英語 Ta2(8)

11月17日(火)3-4(10:30:-12:00)6回目でした。

対面を希望する人はメールで知らせてや。多そうなら、次回提案するね。今日も南アフリカ概論(7-8)対面の2回目をやったけど、充分にいけそうやけどね。

<今日>

①発表:コンゴの独立・コンゴ危機(宮地くん)

②発表の解説→コンゴ・エボラのまとめ

③映像:コンゴの独立・コンゴ危機→ベルリン会議・植民地分割

①の宮地くんはよくまとめてくれてました。ファイルも見易すかったし。感心しました。

アメリカの介入で惨殺されたルムンバ(小島けい画)

コンゴ・エボラのまとめ

奴隷貿易で蓄積された資本で産業革命→ヨーロッパの産業化→植民地争奪戦→世界大戦の回避のためにベルリン会議・植民地分割→二度の世界大戦→第三世界の独立→最初は押さえ込みにかかるも戦略を変更、独立の過程を邪魔して後に軍事政権を樹立して間接支配、この過程にアメリカが介入、今日話をした辺りについては、書いてまとめたのがあります。→「医学生と新興感染症―1995年のエボラ出血熱騒動とコンゴをめぐって―」「ESPの研究と実践」第5号(2006年)61-69頁。

<次回は>

①映像で→コンゴ自由国→ヨーロッパ人が来る前のアフリカ

②トーイックPart 1(残りの4題)、Part 5 (Reading)→Zoomトーイック3_R_P5解説_文法.zipを置いてるんで自分で予めやって来るとわかりやすいと思います。問題は資料①の中にもあるよ。

今日見てもらったバズル・デビッドソンのアフリカシリーズの解説です。→

「アフリカシリーズ」8巻

授業で紹介している英国人歴史家バズル・デヴィドスンが案内役のNHKのドキュメンタリー番組「アフリカシリーズ」1~8(各45分)、1983年制作。第1部は西洋諸国の侵略が始まる以前おアフリカ。第1回「最初の光 ナイルの谷」、第2回「大陸に生きる」、第3回「王と都市」、第4回「黄金の交易網」。第2部は西洋諸国の侵略が始まった頃から1980年頃まで。第5回「侵略される大陸」、第6回「植民地化への争い」、第7回「沸き上がる独立運動」、第8回「植民地支配が残したもの」。奴隷貿易で暴利を得た西洋諸国がその資本で産業革命を起こし、作った製品の市場獲得のためにアフリカ争奪戦を繰り広げ、結果的には2つの世界大戦を引き起こしたあと、大戦後は戦略を変え、「開発」や「援助」の名のもとに、国連や世界銀行などに守られながら新しい形の支配体制(新植民地体制)を築き上げている歴史を概観している。映像化されてないので、今となっては、極めて貴重な映像。

バズル・デヴィドスン

来週、また。

クラス名簿(Zoomではある方がよさそうやから、学生支援課でもらったファイルからコピーしたよ。)

2020年後期 クラス名簿(48名)(2020年10月6日現在)

61200043 イケムラ ヒロト 工学部環境応用化学科
池村 広飛 1年
61200254 ソネ ケンセイ 工学部環境応用化学科
曽根 健聖 1年
61200375 ニシムラ ハルヒ 工学部環境応用化学科
西村 春陽 1年
61200430 ハマカワ コウヘイ 工学部環境応用化学科
濱川 光平 1年
61200441 ハヤシダ カズヤ 工学部環境応用化学科
林田 和也 1年
61200476 ヒダカ ユウセイ 工学部環境応用化学科
日高 祐誠 1年
62180110 カワノ シヨウヤ 工学部社会環境システム工学科
河野 匠哉 3年
62200062 イワモト ソウマ 工学部社会環境システム工学科
岩本 颯真 1年
62200109 オオツカ コウキ 工学部社会環境システム工学科
大塚 恒輝 1年
62200213 クラヅメ トシナリ 工学部社会環境システム工学科
倉爪 駿成 1年
62200259 サトウ リヨウセイ 工学部社会環境システム工学科
佐藤 瞭成 1年
62200471 ミヤジ ユウト 工学部社会環境システム工学科
宮地 優人 1年
63200027 イイヤマ タカト 工学部環境ロボティクス学科
飯山 貴冬 1年
63200030 イガラシ レン 工学部環境ロボティクス学科
五十嵐 廉 1年
63200319 ナカシマ リク 工学部環境ロボティクス学科
中島 陸 1年
63200373 ホリタ ヒデオミ 工学部環境ロボティクス学科
堀田 英臣 1年
63200401 ミヤ ヨシエ 工学部環境ロボティクス学科
宮 佳恵 1年
63200425 モタニ ケンタ 工学部環境ロボティクス学科
茂谷 健汰 1年
63200508 ワタナベ タクヤ 工学部環境ロボティクス学科
渡辺 拓哉 1年
64200222 カミヤ ヒョウ 工学部機械設計システム工学科
神谷 彪 1年
64200271 ソノダ コウダイ 工学部機械設計システム工学科
園田 高大 1年
64200299 タカハシ コウジ 工学部機械設計システム工学科
高橋 輝至 1年
64200356 ニシダ ツバサ 工学部機械設計システム工学科
西田 大翼 1年
64200387 ハヤシ ジユンヤ 工学部機械設計システム工学科
林 隼矢 1年
64200518 ヤガサキ リユウヘイ 工学部機械設計システム工学科
矢ケ崎 龍平 1年
64200523 ヤマガ トモヤ 工学部機械設計システム工学科
山鹿 友也 1年
65160180 サイトウ タイチ 工学部電子物理工学科
齊藤 太一 4年
65200186 クロギ アヤミ 工学部電子物理工学科
黒木 彩心 1年
65200371 ナガタ ジユンペイ 工学部電子物理工学科
永田 惇平 1年
65200384 ナカタケ キヨウタ 工学部電子物理工学科
中武 杏太 1年
65200409 ハシグチ リト 工学部電子物理工学科
橋口 理斗 1年
65200418 ヒグチ レン 工学部電子物理工学科
樋口 蓮 1年
66190222 キリハラ ヒロキ 工学部電気システム工学科
桐原 拓希 2年
66190253 クリタ ワタル 工学部電気システム工学科
栗田 亘 2年
66200060 オゼキ タイセイ 工学部電気システム工学科
尾関 泰正 1年
66200183 タムラ リユウスケ 工学部電気システム工学科
田村 竜佑 1年
66200288 ニシカワ リヨウ 工学部電気システム工学科
西川 遼 1年
66200332 ヒガシ コウシロウ 工学部電気システム工学科
東 香士朗 1年
66200451 モリ カイヤ 休学 工学部電気システム工学科
森 海也 1年
67200018 アマキ ダイスケ 工学部情報システム工学科
天木 大介 1年
67200146 オシカワ リヨウ 工学部情報システム工学科
押川 陵 1年
67200184 カワバタ アオイ 工学部情報システム工学科
川畑 葵 1年
67200212 クシマ リュウヤ 工学部情報システム工学科
櫛間 龍也 1年
67200230 コバヤシ リヨウスケ 工学部情報システム工学科
小林 良輔 1年
67200294 スギモト ダイチ 工学部情報システム工学科
杉元 大地 1年
67200333 タナカ シンノスケ 工学部情報システム工学科
田中 慎乃介 1年
67200368 トダカ ヨシヒコ 工学部情報システム工学科
戸高 快彦 1年
67200528 ヨシオカ シユン 工学部情報システム工学科
吉岡 駿 1年

南アフリカ概論(木7-8)

次回は26日(木)で、来週19日(木)は月曜日振替で授業なしです。

11月12日(木)7-8(3:15-4:45)7回目でした。

提案、対面はどうやろ?:一昨日南アフリカ概論(火7-8、29名)を対面でやったけど、大きな画面で観てもらい、充分な音声で聴いてもらえてよかったけどね。次回、みんなに意見を聞いて見るね。

<今日>は

①「遠い夜明け」:ビコの葬式のあとからウッズがレソトの国境まで辿り着いた辺りまで。

ビコ役のアメリカ人俳優デンデル・ワシントン

②映画の感想を何人か

③次回発表者決定:アパルトへイト政権の誕生(牧ノ瀬くん)、アパルトへイト政策(黒木くん)

<次回は>

①「遠い夜明け」(最後まで)

ビコ(小島けい画)

②映画の感想を何人か

③発表:アパルトへイト政権の誕生(牧ノ瀬くん)、アパルトへイト政策(黒木くん)

④次回発表者決定:1955年の国民会議()、1960年シャープヴィルの虐殺()

⑤映像:ズールー人、ズールー戦争、ダイヤモンドの発見、金鉱山

⑥ハラレの話(時間があれば)

*********

北アメリカに亡命中の南アフリカの人50人ほどの前で発表した話をしましたが、雑誌に書いていますので、リンクしとくね。④は「遠い夜明け」の僕の感想です。

①→「アレックス・ラ・グーマの伝記家セスゥル・エイブラハムズ」「ゴンドワナ」10号10-23頁、1987年。

②→「セスゥル・エイブラハムズ氏への手紙」「ゴンドワナ」11号22-28頁、1988年。

③→「アレックス・ラ・グーマ/ベシィ・ヘッド記念大会に参加して」「黒人研究」58号36頁、1988年。

④→「アングロ・サクソン侵略の系譜11:アレックス・ラ・グーマの伝記家セスゥル・A・エイブラハムズ」「続モンド通信14」、2020年1月20日)

セスゥル・エイブラハムズさんと、再婚相手の娘さんレイチェル

来週、また。

クラス名簿(Campusmateからダウンロードしました。)

2020年後期 クラス名簿(32名)(2020年11月6日現在、確定名簿)

1 46190550 ナガセ ミキヒロ 教育学校小中一貫中主免(社会)
長瀬 樹潤 2年
2 50200061 イヌイ コウヘイ 農学部植物生産環境科学科
乾 公平 1年
3 50200203 ゴトウ ヒロキ 農学部植物生産環境科学科
後藤 啓貴 1年
4 50200434 ミウラ ケイト 農学部植物生産環境科学科
三浦 慶斗 1年
5 51200145 オカダ ユウナ 農学部森林緑地環境科学科
岡田 優奈 1年
6 51200396 ハシモト ナギサ 農学部森林緑地環境科学科
橋本 凪咲 1年
7 53190057 オカモト シヅキ 農学部海洋生物環境学科
岡本 姿月 2年
8 54180550 ムラカミ ユウト 農学部畜産草地科学科
村上 友斗 3年
9 54180624 オオノ アツタ 農学部畜産草地科学科
大野 篤太 3年
10 54190157 オノ ジュンペイ 農学部畜産草地科学科
小野 純平 2年
11 55190147 コンノ リュウセイ (農)獣医
金野 琉聖 2年
12 55190266 マツオカ ミヅホ (農)獣医
松岡 瑞穂 2年
13 61190063 イワキリ カズマ 工学部環境応用化学科
岩切 一真 2年
14 61190191 コタニ コウダイ 工学部環境応用化学科
古谷 航大 2年
15 63200094 ウラカワ ヤマト 工学部環境ロボティクス学科
浦川 大和 1年
16 63200216 クロキ マサト 工学部環境ロボティクス学科
黒木 雅人 1年
17 64180450 フルカワ ハルト 工学部機械設計システム工学科
古川 陽仁 3年
18 64190062 ウエヤマ シヨウタ 工学部機械設計システム工学科
上山 翔大 2年
19 64190190 キムラ イツペイ 工学部機械設計システム工学科
木村 一平 2年
20 64190242 コマツ リンタロウ 工学部機械設計システム工学科
小松 倫太郎 2年
21 64190277 シマムラ ユウ 工学部機械設計システム工学科
嶋村 悠 2年
22 64190352 ナス トモアキ 工学部機械設計システム工学科
那須 智彬 2年
23 64200189 カズモリ コウタ 工学部機械設計システム工学科
数森 皓太 1年
24 64200536 ヤマカワ リク 工学部機械設計システム工学科
山川 里玖 1年
25 65180230 サカイ マサユキ 工学部電子物理工学科
酒井 将道 3年
26 65200119 オザキ タカヤ 工学部電子物理工学科
尾崎 天哉 1年
27 65200229 コミゾ トモ 工学部電子物理工学科
小溝 睦 1年
28 65200447 マキノセ カイト 工学部電子物理工学科
牧ノ瀬 開人 1年
29 66180270 タケヨシ ケイシロウ 工学部電気システム工学科
武吉 慧史朗 3年
30 67190254 タジリ コウセイ 工学部情報システム工学科
田尻 航晟 2年
31 67190364 ニシオ キツペイ 工学部情報システム工学科
西尾 吉平 2年
32 67200171 カワゴエ ヒヨウガ 工学部情報システム工学科
川越 彪雅 1年

英語 Rb2(3)

次回は26日(木)で、来週19日(木)は月曜日振替で授業なしです。

11月12日(木)5-6(1:30-3:00)7回目でした。

提案、対面はどうやろ?:一昨日南アフリカ概論(火7-8、29名)を対面でやったけど、大きな画面で観てもらい、充分な音声で聴いてもらえてよかったけどね。次回、みんなに意見を聞いて見るね。

<今日>

①「遠い夜明け」(縮刷版)

②映画の感想を何人か

③次回発表者決定:アパルトへイト政権の誕生(岩切さん)、アパルトへイト政策(杉村くん)、1955年の国民会議(藤田くん)、1960年シャープヴィルの虐殺(誰がやってくれるんやったけ)

<次回>

①発表:アパルトへイト政権の誕生(岩切さん)、アパルトへイト政策(藤田くん)、1955年の国民会議(杉村くん)、1960年シャープヴィルの虐殺(誰がやってくれるんやったけ)

②映像:アパルトヘイト政権とアフリカ人の抵抗運動

③ジンバブエの話(時間があれば)

④アフリカシリーズ冒頭(時間があれば)

*******

今回までの歴史のまとめと②「遠い夜明け」の解説

今回までの歴史のまとめ

たくさんの人に発表してもらってテキストでも確かめたんで、だいぶはっきりして来たかな。

ヨーロッパ移住者がアフリカ人から土地を奪って課税して安価なアフリカ人労働者の一大搾取機構を打ち立てた・・・辺りまでを年代順に箇条書きにしてまとめておきます。

*1652年にオランダ人が到来
*1795年にイギリス人がケープを占領
*1806年にイギリス人が植民地政府を樹立
*1833年にイギリス人がケープで奴隷を解放
*1835年にボーア人が内陸部に大移動を開始(グレート・トレック)
*1854年頃には海岸線のケープ州とナタール州をイギリス人、内陸部のオレンジ自由州とトランスバール州をオランダ人、で棲み分ける
*南アフリカは戦略上そう重要ではなかった
*金とダイヤモンドの発見で状況が一変、一躍重要に
*1867年キンバリーでダイアモンドを発見
*1886年1ヴィトヴァータースランド(現在のヨハネスブルグ近郊)で金を発見
*1899年金とダイヤモンドの採掘権をめぐって第二次アングロ=ボーア戦争(~1902)
*イギリスの勝利。
*1910年南アフリカ連邦成立(イギリス人統一党とアフリカーナー国民党の連合政権、統一党が与党、国民党が野党)

「遠い夜明け」の解説

少々解説をしとくね。

冒頭の強制立ち退き

この映画を作ったのは監督のリチャード・アッテンボロー。「ガンジー」や「コーラスライン」で超有名な監督です。「ガンジー」でも暗殺の場面を最初に持ってきました。冒頭に典型的な場面を持って来るのが好きなようです。今回の場合は、スラムの強制立ち退きの話を南アフリカの典型的な場面として衝撃的に持って来ていました。英文テキストの中にも以下の文を紹介しています。日本語訳も貼っておきます。

******************

The bantustan policy meant that Africans were to be prevented from living permanently in the white areas. Ruthless, forced evictions took place to force ‘surplus labour’ to move from the towns to the bantustans. Crossroads outside Cape Town is only one example of this policy.

バンツースタン政策は、アフリカ人を白人地区で永住させないという意味のものでした。冷酷で、強制的な立ち退きが、「余剰労働力」を町からバンツースタンに強制的に移動させるために強行されました。ケープタウン郊外のクロスローヅはこの政策の一例です。

REFERENCE 3 参照3

We can hear the news of Radio South Africa about the 1978 Crossroads eviction in the following scene of Cry Freedom.
Newscaster: “This is the English language service of Radio South Africa. Here is the news read by Magness Rendle. Police raided Crossroads, an illegal township near Cape Town early this morning after warning this quarter to evacuate this area in the interests of public health. A number of people were found without work permits and many are being sent back to their respective homelands. There was no resistance to the raid and many of the illegals voluntarily presented themselves to the police. The Springbok ended . . .”

米国映画「遠い夜明け」の以下の場面で、1978年のクロスローヅの立ち退きについての南アフリカのラジオニュースが出てきます。
ニュースキャスター:「こちらは南アフリカラジオの英語放送です。
マグネス・レンドルがニュースをお伝えします。公衆衛生の見地から、その地域を空け渡すように勧告を出したあと、今朝早く警察は、ケープタウン郊外の不法居住地区クロスローヅの手入れを敢行しました。多くの人が労働許可証を持たず、それぞれのリザーブに送り返されています。手入れに対して全く抵抗の気配もなく、不法滞在者は自発的に警察署に出頭していました。放送を終わります・・・。」

強制立ち退きのあったところは空港のマークがある道路を挟んだ向かい側にあるCrossroadsというスラムで、冒頭の夜明けのシーンで映っていた山は海側CAPE TOWNの文字の下辺りのTable Mountain、上のケープタウンの写真で見えるtable Mountainは、ロベン島(Robben Island、ソブクエやマンデラが収容されていた監獄のある離れ島、今は観光名所の一つになってるようです。)のある北側からケープタウンを撮したものです。

ビコとドナルドウッズの出会いの場面

いつ見てもかっこいいなあと思います。当時南アフリカではロケ出来なくてジンバブエの首都ハラレで作られたんやけど、ウッヅがビコを訪れた場所には行ったことがあるんで、余計に親しみが持てるんかも。日本語字幕で観てもらったけど、英語字幕で再現しときます。

Cry Freedom_The first meeting

Woods: Steve Biko? Are you Steve Biko?
Biko: l am. l would have met you in the church, but, as you know, l can only be with one person at a time. lf a (third) person comes into the room, even to bring coffee, that (breaks) the (ban)… And the (system) – the police – are just across the road. But, of course, you would (approve) of my (banning).
Woods: No. l think your (ideas) are (dangerous), but, no, l don’t (approve) of (banning).
Biko: A true (liberal).
Woods: lt’s not a title l’m (ashamed) of, though l know you (regard) it with some (contempt).
Biko: l just think that a white (liberal) who (clings) to all the (advantages) of his white world – jobs, housing, education, (Mercedes) – is perhaps not the person best (qualified) to tell blacks how they should (react) to (apartheid).
Woods: l wonder what sort of (liberal) you would make, Mr. Biko, if you were the one who had the job, the house, and the (Mercedes), and the whites lived in (townships).
Biko: lt’s a (charming) idea. lt was good of you to come, Mr. Woods. l wanted to meet you for a long time.

Mercedesはマーサディーズと発音、意味はメルセデス・ベンツ。ドイツ車で金持ちのシンボル。医者ややくざがよう乗ってる車で、医学科の駐車場ではよう見かけるねえ。

ビコ役のデンデル・ワシントンデンデル・ワシントン

ビコと自己意識

今日映画で観たように、ビコは合法的に殺されたけど、それだけ体制に脅威だったということやろな。
裁判の中でビコがEven in this environment we must find a way to develop hope for themselves, to develop for this countryと言ってたけど、ほんとすごいよね。前の方Even in this environment we must find a way to develop hope for themselvesは僕でも言えるので、ま、授業でずっと言い続けて来たつもりやけど、あとの方to develop for this countryは、言えないもんね。この国のやってきたことを考えると、恥ずかしすぎて、国に希望を紡ごうと言う気にならんもんなあ。今日も何度も言ったけど、こう言わないといけないのは悔しいね。
自己意識については、ビコとマルコム・リトルに焦点を当てて書いたことがあります。ビコを引用して書いた部分です。

*****************

白人優位・黒人蔑視

奴隷貿易に始まる西洋諸国の侵略によって、支配する側とされる側の経済的な不均衡が生じましたが、同時に、白人優位・黒人蔑視という副産物が生まれました。支配する側が自らの侵略を正当化するために、懸命の努力をしたからです。支配力が強化され、その格差が大きくなるにつれて、白人優位・黒人蔑視の風潮は強まっていきました。したがって黒人社会は、支配権を白人から奪い返す闘いだけでなく、黒人自身の心の中に巣食った白人優位の考え方を払しょくするという二重の闘いを強いられました。アメリカ映画「遠い夜明け」で広く知られるようになったスティーヴ・ビコは、ある裁判で黒人意識運動の概念について質問されたとき、その「二重の闘い」に言い及んで、次のように述べています。

基本的に「黒人意識」が言っているのは黒人とその社会についてであり、黒人が国内で二つの力に屈していると、私は考えています。まず何よりも黒人は、制度化された政治機構や、何かをしようとすることを制限する様々な法律や、苛酷な労働条件、安い賃金、非常に厳しい生活条件、貧しい教育などの外的な世界に苦しめられています。すべて、黒人には外因的なものです。二番目に、これが最も重要であると考えますが、黒人は心のなかに、自分自身である状態の疎外感を抱いてしまって、自らを否定しています。明らかに、ホワイトという意味をすべて善と結びつける、言い換えれば、黒人は善をホワイトと関連させ、善をホワイトと同一視するからです。すべて生活から生まれたもので、子供の頃から育ったものです。[I Write What I Like (New York: Harper & Row, 1986), p. 100.神野明他訳の日本語訳『俺は書きたいことを書く』(現代企画室、 一九八八年)が出ています]

南アフリカを本当の意味で変革していくためには、先ず何よりも黒人ひとりひとりが、厳しい現状に諦観を抱くことなく、自らの挫折感とたたかい、自分自身の人間性を取り戻すべきだと、ビコは説きました。自己を同定するために自分たちの歴史や文化に誇りを持ち、次の世代に語り伝えようと呼びかけました。そして、経済的な自立のための計画を立てて、実行に移しました。

ブログに書きました。リンクしておきます。→「自己意識と侵略の歴史」

***Zoomトーイック4 再掲載******

試験直前Zoomトーイックはきつくて中止にさせてもらったけど、試験が終わってから1月末まで、たぶん7回(Part 1~Part 7各partずつインテンシブに)くらいでやれたらと思っています。用意出来たら授業でも言うんで、7日の試験でスコアをあげたい、本格的にやってみたいと思う人がいれば、どうぞ。今回参加予定やった人6名にも案内野メールを送るつもりです。メールくれれば招待状を送ります。

来週、また

クラス名簿(Zoomではある方がよさそうやから、学生支援課でもらったファイルからコピーしたよ。)

2020年後期 英語 Rb 2 (3)クラス名簿(30名)(2020年10月8日現在)

30190450 佐々木 智哉 ササキ トモヤ
30200010 足達 正修 アダチ セイシユウ
30200025 荒木 晴生 アラキ ハルオ
30200049 池ノ上 将基 イケノウエ シヨウキ
30200063 岩切 佑理可 イワキリ ユリカ
30200074 岩根 穂乃花 イワネ ホノカ
30200092 梅山 愛梨 ウメヤマ アイリ
30200100 押領司 尚美 オウリヨウジ ナオミ
30200124 大山 瑞輝 オオヤマ ミズキ
30200155 小畑 翔 オバタ カケル
30200162 甲斐 廉人 カイ レント
30200186 加藤 大地 カトウ ダイチ
30200232 北村 詩歩 キタムラ シホ
30200243 木原 啓太 キハラ ケイタ
30200281 古藤 凜 コトウ リン
30200346 佐土原 雛子 サドハラ ヒナコ
30200353 志貴 裕紀 シキ ユウキ
30200409 杉村 拓志 スギムラ タクジ
30200461 堂下 つばさ ドウシタ ツバサ
30200506 時松 桃花 トキマツ モモカ
30200533 戸高 みなみ トダカ ミナミ
30200544 長倉 由依 ナガクラ ユイ
30200568 長野 翔 ナガノ シヨウ
30200630 平田 あや ヒラタ アヤ
30200689 福田 真司 フクダ シンジ
30200713 藤田 涼 フジタ リヨウ
30200834 宮脇 駿介 ミヤワキ シユンスケ
30200845 森山 友渚 モリヤマ ユウナ
30200852 安田 龍司 ヤスダ リユウジ
30200883 由地 紀一郎 ユウヂ キイチロウ

 

南アフリカ概論(火7-8)

報告(11/11):12/8(教育の推薦入試)以外、年内のL111の予約ができました。仮予約してもらっていますので、使えるかも知れませんが。

11月10日(火)7-8(3:15-4:45)5回目でした。(1回抜けるとずいぶん空いた気がするね。)

<今日>は初めて対面でやれました。大きな画面で充分な音声、どうやったかな。準備をしてくれた國本さん、最後に消毒を手伝ってくれた人も、ありがと。

前の大きなクラスで質問などで時間がかかったり、パソコンの後片づけをしてあの時間、久しぶりでパソコンの設定でも時間を取り、結局ビコの裁判までしか観てもらえませんでした。Soweto Gospel Choirは大きな画面で観てもらいたかったので、もう一度映しました。

①「遠い夜明け」(ビコの裁判まで)、②感想少々

<次回は>

「遠い夜明け」の続き、②英文テキスト要約(澤田さん)

映画が長いし、「アフリカの蹄」も観てもらいたいので、話を併行しながら進めるね。アパルトヘイト政権の誕生のあと、アフリカ人の抵抗運動、それと日本との関係、その順序で歴史を辿るつもりです。

「遠い夜明け」の解説

少々解説をしとくね。

ビコとドナルドウッズの出会いの場面

いつ見てもかっこいいなあと思います。当時南アフリカではロケ出来なくてジンバブエの首都ハラレで作られたんやけど、ウッヅがビコを訪れた場所には行ったことがあるんで、余計に親しみが持てるんかも。日本語字幕で観てもらったけど、英語字幕で再現しときます。

Cry Freedom_The first meeting

Woods: Steve Biko? Are you Steve Biko?
Biko: l am. l would have met you in the church, but, as you know, l can only be with one person at a time. lf a (third) person comes into the room, even to bring coffee, that (breaks) the (ban)… And the (system) – the police – are just across the road. But, of course, you would (approve) of my (banning).
Woods: No. l think your (ideas) are (dangerous), but, no, l don’t (approve) of (banning).
Biko: A true (liberal).
Woods: lt’s not a title l’m (ashamed) of, though l know you (regard) it with some (contempt).
Biko: l just think that a white (liberal) who (clings) to all the (advantages) of his white world – jobs, housing, education, (Mercedes) – is perhaps not the person best (qualified) to tell blacks how they should (react) to (apartheid).
Woods: l wonder what sort of (liberal) you would make, Mr. Biko, if you were the one who had the job, the house, and the (Mercedes), and the whites lived in (townships).
Biko: lt’s a (charming) idea. lt was good of you to come, Mr. Woods. l wanted to meet you for a long time.

Mercedesはマーサディーズと発音、意味はメルセデス・ベンツ。ドイツ車で金持ちのシンボル。医者ややくざがよう乗ってる車で、医学科の駐車場ではよう見かけるねえ。

ビコ役のデンデル・ワシントンデンデル・ワシントン

冒頭の強制立ち退き

この映画を作ったのは監督のリチャード・アッテンボロー。「ガンジー」や「コーラスライン」で超有名な監督です。「ガンジー」でも暗殺の場面を最初に持ってきました。冒頭に典型的な場面を持って来るのが好きなようです。今回の場合は、スラムの強制立ち退きの話を南アフリカの典型的な場面として衝撃的に持って来ていました。英文テキストの中にも以下の文を紹介しています。日本語訳も貼っておきます。

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The bantustan policy meant that Africans were to be prevented from living permanently in the white areas. Ruthless, forced evictions took place to force ‘surplus labour’ to move from the towns to the bantustans. Crossroads outside Cape Town is only one example of this policy.

バンツースタン政策は、アフリカ人を白人地区で永住させないという意味のものでした。冷酷で、強制的な立ち退きが、「余剰労働力」を町からバンツースタンに強制的に移動させるために強行されました。ケープタウン郊外のクロスローヅはこの政策の一例です。

REFERENCE 3 参照3

We can hear the news of Radio South Africa about the 1978 Crossroads eviction in the following scene of Cry Freedom.
Newscaster: “This is the English language service of Radio South Africa. Here is the news read by Magness Rendle. Police raided Crossroads, an illegal township near Cape Town early this morning after warning this quarter to evacuate this area in the interests of public health. A number of people were found without work permits and many are being sent back to their respective homelands. There was no resistance to the raid and many of the illegals voluntarily presented themselves to the police. The Springbok ended . . .”

米国映画「遠い夜明け」の以下の場面で、1978年のクロスローヅの立ち退きについての南アフリカのラジオニュースが出てきます。
ニュースキャスター:「こちらは南アフリカラジオの英語放送です。
マグネス・レンドルがニュースをお伝えします。公衆衛生の見地から、その地域を空け渡すように勧告を出したあと、今朝早く警察は、ケープタウン郊外の不法居住地区クロスローヅの手入れを敢行しました。多くの人が労働許可証を持たず、それぞれのリザーブに送り返されています。手入れに対して全く抵抗の気配もなく、不法滞在者は自発的に警察署に出頭していました。放送を終わります・・・。」

強制立ち退きのあったところは空港のマークがある道路を挟んだ向かい側にあるCrossroadsというスラムで、冒頭の夜明けのシーンで映っていた山は海側CAPE TOWNの文字の下辺りのTable Mountain、上のケープタウンの写真で見えるtable Mountainは、ロベン島(Robben Island、ソブクエやマンデラが収容されていた監獄のある離れ島、今は観光名所の一つになってるようです。)のある北側からケープタウンを撮したものです。

ビコと自己意識

今日映画で観たように、ビコは合法的に殺されたけど、それだけ体制に脅威だったということやろな。
裁判の中でビコがEven in this environment we must find a way to develop hope for themselves, to develop for this countryと言ってたけど、ほんとすごいよね。前の方Even in this environment we must find a way to develop hope for themselvesは僕でも言えるので、ま、授業でずっと言い続けて来たつもりやけど、あとの方to develop for this countryは、言えないもんね。この国のやってきたことを考えると、恥ずかしすぎて、国に希望を紡ごうと言う気にならんもんなあ。今日も何度も言ったけど、こう言わないといけないのは悔しいね。
自己意識については、ビコとマルコム・リトルに焦点を当てて書いたことがあります。ビコを引用して書いた部分です。

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白人優位・黒人蔑視

奴隷貿易に始まる西洋諸国の侵略によって、支配する側とされる側の経済的な不均衡が生じましたが、同時に、白人優位・黒人蔑視という副産物が生まれました。支配する側が自らの侵略を正当化するために、懸命の努力をしたからです。支配力が強化され、その格差が大きくなるにつれて、白人優位・黒人蔑視の風潮は強まっていきました。したがって黒人社会は、支配権を白人から奪い返す闘いだけでなく、黒人自身の心の中に巣食った白人優位の考え方を払しょくするという二重の闘いを強いられました。アメリカ映画「遠い夜明け」で広く知られるようになったスティーヴ・ビコは、ある裁判で黒人意識運動の概念について質問されたとき、その「二重の闘い」に言い及んで、次のように述べています。

基本的に「黒人意識」が言っているのは黒人とその社会についてであり、黒人が国内で二つの力に屈していると、私は考えています。まず何よりも黒人は、制度化された政治機構や、何かをしようとすることを制限する様々な法律や、苛酷な労働条件、安い賃金、非常に厳しい生活条件、貧しい教育などの外的な世界に苦しめられています。すべて、黒人には外因的なものです。二番目に、これが最も重要であると考えますが、黒人は心のなかに、自分自身である状態の疎外感を抱いてしまって、自らを否定しています。明らかに、ホワイトという意味をすべて善と結びつける、言い換えれば、黒人は善をホワイトと関連させ、善をホワイトと同一視するからです。すべて生活から生まれたもので、子供の頃から育ったものです。[I Write What I Like (New York: Harper & Row, 1986), p. 100.神野明他訳の日本語訳『俺は書きたいことを書く』(現代企画室、 一九八八年)が出ています]

南アフリカを本当の意味で変革していくためには、先ず何よりも黒人ひとりひとりが、厳しい現状に諦観を抱くことなく、自らの挫折感とたたかい、自分自身の人間性を取り戻すべきだと、ビコは説きました。自己を同定するために自分たちの歴史や文化に誇りを持ち、次の世代に語り伝えようと呼びかけました。そして、経済的な自立のための計画を立てて、実行に移しました。

↑ホームページにはpdfをダウンロード出来るようにしてましたが、今回ブログに書きました。リンクしておきます。→「自己意識と侵略の歴史」

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カレンダー11月「いちょうと子猫」です。水、木と気温が下がるみたいで、また冬になっていくなあ。宮崎は温かいので銀杏並木のきれいなところが少ないけど、北の寒いところの銀杏並木は迫力ありそうやな。猫は寒がりなんで、こんなのんびりと二匹が銀杏並木の近くに座ってなさそうな気もするけど。それが、絵では可能なんやな。

パリなどでは第二波で大変らしいねえ。全国的にGOTO何とかを使って色々移動してるみたいやね。毎年神武さんに馬を出してる牧場の人が、神武さんはなしですが、シーガイヤの観光用の馬乗り(園内5000円、外乗15000円)がえらい繁盛してて助かってます、と言ってはったね。生協の人は、宮崎から行く人が少なくてフライトの予約などの仕事がほとんどありません、と言ってはったから、都会の人が普段は行けないシーガイヤのような豪華なホテルに押しかけてるみたいやねえ。第二波の事態にならんとええのにね。

来週、また。

クラス名簿(Campusmateからダウンロードしました。)

2020年後期 クラス名簿(29名)(2020年11月6日現在、確定名簿)

1 46190086 エンダ ミユ 教育学校小中一貫小主免(数学)
円田 未夢 2年
2 46190172 ササダ マホ 教育学校小中一貫小主免(数学)
佐々田 真帆 2年
3 46190213 サワタ キヨウカ 教育学校小中一貫小主免(国語)
澤田 京佳 2年
4 46190228 シモゾノ カズマ 教育学校小中一貫小主免(保体)
下薗 和真 2年
5 46190417 ミナミ フウカ 教育学校小中一貫小主免(英語)
南 颯香 2年
6 46190484 ヤマモト セナ 教育学校小中一貫小主免(保体)
山本 千流 2年
7 46190514 アサミ ミドリ 教育学校小中一貫中主免(理科)
淺海 碧 2年
8 46190532 イケウチ ハアト 教育学校小中一貫中主免(保体)
池内 優斗 2年
9 48190013 イワオ サヤカ 教育学校発達支援(子ども理解)
岩尾 清花 2年
10 48190028 オリタ イズミ 教育学校発達支援(子ども理解)
折田 和泉 2年
11 48190066 ヒダカ スズナ 教育学校発達支援(子ども理解)
日高 涼菜 2年
12 48190077 フジタ ノドカ 教育学校発達支援(子ども理解)
藤田 和佳 2年
13 48190080 ミキ リヨウヤ 教育学校発達支援(子ども理解)
三木 稜也 2年
14 50190032 アライ シズカ 農学部植物生産環境科学科
新井 静 2年
15 54200210 カキタ エイキ 農学部畜産草地科学科
柿田 英希 1年
16 54200287 クニモト レイナ 農学部畜産草地科学科
國本 怜奈 1年
17 61180180 カメガワ リヨウタ 工学部環境応用化学科
亀川 凌太 3年
18 61190232 サトウ ミユ 工学部環境応用化学科
佐藤 未唯 2年
19 61190346 タニグチ アリサ 工学部環境応用化学科
谷口 愛里沙 2年
20 61200177 キヨカワ シヨウゴ 工学部環境応用化学科
清川 昌吾 1年
21 63200027 イイヤマ タカト 工学部環境ロボティクス学科
飯山 貴冬 1年
22 63200463 ヤマカワ ケンシン 工学部環境ロボティクス学科
山川 健伸 1年
23 64190228 コバヤシ ケイト 工学部機械設計システム工学科
小林 恵土 2年
24 65200267 ジョウシタ トウヤ 工学部電子物理工学科
丈下 桐弥 1年
25 65200296 スワ リヨウセイ 工学部電子物理工学科
諏訪 亮成 1年
26 66200183 タムラ リユウスケ 工学部電気システム工学科
田村 竜佑 1年
27 67180080 キタムラ ケイスケ 工学部情報システム工学科
北村 圭佑 3年
28 67180230 タチヤマ カイト 工学部情報システム工学科
立山 魁人 3年
29 67200276 シオカワ ジユン 工学部情報システム工学科
塩川 諄 1年