つれづれに

つれづれに:畑11月

 10月も半ばである。畑に出ても暑さや寒さに気を使わなくても済む極めて短い期間である。体調もだいぶ戻り、畑に出る時間を見つけられるようになった。

去年は500個以上もなったのに雨が続いて、干し柿は全滅。今年は生り年でないので、ゼロでも、ま、一休みかと思っていたが、150個ほどなった。

台風が一つも来なかったのが奇跡に近いが、風で落ちる実もなかった。最初の頃に、大きく道にはみ出していた枝を切った。20個以上はなっていたかも知れない。何個か途中で実は落ちたが、無事119個は剥いて、干した。3個は鳥さんように残しておいた。上の写真(↑)は一つ一つは小さいが100余りはある。雨で2回出し入れをした際に枝が折れて落ちてしまったのが5つ。もう駄目かと思ったが、干してから何日かは陽にあたったせいか、洗って干している。吊るせないが、干し柿にはなるようである。吊るし柿ではない干し柿である。

 瓢箪南瓜の柵(↑)をようやく取り払った。今年は、最初葉ばかりが繁って実がならなかったので、肥料を入れたのがいけなかったのかと思った。一つの苗に7~8は生るそうなので、100以上生ってもおかしくないだけは苗を植えたが、実際は30個ほどである。それも秋口から実がなって、小ぶりな実が多かった。一斉に実がなるうえ、そう長く保管がきかないので、腐らせてしまわないように、お裾分けにも気を遣いそうである。

3回ほど蒔いても芽が出なかったリーフレタス(↓)がようやく芽を出した。2袋分の芽が出ているので、植え替えるのに時間がかかりそうである。芽が出て、ある程度大きくなった頃に植え替えが出来れば、比較的たくさん生る野菜である。ただ、同じ場所に植えていると、根が腐ってどろどろになる。今年は地面に希釈した酢をこまめに撒けるといいんだが。

 たくさんの種を撒いたが、辛うじて何本かが芽を出して大きくなってきたのが、ブロッコリー(上)と玉葱(下)である。もう少し大きくなったら、植え替えようと思っている。去年初めて玉葱がだいぶ大きくなったが、暑さの時期で取れずじまいになってしまった。入院もあって、畑どころでなかったこともあるが。そう考えれば、芽が出るのを待って、植え替えられるのはありがたいことである。

 南側の金木犀の上に蔓植物や瓢箪南瓜が這っている。金木犀の枝も伸びている、この高さでは、陽の辺りが悪くなるので、隣の家が見えない程度の高さに剪定する必要がある。何とか、始めたところだ。時間がかかりそうである。畑11月である。

「柿干して 今年も暮れる」(2003年12月11日)、→「干した柿に、ひよも飛んできて」(2004年11月27日)、→「寒空に、祭りの後の花火が儚げに」(2005年11月20日)、→「渋柿を吊せなかった、今年が暮れる」(2008年12月31日)、→「過ぎ行く秋の陽に、柿を干す」(2011年11月23日)、→「句も出ず、霧島降ろしに柿を干す」(2011年11月23日)、→「今年も過ぎて行くようです。」(2014年12月29日)、→「昨日やっと柿を干しました」(2017年10月30日)、→「西条柿6個」(2021年10月23日)、→「かき顛末記③西条柿」(2022年12月18日)、→「かき顛末記②」(2022年12月17日)、→「かき顛末記」(2022年12月7日)