南アフリカ概論(後期用)

12月20日

僕の今年の授業は今日で終わりで、ほっとしてるけど、今日中に書いとかないとね。

先週の13日(木)は休講いさせてもらったんで、あと1月に4回。それで、先にアパルトヘイト政権の成立を話したと、アパルトへイトの時代の白人とアフリカ人の生活を描いた「教室の中の戦士たち」を見てもらい、そのあと僕の小さい頃から高校生、大学生の頃の話、高校の教員の時の話、それから修士課程に行った兵庫教育大学の話、修士のテーマに選んだリチャード・ライトが生まれたミシシッピの話や、1985年のライトのシンポジウムで憧れのファーブルさんに会った話、そこで出会った伯谷さんに誘われてサンフランシスコの会議で発表したことや、会議のテーマに選んだ南アフリカの作家アレックス・ラ・グーマのことを聞きにカナダに行ったこと、大阪工大の非常勤講師などをしながら、1988年に宮崎医科大学に来たことなどを話をしました。最後にちらっと、セスルに誘われて1988年のラ・グーマの記念大会でラ・グーマの奥さんのブランシ夫人に会ったことなどを話をして時間切れになりました。

次回はハラレの話と、「アフリカの蹄」を観てもらおうと思います。

書いたものに追ってリンクを貼るんで、読んでや。取り敢えず、ここまで書いときます。

今日牧浦さんにやってもらえなかった英文の日本語訳もあとで貼っておきます。

余裕がなくて、英文の②や他の資料のプリントを用意出来なかったけど、年明けには用意しときます。

課題については読んで全体の講評が早う書けるとええと思うけど、2回目のために、個人的な講評を聞きたい人はいつでも時間を取るし、メールでも講評を言えるんで、遠慮無く。

折角の機会、明確な仮説を立てて、客観的に論証するという課題を自分のためにやれるとええね。

今日も、生き方の話をしたけど、僕らは学生がいて雇用されているから、やっぱり学生のために出来ることはやる、それが自然やと思う。課題をようさん読むのも大変やけど、読むのは嫌いやないみたいやし。来年70になるけど、気持ちもやることもそうかわらんみたいです。

 

南アフリカ概論(後期用)

来週13日(木)は休講です。

12月6日(書き込みは7日)

ガンジーを観てもらったあと、大きな歴史の流れと今の日本の基本的な構造について話をし、第二次世界大戦直後に生まれた僕の話を始めて時間切れ。生まれた場所や当時の様子と、行った高校の話まででした。

次回は、先に、今日もやれなかった英文(牧浦さん、次回よろしくね)と英文の解説をやったあと、僕の話の続きと、そのままジンバブエに行ったときの話を、取って来たたくさんの写真をみてもらいながら話したいと思います。

来週は休講で再来週に1回、年明けに4回で終わりなんで、少し時間配分を考えないと、ね。

あと二つの山

①アパルトヘイト政権とアフリカ人の抵抗運動、

②アパルトヘイト政権と日本の関係、アフリカ人政権成立以降現在まで。

その中で、「アフリカの蹄」も観てもらいたいし、どうしてアパルトヘイト政権を終わらせる必要性があったのかについて、みんなで考えてもらいたいし。

課題、早う読んでと思ってるけど、いろいろあってなかなか思うようにはいかないみたい。2回目に向けて意見を聞きたい人は、連絡してもらえれば、先に読んで講評は言えるんで、いつでもどうぞ。水曜日から金曜日は宮崎にいないけど、それ以外は大丈夫です。

今日来ていたのは76人、出席取ったわけやないけど、感想文を書いてもらう用紙を120刷って持って行ったら(最初は210刷って持って行ったけどね)、44枚余ってたもんね。

ガンジーの感想は次回に集めます。203人もいるのに、なんか哀しいね。そんなに受けるに値しない授業なんかな。

このブログのトップページの2018年後期の授業一覧を見てもらうとわかると思うけど、他に二つ学士力発展科目を持つつもりでシラバスまで書いてたけど、どっかが切れてシラバスも消してもらいました。

来年も持たないつもりです。3年間で3200人持ったけど、教員も学生もどっちもどっちやな、という感想で終わりそうなんは、やっぱり哀しいねえ。

次回、また。それでも、最後までちゃんとやらんとねえ。

南アフリカ概論(後期用)

11月29日

8回目、後半に入りました。

課題の確認

1回目の課題を集めました。試験にかわるものなんで、今日提出がないものは欠席扱いです。何人かは事情を聞いて来週にと言いましたが、2回目は期日に出してや。まだ提出物もあるし、最後はそれらを並べて成績をつけるけど、1回目の分は出来るだけ早く読んで、講評をブログに書くつもりです。評価を聞きたい人は、課題を前に説明できると思いますので、いつでもどうぞ。

8回目、課題を集めてから、外山くん(農)のアングローボーア戦争と、高山くん(工)のガンジーの発表を聞いて、最後に映画の冒頭だけを見てもらいました。

外山くんの発表も、高山くんの発表も詳しくておもしろかったね。外山くんは、このあとやる、アパルトヘイト政権の誕生についても話をしてくれました。

次回はガンジーの続きと、出来れば英文の残り(牧浦さん)を読み、英語の解説をしたあと、1992年に行ったジンバブエの首都ハラレの話ができればと思ってるけど、そんなに時間があるやろか。

再来週は休講です。次回もう一回確認して、掲示も出してもらうつもりです。

来週に、また。

あしたのシンポジウムのポスターをもう一回、貼っとくね。

南アフリカ概論(後期用)

11月22日

もう11月も終わり、来月が終わると今年も終わりやねえ。去年は折角レタスやブロッコリーの種を蒔いて大きくなっていたのに、植え替える余裕がなくて結局そのままになってしまったので、今年こそはとやってるけど、植え替えも中途。体のいうことがきいたら、さっさっとやれるんやろけど、鍬を使うと一週間は腰がいうこときかんし、座ってスコップを使っても今度は手首がきかんようになるし、年を取るということはこういうことなんやろな。十代の早い頃に生きるのを諦めたことにあって歯の手入れをしなかったせいで、歯は既に終活期、今週は僅かに残っている歯も左右どちらにも痛みを感じるし、恒常的に腫れたまま。寝不足が続くとその部分が痛み出す、体がSOSを出してるという意味では、それ以上はいけないように体が自分を守ろうとしてるんやろな、とは思うけど、思ってることが思うように出来ないのは事実。来年70やもんな。誰も年を取りたいと思ってるわけやないけど、そうなんやからしゃーないなあ。

課題の確認

来週11月29日(木)に1回目の課題を集めます。試験と同等なので期日に提出のない時は、未受験扱い。7回目も100人ほどしか来てなかったけど、来週は160人くらい来るんやろなあ。出されたもの全部まとめて読むんで、大体わかると思うけど、みんなに納得のいくような評価が出来るととええね。

11月22日

7回目、最初に何曲か聴いてもらったあと、1652年のオランダ人の到来から1910年の南アフリカ連邦成立までをテキストの年表を見ながら繰り返してから、原くんの金とダイヤモンドの発見についての発表。他の鉱物資源についてやアングローボーア戦争まで話をしてくれたし、地図や表もわかりやすかったねえ。発表してくれる人は、みんなすごいねえ、感服です。

曲はグレースランドの名前の由来、ポールサイモンが好きだったエルビスプレスリーのメンフィスの生家などに関する映像を観てもらってから、「グレースランドの冒頭のTownship Jive、それからLadysmith  Blackman Bazoの曲、最後にみんなで斉唱してたコシシケレリアフリカ、それと最初にAmazing Graceを聴いてもらったSoweto Gospel ChoirのAmazing Grace。それぞれなかなかおもしろい曲、楽しんでもらえたやろか。元はあるんで、いつでもコピーは可能やで。

歴史の流れについては、もう一回、年表に沿って大まかに起こったこと(たぶん)を貼っときます。

1652年オランダ人の到来

→1795年イギリスがケープに大軍(フランスに取られないように先手)・1806年ケープ植民地政府樹立

→奴隷解放・グレートトレック

→ブラッドリバーの戦い

→1854年イギリス系がケープ州、ナタール州を占有、イギリスがオランダ系のオレンジ自由州、トランスバール州の占有を許可

→1867年に金・1886年にダイヤモンドを発見

→1899-1902年第二次アングローボーア戦争

→1910年南アフリカ連邦成立

原くんが発表してくれた金とダイヤモンドの発見はそんな流れの中の極めて大きな出来事で、それまでインドへの航路の中継地という戦略的な役割しかなかった南アフリカが、工業、産業社会の重要な原材料の産地として重要視されることになって行きます。その後、ウランや希少金属も出て、ますますその重要性が高まって行きます。先進工業国のアメリカやそれを追いかけていた日本が手を出さないわけはなく、1980年代にはアメリカと日本が南アフリカとの貿易高の1番、2番を競うようになったのも当然の結果と言えます。

次回は、ガンジーとアングロボーア戦争の発表(工学部の高山くんと農学部の外山くんが発表してくれるそうです)のあと、まだ終わってない英文の続きを牧浦さんにやってもらってから、英語で解説をして、時間があれば「ガンジ-」やね。

ハラレでの話はその次になりそうやねえ。

来週に、また。

来週30日(金)のシンポジウムについてちょっと話をしてポスターを入り口に貼ったけど、ここにも貼っておくね。