アフロアメリカの歴史と音楽(前期用)

今日研究室に行ったら、郵便受けに結構課題と感想文が入っていました。教育実習で提出日に来られない人のようですが、連絡もメモもなく、本文に説明もないようです。

最初に配った課題のプリントでも書いたように、提出日の授業時に直接手渡して下さい。出されたものは、学生支援課の工藤さんにお願いして、返却します。

4月に期日は示してあるし、教育実習の日程もわかっているわけやから、郵便受けに黙って出すというのは、あり得ないと思います。

そもそも教育実習は公欠扱いではないので、担当者によっては欠席を認めてない人もいます。学部から配慮の要請は来ていますが、決めるのは担当者です。要は、受ける側の気持ちの問題でもあるんやないやろか。

実際、予め断って先週の授業で出した人もいるし。試験に代わるものやから、僕は出されたものを評価するしかないわけです。お互いのために出席は取らないと言ってあるし、出されたものがないと成績は出せないよね。お互いに事情がわかったうえで授業をやり、みんなは授業を受けているんやから、気持ちの通う付き合いをしようや。

今日提出していた人は、教育実習に行くとするといつか立場が教員になる可能性も高いわけで、立場を逆にして考えるとええんやないやろか。

試験に代わる課題の提出日が決まっていて、その日に教育実習があって出席出来ない場合、どうすればいいか。もし気持ちがあるなら、黙って郵便受けには入れないやろ、と思うけど。

単位を出さへんでと言ってるわけやないけど、黙って郵便受けに入れる、はないと思う。

アフロアメリカの歴史と音楽(前期用)

5月24日

7回目の授業でした。

今日はいい天気でした。

薊(あざみ)はほぼ終わって、紫陽花(あじさい)の季節です。下は額紫陽花(がくあじさい)。梅雨が始まるんかなあ。

「ルーツ」の続きを観てもらい、英文のSlaveryの部分を栗田くんがやってくれました。

「ルーツ」は奴隷船の場面。ハリウッドはすごいのを作るよね。そりゃー、莫大な資本を出した人は回収せんとあかんからね。それでも、空前のヒット、1977年は1年中繰り返し放映されてたそうやから、やっぱりそれだけ根の深い問題で、日常でも大きな問題なんやろな。
僕はその頃、テレビとは無縁やったから、「ルーツ」を知ったのは1983年ころ、修士を取って高校を辞めて大阪工大で非常勤をやらしてもらったとき(夜間3コマ、1コマ18000円、合計48000円が一月の全収入、の就職浪人の時代です)、世話をしてくれはった先輩の小林さんがLL教室でテレビから録画したのをダビングさせてもらいました。「アフリカシリーズ」もそうやけど、今となってはものすごく貴重な映像です。

小林は一般教育の英語の教授で、予算を取ってLL教室に助手(昼は夜間の学生、夜は昼間の学生)を確保して授業を手伝ってもらっていました。僕もLL教室を使わせてもらったんで、その3人の学生にはお世話になりました。今も毎年年賀状が届きます。3人は自分たちで判断をしてテレビを録画したり、当時話題になっていた映画のビデオをビデオショップから借りてダビングしてくれたり。その映像は今も使っています。

栗田くんの日本語訳はほぼ完璧、すごいねえ。

補足しながら英文を読んでいて、時間切れでした。

その前に奴隷貿易、大農園経営で金持ちになった大農園主が奴隷制を保持するために代弁者として代々民主党から大統領を首都のワシントン(南部の一番北の端)に送り込んだ話や、奴隷貿易で蓄積した資本で産業革命を起こして台頭した産業資本家の話、その両者が労働力(奴隷)を巡って国を二分して戦争をした話(南北戦争)の話などを、黒板に地図を書いて説明しました。

次回は英文の続きと、「ルーツ」の続き(奴隷市、農場の様子、クンタ・キンテの逃亡)と歌の続き(The battle Hymn of the RepublicとDeep Riverなど)です。

蓮田くんが、John Brown’s Bodyを歌ってくれるそうです。楽しみやなあ。

僕もジョン・ブラウンと英文の続き、歴史の解説②のプリントを用意しときます。

配ったプリントは「ルーツ」の感想、です。

次回、1回目の課題といっしょに出してや。人数がそう多くないので、課題は出来るだけ早く読むつもり、やけどどうやろな。

また、来週に。

アフロアメリカの歴史と音楽(前期用)

授業があった日に書いておこうと思い、次の日にも同じことを思いながら土曜日になってしまいました。気持ちを途切らせずに続けるのはなかなか難しいです。
授業前に色々準備して授業をして、そのあとブログを更新するのは、結構きついです。気持ちが途切れると、書かないページが借金のように増えていく(働き出してからは借金の経験はないけど)ので気持ちも滅入ります。

5月17日

6回目の授業でした。

英文のSlaveryの部分を読むの、すっかり忘れてました。栗田くん申し訳ないです。来週は映像のあと、忘れずに。みんなも目を通して来てや。

最初に少しヨーロッパの教会音楽とアフリカ系アメリカ人の音楽の話をしてから、「ルーツ」の続き、出帆の前の奴隷船、奴隷狩りの場面をみてもらいました。

そのあと、聖書の話などをしたあと、Amazing Grace(ニュージーランドのヘイリーの音声と白鳥英美子の映像)を紹介しました。
High Noon(真昼の決闘)の中で教会で聖歌隊(Choir)が歌うThe battle Hymn of the Republicを観てもらったとこらで時間切れでした。

次回は「ルーツ」の続き、奴隷船の場面をみてもらったあと→英文のSlaveryを読み→歌の続きThe battle Hymn of the RepublicとDeep Riverなどを紹介しようと思っています。

奴隷市、クンタ・キンテの逃亡などはその次です。

配ったプリントは2枚、①Afro-American songs(B4表)とThe battle Hymn of the Republic(B4裏)、② Deep River, Go Down, Moses, Joshua Fit the Battle of Jerico(B4表裏)

また、来週に。

Amazing Grace、日本人(米良さん、中島美嘉、本田美奈子など)、アメリカ人(Mahalia Jackson, Barbara Hendricks, etc.)などいろんな人が歌ったCDがあって、希望があれば音声ファイルを参考ファイルに置けるよ。掲示板かメールで知らせてや。

アフロアメリカの歴史と音楽(前期用)

今日はいい天気で、行き帰り雨に難儀せずに済みました。沖縄はすでに梅雨入りらしいので、そのうち、また雨の季節が来そう。
薊(あざみ)が終わって、そろそろ紫陽花(あじさい)の季節。

4月26日の3回目授業の詳細は書けずじまい。黄金の交易網(岩切くん、山田くん)、「ルーツ」(高橋くん)と話をいろいろ、やったと思います。

5月1日の4回の授業は急遽休講にしました。申し訳ないです。

5月10日

5回目の授業でした。

「アフリカシリーズ」と「ルーツ」を紹介、英文のslave tradeを岩切くんがやってくれました。

最初にユッスー・ンドゥールのオブラデオブラダとジャパンツアーのインタビューと1994年のウッドストックの冒頭の紹介と、1990年のニューヨーク発のCopy Meを聴いて、観てもらいました。

「アフリカシリーズ」では、シリーズの前半(ヨーロッパ人が来るまで)の中から、西アフリカ、砂漠を越えて西アフリカの品ものをエジプトの都カイロまで運んで外の世界を結んでいたトワレグ人、カイロ、キルワの虐殺の映像を観てもらいながら、ヨーロッパ人の侵略が始まったあたりまで話をしました。

「ルーツ」では、30周年記念のDVD版の全体の紹介、クンタ・キンテの誕生、クンタ・クンテの戦士としての教育の場面、を観てもらいました。

次回は「ルーツ」の教育の場面の続き、出帆の前の奴隷船、奴隷狩り、奴隷船の場面をみてもらうつもりです。時間がありそうなら、奴隷市の場面も。

それから、英文のSlaveryの部分を読むつもりです。

配ったプリントは3枚、①ユッスー・ンドゥール、②「アフリカシリーズ」と「ルーツ」、③アフリカ系アメリカの歴史①です。

また、来週に。

課題の説明をまた出来なかったけど、プリントに詳しく書いているつもりなので読んで下さい。わからない時は、いつでもメールか直接かで聞いて下さい。
来週、少し話をしようと思いますが、質問があれば遠慮なく、どうぞ。