英語 Ma1(2)

2020年前期 英語 Ma1(2)授業一覧 目次

今年度はすべてが普段と違いました。オンライン75分授業、学生食堂の混乱を避けるために昼休みは2時間。授業ごとに授業の記録を取り、すべてをまとめました。オンラインと対面が半々の授業でしたが、大変な1年やったと思います。ほぼ全員が参加してくれたことには本当に感謝しています。みんなの授業でもあるけど、僕の時間でもあるから。ま、当たり前のことやけど。以下の20回を書いたわけで、毎週7クラス分を書くのは、なかなかでした。

(1)英語 Ma1(2)1回目授業→1回目授業案内

(2)英語 Ma1(2)協力要請、資料一覧、資料解説、2回目授業、Zoom→2回目授業協力要請

(3)英語 Ma1(2)2回目授業に向けて→2回目授業に向けて

(4)英語 Ma1(2)2回目授業終了→2回目授業終了

(5)英語 Ma1(2)3回目授業終了→3回目授業終了

(6)英語 Ma1(2)4回目授業終了→4回目授業終了

(7)英語 Ma1(2)→対面での協力要請

(8)英語 Ma1(1)5回目授業終了→5回目授業終了

(9)英語 Ma1(2)6回目授業終了→6回目授業終了

(10)英語 Ma1(2)7回目授業終了→7回目授業終了

(11)英語 Ma1(2)8回目授業終了→8回目授業終了

(12)英語 Ma1(2)9回目授業終了→9回目授業終了

(13)英語 Ma1(2)10回目授業終了→10回目授業終了

(14)英語 Ma1(2)11回目授業終了→11回目授業終了

(15)英語 Ma1(2)12回目授業終了→12回目授業終了

(16)英語 Ma1(2)13回目授業終了→13回目授業終了

(17)英語 Ma1(2)1回目課題の講評→1回目課題の講評

(18)英語 Ma1(2)14回目授業(書けず)エイズの映像。下書きのまま、更新せず終いです。

(19)英語 Ma1(2)15回目授業(書けず)みんなからコメント。

(20)英語 Ma1(2)課題講評→最終メッセージ

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クラス名簿(学生支援課からのファイルをコピー、毎回の授業報告に貼附。)

2020年前期 英語 Ma1(2)クラス名簿

29 91200299 金城 由歩 カネシロ ユウ
30 91200301 椛島 佑太 カバシマ ユウタ
31 91200310 川久保 耀貴 カワクボ テルタカ
32 91200325 川野元 悠人 カワノモト ユウト
33 91200338 川畑 隆士 カワバタ リュウジ
34 91200349 川原 正路 カワハラ セイジ
35 91200356 木山 奈美 キヤマ ナミ
36 91200363 久池井 秀元 クチイ シユウゲン
37 91200374 栗原 知大 クリハラ トモヒロ
38 91200387 黒木 陽斗 クロギ アキト
39 91200392 黒木 謙 クロキ ケン
40 91200402 黒田 昇悟 クロダ シヨウゴ
41 91200411 古賀 旭陽 コガ アサヒ
42 91200426 児玉 紘平 コダマ コウヘイ
43 91200439 後藤 舜平 ゴトウ シユンペイ
44 91200440 後藤 大地 ゴトウ ダイチ
45 91200457 後藤 陽樹 ゴトウ ヒロキ
46 91200464 小宮 菜々子 コミヤ ナナコ
47 91200475 近藤 縁 コンドウ ユカリ
48 91200488 境 笙太郎 サカイ ショウタロウ
49 91200493 阪倉 由真 サカクラ ユマ
50 91200509 坂田 稜 サカタ リヨウ
51 91200518 坂本 総司 サカモト ソウシ
52 91200523 相良 賢汰 サガラ ケンタ
53 91200536 佐藤 伶音 サトウ レオン
54 91200547 塩谷 拓馬 シオタニ タクマ
55 91200554 地下 勇矢 ジゲ イサヤ
56 91200561 重盛 宇紀 シゲモリ タカキ

(1)1回目授業案内

連絡事項(2020/4/22/13:54現在 返信28名中17人)質問はメールでどうぞ。

* 2回目授業→5月7日2コマ目:10:15-11:30 ブログとメールで

* 2回目の授業時までに「自己紹介」をメールで提出してや。参考ファイルの「自己紹介用紙rtf」のファイルをダウンロード、出来れば写真を添付してもらえると嬉しい。(配る資料には入れるけど、手渡しなしなんでメールで。)

* 次回までに資料に目を通しておいて。→「自己紹介」、「2020年度前期 医学科1年生英語(たま)授業」、「Chapter 3 SUFFIXES: BLOOD CELLS」、「Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation」

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①自己紹介、②Covid 19、③授業予定、④課題と課題図書、⑤医学用語、⑥クラス名簿

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①自己紹介

資料に印刷物が入ってるけど、一部紹介

玉 田 吉 行(たまだよしゆき)

玉田です。たまさんか、たまちゃんでよろしく。

1949年、兵庫県生まれ。

大学が一番書く時間がありそうやなと思って30を過ぎてから転職、38歳で宮崎医科大学に。・・・・

いい出会いでありますように。

ホームページ→「ノアと三太」

奥さんの絵のブログ→「小島けい絵のブログ」、のぞいてみて下さい。

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②Covid 19

CDC (Centers for Disease Control and Prevention、米国疾病予防センター、アトランタ)の「Coronavirus (COVID-19)」は一応チェックするとええと思うね。

今回はいい機会なんで、エボラウィルスとHIVに引っかけて、世界の構図やその中の自分について考えてもらえれば嬉しいと思ってます。
今回のコロナもかなり厄介みたいやけど、エボラはbiohazard level 4という意味ではかなり厄介で、最近は毎年のように西アフリカで被害をもたらしているし、HIVはbiohazard level 2とは言え、性感染症であるだけでなく、人類史上で抗HIV製剤が一番金になるんで、人間の欲がからんで、これまた厄介。

基本になる、免疫機構と血液の資料が届きます。血液は医学用語3章でも出て来るのでその抜粋、免疫機構は高校の生物と2年生のガイトンの生理学の中間にあたるHuman Biologyからの抜粋。授業ではさっと解説しかする時間がないけど、じっくり読んどくとええと思うよ。

それとブログの「つれづれに」とホームページの「つれづれに」にも紹介してる記事を三つ、読んでっみてや→

ウェブの情報は玉石混合やけど、すっとこちらに伝わってくるのも時々。三つほどすとんと心に落ちました。

「これで『軽症』と言うのか。新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの手記」(入院患者の手記はなかなか)

「『とっとと感染しちまえ』 京大准教授、ツイートの思い」

「日本の緊急事態宣言が遅すぎる理由、コロナ最前線の米医師が戦慄の提言」(アメリカで医者になった日本の人の手記も本気度が伝わって来るね)

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③授業予定

授業自体がどうなるか先行きはわからないけど、すべてオンラインでも、途中から対面でもやれるように、大まかな予定を考えました。

1回目・2回目の授業はブログとメールで、3回目以降はZoomで双方向。

資料は「自己紹介用紙rtf」と「8版1章zip」を参考ファイルにアップロードしています。24日(金)に届けば、印刷して用意してあるのが結構あります。その資料については2回目に解説し、追加資料は授業を見ながら適宜参考ファイルに置くようにします。

<あくまで予定>

<1回目> 授業概要・自己紹介(ブログとメール)

<2回目> 授業、資料紹介、感染症全般 ;免疫機構、血液感染症(ブログとメール)

<3回目> エボラ出血熱:1995年アウトブレイク;CNN

<4回目> 医学用語1章

<5回目> エボラ出血熱:1976年アウトブレイク;アメリカ映画「 アウトブレイク」

<6回目> エボラ出血熱:コンゴ自由国→独立・コンゴ危機

<7回目> 医学用語2章

<8回目> エボラ出血熱:1995年アウトブレイク以降

<9回目> アフリカの歴史

<10回目> 医学用語3章

<11回目> HIV/AIDS; エイズの歴史

<12回目> HIV/AIDS;HIV増幅のメカニズム

<13回目> HIV/AIDS;抗HIV製剤

<14回目> 医学用語4章

<15回目> アフリカ音楽、アフリカ系アメリカ人の音楽

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④課題と課題図書

資料が届いたら、印刷物の形で確認出来るけど、抜粋を載せときます。

<課題と評価について>

課題(エセイ)二つと授業への関わり(感想文などの提出物、発表、コメント)を総合的に評価。課題二つ(100)、授業への関わりと医学用語(試験をした場合)はプラスα。

課題は二つを、1回目は6月10日(7回目)、2回目は7月22日(13回目)の授業開始時に、印刷物の形で提出して下さい。早くてもOKです。定期試験に代わるものなので、未提出の場合は未受験扱いです。期日は厳守。

課題(エセイ):仮説を立てての論証文(課題図書を最低一冊は読む)を二つ。

<発表について>

「自己紹介」、「好きなこと」、「大学で何がしたいのか」、「やりたい専門分野」、「将来の進路選択」などについて、英語で発表。アウトプットの機会にしてもらえると嬉しいです。

<エセイについて>

 エセイは自分で仮説を立てて論述的に書く科学的な論証文です。感想文ではなく、立てた仮説を客観的に論証するもので、仮説の設定の仕方、着眼点や洞察力、問題の取り上げ方や分析の仕方、論証の仕方や表現の仕方などによってレベルが決まります。

 まず、「~は~である」という仮説を立てて、それを資料など(個々の事実)を使って科学的に、論理的に証明していく具体的な例をひとつ。平和について、アフリカとエイズ、南アフリカとアパルトヘイトといった大きなテーマでは、一生かかっても論証出来ませんから、たとえば、「作田信がネオ・タウに突然殴られたのも仕方がない」というような小さな仮説を立てて論証して行く方が説得力があります。誰が読んでも納得できる、読んでなるほどなあ、と感心するものが一番やと思います。

一番多い勘違いは、調べたものをコピーぺーストして並べる、やと思います。資料は必要に応じて集めます。どの資料を拠り所にするか、どの資料を選ぶかも大事です。課題図書も資料の一つです。 折角の機会ですから、個々の事実を使って論理的にある仮説を論証する、というのをやってもらいたいと思います。

詳しくはプリントで。

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⑤医学用語

たぶん医学用語は他ではやってもらえないんで、貴重な機会になると思うよ。もちろん最終的には自分でやるんやけど、いいテキストと出会うだけでもだいぶ違うと思う。
アメリカ医学を押しつけられているんで、英語は教養やなくて、医学科生には必須、生研 (biopsy)の結果にしても電子カルテ(Electric chart)にしても英語やから、スポーツでいうなら、その競技の前提になる筋力とかと同じで、医学用語の基礎が医学の前提になるわけや。その意味で、1年の最初の時期にギリシャ語、ラテン語由来の医学英語をたたき込むのは、害にはならんと思う。

The Language of Medicineはよう出来たテキストでもうすぐ12版が出るみたいです。インプットするのは大体2200語くらい。The Language of Medicineを使うようになった経緯については退職の前の年にまとめたのがあります。一部抜粋↓

The Language of Medicine(医学用語)

医学英語に困らなくなったのは、The Language of Medicine(SAUMNDERS ELSEVIER, 8th
Edition)という分厚い医学用語の本を使い始めてからです。アーバイン1号の成田くんたちの学年です。4年生のEMPが始まってもあまりにも積極性に欠ける風にみえたので、このままやとあかんやろとはっぱをかけました。慶應大出身の石井信之くんが具体的に言ってもらわないとわかりませんと反論しましたので、横山さんがファイルを作って足りない点をたくさん指摘しました。その時点で石井くんにギアが入ってしまって、みんなをひっぱって、一年ほどかけてThe
Language of Medicineの約2200語の医学用語の定義と名前の試験を繰り返して全部覚えたようです。五年生になってからは内科の医者を引っ張って来て、毎週英語でケーススタディをやってもらっていました。その成果もあって卒業時には全員が成績上位に並んでいました。林直子さんが「一緒に励まし合うEMPの仲間がいたから、何とか三年間、続けてこられました。」と書いていましたが、うまく協力し合えた学年だったと思います。

The Language of Medicineは自習用のすぐれたテキストで、22章からなり、4章までが基本構造や接尾語、接頭語などで、それ以降は消化器系などの系からなっています。各章の最初に説明と用例があり、次の解説と練習問題でその用例に慣れ、最後に発音記号付きの必須用語が並べてあります。
「EMP9年、結果として、active learning」(「ESPの研究と実践」第11号57-67頁、2014年)

授業でも詳しく話をするけど、この大変な時期に、2200語インプットするのもええんやないか。15回しかないんで1~4章しか出来ないけど、ファイルは用意するんで22章やる人はいつでも言ってや。

(2)2回目授業協力要請

<協力要請>協力してもらえると嬉しいです。

15年ほどホームページを、5年ほどブログを授業でも使っているんで、Zoom以外でブログとメールを使って一回は授業してみたい気もするので、協力してもらえると助かります。授業が始まったら、時間を区切って、1回目に書いたことを確認したり、新たに提案した、指示したりするつもりやけど、指示をメールとこのページに終わりにある掲示板を使ってと思ってたけど、もしラインを使って双方向の遣り取りが比較的容易に出来るのであれば、誰かにそれを作ってもらえると助かります、可能やろか。僕はスマホを持ってないし、携帯も最低限しか使わないので、出来ればパソコンから入力したいけど、それも可能やろか。してくれる人はメールで連絡もらえると有り難いです。

たぶん連絡網代わりにすでにラインを作っているなら、僕もパソコンから入力する形で参加できるかな。(携帯はメールを送受信出来なくて、SMSだけ可能な設定です。)

資料一覧>手元に届いた資料を確認してや。足りない時はファイルを送るんで。

①2020年度前期 医学科1年生英語(たま) 授業(A4_8枚)、②<自己紹介>(A4_1)→(自己紹介用紙のファイルを送るか、この用紙に書いてファイルで送るか、いい方で)、③Chapter 3 Suffixes(A4_2)、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation(A4_14)、⑤Blood System(A4_4)、⑥The Language of Medicine Contents・人の免疫の仕組み(表裏A4_1)、⑦Chapter 1(A4_14)、 ⑧Chapter 1 Pronunciation of Terms(表裏A4_1)、⑨Chapter 1 演習編(表裏A4_1)、⑩Chapter 1 解答編(表裏A4_1)、⑪Chapter 2(A4_24)、 ⑫Chapter 2 Pronunciation of Terms(表裏A4_1)、⑬専門分野の名称名称(表裏A4_1)、⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature of the killer virus / Deadly ebola~ / Outbreak (1) / ⑮Outbreak (2)(表裏B4_3)、⑯Zaire in 1976 / Ebola virus outbreak (CNN)(表裏B4_1)、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~(表裏B4_1)、(抜けていた分)⑲The Language of Medicine – 8th edition Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems(A4 – 6枚)

資料解説

前回の1回目の授業で書いたー「自己紹介」、「2020年度前期 医学科1年生英語(たま)授業」、「Chapter 3 SUFFIXES: BLOOD CELLS」、「Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation」ーのは、②①③④ですが、⑤⑥も目を通しておいて下さい。

2回目授業

2回目授業>までにそれを読んでおくとわかりやすいです。やってくることも2回目に説明するね。3回目からは音声と映像を使ってやりますが、何を準備してくるかはその時に言うね。

<Zoom>

この連絡を出したあと、時間は未定やけど、Zoomの招待状を送ります。その招待状は8月31日まで使えますので、5月13日の3回目からは授業日の10分前くらいから参加出来るようにパソコンを準備しておきます。

南部さん、横山さんとは少しやってますが、授業では使ったことがないので、28日の3時から1時間ほど、気楽に話をしたりしましょう。参加する人はメールで連絡してもらえると助かります。希望者が少ない時は、前半のクラスと合同でやるかも。

なぜか僕のパソコンのカメラが機能しないので(外付けを南部さんが注文してくれてますが、今回の騒ぎで入荷がかなり遅れるそうです)、幸い僕の顔を見ないで済むと思うけど。それもあって、前回写真を載せ、自己紹介にも奥さんに描いてもらった似顔絵を貼りました。ただし、三十年以上前に描いてもらったときはほとんど白髪なし、今は写真の通りです。

たま

(3)2回目授業に向けて

<連絡事項>

① 2回目授業、5月7日(木)10:30~12:00からZoomでやります。→<①の説明>

② 2回目に向けて準備をしてや。→<②の解説>

<授業を始める前に>

Zoomに入る、②ブログのこのページ開いておく、③資料(①、③~⑩、⑬~⑲)を手元に置く

<授業では>

最初にお互いに簡単な自己紹介をして、少し話(制度や組織などについて)しようと思っています。そのあと、IーCovid-19→Ⅱー発表予定→Ⅲー課題・課題図書→Ⅳー医学用語→*次回の連絡事項、の順でやろうと考えています。詳細は→<②の解説>

<①の説明>

① Zoomの招待状です。↓同じ招待状で8月31日まで授業に参加出来る設定にしています。予め「許可」に設定してるので、自動的に入り、画面に参加した人のカメラ映像が映ってお互いの声も聞こえます。

28日に金城さん、川畑くん、黒木くんとで試しにやってみました。わからない人は3人の誰かに聞いて下さい。

南部さんにも手伝ってもらって何とかZoomが使えそうですので、2回目からZoomを使うように変更することにしました。

それと、時間的にみてブログにいろいろ考えて書く時間的な余裕がなさそうなんで。

木花の5クラスはどのクラスも医学科より人数も多く、やっと送ってもらったアドレスを使って医学科と同じようにやると今の10倍くらいの総体量です。印刷も自分でせなあかんし、制度の違いで医学科のように事務の人に配るのを頼むのが難しいし。

Ma1_2_授業の招待状

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玉田吉行さんがあなたを予約されたZoomミーティングに招待しています。

トピック: Ma1_2_授業

時間: こちらは定期的ミーティングです いつでも(入れますが、今回は5月7日10時30分、10分前くらいに入れると思います。それまでは前半のクラスが授業。)

Zoomミーティングに参加する
https://us04web.zoom.us/j/78495194834?pwd=Mnk4V3o3dXlWLzBObHY4bzNpVE1Zdz09

ミーティングID: 784 9519 4834
パスワード: 8Ph4YC

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* Lineは、パソコンからの新規登録のサービスが終わっていて僕のアカウンが作れず、僕がパソコンを使ってスマホの人たちとLineを使うのは無理なようです。川畑くん、黒木くん、金城さんがせっかく協力してを作ってくれたのに申し訳ないです。

* 小宮さんから「リアルタイムでのオンライン授業の場合、ネット環境が悪いときには見ることができないため、後からでも見ることができるように、Google Classroomなどに動画を残していただければ幸いです。」という要望もあったんで、Zoomに加えて、僕のブログ、HP、Google classroom、Line、メールを総動員してやろうと思います。

<②の解説>

IーCovid-19→Ⅱー発表予定→Ⅲー課題、課題図書→Ⅳ医学用語→*次回の連絡事項

<資料>①授業、③Chapter 3 Suffixes、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection、⑤Blood System、⑥LM Contents・人の免疫の仕組み、⑦Chapter 1、 ⑧Chapter 1 Pronunciation~、⑨Chapter 1 演習編、⑩Chapter 1 解答編、⑬専門分野、⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature~ / Deadly~ / Outbreak (1) 、⑮Outbreak (2))、⑯virus in 1976 / CNN、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~、⑲Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems

I Covid-19 <準備する資料>:③、⑲、④、⑤、⑥

③Chapter 3 Suffixes、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection、⑤Blood System、⑥LM Contents・人の免疫の仕組み、⑲Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems

<解説>

Covid-19にひっかけて、エボラ出血熱とエイズを中心に社会や歴史背景なども含めていろいろ考える機会にしてもらえればと思っていますが、病気そのものを理解するためには、免疫の仕組みと血液やリンパの流れを理解しておく必要があります。医学用語でインプットしたものを実際の読み物や映像で確かめるいい機会なんで、③、⑲、④、⑤、⑥は読んでおいて下さい。それぞれ解説したり、質問したりするつもりです

ただ、僕は文学しか頭になかった人間やし、医学の基礎どころか、化学や生物もほんとしてないんで、医学的なことを授業で取り上げるには限界もあるし、準備もそれなりに大変やったような。それでも取り上げようと思うのは、学生がいて教員が配置されてるんで、学生に必要なら、やっぱり出来ることをするのが自然、と考えたから。医学用語も同じです。僕のいうことがおかしいと思ったり、疑問が出たら、専門家に聞いてや。周りには専門家ようさんいるからねえ。

Ⅱ 発表予定 <準備する資料>:⑭、⑮、⑯、⑰、⑱

僕が一方的にしゃべるのではなく、みんなが調べて発表したり、意見をたたかわせたり出来れば一番やと思っています。次回1~10を発表してくれる人を決めるんで、積極的にやってや。7~10については聞き取りシートを資料の中に入れてあります。このあと7~10の映像ファイルと音声ファイルを参考ファイルに置いとくんでダウンロードしてやっときや。だいぶ量はあるけどね。

1 コンゴ、2 1995年のエボラ出血熱騒動、3 1976のエボラ出血熱騒動、4 コンゴの独立・コンゴ動乱、5 コンゴ自由国、6 ⑰Ebola virus~の要約、7 Outbreak (1) の聞き取り、8 Outbreak (2)の聞き取り、9 virus in 1976の聞き取り、10 CNNの聞き取り

⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature~ / Deadly~ / Outbreak (1) 、Outbreak (2)、⑯virus in 1976 / CNN、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~

Ⅲ 課題、課題図書について <準備する資料>:①

①に従って解説するんで、意見や質問があればZoomでどうぞ。

Ⅳ 医学用語 <準備する資料>資料:⑥~⑩、⑬

⑥LM Contentsで自習用にすぐれているThe Language of Medicineの概要を、Chapter 1を例に解説するね。実際にやるのは、少し先なんで、やれる人はどんどんやって行くといいと思うよ。その辺も含めて話をするつもりです。

すでに使っている人もいると思うけど、ウェブ上のフリー辞書も役に立つんで、紹介するかな。お気に入りに入れとくとええと思います。

発音:ウェブ上のフリー辞書のアドレス

「Merriam-Webster」(英英、米)

「英辞郎 on the WEB」(和英・英和)

「Dictionary of Contemporary English」(英英、英)

*次回の連絡事項①②:

①次回は3回目授業は5月13日(水)10:30-12:00いろいろ発表してもらうつもりです。

追加の資料を事務経由で届けてもらえるそうで、I: HIV・エイズ関連、II: アフリカ関連、III: アフリカ系アメリカ関連の資料を追って届けます

* きのう木花の部屋に行ったら、上質紙に印刷して用意した僕の自己紹介が机の上に残っていました。渡したもんやと思ってたけど、資料を渡せない可能性も出て来たので、木花の印刷室で印刷したあと部屋に置いてたのをすっかり忘れてました。ブログには全部紹介してないんで、次回の資料に入れておくね。

(4) 2回目授業終了

<連絡事項>

① Zoom時間制限解除!!!<①の説明>

40分制限で3回も入ってもらったりで、もたもたして申し訳なかったです。でも、初めてやれたのは何より。次回からは大丈夫やと思います。機械やから、突然切れることもあるかも知れんけど。

② 次回3回目授業:5月13日(水)10:30~12:00 10分前くらいから入れようにしときます。

③ Google Classroom使えます。Lineで連絡してもらったようにメンバーにmedのアドレスを入れて使えるようにしました。「ストリーム」の「クラスで共有….」(掲示板)で授業の感想、意見、質問など、遠慮なくどうぞ。(次回ページを開いて案内します。)

薊(あざみ):盛りの過ぎた場所もあるけど、清武川や加江田川の堤防などは盛りです。

<授業では>・・・ー簡単な自己紹介→ー発表者を決定→ー医科大学の頃の状況→ー医学用語に関して少々。

ー簡単な自己紹介:まだの人が多かったら、次回に是非。

ー発表者を決定:

1 コンゴ:塩谷、2 1995年のエボラ出血熱騒動:木山、3 1976のエボラ出血熱騒動(?)、4 コンゴの独立・コンゴ動乱:川原、5 コンゴ自由国:黒木陽斗、6 ⑰Ebola virus~の要約:川畑、7 Outbreak (1) の聞き取り:佐藤、8 Outbreak (2)の聞き取り:金城、9 virus in 1976の聞き取り:椛島、10 CNNの聞き取り:川野元

ー医科大学の頃の状況

前半のクラスの池田さん、上村さんが生まれてなくて、池田くん、上村くんが学生の頃、研究室で事務官の戸高さんか学生の誰かに撮ってもらった写真、白髪がないねえ。医科大学に来た1980年代後半、たぶん。

個人が持たされている単位を出す権限を振りかざす教官もいて、理不尽に留年させられて今も恨みに思っている人も多いそうで、学生の間に「医大村」の閉塞感が漂っている感じでした。だから、そういう時代に入って来なくてよかったね、と言いたかったんやと思う。今の感染症による閉塞感もそうやと思うけど、当たり前が実際は当たり前やないことを、医学科に入れたことも含めて、お互い感謝出来るといいね。入って来た経緯はどうあれ、これからは医者になって何が出来るか、やからねえ。その前に国家試験に通らんとあかんけどね。1割は通らない仕組みなんやから。

ー医学用語に関して少々

篠原さんのことなどを話したけど、医局からアーバインに公費でやってもらうことを辞めて、自力でUMSLEを受けてアメリカで医者をしようと決めたのは、あほな男社会の中でこれ以上いられんかったからやと思うけど、ハードな救急医をやってUMSLEを受ける人がもう一回The Language of Medicineを使ってやりたくて授業の時に使った資料を送って送って下さい、とメールして来たんやから、やっぱりThe Language of Medicineはよう出来た医学用語の本なんやで、そう言いたかったんやと思う。

授業では前期僕が1~4章、後期南部さんが5、15章をやる予定やけど、基礎の基礎やから、前期の今の時期に、医学のことをせえへんと文句を言う前に、22章分2200語余りをインプットするのがええんちゃうか。資料は用意出来ると思う。1~4章をやるときに、また。

<次回予定>

ー自己紹介→ーOn Ebola & Cong in English→ー発表→ー課題・課題図書→ー医学用語

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ー自己紹介・・・まだの人は、是非。

ーOn Ebola & Cong in English・・・発表の前に全般の事情を英語で。

European invasion→Slave trade→Industrial Revolution→Colonization→Struggle for Africa→African Division at Berlin Conference→Congo Free State→Two world wars→Independence/ Congo crisis→Mobutu dictatorship→1976 Ebola outbreak→1995 Ebola outbreak→After Mobutu dictatorship

印刷物で渡せなかった英文と日本語訳のPDFです。↓2冊書いた英文書の1冊目、入門書の1章です。読んでおくとわかりやすいです。日本語訳役に立ちましたよ、と言った梶原さん(京大で初期研修2年目)の言葉が印象に残ってるので。本気でやった人たちは、結構ハードな授業やったみたいです。なんでアフリカ、高校で読んでた力が落ちてしまう、と文句を言ってた人もいたけど、英語は手段、読むためには読まんと読めるようにならへんし、しゃべるためにはしゃべらんとしゃべれるようにはならへんで。あうとプットと、自分や自分が生きてる社会の構造なんかについて考える機会になるとええね。

The Colonization of Africa

Colonization of Africa(日本語訳)

ー発表:折角準備してくれてそうなんで、先にやろ。順番通りやないし、全部やれないかも知れんけど、やれるとこまでやろ。よろしくね。

発表順:1コンゴ(塩谷)→31976のエボラ出血熱騒動(?)→21995年のエボラ出血熱騒動(木山)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)→10CNNの聞き取り(川野元)→9virus in 1976の聞き取り(椛島)→7Outbreak (1) の聞き取り(佐藤)→8Outbreak (2)の聞き取り(金城)→6⑰Ebola virus~の要約(川畑)→1コンゴ自由国(黒木陽斗 )、4コンゴの独立・コンゴ動乱(川原)

次の発表:1976のエボラ出血熱騒動(?)、エボラ出血熱(   )

ー課題・課題図書(時間があれば)

ー医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

<①の説明>

無料のアプリを使うと40分の時間制限があり、今回の騒ぎで時間制限が解除されるサービスが提供されているので、その設定になってると思ってました。でも、教育機関などに限ってという条件があったようです。

僕が普段使ってるgmailのアドレスは教育機関でなかった、のが原因でした。それでmedのアドレスに設定を変えたら無事に時間制限が解除されたいうわけです。尾形さんも調べてサイトにアドレスを送ってくれたんやけど、教育機関の前提での解説で、僕個人のアドレスには気付きようがなかったわけです。南部さんのひらめきのお蔭です。

名誉教授には何の特典もなかったけど、死ぬまでmedのアドレスが使えるというので初めて役に立ったようです。これで、たぶん制限なしにやれると思います。尾形さんもありがと。

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医学用語の所で解説予定(再掲):ウェブ上のフリー辞書のアドレス

「Merriam-Webster」(英英、米)

「英辞郎 on the WEB」(和英・英和)

「Dictionary of Contemporary English」(英英、英)

(5)3回目授業終了

3回目、Zoomでの2回目が無事に終わってよかった、いっしょにやれることに感謝しています。ほぼ全員が揃うのも嬉しいね。

<連絡事項>

① 次回4回目授業は5月20日(水)10:30~12:00です。

<授業では>・・・自己紹介の続き→ー(日本語でさっとコンゴの解説をしたあと)、塩谷くんと椛島くん(途中)

解説はコンゴとエボラを理解するために、ヨーロッパ人が来る前のアフリカ大陸の話から奴隷貿易、産業革命、アフリカ争奪戦、ベルリン会議、二つの大戦の後の新体制という流れをさっと日本語で。時間があれば映像を交えながら英語でやれればよかったけど。↓

European invasion→Slave trade→Industrial Revolution→Colonization→Struggle for Africa→African Division at Berlin Conference→Congo Free State→Two world wars→Independence/ Congo crisis→Mobutu dictatorship→1976 Ebola outbreak→1995 Ebola outbreak→After Mobutu dictatorship

前回紹介した英文はThe Colonization of Africa、日本語訳はColonization of Africa。<テキストのアフリカ小史についてメールマガジンに書いたものです>→「アフリカ小史前半」「モンド通信 No. 63」(2013年11月10日)、「アフリカ小史後半」「モンド通信 No. 64」(2013年12月10日)

塩谷くんコンゴ、椛島くんが1976のエボラ出血熱騒動、の発表をしてくれました。

2人ともきちんと調べてたねえ。感心しました。

資料の中の“Deadly ebola virus sweeps through Zairean town”の

“Ebola is characterized by the sudden onset of fever, malaise, muscle pain, headache and diarrhea. Often, severe internal hemorrhaging occurs. Body dissolve and turn mushy – and blood flows from the eyes, nose and other organs.

“Nature of the killer virus”の

“Autopsies are very unpleasant, but once you have cleaned away the blood, you find the organs are reasonably intact,” he said.

は読み比べてみてや。

<次回>は発表の続き、最後まで行けるとええなあ。

発表:椛島くん(続き)→1995年のエボラ出血熱騒動(木山)→CNNの聞き取り(川野元)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)→1976 Outbreakの聞き取り(?)→Outbreak (1) の聞き取り(佐藤)→Outbreak (2)の聞き取り(金城)→Ebola virus~の要約(川畑)→コンゴ自由国(黒木陽斗)、コンゴの独立・コンゴ動乱(川原)

もし時間があれば

ⅡⅣー課題・課題図書(時間があれば)

ⅢⅤー医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

その次に、コンゴ自由国(   )とBiohazard Safety Level(   )とアメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?

(6)4回目授業終了

発表の準備をしてくれてる人には申し訳ないです。ただ、次回に出来る範囲内の発表者を毎回決めてやると、全体像が見えないので、最初に発表してくれる人を決めました。どうか悪しからず。進んで発表してくれて感謝しています。楽しくやれてることを祈っています。

<連絡事項>

次回5回目の授業は6月3日(水)10:30~12:00です。

<授業では>・・・椛島くん(途中から)→1995年のエボラ出血熱騒動(木山)→CNNの聞き取り(川野元)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)勘違いもあるといけないので、transcriptionを貼っておきます。

椛島くんはエボラ出血熱のことまでまとめてくれました。木山さんもしっかり準備出来てたと思います。みんなすごいねえ、感心です。

そのあと、Listening Comprehensionでなぜ首都キンシャサが危機の時に、モブツが報道陣を連れて北東部の小さな村に行ったのかについて英語で聞きました。ヒントで言いましたが、mission(この場合エボラの広がりを抑えるために派遣されたinternational medical team)の金はそっちが出すべきで、金寄こせとアピールするのに、危機的な状況にある首都を離れてテレビ取材班を連れて20年前にエボラ騒動のあった北東部の村に言ったわけやから、考えたら、凄いよね、これが先進国と少数のアフリカ人上層階級の実態、大多数の貧乏人は政治体制が変わっても、変わらず搾り取られ続けるというわけです。

バスケットをいっしょにしてたケニアのサバの話は英語で書いた2冊目の本にも書いているんで、貼っときます。農学部で醸造学の博士号を取ったあと奈良の先端技術センターにある会社に就職したようです。お別れに服部くん(何回か話に出ると思います)と3人でお昼を食べたとき、小腹がすいたと言ってたから、かなり日本語も出来るようになってたわけやね。ルヒア語が母国語、大学では英語とスワヒリ語、それに日本語やもんね。写真も貼っておきます。サバの左隣が境くんのお父さんです。

When I talked about the Kenyan situation with a student from Kenya, he made complaints about the present regime; “Before coming to Japan, I had to do five other jobs though I was a faculty member of Nairobi University. The salary at the university was too low. On the campus there were many buildings ‘under construction’ because of budget shortage. President Moi pocketed much of the ODA budget. He has a street in Hawaii. Not a house. A whole street! He has some buildings in New York City. He keeps enormous money in a Swiss bank, you know, like Marcos and Mobutu. An airport is now under construction in Mombasa, but who can use it in such a place? One of my friends wrote her graduate thesis on N’gugi, but she was imprisoned after graduation. I’m not sure whether I’ll go back to Nairobi University after returning to Kenya. Since 1992 the political mood has changed. It is possible to criticize the government, but Moi will win the election. Absolutely. Definitely.”

“Chapter 1 II-2  The creation of African new classes" in Africa and its Descendants 2Neo-colonial Stage(Yokohama: Mondo Books, 1998)

いろいろ考える機会にしてもらえると嬉しいです。

Ebola virus Outbreak (CNN)

In Zaire the deadly Ebola virus has (claimed) more than one hundred (lives). At least thirty six more are (infected) with the disease. And Gary Striker reports the (source) of Ebola still (eludes) scientists:

“A thousand kilometers north of the Ebola (outbreak), Zaire’s President Mobutu visits the town of Gimena. He arrived here from the capital where the (population) faces the (threat) of an (epidemic), now less than two hundred kilometers from Kinshasa. For the people here Ebola seems very far away, too far they would say to (affect) their lives. But until last month the world only Ebola (victims) were found in this (remote) (region). For nearly twenty years the only known (outbreaks) of Ebola have been reported here in northern and (neibouring) Sudan. But the latest (epidemic) in the southwest has (convinced) many scientists that Ebola virus is probably (lying) (dormant) over wide area of (tropical) Africa. What scientists do not know is where to find the virus between human (epidemics). When it (flares) up apparently from nowhere, spreads and kills its (victims) quickly, then disappears just as fast."

“People (speculate) whether (plants), animals, (insects) or whatever we don’t know. That’s what we really would like to know."

“Somewhere in this (fertile) and (forested) (region) the Ebola virus is carried by an animal or (insect) or maybe even a (plant). A (vector) (organism) carries the virus without (harm) to itself (eventually) passing it to a human (victim). Finding the (vector) for Ebola will be a (major) (step) in understanding the virus and (eventually) finding a way to save the lives of its (victims). The first (priority) now for the international medical team in Kikwit is to (contain) the Ebola (outbreak). Beyond that a long (process) of (investigation) and (analysis) (lies) (ahead). Months and probably years of field work to (track) down the virus on its (homeground). A mission, President Mobutu says will have to be (financed) by other countries, not his. But this is an (era) of (budgets) (cutbacks) for science. And even if money is (available) for (research) on Ebola, finding out where it (hides) and how to kill it could still be at the far end of a very long road. Gary Striker, CNN, Gimena, Zaire."

「CNNの聞き取りの穴埋めで、五つ目がたしか先生eludeって言ったんですけど、意味が繋がらないと思うんです。だけど、illusionの動詞形で、ラテン語由来の単語で、illudeってのがあって、それだと、惑わせるって意味になって通じると思うんですけど、、どうでしょうか?」と川野元くんからメールが来たんで、「to escape the perception, understanding, or grasp ofの意味のeludeやと思ってたんやけど。今までそれ以外考えたことがないんで、CNNやからシカゴ出身のアメリカ人に確かめてみるわな。」と返事。その人に聞いてみたら、eludeでええみたいでした。illudeは聞いたことがないけど、辞書にあるの?と言ってたよ。実際には使ってないみたやね。illusionはよう見るけどね。動詞の形では使わないみたい。うなぎを捕まえようとするけどにゅるにゅるしてなかなか捕まえられない感じ、とニュアンスをイメージするのにおもしろい例えを話してたな。日本語もよう出来る人で。何年か前から親しくなって、一昨年の秋にいっしょにシンポジウムをしました。

<次回>

Outbreak (1) の聞き取り(佐藤)→Outbreak (2)の聞き取り(金城)→Ebola virus~の要約(川畑)→コンゴ自由国(黒木陽斗)、コンゴの独立・コンゴ動乱(川原)

最後まで行けるとええね。1976 Outbreakの聞き取りは自分でやってみてや。次回transcriptionを貼るね。

もし時間があれば

* 課題・課題図書

* 医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

cell→tissue→organ→systemは2章で記述があるんで、その時に詳しく。

cell→histologyなどの専門家・専門分野のプリントは一度目を通しておくといいと思うよ。どっちみち、そのうち自然と覚えるけどね。基礎臨床研究棟のエレベーターには各講座の英語名を書いてあるし、もちろん大学のホームページにも講座案内の英語版も載ってるし。

* コンゴ自由国(   )とアメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?

(7)対面での協力要請

25日(月)から対面授業が始まります。

27日(水)の授業で協力してほしいことを書いとくんで、よろしくね。↓

 

1)体調不良者は出席しないこと(特別欠席)

2)マスク着用

3)教室入り口のアルコール消毒液で手指消毒

4)間隔をあけて整理番号順で指定された席に着く(養成者が出たときに濃厚接触者の対象範囲特定のため)

→火曜日に行って名札と資料を机の上に準備するつもりなんで、そこに座ってや。4月22日から始めるつもりで、予め部屋の下見をしてどういう間隔で座ればいいかは確認し、水曜日にも再度確認しました。

5)十分な換気を行う→早めに来た人で協力して、部屋と廊下の窓は開けておいてや。

6)発表予定の人(佐藤くん、金城さん、川畑くん、黒木陽斗くん、川原くん)は、ファイル(パワーポイントなど)を僕の所にメールで送って下さい。
Zoomを併用すればプロジェクターに接続するためにパソコンを付け替えたりする時間が省けるかもと思ったんやけど、一つの部屋で一斉に使うとハリングがすごくて使えないそうで諦めました。(元々遠隔に使うための仕様なんで。)
昼休みの学生食堂の混雑を避けるために75分授業を実施するので、出来るだけパソコンの付け替えとかの時間は省ける方がええんで。

今回の措置は、

2. 段階的な再開の優先順位として、遠隔授業で代替が困難な実習や、実技を伴う講義、双方向型英語授業を優先して再開する。

3. 入学以来、対面授業を経験していない一年生は優先的に対面授業を開始する。

という願いがあり、みんなを優先したいと思っての総意のようですので、お互いに協力してその気持ちに応えられるといいなあと思っています。

最後に、横山さんからのメールを添付しておきます。

*********

おはようございます。昨日の教務委員会で以下決定しました
のでお知らせです。

5月25日(月)から医学科(と看護学科)の1年生については
清武キャンパスで対面での授業が開始になります。木花キャンパス
で開講されている授業は木花の方針にしたがいます。

万が一、今後学生の感染者が出た場合は、いきなり遠隔に戻る
のではなく状況をみて判断します。

以下の点について配慮しながら授業をやってくださいとのことです。

1)体調不良者は出席しないこと(特別欠席)
2)マスク着用
3)教室入り口のアルコール消毒液で手指消毒
4)間隔をあけて整理番号順で指定された席に着く
(養成者が出たときに濃厚接触者の対象範囲特定のため)
5)十分な換気を行う

玉田先生の使用教室は301なので、前後あけて座っても席数は大丈夫
だと思います。時間割は木花の新時間割(75分授業)に従います。

(8)5回目授業終了

<連絡事項>

次回6回目の授業は6月10日訂正→2日水)10:15~11:30です。

<授業では>・・・Outbreak (1) の聞き取り(佐藤)→Outbreak (2)の聞き取り(金城)→Ebola virus~の要約(川畑)(最後に2つのtranscriptionと日本語訳を貼っときます。参考になれば嬉しいです。Outbreak (3)は、次回映像を紹介したあと、映像・音声ファイルと聞き取りシートを参考ファイルに置くんで、自分でやってみてや。

みんなよう出来るねえ。発音もそれぞれしっかりしていたし。

僕なんか行くところがなくて、それでも大学にだけは行きたかったから、夜間の英米学科という想像もしてなかった所に入って、30くらいで死ぬやろな、それまでもう一つどっかの大学にでも行ってそれで終わりかなと漠然と考えてたから、みんなのように授業にまともに出席するという概念すらも持ち合わせてなかったわけで、担当の教員からしたら、とんでもない学生やったわけや。そんな僕からしたら、みんな優等生、感謝しています?!

配った資料:①用語3章、②3章演習、③用語4章、④4章演習、⑤5章消化管の図

兎狩り事件のときの教授会での片岡さんの話や、学生運動の話もしました。大学のホームページに載っている当時の大学の写真です。神戸の東端にあった校舎は今は西の端に移転しているようです。

→HP「ノアと三太」の「つれづれに」→「2019年4月15日」

<次回>は

① 発表:コンゴ自由国(黒木陽斗)、コンゴの独立・コンゴ動乱(川原)

② (未なら)課題・課題図書、専門家・専門分野と1章解説

③ 映像:「アウトブレイク」、「ERIV6B」を少しでも。

今日少し解説したように、次々回あたりに1~4章をまとめて解説して、その後、各章のoral checkなどの時間を取ろうと思っています。大事なんは、みんながこの時期に自分でインテンシブにインプットすることやと思うんで、折角の機会やから、利用してやれるなら、予定を合わせてやってみてや。意識してもしなくても、アーバインに行った別所が「医者をしてからも医学用語は要るんで、たまさん、後輩には試験したって下さい」とアーバインから戻ってすぐに研究室に来て言ったように、やっぱり用語は要ると思う。

* アメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?『緊急救命室ER』は、当然やけど、医学用語満載で喋るスピードも速い、格好の材料やと思うで。

 

初めての対面やから、一曲みんなで聴いてもらおうと思ってたんやけど、隣の教室でも普段になく授業をやってたし、何か授業をするだけで一杯一杯、余裕なかったなあ。

2コマの授業が終わってからゆっくりと教室の片付けをし、研究室に戻って、次回に配る資料の準備をして研究室を出たのが一時間余りあと、家に戻ってお昼も食べずに敷いたままの布団の中に。昨日今日と一コマ目からだったこともあり、寝不足も続いていたからそのまま眠りに。夢の中で、今日やった聞き取りのtranscritionをブログに載せないと、そんな夢を見ていたような。病気やな。

書くのは商売だからいくらでも書けるけど、それでも7コマの授業のブログを書くのは物理的にもそれなりに結構大変。書かないでいると、何だか払えない借金がたまっていくような、嫌な気分。借金はしないと決めて、しないで来たから、「払えない借金」の感じがわかるわけはないんやけど。何書いてるんやろ。ブログは自分が勝手に決めてやってるだけで、しないといけないもんでもないのに・・・・。

初めての対面が何とか終わったのにねえ。2月10日のブログに書いた「ひよとめじろが来ています」では、例年のように学期が終わってプリント類も片付けて、印刷やら何やらぼちぼち新学期の準備に向けて、そんないつもの日常を書き留めていたのに、次に書いた4月7日の「授業が始まって大丈夫かなあ」で、日常が一変、日常が日常でなくなりました。

それでようやく対面の授業が始まったのに、何かそれでもすっきりしないのは、心が今の事態に順応していないのか。先が全く見えません。どうなるんかなあ。

Outbreak(1), (2), Ebola virus returns~

(1)

Sam: Major Salt.

Salt: Sir. May I say what an honor it is to have this opportunity to work with you in the field, sir.

Sam: Thank you. Sit down, sit down, what are your backgrounds, firstly? That’s the point. Johns Hopkins. Helicopter flight school. How many hours have you logged?

Salt: Eighty five, sir.

Sam: Married?

Salt: Yes, sir.

Sam: Good luck. You’ve never been in the field?

Salt: No, sir. But I’m fully trained and highly motivated, sir.

Sam: No, no, I’m talking about landing in the hot zone. It’s a unique situation. Have you ever seen the effects of hemorrhagic fever?

Salt: No, sir.

Casey: Allow me, sir. Major?

Salt: Yes, Major.

Casey: When the patient first gets the virus, he complaints flu-like symptoms, 'n then in two or three days, pink lesion begins to appear all over his body, along with small pustules that soon erupt with the blood and pus, a kind of milky substance….

Salt: When these particular lesions become full blown, they feel mush to the touch, there is vomitting, diarrhea, bleeding in the nose, ears, gums, the eyes’ hemorrhage, the internal organs shut down. They look….

Sam: That’s very good, Major. Ah, we’ve read that in, ah, the book, but in about sixteen hours you are about to see it.

Casey: In the flesh, so to speak.

Salt: I feel confident that I can handle anything we encounter, sir.

Sam: It’s just-one of us panics, it puts us all in danger.

Casey: And he is under direct orders not to die out there. And that’s one set of orders he’s actually planning on following.

(2)

Sam: God damn it. Isolate’im. Islate’im.

Marby : Don’t worry. It’s not airborne.

Sam: Sam Daniels,       .

Murby: Benjamin Murby. We’ve been expecting him.

Sam: We came (as) soon as we could.

Murby: Not soon enough. The village is dead.

Sam: You know the incubation period?

Murby: No, but it kills in two or three days. The mortality rate is a hundred percent.

Sam: Jesus. Could an infected person’ve gotten out of the village?

Murby: If he was dead or dying in the jungle, and it’s fifty miles to the nearest village.

Sam: The first case, patient zero?

Murby: A young man called Murazo, worked with a white man to build a, a road into Kinshasa. And when he returned, he was sick….

Sam: I see.

Murby: …and he drank from this well. From there it spreads to the entire village.

Sam: Did you identify the carrier, the host?

Murby: No. When we arrived, the boy was incoherent. He died, ah, two hours later. He couldn’t tell us how he got it.

Sam: He’s not sick?

Murby: He is a local juju man, witch doctor. He stayed in his cave a whole week.

Sam: I’d like to talk to him, too.

Murby: No, he talks to me. You see he believes that the gods were awoken from their sleep by the men cutting down the trees where no men should be, and the gods got angry. This is their punishment.

“Ebola virus returns Zaire into world’s spotlight”

Reuter (sic) in The Daily Yomiuri (May 16, 1995)

The Ebola virus outbreak in Zaire has refocused attention on the vast nation of 40 million people in the heart of Africa that has lurched from one crisis to another since independence from Belgium in 1963 (sic).

The virus, for which there is no known cure or vaccine, has killed at least 64 people.

Many Zaireans are openly angry at the government of President Mobutu Sese Seko, who has ruled unchallenged for most of the past 30 years and, according to critics, salted a way (sic) a personal fortune estimated in billions of dollars.

ザイールでエボラウィルスが発生して、1963年(原文のまま)のベルギーからの独立以来、数々の危機に揺れ動いて来た中部にあるアフリカ4000万人の広大な国に再び注目が集まりました。

治療薬もワクチンも知られていないウィルスは少なくとも64人の死者を出しました。

批評家によれば、多くのザイール人が過去30年間無投票で当選し、不正にためこんだ個人の資産が数十億ドルにのぼるといわれるモブツ・セセ・セコ大統領の政府に公然と腹を立てています。

Opposition commentators and independent journalists blame the frequency of epidemics and lack of resources to deal with them on corruption and mismanagement of the wealth of a country blessed with just about every strategic mineral known to man.

“Mismanagement of public resources that leads to poor management of the environment create opportunistic factors for the birth and spread of epidemics," lamented an editorial in the opposition newspaper Le Palmares.

“Health facilities are in a deplorable state. We have been heading for disaster for a long time," Lambaert Mende, spokesman for Zaire’s chief opposition leader Etienue Tshisekedi said.

反対派の批評家やフリーのジャーナリストは、流行病が頻繁に起こるのも、取り扱う資源が不足するのも、既知のあらゆる戦略的に重要な鉱物資源に恵まれている国の富の管理ミスと賄賂のせいだと指摘しています。

「環境の管理不備に繋がる、公共資源の管理ミスが日和見的な要因を作り出して、流行病を発生させたり、広げたりしている。」と反対派の新聞ル・パルメール(Le Palmares)の社説は嘆いています。

「医療関係施設は悲惨な状況です。私たちは長い間、大災害が起きてもおかしくない方向に向かって進んできました。」とザイールの野党指導者エティニュエ・ツィセケディ(Etinue Tshisekedi)のスポークスマン、ランバエルト・メンデ(Lambaert Mende)は言いました。

Corruption has eaten deep into the fabric of Zairean society and government and even quarantine measures announced to keep the Ebola virus from the capital of five million people are being undermined by bribery, Kinshasa city officials say.

Public workers are owed several months salary and bribery has become a way of life.

The virus is stretching Zaire’s decrepit medical services, already hard pressed, to cope with the scourge of AIDS, which has hit Zaire harder than most countries.

賄賂はザイールの社会と政府に深く染み込んでおり、500万人が住む首都をエボラウィルスから守るために発令された隔離手段でさえも賄賂がきく有様です、とキンシャサ市職員が言います。

公務員は何ヶ月分もの給料を払ってもらえず、賄賂は生活の一手段となってしまっています。

ウィルスはザイールの老朽化した医療機関に広がっており、医療機関はたいていの国よりも激しくザイールを襲っているエイズ禍の対応追われています。

Zaire’s political problems began early: Katanga, which today is the mineral-rich province of Shaba, made a disastrous attempt at secession, 11 days after independence from Belgium. It was forced back after three years of bloody conflict.

The second largest country in sub-Saharan Africa. Zaire has rich farm and watered by the Zaire river, formerly River Congo.

The country is blessed with some of the best copper deposits in the world but the engine of its economy, the state mining collosus Gecamines, has virtually ground to a halt."

Copper production dropped from a peak of 500,000 tons to under 50,000 tons in 1994. Cobalt production slumped too.

The government has dissolved three core companies in the Gecamines group and not said what will become of the state company, which generates over 70 percent of its hard currency.

ザイールの政治の問題は早くに始まりました。鉱物の豊かな現シャバ州であるカタンガ州はベルギーから独立した11日後に、不幸な結果に終わった分離工作が謀られました。その分離工作は血まみれの闘争の3年後に強行されました。

サハラ以南のアフリカで2番目に大きい国ザイールには豊かな農場があり、旧コンゴ川のザイールの川から水の恵みを得ています。

その国は世界でも有数の銅の埋蔵量を誇っていますが、経済のエンジンである国営巨大鉱山会社ゲカマイン(Gecamines)は、事実上操業を停止しています。

1994年には、銅の製造量は最盛期の50万トンから5万トン以下にまで落ち込みました。コバルトの製造量も同じようにひどく落ちみました。

政府はゲカマイン(Gecamines)グループの中の3つの中心会社を解散させ、硬貨の70パーセント以上を製造する国営会社の先行きについては言及していません。

The World Bank, International Monetary Fund and creditors led by former colonial power Belgium abandoned Zaire long ago.

With inflation running close to five digits, the government has periodically reverted to printing mountains of worthless money.

The capital Kinshasa is still recovering from waves of looting by unpaid soldiers in 1991 that forced France and Belgium to send troops to evacuate Europeans.

The United States, which propped up Mobutu during the Cold War as a bulwark against communism in Africa, has been at the forefront of pressure for democracy in Zaire.

世界銀行も国際通貨基金も旧宗主国ベルギーが仲立ちをする債権者たちも、ザイールをずっと以)前に見捨てています。

インフレ率が5桁近くなりつつあるインフレで、政府は定期的に価値のない紙幣を山のように印刷するようになっています。

首都キンシャサは、ヨーロッパ人を退去させるための軍隊派遣をフランスとベルギーに強いた、給料を払ってもらえない兵士たちによる1991年の数々の略奪行為から何とか立ち直ろうとしているところです。

アメリカは、冷戦の間アフリカで共産主義に抗する防波堤としてモブツを支援してきましたが、今は最前線に立って、ザイールでの民主主義を求めて圧力をかけています。

(9)6回目授業終了

<課題の提出延期について>・・・1回目、2回目とも課題の提出期限を延期するね。1回目はブログとメールでしかしてないし(希望が多いときは、日程的に可能ならどこかで補講)、Zoomでももたもたしたしね。課題図書の解説もするけど、資料の必要な人はいつでも連絡してや。研究室前に置いたりして渡せるようになってるし。この機会に英文をたくさん読むことをすすめます。英文はすぐには取り寄せが難しいので、プリントで読めるようにしているのが多いです。本は画像にしてるのもあるけど、プリントにはしてないな。版権の問題もあって、違法は違法でもあるんで、ちょっと遠慮してCDの形にするすることになると思うけど。

1回目6月10日(7回目)→7月1日(10回目)

2回目7月22日(13回目)→8月5日(14回目)

<連絡事項>

次回7回目の授業は6月10日(水)10:15~11:30です。

<授業では>・・・プリントの解説をしたあと、黒木陽斗くんがコンゴ自由国、川原くんがコンゴの独立とコンゴ動乱の発表をしてくれました。どっちもきちんと調べてくれてたね。発表もうまかったな。

今なら読んでおもしろいかも→「医学生と新興感染症―1995年のエボラ出血熱騒動とコンゴをめぐって―」「ESPの研究と実践」第5号(2006年)61-69頁。

プリントの解説の時に、前回話をした山本義隆さんと片岡さん、それとペンタゴンの環太平洋戦略や日米安全保障条約についても少々。

用語については、コピーして持って行ったCDの中味を説明しました。使ってもらえると嬉しいです。出来れば本を手に入れて、今の時期に一気にインプットするといいけどな。

次々回には先ず1章、その次がその次くらいに2~4章を一気にやるかな。大事なのは、一人一人が自分でやること。

自己紹介に余裕がないと思って書けなかったけど、面接希望の人はZoomでやれそうなんで、連絡をくれたら時間を調整してやれるよ。

<配ったもの>

① B4表裏2 San Francisco / 思い出のサンフランシスコ / 無関心が最もいけない /素粒子の狩人
② B4表裏8 魅惑の資源 / 誰も守ってくれない  / 「アフリカ大戦」再燃に目を  / ジンバブエ インフレ年2億~  /  コンゴ 反政府軍と~ / エボラ出血熱 アンリカを~  /  エボラ最前線の現実上 /  エボラ最前線の現実下 / 性暴力被害の~  /  無差別暴力~ / エボラ出血熱 続く闘い  / Looking back in Anger
③ B4表裏4 The colonization of Africa  /  苦しい中で対応様々 / 「アフリカシリーズ」/「ルーツ」 / Soweto Gospel Choir / ユッスー・ウンドゥール

④ B4表裏2 エボラ回復後に目から~ / “Persisitence of Ebola virus ~"

⑤ CD-R(1~4章、演習、試験)

San Franciscoは時間があればListening Comprehension Practiceを。

ゴールデンゲイトブリッジを背景に運転手さんと、1987年

「ジンバブエ インフレ年2億~」は記事で読んだインフレ率のイメージを感じてもらえたらと。

The colonization of Africaは授業で一部読みたいと思っています。

Soweto Gospel Choir / ユッスー・ウンドゥールは聴いてもらうつもりをしています。

コンゴ・エボラについての日本語の新聞記事はこれと思ったのを取っておいた分です。

<次回>は

映像を。アメリカの救急医ジョン・カーターが北東部のキサンガニの診療所にボラティに行く「ERIV6B」。新聞や雑誌の記事やニュースにも触れてもらい、いろいろも発表して貰ったあとで、観ると感じることも多いような気がするな。後編があってそれも観てもらいたいけど、75分しかないから、続きを観たい人はDVDのコピーでどうぞ。時間があれば、「アフリカシリーズ」で独立、コンゴ危機、コンゴ自由国、ベルリン会議での植民地分割、「アウトブレイク」、そんなに時間があるわけないか。行けるとこまでやな。

(10)7回目授業終了

<連絡事項>

次回8回目の授業は6月17日(水)10:15~11:30です。

<授業では>・・・

少しERの解説を英語でしてからERIX6Bを観てもらいました→ERIX6B・X解説

Papa Wembaを1曲聴いてもらいました。→Papa Wemba解説

課題図書の解説も少々。課題図書、いつでも連絡をくれれば対応するよ。遠慮なく。

<次回>は

① ERの発表(重盛くん)

② 専門分野の発音チェック

③ 1章(解説→例文→練習問題→Pronunciation of Terms 91語)

練習問題とPronunciation of Termsは前回配ったCDの中にあります。Pronunciation of Termsは日本語名も入れてプリントも配っています。例文とPronunciation of Termsはほぼ重なります(順序が違うけど、用例がほぼ同じということです。)

oral checkで答えられるくらい何回かインプット、発音練習をやってみてや。Inflammation of the glandと聞いたらadenitis、Blood protein contained in red blood cellsと聞いたらhemoglobinと即反応出来ればええと思います。

④ コンゴ・エボラの映像:「アフリカシリーズ」で独立・コンゴ危機・コンゴ自由国・ベルリン会議での植民地分割、「アウトブレイク」。→「アフリカシリーズ」・「アウトブレイク」解説

それが終わったら、ヨーロッパ人が来る前のアフリカと奴隷貿易→アメリカとエイズ、の話が出来たらと思っています。今日の様子やと、音楽もたくさん聴いてもらえるかも。

ERIX6B・X

* IX6『悪夢』(授業で観た分)・・・国際医療同盟の活動に参加していたコバッチュに助けを求められ、アフリカ・コンゴ共和国の難民キャンプでの医療支援活動に参加する。

* X1『失われた友を求めて』・・・強い意思でコンゴの激戦区に残ったコバッチュが死亡したとの連絡を受け、彼を残してきてしまった罪悪感から再びコンゴに飛び、コバッチュの生存を確認し彼をアメリカへ送った後も、自分の居場所と使命を見出しコンゴに留まる。→いつでもコピーするんで、どうぞ。

Papa Wemba

今日紹介した服部晃好くん(北海道新冠郡の新冠町立国保診療所→http://www.niikappu.jp/kurashi/sekatsu/sumai/teijyu/iryo/kokuho.htmlの勤務医)が【ケニア、タンザニアの音楽事情とリンガラ音楽について】を書いてくれてますが、その中に今日聴いてもらったPapa Wembaについても。一部載せときます。

【リンガラ音楽】

「リンガラ」という呼び方は、ケニア、タンザニアなど「外国」(日本を含む)での呼び方であり、コンゴでは単に「ルンバ(Rumba)」と呼ばれる。また、欧米では「リンガラ」よりも「スークース(Soukous)」という名称の方が一般的である。元々、リンガラというのはコンゴの商用語のことであり、コンゴ川流域にそれぞれ独自の言語を持つ民族が多数共存する状況において、特に商取引の便宜を図るために自然発生的に形成されたものと言われている。1960年のコンゴ共和国の独立後、現地で流行したポピュラー音楽の多くがリンガラ語で歌われるようになったため、ケニアやタンザニアなどでは、そうした音楽を「リンガラ(音楽)」と呼ぶようになったのである。

地元(コンゴ)の人々が「ルンバ」と呼ぶように、リンガラ音楽のルーツにはキューバ音楽がある。ただし、これは何も「リンガラ」に限ったことではなく、ナイジェリアの「ジュジュ(Ju Ju)」、ガーナの「ハイライフ(High Life)」、カメルーンの「マコッサ(Makossa)」、そして、ユッスー・ンドゥールやサリフ・ケイタの音楽等々、現代アフリカン・ポップスのベースには、たいていキューバをはじめ中米やカリブの音楽の影響があるという。「(伝統的な音楽を持つ)アフリカ人がなぜキューバ音楽を?」と不思議に思ってしまうが、キューバで生まれた本来のルンバは、アフリカから強制的に連行された奴隷たちが、休憩時間にだけ小屋で踊ることを許されていたという状況の中で生み出された、打楽器と歌(コーラス)だけで構成された(いわゆるアフリカ色の強い)音楽であるということを考えると、アフリカの人々がキューバ音楽を取り入れるのは至極当然のことであろう。キューバやカリブ諸国の(いわゆる)ラテン系音楽は、1920年代から主として白人入植者によってアフリカへ持ち込まれたが、1950年代半ばにはヨーロッパからアフリカに輸入されるラテン音楽のレコードが、コンゴを含む中部・西部アフリカにおいて非常に売り上げの大きい重要な商品であったということから、現地の人々にとってこうした(ラテン)音楽の衝撃が如何に強烈だったかが想像できる。その衝撃は、目新しい衣装をまとって突然目の前に現れたのが、実は音信不通になっていた古くからの友人であったことを知った時のようだったのかもしれない(ちなみに、この時期、ヨーロッパの大手レコード会社が次々に現地へ進出し、キューバやアメリカで既に発表されていた音楽を低コストで再生産・再発売することで、莫大な利益を上げていたという)。

現在、一般に「リンガラ」と呼ばれている音楽は、キューバン・ルンバをベースにしながら様々な民族のリズムを融合したリズム体の上に、複数のエレキ・ギターによる高音域の繰り返しフレーズが絡み合い、主に高音域で歌うヴォーカルとコーラスが載るというのが最も一般的なスタイルであり、多くの楽曲は、①ルンバ、②サカデ(Sakade)、③セベン(Sebene)という3つのパートから構成されている。①ルンバは歌やコーラスを聴かせるゆったりしたパート、②サカデはソロ・ヴォーカルとコーラスの掛け合い(コール&レスポンス)で盛り上げていくパート、そして、③セベンはダンスのためのテンポの速いパートであり、ライブでは5分、10分と続くことも珍しくない。それぞれのパートは、同じようなリズムやリフレインの繰り返しが基本であり、「リンガラ」の目的が踊ることにあるのが一目(一聴?)瞭然である。ライブにおけるヴォーカルの掛け合いやセベン・パートでのダンスは、初めて見る人にはかなり奇異に写るかもしれないが、現地では聴衆も一緒になって盛り上がるのが普通である。そして、こうした構成はまさに伝統音楽を現代の楽器を用いて再現したものであり、夜を徹して延々と繰り返しながら盛り上がり、集団でトランスに入っていくような要素も伝統音楽と同様であるように思われる。ただ、1960年代までの初期(いわゆる第一世代や第二世代)の「ルンバ」は、ゆったりとしたキューバン・ルンバのカラーが強く、楽曲も歌が中心であった。それを上記のような主としてダンスを楽しむための音楽として変革したのが、1969年に結成されたザイコ・ランガ・ランガ(Zaiko Langa Langa)であり、現在のリンガラもその延長線上にあると言える。そして、そのザイコ・ランガ・ランガの中心人物であり、現在も「リンガラ」のシンボル的存在であるのが、欧米や日本でも有名なパパ・ウェンバである。

近年のコンゴの混乱を反映してか、現在のコンゴのリンガラ・シーンは1970~80年代の全盛期に比べてずいぶん沈滞しているという。しかし、ラップの要素なども取り入れた新たなスタイルも生み出されており、特に中部・東部アフリカにおいては依然として最も影響力の強い音楽であることは間違いない。

パパ・ウェンバ Papa Wemba –<リンガラ・ポップの伝道師>

中央アフリカに位置するザイールからアフリカ各地へと広まっていったリンガラ・ポップ、このサウンドをアフリカからヨーロッパへ、そして世界中へと広めていった伝道師の役目を果たしたのが、ヴィヴァ・ラ・ムジカを率いて何度も日本を訪れているパパ・ウェンバです。彼はミュージシャンとして、ザイールの音楽シーンを引っ張っただけでなく中央アフリカ最大の都市キンシャサという大都会に住む若者たちのファッション・リーダー、トレンド・リーダーとして、そのライフ・スタイルにまで影響を与える存在でした。そのサウンドは都会の文化、ストリートから生まれた数少ないアフリカン・ポップスと言えます。

「アフリカシリーズ」

「アフリカシリーズ」8巻

授業で紹介している英国人歴史家バズル・デヴィドスンが案内役のNHKのドキュメンタリー番組「アフリカシリーズ」1~8(各45分)、1983年制作。第1部は西洋諸国の侵略が始まる以前おアフリカ。第1回「最初の光 ナイルの谷」、第2回「大陸に生きる」、第3回「王と都市」、第4回「黄金の交易網」。第2部は西洋諸国の侵略が始まった頃から1980年頃まで。第5回「侵略される大陸」、第6回「植民地化への争い」、第7回「沸き上がる独立運動」、第8回「植民地支配が残したもの」。奴隷貿易で暴利を得た西洋諸国がその資本で産業革命を起こし、作った製品の市場獲得のためにアフリカ争奪戦を繰り広げ、結果的には2つの世界大戦を引き起こしたあと、大戦後は戦略を変え、「開発」や「援助」の名のもとに、国連や世界銀行などに守られながら新しい形の支配体制(新植民地体制)を築き上げている歴史を概観している。映像化されてないので、今となっては、極めて貴重な映像。

「アウトブレイク」

アウトブレイク (Outbreak) は1995年制作のアメリカ映画。アフリカからアメリカに持ち込まれた非常に致死性の高いウィルスに立ち向かう人々を描いたサスペンス。

1967年、アフリカで内戦に参加していたアメリカ軍の部隊が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。軍は隠蔽のため部隊のキャンプを気化爆弾で消滅させた。

そして現在、アフリカの小さな村が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。CDCのダニエルズ大佐の調査で、正体が判明した。

そんな折、アフリカから一匹のサルがアメリカに密輸入された。密売人のジンボは、町のペットショップに売りつける事に失敗し、やむなくサルを森に放した。その後、そのサルに関わった、ジンボや周辺の人々が原因不明のウイルス感染で次々と死亡。感染が広まったシーダークリークという町は大混乱に陥った。ダニエルズは調査を進めていく中、原因不明のウイルスの謎に迫っていく事となる。

一部は観てもらうつもりやけど、観たい人はコピー、いつでもどうぞ。

(11)8回目授業終了

<連絡事項>

次回9回目の授業は6月24日(水)10:15~11:30です。

授業では>・・・

① ERの発表(重盛くん)、ERIのカーターの初日の場面

重盛くんの発表が堂に入ってたんで、つい、Vシリーズのヘリで搬送される救急の場面も少々紹介しました。

② 専門分野の発音チェック

<次回>は

① 1章をさっと。

② oral check(試しに。どれくらいやって来てくれるやろな。)

③ 課題図書の解説

⑤ コンゴ・エボラの映像:「アフリカシリーズ」で独立・コンゴ危機・コンゴ自由国・ベルリン会議での植民地分割、「アウトブレイク」。

コンゴ・エボラが一段落したら

みんなの感想・意見・要望など、一人一人から聞きたいねえ。

先週は

地域資源創成学部がトーイックの学内試験の中止予定を覆して、オンラインテスト受験を決定(学生にも実際に英語を担当している教員にも連絡なし)したんで、急遽Zoomトーイックを実施、その準備で、前7クラスのブログも書けないほど追いまくられました。

結局、Zoomトーイックを金曜日に時間外で実施、10時から2クラスの合同20人ほどで、2時間半。

地域の対応には、に学生一人一人のこと考えてへんなという思いしかないけど、学部でも説明会を実施、医学科では対面をすでに4週間実施、部活動も開始、の状況からすれば、可能かも。でも、オンラインに関してももっとやることをやってかから、やっぱりもう少し延期が妥当、と思う。

ただ、受験をしないといけない立場からすれば、(お互いに)文句だけ言ってても時間を大事にしてるとは言えないんで、(僕が)割り切って、折角の機会を利用せんと馬鹿みたい→急遽過去問を作り・Zoomトーイック(金曜日の分)を実施、となった次第。

地域の2年生と

僕から・・・

ま、一週間大変やったから余計にそう思うんかもしれんけど、一度中止にしといて、オンラインで受けさせると決めたみたいやね。
まだ学生にも担当者にも連絡してないみたいやけど。
学生ひとりひとりを見てたら、そんな決定出来るわけないと思うけどなあ。今回はひどいね。ま、普段の態度が増幅されて現象化するんやろな。

医学科の学部長の片岡さんは、執行部から医学部は勝手にやれと言われて、4月の初めから上級生はオンラインを始め、1年生は4月22日から。2週間後、入学後対面授業を経験していない1年生を優先する、と上級生の対応も指示した後、対面を開始、もう4週が過ぎて、きのう辺りから、クラブ活動も始めたみたい。
入学後対面授業を経験していない1年生を優先する、には久しぶりに感激したね。

入谷さん(学部長)は、オンラインの努力もせず、課題だけ出して基準も示さず、あとのフォローもせず、本一冊のスキャンも判読しがたいお粗末さ、だから、中止の決定を急遽覆してオンライン受験、なんでこんなに違うんやろな。
たまたま医学科と木花の授業を同時並行で7クラス持ってるから、自然に見えてくる世界が、何ともわびしいね。

2年生から・・・

やはり、始めは中止の方向でしたよね。TOEICのように成績に影響する試験は、変更無し、変更するとして1か月は準備期間を設けてほしいものです。課された以上やり切るしかないですが、何とも言えない気持ちになります。嘆いてもしょうがないのですが。
流れを変える発言ができる方がいらっしゃるとは、羨ましいです。地域学部の先生は個々が強いので、そういった方は放置、という雰囲気なのかな。という印象を持っています。あくまで私個人の感覚ですが。もう私たちが声を上げるしかないのかもしれません。入谷先生の件は、成績次第で成績の基準等を訊ねてみようと思います。
何人かとそんな遣り取りをしました。

紫陽花(小島けい画)もそろそろ終わりかなあ。

(12)9回目授業終了

<連絡事項>

* 次回は1回目課題提出です。

* 2章は次々回にやるんで、準備してや。1回目の課題に追われてる人もいそうやし、次回2章をやりますと確認してなかったような気もするし。

* 次回10回目の授業は7月1日(水)10:15~11:30です。

授業では>・・・

① 1章。

CDで配ってあるファイルの練習問題はやっときや。他の章にも言えるけど、なかなかよう出来た練習問題やで。

② oral checkを少しだけ。

③ 西アフリカの音楽を紹介。→Youssou N’dour

(授業や自粛期間の感想などを聞きたいと思ってたんやけど、前半のクラスで何人かに聞いた印象屋と、あんまり話したそうでなかったんで、最終授業に、と考えてやめました。)

<次回>は

① 課題図書の解説

② コンゴ・エボラの映像:「アフリカシリーズ」で独立・コンゴ危機・コンゴ自由国・ベルリン会議での植民地分割

③ ザイールのその後。

(小島けい画)

すでに配ってあるプリントBasil DavisonのZaire’s Turmoil Inviites an Afrian Solution、Julius Nyerereの」Pushing Kabila on early election unrealistic、それに追加資料で配ったMike TidwellのLooking Back in Anger: Life in Mobutu’s Zaireは読んでおくとわかりやすいです。DavisonとNyerereはアメリカ英語でないのんで、ちょっと読みにくいかも。

(小島けい画)

④ 映像:「アウトブレイク」

授業で、また。

Youssou N’dour

Youssou N’dour【ユッスー・ンドゥール】

西アフリカ、セネガルのミュージシャンで、現代アフリカ音楽最大のスターの一人。

1959年、首都ダカールのグリオ(古くから伝わる音楽や思想を伝承する語り部)の家系に生まれ、10代前半からプロとして活動を始める。1979年、自ら率いるバンド「エトワール・ド・ダカール」を結成。中南米(特にキューバ)の音楽にセネガルの伝統的なリズムを融合し、ウォロフ語(セネガルで最も広く話されている現地語)のヴォーカルをのせた「ンバラ」という洗練されたスタイルを打ち出しセネガルのスターとなる。80年代に入りフランスを中心にその実力が評価され、1984年には初のヨーロッパ・ツアーが実現。その途中、イギリス公演でピーター・ガブリエルと出会い、彼のソロアルバム(「SO」)及びアメリカツアーへの参加、WOMADフェスティバルという民族音楽の祭典などへの出演のほか、世界デビュー・アルバム「ネルソン・マンデラ」の発表、そしてポール・サイモンのアルバム「グレイス・ランド」への参加などによって、一気に世界中にその名が知られるようになる。その後、欧米のレコード会社から自身のアルバム(「THE LION」、「SET」、「eyes open」、「The Guide」、「Joko」)などを発表するとともに、スティングやブルース・スプリングスティーンら様々なアーティストのコンサートやアルバムにも参加し、その評価を不動のものにしている。日本にも1986年以降たびたび来日してコンサートを行っているほか、坂本龍一やDreams Come Trueなどともコラボレーションしている。(現在、ホンダ「ステップ・ワゴン」のCMでは、彼の歌う「オブラディ・オブラダ」(原曲はもちろんビートルズ)をバックに、「コドモト イッショニ ドコヘイコウ?」という彼のナレーションも流れているので、その声を聞いたことがある人も多いはず)

南アのアパルトヘイトを題材にした「ネルソン・マンデラ」の例を見るまでもなく、ユッスーの歌にはメッセージ性の強いものが多い。アフリカの民衆を食い物にしてきた先進国や自国の指導者達への批判、女性の解放、児童労働、環境問題、青少年の飲酒や覚せい剤汚染等々、現代のアフリカが抱えるありとあらゆる問題が彼の歌のテーマになっている。これについて彼は、「音楽には特別のパワーがあるが、メッセージを伝えるものでなければ意味がない。僕の母親は、物語を歌い聴かせるグリオだった。僕もグリオでありたい。それも、王や貴族のために語るグリオではなく、世界の人々にアフリカのことを語って聴かせ、教育やコミュニケーションの役割を果たす、身近でモダンなグリオになりたいんだ」と語っているが、そうしたメッセージを歌にのせるだけではなく、15年以上にわたってアムネスティ・インターナショナル、ユニセフ、UNAIDSなどの組織を支援する様々な活動にも協力しており、現在もILOの反児童労働キャンペーンの名誉大使に任命されている。

天性のヴォーカルとステージ・パフォーマンスの素晴らしさ、そして、こうした意識の高さを反映した歌と行動の力強さが、アフリカのみならず世界中の人々の共感を得る理由なのではないだろうか。(服部晃好)

(13)10回目授業終了

<連絡事項>

* 次回2章をやります。CDで渡した練習問題もやりや。

* 次回11回目の授業は7月8日(水)10:15~11:30です。

授業では>・・・

① 1回目の課題を集めました。早う読んで講評が書けるとええけどね。自分の書いたものについて聞きたいときや、2回目用の資料で役に立てそうなら、いつでも連絡してや。

② 課題図書のと、ザイール崩壊直後のデヴィドスンとニエレレの新聞記事の解説をしながら意識の話(white supremacy, black inferiority)もしました。→自己意識

(小島けい画)

③ 映像:独立・コンゴ危機

④ Youssou N’dourのを2曲→Youssou N’dour

<次回>は

① 2章

② 次々回から、用語をやったあと、アフリカ・アフロアメリカとエイズの2本立てで行く予定。The colonization of Africaの要約と、エイズでも発表してもらいたいのでその予定も決めたいと思います。今日配ったエイズのプリントは目を通しといてや。アメリカで最初のエイズ患者がでた報告記事The History of AIDS Discoveryなど何個かの記事や、エイズ会議やエイズ治療薬なんかで発表してもらえればと思っています。

③ 「アフリカシリーズ」で植民地分割や植民地化など→ヨーロッパ人が来る前のアフリカ(黄金の交易網、砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、スワヒリ商人、東アフリカ)をざっと紹介したいと思います。

授業で、また。

自己意識

自己意識の大切さを説いた公民権運動の指導者マルコムXと反アパルトヘイト運動の指導者スティーヴ・ビコについて書いたことがあります。→「自己意識と侵略の歴史」(「ゴンドワナ」19号10-22頁、1991年)一部貼っておきます。

スティーヴ・ビコについて

奴隷貿易に始まる西洋諸国の侵略によって、支配する側とされる側の経済的な不均衡が生じましたが、同時に、白人優位・黒人蔑視という副産物が生まれました。支配する側が自らの侵略を正当化するために、懸命の努力をしたからです。支配力が強化され、その格差が大きくなるにつれて、白人優位・黒人蔑視の風潮は強まっていきました。したがって黒人社会は、支配権を白人から奪い返す闘いだけでなく、黒人自身の心の中に巣食った白人優位の考え方を払しょくするという二重の闘いを強いられました。アメリカ映画「遠い夜明け」で広く知られるようになったスティーヴ・ビコは、ある裁判で黒人意識運動の概念について質問されたとき、その「二重の闘い」に言い及んで、次のように述べています。

基本的に「黒人意識」が言っているのは黒人とその社会についてであり、黒人が国内で二つの力に屈していると、私は考えています。まず何よりも黒人は、制度化された政治機構や、何かをしようとすることを制限する様々な法律や、苛酷な労働条件、安い賃金、非常に厳しい生活条件、貧しい教育などの外的な世界に苦しめられています。すべて、黒人には外因的なものです。二番目に、これが最も重要であると考えますが、黒人は心のなかに、自分自身である状態の疎外感を抱いてしまって、自らを否定しています。明らかに、ホワイトという意味をすべて善と結びつける、言い換えれば、黒人は善をホワイトと関連させ、善をホワイトと同一視するからです。すべて生活から生まれたもので、子供の頃から育ったものです。[I Write What I Like (New York: Harper & Row, 1986), p. 100.神野明他訳の日本語訳『俺は書きたいことを書く』(現代企画室、 一九八八年)が出ています]

マルコムXについて

白人支配の体制に闘いを挑む前に、先ず自己意識の変革をと唱えたのは、もちろんビコだけではありません。ビコに大きな影響を及ぼしたアメリカ公民権運動の指導者の一人、マルコムXも同じようなことを言い、経済的に自立するための企画を試みました。マルコムはあらゆる機会を利用して、黒人自身の自己意識の変革の必要性を説きました。暗殺される直前の一九六五年一月二十四日の集会では、アメリカ黒人の歴史についての話をしています。奴隷船でアフリカから連れて来られる以前に、アフリカにいかに豊かな文化があったか、いかに自分たちの祖先が優れた人々であったか、又、いかに巧妙な手段を使って白人たちが黒人に白人優位の考え方を植えつけてきたか、そして今、自分たちが何をしなければならないのかなどを語りました。マルコムは、翌月に予定されていた「黒人歴史週間」やアメリカ黒人の呼び方「ニグロ」の欺瞞性を厳しくただして、次のように言っています。

なかでも、特に質の悪いごまかしは、白人が私たちにニグロという名前をつけて、ニグロと呼ぶことです。そして、私たちが自分のことをニグロと呼べば、結局はそのごまかしに自分が引っ掛かっていることになってしまうのです。……私たちは、科学的にみれば、白人によって産み出されました。誰かが自分のことをニグロと言っているのを聞く時はいつでも、その人は、西洋の文明の、いや西洋文明だけではなく、西洋の犯罪の産物なのです。西洋では、人からニグロと呼ばれたり、自らがニグロと呼んだりしていますが、ニグロ自体が反西洋文明を証明するのに使える有力な証拠なのです。ニグロと呼ばれる主な理由は、そう呼べば私たちの本当の正体が何なのかが分からなくなるからです。正体が何か分からない、どこから来たのか分からない、何があなたのものなのかが分からないからです。自分のことをニグロと呼ぶかぎり、あなた自身のものは何もない。言葉もあなたのものではありません。どんな言葉に対しても、もちろん英語に対しても何の権利も主張できないのです。[『マルコムX、アメリカ黒人の歴史を語る』 Malcolm X on Afro-American History (New York: Pathfinder, 1967), p. 15]

Youssou N’dour

Youssou N’dour【ユッスー・ンドゥール】

西アフリカ、セネガルのミュージシャンで、現代アフリカ音楽最大のスターの一人。

1959年、首都ダカールのグリオ(古くから伝わる音楽や思想を伝承する語り部)の家系に生まれ、10代前半からプロとして活動を始める。1979年、自ら率いるバンド「エトワール・ド・ダカール」を結成。中南米(特にキューバ)の音楽にセネガルの伝統的なリズムを融合し、ウォロフ語(セネガルで最も広く話されている現地語)のヴォーカルをのせた「ンバラ」という洗練されたスタイルを打ち出しセネガルのスターとなる。80年代に入りフランスを中心にその実力が評価され、1984年には初のヨーロッパ・ツアーが実現。その途中、イギリス公演でピーター・ガブリエルと出会い、彼のソロアルバム(「SO」)及びアメリカツアーへの参加、WOMADフェスティバルという民族音楽の祭典などへの出演のほか、世界デビュー・アルバム「ネルソン・マンデラ」の発表、そしてポール・サイモンのアルバム「グレイス・ランド」への参加などによって、一気に世界中にその名が知られるようになる。その後、欧米のレコード会社から自身のアルバム(「THE LION」、「SET」、「eyes open」、「The Guide」、「Joko」)などを発表するとともに、スティングやブルース・スプリングスティーンら様々なアーティストのコンサートやアルバムにも参加し、その評価を不動のものにしている。日本にも1986年以降たびたび来日してコンサートを行っているほか、坂本龍一やDreams Come Trueなどともコラボレーションしている。(現在、ホンダ「ステップ・ワゴン」のCMでは、彼の歌う「オブラディ・オブラダ」(原曲はもちろんビートルズ)をバックに、「コドモト イッショニ ドコヘイコウ?」という彼のナレーションも流れているので、その声を聞いたことがある人も多いはず)

南アのアパルトヘイトを題材にした「ネルソン・マンデラ」の例を見るまでもなく、ユッスーの歌にはメッセージ性の強いものが多い。アフリカの民衆を食い物にしてきた先進国や自国の指導者達への批判、女性の解放、児童労働、環境問題、青少年の飲酒や覚せい剤汚染等々、現代のアフリカが抱えるありとあらゆる問題が彼の歌のテーマになっている。これについて彼は、「音楽には特別のパワーがあるが、メッセージを伝えるものでなければ意味がない。僕の母親は、物語を歌い聴かせるグリオだった。僕もグリオでありたい。それも、王や貴族のために語るグリオではなく、世界の人々にアフリカのことを語って聴かせ、教育やコミュニケーションの役割を果たす、身近でモダンなグリオになりたいんだ」と語っているが、そうしたメッセージを歌にのせるだけではなく、15年以上にわたってアムネスティ・インターナショナル、ユニセフ、UNAIDSなどの組織を支援する様々な活動にも協力しており、現在もILOの反児童労働キャンペーンの名誉大使に任命されている。

天性のヴォーカルとステージ・パフォーマンスの素晴らしさ、そして、こうした意識の高さを反映した歌と行動の力強さが、アフリカのみならず世界中の人々の共感を得る理由なのではないだろうか。(服部晃好)

(14)11回目授業終了

<連絡事項>

* 次回12回目の授業は7月15日(水)10:15~11:30です。

授業では>・・・

学生の授業を受ける姿勢や教員の学生に対してやるべきこととか、あれこれ話をしたんで、残りの30分で駆け足で2章をやっただけ。あと4回やね。

3章、4章と、エイズについてと、ヨーロッパ人が来るまでのアフリカと奴隷貿易を少々、それだけはやりたいと思っています。

最後の時間は、一人一人からいろんな話を聞きたいです。

7月15日(12回目)→<次回>

7月22日(13回目):3章、エイズ

8月5日(14回目):4章、エイズ

8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

<次回>

① エイズに関しての発表者を決める:

The History of AIDS Discovery(     )

Human Biology(     )

Disrupting the Assembly Line

世界エイズ会議(     )

エイズ治療薬(     )

② The Colonization of Africa:1~2ページのPrecolonial AfricaとFirst

colonialistsをやりたいけど、誰か要約やらへんか。やってくれる人がいたらメールしてくれへんかな。いない場合でも、本文を読んで来てや。僕がさっと紹介するか、誰かに要約をやってもらったあと、「アフリカシリーズ」でヨーロッパ人が来る前のアフリカ(黄金の交易網、砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、スワヒリ商人、東アフリカ)をざっと紹介したあと、「ルーツ」で奴隷貿易を少々紹介したいと思っています。「ルーツ」はすでにプリントを配ってあるんで読んどいてや。

貿易の中心地と栄えていたタンザニア沖合の島キルワ、1505年に廃墟に。

アフリカ系アメリカ人作家のアレックス・ヘイリーが、叔母から聞いた話を元に図書館などで調べ、7世代遡って西アフリカのガンビアのジュフレ村から連れて来られた先祖クンタ・キンテを突き止め、実際に村に行って村の歴史を語るグリオの口からその名前を確かめ、それを小説「ルーツ」に書いたそうです。


30周年記念版表紙

1977年にハリウッドでテレビ映画化され大ヒット、翌年には日本でも放映されたようです。高校の教員をしていた頃で、テレビを持ってなかったんで放送されてたことも知らなかったけど、1983年、大阪工大で非常勤を始めた時に初めて先輩の録画してたビデオを見せてもらい、その存在を知りました。12時間の長い番組で、30周年記念に第1部がDVDで発売されたものの、第2部は今となっては貴重な映像となりました。第1部はクンタの誕生から南北戦争で奴隷でなくなった辺りまで、第2部はそれ以降、著者がジュフレ村を訪ねる所まで。いつでもコピーは可能です。

ROOTS – Airdate January 23, 1977. (Photo by ABC Photo Archives/ABC via Getty Images) EDWARD ASHER;LEVAR BURTON

来週、また。

(15)12回目授業終了

<予定確認>

7月22日(13回目):3章、エイズ

その次の4章も、基礎の基礎なんで、この時期、授業に合わせてでもやっときや。

8月5日(14回目)4章:エイズ

8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

授業では>・・・

① エイズについての解説を少々、発表者決め:The History of AIDS Discovery(黒木ぁくん)、Human Biology(佐藤くん)

② The Colonization of Africa:Precolonial AfricaとFirst colonialistsの英語での解説と映像。

<次回>

① 3章

② The History of AIDS Discovery(黒木ぁくん)、Human Biology(佐藤くん)、Disrupting the Assembly Line(希望者がいたらやってや、いなければ、僕がさっと)

世界エイズ会議(     )、抗HIV製剤を巡っての欧米の製薬会社の動向(     )について誰か調べてみない?

③ 時間があれば映像:「ルーツ」の奴隷狩り

来週、また。

* 今週末は課題を読み終えてブログに講評が書けるとええなあ。時間的には十分可能なんやけど、毎年なかなか。そもそもやってることに無理があるんやろな。そのあとまた、2回目の課題も読まんとあかんのになあ。

毎回の授業後のブログも、やっぱり何とかかんとか。今日も夕方寝て辛うじて起きて来てやっと書いたところ。今に始まったことやないけど、週に8クラスくらいの授業に、いつもアップアップやなあ。医学科は前期でほんまに最後になりそうやけど、後期から少し楽になるんやろかな。

(16)13回目授業終了

<確認>

* 7月29日(水)は月曜日時間割で授業なしです。

* 8月5日(14回目):2回目課題提出、4章、エイズ(続き)、(時間があれば)映像:「アフリカシリーズ」冒頭、奴隷狩り、1980年代飢餓問題

* 夏休み中のZoom医学用語について。希望者がいれば、5章以降の用語演習を週に1回くらいの割合でつき合ってもいいと思っています。後半3、4のクラスの人にも南部さんから声をかけてもらっています。22章全部実際に授業で扱ったことはないんで、EMPで取り上げた10章ほどになると思うけど、資料は授業で配った程度に印刷物で用意できると思います。医学科は、人数が決まれば事務の谷口さんに印刷を頼めると思うんで。前期の試験期間が終わるまでに印刷して渡したいんで、希望者は今月末くらいまでにメールして下さい。Zoomの招待状と印刷物の受け渡しなどの案内をするつもりです。

* 8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

授業では>・・・

① 3章

② エイズ発表:The History of AIDS Discovery(黒木ぁくん)、Human Biology(佐藤くん)

黒木(ぁ)くんも佐藤くんもきっちりと理解して、要点もつかんでたと思います。

希望者がいなかったみたいやけど、世界エイズ会議、抗HIV製剤を巡っての欧米の製薬会社と第三世界の攻防について誰か調べて発表せえへんか?

<次回>

① 4

② エイズ(続き少々)、映像:ER(1994年、まだ逆転写酵素阻害剤しかないころに、5歳の患者に効き目のない薬を使い続けるか、家に連れて帰って緩和ケアをするか、を迫られる辛い場面、みんなが医者の立場ならどうする、親の立場ならどうする、など少し議論したいところ)、(時間があれば)映像:「アフリカシリーズ」冒頭→映像:「ルーツ」(奴隷狩り、奴隷船)→映像:「アフリカシリーズ」1980年代飢餓問題、ライブエイド(何曲か)

来週、また。

* 連休で課題を読み終えて、ブログに講評が書けると思います。自分の課題の講評が要る人はメールでも、Zoomでも対応するよ。

****

二週間毎にマッサージをしてもらってる西口さんから、玉田さん、左脚の筋肉が少し落ちてますねと言われたんで、一昨日は左脚に力を入れて三段変速の一番重いので本学前の坂道を立たないで2往復(一年のクラスが終わったあとお昼を食べに家に帰ってるんで)、昨日は1往復、汗だくになったね。今日は木花から医学科への往復の坂。
70過ぎても筋肉はつくそうやから、日差しをさけて日が落ちる頃に歩いてもいるけど、生きてるだけで、大変や。
今日少し紹介した分です。
一つ葉の砂浜ではしゃいでいた三太(ブログの名前の片われ)。最近木崎の浜で歩いてないけど、自転車で浜まで行って歩きたいねえ。冬の砂浜もええけど、夏はサーファーとは違う動きで砂浜を歩くのもそれなりに楽しいね。サーフィンの大会があると、警備員に締め出されるけど。
木崎浜から曽山寺浜にかけられた橋。総合公園からのマラソンコース。青島の旧パームビーチホテルのとこら辺まで。道は青島から、青島港まで続いてるけど。

(17)1回目課題の講評

1回目の課題の講評です。もっと早くと思ってましたが。やっとさっき終わりました。

全般の講評は、たぶん自粛期間も長かったので時間をかけた人もいたけど、感想文に近いのや、調べたものをまとめて自分の意見をつけたのもあったように思います。

仮説が曖昧なのも結構ありました。~が~であるという明確な仮説を立ててはっきりと論証するのが大切やと思います。

最終的には言いたい気持ちが強いのがこちらに一番伝わって来ると思います。課題に限らず、書いたものはすべてそうやと思うけど。

(「対面を経験していない新入生を優先する」、という片岡さんのメッセージのように。)

わかりやすいのは、きちんと章立てが出来(もちろん、論理的な展開一目でわかるものがベスト)、参考文献もきちんとついているもの。図や統計のような客観的な資料や、言ってることをまとめているような画像や地図も効果的やと思います。

仮説を立てて客観的に論証するという作業は、大学ですべき大事なことの一つ、教養、基礎医学では特に大事やと思います。そのあと、人と人との意思疎通がかかせない臨床、やな。

秀を3段階(満点、SS、S)、優を2段階(AA、A)、良(BB、B)を2段階、あんまりひどいのはCをと思ってたけど、Cはつけずに済みました。

満点 3人、SS 3人、S 7人、AA 5人、A 6人、BB 2人、B 1人。計27人。

全員英語で書いてました。全員が英語というのは、初めてです。この数年英語で書く人が増えてたけど、それでもせいぜい半分ほど、やっぱり異常事態やろな。

満点は、ある一定の水準を超えていそうで、短い期間によう書けたなあ、と感服した課題につけました。

書かれた英語は充分に読めるので、アウトプットの機会を増やして、書いたり、読んだり、聞いたり、話したり、どんどんやれば気づいたら使えるようになってる、ということかも。

僕は、戦争に負けて無理やりやらされてという意識が強かったせいか英語に対していまだに抵抗があるけど、高校の教員の採用試験が受験出来たのも、38で大学職に就けたのも、受験勉強をしないでたまたま行き着いた先が英米学科やったからやと思う。もちろん、結果論やけど。

原爆落とされて無条件降伏をつきつけられ、ヨーロッパ医学に代わってアメリカ医学を強要されてから久しい今となっては、英語が使える方が圧倒的に有利なのは事実、みたい。

個人的な講評が必要な人は連絡してもらえればメールでも、Zoomでも。課題を見ながら、意見も聞きながら話出来ると思います。

なんとか、やっと書けました。外は雨、もうしばらく梅雨が続きそうやね。学園木花台で高台にあるんで、家からも木花の研究室からも、加江田の山が見えます。今は雨に煙ってるけど、梅雨明けすればかーっと暑くなって、違った加江田の山に。

(20)最終メッセージ

13回目、14回目、15回目と、それまでと同じように授業をやったあとブログで授業のページを更新し、2回目の課題を読んで講評を書き、それぞれのクラスの全ての授業を通して読める授業一覧を拵えたあと、この最終メッセージを書いて、前期が終わる、そのつもりやったんやけどなあ。

今回のコロナ騒ぎもそうやけど、「予、ものの心を知れりしより、四十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ。」を実感する事態に遭遇して、流れが一変してしまったようで。当たり前の日常が、実は不確かな意識上で行なわれている、みたいな感覚を意識させられるような感覚、のような。

ことの発端は、2回目の課題を読まなあかんなとWebclassから一括ダウンロードしてZipを解凍し、読みやすいように一人一人の分を印刷したとき、本人のものでない3年生の人のファイルが出て来た、でした。つまり、2回目の課題に(たぶんクラブか何かの)「先輩」のファイルを出した、ということのようでした。

普段やと出すファイル間違ってるでえ、とメールするんやけど、何故かその気になれなかった、んやろなあ。
そういや、何回かそんなことがあったなあ。一回なんかは、2回目の課題に名前を変えて先輩のを出した卓球部の奴がいたな。どうして先輩のやとわかったかって?2回目の課題を読んでたら、1回目にこの本を読んでこんなことを書いた、とあるんやけど、1回目のを見たら、そんなことどこにも書いてないやんか。中味を読まずに名前だけ変えて出したんやろな。これはあかんやろ。そう言えば、本人の自己紹介の時に、将来整形外科医になって金を儲けますとしゃーしゃーと言ってたような。このまま医者になったらあかんでえ。
結局、本人に来てもらって事情を確かめたら、やっぱり卓球部の先輩、4年生か5年生やったかな、のを名前を変えて出したようで。じゃ、その先輩といっしょにもう一回来てや。その先輩本人は、不正をするような人物ではなかったようで、二人ともスーツを来て、以降こんなことがないようにしっかり責任を持ちますから、よろしくお願いします、と神妙な顔。それに流されたんやろな。ま、しゃーないな、と一件落着、したつもりが、そのあと、本人から、玉ちゃん、大丈夫やった、と僕のパソコンにメールが誤配送、そんな落ちがついてたような。その後、その先輩からも本人からも報告もなく卒業、今頃医者しとるんやろなあ。
西浦は医科大のことに触れないみたいやけど、あの頃は、教員の方が好き勝手して、学生が戦々恐々、萎縮しまくってたから、恨んでるんやろなあ。教員の方が好き勝手、というのは、僕の部屋に寄って来てくれる学生に珈琲を淹れながら聞いた話から判断して、ということなんやけど。6年で落とされた、なんか教授の癇に触ったみたいで、教養3科目で落とされた、全員再試にひっっかかって落とされた、そんな話が多かったような。大桑さんの車がラブビー部の連中にひっくり返されたというのは伝説の一つ。菊井が車持ってたら、やられてたやろ。ホームページやこのブログを作ってくれてる岩谷くんは、菊井と、広島大に移った化学の伊藤と、管理職が結託して精神科から教養の心理学の教授にした鶴の3人に落とされたなあ。他の大学なら普通に進級してたのに、とふと漏らしたのを聞いたことがあるような。時代錯誤的なことを強いる英会話のアメリカ人講師、恐怖の生化学の教授、そんな話を繰り返し聞かされて。僕に出来ることは、同調して落とさんことくらいやなあ。
そう思ったけど、それにしても医学科生には、負けたなあ。たまさん、絶対単位落とさないよ、と先輩に吹き込まれた1年生、ようやるよね。授業には来ないわ、課題は出さないわ、僕の方が落とせない事情があるのを見透かしたように。医科大に来た最初の年に2年生やった波多野くんは、たまさん、落とさないと学生なめてますよ、と何回も言いに来てくれてたけど、そういう事情やったんやろな。
そんな僕でも、さすがに落とそうと決めて実行したことがあるな。毎回人の影にかくれて堂々とまんがを読んでた女子。7つ出した課題、日本語でトランプの遊び方、みたいなのをならべてて。落とすとなると、基準を決めなあかんから決めたら20人近くが該当、それを絞って5人を落としたら、その女性以外は、全員4~5科目落としてたみたい。
今回は、12回目の授業で、出席に縛られて授業に出るようやとあかん、出席で縛らないと成り立たないのは大学やない、僕とか片岡さんは「大学」に拘ってる、みたいな話をしたあと、「じゃ、授業に出なくてもいんですか」という学生が。その次の授業は、3分の一が空席、それまで全員来てたんは何やったんやろ、そんな雰囲気を感じたような。またZoomに戻ったこともあるけど、その塊を中心に締め切りに出してない人が数人、それに今までの「忌まわしい」こと思いが重なって、何となくこのまま知らん顔して成績出す気になれず、教務の澤口に話をしに行って、やっぱりこのまま医者になったらあかんよなあ、というのが意識下の動きのようでした。
でも、今の教務の対応がしっかりしてるお蔭で、少し救われました。片岡さんが、兎狩りの時にやったように、一人一人と向き合って、最後は、まだ子供やから、もう一回機会を、という気持ち。
今回も澤口から副教務長の3人賀本さん(泌尿器)、小松、武谷さん(薬理)に話を持って行ったら、たまたまグループ担当の武谷さんが僕が引き受けますと直接面談をしてくれ、「玉田先生のご裁量に一任申し上げ、教務委員会では如何なる御判断も支持いたします。」ということでした。
しかし、一人一人の課題をその人を思いながら読んでる僕としては、課題そのものがその人自身が書いたものでない可能性があるというのは、きついよねえ。
結局、木花の5クラスのうちの3クラス目くらいまでやってた作業が途切れてしまって。
武谷さんからのメールのあと2回何人かとZoomをやり、結局成績は出すことに。
ま、そんなことや、他にもいろいろあって、いつも以上に、かなり徒労感が気持ちの中に広がっています。
医学科のZoom医学用語も、地域、工学部のZoomトーイックもすると言ってるから、これからせんとあかんのやけど、気持ちがねえ。
何とか3人の課題を読み終えて、ブログも書いて授業評価アンケートの確認依頼も含めて Lineで最後の連絡を頼もうと思ってるけど、7クラスあるんで、なかなかきつい作業やな。
もうすぐ後期の登録も始まるから、それまでにせんとあかんこともあるみたいやし。
その辺を、医学用語のプリントを印刷して渡すメールの遣り取りをしてた池田さんに書きました。

最後の3回ほど、不本意に終わったけど、出来れば、医科大に決まって宮崎に引っ越して来たその日に届いた出版社の關さんの手紙を紹介するつもりでした。關さんは東大の医学部を卒業したあと医者にならずに出版社をやってはった人で、大学の職を探している就職浪人の時に、当時世話になっていた大阪工大の小林さんに紹介してもらって横浜で会って以来、いろいろ書く機会を下さった方です。僕自身は受験勉強が出来ないで行くところがなったけど、關さんは、東大の医学部の学生は努力しなくても90点、大江の健ちゃんみたいな仏文は努力して70点、と言ってはったような。そしたらどこも行くとこなかった僕なんかどうなるんですかねえ、と言ったら、薄ら笑いしてはったかな。それもで、みんなに配ったColonization of Africaを1章にした英文の本を含め7冊も出してくれはったし、いろいろ書く機会を設けてくれはって。その第一号が、ゼミの担当やった貫名さんの追悼号→「がまぐちの貯金が二円くらいになりました」(1986年「ゴンドワナ」3号8-9頁。) 

医科大学に決まる前。ずいぶんと歳月が流れたわけや。分厚い手紙にはみんなのことも書いてあったんで、是非直に紹介したかったんやけど。

「・・・闇は光です この眼に見えるものはことごとく まぼろしに 過ぎません 計測制御なる テクニカル・タームをまねて 『意識下通信制御』なるモデルを設定するのは またまた 科学的で困ったものですが 一瞬にして千里萬里を飛ぶ 不可視の原言語のことゆえ ここは西洋風 実体論的モデルを 御許しいただきたい 意識下通信制御を 意識下の感応装置が 自分または他者の意識下から得た情報を 意識下の中央情報処理装置で処理し その結果を利用して 自分または 他者の行動を 制御することと定義するとき 人の行動のほとんどすべては 意識下通信制御によるものだと考えられます 少なくとも東洋人とアフリカ人には あてはまるはずです 私たちの行動のほとんどすべては 意識下の原言語できまるのであって 意識にのぼる言葉など アホかと思われるほど 些末なことです その些末を得意になって話しているのが ほかならぬ 学者文化人であって もう ほんまに ええかげんにせえ と 言いたくなります・・・」

医学部の学生と僕の関係については、次のように書かれています。

「・・・生物の成長というのは 細胞が個数を増す 細胞分裂と分裂によって 小型化した細胞がそれぞれ固有の大きさを とりもどす細胞成長とによって 達成されます 生物は本質的に成長するものなのですから 各細胞は 成長の第一条件たる 細胞分裂の傾向がきわめて強いのです しかし 無制限に 細胞の個数が増加して その結果 過成長すると こんどは 個体の生命が維持できなくなります そこで遺伝子の〝細胞分裂欲求〟は 不必要なときには 抑制されています この抑制因子を モノーという人は オペロンと名づけました モノーのオペロン説です フランスというところは 困ったものでいまだにデカルトの曽孫のような顔をした人たちしかいません このモノーも デカルトの曽孫にちがいありません しかし 話を簡略にするためには このオペロン説は 便利です 化学変化を説明するのに 結合手なる 手を 原子または原子団がもつものとするのに似て こっけいですが御許しいただきたい さて このオペロンが はずれてしまうというか 抑制因子がはたらかなくなったとき 細胞は 遺伝子本来の 〝分裂欲求〟に忠実に従って 際限なく 分裂を繰りかえします ガンです そして ガンになりやすい体質は遺伝します これはオペロンが はずれやすい傾向が子や孫に伝わるためです たしか 一九二◯年代に 有閑階級という新語をつくり流行させたアメリカの社会学者の言説をまつまでもなく ヒトは〝侵略遺伝子〟を持っています ヒトがすべて侵略者とならないのは この恐ろしい 〝遺伝子〟にも オペロンのおおいがかけられていて 容易には 形質を発現することがないためです ツングースの〝侵略遺伝子〟のオペロンは 窮迫によってはずされてしまったのです それも ほんの七千年か八千年ほど前のことです そして このオペロンのはずれやすい傾向は 連綿と受けつがれ いまなお 子や孫が風を切って 日本じゅうをわがもの顔に歩きまわっています 天孫降臨族の末裔たちです 手っとりばやくのしあがることだけをひたすら思いわずらい 四六時中 蛇(蛇くんに邪気などない)のごとき冷たき眼を油断なく 四方八方にくばる この侵略者たちは もちろん 効率百パーセントの水平思考を好み鉛直思考など 思いもよらぬことなのです 玉田先生が 鉛直下の原言語に乱されて 思考が中断するなら 私のほうは 鉛直上の原言語に吸いとられて思考が消失します 中断と消滅 軽重の違いはあっても 二人とも やはり 頭が悪いのは 確かなようです その点 最近の学生は とくに 医学生は 頭の良い子ばかりだそうです なにしろ なんかの方法で 受験勉強をしなかった子は いないというのですから 〝学問〟に対する その真摯な態度と勤勉に 驚かずにはいられません これは頭の良い両親の指導のもとに 水平方向に 己れの行く末を見つめ かっちりと計画がたてられる 頭の良い子であることを意味しています 鉛直方向によそみをすることなど 思いもよらぬ 天才少年です・・・しかし〝頭の良い〟学生たちと〝頭の悪い〟玉田先生 この両者に虹の橋はかけられないと絶望するのは早すぎます 学生たちの 眠っている 意識以前に 無言で語りかけてください・・・意識下通信制御です 百億年の因縁なんぞ信じないぞ 数百万の祖霊 そんなものは ミイラに食わせてやる などと仰言ってはいけません そうすれば 玉田先生の学生のなかから 医者や医学者ではなく 医家が 必ず 生まれることを かたく 信じてください そして もちろん 学生に 好かれるように行動するのではなく いつも 御自分からすすんで 学生のひとりひとりが 好きになるようにつとめてください 〝良い頭の〟学生は 医学生の責任だとはいえません 親はもちろん あらゆるものがよってたかって腕によりかけ 作りあげた〝高級〟人形であっても愛着をもってやれば ある日 ぱっちり眼を開き 心臓が鼓動をはじめ 体のすみずみに しだいに ぬくもりがひろがっていくことが 必ずあることを忘れないでください それと 医学部の学生は 最優秀と考えられていますが実際は 外国語も自然科学も数学もなにもかも まったくだめだということを 信じてください 子どもだから仕方のないことですが 世評がいかに 無責任ででたらめなものであるかを 玉田先生も 四月になれば いやというほど思いしらされるはずです たとえば 英語は 百分講義で英文科三ページがやっとのところを 医学部は十ページをかるがるとこなすのですが その医学部のひとりひとりをじっくり観察すると こいつ ほんまに 入試をくぐってきたんかいな と思う奴ばかりです それでもうんざりして見捨てたりせず この愚劣なガキどもの ひとりひとりからけっして眼をはなすことなく しっかりと 見守ってやっていただきたい なにしろ まだ人類とはならぬこども なのですから・・・」

もともと僕はそんな思いで授業をやって来たけど、医学科はこの前期で、木花も後期で終わりやな。別所から「たまさん、医者になっても医学用語は必要やから、学生には試験してやって下さい。そうでもせんと、わかっててもなかなか出来ませんから・・・・」と、アーバインのマスコットをもらいながら言われたんやけど、10年ほどしかやってないしなあ。

予、ものの心を知れりしより、七十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ、みたい。
關さんから「直木賞も芥川賞も出版社の本を売るための策略で…」と窘められて封印して来たけど、そもそも小説を書くための空間が欲しくて30過ぎてから大学を探したんやから、關さんも亡くなりはったし、そろそろデビューしても、許してもらえるかな。

英語 Ma1(1)

2020年前期 英語 Ma1(1)授業一覧 目次

今年度はすべてが普段と違いました。オンライン75分授業、学生食堂の混乱を避けるために昼休みは2時間。授業ごとに授業の記録を取り、すべてをまとめました。オンラインと対面が半々の授業でしたが、大変な1年やったと思います。ほぼ全員が参加してくれたことには本当に感謝しています。みんなの授業でもあるけど、僕の時間でもあるから。ま、当たり前のことやけど。以下の20回を書いたわけで、毎週7クラス分を書くのは、なかなかでした。

 

(1)英語 Ma1(1)1回目授業→1回目授業案内

(2)英語 Ma1(1)協力要請、資料一覧、資料解説、2回目授業、Zoom→2回目授業協力要請

(3)英語 Ma1(1)2回目授業に向けて→2回目授業に向けて

(4)英語 Ma1(1)2回目授業終了→2回目授業終了

(5)英語 Ma1(1)3回目授業終了→3回目授業終了

(6)英語 Ma1(1)4回目授業終了→4回目授業終了

(7)英語 Ma1(1)→対面での協力要請

(8)英語 Ma1(1)5回目授業終了→5回目授業終了

(9)英語 Ma1(1)6回目授業終了→6回目授業終了

(10)英語 Ma1(1)7回目授業終了→7回目授業終了

(11)英語 Ma1(1)8回目授業終了→8回目授業終了

(12)英語 Ma1(1)9回目授業終了→9回目授業終了

(13)英語 Ma1(1)10回目授業終了→10回目授業終了

(14)英語 Ma1(1)11回目授業終了→11回目授業終了

(15)英語 Ma1(1)12回目授業終了→12回目授業終了

(16)英語 Ma1(1)13回目授業終了→13回目授業終了

(17)英語 Ma1(1)1回目課題の講評→1回目課題の講評

(18)英語 Ma1(1)14回目授業(書けず)エイズの映像。下書きのまま、更新せず終いです。

(19)英語 Ma1(1)15回目授業(書けず)みんなからコメント。

(20)英語 Ma1(1)課題講評→最終メッセージ

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クラス名簿(学生支援課からのファイルをコピー、毎回の授業報告に貼附。)

1 91200013 青木 夏海 アオキ ナツミ
2 91200028 池田 瑞姫 イケダ ミズキ
3 91200031 石黒 真莉奈 イシグロ マリナ
4 91200042 伊東 宏人 イトウ ヒロト
5 91200059 糸川 華乃子 イトカワ カノコ
6 91200066 井上 まい イノウエ マイ
7 91200077 岩井 友里 イワイ ユウリ
8 91200080 岩切 唯 イワキリ ユイ
9 91200095 岩室 心汰 イワムロ シンタ
10 91200103 岩本 壮太郎 イワモト ソウタロウ
11 91200112 上床 裕汰 ウエトコ ユウタ
12 91200127 上村 萌々香 ウエムラ モモカ
13 91200130 太田 有咲 オオタ アリサ
14 91200141 大村 優葵 オオムラ ユウキ
15 91200158 大山 遼 オオヤマ リヨウ
16 91200165 大山 嶺 オオヤマ レイ
17 91200176 緒方 春佳 オガタ ハルカ
18 91200189 尾形 萌音 オガタ モネ
19 91200194 桶谷 有希 オケヤ ユキ
20 91200208 鬼塚 飛駆 オニツカ ヒカル
21 91200217 甲斐 愛理 カイ アイリ
22 91200222 蔭山 慶樹 カゲヤマ ヨシキ
23 91200235 梶原 冴香 カジワラ サヤカ
24 91200246 片岡 凜 カタオカ リン
25 91200253 片山 詩葉 カタヤマ ウタハ
26 91200260 勝田 航大 カツタ コウダイ
27 91200271 加藤 潤 カトウ ジユン
28 91200284 香取 龍雲 カトリ リウ

(1)1回目授業

連絡事項(2020/4/22/13:55現在 返信28名中22人)質問はメールでどうぞ。

* 2回目授業→5月7日1コマ目:8:40-9:55 ブログとメールで

* 2回目の授業時までに「自己紹介」をメールで提出してや。参考ファイルの「自己紹介用紙rtf」のファイルをダウンロード、出来れば写真を添付してもらえると嬉しい。(配る資料には入れるけど、手渡しなしなんでメールで。)

* 次回までに資料に目を通しておいて。→「自己紹介」、「2020年度前期 医学科1年生英語(たま)授業」、「Chapter 3 SUFFIXES: BLOOD CELLS」、「Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation」

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①自己紹介、②Covid 19、③授業予定、④課題と課題図書、⑤医学用語、⑥クラス名簿

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①自己紹介

資料に印刷物が入ってるけど、一部紹介

玉 田 吉 行(たまだよしゆき)

玉田です。たまさんか、たまちゃんでよろしく。

1949年、兵庫県生まれ。

大学が一番書く時間がありそうやなと思って30を過ぎてから転職、38歳で宮崎医科大学に。・・・・

いい出会いでありますように。

ホームページ→「ノアと三太」

奥さんの絵のブログ→「小島けい絵のブログ」、のぞいてみて下さい。

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②Covid 19

CDC (Centers for Disease Control and Prevention、米国疾病予防センター、アトランタ)の「Coronavirus (COVID-19)」は一応チェックするとええと思うね。

今回はいい機会なんで、エボラウィルスとHIVに引っかけて、世界の構図やその中の自分について考えてもらえれば嬉しいと思ってます。
今回のコロナもかなり厄介みたいやけど、エボラはbiohazard level 4という意味ではかなり厄介で、最近は毎年のように西アフリカで被害をもたらしているし、HIVはbiohazard level 2とは言え、性感染症であるだけでなく、人類史上で抗HIV製剤が一番金になるんで、人間の欲がからんで、これまた厄介。

基本になる、免疫機構と血液の資料が届きます。血液は医学用語3章でも出て来るのでその抜粋、免疫機構は高校の生物と2年生のガイトンの生理学の中間にあたるHuman Biologyからの抜粋。授業ではさっと解説しかする時間がないけど、じっくり読んどくとええと思うよ。

それとブログの「つれづれに」とホームページの「つれづれに」にも紹介してる記事を三つ、読んでみてや→

ウェブの情報は玉石混合やけど、すっとこちらに伝わってくるのも時々。三つほどすとんと心に落ちました。

「これで『軽症』と言うのか。新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの手記」(入院患者の手記はなかなか)

「『とっとと感染しちまえ』 京大准教授、ツイートの思い」

「日本の緊急事態宣言が遅すぎる理由、コロナ最前線の米医師が戦慄の提言」(アメリカで医者になった日本の人の手記も本気度が伝わって来るね)

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③授業予定

授業自体がどうなるか先行きはわからないけど、すべてオンラインでも、途中から対面でもやれるように、大まかな予定を考えました。

1回目・2回目の授業はブログとメールで、3回目以降はZoomで双方向。

資料は「自己紹介用紙rtf」と「8版1章zip」を参考ファイルにアップロードしています。24日(金)に届けば、印刷して用意してあるのが結構あります。その資料については2回目に解説し、追加資料は授業を見ながら適宜参考ファイルに置くようにします。

<あくまで予定>

<1回目> 授業概要・自己紹介

<2回目> 授業、資料紹介、感染症全般 ;免疫機構、血液感染症(ブログとメール)

<3回目> エボラ出血熱:1995年アウトブレイク;CNN

<4回目> 医学用語1章

<5回目> エボラ出血熱:1976年アウトブレイク;アメリカ映画「 アウトブレイク」

<6回目> エボラ出血熱:コンゴ自由国→独立・コンゴ危機

<7回目> 医学用語2章

<8回目> エボラ出血熱:1995年アウトブレイク以降

<9回目> アフリカの歴史

<10回目> 医学用語3章

<11回目> HIV/AIDS; エイズの歴史

<12回目> HIV/AIDS;HIV増幅のメカニズム

<13回目> HIV/AIDS;抗HIV製剤

<14回目> 医学用語4章

<15回目> アフリカ音楽、アフリカ系アメリカ人の音楽

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④課題と課題図書

資料が届いたら、印刷物の形で確認出来るけど、抜粋を載せときます。

<課題と評価について>

課題(エセイ)二つと授業への関わり(感想文などの提出物、発表、コメント)を総合的に評価。課題二つ(100)、授業への関わりと医学用語(試験をした場合)はプラスα。

課題は二つを、1回目は6月10日(7回目)、2回目は7月22日(13回目)の授業開始時に、印刷物の形で提出して下さい。早くてもOKです。定期試験に代わるものなので、未提出の場合は未受験扱いです。期日は厳守。

課題(エセイ):仮説を立てての論証文(課題図書を最低一冊は読む)を二つ。

<発表について>

「自己紹介」、「好きなこと」、「大学で何がしたいのか」、「やりたい専門分野」、「将来の進路選択」などについて、英語で発表。アウトプットの機会にしてもらえると嬉しいです。

<エセイについて>

 エセイは自分で仮説を立てて論述的に書く科学的な論証文です。感想文ではなく、立てた仮説を客観的に論証するもので、仮説の設定の仕方、着眼点や洞察力、問題の取り上げ方や分析の仕方、論証の仕方や表現の仕方などによってレベルが決まります。

 まず、「~は~である」という仮説を立てて、それを資料など(個々の事実)を使って科学的に、論理的に証明していく具体的な例をひとつ。平和について、アフリカとエイズ、南アフリカとアパルトヘイトといった大きなテーマでは、一生かかっても論証出来ませんから、たとえば、「作田信がネオ・タウに突然殴られたのも仕方がない」というような小さな仮説を立てて論証して行く方が説得力があります。誰が読んでも納得できる、読んでなるほどなあ、と感心するものが一番やと思います。

一番多い勘違いは、調べたものをコピーぺーストして並べる、やと思います。資料は必要に応じて集めます。どの資料を拠り所にするか、どの資料を選ぶかも大事です。課題図書も資料の一つです。 折角の機会ですから、個々の事実を使って論理的にある仮説を論証する、というのをやってもらいたいと思います。

詳しくはプリントで。

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⑤医学用語

たぶん医学用語は他ではやってもらえないんで、貴重な機会になると思うよ。もちろん最終的には自分でやるんやけど、いいテキストと出会うだけでもだいぶ違うと思う。
アメリカ医学を押しつけられているんで、英語は教養やなくて、医学科生には必須、生研 (biopsy)の結果にしても電子カルテ(Electric chart)にしても英語やから、スポーツでいうなら、その競技の前提になる筋力とかと同じで、医学用語の基礎が医学の前提になるわけや。その意味で、1年の最初の時期にギリシャ語、ラテン語由来の医学英語をたたき込むのは、害にはならんと思う。

The Language of Medicineはよう出来たテキストでもうすぐ12版が出るみたいです。インプットするのは大体2200語くらい。The Language of Medicineを使うようになった経緯については退職の前の年にまとめたのがあります。一部抜粋↓

The Language of Medicine(医学用語)

医学英語に困らなくなったのは、The Language of Medicine(SAUMNDERS ELSEVIER, 8th
Edition)という分厚い医学用語の本を使い始めてからです。アーバイン1号の成田くんたちの学年です。4年生のEMPが始まってもあまりにも積極性に欠ける風にみえたので、このままやとあかんやろとはっぱをかけました。慶應大出身の石井信之くんが具体的に言ってもらわないとわかりませんと反論しましたので、横山さんがファイルを作って足りない点をたくさん指摘しました。その時点で石井くんにギアが入ってしまって、みんなをひっぱって、一年ほどかけてThe
Language of Medicineの約2200語の医学用語の定義と名前の試験を繰り返して全部覚えたようです。五年生になってからは内科の医者を引っ張って来て、毎週英語でケーススタディをやってもらっていました。その成果もあって卒業時には全員が成績上位に並んでいました。林直子さんが「一緒に励まし合うEMPの仲間がいたから、何とか三年間、続けてこられました。」と書いていましたが、うまく協力し合えた学年だったと思います。

The Language of Medicineは自習用のすぐれたテキストで、22章からなり、4章までが基本構造や接尾語、接頭語などで、それ以降は消化器系などの系からなっています。各章の最初に説明と用例があり、次の解説と練習問題でその用例に慣れ、最後に発音記号付きの必須用語が並べてあります。

「EMP9年、結果として、active
learning」(https://kojimakei.jp/tama/topics/works/w2010/4733、「ESPの研究と実践」第11号57-67頁、2014年)

授業でも詳しく話をするけど、この大変な時期に、2200語インプットするのもええんやないか。15回しかないんで1~4章しか出来ないけど、ファイルは用意するんで22章やる人はいつでも言ってや。

(2)2回目授業協力要請

<協力要請>協力してもらえると嬉しいです。

15年ほどホームページを、5年ほどブログを授業でも使っているんで、Zoom以外でブログとメールを使って一回は授業してみたい気もするので、協力してもらえると助かります。授業が始まったら、時間を区切って、1回目に書いたことを確認したり、新たに提案した、指示したりするつもりやけど、指示をメールとこのページに終わりにある掲示板を使ってと思ってたけど、もしラインを使って双方向の遣り取りが比較的容易に出来るのであれば、誰かにそれを作ってもらえると助かります、可能やろか。僕はスマホを持ってないし、携帯も最低限しか使わないので、出来ればパソコンから入力したいけど、それも可能やろか。してくれる人はメールで連絡もらえると有り難いです。

たぶん連絡網代わりにすでにラインを作っているなら、僕もパソコンから入力する形で参加できるかな。(携帯はメールを送受信出来なくて、SMSだけ可能な設定です。)

資料一覧>手元に届いた資料を確認してや。足りない時はファイルを送るんで。

①2020年度前期 医学科1年生英語(たま) 授業(A4_8枚)、②<自己紹介>(A4_1)→(自己紹介用紙のファイルを送るか、この用紙に書いてファイルで送るか、いい方で)、③Chapter 3 Suffixes(A4_2)、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation(A4_14)、⑤Blood System(A4_4)、⑥The Language of Medicine Contents・人の免疫の仕組み(表裏A4_1)、⑦Chapter 1(A4_14)、 ⑧Chapter 1 Pronunciation of Terms(表裏A4_1)、⑨Chapter 1 演習編(表裏A4_1)、⑩Chapter 1 解答編(表裏A4_1)、⑪Chapter 2(A4_24)、 ⑫Chapter 2 Pronunciation of Terms(表裏A4_1)、⑬専門分野の名称名称(表裏A4_1)、⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature of the killer virus / Deadly ebola~ / Outbreak (1) / ⑮Outbreak (2)(表裏B4_3)、⑯virus in 1976 / Ebola virus outbreak (CNN)(表裏B4_1)、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~(表裏B4_1)、(抜けていた分)⑲The Language of Medicine – 8th edition Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems(A4 – 6枚)

資料解説

前回の1回目の授業で書いたー「自己紹介」、「2020年度前期 医学科1年生英語(たま)授業」、「Chapter 3 SUFFIXES: BLOOD CELLS」、「Chapter 33 Resistance of the Body to Infection: Leukocytes, Granulocytes, the Monocyte-Macrophage System, and Inflammation」ーのは、②①③④ですが、⑤⑥も目を通しておいて下さい。

2回目授業

2回目授業>までにそれを読んでおくとわかりやすいです。やってくることも2回目に説明するね。3回目からは音声と映像を使ってやりますが、何を準備してくるかはその時に言うね。

<Zoom>

この連絡を出したあと、時間は未定やけど、Zoomの招待状を送ります。その招待状は8月31日まで使えますので、5月13日の3回目からは授業日の10分前くらいから参加出来るようにパソコンを準備しておきます。

南部さん、横山さんとは少しやってますが、授業では使ったことがないので、28日の2時から1時間ほど、気楽に話をしたりしましょう。参加する人はメールで連絡してもらえると助かります。希望者が少ない時は、後半のクラスと合同でやるかも。

なぜか僕のパソコンのカメラが機能しないので(外付けを南部さんが注文してくれてますが、今回の騒ぎで入荷がかなり遅れるそうです)、幸い僕の顔を見ないで済むと思うけど。それもあって、前回写真を載せ、自己紹介にも奥さんに描いてもらった似顔絵を貼りました。ただし、三十年以上前に描いてもらったときはほとんど白髪なし、今は写真の通りです。

たま

(3)2回目授業に向けて

<連絡事項>

① 2回目授業、5月7日(木)8:40~10:10からZoomでやります。→<①の説明>

② 2回目に向けて準備をしてや。→<②の解説>

<授業を始める前に>

Zoomに入る、②ブログのこのページ開いておく、③資料(①、③~⑩、⑬~⑲)を手元に置く

<授業では>

最初にお互いに簡単な自己紹介をして、少し話(制度や組織などについて)しようと思っています。そのあと、IーCovid-19→Ⅱー発表予定→Ⅲー課題・課題図書→Ⅳー医学用語→*次回の連絡事項、の順でやろうと考えています。詳細は→<②の解説>

<①の説明>

① Zoomの招待状です。↓同じ招待状で8月31日まで授業に参加出来る設定にしています。予め「許可」に設定してるので、自動的に入り、画面に参加した人のカメラ映像が映ってお互いの声も聞こえます。

28日に岩切さん、片山さん、糸川さん、井上さん、池田さん、甲斐さん、緒方さん、桶谷さん、上村さん、岩井さんとで試しにやってみました。わからない人は9人の誰かに聞いて下さい。

南部さんにも手伝ってもらって何とかZoomが使えそうですので、2回目からZoomを使うように変更することにしました。

それと、時間的にみてブログにいろいろ考えて書く時間的な余裕がなさそうなんで。

木花の5クラスはどのクラスも医学科より人数も多く、やっと送ってもらったアドレスを使って医学科と同じようにやると今の10倍くらいの総体量です。印刷も自分でせなあかんし、制度の違いで医学科のように事務の人に配るのを頼むのが難しいし。

Ma1_1授業の招待状

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Ma1_1授業

玉田吉行さんがあなたを予約されたZoomミーティングに招待しています。

トピック: Ma1_1授業
時間: こちらは定期的ミーティングです いつでも

Zoomミーティングに参加する
https://us04web.zoom.us/j/77479109673?pwd=Vll1OEg3MjlJaHpZSHdyWGZUeXN5UT09

ミーティングID: 774 7910 9673
パスワード: 1bM4uP

***********

* Lineは、パソコンからの新規登録のサービスが終わっていて僕のアカウンが作れず、僕がパソコンを使ってスマホの人たちとLineを使うのは無理なようです。池田さんがせっかく協力してを作ってくれたのに申し訳ないです。

* 「リアルタイムでのオンライン授業の場合、ネット環境が悪いときには見ることができないため、後からでも見ることができるように、Google Classroomなどに動画を残していただければ幸いです。」という要望もあったんで、Zoomに加えて、僕のブログ、HP、Google classroom、Line、メールを総動員してやろうと思います。

<②の解説>

IーCovid-19→Ⅱー発表予定→Ⅲー課題、課題図書→Ⅳ医学用語→*次回の連絡事項

<資料>①授業、③Chapter 3 Suffixes、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection、⑤Blood System、⑥LM Contents・人の免疫の仕組み、⑦Chapter 1、 ⑧Chapter 1 Pronunciation~、⑨Chapter 1 演習編、⑩Chapter 1 解答編、⑬専門分野、⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature~ / Deadly~ / Outbreak (1) 、⑮Outbreak (2))、⑯virus in 1976 / CNN、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~、⑲Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems

I Covid-19 <準備する資料>:③、⑲、④、⑤、⑥

③Chapter 3 Suffixes、④Chapter 33 Resistance of the Body to Infection、⑤Blood System、⑥LM Contents・人の免疫の仕組み、⑲Chapter 14  Lymphatic and Immune Systems

<解説>

Covid-19にひっかけて、エボラ出血熱とエイズを中心に社会や歴史背景なども含めていろいろ考える機会にしてもらえればと思っていますが、病気そのものを理解するためには、免疫の仕組みと血液やリンパの流れを理解しておく必要があります。医学用語でインプットしたものを実際の読み物や映像で確かめるいい機会なんで、③、⑲、④、⑤、⑥は読んでおいて下さい。それぞれ解説したり、質問したりするつもりです

ただ、僕は文学しか頭になかった人間やし、医学の基礎どころか、化学や生物もほんとしてないんで、医学的なことを授業で取り上げるには限界もあるし、準備もそれなりに大変やったような。それでも取り上げようと思うのは、学生がいて教員が配置されてるんで、学生に必要なら、やっぱり出来ることをするのが自然、と考えたから。医学用語も同じです。僕のいうことがおかしいと思ったり、疑問が出たら、専門家に聞いてや。周りには専門家ようさんいるからねえ。

Ⅱ 発表予定 <準備する資料>:⑭、⑮、⑯、⑰、⑱

僕が一方的にしゃべるのではなく、みんなが調べて発表したり、意見をたたかわせたり出来れば一番やと思っています。次回1~10を発表してくれる人を決めるんで、積極的にやってや。7~10については聞き取りシートを資料の中に入れてあります。このあと7~10の映像ファイルと音声ファイルを参考ファイルに置いとくんでダウンロードしてやっときや。だいぶ量はあるけどね。

1 コンゴ、2 1995年のエボラ出血熱騒動、3 1976のエボラ出血熱騒動、4 コンゴの独立・コンゴ動乱、5 コンゴ自由国、6 ⑰Ebola virus~の要約、7 Outbreak (1) の聞き取り、8 Outbreak (2)の聞き取り、9 virus in 1976の聞き取り、10 CNNの聞き取り

⑭Pushing Kabila~/ Zaire’s Turmoil / Nature~ / Deadly~ / Outbreak (1) 、Outbreak (2)、⑯virus in 1976 / CNN、⑰Ebola virus~ / ⑱Richard Preston~

Ⅲ 課題、課題図書について <準備する資料>:①

①に従って解説するんで、意見や質問があればZoomでどうぞ。

Ⅳ 医学用語 <準備する資料>資料:⑥~⑩、⑬

⑥LM Contentsで自習用にすぐれているThe Language of Medicineの概要を、Chapter 1を例に解説するね。実際にやるのは、少し先なんで、やれる人はどんどんやって行くといいと思うよ。その辺も含めて話をするつもりです。

すでに使っている人もいると思うけど、ウェブ上のフリー辞書も役に立つんで、紹介するかな。お気に入りに入れとくとええと思います。

発音:ウェブ上のフリー辞書のアドレス

「Merriam-Webster」(英英、米)

「英辞郎 on the WEB」(和英・英和)

「Dictionary of Contemporary English」(英英、英)

*次回の連絡事項①②:

①次回は3回目授業は5月13日(水)10:30-12:00いろいろ発表してもらうつもりです。

追加の資料を事務経由で届けてもらえるそうで、I: HIV・エイズ関連、II: アフリカ関連、III: アフリカ系アメリカ関連の資料を追って届けます

* きのう木花の部屋に行ったら、上質紙に印刷して用意した僕の自己紹介が机の上に残っていました。渡したもんやと思ってたけど、資料を渡せない可能性も出て来たので、木花の印刷室で印刷したあと部屋に置いてたのをすっかり忘れてました。ブログには全部紹介してないんで、次回の資料に入れておくね。

(4) 2回目授業終了

<連絡事項>

① Zoom時間制限解除!!!<①の説明>

40分制限で3回も入ってもらったりで、もたもたして申し訳なかったです。でも、初めてやれたのは何より。次回からは大丈夫やと思います。機械やから、突然切れることもあるかも知れんけど。

② 次回3回目授業:5月13日(水)8:40~10:10 10分前くらいから入れようにしときます。

③ Google Classroom使えます。Lineで連絡してもらったようにメンバーにmedのアドレスを入れて使えるようにしました。「ストリーム」の「クラスで共有….」(掲示板)で授業の感想、意見、質問など、遠慮なくどうぞ。(次回ページを開いて案内します。)

薊(あざみ):盛りの過ぎた場所もあるけど、清武川や加江田川の堤防などは盛りです。

 

<授業では>・・・ー簡単な自己紹介→ー発表者を決定→ー医科大学の頃の状況→ー医学用語に関して少々。

ー簡単な自己紹介:まだの人がいたら、次回に是非。

ー発表者を決定:

1 コンゴ:2 1995年のエボラ出血熱騒動:、3 1976のエボラ出血熱騒動:、4 コンゴの独立・コンゴ動乱:、5 コンゴ自由国:(未定;次回に決定)、6 ⑰Ebola virus~の要約:、7 Outbreak (1) の聞き取り:、8 Outbreak (2)の聞き取り:、9 virus in 1976の聞き取り:、10 CNNの聞き取り:

ー医科大学の頃の状況

池田さん、上村さんが生まれてなくて、池田くん、上村くんが学生の頃、研究室で事務官の戸高さんか学生の誰かに撮ってもらった写真、白髪がないねえ。医科大学に来た1980年代後半、たぶん。

個人が持たされている単位を出す権限を振りかざす教官もいて、理不尽に留年させられて今も恨みに思っている人も多いそうで、学生の間に「医大村」の閉塞感が漂っている感じでした。だから、そういう時代に入って来なくてよかったね、と言いたかったんやと思う。今の感染症による閉塞感もそうやと思うけど、当たり前が実際は当たり前やないことを、医学科に入れたことも含めて、お互い感謝出来るといいね。入って来た経緯はどうあれ、これからは医者になって何が出来るか、やからねえ。その前に国家試験に通らんとあかんけどね。1割は通らない仕組みなんやから。

ー医学用語に関して少々

篠原さんのことなどを話したけど、医局からアーバインに公費でやってもらうことを辞めて、自力でUMSLEを受けてアメリカで医者をしようと決めたのは、あほな男社会の中でこれ以上いられんかったからやと思うけど、ハードな救急医をやってUMSLEを受ける人がもう一回The Language of Medicineを使ってやりたくて授業の時に使った資料を送って送って下さい、とメールして来たんやから、やっぱりThe Language of Medicineはよう出来た医学用語の本なんやで、そう言いたかったんやと思う。

授業では前期僕が1~4章、後期南部さんが5、15章をやる予定やけど、基礎の基礎やから、前期の今の時期に、医学のことをせえへんと文句を言う前に、22章分2200語余りをインプットするのがええんちゃうか。資料は用意出来ると思う。1~4章をやるときに、また。

<次回予定>

ー自己紹介→ーOn Ebola & Cong in English→ー発表→ー課題・課題図書→ー医学用語

**********

ー自己紹介・・・まだの人がいたら。

ーOn Ebola & Cong in English・・・発表の前に全般の事情を英語で。

European invasion→Slave trade→Industrial Revolution→Colonization→Struggle for Africa→African Division at Berlin Conference→Congo Free State→Two world wars→Independence/ Congo crisis→Mobutu dictatorship→1976 Ebola outbreak→1995 Ebola outbreak→After Mobutu dictatorship

印刷物で渡せなかった英文と日本語訳のPDFです。↓2冊書いた英文書の1冊目、入門書の1章です。読んでおくとわかりやすいです。日本語訳役に立ちましたよ、と言った梶原さん(京大で初期研修2年目)の言葉が印象に残ってるので。本気でやった人たちは、結構ハードな授業やったみたいです。なんでアフリカ、高校で読んでた力が落ちてしまう、と文句を言ってた人もいたけど、英語は手段、読むためには読まんと読めるようにならへんし、しゃべるためにはしゃべらんとしゃべれるようにはならへんで。あうとプットと、自分や自分が生きてる社会の構造なんかについて考える機会になるとええね。

The Colonization of Africa

Colonization of Africa(日本語訳)

ー発表:折角準備してくれてそうなんで、先にやろ。順番通りやないし、全部やれないかも知れんけど、やれるとこまでやろ。よろしくね。

発表順:1コンゴ(大山嶺)→31976のエボラ出血熱騒動(桶谷)→21995年のエボラ出血熱騒動(岩井)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)→10CNNの聞き取り(梶原)→9virus in 1976の聞き取り(香取)→7Outbreak (1) の聞き取り(池田)→8Outbreak (2)の聞き取り(青木)→6⑰Ebola virus~の要約(上村)→4コンゴの独立・コンゴ動乱(尾形)

次の発表:1コンゴ自由国(   )、エボラ出血熱(   )

ー課題・課題図書(時間があれば)

ー医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

<①の説明>

無料のアプリを使うと40分の時間制限があり、今回の騒ぎで時間制限が解除されるサービスが提供されているので、その設定になってると思ってました。でも、教育機関などに限ってという条件があったようです。

僕が普段使ってるgmailのアドレスは教育機関でなかった、のが原因でした。それでmedのアドレスに設定を変えたら無事に時間制限が解除されたいうわけです。尾形さんも調べてサイトにアドレスを送ってくれたんやけど、教育機関の前提での解説で、僕個人のアドレスには気付きようがなかったわけです。南部さんのひらめきのお蔭です。

名誉教授には何の特典もなかったけど、死ぬまでmedのアドレスが使えるというので初めて役に立ったようです。これで、たぶん制限なしにやれると思います。尾形さんもありがと。

***********

医学用語の所で解説予定(再掲):ウェブ上のフリー辞書のアドレス

「Merriam-Webster」(英英、米)

「英辞郎 on the WEB」(和英・英和)

「Dictionary of Contemporary English」(英英、英)

(5)3回目授業終了

3回目、Zoomでの2回目が無事に終わってよかった、いっしょにやれることに感謝しています。全員が揃うのも嬉しいね。

<連絡事項>

① 次回4回目授業は5月20日(水)8:40~10:10です。

<授業では>・・・CNNの映像を見たあと簡単なコンゴとエボラの英語での紹介→ー大山嶺くん、桶谷さん、岩井さん、梶原さんの発表(梶原さんは途中)

5分の時間制限でヨーロッパ人が来る前のアフリカ大陸の話から奴隷貿易、産業革命、アフリカ争奪戦、ベルリン会議、二つの大戦の後の新体制という流れをさっと。↓

European invasion→Slave trade→Industrial Revolution→Colonization→Struggle for Africa→African Division at Berlin Conference→Congo Free State→Two world wars→Independence/ Congo crisis→Mobutu dictatorship→1976 Ebola outbreak→1995 Ebola outbreak→After Mobutu dictatorship

英文はThe Colonization of Africa、日本語訳はColonization of Africa。<テキストのアフリカ小史についてメールマガジンに書いたものです>→「アフリカ小史前半」「モンド通信 No. 63」(2013年11月10日)、「アフリカ小史後半」「モンド通信 No. 64」(2013年12月10日)

最初にCNNの映像を見てもらったあと、大山嶺くんがコンゴ、桶谷さんが1976のエボラ出血熱騒動、岩井さんが1995年のエボラ出血熱騒動、梶原さんがCNNの聞き取りの発表をしてくれました。梶原さんの発表は途中で時間切れ、次回はそこからやね。

3人とも英語で発表、きちんと調べてたねえ。感心しました。発音を自分でチェックするのに、実際に「Merriam-Webster」(英英、米)でBeljiumを検索して音を聞いてもらいました。お気に入りに入れて使ってや。他にも「英辞郎 on the WEB」、→「Dictionary of Contemporary English」

CNNのListening Comprehension Practice、来週聞くんで考えときや。How was the condition of Kinshasa, the capital city of Zaire?とWhy did the president Mobutu visit Gimena, a small vilage in the north on the day of the second outbreak in 1995?

資料の中の“Deadly ebola virus sweeps through Zairean town”の

“Ebola is characterized by the sudden onset of fever, malaise, muscle pain, headache and diarrhea. Often, severe internal hemorrhaging occurs. Body dissolve and turn mushy – and blood flows from the eyes, nose and other organs.

“Nature of the killer virus”の

“Autopsies are very unpleasant, but once you have cleaned away the blood, you find the organs are reasonably intact,” he said.

は読み比べてみてや。

大山嶺くんがコンゴの発表の中で触れてたpigmyの映像を参考ファイルに置いとくね。アフリカの歴史を一番知っているイギリス人のバズゥル・デヴィドスンが作った映像「アフリカ・シリーズ」の中でたぶん1970年代か80年代前半の映像だと思います。ザイールの密林に住んでいる人たちで写真で紹介してくれたように身長が低いようです。「アフリカ・シリーズ」はNHKで1983年に放映されたけどアーカイブでも見つからないので今となっては極めて貴重な映像です。非常勤で行ってた大阪工大のLL教室で、一番世話になった先輩がビデオ録画したものをダビングさせてもらったものです。それをDVDにしてから映像ファイルを作りました。

<次回>は発表の続き、最後まで行けるとええなあ。

発表:CNNの聞き取りの続き(梶原)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)→1976 Outbreakの聞き取り(香取)→Outbreak (1) の聞き取り(池田)→Outbreak (2)の聞き取り(青木)→⑰Ebola virus~の要約(上村)→4コンゴの独立・コンゴ動乱(尾形)

もし時間があれば

ⅡⅣー課題・課題図書(時間があれば)

ⅢⅤー医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

その次に、コンゴ自由国(   )とBiohazard Safety Level(   )とアメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?

(6)4回目授業終了

発表の準備をしてくれてる人には申し訳ないです。ただ、毎回次回に出来る範囲内の発表者を決めてやると、全体像が見えないので、最初に発表してくれる人を決めました。どうか悪しからず。進んで発表してくれて感謝しています。楽しくやれてることを祈っています。

<連絡事項>

次回5回目の授業は6月3日(水)8:40~10:10です。

<授業では>・・・梶原さんの発表(途中から)→CNNのListening Comprehension Practice(たま)→1976 Outbreakの聞き取り(香取)をやりました。梶原さんも香取くんもしっかりやれてたと思います。勘違いもあるといけないので、transcriptionを貼っておきます。

CNNを梶原さんが最後までやってくれたあと、Listening Comprehensionでなぜ首都キンシャサが危機の時に、モブツが報道陣を連れて北東部の小さな村に行ったのかについて英語で聞きました。ヒントで言いましたが、mission(この場合エボラの広がりを抑えるために派遣されたinternational medical team)の金はそっちが出すべきで、金寄こせとアピールするのに、危機的な状況にある首都を離れてテレビ取材班を連れて20年前にエボラ騒動のあった北東部の村に言ったわけやから、考えたら、凄いよね、これが先進国と少数のアフリカ人上層階級の実態、大多数の貧乏人は政治体制が変わっても、変わらず搾り取られ続けるというわけです。

いろいろ考える機会にしてもらえると嬉しいです。

Ebola virus Outbreak (CNN)

In Zaire the deadly Ebola virus has (claimed) more than one hundred (lives). At least thirty six more are (infected) with the disease. And Gary Striker reports the (source) of Ebola still (eludes) scientists:

“A thousand kilometers north of the Ebola (outbreak), Zaire’s President Mobutu visits the town of Gimena. He arrived here from the capital where the (population) faces the (threat) of an (epidemic), now less than two hundred kilometers from Kinshasa. For the people here Ebola seems very far away, too far they would say to (affect) their lives. But until last month the world only Ebola (victims) were found in this (remote) (region). For nearly twenty years the only known (outbreaks) of Ebola have been reported here in northern and (neibouring) Sudan. But the latest (epidemic) in the southwest has (convinced) many scientists that Ebola virus is probably (lying) (dormant) over wide area of (tropical) Africa. What scientists do not know is where to find the virus between human (epidemics). When it (flares) up apparently from nowhere, spreads and kills its (victims) quickly, then disappears just as fast."

“People (speculate) whether (plants), animals, (insects) or whatever we don’t know. That’s what we really would like to know."

“Somewhere in this (fertile) and (forested) (region) the Ebola virus is carried by an animal or (insect) or maybe even a (plant). A (vector) (organism) carries the virus without (harm) to itself (eventually) passing it to a human (victim). Finding the (vector) for Ebola will be a (major) (step) in understanding the virus and (eventually) finding a way to save the lives of its (victims). The first (priority) now for the international medical team in Kikwit is to (contain) the Ebola (outbreak). Beyond that a long (process) of (investigation) and (analysis) (lies) (ahead). Months and probably years of field work to (track) down the virus on its (homeground). A mission, President Mobutu says will have to be (financed) by other countries, not his. But this is an (era) of (budgets) (cutbacks) for science. And even if money is (available) for (research) on Ebola, finding out where it (hides) and how to kill it could still be at the far end of a very long road. Gary Striker, CNN, Gimena, Zaire."

1976 Ebola Outbreak in Zaire

BS世界のドユメンタリー「人類の健康を守れるか3回エイズ・鳥インフルエンザ対策」

米国GBH2005年製作 NHK衛星第1、2006年3月24日放送

Zaire in Central Africa. (Reports) of a (terrible) new disease have brought Dr. Joe Bremming and a (colleague from the US (Centers) for (Disease) (Control) to (investigate). They are the (first) doctors to enter the (stricken) (area).

“It was (exceedingly) difficult to get into that area because the (pilots) like many of the (medical) (staff) were in a (state) of (panic). They (kicked) us off the (plane) and (immediately) (took) (off).”

“What’s (burning) over there?”

The mystery disease brought fire and (destruction) to the villages. Bremming knew (immediately) that these were the (homes) of the diseases’ (victims).

The people burned their (huts) because that was the only way that they could (protect) (themselves) they were using a (traditional) (method) of killing the (spirits).”

The disease killed the (sick) and those who (cared) for them. (Nuns) at the (local) hospital believed the building (contained) (germs) that would kill anyone who (entered).

“This’s (probably) one of the (saddest) (sights) (I’ve) ever seen, (absolutely) quiet, (I’ve) never seen such a large hospital in Africa where there was no one (around) I was (absolutely) (frightened) (out) (of) my (skin).”

The year was 1976. The place: Zaire in central Africa. The disease: Ebola (fever). It’s (caused) by a (lethal) (virus) that had (previously) only (infected) animals until now. It’s one of thirty new diseases that have (struck) in recent (decades). A trend many (experts) believe will (accelerate) in the (coming) years. The next great disease (threat) could be a (swift) and (violent) (killer) like Ebola. Or, like HIV, it could (linger) in the body for years, and only then turn (deadly).

In a world that becomes more (globalized) with every (passing) day, the (threat) from all (infectious) diseases is real and (growing). Can (entrenched) (killers) like HIV be brought under control? Can (deadly) (threats) like (bird) (flu) be stopped before the bodies (mount)? How (safe) are we? Coming next is on (RX) for (survival).

<次回>

Outbreak (1) の聞き取り(池田)→Outbreak (2)の聞き取り(青木)→Ebola virus~の要約(上村)→コンゴの独立・コンゴ動乱(尾形)→Biosafety level(甲斐)

最後まで行けるとええね。

もし時間があれば

* 課題・課題図書

* 医学用語(時間があれば、専門家・専門分野から。それから1章解説)

cell→tissue→organ→systemは2章で記述があるんで、その時に詳しく。

cell→histologyなどの専門家・専門分野のプリントは一度目を通しておくといいと思うよ。どっちみち、そのうち自然と覚えるけどね。基礎臨床棟のエレベーターには各講座の英語名を書いてあるし、もちろん大学のホームページにも講座案内の英語版も載ってるし。

* コンゴ自由国(   )とアメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?

(7)対面での協力要請

25日(月)から対面授業が始まります。

27日(水)の授業で協力してほしいことを書いとくんで、よろしくね。↓

 

1)体調不良者は出席しないこと(特別欠席)

2)マスク着用

3)教室入り口のアルコール消毒液で手指消毒

4)間隔をあけて整理番号順で指定された席に着く(養成者が出たときに濃厚接触者の対象範囲特定のため)

→火曜日に行って名札と資料を机の上に準備するつもりなんで、そこに座ってや。4月22日から始めるつもりで、予め部屋の下見をしてどういう間隔で座ればいいかは確認し、水曜日にも再度確認しました。

5)十分な換気を行う→早めに来た人で協力して、部屋と廊下の窓は開けておいてや。

6)発表予定の人(池田さん、青木さん、上村さん、尾形さん、甲斐さん)は、ファイル(パワーポイントなど)を僕の所にメールで送って下さい。
Zoomを併用すればプロジェクターに接続するためにパソコンを付け替えたりする時間が省けるかもと思ったんやけど、一つの部屋で一斉に使うとハリングがすごくて使えないそうで諦めました。(元々遠隔に使うための仕様なんで。)
昼休みの学生食堂の混雑を避けるために75分授業を実施するので、出来るだけパソコンの付け替えとかの時間は省ける方がええんで。

今回の措置は、

2. 段階的な再開の優先順位として、遠隔授業で代替が困難な実習や、実技を伴う講義、双方向型英語授業を優先して再開する。

3. 入学以来、対面授業を経験していない一年生は優先的に対面授業を開始する。

という願いがあり、みんなを優先したいと思っての総意のようですので、お互いに協力してその気持ちに応えられるといいなあと思っています。

最後に、横山さんからのメールを添付しておきます。

*********

おはようございます。昨日の教務委員会で以下決定しました
のでお知らせです。

5月25日(月)から医学科(と看護学科)の1年生については
清武キャンパスで対面での授業が開始になります。木花キャンパス
で開講されている授業は木花の方針にしたがいます。

万が一、今後学生の感染者が出た場合は、いきなり遠隔に戻る
のではなく状況をみて判断します。

以下の点について配慮しながら授業をやってくださいとのことです。

1)体調不良者は出席しないこと(特別欠席)
2)マスク着用
3)教室入り口のアルコール消毒液で手指消毒
4)間隔をあけて整理番号順で指定された席に着く
(養成者が出たときに濃厚接触者の対象範囲特定のため)
5)十分な換気を行う

玉田先生の使用教室は301なので、前後あけて座っても席数は大丈夫
だと思います。時間割は木花の新時間割(75分授業)に従います。

(8)5回目授業終了

<連絡事項>

次回6回目の授業は6月10日訂正→2日(水)8:40~9:55です。

<授業では>・・・Outbreak (1) の聞き取り(池田)→Outbreak (2)の聞き取り(青木)→Ebola virus~の要約(上村)の発表。(最後に2つのtranscriptionと日本語訳を貼っときます。参考になれば嬉しいです。Outbreak (3)は、次回映像を紹介したあと、映像・音声ファイルと聞き取りシートを参考ファイルに置くんで、自分でやってみてや。

みんなよう出来るねえ。発音もそれぞれしっかりしていたし。

僕なんか行くところがなくて、それでも大学にだけは行きたかったから、夜間の英米学科という想像もしてなかった所に入って、30くらいで死ぬやろな、それまでもう一つどっかの大学にでも行ってそれで終わりかなと漠然と考えてたから、みんなのように授業にまともに出席するという概念すらも持ち合わせてなかったわけで、担当の教員からしたら、とんでもない学生やったわけや。そんな僕からしたら、みんな優等生、感謝しています?!

配った資料:①用語3章、②3章演習、③用語4章、④4章演習、⑤5章消化管の図

<次回>は

① 発表:コンゴの独立・コンゴ動乱(尾形)→Biosafety level(甲斐)

② (未なら)課題・課題図書、専門家・専門分野と1章解説

③ 映像:「アウトブレイク」、「ERIV6B」を少しでも。

今日少し解説したように、次々回あたりに1~4章をまとめて解説して、その後、各章のoral checkなどの時間を取ろうと思っています。大事なんは、みんながこの時期に自分でインテンシブにインプットすることやと思うんで、折角の機会やから、利用してやれるなら、予定を合わせてやってみてや。意識してもしなくても、アーバインに行った別所が「医者をしてからも医学用語は要るんで、たまさん、後輩には試験したって下さい」とアーバインから戻ってすぐに研究室に来て言ったように、やっぱり用語は要ると思う。

* コンゴ自由国(   )とアメリカ映画『緊急救命室ER』について(   )、誰か調べて発表せえへんか?『緊急救命室ER』は当然やけど、医学用語満載で喋るスピードも速い、格好の材料やと思うで。

 

初めての対面やから、一曲みんなで聴いてもらおうと思ってたんやけど、隣の教室でも普段になく授業をやってたし、何か授業をするだけで一杯一杯、余裕なかったなあ。

2コマの授業が終わってからゆっくりと教室の片付けをし、研究室に戻って、次回に配る資料の準備をして研究室を出たのが一時間余りあと、家に戻ってお昼も食べずに敷いたままの布団の中に。昨日今日と一コマ目からだったこともあり、寝不足も続いていたからそのまま眠りに。夢の中で、今日やった聞き取りのtranscritionをブログに載せないと、そんな夢を見ていたような。病気やな。

書くのは商売だからいくらでも書けるけど、それでも7コマの授業のブログを書くのは物理的にもそれなりに結構大変。書かないでいると、何だか払えない借金がたまっていくような、嫌な気分。借金はしないと決めて、しないで来たから、「払えない借金」の感じがわかるわけはないんやけど。何書いてるんやろ。ブログは自分が勝手に決めてやってるだけで、しないといけないもんでもないのに・・・・。

初めての対面が何とか終わったのにねえ。2月10日のブログに書いた「ひよとめじろが来ています」では、例年のように学期が終わってプリント類も片付けて、印刷やら何やらぼちぼち新学期の準備に向けて、そんないつもの日常を書き留めていたのに、次に書いた4月7日の「授業が始まって大丈夫かなあ」で、日常が一変、日常が日常でなくなりました。

それでようやく対面の授業が始まったのに、何かそれでもすっきりしないのは、心が今の事態に順応していないのか。先が全く見えません。どうなるんかなあ。

Outbreak(1), (2), Ebola virus returns~

(1)

Sam: Major Salt.

Salt: Sir. May I say what an honor it is to have this opportunity to work with you in the field, sir.

Sam: Thank you. Sit down, sit down, what are your backgrounds, firstly? That’s the point. Johns Hopkins. Helicopter flight school. How many hours have you logged?

Salt: Eighty five, sir.

Sam: Married?

Salt: Yes, sir.

Sam: Good luck. You’ve never been in the field?

Salt: No, sir. But I’m fully trained and highly motivated, sir.

Sam: No, no, I’m talking about landing in the hot zone. It’s a unique situation. Have you ever seen the effects of hemorrhagic fever?

Salt: No, sir.

Casey: Allow me, sir. Major?

Salt: Yes, Major.

Casey: When the patient first gets the virus, he complaints flu-like symptoms, 'n then in two or three days, pink lesion begins to appear all over his body, along with small pustules that soon erupt with the blood and pus, a kind of milky substance….

Salt: When these particular lesions become full blown, they feel mush to the touch, there is vomitting, diarrhea, bleeding in the nose, ears, gums, the eyes’ hemorrhage, the internal organs shut down. They look….

Sam: That’s very good, Major. Ah, we’ve read that in, ah, the book, but in about sixteen hours you are about to see it.

Casey: In the flesh, so to speak.

Salt: I feel confident that I can handle anything we encounter, sir.

Sam: It’s just-one of us panics, it puts us all in danger.

Casey: And he is under direct orders not to die out there. And that’s one set of orders he’s actually planning on following.

(2)

Sam: God damn it. Isolate’im. Islate’im.

Marby : Don’t worry. It’s not airborne.

Sam: Sam Daniels,       .

Murby: Benjamin Murby. We’ve been expecting him.

Sam: We came (as) soon as we could.

Murby: Not soon enough. The village is dead.

Sam: You know the incubation period?

Murby: No, but it kills in two or three days. The mortality rate is a hundred percent.

Sam: Jesus. Could an infected person’ve gotten out of the village?

Murby: If he was dead or dying in the jungle, and it’s fifty miles to the nearest village.

Sam: The first case, patient zero?

Murby: A young man called Murazo, worked with a white man to build a, a road into Kinshasa. And when he returned, he was sick….

Sam: I see.

Murby: …and he drank from this well. From there it spreads to the entire village.

Sam: Did you identify the carrier, the host?

Murby: No. When we arrived, the boy was incoherent. He died, ah, two hours later. He couldn’t tell us how he got it.

Sam: He’s not sick?

Murby: He is a local juju man, witch doctor. He stayed in his cave a whole week.

Sam: I’d like to talk to him, too.

Murby: No, he talks to me. You see he believes that the gods were awoken from their sleep by the men cutting down the trees where no men should be, and the gods got angry. This is their punishment.

“Ebola virus returns Zaire into world’s spotlight”

Reuter (sic) in The Daily Yomiuri (May 16, 1995)

The Ebola virus outbreak in Zaire has refocused attention on the vast nation of 40 million people in the heart of Africa that has lurched from one crisis to another since independence from Belgium in 1963 (sic).

The virus, for which there is no known cure or vaccine, has killed at least 64 people.

Many Zaireans are openly angry at the government of President Mobutu Sese Seko, who has ruled unchallenged for most of the past 30 years and, according to critics, salted a way (sic) a personal fortune estimated in billions of dollars.

ザイールでエボラウィルスが発生して、1963年(原文のまま)のベルギーからの独立以来、数々の危機に揺れ動いて来た中部にあるアフリカ4000万人の広大な国に再び注目が集まりました。

治療薬もワクチンも知られていないウィルスは少なくとも64人の死者を出しました。

批評家によれば、多くのザイール人が過去30年間無投票で当選し、不正にためこんだ個人の資産が数十億ドルにのぼるといわれるモブツ・セセ・セコ大統領の政府に公然と腹を立てています。

Opposition commentators and independent journalists blame the frequency of epidemics and lack of resources to deal with them on corruption and mismanagement of the wealth of a country blessed with just about every strategic mineral known to man.

“Mismanagement of public resources that leads to poor management of the environment create opportunistic factors for the birth and spread of epidemics," lamented an editorial in the opposition newspaper Le Palmares.

“Health facilities are in a deplorable state. We have been heading for disaster for a long time," Lambaert Mende, spokesman for Zaire’s chief opposition leader Etienue Tshisekedi said.

反対派の批評家やフリーのジャーナリストは、流行病が頻繁に起こるのも、取り扱う資源が不足するのも、既知のあらゆる戦略的に重要な鉱物資源に恵まれている国の富の管理ミスと賄賂のせいだと指摘しています。

「環境の管理不備に繋がる、公共資源の管理ミスが日和見的な要因を作り出して、流行病を発生させたり、広げたりしている。」と反対派の新聞ル・パルメール(Le Palmares)の社説は嘆いています。

「医療関係施設は悲惨な状況です。私たちは長い間、大災害が起きてもおかしくない方向に向かって進んできました。」とザイールの野党指導者エティニュエ・ツィセケディ(Etinue Tshisekedi)のスポークスマン、ランバエルト・メンデ(Lambaert Mende)は言いました。

Corruption has eaten deep into the fabric of Zairean society and government and even quarantine measures announced to keep the Ebola virus from the capital of five million people are being undermined by bribery, Kinshasa city officials say.

Public workers are owed several months salary and bribery has become a way of life.

The virus is stretching Zaire’s decrepit medical services, already hard pressed, to cope with the scourge of AIDS, which has hit Zaire harder than most countries.

賄賂はザイールの社会と政府に深く染み込んでおり、500万人が住む首都をエボラウィルスから守るために発令された隔離手段でさえも賄賂がきく有様です、とキンシャサ市職員が言います。

公務員は何ヶ月分もの給料を払ってもらえず、賄賂は生活の一手段となってしまっています。

ウィルスはザイールの老朽化した医療機関に広がっており、医療機関はたいていの国よりも激しくザイールを襲っているエイズ禍の対応追われています。

Zaire’s political problems began early: Katanga, which today is the mineral-rich province of Shaba, made a disastrous attempt at secession, 11 days after independence from Belgium. It was forced back after three years of bloody conflict.

The second largest country in sub-Saharan Africa. Zaire has rich farm and watered by the Zaire river, formerly River Congo.

The country is blessed with some of the best copper deposits in the world but the engine of its economy, the state mining collosus Gecamines, has virtually ground to a halt."

Copper production dropped from a peak of 500,000 tons to under 50,000 tons in 1994. Cobalt production slumped too.

The government has dissolved three core companies in the Gecamines group and not said what will become of the state company, which generates over 70 percent of its hard currency.

ザイールの政治の問題は早くに始まりました。鉱物の豊かな現シャバ州であるカタンガ州はベルギーから独立した11日後に、不幸な結果に終わった分離工作が謀られました。その分離工作は血まみれの闘争の3年後に強行されました。

サハラ以南のアフリカで2番目に大きい国ザイールには豊かな農場があり、旧コンゴ川のザイールの川から水の恵みを得ています。

その国は世界でも有数の銅の埋蔵量を誇っていますが、経済のエンジンである国営巨大鉱山会社ゲカマイン(Gecamines)は、事実上操業を停止しています。

1994年には、銅の製造量は最盛期の50万トンから5万トン以下にまで落ち込みました。コバルトの製造量も同じようにひどく落ちみました。

政府はゲカマイン(Gecamines)グループの中の3つの中心会社を解散させ、硬貨の70パーセント以上を製造する国営会社の先行きについては言及していません。

The World Bank, International Monetary Fund and creditors led by former colonial power Belgium abandoned Zaire long ago.

With inflation running close to five digits, the government has periodically reverted to printing mountains of worthless money.

The capital Kinshasa is still recovering from waves of looting by unpaid soldiers in 1991 that forced France and Belgium to send troops to evacuate Europeans.

The United States, which propped up Mobutu during the Cold War as a bulwark against communism in Africa, has been at the forefront of pressure for democracy in Zaire.

世界銀行も国際通貨基金も旧宗主国ベルギーが仲立ちをする債権者たちも、ザイールをずっと以)前に見捨てています。

インフレ率が5桁近くなりつつあるインフレで、政府は定期的に価値のない紙幣を山のように印刷するようになっています。

首都キンシャサは、ヨーロッパ人を退去させるための軍隊派遣をフランスとベルギーに強いた、給料を払ってもらえない兵士たちによる1991年の数々の略奪行為から何とか立ち直ろうとしているところです。

アメリカは、冷戦の間アフリカで共産主義に抗する防波堤としてモブツを支援してきましたが、今は最前線に立って、ザイールでの民主主義を求めて圧力をかけています。

(9)6回目授業終了

<課題の提出延期について>・・・1回目、2回目とも課題の提出期限を延期するね。1回目はブログとメールでしかしてないし(希望が多いときは、日程的に可能ならどこかで補講)、Zoomでももたもたしたしね。課題図書の解説もするけど、資料の必要な人はいつでも連絡してや。研究室前に置いたりして渡せるようになってるし。この機会に英文をたくさん読むことをすすめます。英文はすぐには取り寄せが難しいので、プリントで読めるようにしているのが多いです。本は画像にしてるのもあるけど、プリントにはしてないな。版権の問題もあって、違法は違法でもあるんで、ちょっと遠慮してCDの形にするすることになると思うけど。

1回目6月10日(7回目)→7月1日(10回目)

2回目7月22日(13回目)→8月5日(14回目)

<連絡事項>

次回7回目の授業は6月10日(水)8:40~9:55です。

<授業では>・・・

プリントの解説をしたあと、尾形さんがコンゴの独立とコンゴ動乱、甲斐さんがBiosafety levelの発表をしてくれました。どっちもきちんと調べてくれてたね。英語もしっかりして、発表もうまかったな。

今なら読んでおもしろいかも→「医学生と新興感染症―1995年のエボラ出血熱騒動とコンゴをめぐって―」「ESPの研究と実践」第5号(2006年)61-69頁。

プリントの解説の時に、山本義隆さんと片岡さんの話をしたけど、この人の言うことなら聞くしかしゃーないなと自然に思えるような人はそうそういないんで、大事にしてもらいたいような気がするねえ。それとペンタゴンの環太平洋戦略や日米安全保障条約についても少々。

用語については、コピーして持って行ったCDの中味を説明しました。使ってもらえると嬉しいです。出来れば本を手に入れて、今の時期に一気にインプットするといいけどな。

次々回には先ず1章、その次がその次くらいに2~4章を一気にやるかな。大事なのは、一人一人が自分でやること。

自己紹介に余裕がないと思って書けなかったけど、面接希望の人はZoomでやれそうなんで、連絡をくれたら時間を調整してやれるよ。

<配ったもの>

① B4表裏2 San Francisco / 思い出のサンフランシスコ / 無関心が最もいけない /素粒子の狩人
② B4表裏8 魅惑の資源 / 誰も守ってくれない  / 「アフリカ大戦」再燃に目を  / ジンバブエ インフレ年2億~  /  コンゴ 反政府軍と~ / エボラ出血熱 アンリカを~  /  エボラ最前線の現実上 /  エボラ最前線の現実下 / 性暴力被害の~  /  無差別暴力~ / エボラ出血熱 続く闘い  / Looking back in Anger
③ B4表裏4 The colonization of Africa  /  苦しい中で対応様々 / 「アフリカシリーズ」/「ルーツ」 / Soweto Gospel Choir / ユッスー・ウンドゥール

④ B4表裏2 エボラ回復後に目から~ / “Persisitence of Ebola virus ~"

⑤ CD-R(1~4章、演習、試験)

San Franciscoは時間があればListening Comprehension Practiceを。

ゴールデンゲイトブリッジを背景に運転手さんと、1987年

「ジンバブエ インフレ年2億~」は記事で読んだインフレ率のイメージを感じてもらえたらと。

The colonization of Africaは授業で一部読みたいと思っています。

Soweto Gospel Choir / ユッスー・ウンドゥールは聴いてもらうつもりをしています。

コンゴ・エボラについての日本語の新聞記事はこれと思ったのを取っておいた分です。

<次回>は

映像を。アメリカの救急医ジョン・カーターが北東部のキサンガニの診療所にボラティに行く「ERIV6B」。新聞や雑誌の記事やニュースにも触れてもらい、いろいろも発表して貰ったあとで、観ると感じることも多いような気がするな。後編があってそれも観てもらいたいけど、75分しかないから、続きを観たい人はDVDのコピーでどうぞ。時間があれば、「アフリカシリーズ」で独立、コンゴ危機、コンゴ自由国、ベルリン会議での植民地分割、「アウトブレイク」、そんなに時間があるわけないか。行けるとこまでやな。

(10)7回目授業終了

?残ってないみたいです。

(11)8回目授業終了

<連絡事項>

次回9回目の授業は6月24日(水)8:40~9:55です。

授業では>・・・

① ERの発表(桶谷さん)、ERIのカーターの初日の場面

② 専門分野の発音チェック(尾形さん)

③ 1章ほんの少しだけ。

<次回>は

① 1章をさっと。

② oral check(試しに。どれくらいやって来てくれるやろな。)

③ 課題図書の解説

⑤ コンゴ・エボラの映像:「アフリカシリーズ」で独立・コンゴ危機・コンゴ自由国・ベルリン会議での植民地分割、「アウトブレイク」。

コンゴ・エボラが一段落したら

みんなの感想・意見・要望など、一人一人から聞きたいです。

先週は

地域資源創成学部がトーイックの学内試験の中止予定を覆して、オンラインテスト受験を決定(学生にも実際に英語を担当している教員にも連絡なし)したんで、急遽Zoomトーイックを実施、その準備で、前7クラスのブログも書けないほど追いまくられました。

結局、Zoomトーイックを金曜日に時間外で実施、10時から2クラスの合同20人ほどで、2時間半。

地域の対応には、に学生一人一人のこと考えてへんなという思いしかないけど、学部でも説明会を実施、医学科では対面をすでに4週間実施、部活動も開始、の状況からすれば、可能かも。でも、オンラインに関してももっとやることをやってかから、やっぱりもう少し延期が妥当、と思う。

ただ、受験をしないといけない立場からすれば、(お互いに)文句だけ言ってても時間を大事にしてるとは言えないんで、(僕が)割り切って、折角の機会を利用せんと馬鹿みたい→急遽過去問を作り・Zoomトーイック(金曜日の分)を実施、となった次第。

地域の2年生と

僕から・・・

ま、一週間大変やったから余計にそう思うんかもしれんけど、一度中止にしといて、オンラインで受けさせると決めたみたいやね。
まだ学生にも担当者にも連絡してないみたいやけど。
学生ひとりひとりを見てたら、そんな決定出来るわけないと思うけどなあ。今回はひどいね。ま、普段の態度が増幅されて現象化するんやろな。

医学科の学部長の片岡さんは、執行部から医学部は勝手にやれと言われて、4月の初めから上級生はオンラインを始め、1年生は4月22日から。2週間後、入学後対面授業を経験していない1年生を優先する、と上級生の対応も指示した後、対面を開始、もう4週が過ぎて、きのう辺りから、クラブ活動も始めたみたい。
入学後対面授業を経験していない1年生を優先する、には久しぶりに感激したね。

入谷さん(学部長)は、オンラインの努力もせず、課題だけ出して基準も示さず、あとのフォローもせず、本一冊のスキャンも判読しがたいお粗末さ、だから、中止の決定を急遽覆してオンライン受験、なんでこんなに違うんやろな。
たまたま医学科と木花の授業を同時並行で7クラス持ってるから、自然に見えてくる世界が、何ともわびしいね。

2年生から・・・

やはり、始めは中止の方向でしたよね。TOEICのように成績に影響する試験は、変更無し、変更するとして1か月は準備期間を設けてほしいものです。課された以上やり切るしかないですが、何とも言えない気持ちになります。嘆いてもしょうがないのですが。
流れを変える発言ができる方がいらっしゃるとは、羨ましいです。地域学部の先生は個々が強いので、そういった方は放置、という雰囲気なのかな。という印象を持っています。あくまで私個人の感覚ですが。もう私たちが声を上げるしかないのかもしれません。入谷先生の件は、成績次第で成績の基準等を訊ねてみようと思います。
何人かとそんな遣り取りをしました。

紫陽花(小島けい画)もそろそろ終わりかなあ。

(12)9回目授業終了

<連絡事項>

* 次回は1回目課題提出です。

* 2章は次々回にやるんで、準備してや。1回目の課題に追われてる人もいそうやし、次回2章をやりますと確認してなかったような気もするし。

* 次回10回目の授業は7月1日(水)8:40~9:55です。

授業では>・・・

① 1章。

CDで配ってあるファイルの練習問題はやっときや。他の章にも言えるけど、なかなかよう出来た練習問題やで。

② oral checkを少しだけ。

③ 授業や自粛期間の感想など、数人。(あんまり話したそうでなかったんで、最終授業に、また。

<次回>は

① 課題図書の解説

② コンゴ・エボラの映像:「アフリカシリーズ」で独立・コンゴ危機・コンゴ自由国・ベルリン会議での植民地分割

③ ザイールのその後。

(小島けい画)

すでに配ってあるプリントBasil DavisonのZaire’s Turmoil Inviites an Afrian Solution、Julius Nyerereの」Pushing Kabila on early election unrealistic、それに追加資料で配ったMike TidwellのLooking Back in Anger: Life in Mobutu’s Zaireは読んでおくとわかりやすいです。DavisonとNyerereはアメリカ英語でないのんで、ちょっと読みにくいかも。

(小島けい画)

④ 映像:「アウトブレイク」

授業で、また。

(13)10回目授業終了

<連絡事項>

* 次回2章をやります。CDで渡した練習問題もやりや。

* 次回11回目の授業は7月8日(水)8:40~9:55です。

授業では>・・・

① 1回目の課題を集めました。早う読んで講評が書けるとええけどね。自分の書いたものについて聞きたいときや、2回目用の資料で役に立てそうなら、いつでも連絡してや。

② 課題図書の解説にあわせて意識の話(white supremacy, black inferiority)と、ザイール崩壊直後のデヴィドスンとニエレレの新聞記事の解説。→自己意識

(小島けい画)

③ 発表の希望者を聞いたけどいなかったんんで、次回もう一回聞くね。

④ 映像:独立・コンゴ危機

<次回>は

① 2章

② 次々回から、用語をやったあと、アフリカ・アフロアメリカとエイズの2本立てで行く予定。The colonization of Africaは加藤くんがやってくれるそうなのでその確認と、エイズでも発表してもらいたいのでその予定も決めたいと思います。今日配ったエイズのプリントは目を通しといてや。アメリカで最初のエイズ患者がでた報告記事The History of AIDS Discoveryなど何個かの記事や、エイズ会議やエイズ治療薬なんかで発表してもらえればと思っています。

③ 「アフリカシリーズ」で植民地分割や植民地化など→ヨーロッパ人が来る前のアフリカ(黄金の交易網、砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、スワヒリ商人、東アフリカ)をざっと紹介したいと思います。

授業で、また。

自己意識

自己意識の大切さを説いた公民権運動の指導者マルコムXと反アパルトヘイト運動の指導者スティーヴ・ビコについて書いたことがあります。→「自己意識と侵略の歴史」(「ゴンドワナ」19号10-22頁、1991年)一部貼っておきます。

スティーヴ・ビコについて

奴隷貿易に始まる西洋諸国の侵略によって、支配する側とされる側の経済的な不均衡が生じましたが、同時に、白人優位・黒人蔑視という副産物が生まれました。支配する側が自らの侵略を正当化するために、懸命の努力をしたからです。支配力が強化され、その格差が大きくなるにつれて、白人優位・黒人蔑視の風潮は強まっていきました。したがって黒人社会は、支配権を白人から奪い返す闘いだけでなく、黒人自身の心の中に巣食った白人優位の考え方を払しょくするという二重の闘いを強いられました。アメリカ映画「遠い夜明け」で広く知られるようになったスティーヴ・ビコは、ある裁判で黒人意識運動の概念について質問されたとき、その「二重の闘い」に言い及んで、次のように述べています。

基本的に「黒人意識」が言っているのは黒人とその社会についてであり、黒人が国内で二つの力に屈していると、私は考えています。まず何よりも黒人は、制度化された政治機構や、何かをしようとすることを制限する様々な法律や、苛酷な労働条件、安い賃金、非常に厳しい生活条件、貧しい教育などの外的な世界に苦しめられています。すべて、黒人には外因的なものです。二番目に、これが最も重要であると考えますが、黒人は心のなかに、自分自身である状態の疎外感を抱いてしまって、自らを否定しています。明らかに、ホワイトという意味をすべて善と結びつける、言い換えれば、黒人は善をホワイトと関連させ、善をホワイトと同一視するからです。すべて生活から生まれたもので、子供の頃から育ったものです。[I Write What I Like (New York: Harper & Row, 1986), p. 100.神野明他訳の日本語訳『俺は書きたいことを書く』(現代企画室、 一九八八年)が出ています]

マルコムXについて

白人支配の体制に闘いを挑む前に、先ず自己意識の変革をと唱えたのは、もちろんビコだけではありません。ビコに大きな影響を及ぼしたアメリカ公民権運動の指導者の一人、マルコムXも同じようなことを言い、経済的に自立するための企画を試みました。マルコムはあらゆる機会を利用して、黒人自身の自己意識の変革の必要性を説きました。暗殺される直前の一九六五年一月二十四日の集会では、アメリカ黒人の歴史についての話をしています。奴隷船でアフリカから連れて来られる以前に、アフリカにいかに豊かな文化があったか、いかに自分たちの祖先が優れた人々であったか、又、いかに巧妙な手段を使って白人たちが黒人に白人優位の考え方を植えつけてきたか、そして今、自分たちが何をしなければならないのかなどを語りました。マルコムは、翌月に予定されていた「黒人歴史週間」やアメリカ黒人の呼び方「ニグロ」の欺瞞性を厳しくただして、次のように言っています。

なかでも、特に質の悪いごまかしは、白人が私たちにニグロという名前をつけて、ニグロと呼ぶことです。そして、私たちが自分のことをニグロと呼べば、結局はそのごまかしに自分が引っ掛かっていることになってしまうのです。……私たちは、科学的にみれば、白人によって産み出されました。誰かが自分のことをニグロと言っているのを聞く時はいつでも、その人は、西洋の文明の、いや西洋文明だけではなく、西洋の犯罪の産物なのです。西洋では、人からニグロと呼ばれたり、自らがニグロと呼んだりしていますが、ニグロ自体が反西洋文明を証明するのに使える有力な証拠なのです。ニグロと呼ばれる主な理由は、そう呼べば私たちの本当の正体が何なのかが分からなくなるからです。正体が何か分からない、どこから来たのか分からない、何があなたのものなのかが分からないからです。自分のことをニグロと呼ぶかぎり、あなた自身のものは何もない。言葉もあなたのものではありません。どんな言葉に対しても、もちろん英語に対しても何の権利も主張できないのです。[『マルコムX、アメリカ黒人の歴史を語る』 Malcolm X on Afro-American History (New York: Pathfinder, 1967), p. 15]

(14)11回目授業終了

<連絡事項>

* 次回12回目の授業は7月15日(水)8:40~9:55です。

授業では>・・・

2章をやっただけ、あれこれ途中で話をしたんで。あと4回やね。

3章、4章と、エイズについてと、ヨーロッパ人が来るまでのアフリカと奴隷貿易を少々、それだけはやりたいと思っています。

最後の時間は、一人一人からいろんな話を聞きたいです。

7月15日(12回目)→<次回>

7月22日(13回目):3章、エイズ

8月5日(14回目)4章:エイズ

8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

<次回>

① エイズに関しての発表者を決める:

The History of AIDS Discovery(     )

Human Biology(     )

Disrupting the Assembly Line

世界エイズ会議(     )

エイズ治療薬(     )

② The Colonization of Africa:1~2ページのPrecolonial AfricaとFirst

colonialistsを加藤くんが要約してくれますので、本文を読んで来てや。読んだあと、「アフリカシリーズ」でヨーロッパ人が来る前のアフリカ(黄金の交易網、砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、スワヒリ商人、東アフリカ)をざっと紹介したあと、「ルーツ」で奴隷貿易を少々紹介したいと思っています。「ルーツ」はすでにプリントを配ってあるんで読んどいてや。

貿易の中心地と栄えていたタンザニア沖合の島キルワ、1505年に廃墟に。

アフリカ系アメリカ人作家のアレックス・ヘイリーが、叔母から聞いた話を元に図書館などで調べ、7世代遡って西アフリカのガンビアのジュフレ村から連れて来られた先祖クンタ・キンテを突き止め、実際に村に行って村の歴史を語るグリオの口からその名前を確かめ、それを小説「ルーツ」に書いたそうです。


30周年記念版表紙

1977年にハリウッドでテレビ映画化され大ヒット、翌年には日本でも放映されたようです。高校の教員をしていた頃で、テレビを持ってなかったんで放送されてたことも知らなかったけど、1983年、大阪工大で非常勤を始めた時に初めて先輩の録画してたビデオを見せてもらい、その存在を知りました。12時間の長い番組で、30周年記念に第1部がDVDで発売されたものの、第2部は今となっては貴重な映像となりました。第1部はクンタの誕生から南北戦争で奴隷でなくなった辺りまで、第2部はそれ以降、著者がジュフレ村を訪ねる所まで。いつでもコピーは可能です。

ROOTS – Airdate January 23, 1977. (Photo by ABC Photo Archives/ABC via Getty Images) EDWARD ASHER;LEVAR BURTON

来週、また。

(15)12回目授業終了

<予定確認>

7月22日(13回目):3章、エイズ

その次の4章も、基礎の基礎なんで、この時期、授業に合わせてでもやっときや。

8月5日(14回目)4章:エイズ

8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

授業では>・・・

① エイズについての解説を少々、発表者決め:The History of AIDS Discovery(尾形さん)、Human Biology(加藤くん)

② The Colonization of Africa:Precolonial AfricaとFirst colonialistsを加藤くんが要約してくれました。しっかりとやれてたと思います。映像は次回に、時間があれば。

<次回>

① 3章

② The History of AIDS Discovery(尾形さん)、Human Biology(加藤くん)、Disrupting the Assembly Line(希望者がいたらやってや、いなければ、僕がさっと)

世界エイズ会議(     )、抗HIV製剤を巡っての欧米の製薬会社の動向(     )について誰か調べてみない?

③ 時間があれば映像:黄金の交易網;砂漠の民トワレグ人、世界の貿易の中心地カイロ、スワヒリ商人、1505年のキルワの虐殺)、「ルーツ」の奴隷狩り

来週、また。

* 今週末は課題を読み終えてブログに講評が書けるとええなあ。時間的には十分可能なんやけど、毎年なかなか。そもそもやってることに無理があるんやろな。そのあとまた、2回目の課題も読まんとあかんのになあ。

毎回の授業後のブログも、やっぱり何とかかんとか。今日も夕方寝て辛うじて起きて来てやっと書いたところ。今に始まったことやないけど、週に8クラスくらいの授業に、いつもアップアップやなあ。医学科は前期でほんまに最後になりそうやけど、後期から少し楽になるんやろかな。

(16)13回目授業終了

<確認>

* 7月29日(水)は月曜日時間割で授業なしです。

* 8月5日(14回目):2回目課題提出、4章、エイズ(続き)、(時間があれば)映像:「アフリカシリーズ」冒頭、奴隷狩り、1980年代飢餓問題

* 夏休み中のZoom医学用語について。希望者がいれば、5章以降の用語演習を週に1回くらいの割合でつき合ってもいいと思っています。後半3、4のクラスの人にも南部さんから声をかけてもらっています。22章全部実際に授業で扱ったことはないんで、EMPで取り上げた10章ほどになると思うけど、資料は授業で配った程度に印刷物で用意できると思います。医学科は、人数が決まれば事務の谷口さんに印刷を頼めると思うんで。前期の試験期間が終わるまでに印刷して渡したいんで、希望者は今月末くらいまでにメールして下さい。Zoomの招待状と印刷物の受け渡しなどの案内をするつもりです。

* 8月12日(15回目):まとめ。いろんな話を聞かせてや。

授業では>・・・

① 3章

② エイズ発表:The History of AIDS Discovery(尾形さん)、Human Biology(加藤くん)

尾形さんのファイルはわかりやすく要点もつかんでたし、加藤くんのも要所がきまてたね。どちらも感服です。

世界エイズ会議、抗HIV製剤を巡っての欧米の製薬会社と第三世界の攻防について誰か調べて発表せえへんか?

<次回>

① 4

② エイズ(続き少々)、映像:ER(1994年、まだ逆転写酵素阻害剤しかないころに、5歳の患者に効き目のない薬を使い続けるか、家に連れて帰って緩和ケアをするか、を迫られる辛い場面、みんなが医者の立場ならどうする、親の立場ならどうする、など少し議論したいところ)、(時間があれば)映像:「アフリカシリーズ」冒頭→映像:「ルーツ」(奴隷狩り、奴隷船)→映像:「アフリカシリーズ」1980年代飢餓問題、ライブエイド(何曲か)

来週、また。

* このクラスは課題を読み終えてるんで、ブログに講評が書けると思います。自分の課題の講評が要る人はめーるでも、Zoomでも対応するよ。

****

二週間毎にマッサージをしてもらってる西口さんから、玉田さん、左脚の筋肉が少し落ちてますねと言われたんで、昨日は左脚に力を入れて三段変速の一番重いので坂道を立たないで2往復(一年のクラスが終わったあとお昼を食べに家に帰ってるんで)、今日は1往復、汗だくになったね。
日が落ちる頃に歩けるとえんやけど。70過ぎても筋肉はつくそうやけど、生きてるだけで、大変や。
一つ葉の砂浜ではしゃいでいた三太(ブログの名前の片われ)。最近木崎の浜で歩いてないけど、自転車で浜まで行って歩きたいねえ。冬の砂浜もええけど、夏はサーファーとは違う動きで砂浜を歩くのもそれなりに楽しいね。サーフィンの大会があると、警備員に締め出されるけど。
木崎浜から曽山寺浜にかけられた橋。総合公園からのマラソンコース。青島の旧パームビーチホテルのとこら辺まで。道は青島から、青島港まで続いてるけど。
(17)1回目課題の講評

1回目の課題の講評です。もっと早くにと思ってましたが。先週読み終えて、授業でも少し触れました。

全般の講評は、たぶん自粛期間も長かったので時間をかけた人も多かったようで、全体によう出来たてたと思います。それに、全員が英語というのも異常事態、初めてです。この数年英語で書く人が増えてたけど、それでもせいぜい半分ほど、やっぱり異常事態。

充分に読めるので、アウトプットの機会を増やして、書いたり、読んだり、聞いたり、話したり、どんどんやれば気づいたら使えるようになってる、ということかも。

僕は、戦争に負けて無理やりやらされてという意識が強かったせいか英語に対していまだに抵抗があるけど、高校の教員の採用試験が受験出来たのも、38で大学職に就けたのも、受験勉強をしないでたまたま行き着いた先が英米学科やったからやと思う。もちろん、結果論やけど。

原爆落とされて無条件降伏をつきつけられ、ヨーロッパ医学に代わってアメリカ医学を強要されてから久しい今となっては、英語が使える方が圧倒的に有利なのは事実、みたい。

仮説を立てて客観的に論証するという作業は、大学ですべき大事なことの一つ、教養、基礎医学では特に大事やと思います。そのあと、人と人との意思疎通がかかせない臨床、やな。

秀を3段階(満点、SS、S)、優を2段階(AA、A)に分けました。あんまりひどいのはB、Cをと思ってたけど、それはつけずに済みました。

満点 5人、SS 4人、S 2人、AA 13人、A 4人。計28人。

全員英語で書いてました。満点は、ある一定の水準を超えていそうで、短い期間によう書けたなあ、と感服した課題につけました。

仮説が曖昧なのが結構ありました。~が~であるという明確な仮説を立ててはっきりと論証するのが大切やと思います。感想文に近いのや、調べたものをまとめて自分の意見をつけたのもあったように思います。

最終的には言いたい気持ちが強いのがこちらに一番伝わって来ると思います。課題に限らず、書いたものはすべてそうやと思うけど。

(「対面を経験していない新入生を優先する」、という片岡さんのメッセージのように。)

わかりやすいのは、きちんと章立てが出来(もちろん、論理的な展開一目でわかるものがベスト)、参考文献もきちんとついているもの。図や統計のような客観的な資料や、言ってることをまとめているような画像や地図も効果的やと思います。

個人的な講評が必要な人は連絡してもらえればメールでも、Zoomでも。課題を見ながら、意見も聞きながら話出来ると思います。

なんとか、やっと書けました。外は雨、もうしばらく梅雨が続きそうやね。学園木花台で高台にあるんで、家からも木花の研究室からも、加江田の山が見えます。今は雨に煙ってるけど、梅雨明けすればかーっと暑くなって、違った加江田の山に。

(20)最終メッセージ

13回目、14回目、15回目と、それまでと同じように授業をやったあとブログで授業のページを更新し、2回目の課題を読んで講評を書き、それぞれのクラスの全ての授業を通して読める授業一覧を拵えたあと、この最終メッセージを書いて、前期が終わる、そのつもりやったんやけどなあ。

今回のコロナ騒ぎもそうやけど、「予、ものの心を知れりしより、四十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ。」を実感する事態に遭遇して、流れが一変してしまったようで。当たり前の日常が、実は不確かな意識上で行なわれている、みたいな感覚を意識させられるような感覚、のような。

ことの発端は、2回目の課題を読まなあかんなとWebclassから一括ダウンロードしてZipを解凍し、読みやすいように一人一人の分を印刷したとき、本人のものでない3年生の人のファイルが出て来た、でした。つまり、2回目の課題に(たぶんクラブか何かの)「先輩」のファイルを出した、ということのようでした。

普段やと出すファイル間違ってるでえ、とメールするんやけど、何故かその気になれなかった、んやろなあ。
そういや、何回かそんなことがあったなあ。一回なんかは、2回目の課題に名前を変えて先輩のを出した卓球部の奴がいたな。どうして先輩のやとわかったかって?2回目の課題を読んでたら、1回目にこの本を読んでこんなことを書いた、とあるんやけど、1回目のを見たら、そんなことどこにも書いてないやんか。中味を読まずに名前だけ変えて出したんやろな。これはあかんやろ。そう言えば、本人の自己紹介の時に、将来整形外科医になって金を儲けますとしゃーしゃーと言ってたような。このまま医者になったらあかんでえ。
結局、本人に来てもらって事情を確かめたら、やっぱり卓球部の先輩、4年生か5年生やったかな、のを名前を変えて出したようで。じゃ、その先輩といっしょにもう一回来てや。その先輩本人は、不正をするような人物ではなかったようで、二人ともスーツを来て、以降こんなことがないようにしっかり責任を持ちますから、よろしくお願いします、と神妙な顔。それに流されたんやろな。ま、しゃーないな、と一件落着、したつもりが、そのあと、本人から、玉ちゃん、大丈夫やった、と僕のパソコンにメールが誤配送、そんな落ちがついてたような。その後、その先輩からも本人からも報告もなく卒業、今頃医者しとるんやろなあ。
西浦は医科大のことに触れないみたいやけど、あの頃は、教員の方が好き勝手して、学生が戦々恐々、萎縮しまくってたから、恨んでるんやろなあ。教員の方が好き勝手、というのは、僕の部屋に寄って来てくれる学生に珈琲を淹れながら聞いた話から判断して、ということなんやけど。6年で落とされた、なんか教授の癇に触ったみたいで、教養3科目で落とされた、全員再試にひっっかかって落とされた、そんな話が多かったような。大桑さんの車がラブビー部の連中にひっくり返されたというのは伝説の一つ。菊井が車持ってたら、やられてたやろ。ホームページやこのブログを作ってくれてる岩谷くんは、菊井と、広島大に移った化学の伊藤と、管理職が結託して精神科から教養の心理学の教授にした鶴の3人に落とされたなあ。他の大学なら普通に進級してたのに、とふと漏らしたのを聞いたことがあるような。時代錯誤的なことを強いる英会話のアメリカ人講師、恐怖の生化学の教授、そんな話を繰り返し聞かされて。僕に出来ることは、同調して落とさんことくらいやなあ。
そう思ったけど、それにしても医学科生には、負けたなあ。たまさん、絶対単位落とさないよ、と先輩に吹き込まれた1年生、ようやるよね。授業には来ないわ、課題は出さないわ、僕の方が落とせない事情があるのを見透かしたように。医科大に来た最初の年に2年生やった波多野くんは、たまさん、落とさないと学生なめてますよ、と何回も言いに来てくれてたけど、そういう事情やったんやろな。
そんな僕でも、さすがに落とそうと決めて実行したことがあるな。毎回人の影にかくれて堂々とまんがを読んでた女子。7つ出した課題、日本語でトランプの遊び方、みたいなのをならべてて。落とすとなると、基準を決めなあかんから決めたら20人近くが該当、それを絞って5人を落としたら、その女性以外は、全員4~5科目落としてたみたい。
今回は、12回目の授業で、出席に縛られて授業に出るようやとあかん、出席で縛らないと成り立たないのは大学やない、僕とか片岡さんは「大学」に拘ってる、みたいな話をしたあと、「じゃ、授業に出なくてもいんですか」という学生が。その次の授業は、3分の一が空席、それまで全員来てたんは何やったんやろ、そんな雰囲気を感じたような。またZoomに戻ったこともあるけど、その塊を中心に締め切りに出してない人が数人、それに今までの「忌まわしい」こと思いが重なって、何となくこのまま知らん顔して成績出す気になれず、教務の澤口に話をしに行って、やっぱりこのまま医者になったらあかんよなあ、というのが意識下の動きのようでした。
でも、今の教務の対応がしっかりしてるお蔭で、少し救われました。片岡さんが、兎狩りの時にやったように、一人一人と向き合って、最後は、まだ子供やから、もう一回機会を、という気持ち。
今回も澤口から副教務長の3人賀本さん(泌尿器)、小松、武谷さん(薬理)に話を持って行ったら、たまたまグループ担当の武谷さんが僕が引き受けますと直接面談をしてくれ、「玉田先生のご裁量に一任申し上げ、教務委員会では如何なる御判断も支持いたします。」ということでした。
しかし、一人一人の課題をその人を思いながら読んでる僕としては、課題そのものがその人自身が書いたものでない可能性があるというのは、きついよねえ。
結局、木花の5クラスのうちの3クラス目くらいまでやってた作業が途切れてしまって。
武谷さんからのメールのあと2回何人かとZoomをやり、結局成績は出すことに。
ま、そんなことや、他にもいろいろあって、いつも以上に、かなり徒労感が気持ちの中に広がっています。
医学科のZoom医学用語も、地域、工学部のZoomトーイックもすると言ってるから、これからせんとあかんのやけど、気持ちがねえ。
何とか3人の課題を読み終えて、ブログも書いて授業評価アンケートの確認依頼も含めて Lineで最後の連絡を頼もうと思ってるけど、7クラスあるんで、なかなかきつい作業やな。
もうすぐ後期の登録も始まるから、それまでにせんとあかんこともあるみたいやし。
その辺を、医学用語のプリントを印刷して渡すメールの遣り取りをしてた池田さんに書きました。

最後の3回ほど、不本意に終わったけど、出来れば、医科大に決まって宮崎に引っ越して来たその日に届いた出版社の關さんの手紙を紹介するつもりでした。關さんは東大の医学部を卒業したあと医者にならずに出版社をやってはった人で、大学の職を探している就職浪人の時に、当時世話になっていた大阪工大の小林さんに紹介してもらって横浜で会って以来、いろいろ書く機会を下さった方です。僕自身は受験勉強が出来ないで行くところがなったけど、關さんは、東大の医学部の学生は努力しなくても90点、大江の健ちゃんみたいな仏文は努力して70点、と言ってはったような。そしたらどこも行くとこなかった僕なんかどうなるんですかねえ、と言ったら、薄ら笑いしてはったかな。それもで、みんなに配ったColonization of Africaを1章にした英文の本を含め7冊も出してくれはったし、いろいろ書く機会を設けてくれはって。その第一号が、ゼミの担当やった貫名さんの追悼号→「がまぐちの貯金が二円くらいになりました」(1986年「ゴンドワナ」3号8-9頁。) 

医科大学に決まる前。ずいぶんと歳月が流れたわけや。分厚い手紙にはみんなのことも書いてあったんで、是非直に紹介したかったんやけど。

「・・・闇は光です この眼に見えるものはことごとく まぼろしに 過ぎません 計測制御なる テクニカル・タームをまねて 『意識下通信制御』なるモデルを設定するのは またまた 科学的で困ったものですが 一瞬にして千里萬里を飛ぶ 不可視の原言語のことゆえ ここは西洋風 実体論的モデルを 御許しいただきたい 意識下通信制御を 意識下の感応装置が 自分または他者の意識下から得た情報を 意識下の中央情報処理装置で処理し その結果を利用して 自分または 他者の行動を 制御することと定義するとき 人の行動のほとんどすべては 意識下通信制御によるものだと考えられます 少なくとも東洋人とアフリカ人には あてはまるはずです 私たちの行動のほとんどすべては 意識下の原言語できまるのであって 意識にのぼる言葉など アホかと思われるほど 些末なことです その些末を得意になって話しているのが ほかならぬ 学者文化人であって もう ほんまに ええかげんにせえ と 言いたくなります・・・」

医学部の学生と僕の関係については、次のように書かれています。

「・・・生物の成長というのは 細胞が個数を増す 細胞分裂と分裂によって 小型化した細胞がそれぞれ固有の大きさを とりもどす細胞成長とによって 達成されます 生物は本質的に成長するものなのですから 各細胞は 成長の第一条件たる 細胞分裂の傾向がきわめて強いのです しかし 無制限に 細胞の個数が増加して その結果 過成長すると こんどは 個体の生命が維持できなくなります そこで遺伝子の〝細胞分裂欲求〟は 不必要なときには 抑制されています この抑制因子を モノーという人は オペロンと名づけました モノーのオペロン説です フランスというところは 困ったものでいまだにデカルトの曽孫のような顔をした人たちしかいません このモノーも デカルトの曽孫にちがいありません しかし 話を簡略にするためには このオペロン説は 便利です 化学変化を説明するのに 結合手なる 手を 原子または原子団がもつものとするのに似て こっけいですが御許しいただきたい さて このオペロンが はずれてしまうというか 抑制因子がはたらかなくなったとき 細胞は 遺伝子本来の 〝分裂欲求〟に忠実に従って 際限なく 分裂を繰りかえします ガンです そして ガンになりやすい体質は遺伝します これはオペロンが はずれやすい傾向が子や孫に伝わるためです たしか 一九二◯年代に 有閑階級という新語をつくり流行させたアメリカの社会学者の言説をまつまでもなく ヒトは〝侵略遺伝子〟を持っています ヒトがすべて侵略者とならないのは この恐ろしい 〝遺伝子〟にも オペロンのおおいがかけられていて 容易には 形質を発現することがないためです ツングースの〝侵略遺伝子〟のオペロンは 窮迫によってはずされてしまったのです それも ほんの七千年か八千年ほど前のことです そして このオペロンのはずれやすい傾向は 連綿と受けつがれ いまなお 子や孫が風を切って 日本じゅうをわがもの顔に歩きまわっています 天孫降臨族の末裔たちです 手っとりばやくのしあがることだけをひたすら思いわずらい 四六時中 蛇(蛇くんに邪気などない)のごとき冷たき眼を油断なく 四方八方にくばる この侵略者たちは もちろん 効率百パーセントの水平思考を好み鉛直思考など 思いもよらぬことなのです 玉田先生が 鉛直下の原言語に乱されて 思考が中断するなら 私のほうは 鉛直上の原言語に吸いとられて思考が消失します 中断と消滅 軽重の違いはあっても 二人とも やはり 頭が悪いのは 確かなようです その点 最近の学生は とくに 医学生は 頭の良い子ばかりだそうです なにしろ なんかの方法で 受験勉強をしなかった子は いないというのですから 〝学問〟に対する その真摯な態度と勤勉に 驚かずにはいられません これは頭の良い両親の指導のもとに 水平方向に 己れの行く末を見つめ かっちりと計画がたてられる 頭の良い子であることを意味しています 鉛直方向によそみをすることなど 思いもよらぬ 天才少年です・・・しかし〝頭の良い〟学生たちと〝頭の悪い〟玉田先生 この両者に虹の橋はかけられないと絶望するのは早すぎます 学生たちの 眠っている 意識以前に 無言で語りかけてください・・・意識下通信制御です 百億年の因縁なんぞ信じないぞ 数百万の祖霊 そんなものは ミイラに食わせてやる などと仰言ってはいけません そうすれば 玉田先生の学生のなかから 医者や医学者ではなく 医家が 必ず 生まれることを かたく 信じてください そして もちろん 学生に 好かれるように行動するのではなく いつも 御自分からすすんで 学生のひとりひとりが 好きになるようにつとめてください 〝良い頭の〟学生は 医学生の責任だとはいえません 親はもちろん あらゆるものがよってたかって腕によりかけ 作りあげた〝高級〟人形であっても愛着をもってやれば ある日 ぱっちり眼を開き 心臓が鼓動をはじめ 体のすみずみに しだいに ぬくもりがひろがっていくことが 必ずあることを忘れないでください それと 医学部の学生は 最優秀と考えられていますが実際は 外国語も自然科学も数学もなにもかも まったくだめだということを 信じてください 子どもだから仕方のないことですが 世評がいかに 無責任ででたらめなものであるかを 玉田先生も 四月になれば いやというほど思いしらされるはずです たとえば 英語は 百分講義で英文科三ページがやっとのところを 医学部は十ページをかるがるとこなすのですが その医学部のひとりひとりをじっくり観察すると こいつ ほんまに 入試をくぐってきたんかいな と思う奴ばかりです それでもうんざりして見捨てたりせず この愚劣なガキどもの ひとりひとりからけっして眼をはなすことなく しっかりと 見守ってやっていただきたい なにしろ まだ人類とはならぬこども なのですから・・・」

もともと僕はそんな思いで授業をやって来たけど、医学科はこの前期で、木花も後期で終わりやな。別所から「たまさん、医者になっても医学用語は必要やから、学生には試験してやって下さい。そうでもせんと、わかっててもなかなか出来ませんから・・・・」と、アーバインのマスコットをもらいながら言われたんやけど、10年ほどしかやってないしなあ。

予、ものの心を知れりしより、七十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ、みたい。
關さんから「直木賞も芥川賞も出版社の本を売るための策略で…」と窘められて封印して来たけど、そもそも小説を書くための空間が欲しくて30過ぎてから大学を探したんやから、關さんも亡くなりはったし、そろそろデビューしても、許してもらえるかな。

英語 Ma1(2)

13回目、14回目、15回目と、それまでと同じように授業をやったあとブログで授業のページを更新し、2回目の課題を読んで講評を書き、それぞれのクラスの全ての授業を通して読める授業一覧を拵えたあと、この最終メッセージを書いて、前期が終わる、そのつもりやったんやけどなあ。

今回のコロナ騒ぎもそうやけど、「予、ものの心を知れりしより、四十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ。」を実感する事態に遭遇して、流れが一変してしまったようで。当たり前の日常が、実は不確かな意識上で行なわれている、みたいな感覚を意識させられるような感覚、のような。

ことの発端は、2回目の課題を読まなあかんなとWebclassから一括ダウンロードしてZipを解凍し、読みやすいように一人一人の分を印刷したとき、本人のものでない3年生の人のファイルが出て来た、でした。つまり、2回目の課題に(たぶんクラブか何かの)「先輩」のファイルを出した、ということのようでした。

普段やと出すファイル間違ってるでえ、とメールするんやけど、何故かその気になれなかった、んやろなあ。
そういや、何回かそんなことがあったなあ。一回なんかは、2回目の課題に名前を変えて先輩のを出した卓球部の奴がいたな。どうして先輩のやとわかったかって?2回目の課題を読んでたら、1回目にこの本を読んでこんなことを書いた、とあるんやけど、1回目のを見たら、そんなことどこにも書いてないやんか。中味を読まずに名前だけ変えて出したんやろな。これはあかんやろ。そう言えば、本人の自己紹介の時に、将来整形外科医になって金を儲けますとしゃーしゃーと言ってたような。このまま医者になったらあかんでえ。
結局、本人に来てもらって事情を確かめたら、やっぱり卓球部の先輩、4年生か5年生やったかな、のを名前を変えて出したようで。じゃ、その先輩といっしょにもう一回来てや。その先輩本人は、不正をするような人物ではなかったようで、二人ともスーツを来て、以降こんなことがないようにしっかり責任を持ちますから、よろしくお願いします、と神妙な顔。それに流されたんやろな。ま、しゃーないな、と一件落着、したつもりが、そのあと、本人から、玉ちゃん、大丈夫やった、と僕のパソコンにメールが誤配送、そんな落ちがついてたような。その後、その先輩からも本人からも報告もなく卒業、今頃医者しとるんやろなあ。
西浦は医科大のことに触れないみたいやけど、あの頃は、教員の方が好き勝手して、学生が戦々恐々、萎縮しまくってたから、恨んでるんやろなあ。教員の方が好き勝手、というのは、僕の部屋に寄って来てくれる学生に珈琲を淹れながら聞いた話から判断して、ということなんやけど。6年で落とされた、なんか教授の癇に触ったみたいで、教養3科目で落とされた、全員再試にひっっかかって落とされた、そんな話が多かったような。大桑さんの車がラブビー部の連中にひっくり返されたというのは伝説の一つ。菊井が車持ってたら、やられてたやろ。ホームページやこのブログを作ってくれてる岩谷くんは、菊井と、広島大に移った化学の伊藤と、管理職が結託して精神科から教養の心理学の教授にした鶴の3人に落とされたなあ。他の大学なら普通に進級してたのに、とふと漏らしたのを聞いたことがあるような。時代錯誤的なことを強いる英会話のアメリカ人講師、恐怖の生化学の教授、そんな話を繰り返し聞かされて。僕に出来ることは、同調して落とさんことくらいやなあ。
そう思ったけど、それにしても医学科生には、負けたなあ。たまさん、絶対単位落とさないよ、と先輩に吹き込まれた1年生、ようやるよね。授業には来ないわ、課題は出さないわ、僕の方が落とせない事情があるのを見透かしたように。医科大に来た最初の年に2年生やった波多野くんは、たまさん、落とさないと学生なめてますよ、と何回も言いに来てくれてたけど、そういう事情やったんやろな。
そんな僕でも、さすがに落とそうと決めて実行したことがあるな。毎回人の影にかくれて堂々とまんがを読んでた女子。7つ出した課題、日本語でトランプの遊び方、みたいなのをならべてて。落とすとなると、基準を決めなあかんから決めたら20人近くが該当、それを絞って5人を落としたら、その女性以外は、全員4~5科目落としてたみたい。
今回は、12回目の授業で、出席に縛られて授業に出るようやとあかん、出席で縛らないと成り立たないのは大学やない、僕とか片岡さんは「大学」に拘ってる、みたいな話をしたあと、「じゃ、授業に出なくてもいんですか」という学生が。その次の授業は、3分の一が空席、それまで全員来てたんは何やったんやろ、そんな雰囲気を感じたような。またZoomに戻ったこともあるけど、その塊を中心に締め切りに出してない人が数人、それに今までの「忌まわしい」こと思いが重なって、何となくこのまま知らん顔して成績出す気になれず、教務の澤口に話をしに行って、やっぱりこのまま医者になったらあかんよなあ、というのが意識下の動きのようでした。
でも、今の教務の対応がしっかりしてるお蔭で、少し救われました。片岡さんが、兎狩りの時にやったように、一人一人と向き合って、最後は、まだ子供やから、もう一回機会を、という気持ち。
今回も澤口から副教務長の3人賀本さん(泌尿器)、小松、武谷さん(薬理)に話を持って行ったら、たまたまグループ担当の武谷さんが僕が引き受けますと直接面談をしてくれ、「玉田先生のご裁量に一任申し上げ、教務委員会では如何なる御判断も支持いたします。」ということでした。
しかし、一人一人の課題をその人を思いながら読んでる僕としては、課題そのものがその人自身が書いたものでない可能性があるというのは、きついよねえ。
結局、木花の5クラスのうちの3クラス目くらいまでやってた作業が途切れてしまって。
武谷さんからのメールのあと2回何人かとZoomをやり、結局成績は出すことに。
ま、そんなことや、他にもいろいろあって、いつも以上に、かなり徒労感が気持ちの中に広がっています。
医学科のZoom医学用語も、地域、工学部のZoomトーイックもすると言ってるから、これからせんとあかんのやけど、気持ちがねえ。
何とか3人の課題を読み終えて、ブログも書いて授業評価アンケートの確認依頼も含めて Lineで最後の連絡を頼もうと思ってるけど、7クラスあるんで、なかなかきつい作業やな。
もうすぐ後期の登録も始まるから、それまでにせんとあかんこともあるみたいやし。
その辺を、医学用語のプリントを印刷して渡すメールの遣り取りをしてた池田さんに書きました。

最後の3回ほど、不本意に終わったけど、出来れば、医科大に決まって宮崎に引っ越して来たその日に届いた出版社の關さんの手紙を紹介するつもりでした。關さんは東大の医学部を卒業したあと医者にならずに出版社をやってはった人で、大学の職を探している就職浪人の時に、当時世話になっていた大阪工大の小林さんに紹介してもらって横浜で会って以来、いろいろ書く機会を下さった方です。僕自身は受験勉強が出来ないで行くところがなったけど、關さんは、東大の医学部の学生は努力しなくても90点、大江の健ちゃんみたいな仏文は努力して70点、と言ってはったような。そしたらどこも行くとこなかった僕なんかどうなるんですかねえ、と言ったら、薄ら笑いしてはったかな。それもで、みんなに配ったColonization of Africaを1章にした英文の本を含め7冊も出してくれはったし、いろいろ書く機会を設けてくれはって。その第一号が、ゼミの担当やった貫名さんの追悼号→「がまぐちの貯金が二円くらいになりました」(1986年「ゴンドワナ」3号8-9頁。) 

医科大学に決まる前。ずいぶんと歳月が流れたわけや。分厚い手紙にはみんなのことも書いてあったんで、是非直に紹介したかったんやけど。

「・・・闇は光です この眼に見えるものはことごとく まぼろしに 過ぎません 計測制御なる テクニカル・タームをまねて 『意識下通信制御』なるモデルを設定するのは またまた 科学的で困ったものですが 一瞬にして千里萬里を飛ぶ 不可視の原言語のことゆえ ここは西洋風 実体論的モデルを 御許しいただきたい 意識下通信制御を 意識下の感応装置が 自分または他者の意識下から得た情報を 意識下の中央情報処理装置で処理し その結果を利用して 自分または 他者の行動を 制御することと定義するとき 人の行動のほとんどすべては 意識下通信制御によるものだと考えられます 少なくとも東洋人とアフリカ人には あてはまるはずです 私たちの行動のほとんどすべては 意識下の原言語できまるのであって 意識にのぼる言葉など アホかと思われるほど 些末なことです その些末を得意になって話しているのが ほかならぬ 学者文化人であって もう ほんまに ええかげんにせえ と 言いたくなります・・・」

医学部の学生と僕の関係については、次のように書かれています。

「・・・生物の成長というのは 細胞が個数を増す 細胞分裂と分裂によって 小型化した細胞がそれぞれ固有の大きさを とりもどす細胞成長とによって 達成されます 生物は本質的に成長するものなのですから 各細胞は 成長の第一条件たる 細胞分裂の傾向がきわめて強いのです しかし 無制限に 細胞の個数が増加して その結果 過成長すると こんどは 個体の生命が維持できなくなります そこで遺伝子の〝細胞分裂欲求〟は 不必要なときには 抑制されています この抑制因子を モノーという人は オペロンと名づけました モノーのオペロン説です フランスというところは 困ったものでいまだにデカルトの曽孫のような顔をした人たちしかいません このモノーも デカルトの曽孫にちがいありません しかし 話を簡略にするためには このオペロン説は 便利です 化学変化を説明するのに 結合手なる 手を 原子または原子団がもつものとするのに似て こっけいですが御許しいただきたい さて このオペロンが はずれてしまうというか 抑制因子がはたらかなくなったとき 細胞は 遺伝子本来の 〝分裂欲求〟に忠実に従って 際限なく 分裂を繰りかえします ガンです そして ガンになりやすい体質は遺伝します これはオペロンが はずれやすい傾向が子や孫に伝わるためです たしか 一九二◯年代に 有閑階級という新語をつくり流行させたアメリカの社会学者の言説をまつまでもなく ヒトは〝侵略遺伝子〟を持っています ヒトがすべて侵略者とならないのは この恐ろしい 〝遺伝子〟にも オペロンのおおいがかけられていて 容易には 形質を発現することがないためです ツングースの〝侵略遺伝子〟のオペロンは 窮迫によってはずされてしまったのです それも ほんの七千年か八千年ほど前のことです そして このオペロンのはずれやすい傾向は 連綿と受けつがれ いまなお 子や孫が風を切って 日本じゅうをわがもの顔に歩きまわっています 天孫降臨族の末裔たちです 手っとりばやくのしあがることだけをひたすら思いわずらい 四六時中 蛇(蛇くんに邪気などない)のごとき冷たき眼を油断なく 四方八方にくばる この侵略者たちは もちろん 効率百パーセントの水平思考を好み鉛直思考など 思いもよらぬことなのです 玉田先生が 鉛直下の原言語に乱されて 思考が中断するなら 私のほうは 鉛直上の原言語に吸いとられて思考が消失します 中断と消滅 軽重の違いはあっても 二人とも やはり 頭が悪いのは 確かなようです その点 最近の学生は とくに 医学生は 頭の良い子ばかりだそうです なにしろ なんかの方法で 受験勉強をしなかった子は いないというのですから 〝学問〟に対する その真摯な態度と勤勉に 驚かずにはいられません これは頭の良い両親の指導のもとに 水平方向に 己れの行く末を見つめ かっちりと計画がたてられる 頭の良い子であることを意味しています 鉛直方向によそみをすることなど 思いもよらぬ 天才少年です・・・しかし〝頭の良い〟学生たちと〝頭の悪い〟玉田先生 この両者に虹の橋はかけられないと絶望するのは早すぎます 学生たちの 眠っている 意識以前に 無言で語りかけてください・・・意識下通信制御です 百億年の因縁なんぞ信じないぞ 数百万の祖霊 そんなものは ミイラに食わせてやる などと仰言ってはいけません そうすれば 玉田先生の学生のなかから 医者や医学者ではなく 医家が 必ず 生まれることを かたく 信じてください そして もちろん 学生に 好かれるように行動するのではなく いつも 御自分からすすんで 学生のひとりひとりが 好きになるようにつとめてください 〝良い頭の〟学生は 医学生の責任だとはいえません 親はもちろん あらゆるものがよってたかって腕によりかけ 作りあげた〝高級〟人形であっても愛着をもってやれば ある日 ぱっちり眼を開き 心臓が鼓動をはじめ 体のすみずみに しだいに ぬくもりがひろがっていくことが 必ずあることを忘れないでください それと 医学部の学生は 最優秀と考えられていますが実際は 外国語も自然科学も数学もなにもかも まったくだめだということを 信じてください 子どもだから仕方のないことですが 世評がいかに 無責任ででたらめなものであるかを 玉田先生も 四月になれば いやというほど思いしらされるはずです たとえば 英語は 百分講義で英文科三ページがやっとのところを 医学部は十ページをかるがるとこなすのですが その医学部のひとりひとりをじっくり観察すると こいつ ほんまに 入試をくぐってきたんかいな と思う奴ばかりです それでもうんざりして見捨てたりせず この愚劣なガキどもの ひとりひとりからけっして眼をはなすことなく しっかりと 見守ってやっていただきたい なにしろ まだ人類とはならぬこども なのですから・・・」

もともと僕はそんな思いで授業をやって来たけど、医学科はこの前期で、木花も後期で終わりやな。別所から「たまさん、医者になっても医学用語は必要やから、学生には試験してやって下さい。そうでもせんと、わかっててもなかなか出来ませんから・・・・」と、アーバインのマスコットをもらいながら言われたんやけど、10年ほどしかやってないしなあ。

予、ものの心を知れりしより、七十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ、みたい。
關さんから「直木賞も芥川賞も出版社の本を売るための策略で…」と窘められて封印して来たけど、そもそも小説を書くための空間が欲しくて30過ぎてから大学を探したんやから、關さんも亡くなりはったし、そろそろデビューしても、許してもらえるかな。

英語 Ma1(1)

13回目、14回目、15回目と、それまでと同じように授業をやったあとブログで授業のページを更新し、2回目の課題を読んで講評を書き、それぞれのクラスの全ての授業を通して読める授業一覧を拵えたあと、この最終メッセージを書いて、前期が終わる、そのつもりやったんやけどなあ。

今回のコロナ騒ぎもそうやけど、「予、ものの心を知れりしより、四十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ。」を実感する事態に遭遇して、流れが一変してしまったようで。当たり前の日常が、実は不確かな意識上で行なわれている、みたいな感覚を意識させられるような感覚、のような。

ことの発端は、2回目の課題を読まなあかんなとWebclassから一括ダウンロードしてZipを解凍し、読みやすいように一人一人の分を印刷したとき、本人のものでない3年生の人のファイルが出て来た、でした。つまり、2回目の課題に(たぶんクラブか何かの)「先輩」のファイルを出した、ということのようでした。

普段やと出すファイル間違ってるでえ、とメールするんやけど、何故かその気になれなかった、んやろなあ。
そういや、何回かそんなことがあったなあ。一回なんかは、2回目の課題に名前を変えて先輩のを出した卓球部の奴がいたな。どうして先輩のやとわかったかって?2回目の課題を読んでたら、1回目にこの本を読んでこんなことを書いた、とあるんやけど、1回目のを見たら、そんなことどこにも書いてないやんか。中味を読まずに名前だけ変えて出したんやろな。これはあかんやろ。そう言えば、本人の自己紹介の時に、将来整形外科医になって金を儲けますとしゃーしゃーと言ってたような。このまま医者になったらあかんでえ。
結局、本人に来てもらって事情を確かめたら、やっぱり卓球部の先輩、4年生か5年生やったかな、のを名前を変えて出したようで。じゃ、その先輩といっしょにもう一回来てや。その先輩本人は、不正をするような人物ではなかったようで、二人ともスーツを来て、以降こんなことがないようにしっかり責任を持ちますから、よろしくお願いします、と神妙な顔。それに流されたんやろな。ま、しゃーないな、と一件落着、したつもりが、そのあと、本人から、玉ちゃん、大丈夫やった、と僕のパソコンにメールが誤配送、そんな落ちがついてたような。その後、その先輩からも本人からも報告もなく卒業、今頃医者しとるんやろなあ。
西浦は医科大のことに触れないみたいやけど、あの頃は、教員の方が好き勝手して、学生が戦々恐々、萎縮しまくってたから、恨んでるんやろなあ。教員の方が好き勝手、というのは、僕の部屋に寄って来てくれる学生に珈琲を淹れながら聞いた話から判断して、ということなんやけど。6年で落とされた、なんか教授の癇に触ったみたいで、教養3科目で落とされた、全員再試にひっっかかって落とされた、そんな話が多かったような。大桑さんの車がラブビー部の連中にひっくり返されたというのは伝説の一つ。菊井が車持ってたら、やられてたやろ。ホームページやこのブログを作ってくれてる岩谷くんは、菊井と、広島大に移った化学の伊藤と、管理職が結託して精神科から教養の心理学の教授にした鶴の3人に落とされたなあ。他の大学なら普通に進級してたのに、とふと漏らしたのを聞いたことがあるような。時代錯誤的なことを強いる英会話のアメリカ人講師、恐怖の生化学の教授、そんな話を繰り返し聞かされて。僕に出来ることは、同調して落とさんことくらいやなあ。
そう思ったけど、それにしても医学科生には、負けたなあ。たまさん、絶対単位落とさないよ、と先輩に吹き込まれた1年生、ようやるよね。授業には来ないわ、課題は出さないわ、僕の方が落とせない事情があるのを見透かしたように。医科大に来た最初の年に2年生やった波多野くんは、たまさん、落とさないと学生なめてますよ、と何回も言いに来てくれてたけど、そういう事情やったんやろな。
そんな僕でも、さすがに落とそうと決めて実行したことがあるな。毎回人の影にかくれて堂々とまんがを読んでた女子。7つ出した課題、日本語でトランプの遊び方、みたいなのをならべてて。落とすとなると、基準を決めなあかんから決めたら20人近くが該当、それを絞って5人を落としたら、その女性以外は、全員4~5科目落としてたみたい。
今回は、12回目の授業で、出席に縛られて授業に出るようやとあかん、出席で縛らないと成り立たないのは大学やない、僕とか片岡さんは「大学」に拘ってる、みたいな話をしたあと、「じゃ、授業に出なくてもいんですか」という学生が。その次の授業は、3分の一が空席、それまで全員来てたんは何やったんやろ、そんな雰囲気を感じたような。またZoomに戻ったこともあるけど、その塊を中心に締め切りに出してない人が数人、それに今までの「忌まわしい」こと思いが重なって、何となくこのまま知らん顔して成績出す気になれず、教務の澤口に話をしに行って、やっぱりこのまま医者になったらあかんよなあ、というのが意識下の動きのようでした。
でも、今の教務の対応がしっかりしてるお蔭で、少し救われました。片岡さんが、兎狩りの時にやったように、一人一人と向き合って、最後は、まだ子供やから、もう一回機会を、という気持ち。
今回も澤口から副教務長の3人賀本さん(泌尿器)、小松、武谷さん(薬理)に話を持って行ったら、たまたまグループ担当の武谷さんが僕が引き受けますと直接面談をしてくれ、「玉田先生のご裁量に一任申し上げ、教務委員会では如何なる御判断も支持いたします。」ということでした。
しかし、一人一人の課題をその人を思いながら読んでる僕としては、課題そのものがその人自身が書いたものでない可能性があるというのは、きついよねえ。
結局、木花の5クラスのうちの3クラス目くらいまでやってた作業が途切れてしまって。
武谷さんからのメールのあと2回何人かとZoomをやり、結局成績は出すことに。
ま、そんなことや、他にもいろいろあって、いつも以上に、かなり徒労感が気持ちの中に広がっています。
医学科のZoom医学用語も、地域、工学部のZoomトーイックもすると言ってるから、これからせんとあかんのやけど、気持ちがねえ。
何とか3人の課題を読み終えて、ブログも書いて授業評価アンケートの確認依頼も含めて Lineで最後の連絡を頼もうと思ってるけど、7クラスあるんで、なかなかきつい作業やな。
もうすぐ後期の登録も始まるから、それまでにせんとあかんこともあるみたいやし。
その辺を、医学用語のプリントを印刷して渡すメールの遣り取りをしてた池田さんに書きました。

最後の3回ほど、不本意に終わったけど、出来れば、医科大に決まって宮崎に引っ越して来たその日に届いた出版社の關さんの手紙を紹介するつもりでした。關さんは東大の医学部を卒業したあと医者にならずに出版社をやってはった人で、大学の職を探している就職浪人の時に、当時世話になっていた大阪工大の小林さんに紹介してもらって横浜で会って以来、いろいろ書く機会を下さった方です。僕自身は受験勉強が出来ないで行くところがなったけど、關さんは、東大の医学部の学生は努力しなくても90点、大江の健ちゃんみたいな仏文は努力して70点、と言ってはったような。そしたらどこも行くとこなかった僕なんかどうなるんですかねえ、と言ったら、薄ら笑いしてはったかな。それもで、みんなに配ったColonization of Africaを1章にした英文の本を含め7冊も出してくれはったし、いろいろ書く機会を設けてくれはって。その第一号が、ゼミの担当やった貫名さんの追悼号→「がまぐちの貯金が二円くらいになりました」(1986年「ゴンドワナ」3号8-9頁。) 

医科大学に決まる前。ずいぶんと歳月が流れたわけや。分厚い手紙にはみんなのことも書いてあったんで、是非直に紹介したかったんやけど。

「・・・闇は光です この眼に見えるものはことごとく まぼろしに 過ぎません 計測制御なる テクニカル・タームをまねて 『意識下通信制御』なるモデルを設定するのは またまた 科学的で困ったものですが 一瞬にして千里萬里を飛ぶ 不可視の原言語のことゆえ ここは西洋風 実体論的モデルを 御許しいただきたい 意識下通信制御を 意識下の感応装置が 自分または他者の意識下から得た情報を 意識下の中央情報処理装置で処理し その結果を利用して 自分または 他者の行動を 制御することと定義するとき 人の行動のほとんどすべては 意識下通信制御によるものだと考えられます 少なくとも東洋人とアフリカ人には あてはまるはずです 私たちの行動のほとんどすべては 意識下の原言語できまるのであって 意識にのぼる言葉など アホかと思われるほど 些末なことです その些末を得意になって話しているのが ほかならぬ 学者文化人であって もう ほんまに ええかげんにせえ と 言いたくなります・・・」

医学部の学生と僕の関係については、次のように書かれています。

「・・・生物の成長というのは 細胞が個数を増す 細胞分裂と分裂によって 小型化した細胞がそれぞれ固有の大きさを とりもどす細胞成長とによって 達成されます 生物は本質的に成長するものなのですから 各細胞は 成長の第一条件たる 細胞分裂の傾向がきわめて強いのです しかし 無制限に 細胞の個数が増加して その結果 過成長すると こんどは 個体の生命が維持できなくなります そこで遺伝子の〝細胞分裂欲求〟は 不必要なときには 抑制されています この抑制因子を モノーという人は オペロンと名づけました モノーのオペロン説です フランスというところは 困ったものでいまだにデカルトの曽孫のような顔をした人たちしかいません このモノーも デカルトの曽孫にちがいありません しかし 話を簡略にするためには このオペロン説は 便利です 化学変化を説明するのに 結合手なる 手を 原子または原子団がもつものとするのに似て こっけいですが御許しいただきたい さて このオペロンが はずれてしまうというか 抑制因子がはたらかなくなったとき 細胞は 遺伝子本来の 〝分裂欲求〟に忠実に従って 際限なく 分裂を繰りかえします ガンです そして ガンになりやすい体質は遺伝します これはオペロンが はずれやすい傾向が子や孫に伝わるためです たしか 一九二◯年代に 有閑階級という新語をつくり流行させたアメリカの社会学者の言説をまつまでもなく ヒトは〝侵略遺伝子〟を持っています ヒトがすべて侵略者とならないのは この恐ろしい 〝遺伝子〟にも オペロンのおおいがかけられていて 容易には 形質を発現することがないためです ツングースの〝侵略遺伝子〟のオペロンは 窮迫によってはずされてしまったのです それも ほんの七千年か八千年ほど前のことです そして このオペロンのはずれやすい傾向は 連綿と受けつがれ いまなお 子や孫が風を切って 日本じゅうをわがもの顔に歩きまわっています 天孫降臨族の末裔たちです 手っとりばやくのしあがることだけをひたすら思いわずらい 四六時中 蛇(蛇くんに邪気などない)のごとき冷たき眼を油断なく 四方八方にくばる この侵略者たちは もちろん 効率百パーセントの水平思考を好み鉛直思考など 思いもよらぬことなのです 玉田先生が 鉛直下の原言語に乱されて 思考が中断するなら 私のほうは 鉛直上の原言語に吸いとられて思考が消失します 中断と消滅 軽重の違いはあっても 二人とも やはり 頭が悪いのは 確かなようです その点 最近の学生は とくに 医学生は 頭の良い子ばかりだそうです なにしろ なんかの方法で 受験勉強をしなかった子は いないというのですから 〝学問〟に対する その真摯な態度と勤勉に 驚かずにはいられません これは頭の良い両親の指導のもとに 水平方向に 己れの行く末を見つめ かっちりと計画がたてられる 頭の良い子であることを意味しています 鉛直方向によそみをすることなど 思いもよらぬ 天才少年です・・・しかし〝頭の良い〟学生たちと〝頭の悪い〟玉田先生 この両者に虹の橋はかけられないと絶望するのは早すぎます 学生たちの 眠っている 意識以前に 無言で語りかけてください・・・意識下通信制御です 百億年の因縁なんぞ信じないぞ 数百万の祖霊 そんなものは ミイラに食わせてやる などと仰言ってはいけません そうすれば 玉田先生の学生のなかから 医者や医学者ではなく 医家が 必ず 生まれることを かたく 信じてください そして もちろん 学生に 好かれるように行動するのではなく いつも 御自分からすすんで 学生のひとりひとりが 好きになるようにつとめてください 〝良い頭の〟学生は 医学生の責任だとはいえません 親はもちろん あらゆるものがよってたかって腕によりかけ 作りあげた〝高級〟人形であっても愛着をもってやれば ある日 ぱっちり眼を開き 心臓が鼓動をはじめ 体のすみずみに しだいに ぬくもりがひろがっていくことが 必ずあることを忘れないでください それと 医学部の学生は 最優秀と考えられていますが実際は 外国語も自然科学も数学もなにもかも まったくだめだということを 信じてください 子どもだから仕方のないことですが 世評がいかに 無責任ででたらめなものであるかを 玉田先生も 四月になれば いやというほど思いしらされるはずです たとえば 英語は 百分講義で英文科三ページがやっとのところを 医学部は十ページをかるがるとこなすのですが その医学部のひとりひとりをじっくり観察すると こいつ ほんまに 入試をくぐってきたんかいな と思う奴ばかりです それでもうんざりして見捨てたりせず この愚劣なガキどもの ひとりひとりからけっして眼をはなすことなく しっかりと 見守ってやっていただきたい なにしろ まだ人類とはならぬこども なのですから・・・」

もともと僕はそんな思いで授業をやって来たけど、医学科はこの前期で、木花も後期で終わりやな。別所から「たまさん、医者になっても医学用語は必要やから、学生には試験してやって下さい。そうでもせんと、わかっててもなかなか出来ませんから・・・・」と、アーバインのマスコットをもらいながら言われたんやけど、10年ほどしかやってないしなあ。

予、ものの心を知れりしより、七十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ、みたい。
關さんから「直木賞も芥川賞も出版社の本を売るための策略で…」と窘められて封印して来たけど、そもそも小説を書くための空間が欲しくて30過ぎてから大学を探したんやから、關さんも亡くなりはったし、そろそろデビューしても、許してもらえるかな。