英語 Ma1(2)

11回目でした。

<今回は>

名前を読び、コメント(桑畑くん、小島さん、小玉悠渡くん、小玉侑季くん、近藤さん、斎藤さん、坂元さん)、アパルトヘイトはなぜ廃止されたのかについて話し合い、CNNニュースのListening Comprehension Practice(英語でのQ&A)、新聞記事(佐原くん)。

アパルトヘイトがあった頃に東京に置かれていた「南アフリカ観光局」の日本人集客のための冊子に掲載されていたケープタウンのテーブルマウンティンの写真)

北島くん、司会をありがと。

アパルトヘイトはなぜ廃止されたのかについて、これだという正解はたぶんなく、証明できない推論であることを承知の上で、まとめておきます。

南アフリカ国内と国内に分けると、

南アフリカ国内の問題としては、

* アフリカ人の抵抗運動の効果があった。
* 制度自体経済効率が悪いので(施設を二つ作る必要がある、少数派には出来る人が少ないから無能な白人にも高い給料を払わないといけない一方、多数派の優秀なアフリカ人を法律的に使えない)経済優位のイギリス系の白人の不満が募っていた。

国外の問題としては、

* 他国の経済制裁の効果もあった。
* (最大の要因は)戦争が起きて白人アフリカ人の全面対決の局面に至れば、西側と東側から武器が流れ代理戦争、それも核戦争直前のようなミサイル戦争になる可能性が高く、国土は廃墟になりかねず、その場合、資源と労働力も失われる。
* 核を支えるウランの埋蔵量はソ連と南部アフリカ(南アフリカが委任統治して今も実質的に実権を握っている隣国ナミビアとでバランスを取っている)が、戦争になって社会主義体制の国になればそのバランスが大幅に崩れる。あり得ない話ではなく、隣国のジンバブエ、モザンビーク、アンゴラは前面衝突のあと社会主義体制を敷いている。

他にも理由が考えられると思うけど、結局現状維持の、白人政府と先進国側の利益を損なわない形の妥協策が取られ、アフリカ人側からすれば、最後の変革の好機(アフリカ人の労働賃金を上げる)が永久に失われたわけで、その意味では、他のアフリカ諸国と同じく、植民地支配体制から、先進国と一部のエリートアフリカ人との連合による新植民地体制に移行したに過ぎないと言えそうです。
その妥協策を飲み込んで、圧倒的な民衆の支持を受けられ、しかも改憲に必要な4分の3の得票までは行かない人物、ネルソン・マンデラ以外には見当たらんよね。ソブクエやビコなら、その妥協案を飲まななかったやろし。飲む人物なら、体制に抹殺されることもなかったやろし。これは人の生き方の問題やと思うけど、殺されても理想を貫く、生きて妥協案を飲む、南アフリカはマンデラがその役割を演じたと言うわけです。金持ち層には、それが最も利益を損なわない方法、アフリカ人の大統領、おおいに歓迎、だったと思います。

いつも思うけど、ソブクエとマンデラは、歩み寄れなかったのかなあ。

ソブクエと家族の写真(ベンジャミン・ポグルンド著のソブクエの伝記から)

<次回は>

聞き取り(川島さん)、ERの発表(斎藤さん)、ER(カーター医師がコンゴに行ったときの話)を可能な限り。

CNNのmp3(参考ファイル)と聞き取りの用紙でやってみるといいと思います。ニュースは基本的に原稿を読むんで、比較的易しい部類、いい機会やと思うで。

来週に、また。

 

英語 Ma1(1)

11回目でした。

<今回は>

名前を読び、コメント(大脇くん、小川くん、尾関さん、越智くん、ここから2巡目、松村くん、明石くん、秋本さん)、ニュースステーションのインタビュー映像(ヨハネスブルグの日本人学校とケープタウンの船員)のあと、アパルトヘイトはなぜ廃止されたのかについて話し合ってもらいました。

アパルトヘイトがあった頃に東京に置かれていた「南アフリカ観光局」の日本人集客のための冊子に掲載されていたケープタウンのテーブルマウンティンの写真)

尾関さん、司会をありがと。

アパルトヘイトはなぜ廃止されたのかについて、これだという正解はたぶんなく、証明できない推論であることを承知の上で、まとめておきます。

南アフリカ国内と国内に分けると、

南アフリカ国内の問題としては、

* アフリカ人の抵抗運動の効果があった。
* 制度自体経済効率が悪いので(施設を二つ作る必要がある、少数派には出来る人が少ないから無能な白人にも高い給料を払わないといけない一方、多数派の優秀なアフリカ人を法律的に使えない)経済優位のイギリス系の白人の不満が募っていた。

国外の問題としては、

* 他国の経済制裁の効果もあった。
* (最大の要因は)戦争が起きて白人アフリカ人の全面対決の局面に至れば、西側と東側から武器が流れ代理戦争、それも核戦争直前のようなミサイル戦争になる可能性が高く、国土は廃墟になりかねず、その場合、資源と労働力も失われる。
* 核を支えるウランの埋蔵量はソ連と南部アフリカ(南アフリカが委任統治して今も実質的に実権を握っている隣国ナミビアとでバランスを取っている)が、戦争になって社会主義体制の国になればそのバランスが大幅に崩れる。あり得ない話ではなく、隣国のジンバブエ、モザンビーク、アンゴラは前面衝突のあと社会主義体制を敷いている。

他にも理由が考えられると思うけど、結局現状維持の、白人政府と先進国側の利益を損なわない形の妥協策が取られ、アフリカ人側からすれば、最後の変革の好機(アフリカ人の労働賃金を上げる)が永久に失われたわけで、その意味では、他のアフリカ諸国と同じく、植民地支配体制から、先進国と一部のエリートアフリカ人との連合による新植民地体制に移行したに過ぎないと言えそうです。
その妥協策を飲み込んで、圧倒的な民衆の支持を受けられ、しかも改憲に必要な4分の3の得票までは行かない人物、ネルソン・マンデラ以外には見当たらんよね。ソブクエやビコなら、その妥協案を飲まななかったやろし。飲む人物なら、体制に抹殺されることもなかったやろし。これは人の生き方の問題やと思うけど、殺されても理想を貫く、生きて妥協案を飲む、南アフリカはマンデラがその役割を演じたと言うわけです。金持ち層には、それが最も利益を損なわない方法、アフリカ人の大統領、おおいに歓迎、だったと思います。

いつも思うけど、ソブクエとマンデラは、歩み寄れなかったのかなあ。

ソブクエと家族の写真(ベンジャミン・ポグルンド著のソブクエの伝記から)

<次回は>

CNNニュースのListening Comprehension Practice(英語でのQ&A)、聞き取り(大崎さん)、新聞記事(大出くん)、ER(カーター医師がコンゴに行ったときの話)を可能な限り。

CNNのmp3(参考ファイル)と聞き取りの用紙でやってみるといいと思います。ニュースは基本的に原稿を読むんで、比較的易しい部類、いい機会やと思うで。

来週に、また。

 

英語 Ta1(9)

9回目の授業でした。

<今回>は

名前を読んでコメント(山村くん、三上くん、中崎くん、谷合くん、繁永くん、澤頭くん)を言ってもらったあと、リザーブ(バンツースタン、ホームランド)→(安価な労働力の例として)ダーバン郊外の砂糖黍畑で働く12歳のアフリカ人少年(農場で)→ヨハネスブルグの金鉱山(1972年頃と1987年ころ)→労働組合委員長のインタビュー→たこ部屋(Compounds, Hostels)から鉱山近くの粗末な売店に行く茂みで待ち受ける売春婦の映像を観てもらい、「グレースランド」のスティメラを観て、聴いてもらいました。少し残った時間で、1992年にハラレに行った時の話を始め、1949年に生まれた時の近くの状況や行った高校の話までしました。

その前に少し、今回配ったコンゴとエボラ出血熱をめぐる資料の説明をして、2回目のエボラ出血熱騒動の1995年のCNNのニュースをみてもらいました。

CNNの音声ファイルを参考ファイルに置いておきますので、シートを使ってやってみたや。木村さんが聞き取りをやってくれます。

新聞記事も誰かやってや。

<次回>は

 

次回は1992年に行ったジンバブエのハラレの話の続きをしたあと、南アフリカと日本人との関係を少々話しあと、CNNのListening Comprehension Practice(聞き取り理解の練習)をしてから、聞き取り(木村さん)をやりましょう。

また、来週に。

*******

たこ部屋、朝鮮人の強制連行の話もしたテレビ映画「エトロフ遥かなり」の紹介を→(いつでもコピーするよ。)

「エトロフ遙かなり」

開戦前夜。真珠湾攻撃の機密情報をめぐって、米海軍諜報部の一員として日本に送り込まれた日系アメリカ人が展開するサスペンス歴史アクション。終戦の日にちなんだ特集番組として放送されたドラマ。戦争にほんろうされる主人公の男女と、二人の周囲の人々が織りなす愛情と悲劇を描いた。昭和16年日米開戦前夜。果たして真珠湾攻撃は実行されるのか。日本海軍の動向を探るため、日系二世で米国のスパイ・賢一郎は、単身エトロフ島に潜入する。島で暮らす娘・ゆきは、賢一郎の正体を知らないまま、恋に落ちる。しかし、賢一郎には、日本の憲兵の追手が迫っていた・・・。

ビジネス英語 I-1(2)

9回目の授業でした。

<今回>は

サンプルのリスニングPart 2~Part 4とリーディングPart 6しか行けんかったなあ。

サンプルはPart 1~7、Test 1はPart 1, 2, 5, 6(Test 1の半分)は配たんで、最低それだけは試験までにはやりや。

2年生一回目の試験が終わってスコアが戻って来て、スコアが欲しいと感じた人は、いつでも協力するで。もちろん、最後は自分がするかどうかやと思うけど。

<次回>は

発表は善福くんと田村さん。トーイックに関しては、過去問、『金のフレーズ』を使ってどうやるかなど意見も聞くんで、希望を言ってや。何ならグループでやる形でもええし。

今日の雰囲気やと、自分ですすんでというのは何か難しいみたいやし。折角の機会、授業を自分のために使うにはどうするのが一番楽しいかも含めて、一人一人で考えや。

また、来週に。

金土と三週続きで東京。先週の金曜日は、雨の中空港まで行って朝一番の便で東京に、帰りは最終便でまた雨の中。

今週は、朝一番の便ではないし、吉祥寺に一泊するんで、先週よりはちょっとは楽かな。飛行機使わなくても移動出来るところがええなあ。

行きの便では四年生3人が前の席にいたけど、たぶん就職活動。新学部の英語をと言われてから三年余り、来年の三月に卒業生が出るまでで終わりかな。