アフロアメリカの歴史と音楽(前期用)

4月19日

2回目の授業でした。

最初にこれから話をする大まかな内容について話をしました。一方的に僕が話すばかりにならないように、発表してもらう内容なども話しました。

①(ヨーロッパ人が来る前にアフリカ大陸に巡らされていた)黄金の交易網について→応用生物岩切くん、山田くん

②(ヨーロッパ人による侵略の始まりと言われる)キルワの虐殺→電子物理蓮田くん(発表は無理なので、課題で、らしいです。)

③(アングロ・サクソン系のイギリス人ながら一番アフリカの歴史を見通せていたと思える)バズル・デヴィドソンが(1983年にNHKで放映された)「アフリカシリーズ」について→希望者なし

 

④(叔母さんから聞いた話を元に7代遡って自分の祖先を捜し当ててそれを本にした)アレックス・ヘイリーか「ルーツ」(本・テレビドラマ)→応用生物高橋くん

 

 

⑤今日は言わなかったけど、英文(A Short History of Black Americans)→誰かやってや

大まかな話の内容は

①(イギリス人入植者の繁栄の基礎となった)奴隷貿易と(大農園主=寡頭勢力を潤した)奴隷制1:イギリス人入植者の繁栄の基礎となった奴隷貿易と2:奴隷制

②南北戦争(北部の産業資本家と南部の寡頭勢力の妥協が生み出した奴隷解放と北部の先導で強行した再建期と寡頭勢力の巻き返しの反動

③(実質的な権利を求めた)公民権運動とその後

です。

次回は発表を聞いて、次の発表者を決めて、時間があれば、今日始めた僕がアメリカに行った時の話の続きをしたいと思います。その中でニューオリンズとメンフィスの映像も紹介出来ると思います。

それでも時間があれば、「アフリカシリーズ」と「ルーツ」の一部を紹介出来れば。

配ったプリントはなし、です。

また、来週に。

まだ集めた自己紹介は読めてないけど、週末に読みたいと思っています。

アフロアメリカの歴史と音楽(前期用)

4月12日

第1回目の授業でした。たくさん受講してくれてありがと。楽しくやれそう?

今日は受講者を決定するだけで精一杯でした。何とか決まってよかったです。ほんとは全部引き受けられるとええんやけど。

世の中の仕組みや、第3世界と先進国の関係と日本の位置、大学や学生、授業についてなどいろいろ話をしました。

金や権力を持っている人たちの都合で世の中がまわっていて、法律も自分たちのために作り、給与体系も自分たちに都合のいいようにこしらえ、その体制を維持するためには、たとえば人身売買(奴隷貿易)もするし、ただ働きをさせる(植民地支配)も何憚ることなくやってのける、その体制を守るための武器も開発し、ほぼ永遠に放射能を出し続ける核兵器も作って、実際に日本で人体実験までしてしまった、そんな話をしました。

この500年の侵略で一番厚かましかったひとたちの母国語が英語、そんな話もしました。

奴隷貿易でため込んだ資本で産業革命を起こし、生産の手段を変えて農業から工業へ変換を遂げた中で生まれた産業資本家はアメリカの北部に定住、それまで独占状態だった南部の荘園主、奴隷商たちと、奴隷制(安価な労働力)を巡って国を二つに割って戦争、それが南北戦争、法的には奴隷は解放されたものの経済的な差はさほどなかったので戦争でも決着がつかずに、奴隷が実際に解放されて市民権を得たのは1950年代、60年代の公民権運動を闘ったあとでした、そんな流れを辿ろうと思っています。

ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」のウェブの映像と、ニューポートジャズフェスティバルでの「聖者の行進」のトランペット演奏だけは何とか観て、聴いてもらいました。

白人に押しつけられた賛美歌、聖歌、スピリチュアル(霊歌)、ゴスペルなどの教会音楽からブルース、ソウル、ポップス、ラップなどの流れのなかで、それぞれの代表的な歌や演奏の映像も毎回観て、聴いたもらえると思います。

What a Wonderful Worldの音声ファイルを参考ファイルに置いておきます。ダウンロードして聴いてや。

僕の一方的な話やなくて、みんなにも参加して貰っていっしょにやっていこ。次回は名簿も出来そうなので、名前を確認したあと、毎回何人かにどうして授業を取ったかとか、何を望んでいるかとか、授業の感想とか要望とかについて聞きたいと思っています。

発表については、①アメリカのテレビドラマ「ルーツ」について、②奴隷貿易について、③英文A Short History of Black AmericansのSlave tradeの日本語訳。誰かやれへんか。

歌もたくさん聴いてもらうけど、歌ってくれたり演奏してくれたりも大歓迎です。僕は歌えないので、歌ってくれると嬉しいです。

今日は説明する時間はなかったけど、課題についても解説したいと思います。

配ったプリント:自己紹介用紙(次回出してや)授業と評価と課題について(一枚半と2枚目の裏に英文)、What a Wonderful WorldとNewportとJazz Festivalについての記事

手伝ってくれはった基礎教育事務室の工藤さんと宮川さん、地位資源創成学部の井上さんと上野さんにも感謝です。

アフロアメリカの歴史と音楽(前期用)

概要

毎回映像を観てもらい、歌も聴いてもらうつもりです。発表や議論も期待しています。楽しみながら、いろいろと考える機会になれば嬉しいです。

授業では映像や資料をたくさん使い、映画も見てもらうつもりです。楽しくやれるといいね。今までの価値観や歴史観を自分のために問い直し、自分について考える貴重な時間になればと願っています。

僕のブログは「ノアと三太」https://kojimakei.jp/tamaで、今まで書いたものなども載せています。クラス専用のページを使う予定です。アクセス制限をかけています。

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メール:tamadayoshiyuki@gmail.comもどうぞ。

評価と課題

評価には懐疑的ですが、提出物(自己紹介、感想、課題など)と授業への関わり(発表、コメント、討論など)を総合的に評価する予定です。課題の提出がない時は未受験です。