで、遠慮なく。いつでも送れるよ。)

研究室前の椅子の上に置いてある<追加資料>

① B4表裏6 魅惑の資源 / 誰も守ってくれない  / 「アフリカ大戦」再燃に目を  / ジンバブエ インフレ年2億~  /  コンゴ 反政府軍と~ / エボラ出血熱 アンリカを~  /  エボラ最前線の現実上 /  エボラ最前線の現実下 / 性暴力被害の~  /  無差別暴力~ / エボラ出血熱 続く闘い  / Looking back in Anger

コンゴ・エボラについての日本語の新聞記事はこれと思ったのを取っておいた分です。「ジンバブエ インフレ年2億~」は記事で読んだインフレ率のイメージを感じてもらえたらと。福田さんがやってくれたWith inflation running close to five digitsというインフレ率のところです。ジンバブエ、インフレ率で検索すると、インフレ率をグラフにしてくれてる人のサイトを見ることができるよ。アルゼンチンなども、超インフレ率のグラフは一見の価値がるねえ。

日本語訳

With inflation running close to five digits, the government has periodically reverted to printing mountains of worthless money.

The capital Kinshasa is still recovering from waves of looting by unpaid soldiers in 1991 that forced France and Belgium to send troops to evacuate Europeans.

The United States, which propped up Mobutu during the Cold War as a bulwark against communism in Africa, has been at the forefront of pressure for democracy in Zaire.

インフレ率が5桁近くなりつつあるインフレで、政府は定期的に価値のない紙幣を山のように印刷するようになっています。

首都キンシャサは、ヨーロッパ人を退去させるための軍隊派遣をフランスとベルギーに強いた、給料を払ってもらえない兵士たちによる1991年の数々の略奪行為から何とか立ち直ろうとしているところです。

アメリカは、冷戦の間アフリカで共産主義に抗する防波堤としてモブツを支援してきましたが、今は最前線に立って、ザイールでの民主主義を求めて圧力をかけています。

transcription

“A thousand kilometers north of the Ebola (outbreak), Zaire’s President Mobutu visits the town of Gimena. He arrived here from the capital where the (population) faces the (threat) of an (epidemic), now less than two hundred kilometers from Kinshasa. For the people here Ebola seems very far away, too far they would say to (affect) their lives. But until last month the world only Ebola (victims) were found in this (remote) (region). For nearly twenty years the only known (outbreaks) of Ebola have been reported here in northern and (neibouring) Sudan. But the latest (epidemic) in the southwest has (convinced) many scientists that Ebola virus is probably (lying) (dormant) over wide area of (tropical) Africa. What scientists do not know is where to find the virus between human (epidemics). When it (flares) up apparently from nowhere, spreads and kills its (victims) quickly, then disappears just as fast."

“People (speculate) whether (plants), animals, (insects) or whatever we don’t know. That’s what we really would like to know."

“Somewhere in this (fertile) and (forested) (region) the Ebola virus is carried by an animal or (insect) or maybe even a (plant). A (vector) (organism) carries the virus without (harm) to itself (eventually) passing it to a human (victim). Finding the (vector) for Ebola will be a (major) (step) in understanding the virus and (eventually) finding a way to save the lives of its (victims). The first (priority) now for the international medical team in Kikwit is to (contain) the Ebola (outbreak). Beyond that a long (process) of (investigation) and (analysis) (lies) (ahead). Months and probably years of field work to (track) down the virus on its (homeground). A mission, President Mobutu says will have to be (financed) by other countries, not his. But this is an (era) of (budgets) (cutbacks) for science. And even if money is (available) for (research) on Ebola, finding out where it (hides) and how to kill it could still be at the far end of a very long road. Gary Striker, CNN, Gimena, Zaire."

transcription

Sam: God damn it. Isolate’im. Islate’im.

Marby : Don’t worry. It’s not (airborne).

Sam: Sam Daniels,       .

Murby: Benjamin Murby. We’ve been expecting him.

Sam: We came (as) soon as we could.

Murby: Not soon enough. The village is dead.

Sam: You know the (incubation) (period)?

「アフリカシリーズ」・「アウトブレイク」解説

「アフリカシリーズ」8巻

授業で紹介している英国人歴史家バズル・デヴィドスンが案内役のNHKのドキュメンタリー番組「アフリカシリーズ」1~8(各45分)、1983年制作。第1部は西洋諸国の侵略が始まる以前おアフリカ。第1回「最初の光 ナイルの谷」、第2回「大陸に生きる」、第3回「王と都市」、第4回「黄金の交易網」。第2部は西洋諸国の侵略が始まった頃から1980年頃まで。第5回「侵略される大陸」、第6回「植民地化への争い」、第7回「沸き上がる独立運動」、第8回「植民地支配が残したもの」。奴隷貿易で暴利を得た西洋諸国がその資本で産業革命を起こし、作った製品の市場獲得のためにアフリカ争奪戦を繰り広げ、結果的には2つの世界大戦を引き起こしたあと、大戦後は戦略を変え、「開発」や「援助」の名のもとに、国連や世界銀行などに守られながら新しい形の支配体制(新植民地体制)を築き上げている歴史を概観している。映像化されてないので、今となっては、極めて貴重な映像。

「アウトブレイク」

アウトブレイク (Outbreak) は1995年制作のアメリカ映画。アフリカからアメリカに持ち込まれた非常に致死性の高いウィルスに立ち向かう人々を描いたサスペンス。

1967年、アフリカで内戦に参加していたアメリカ軍の部隊が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。軍は隠蔽のため部隊のキャンプを気化爆弾で消滅させた。

そして現在、アフリカの小さな村が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。CDCのダニエルズ大佐の調査で、正体が判明した。

そんな折、アフリカから一匹のサルがアメリカに密輸入された。密売人のジンボは、町のペットショップに売りつける事に失敗し、やむなくサルを森に放した。その後、そのサルに関わった、ジンボや周辺の人々が原因不明のウイルス感染で次々と死亡。感染が広まったシーダークリークという町は大混乱に陥った。ダニエルズは調査を進めていく中、原因不明のウイルスの謎に迫っていく事となる。

一部は観てもらうつもりやけど、観たい人はコピー、いつでもどうぞ。

(8)6回目授業終了

今日(15日)は時間がなくて、あした更新です。

帰ってから、Zoomトーイック(金曜日の分)を拵えてたんやけど、CDの再生ソフトだけやなくて、画面上で録音するソフトもあやしくて、結局全部は完成せず、でした。あしたまたやって金曜日の分の要領も書くつもりです。まだ晩ご飯も食べてないし、あしたは1コマ目からなんで、ここでやめることにします。

(2020/6/21:12:10)

Zoomトーイック(金曜日の分)の報告。10時からRa1 (2)のクラスの人と合同で20人ほどで2時間半ほど。問題・解答をやってもらって僕が解説。

前日に解説、音声のファイルを完成させて参考ファイルにアップロード。

(「Zoomトーイック2解説」、「Zoomトーイック2音声」、「Zoomトーイック2です。」Vol 6 Test 2の五分の一ほどです。)ダウンロードしてやってみるのも可能やで。

<連絡事項>

*7回目授業→6月25日(木)15:05~16:20。

① Outbreak 2の聞き取り(古藤くん)続き。→ transcription

② 「アフリカシリーズ」の独立・コンゴ危機、コンゴ自由国、アフリカ分割の映像を見てもらい、

③ 何人かに映像の感想を聞きました。

アメリカの介入で惨殺されたルムンバ(小島けい画)

この辺りについては、コンゴとエボラ関連で科学研究費を申請した前後に書いてまとめたのがあります。コンゴとエボラでは科研費はもらえず。エイズ関連で2度(通算7年間)もらって、コンゴとエボラはそれ以上やらなかったけど、授業では継続中。

「医学生と新興感染症―1995年のエボラ出血熱騒動とコンゴをめぐって―」「ESPの研究と実践」第5号(2006年)61-69頁。

<次回>は予定変更で

配ってあるトーイックサンプル問題。リスニング(Part 1~Part 4)はその場でやって誰かに答えてもらってチェック。リーディング(Part 5~Part 7)は予めやっとく方がわかりやすいと思う。誰かに答えてもらってから、僕が解説。

先週用意して参考ファイルに置いてある過去問(Vol 6の一部)をやっておくと二種類の過去問が出来るので、大体感じは掴めるんやないやろか。

トーイックに対する学部の対応(中止を覆して、オンラインを実施、学生にも実際に英語を担当している教員にも連絡なし)には学生一人一人のこと考えてへんなという思いしかないけど、学部でも説明会を実施、医学科では対面をすでに4週間実施、部活動も開始、の状況からすれば、可能ではあるかも知れないけど。でも、オンラインに関してももっとやることをやってかから、やっぱりもう少し延期が妥当、と思う。

でも、みんなの立場からすれば、文句だけ言ってても時間を大事にしてるとは言えないんで、割り切って、折角の機会を利用せんと馬鹿みたい→急遽過去問を作り・Zoomトーイック(金曜日の分)を実施。このサンプル問題は一か月ほど先にやる予定を前倒し。いっしょにやろ。

紫陽花(小島けい画)もそろそろ終わりかなあ。

→Outbreak(2) transcriptionの続き

Murby: No, but it kills in two or three days. The (mortality) (rate) is a hundred percent.

Sam: Jesus. Could an (infected) person’ve gotten out of the village?

Murby: If he was dead or dying in the jungle, and it’s fifty miles to the nearest village.

Sam: The (first) (case), (patient) (zero)?

Murby: A young man called Murazo, worked with a white man to build a, a road into Kinshasa. And when he returned, he was sick….

Sam: I see.

Murby: …and he drank from this (well). From there it spreads to the (entire) village.

Sam: Did you (identify) the (carrier), the (host)?

Murby: No. When we arrived, the boy was incoherent. He died, ah, two hours later. He couldn’t tell us how he got it.

Sam: He’s not sick?

Murby: He is a (local) (juju) man, (witch) doctor. He stayed in his cave a whole week.

Sam: I’d like to talk to him, too.

Murby: No, he talks to me. You see he believes that the gods were awoken from their sleep by the men cutting down the trees where no men should be, and the gods got angry. This is their (punishment)

(9)7回目授業終了

<連絡事項>

* 8回目授業→7月2日(木)15:05~16:20。

* 課題の提出日延期→7月30日(木)

* 授業は13回しかありません。不足分は課題を出してと言われてますが、普段以上に他の教科も課題、課題のようなんで僕は遠慮しときます。Webclassのシラバスには、時間外のZoomトーイックも書いておきます。

授業では

* 従業日程の確認

授業日程表を見ながら日程の確認をしました。5月11日(月)から開始の日程で、月曜日は8月3日(月)までの14回。

* 課題提出日の変更

1週ずらす日程になるので、課題締め切り日を7月30日(木)に変更。もちろん締め切り前に出してもらっても大丈夫です。どうしても都合が悪い場合は遅れてでも提出してもらえれば成績を出しときます。

* トーイックサンプル問題。リスニング(Part 1~Part 4)、リーディング(Part 5~Part 7)

リーディングの解説の時間が足りなかったけど、解説も参考ファイルに置いてあるんで、あとは自分でやってや。音声ファイルも載せとくんで、繰り返し使ってや。速度を速めて聞くのもやってみるとリスニング力が少しは上がるんやない?

Zoomトーイック用に作ったファイル(「Zoomトーイック2解説」、「Zoomトーイック2音声」、「Zoomトーイック2です。」)は参考ファイルに置いてあるんで、やっておくと二種類の過去問が出来るので、大体感じは掴めるんやないやろか。Zoomトーイック2はVol 6 Test 2の五分の一ほどの分量です。

次回

* アメリカの救急で医者をしているカーターがコンゴのキサンガニの診療所にボランティアで出かけるアメリカテレビドラマを観てもらおうと思っています。今まで新聞やニュースやドキュメンタリーで見てきたものとは違う局面を見てもらえるかもしれないと思っています。続編もあるけど、今回は最初のものだけ。後編を見たい人はいつでもコピーするんで、どうぞ。→ERIX6B・X解説

コンゴの歌も1曲聴いてもらいたいと思っています。→Papa Wemba解説

* 授業についてのコメント、コロナ騒動の中で思ったことや感想意見など、一人一人から聞きたいと思っています。

ERIX6B・X

* IX6『悪夢』(授業で観た分)・・・国際医療同盟の活動に参加していたコバッチュに助けを求められ、アフリカ・コンゴ共和国の難民キャンプでの医療支援活動に参加する。

Papa Wemba

服部晃好くん(北海道新冠郡の新冠町立国保診療所→http://www.niikappu.jp/kurashi/sekatsu/sumai/teijyu/iryo/kokuho.htmlの勤務医)に【ケニア、タンザニアの音楽事情とリンガラ音楽について】を書いてもらいましたが、その中にPapa Wembaについても書いてくれています。一部貼っときます。服部くんは36歳で宮崎医科大学に入って来て授業で出会いました。相性がいいみたいで、いまだに遣り取りをしています。名古屋工大をの院を出てガス会社に行ってたそうで、そこを辞めてタンザニアで3年理科の教師、一年半ほどケニアで調整員をし、その間に6年分のお金を貯めて一発勝負で受験をしたようです。そのころ医学科にはすでに何人か海外青年協力隊の経験者がいて、誰もが意欲もあり成績もよかったので、高年齢で面接もあったのに合格出来たと思います。写真は定年退職の年に医学部でやったシンポジウムで撮ったものです。

【リンガラ音楽】

「リンガラ」という呼び方は、ケニア、タンザニアなど「外国」(日本を含む)での呼び方であり、コンゴでは単に「ルンバ(Rumba)」と呼ばれる。また、欧米では「リンガラ」よりも「スークース(Soukous)」という名称の方が一般的である。元々、リンガラというのはコンゴの商用語のことであり、コンゴ川流域にそれぞれ独自の言語を持つ民族が多数共存する状況において、特に商取引の便宜を図るために自然発生的に形成されたものと言われている。1960年のコンゴ共和国の独立後、現地で流行したポピュラー音楽の多くがリンガラ語で歌われるようになったため、ケニアやタンザニアなどでは、そうした音楽を「リンガラ(音楽)」と呼ぶようになったのである。

地元(コンゴ)の人々が「ルンバ」と呼ぶように、リンガラ音楽のルーツにはキューバ音楽がある。ただし、これは何も「リンガラ」に限ったことではなく、ナイジェリアの「ジュジュ(Ju Ju)」、ガーナの「ハイライフ(High Life)」、カメルーンの「マコッサ(Makossa)」、そして、ユッスー・ンドゥールやサリフ・ケイタの音楽等々、現代アフリカン・ポップスのベースには、たいていキューバをはじめ中米やカリブの音楽の影響があるという。「(伝統的な音楽を持つ)アフリカ人がなぜキューバ音楽を?」と不思議に思ってしまうが、キューバで生まれた本来のルンバは、アフリカから強制的に連行された奴隷たちが、休憩時間にだけ小屋で踊ることを許されていたという状況の中で生み出された、打楽器と歌(コーラス)だけで構成された(いわゆるアフリカ色の強い)音楽であるということを考えると、アフリカの人々がキューバ音楽を取り入れるのは至極当然のことであろう。キューバやカリブ諸国の(いわゆる)ラテン系音楽は、1920年代から主として白人入植者によってアフリカへ持ち込まれたが、1950年代半ばにはヨーロッパからアフリカに輸入されるラテン音楽のレコードが、コンゴを含む中部・西部アフリカにおいて非常に売り上げの大きい重要な商品であったということから、現地の人々にとってこうした(ラテン)音楽の衝撃が如何に強烈だったかが想像できる。その衝撃は、目新しい衣装をまとって突然目の前に現れたのが、実は音信不通になっていた古くからの友人であったことを知った時のようだったのかもしれない(ちなみに、この時期、ヨーロッパの大手レコード会社が次々に現地へ進出し、キューバやアメリカで既に発表されていた音楽を低コストで再生産・再発売することで、莫大な利益を上げていたという)。

現在、一般に「リンガラ」と呼ばれている音楽は、キューバン・ルンバをベースにしながら様々な民族のリズムを融合したリズム体の上に、複数のエレキ・ギターによる高音域の繰り返しフレーズが絡み合い、主に高音域で歌うヴォーカルとコーラスが載るというのが最も一般的なスタイルであり、多くの楽曲は、①ルンバ、②サカデ(Sakade)、③セベン(Sebene)という3つのパートから構成されている。①ルンバは歌やコーラスを聴かせるゆったりしたパート、②サカデはソロ・ヴォーカルとコーラスの掛け合い(コール&レスポンス)で盛り上げていくパート、そして、③セベンはダンスのためのテンポの速いパートであり、ライブでは5分、10分と続くことも珍しくない。それぞれのパートは、同じようなリズムやリフレインの繰り返しが基本であり、「リンガラ」の目的が踊ることにあるのが一目(一聴?)瞭然である。ライブにおけるヴォーカルの掛け合いやセベン・パートでのダンスは、初めて見る人にはかなり奇異に写るかもしれないが、現地では聴衆も一緒になって盛り上がるのが普通である。そして、こうした構成はまさに伝統音楽を現代の楽器を用いて再現したものであり、夜を徹して延々と繰り返しながら盛り上がり、集団でトランスに入っていくような要素も伝統音楽と同様であるように思われる。ただ、1960年代までの初期(いわゆる第一世代や第二世代)の「ルンバ」は、ゆったりとしたキューバン・ルンバのカラーが強く、楽曲も歌が中心であった。それを上記のような主としてダンスを楽しむための音楽として変革したのが、1969年に結成されたザイコ・ランガ・ランガ(Zaiko Langa Langa)であり、現在のリンガラもその延長線上にあると言える。そして、そのザイコ・ランガ・ランガの中心人物であり、現在も「リンガラ」のシンボル的存在であるのが、欧米や日本でも有名なパパ・ウェンバである。

近年のコンゴの混乱を反映してか、現在のコンゴのリンガラ・シーンは1970~80年代の全盛期に比べてずいぶん沈滞しているという。しかし、ラップの要素なども取り入れた新たなスタイルも生み出されており、特に中部・東部アフリカにおいては依然として最も影響力の強い音楽であることは間違いない。

パパ・ウェンバ Papa Wemba –<リンガラ・ポップの伝道師>

中央アフリカに位置するザイールからアフリカ各地へと広まっていったリンガラ・ポップ、このサウンドをアフリカからヨーロッパへ、そして世界中へと広めていった伝道師の役目を果たしたのが、ヴィヴァ・ラ・ムジカを率いて何度も日本を訪れているパパ・ウェンバです。彼はミュージシャンとして、ザイールの音楽シーンを引っ張っただけでなく中央アフリカ最大の都市キンシャサという大都会に住む若者たちのファッション・リーダー、トレンド・リーダーとして、そのライフ・スタイルにまで影響を与える存在でした。そのサウンドは都会の文化、ストリートから生まれた数少ないアフリカン・ポップスと言えます。

クラス名簿(再掲載) 英語 Rb1(3)クラス名簿(32名)

(10)8回目授業終了

<連絡事項>

* 9回目授業→7月9日(木)15:05~16:20。

授業では

① ERIX6『悪夢』

② Papa Wemba

③ コメント(宮崎さん、植村くん、杉村くん、松本さん、待山くん)

次回

① ブレイクアウトセッション3人ずつ:ERIX6『悪夢』の感想(オンラインで話す機会がないので、是非気軽にしゃべる機会にしてもらえると)

② コメントの続き。

③ The colonization of Africa(Precolonial Africa, The first colonialists:得能さん)

④ 『金のフレーズ』のブレイクアウトセッション

次回から、アフリカ(植民地化以前と奴隷貿易)と、トーイック関連(『金のフレーズ』)の2本立てで行く予定。アフリカについては、The colonization of Africaをさっと読んだあと、西アフリカの文明、砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、東アフリカの交易都市、1505年のキルワの虐殺虐殺などで発表してもらえればと思っています。アフリカの歴史のPrecolonial Africa, The first colonialistsは目を通してきてや。「アフリカシリーズ」の映像でも紹介するけど、文章を読んでおくとよりわかり易いと思うよ。課題図書のバズル・デヴィドスン著の『アフリカの過去』(理論社)と『アフリカ史案内』(岩波新書)はお薦めです。

『金のフレーズ』の先ずは①の100題の行けるところまで。ブレイクアウトセッションで日本語を言って英文を答える、わからない箇所はお互いに教えあう、みたいな作業をしてもらおうと思っています。折角のZoomの機能がうまく使えるとええね。

授業で、また。

(11)9回目授業終了

<連絡事項>

* 最初に配った『金のフレーズ①~⑤』の演習用シートで、印刷して研究室の前に置いてある資料の6つの元ファイルを参考ファイルに置きました。取りに行きにくい人はこのファイルをダウンロードしてや。(金ワード①_⑤日英、金ワード①括弧、金ワード②括弧、金ワード③括弧、金ワード④括弧、金ワード⑤S括弧)

* サンプル問題の音声ファイル(サンプル問題①~④)も参考ファイルに置いてます。

トーイック協会から出ている唯一の過去問題

* 課題の提出日(問い合わせもあったんで):8月6日(木)までにWebclassでファイルを送って下さい。(ファイルの置き方は画面を共有して説明するね。Webclassで集めるのは初めてやけど、協力してや。)

* 課題の確認(問い合わせもあったんで):~が~であるという明確な仮説を立てて、客観的に、科学的に論証するエセイを書いて提出、課題図書は論証する際に参考として引用するものです。仮説を思いつかない時に課題図書を読んで考えるのも一つのやり方。英語の授業なので、英語で書くことを薦めます。

* The colonization of Africaのワードファイルを参考ファイルに置きました。(7~8ページが抜けていたんで)

* 10回目授業→7月16日(木)15:05~16:20。

授業では

① The colonization of Africa(Precolonial Africa, The first colonialists:得能さん)→Precolonial Africa, The first colonialistsの日本語訳

② 『金のフレーズ』5題の解説、で時間切れ。

次回

① 発表:カイロ(植村くん)

発表してくれる人がいたらメールで知らせてや:西アフリカの王国、砂漠の民トワレグ人、東アフリカの交易都市キルワ

② 映像:西アフリカの王国→トワレグ人→カイロ→東アフリカの交易都市→1505年のキルワの虐殺

栄えていた商業都市タンザニア沖合の島キルワ、1505年廃墟に

③ 『金のフレーズ』)①の5~100題の行けるところまで解説→ブレイクアウトセッションで確認し合い、出来れば覚え合う。

授業で、また。

Precolonial Africa, The first colonialistsの日本語訳

Africa and Its Descendants (アフリカとその末裔)

Chapter One: The Colonization of Africa(アフリカの植民地化)

PRECOLONIAL AFRICA 植民地化以前のアフリカ

Africa has been of great importance to the development of mankind. It has been found that the earliest beings able to make tools once lived in the Rift Valley in East Africa.

アフリカはこれまで人類の発展のためにとても重要でした。ごく初期の頃に道具を作るが出来た人たちが、かつて東アフリカのリフトバレー(大地溝帯)に住んでいました。

A big leap forward was taken when man learnt to sue iron for tools. Another big step was taken when cultivation started on a large scale. Large scale cultivation in Africa began in about 2000-3000 B.C. in both West Africa and Ethiopia.

人々が道具を作るために鉄を精錬するようになって、ひとつの大きな文明の飛躍がありました。大きな規模で耕作が始まって、更に飛躍を遂げました。約紀元前2000年から3000年頃、西アフリカとエチオピアの双方で、アフリカでは大規模な形での耕作が始まりました。

Between the years A.D. 700 and 1400 Europe developed rapidly. But for all this time European society was in many ways inferior to that of its African neighbours. Cairo was the foremost trade centre in the world and gold was used as the means of payment. Some of this gold was brought from West Africa, and some from Central Africa. The gold of Africa kept world trading going. World trade was stimulated by the spread of Islam. The gold from Zimbabwe was transported from the interior by Muslim middlemen to the African East Coast.

700年から1400年の間に、ヨーロッパは急速に発展しました。しかその期間の間も絶えず、ヨーロッパ社会は様々な点で、近隣のアフリカ諸国よりも劣っていました。カイロは世界の最大の貿易拠点で、金が支払いの手段として使われました。このとき使われた金は、西アフリカや中央アフリカからきたものもありあました。アフリカからの金が世界の交易を発展させ続けました。世界貿易はイスラムの広がりによって刺激を受けました。ジンバブエからの金はイスラム教徒の仲買人によって内陸からアフリカの東海岸へ運ばれました。

In West Africa, too, long-distance trade gave birth to new and powerful societies. The West African kingdoms were ruled by kings who appointed local noblemen to collect taxes from the peasants.

西アフリカでは、また、長距離貿易が、新しくて強力な社会を生み出しました。西アフリカの王国は王によって統治され、王に指名された地方の貴族が農民から税を集めました。

西アフリカの王国を訪れたポルトガル商人イブン・バトゥータ

Not only in West Africa, but also in Central Africa a centralized organization of society emerged on the basis of surplus production, trade and a growing population.

西アフリカだけでなく、中央アフリカでも、余剰生産と交易と人口増加を基礎にして、中央集権社会が現れました。

Parallel to the development of large kingdoms in Africa many groups of people learnt to control nature without kings and kingdoms. Their political systems may be called 'village rule.’

アフリカでは、大きな王国の発展と併行して、多くの人々の集団は王や王国なしに自然を制御するようになりました。その人たちの政治制度は “村落共同体支配” と呼べるかも知れません。

In Africa, as elsewhere, migrations of cattle-raising people took place when they had to find new pastures, and new places to live for a growing population.

アフリカでは、他の所と同じように、人口が増えて新たな牧草地を探し、生活するための新たな土地を見つけなければならなくなった時、遊牧民の移住が始まりました。

THE FIRST COLONIALISTS 最初の植民地支配を目論んだ人達

Portuguese adventures were the first Europeans to 'discover’ Africa south of the Sahara. The first voyages along Africa’s west coast were little more than an extension of the piracy. The Portuguese took away people from the coasts they plundered and brought them home as slaves. As yet slave trade and economic exploitation were on a small scale.

ポルトガルの探検家がアフリカサハラ以南のアフリカを最初に「発見した」ヨーロッパ人でした。アフリカの西海岸に沿った最初の航海は、海賊行為の延長に過ぎませんでした。ポルトガル人は略奪行為を行なった海岸地域から人々を連れ去り、奴隷として母国に連れて帰りました。しかしそれでも、奴隷貿易と経済的な搾取の規模は小さなものでした。

They started to buy gold directly at the coast. In time they also wanted to find a sea route to India. Their aim was to take away from the city-state of Venice their control over the profitable spice trade with the East Indies.

ポルトガル人たちは海岸線で、直接金を買い始めました。やがてはインドへの海上ルートも発見したいと望んでいました。その人たちの目的はベニスの都市国家から、儲けの多い東インドとの香辛料貿易の支配権を奪うことでした。

Portugal wanted to start trade by exchanging goods with East Africa. But the project failed as the goods that Portuguese had to offer were inferior to those of the East African tradesmen. The Portuguese seafarers and merchants then decided to achieve for themselves the East African trade monopoly by force. With their superior arms the Portuguese managed to destroy the East African civilization.

ポルトガルは東アフリカと商品を交換することによって貿易を始めたいと思っていました。しかし、ポルトガルが持っていった商品が東アフリカの貿易商人の扱う商品よりも劣っていたために、その目論見は失敗しました。その時、ポルトガルの船乗りと商人は、武力を使って自力で東アフリカの貿易を独占しようと決めました。ポルトガル人は、優れた武器を使って辛うじて東アフリカの文明を破壊することに成功しました。

In Western history Vasco da Gama, d’Almeida, and Tristan da Cunha have been estimated as 'great discoverers,’ but they were nothing but destroyers for Africans. A Germany who was present when d’Almeida destroyed Kilwa gives us the following eyewitness report:

“In Kilwa there are many strong houses storeys high. They are built of stone and mortar and plastered with various designs. As soon as the town had been taken without opposition, the Vicar-General and some of the Franciscan fathers came ashore carrying two crosses in procession and singing Te Deum. They went to the place, and there the cross was put down and the Grand-Captain prayed. Then everyone started to plunder the town of all its merchandise and provisions. Two days later the city was set on fire."

西洋の歴史では、ヴァスコダ・ガマやダルメイダやトゥリスタオ・ダ・クンハはこれまでずっと「偉大な発見者」として評価されて来ましたが、アフリカ人にとってその人たちは破壊者以外の何ものでもありませんでした。ダルメイダがキルワを破壊した時に立ち会ったあるドイツ人は、次のような目撃証言をしています。

「キルワでは2階や3階の高いしっかりとした家がたくさんあります。家は、石とモルタルと漆喰で出来ていて、様々な模様をしています。町が抵抗もなく占領されるとすぐに、司教総代理と何人かのフランシスコ会の神父が上陸をして、一列になって十字架を運び、賛美歌を歌いました。それからその場所に行き、十字架が降ろされ、総督が祈りをささげました。それから、その町の全ての商品と食料品を略奪し始めました。2日後、街に火をつけました。」

The main interest of these first colonialists was in spices, cloth, gold, and ivory. They dominated the sea but on land only some narrow strips of the coast. Other countries soon began to compete with the Portuguese for the trade with the East; first the Dutch, then the English and the French gained control over this rich trade.

こうした植民地支配を目論んだ人達の主な関心は、香辛料と布と金と象牙でした。その人達は海を支配しましたが、陸では海岸線の岸の狭い僅かな地域を支配しただけでした。やがて他の国々も東洋との貿易を求めてポルトガルと競争をし始めました。最初にオランダ、次にイギリスとフランスがこの豊かな貿易の支配権を手にすることになりました。

THE SLAVE TRADE 奴隷貿易

The European conquest of South America suddenly changed the character and importance of the slave trade. With brutal force the prospering cultures of Peru, Bolivia and Mexico were stamped out by the Spanish conquerors and their silver and gold were stolen. Many Spaniards who set out for this Eldorado found no metals but settled as farmers.

ヨーロッパ人が南アメリカを支配したことで、奴隷貿易の特徴と重要性が一変しました。ペルー、ボリビア、メキシコの繁栄した文化はスペインの侵略者に力ずくで踏みにじらされ、金や銀が盗まれました。理想郷を求めて出発したスペイン人たちは金銀を見つけられませんでしたが、そのまま住み着いて農民になりました。

In 1518 a Spanish ship brought the first cargo of Africans directly from Africa to America. This was the start of a trade in slaves which was to continue for three and a half centuries and to bring millions of Africans to America.

1518年、スペイン船が初めてアフリカ人の積み荷を直接アフリカからアメリカに連れて行きました。これがその後3世紀半にも渡って続き、何百万人ものアフリカ人をアメリカに連れ出すことになる奴隷貿易の始まりでした。

The merchants’ profits and the products from America were exchanged in Europe for guns and cloth which were brought to Africa and exchanged for slaves. These humans were sold in America where they produced the goods to be brought to Europe. This was the so-called 'triangle trade.’ The riches of the capitalists grew while Africa suffered.

奴隷商人の利益と、アメリカからもたらされた産物は、ヨーロッパでアフリカへ連れて行かれて奴隷と交換される鉄砲や布に交換されました。これらの人間はアメリカで売却され、そこでヨーロッパに運ばれる商品を作り出しました。これが所謂「三角貿易」でした。資本主義者たちの富が増えて、アフリカが被害を受けました。

奴隷船(帆船)

European, above all English and American capitalists had gained enormous profits from the trade in slaves and the work performed by the slaves. Slavery was an essential part of the international capitalist market. By this trade the first large-scale collection of wealth was accumulated to speed up the development towards capitalism. The 'triangular trade’ was one of the foundations of the Industrial Revolution in Europe.

ヨーロッパ、とりわけ、イギリスとアメリカの資本家たちが奴隷貿易と奴隷が行なう労働から莫大な利益を手に入れました。奴隷制は国際資本市場で重要な役割を担っていました。この貿易によって、大規模な初期の富の集積が行なわれ、資本主義への発展の速度を加速させました。「三角貿易」はヨーロッパの産業革命の基礎の一つでした。

For Africa the consequences of the slave trade were ruinous, not only in the terms of the boundless suffering of the millions who were taken as slaves, and their descendants, but also for those left behind.

アフリカにとって、奴隷貿易によってもたらされたものは、奴隷として連れ出された何百万もの人々とその子孫の際限ない苦しみという意味だけではなく、後に残された人たちにとっても、壊滅的でした。

(12)10回目授業終了

<連絡事項>

* 課題の提出日(再確認):8月6日(木)までにWebclassで。(ファイルの置き方は、今日確認出来たんで、次回に説明するね。)

* 23日は祭日で授業なし。

* 11回目→30日:『金のフレーズ』、映像「アフリカシリーズ」冒頭

* 12回目→8月6日:課題提出、『金のフレーズ』、:第二次大戦後:映像「アフリカシリーズ」

* 13回目(最終回)→8月13日:まとめ

授業では

① 英語で解説、映像:西アフリカの王国→トワレグ人→カイロ→東アフリカ→キルワの虐殺

② 映像:西アフリカの王国→トワレグ人

③ 発表:カイロ(植村くん)

② 映像:エジプト→東アフリカ→アフリカ南部(ジンバブエ、ジンバブエ遺跡に行った時の写真)→キルワの虐殺

栄えていた商業都市タンザニア沖合の島キルワ、1505年廃墟に

③ 『金のフレーズ』)①の6~10の解説。

次回

① 『金のフレーズ』①の11~100の解説→ブレイクアウトセッションで確認し合い、出来れば覚え合う。『金のフレーズ』の演習用のプリント(研究室前の印刷物)か参考ファイルのファイルかを準備しときや。

② 映像「アフリカシリーズ」冒頭

授業で、また。

 

安田くんの画面になんで女性が映ってるんやろ、と思ってたら、松本さんの友だち、やったみたい。授業に顔を出してもらって、至って光栄やね。

Zoomはこういうことも可能なんやなあ。

 

二年前の11月頃に、350人収容の階段教室の南アフリカ概論の授業の最後の頃に、ふと見上げたら、看護学科の授業で出会った黒木さんという女性(当時渋谷の日赤の看護師)がぽつんと後の方に座ってました。そのシチュエーションにへぇーと感心した覚えがあります。授業後に話を聞いたら、事務室に聞いて部屋を確かめて来てくれたみたいでした。

そのあと、たぶんいっしょに夕食を食べたと思うけど、結局話を切り出せなかったようで。それで気になってたんで、3月に吉祥寺に行った時、お昼を食べたあと井の頭公園に行って話をしたら、日赤をやめて神学校に入ることにしました、と言われました。そうか、あのとき相談に来たんや、と思いました。修士課程も出て、アメリカの博士課程か、いずれは大学の教員か、医学科を再受験して医師にという選択肢にあったのに、一度は自立してと決めて東京に行った、と思ってたけど、神様の世界に行くとは、予想してなかったなあ、としみじみ思いました。

同級生の久寿米木さんは、大学に入った頃の夢を実現して去年の3月から海外青年協力隊でジプチの難民支援に行ってたはずやけど、全員帰還したらしいから、今はどうしてるんかな。

四十路余りの春秋を送れる間に世の不思議見ることややたびたびになりぬ、やないけど、長いこと生きてるといろいろあるねえ、ほんま。こんなに長いこと生きるとは、というのが、一番の不思議やけど。まだ生きてしまいそう。どうなるんやろ。

前期もあと3回やなあ。

(13)11回目授業終了

前期もあと2回になったねえ。確認してや。

* 課題は8月6日(木)までにWebclassで

* 12回目→8月6日:『金のフレーズ』、(続き)、(時間があれば)映像「アフリカシリーズ」冒頭

* 最終授業→8月13日:いろいろ聞かせてや。

* 「授業についての感想」のワードファイル(参考ファイルに)、最終日までにWebclass(「授業についての感想」)に出してや。

オンライン授業と対面授業についての質問も入れてあります。後期もオンラインが続きそうな気配なんで、みんなの気持ちも知りたいし、9月末締め切りの新人賞に送るつもりで小説も仕上げるつもりで、その中に使うかもしれないんで、予め諒承のほどを。受ける側の気持ちを聞いてみたいです。

* オンライントーイックの成績がメールで送られて来てると思うので、そのファイルをWebclass(「トーイックオンライン」)に出してや。

急遽無理やり実施した割りには事務処理も遅いので、成績を出すのが遅れそう。そこで、協力要請です。成績を送ってもらえれば詳細もわかるし、後期の参考にもなりそうやし、成績(課題半分、トーイックスコア半分)も最終日までに出せそうやし。松元さんにLineを流してもらった通りです。よろしく、ね。

Zoomトーイック→希望者がいれば、前期試験が終わった頃から先ずは後期が始まる前(9月末)まで、週一回くらいのZoomトーイック(公式TOEIC Listening & Reading 問題集2と3を編集しての過去問演習、前回希望者でやった要領で)につき合ってもいいと思っています。希望者はメールしてくれたら、Zoomの招待状を送ります。(人数にもよるけど、他の希望者と合同で)新Zoomトーイック(公式TOEIC Listening & Reading 問題集2と3を編集)の問題を作っときます。

授業は

* 課題、ブログの確認。

* 『金のフレーズ』①の11~40の解説→ブレイクアウトセッション

演習用シートを使って日本語を見てすぐに英文がスムーズに出て来る練習をくり返して英語に慣れや。⑥~⑨の希望者がいれば、いつでもどうぞ。~⑫も必要なら作るけど。

次回

* 『金のフレーズ』①の41~100の解説→ブレイクアウトセッション

授業一覧を作ってるけど、13回分でも全部の授業をまとめると、いろいろやったんやなあと思うね。始める前は授業もどうなるか全くわからんかったし。オンラインは初めてやったしね。でも、その時その時に出来ることはやったという気がするな。ま、過ぎ去ってみないと、ほんまのことはわからんかも知れんけど。来週、また。

(16)課題講評

課題の講評です。もっと早くと思ってたけど、提出してない人との遣り取りや、医学科1年生の不正騒ぎがあり、2週間ほど遅れました。課題を読んで成績はだいぶ前に出してたんやけど、ね。

全般の講評は、全体によう出来てたと思います。感心しました。たぶん自粛期間も長かったので時間をかけた人も多かったようで。半分ほどが英語というのも異常事態、初めてです。毎年何人かあるかないかやから、やっぱり異常事態、やなあ。

しかも、英語は充分に読めたんで、アウトプットの機会を増やして、書いたり、読んだり、聞いたり、話したり、どんどんやれば気づいたら使えるようになってる、ということかもねえ。

僕は、戦争に負けて無理やりやらされて・・・という意識が強かったせいか英語に対していまだに抵抗があるけど、高校の教員の採用試験が受験出来たのも、38で大学職に就けたのも、受験勉強をしないでたまたま行き着いた先が英米学科で、教員資格も取れたし、(アメリカの半ば支配下にあって)全般に英語と関係のある仕事が圧倒的に多かったからやと思う。もちろん、結果論やけど。

原爆を落とされて無条件降伏をつきつけられ、色々な局面でアメリカを強要されてから久しい今となっては、英語が使える方が圧倒的に有利なのは事実、みたい。

仮説を立てて客観的に論証するという作業は、大学ですべき大事なことの一つ、教養、専門基礎では特に大事やと思います。

秀を3段階(満点、SS、S)、優を2段階(AA、A)に分けました。良はB。

満点 5人、SS 2人、S 8人、AA 6人、A 5人、B 4人、未提出 1人。計31人。

英語で書いてたのは18人。満点は、ある一定の水準を超えていそうで、短い期間によう書けたなあ、と感服した課題につけました。

仮説が曖昧なのが結構ありました。~が~であるという明確な仮説を立ててはっきりと論証するのが大切やと思います。感想文に近いのや、調べたものをまとめて自分の意見をつけたのもあったように思います。

最終的には言いたい気持ちが強いのがこちらに一番伝わって来ると思います。課題に限らず、書いたものはすべてそうやと思うけど。

わかりやすいのは、きちんと章立てが出来(もちろん、論理的な展開一目でわかるものがベスト)、参考文献もきちんとついているもの。図や統計のような客観的な資料や、言ってることをまとめているような画像や地図も効果的やと思います。

その辺りは形式の問題なので、読む側の視点も考慮して書ければ自ずから何が読みやすいかは見えて来ると思います。

個人的に講評が必要な人は連絡してもらえればメールでも、Zoomでも、課題を見ながら、意見も聞きながら話出来ると思います。7~8割は後期も授業で会う機会がありそうなので、遠慮なくどうぞ。

住んでるのは学園木花台の高台にあるんで、家からも木花の研究室からも、加江田の山が見えます。ひさしぶりに木崎浜に自転車で行って、真夏の砂浜を歩くかな。

(17)前期最終メッセージ

* 前期Zoomで大変やったけど、授業してて楽しかったです。

* 明日(28日)成績登録しときます。未提出の人を待ってたんで。

* たぶん4回くらいになると思うけど、Zoomトーイック(夏休み版)やる人は、今からでもメールしてくれたら招待状送るよ。

(2007年10月小島けいカレンダー、手書きのカレンダー)

トーイックの奨学金については、学生からの問いあわせもあり、副学長の段階で検討中です。幸か不幸か該当者はいなかったね。

事務局からは以下のメールが届いています。 ↓

ご担当の先生より、6月に地域資源創成学部で実施された「TOEIC-IPオンライン」の試験結果も成績優秀者奨学金の申請可能であるかという問合せがありました。

担当部局(学生支援部学生生活支援課)に確認をしておりましたところ、「テスト形態(問題数・時間)が異なることから、奨学金の対象外とさせていただく」との回答がありました。

※2020年度宮崎大学「夢と希望の道標」奨学金については下記URLをご参照ください。

http://gakumu.of.miyazaki-u.ac.jp/gakumu/campuslifeinfo/2015-12-22-01-52-39.html

 

前期のスコアと換算スコアの分布を書いとくね。3年まであと5回受験が必須で、成績の50%をトーイックのスコア、が学部の方針なんで、英語で良い成績をと思う人はトーイックのスコアを伸ばすしかないと、ということになるかな。

授業でも繰り返し言ったけど、トーイックのスコアがよくても必ずしも英語が使えるというわけではないけど、英語を使うモードにするなら、トーイックも役には立てられる、と思うよ。いいスコアを取れば励みにもなるしね。くり返していうけど、過去問をくり返してやり、基本文をくり返してインプットすれば800まではそれほど不可能やないと思う。500前後の人は、一踏ん張りすれば奨学金をもらえるライン(650)に行くと思うよ。希望者には夏休みもZoomトーイック、後期が始まってからも11月の試験に向けてのZoomトーイックも考えてるんで。就職活動で使う履歴書に高得点の証明が要る人はお金を出してトーイック講座に通うと聞くけどね。

このクラスのスコア、換算点(成績の50%)の分布

スコア

600~649 2人(奨学金申請の対象は650以上)

550~599 5人

500~549 1人

450~499 11人

400~449 4人

350~399 5人

~349 3人

換算点

46~50 5人

41~45 7人

36~40 10人

31~35 6人

25~30 3人