つれづれに: 南瓜の花が・・・(2021年7月28日)

つれづれに

南瓜の花が・・・

南瓜(かぼちゃ)の花が夜に咲くとは気づかなかった。朝カーテンを引いたら、窓からたくさんの黄色い花が咲いてるのが目に入った。すぐに写真を撮ろうとしたが、カメラがまだ寝ている妻の所にあって、撮れなかった。日が昇ってから撮ろうとしたら、花がすぼみかけていた。そうか、花は夜に咲くんや。長いこと南瓜を作っているのに、気がつかなかった。そう言えば、昼は花が閉じていたような気もするが、目には実しか入らなかったらしい。

実も二つ大きくなっている。写真を撮っている最中に、ミツバチが花の中に隠れた。花の蜜を吸うときに花粉がついて、その花粉で別の花が受粉するようだ。花も蜜蜂も共存しながら生きている。

オクラの花も咲いている。きれいな淡いクリーム色だ。この花も夜に咲くようである。知らないことだらけである。野菜の繊維質のあとに、ねばねばしたものを食べるのが胃にやさしい気がして、先ず思いついたのが納豆。効能はよく知らないが発酵食品で、豆蛋白、肉も魚も苦手は僕には貴重な蛋白源である。それと長芋である。そのとき、「オクラもねばねばしてるね」、と妻から言われた。それから作るようになった。匂いがきついような先入観があったが、作ってみると無臭で、ほんとうにねばねばしている。店先で一番よく見かけるオクラは実も短いが、収穫してからすぐに変化するので、宅急便で二日かかる東京には送れないことが判明した。何年か前に種のコーナーで見つけた鞘つきオクラは、細長くて大きく、実も柔らかい。日持ちも多少長い気がする。種を採って二期作をやってみるつもりである。

二階の部屋のベランダから、南瓜が見える。まだ竹の柵の横棒を入れてないが、勢いは止まらないようだ。一昨日、ピーマンやオクラに巻き付いていたのを丁寧に剥がして、竹の柵の中に入れた。茎さえ折らなければ、そのまま芽を伸ばす。本当に強い野菜である。肥料はまったくやらないし、水もほとんどかけないが、これから冬にかけてたくさんの実をつける。楽しみにしてくれている人もいるので、またいそいそとお裾分けしそうである。お化け胡瓜も、種が採れるほど十分に大きくなった。そろそろ種を取り出して、その種でこちらも二期作を試みるつもりである。

2階のベランダから見下ろす南瓜

また南瓜の話を挟んだが、次は歩くコースか、山頭火の続きかになりそうである。