11月26日(木)5-6(1:30-3:00)8回目でした。後半に入りました。次回南アフリカの話は終わって、何とかアフロアメリカの話に入れそうやね。
<今日>
①アパルトヘイトの話の前に、ヨーロッパの入植者がアフリカ人から土地を奪って無産者にして課税、仕事を求めて田舎を離れざるを得なくして南部一帯に安価な一大労働力田を作り、1910年に南アフリカ連邦を設立した過程をまとめました。ヨハネスブルグの金鉱山に南部アフリカじゅうの労働者を運びこんだ列車(Stimela)の映像と、金鉱山で働く労働者の住まい(hostel)周辺で体を売るsex workerの映像と、ヒューマセケラの歌Stimelaを観て聴いてもらいました。末尾に→ヒューマセケラ
②発表:アパルトへイト政権の誕生(岩切さん)、アパルトへイト政策(杉村くん)、1955年の国民会議(藤田くん)
③1940年~60年代のアフリカ人の抵抗運動(末尾に→アフリカ人の抵抗運動)の映像を観てもらいました。国民会議とPAC、ソブクエ、1960年シャープヴィルの虐殺、リボニアの裁判の話をしました。その辺り詳しい事情は末尾に→PAC、ソブクエなど
岩切さんも杉村くんも藤田くもようまとまってたし、発表もうまいねえ。感心するなあ。
<次回>
①アフリカ人の抵抗運動の続き、マンデラの釈放、アフリカ人政権の誕生とその後
②ジンバブエの話
*****Zoomトーイック4****一斉送信で案内し、次回の授業でも案内予定です。希望者はメールをくれれば招待状を送ります。
アフリカ人の抵抗運動
アパルトヘイト体制とアフリカ人の抵抗運動に関して箇条書きにしておくね。
第二次世界大戦で大きくヨーロッパの国力が低下
→それまで抑圧されていた人たちが独立・自由を求めて闘争
→南アフリカでも、旧世代に飽き足らない若者(マンデラやオリバー・タンボなど)がANC(アフリカ民族会議)青年同盟(1943)を結成してデモやストライキなどで激しく闘争を展開
→当時の与党(The United Party)イギリス系の統一党は事態の収拾が出来ず
→1948年に総選挙→アフリカナーの野党国民党(The Nationalist Party)はアパルトヘイト(人種隔離)をスローガンに掲げ、人種によって賃金の格差をつけ、本来社会の最底辺のプアホワイト=アフリカーナーの大半の農民を優遇することを約束
→白人人口の60%のうちの大半のプアホワイトが国民党に投票→オランダ系アフリカーナーが議席の過半数を獲得
→アパルトヘイト政権の誕生
→体制を強化(人口登録法で人種の明確化、集団地域法で居住区を限定、共産主義弾圧法で反体制勢力を弾圧)
→アパルトヘイト政権に対抗してANCの闘争は激化
→1955年にクリップタウン郊外で全人種による国民会議、自由憲章を採択→指導者156名を逮捕して裁判(叛逆裁判)にかけ、全員の死刑をはかる
→結果的には無罪
→ANCの中でアフリカ人だけで戦うという理想派(ソブクエがリーダー)とアパルトヘイトを廃止するためなら白人とも共産主義者とも共闘する現実派(マンデラ・タンボがリーダー)が1959年にANCを分裂させる(白人にとっては願ってもないチャンス、アフリカ人側の抵抗力が半減)
→1960年3月ソブクエがパス法不携帯で警察に出頭して法改正を迫る戦略を開始、マンデラは時期尚早と不参加
→シャープヴィル・ランガなどで警官が無差別に発砲(シャープヴィルの虐殺)
→社会は騒然、ソブクエは逮捕され、政府はソブクエ一人のためにソブクエクローズを制定してロベン島に孤独拘禁
→騒乱に乗じてANCがパス法を焼く闘争を展開
→それまでの非暴力戦略を捨てて武力闘争・破壊活動を開始
→政府は非常事態宣言を出して弾圧を強化
→国連は非難決議・経済制裁を開始
→白人政府は親書を各国に送り協力を要請→日本と西ドイツだけが要請に応じて通商条約を再締結
→見返りに白人政府は居住区に関する限り白人並に扱うという名誉白人の権利を附与
→マンデラは国外に出て資金集め・ロンドンのBBCで武力闘争開始宣言
→アパルトヘイト政権は弾圧を強化
→帰国後マンデラは逮捕され裁判にかけられる
→1964年マンデラ他8名に終身刑、以降1990年まで獄中生活。指導者は殺されるか、国外逃亡か、獄中かのいづれかで、指導者はいなくなる暗黒時代に
→日本は東京オリンピックを開催して高度経済成長の時代に突入
PAC、ソブクエなど
最初に1955年の国民会議と反逆裁判、PAC(パンアフリカニスト会議)がANCから分裂して先にやった抗議行動がシャープヴィルの虐殺を引き起こしたことや、その後ANCが非暴力を捨てて破壊活動を始め、マンデラが金集めに国外に行き、そのついでにロンドンからBBCで武力闘争宣言を出した(次回観てもらえると思う)、帰国後変装して逮捕をされずに活動を続けたが逮捕されてリボニアの裁判で終身刑を言い渡されてロベン島に、以来27年間獄中生活を送ることに、そんな流れを話をして、40~60年代の映像を観てもらいました。
マンデラとソブクエがもう少し大人の対応をしていたら、もっと早くアパルトヘイトが廃止されていたやろ、アパルトヘイト政権は一番体制をひっくり返す危険のあるソブクエをロバートソブクエ法という特別法を作って、ソブクエを生涯監禁し続けることに成功。
ヒューマセケラ
出生名 Hugh Ramopolo Masekela、出生 1939年4月4日(73歳) / 出身地 南アフリカ共和国 ウィットバンク /ジャンル ジャズ, アフロビート、職業 ミュージシャン、歌手、作曲家、バンドリーダー /担当楽器 トランペット、フリューゲルホーン、トロンボーン、コルネット /活動期間 1956年 – 現在 /レーベル ヘッズ・アップ、ブルー・サム、モータウン、ワーナー・ブラザーズ、ヴァーヴ、ポリグラム
ヒュー・ラモポーロ・マセケラ(Hugh Ramopolo Masekela、1939年4月4日生まれ)は南アフリカ共和国出身のトランペット;フリューゲルホーン;コルネット奏者、作曲家で歌手。ヒット曲に"Grazin’ in the Grass"等がある。
幼少時より歌とピアノを演奏している。14歳の時、カーク・ダグラスがジャズ・ミュージシャン、ビックス・バイダーベックを演じた映画「Young Man With a Horn(情熱の狂想曲)」を見て、彼はトランペットを手に取った。 2010年、ヨハネスブルグのマーケットシアターで演じられているミュージカルSongs of Migrationに主演した。
Hugh Masekela – Stimela
Stimela means train in Zulu, the name is inspired on the feature of connecting the , Stimela logo … New Simulation Engine. The Stimela Simulation Engine is replaced with a newer version and is up and running again. http://www.stimela.nl/
Hugh Masekela and band performing Coal Train (stimela) at the 'Freedom Beat’ festival Clapham Common 28th June 1986 http://www.youtube.com/watch?v=AgYhTTZXP4g
There is a train that comes from Namibia and Malawi
there is a train that comes from Zambia and Zimbabwe,
There is a train that comes from Angola and Mozambique,
From Lesotho, from Botswana, from Swaziland,
From all the hinterland of Southern and Central Africa.
This train carries young and old, African men
Who are conscripted to come and work on contract
In the golden mineral mines of Johannesburg
And its surrounding metropolis, sixteen hours or more a day
for almost no pay http://www.youtube.com/watch?v=n4Bb7p9gggc
クラス名簿(Zoomではある方がよさそうやから、学生支援課でもらったファイルからコピーしたよ。)
2020年後期 英語 Rb 2 (3)クラス名簿(30名)(2020年10月8日現在)
30190450 |
佐々木 智哉 |
ササキ トモヤ |
30200010 |
足達 正修 |
アダチ セイシユウ |
30200025 |
荒木 晴生 |
アラキ ハルオ |
30200049 |
池ノ上 将基 |
イケノウエ シヨウキ |
30200063 |
岩切 佑理可 |
イワキリ ユリカ |
30200074 |
岩根 穂乃花 |
イワネ ホノカ |
30200092 |
梅山 愛梨 |
ウメヤマ アイリ |
30200100 |
押領司 尚美 |
オウリヨウジ ナオミ |
30200124 |
大山 瑞輝 |
オオヤマ ミズキ |
30200155 |
小畑 翔 |
オバタ カケル |
30200162 |
甲斐 廉人 |
カイ レント |
30200186 |
加藤 大地 |
カトウ ダイチ |
30200232 |
北村 詩歩 |
キタムラ シホ |
30200243 |
木原 啓太 |
キハラ ケイタ |
30200281 |
古藤 凜 |
コトウ リン |
30200346 |
佐土原 雛子 |
サドハラ ヒナコ |
30200353 |
志貴 裕紀 |
シキ ユウキ |
30200409 |
杉村 拓志 |
スギムラ タクジ |
30200461 |
堂下 つばさ |
ドウシタ ツバサ |
30200506 |
時松 桃花 |
トキマツ モモカ |
30200533 |
戸高 みなみ |
トダカ ミナミ |
30200544 |
長倉 由依 |
ナガクラ ユイ |
30200568 |
長野 翔 |
ナガノ シヨウ |
30200630 |
平田 あや |
ヒラタ アヤ |
30200689 |
福田 真司 |
フクダ シンジ |
30200713 |
藤田 涼 |
フジタ リヨウ |
30200834 |
宮脇 駿介 |
ミヤワキ シユンスケ |
30200845 |
森山 友渚 |
モリヤマ ユウナ |
30200852 |
安田 龍司 |
ヤスダ リユウジ |
30200883 |
由地 紀一郎 |
ユウヂ キイチロウ |