つれづれに:台風10号(2024年8月28日)

2024年8月29日つれづれに

つれづれに:台風10号

 台風が来ている。当初の予定では、今回は高気圧の谷間を通ってもっともっと東寄りのコースを取るはずだったのに、そんなあ‥‥。

昨日辺りから、突然雨が降り出したりするようになった。夜、家出した親猫にえさをおきに行った妻が、家の近くで突然降り出したんよと、びしょぬれになって帰って来た。私もきれいに晴れている合間にと思って生産者販売所2軒と量販店に寄って帰りかけたときに、突然ざあーっと降り出した雨にやられた。雨宿りする場所を探している間にびしょぬれになった。傘をさしてみたが、風が強い上に、その時は自転車の前のかごに重い荷物を乗せていたので、ハンドルもぐらつくし。難儀した末に、何とかか空き店舗の店先の空間を見つけて、持っていってた雨合羽(あまがっぱ)を着たのだが、その時には雨が小やみになっていた。

家の近くの百日紅(さるすべり)も散ってしまうかなあ?

 夜からは雨脚が強くなった。今は小降りだが、雨の量も多くなっている。最初、二つの高気圧の谷間を通ってもっと東寄りに向きを変える予定だと言われていたので、あまり気にしていなかった。少し雨と風が吹く程度で終わりそう、そんなつもりでいたが、ぐっと西にコースを曲げて、今は鹿児島の南西方向の海をまっすぐに北上している、みたいだ。夜半過ぎから明日の夜半過ぎまで、暴風雨になるらしい。停電になると、この気温だと大変だ。猫のぴのこも私たち二人もエアコンで辛うじて生き延びている、そんな感じなのに、とぼやいても仕方ない。通り過ぎるのを、ひたすら待つしかない。無力なものである。無力だと思うことの方が、人の思い上がりなのかも知れない。

 何とかオクラ(↓)とピーマンは1本1本、強風にも折れないように細い麻紐でとめた。縛ったら元も子もなくなるので、風対策用に丁寧に作業した。しかし、風次第である。やられない保証はない。瓢箪南瓜(ひょうたんかぼちゃ、(↑)もやられるかも知れない。去年は柵(さく)ごと倒れてしまったので、今年は道具を使って穴をより深く掘った。丁寧に太い竹と木の杭を打ち込んだ。しかし、初めてなので、風に持ち堪(こた)えるかどうかはわからない。延びた蔓(つる)も竹に括(くく)り付けられたものもあるが、全部はできなかった。やられる確率は高い。大きな実を4つほど、横に通した竹に括り付けたが、風で落ちるかも知れない。何とか食べられそうなので、ちぎってもよかったのだが‥‥。濃い黄色い花は、朝方に咲く。実が大きい分だけ、大きな花が咲く。花がだいぶ咲いて小さな実をつけている数が増えているが、それもやられるかも知れない。

 北側の庭にある西条柿(↓)も心配である。一昨年500個ほどなった時は一つの枝に数十個がなって、地面に擦(す)れるほどにまで曲がっていたが、その枝が今年は折れてしまった。まだ一部が繋(つな)がっているので、枯れないでこのまま実が熟すかも知れないが、その枝も繋がったまま残っている一部が、今回の強風でちぎれてしまえば、実は干し柿にはならない腐ってしまうだろう。

 暴風雨になると、そんな思いもいっぺんに吹き飛ぶ。そとに出たら、文字通り飛ばされてしまう。一度、玄関に置いてある荷物受けの箱と木製の台が吹き飛んでしまったことがある。嘘だろうというようなものまで、飛んで行く。台風が進む速度が遅いので、車庫も片付ける時間の余裕はあった。飛びそうなものはすべてしまい込んだが、それでも自信はない。しかし、そんな心配をしてもしょーがない。さて、台風が通り過ぎたあと、一体どうなっているでしょうか?