12月3日
授業も9回目、12月になったねえ。推薦の入試はやったみたいやし、入試問題も先週最終の校正をやったから、みんなが2年生になるのもすぐの感じがして来たね。2年生は先週インターンシップの面接でリクルートスーツ着てるのもいたし、3年生もそろそろ就職活動の準備。初めての卒業生やら、みんな手探りやろけど、だんだん慌ただしくなっていくみたいやね。
ブログに載せてくれてる例文のチェックをして、ゴスペルを紹介しようと思ったら時間切れ。メンフィスをちょっと紹介しただけやったな。
アフロアメリカの歴史は橋口くんと濟陽くんがA Short History of Black AmericansのSlave TradeとSlaveryをやってくれる予定やったのに、やってもらえんかったね。次回は是非。
トーイック関連は来週はなしで、読んだあと、ゴスペルをじっくり観て、聴いてもらえるとええけどね。
スピリチャルやゴスペルなどの教会音楽→ソウル→ブルース→ジャズ→アメリカンポップス、ラップなど、の流れは、奴隷貿易→奴隷制→南北戦争→公民権運動の流れと同じ方向で流れているようですから、併行して紹介するつもりです。
次回読む流れを少し掻い摘んで書いときます。
三つの大きな山
①(イギリス人入植者の繁栄の基礎となった)奴隷貿易と(大農園主=寡頭勢力を潤した)奴隷制1:イギリス人入植者の繁栄の基礎となった奴隷貿易と2:奴隷制
②南北戦争(北部の産業資本家と南部の寡頭勢力の妥協が生み出した奴隷解放と北部の先導で強行した再建期と寡頭勢力の巻き返しの反動
③(実質的な権利を求めた)公民権運動とその後
次回読むのは①の部分。
南部の大荘園主と、奴隷貿易で潤った資本で産業化の結果生まれた北部の産業資本家が奴隷制を巡って起こした市民戦争=南北戦争の話と、3%の支配階級=大荘園主が奴隷所有者と大半の労働者階級=奴隷と貧乏白人の間にカラーライン(人種隔離政策)を引いて人種差別(賃金格差)を利用した話。
北部(共和党)が担いだリンカーン(↑)が大統領になって南北合一のために戦争はしたものの経済力が拮抗していたために最終的な決着はつかずに、北部の自由な黒人の参戦の見返りに出した奴隷解放令だけが残り、元奴隷にとっては体制が変わる(賃金が上がる)ことはなく、奴隷が小作という名前に変わっただけ。
北軍の占領政策は行われたものの北軍が去ったあとの南部の寡頭勢力の反動は凄まじく、1896年の隔離すれども平等という最高裁の判決を引き出してしまいました。
カラーラインを維持するために、奴隷制で貧乏白人を奴隷狩りや奴隷の調教師に雇ったように、貧乏白人を利用してリンチやKKKで元奴隷を締め付け続けました。
前半はそんな内容です。
来週、また。
山茶花も終わって、水仙や椿が咲き出す頃やな。家にも水仙が咲き出し、玄関の入ったところに二輪挿されています。