英語 Ma1(2)

12回目でした。あと3回、残りの日程確認です。

13回目→来週7月3日

14回目→再来週7月10日:2回目の課題提出

7月17日→月曜日の振替で授業なし

7月24日→合同授業でやったので授業なし(たぶんゲストさんのテスト)

15回目最終授業→7月31日

この前途中まで読んでもらった記事とCNNニュースのListening Comprehension Practice(英語でのQ&A)を元に少し歴史的、政治的な背景を英語で解説しました。それからERIXシリーズの6話「悪夢」を観てもらったあと、斎藤さんのERについての発表。大まかな内容をわかりやすくまとめてくれてたと思います。

続編のX1はコバチ死亡の知らせを聞いて、コンゴを再び訪れたカーターの話です。観たい人は、いつでもどうぞ。ERについては参考までに↓

「緊急救命室ERIX6『悪夢』46分ERX1『失われた友を求めて』46分

(斎藤さんの発表と重なるけど)ER緊急救命室は、アメリカ合衆国のNBCで放送されたテレビドラマシリーズ。1994年9月9日から2009年4月2日にかけて311エピソードが放送された。日本ではNHKがBS2で第13シーズンまで放送済みである。

* IX6『悪夢』(授業で観た分)・・・国際医療同盟の活動に参加していたコバッチュに助けを求められ、アフリカ・コンゴ共和国の難民キャンプでの医療支援活動に参加する。

* X1『失われた友を求めて』・・・強い意思でコンゴの激戦区に残ったコバッチュが死亡したとの連絡を受け、彼を残してきてしまった罪悪感から再びコンゴに飛び、コバッチュの生存を確認し彼をアメリカへ送った後も、自分の居場所と使命を見出しコンゴに留まる。

コンゴに関しては他にも次回紹介するつもりの「アウトブレイク」と、アイゼンハワーがCIAに命じて暗殺させたルムンバの映画「ルムンバの叫び」という映画もあります↓

「ルムンバの叫び」115分

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD32538/index.html goo 映画

志半ばで命を奪われたコンゴの初代首相、パトリス・ルムンバの生涯を描いた作品。2000年仏・ベルギー・独・ハイチ。

「アウトブレイク」127分

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF_(%E6%98%A0%E7%94%BB) 『ウィキペディ』

アウトブレイク (Outbreak) は1995年制作のアメリカ映画。アフリカからアメリカに持ち込まれた非常に致死性の高いウィルスに立ち向かう人々を描いたサスペンス。1967年、アフリカで内戦に参加していたアメリカ軍の部隊が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。軍は隠蔽のため部隊のキャンプを気化爆弾で消滅させた。そして現在、アフリカの小さな村が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。CDCのダニエルズ大佐の調査で、正体が判明した。そんな折、アフリカから一匹のサルがアメリカに密輸入された。密売人のジンボは、町のペットショップに売りつける事に失敗し、やむなくサルを森に放した。その後、そのサルに関わった、ジンボや周辺の人々が原因不明のウイルス感染で次々と死亡。感染が広まったシーダークリークという町は大混乱に陥った。ダニエルズは調査を進めていく中、原因不明のウイルスの謎に迫っていく事となる。

<次回は>

新聞記事の残り(佐原くん)、聞き取り(川崎さん)→をやったあと、ERの映像を少々(カーターの初日とか)、それから映像を使って歴史背景:モブツ政権の崩壊とその後→(遡って)独立・コンゴ危機→レオポルド2世のコンゴ自由国:植民地時代→植民地争奪戦・ベルリン会議と植民地分割あたりまで、をさっと。

参考ファイルのCNNの音声ファイルと聞き取りの用紙で、聞き取りをやってみてや。

政治、経済を含む歴史的な流れについて書いたことがあります。授業で話をした内容をまとめました。コンゴで科学研究費を申請しましたが、その分は採用されなかったなあ。

「医学生と新興感染症―1995年のエボラ出血熱騒動とコンゴをめぐって―」

エイズに関するプリントは配るけど、説明する時間あるかなあ。

来週に、また。

英語 Ma1(2)

11回目でした。

<今回は>

名前を読び、コメント(桑畑くん、小島さん、小玉悠渡くん、小玉侑季くん、近藤さん、斎藤さん、坂元さん)、アパルトヘイトはなぜ廃止されたのかについて話し合い、CNNニュースのListening Comprehension Practice(英語でのQ&A)、新聞記事(佐原くん)。

アパルトヘイトがあった頃に東京に置かれていた「南アフリカ観光局」の日本人集客のための冊子に掲載されていたケープタウンのテーブルマウンティンの写真)

北島くん、司会をありがと。

アパルトヘイトはなぜ廃止されたのかについて、これだという正解はたぶんなく、証明できない推論であることを承知の上で、まとめておきます。

南アフリカ国内と国内に分けると、

南アフリカ国内の問題としては、

* アフリカ人の抵抗運動の効果があった。
* 制度自体経済効率が悪いので(施設を二つ作る必要がある、少数派には出来る人が少ないから無能な白人にも高い給料を払わないといけない一方、多数派の優秀なアフリカ人を法律的に使えない)経済優位のイギリス系の白人の不満が募っていた。

国外の問題としては、

* 他国の経済制裁の効果もあった。
* (最大の要因は)戦争が起きて白人アフリカ人の全面対決の局面に至れば、西側と東側から武器が流れ代理戦争、それも核戦争直前のようなミサイル戦争になる可能性が高く、国土は廃墟になりかねず、その場合、資源と労働力も失われる。
* 核を支えるウランの埋蔵量はソ連と南部アフリカ(南アフリカが委任統治して今も実質的に実権を握っている隣国ナミビアとでバランスを取っている)が、戦争になって社会主義体制の国になればそのバランスが大幅に崩れる。あり得ない話ではなく、隣国のジンバブエ、モザンビーク、アンゴラは前面衝突のあと社会主義体制を敷いている。

他にも理由が考えられると思うけど、結局現状維持の、白人政府と先進国側の利益を損なわない形の妥協策が取られ、アフリカ人側からすれば、最後の変革の好機(アフリカ人の労働賃金を上げる)が永久に失われたわけで、その意味では、他のアフリカ諸国と同じく、植民地支配体制から、先進国と一部のエリートアフリカ人との連合による新植民地体制に移行したに過ぎないと言えそうです。
その妥協策を飲み込んで、圧倒的な民衆の支持を受けられ、しかも改憲に必要な4分の3の得票までは行かない人物、ネルソン・マンデラ以外には見当たらんよね。ソブクエやビコなら、その妥協案を飲まななかったやろし。飲む人物なら、体制に抹殺されることもなかったやろし。これは人の生き方の問題やと思うけど、殺されても理想を貫く、生きて妥協案を飲む、南アフリカはマンデラがその役割を演じたと言うわけです。金持ち層には、それが最も利益を損なわない方法、アフリカ人の大統領、おおいに歓迎、だったと思います。

いつも思うけど、ソブクエとマンデラは、歩み寄れなかったのかなあ。

ソブクエと家族の写真(ベンジャミン・ポグルンド著のソブクエの伝記から)

<次回は>

聞き取り(川島さん)、ERの発表(斎藤さん)、ER(カーター医師がコンゴに行ったときの話)を可能な限り。

CNNのmp3(参考ファイル)と聞き取りの用紙でやってみるといいと思います。ニュースは基本的に原稿を読むんで、比較的易しい部類、いい機会やと思うで。

来週に、また。

 

未分類,英語 Ma1(2)

10回目で、残り5回です。

<今回は>

まだアパルトヘイトが廃止されていない1989年に、現役の南アフリカの作家を宮崎に招待したときに、医大で講演した話をして、MRTニュースを見てもらったあと、1987年に朝日放送がアパルトヘイト政権から許可が下りて取材した映像を「ニュースステーション」で緊急放送したけど、その中のヨハネスブルグの日本人学校で教員、生徒、父兄に行った取材とケープタウンで船員に行った取材の映像を見てもらいました。いつ見ても、なんか、日本の醜い部分を鏡に映されているような気分になります。

「ミリアムさんを宮崎に迎えて」「ゴンドワナ」15号 2-8ペイジ(横浜:門土社、1990年)

「ミリアム・トラーディさんの宮崎講演」「ゴンドワナ」15号 9-29ペイジ(横浜:門土社、1990年)

用語の最後、4章をさっとやって、配ったエボラ出血熱騒動・コンゴ(当時はザイール)のプリントの解説を少々。最後にCNNのニュースを見てもらいました。

CNNの聞き取り(川島さん)、新聞記事(佐原くん)、アメリカの医療テレビドラマER『救急救命室』(齋藤さん)、よろしくね。

今日も話したように自分で出来るように、Definitionsがわかるように、8版の約2200語のアルファベット順の一覧できるファイルを参考ファイルに置いておきます。11版ではだいぶ改訂されてるけど(売るために版を重ねるのはよく売れいる証拠なんやろけど・・・)トータルではほとんどの語が入っていると思います。

ファイルに入ってない分は、リンクしておくんでウェブスターのフリー英英辞書を使ってDefinitionsを調べるとええね。音声も出してくれるしね。→「Merriam-Webster」

<次回は>

最初に2000年初めのERで、医師のカーターがエボラ出血熱騒動の本場コンゴに行ったときの話を見てもらうつもりです。第三世界に将来行く可能性がある人は、是非みてもらいたい一つです。インプットしている用語がようさん出てるし。

それから、ERの発表を聞き、1995年の2回目のエボラ出血熱騒動のCNNニュースで、前から言っているListening Comprehension Practiceをやってから、CNNの聞き取り(川島さん)、そのあと新聞記事。時間切れにならんかったらええけどね。

その後の政治の流れを追うのと、1976年の1回目のエボラ騒動→独立・コンゴ危機→コンゴ自由国→アフリカ争奪戦・アフリカ分割と流れを遡ろうと思っています。

南アフリカの歴史と同様に、コンゴからアフリカ全般の歴史を辿れたらと思います。

CNNのmp3を参考ファイルに置いておきます。聞き取りの用紙を使ってやってみてや。

「遠い夜明け」を見てもらう時間がないのは残念やけど、DVDはいつでも用意するんで、遠慮なく。

配ったプリント

* ジンバブエに関して("My stay in Harare, 1992″ B4表裏、「ジンバブエの旅」「アフリカは遠かった」B4表裏 )

* CNNニュース(聞き取り)B4表

* 新聞記事B5表("Ebola virus returns Zaire into world’s spotlight")

* 次回観るERのtranscriptions B5表裏3

*  歌の解説(服部くんの “Music in KENYA & TANAZANIA"

* エボラとコンゴ(地図が表紙のB4表裏6枚、貴重な英文も入れてあるんで、読んでや。)

来週に、また。

 

英語 Ma1(2)

<連絡事項>

来週は東京行きで、授業なしです。合同ですでにやった1回分です。

次回は最初に4章をさっとやりますので、準備しといてや。(今日するつもりやたけど、準備できてない人も多かったようなので。)

9回目、残り6回です。

<今回は>

最初に課題を集めました。出来るだけ早う読むつもりやけど、自分のやった課題の評価を聞いて次回に反映させたいと思ってる人は、メールか直接かで聞いてくれれば対応するつもりです。

それから映像。ひょっとして、砂糖黍農園、金鉱山(1970年代初頭と1987年)、労組委員長の解説の映像、繰り返してみてもらったんやろか。誰も何も言ってくれんかったんで。

金鉱近くの南アフリカの娼婦、40年代から60年代のアフリカ人の抵抗運動の映像、1955年の国民会議、PACとソブクウェ、シャープビルの虐殺と武力闘争、マンデラのBBCの映像も見てもらえました。なかなか貴重な映像もあったと思います。

それからハラレの話、時間的に短かったんで全部は紹介できなかったけど、本にするつもりの分をメールマガジンにわけて連載したのがあるので、どうぞ。1987年のカナダへの取材のときに買ったEOSのいいのを持って行って、いい写真がたくさん撮れたと思います。その一部を紹介しました。

「ジンバブエ滞在記一覧」

<次回は>

4章をやってから、「遠い夜明け」の編集版。最初にエボラとコンゴに関するプリントを並べておくんで、取ってや。

次回に、また。