南アフリカ概論

<1回目授業>

連絡事項

* 自己紹介は書いて次回持って来てや。多いので、何人かに集めてチェックしてもらおうと思っています。協力のほどを。

* テキストを買ってくれる人は入れてある封筒に760円を入れ、名前と学籍番号などを書いて出してや。

* (今度も含めて)発表してくれる人は、①自分のパソコンを持って来て接続してやるか、②発表ファイルを予め僕にメールで送るか、③このブログの参考ファイル(ファイル置き場)に置いて授業の時にダウンロードして使うか、してや。USBは以前にウィルスを蒔いたことがあるんで使わないので、そのつもりで。

10月3日1回目の授業でした。

袴田くんがAmazing Graceを歌ってくれました。100つけとくで、ほんま。歌ってくれて、ありがと。

 

ニュージーランドの歌姫と言われるヘイリーのAmazing Grace、traditionalといわれている部類の歌を聴いてもらってから、Soweto Gospel ChoirのAmazing Graceを観て、聴いてもらいました。Soweto Gospel Choirの曲はあと何曲か聴いてもらおうと思っています。もう一度聴きたい要望があれば音声ファイルを参考ファイルに置いて聴けるようにするんで、遠慮無くいってや。いろいろ曲を紹介するんで。

そのあと、slave tradeとchurch songsの話も少しやりました。

国は支配者階級の富を守るためのイエスマンを作りたいので、その部分の給料を高くして「優秀な人」を集めているんで、当然教育体制もそのようになっています。そこで求められるのは、理解して覚えること、偏差値の名の下に答えのわかった謎解きに長けた人。そこでは自分の頭で社会や自分について求められることはなく、できれば、大学に入ったこの機会に、自分について、社会について考えてみて、自分の中にある意識に気づいてもらう機会になれば有り難いです。ま、そんな話もしました。

今回は一人一人のコメントを聞けなかったんで、次回はコメントから。毎回何人かに聞きたいと思っています。自己紹介も含めて、授業の感想や個人的な質問でもいいんでいろいろ話をしてもらえると、聞きながら名前も覚えられそうやし。

<次回は>

* コメント(何人か)

* <発表>、オランダ人について(鎌田さん、海洋生物1年)、イギリス人について(日高さん、小中一貫2年、教育実習で再来週になるかも)、ポルトガル人・鉄砲伝来について(小川くん、電気システム1年)の予定、楽しみにしています。

* Struggle for South Africaを解説しながらオランダ人とイギリス人が南アフリカに来たころの話を進めます。冒頭のTHE COLONIZATION OF SOUTH AFRICAには目を通しておくとわかりやすいと思います。言葉も難しくないし、そう長くないので授業の前にでも。

<配ったプリント>

* 授業(B4表裏2)、自己紹介(B5)、自己紹介用紙(B5)

* Struggle for South Africa(B4表裏1)

* SOWETO GOSPEL CHOIR(B4表)

* テキスト『アフリカ文化論』上級生にもらうのも、友達とシェアするのもええと思います。

去年の4月に「文学と医学の狭間に見えるアングロ・サクソン侵略の系譜―アフロアメリカとアフリカ」で科学研究費を交付されたのを機に、高校の教師を辞めて大学を探してた時のことをいろいろ書きました。自己紹介も兼ねて

「アングロ・サクソン侵略の系譜一覧」(2019年3月13日)「続モンド通信」に連載

一番最近のは→「アングロ・サクソン侵略の系譜8:『黒人研究』」(2019年9月20日)「続モンド通信10」

<2回目授業>

3つ授業があったんで、当日に書かないと借金のようにたまっていくので、その日に書いてるけど、きのうはいろいろあって書くのが今日になりました。

連絡事項

* 自己紹介、テキスト代(760円)まだの人は次回に。

10月10日2回目の授業でした。

THE COLONIZATION OF SOUTH AFRICAをビルの朗読を紹介したあと、さっと解説。オランダ人(鎌田さん)、イギリス人(日高さん)の発表。

解説については1652年の「オランダ人がケープに到着」から「1910年の南アフリカ連邦の成立」までを、発表の感想のあとに年代順にまとめておきます。テキスト「アフリカ文化論」の巻末62~63ページに付けてあります。次回そのページをみながら確認するね。

鎌田さんのオランダ人、日高さんのイギリス人についての発表、よかったねえ。わかりやすいし、きちんと調べてたし。日高さんのはぎっしり詰まってたし、日高さんのは今でも小学校の先生として充分通用するよね。ほんと、感心しました。

<次回は>

* コメント(何人か)

* <発表>ポルトガル人・鉄砲伝来について(小川くん、電気システム1年)。

* アメリカ映画「遠い夜明け」(CRY Freedom, 1987)

***********

大きな山は3つ、

①ヨーロッパ移住者がアフリカ人から土地を奪って課税して安価なアフリカ人労働者の一大搾取機構を打ち立てた

②アパルトヘイト政権とアフリカ人の抵抗運動

③白人政権と日本の関係

です。その順番で行こうと思っています。

年代順のまとめ

*1652年にオランダ人が到来
*1795年にイギリス人がケープを占領
*1806年にイギリス人が植民地政府を樹立
*1833年にイギリス人がケープで奴隷を解放
*1835年にボーア人が内陸部に大移動を開始(グレート・トレック)
*1854年頃には海岸線のケープ州とナタール州をイギリス人、内陸部のオレンジ自由州とトランスバール州をオランダ人、で棲み分ける
*南アフリカは戦略上そう重要ではなかった
*金とダイヤモンドの発見で状況が一変、一躍重要に
*1867年キンバリーでダイアモンドを発見
*1886年1ヴィトヴァータースランド(現在のヨハネスブルグ近郊)で金を発見
*1899年金とダイヤモンドの採掘権をめぐって第二次アングロ=ボーア戦争(~1902)
*イギリスの勝利。
*1910年南アフリカ連邦成立(イギリス人統一党とアフリカーナー国民党の連合政権、統一党が与党、国民党が野党)

来週、また。

課題の解説をしてなかったかも知れないけど、11月の最終週が一回目の提出なんで、課題図書を早めに探しや。★がついてるもの(古い本)は画像にしてるのでCDで渡せるし、英文はプリントで渡せると思います。メールでも直接でも連絡してくれれば用意するよ。上級生もたくさん持ってるんでもらうのも難しくないと思う。特に工学部の人はほとんどの人が一つは取ってくれてるので。

<3回目授業>

10月17日3回目の授業でした。

「遠い夜明け」を観てもらおうと思ってたけど、最初にポルトガル人と鉄砲伝来について小川くん(電気システム1年)が発表してくれ、自分について考える大切さなどについていろいろ話をしていたら残り30分ほど、一時間足らずの短縮版を2回にわかて観るより一気に観た方がおもしろいしと考えて、1652年のオランダ人と到来から1910年の南アフリカ連邦の成立までを、「アフリカ文化論」の巻末(62~63ページ)を見てもらいながらさっと流したあと、地図や関連の画像を見てもらいました。

小川くんの発表も落ち着いててなかなかやったね。オランダ人の鎌田さんといい、イギリス人の日高さんといい感心しきりです。

1652年から1910年についてはもう一回貼っておきます。

*1652年にオランダ人が到来
*1795年にイギリス人がケープを占領
*1806年にイギリス人が植民地政府を樹立
*1833年にイギリス人がケープで奴隷を解放
*1835年にボーア人が内陸部に大移動を開始(グレート・トレック)
*1854年頃には海岸線のケープ州とナタール州をイギリス人、内陸部のオレンジ自由州とトランスバール州をオランダ人、で棲み分ける
*南アフリカは戦略上そう重要ではなかった
*金とダイヤモンドの発見で状況が一変、一躍重要に
*1867年キンバリーでダイアモンドを発見
*1886年1ヴィトヴァータースランド(現在のヨハネスブルグ近郊)で金を発見
*1899年金とダイヤモンドの採掘権をめぐって第二次アングロ=ボーア戦争(~1902)
*イギリスの勝利。
*1910年南アフリカ連邦成立(イギリス人統一党とアフリカーナー国民党の連合政権、統一党が与党、国民党が野党)

<次回は>

* 「遠い夜明け」(CRY Freedom, 1987)

* 映画の感想(何人か)

(授業のあと発表しますと言いに来てくれたんで)

* 金とダイヤモンド(梶山さん、畜産1年)

* 南アフリカに来てからのオランダ人の動向について(金子さん、畜産1年、名前の漢字と学年は、たぶん)

来週、また。

<配ったプリント>

* 「遠い夜明け」新聞広告、解説(B4表裏1)

* コシシケレリアフリカ楽譜・解説(B4表裏1)

<4回目授業>

 

<5回目授業>

 

<6回目授業>

 

<7回目授業>

 

<8回目授業>

 

<9回目授業>

 

<10回目授業>

 

<11回目授業>

 

<12回目授業>

 

<13回目授業>

 

<14回目授業>

 

<15回目授業>

南アフリカ概論

3つ授業があったんで、当日に書かないと借金のようにたまっていくので、その日に書いてるけど、きのうはいろいろあって書くのが今日になりました。

連絡事項

* 自己紹介、テキスト代(760円)まだの人は次回に。

10月10日2回目の授業でした。

THE COLONIZATION OF SOUTH AFRICAをビルの朗読を紹介したあと、さっと解説。オランダ人(鎌田さん)、イギリス人(日高さん)の発表。

解説については1652年の「オランダ人がケープに到着」から「1910年の南アフリカ連邦の成立」までを、発表の感想のあとに年代順にまとめておきます。テキスト「アフリカ文化論」の巻末62~63ページに付けてあります。次回そのページをみながら確認するね。

鎌田さんのオランダ人、日高さんのイギリス人についての発表、よかったねえ。わかりやすいし、きちんと調べてたし。日高さんのはぎっしり詰まってたし、日高さんのは今でも小学校の先生として充分通用するよね。ほんと、感心しました。

<次回は>

* コメント(何人か)

* <発表>ポルトガル人・鉄砲伝来について(小川くん、電気システム1年)。

* アメリカ映画「遠い夜明け」(CRY Freedom, 1987)

***********

大きな山は3つ、

①ヨーロッパ移住者がアフリカ人から土地を奪って課税して安価なアフリカ人労働者の一大搾取機構を打ち立てた

②アパルトヘイト政権とアフリカ人の抵抗運動

③白人政権と日本の関係

です。その順番で行こうと思っています。

年代順のまとめ

*1652年にオランダ人が到来
*1795年にイギリス人がケープを占領
*1806年にイギリス人が植民地政府を樹立
*1833年にイギリス人がケープで奴隷を解放
*1835年にボーア人が内陸部に大移動を開始(グレート・トレック)
*1854年頃には海岸線のケープ州とナタール州をイギリス人、内陸部のオレンジ自由州とトランスバール州をオランダ人、で棲み分ける
*南アフリカは戦略上そう重要ではなかった
*金とダイヤモンドの発見で状況が一変、一躍重要に
*1867年キンバリーでダイアモンドを発見
*1886年1ヴィトヴァータースランド(現在のヨハネスブルグ近郊)で金を発見
*1899年金とダイヤモンドの採掘権をめぐって第二次アングロ=ボーア戦争(~1902)
*イギリスの勝利。
*1910年南アフリカ連邦成立(イギリス人統一党とアフリカーナー国民党の連合政権、統一党が与党、国民党が野党)

来週、また。

課題の解説をしてなかったかも知れないけど、11月の最終週が一回目の提出なんで、課題図書を早めに探しや。★がついてるもの(古い本)は画像にしてるのでCDで渡せるし、英文はプリントで渡せると思います。メールでも直接でも連絡してくれれば用意するよ。上級生もたくさん持ってるんでもらうのも難しくないと思う。特に工学部の人はほとんどの人が一つは取ってくれてるので。

英語 Ma2(4)

<2回目授業>

連絡事項

* 来週16日の授業で15章をやり、18日(金)4コマ目に後半のクラスと合同授業

* 自己紹介、あんまり出してくれんかったけど。

10月9日2回目の授業でした。

コメント3人、課題について、用語の解説、最後に平井さんがA Short History of Black AmericansのSlave Tradeの所の要約。

Slave Tradeの近代史の意味合いについて、少し解説。資本蓄積によって産業革命が可能になり、産業社会に、その結果資本主義の歩みが加速度的に早まることに、やがては今の大量消費の世界に行き着くことになったわけです。

資本蓄積によって生じた貧富の格差が、自分たちがそう呼ぶ「先進国」と「発展途上国」の経済格差に。今もそれがなくならないのは、基本構造を変えないで搾取構造が温存されてるから。しかも、日本は搾り取る方の側。

<次回は>

* コメント(何人か)

* 15章

* テレビドラマER(原口美咲さん)、A Short History of Black Americansの続き(平井さん)、African American songs(舟津くん)

時間があれば、関連の映像と曲を何曲か聴いてもらえれば。

<配ったプリント>

* 用語関連:15章演習(A4を8)、15章演習シート(A4を7)、15章演習シート解答(A4を6)、5章演習シート(A4を10)

* エイズ関連:Human Biologyなど(B4表裏3)、抗HIV製剤、ERなど(B4表裏4)、History of HIV Discoveryなど(B4表裏4)

課題については早う仮説を決め、課題図書を手に入れや。

エイズのプリントについては、読み応えあるのも結構入れてあるんで、読んでみてや。

蛋白質が病原体になり得ることを予測した話は、是非一部でも映像で紹介したいねえ。1960年代にそれを予測した数学者のNatureの記事、読んでみたいと思わへんか。折角大学に来たんやから、知的好奇心をそそってくれるような、知的好奇心を満たしてくれるような経験がいろいろ出来るとええなあ。

課題図書にも紹介してある南アフリカの作家アレックス・ラ・グーマについても最近書きました。→「『まして束ねし縄なれば』の文学技法―雨の象徴性と擬声語の効用を軸に―」「言語表現研究」(2020年3月)37号(収載予定)

英語 Ma2(3)

<2回目授業>

連絡事項

* 来週16日の授業で15章をやり、18日(金)4コマ目に後半のクラスと合同授業

* 自己紹介、あんまり出してくれんかったけど。

10月9日2回目の授業でした。

コメント6人、課題について、用語の解説、それからERの田島くんの発表、初回のカーターとベントンの映像、最後に武村さんがA Short History of Black AmericansのSlave Tradeの所の要約。

Slave Tradeの近代史の意味合いについて、少し解説。資本蓄積によって産業革命が可能になり、産業社会に、その結果資本主義の歩みが加速度的に早まることに、やがては今の大量消費の世界に行き着くことになったわけです。

資本蓄積によって生じた貧富の格差が、自分たちがそう呼ぶ「先進国」と「発展途上国」の経済格差に。今もそれがなくならないのは、基本構造を変えないで搾取構造が温存されてるから。しかも、日本は搾り取る方の側。

<次回は>

* コメント(何人か)

* 15章

* A Short History of Black Americansの続き(武村さん)、African American songs(尻枝さん)

時間があれば、関連の映像と曲を何曲か聴いてもらえれば。

<配ったプリント>

* 課題と評価について

* アフリカシリーズ(B4表裏)

* 用語関連:15章演習(A4を8)、15章演習シート(A4を7)、15章演習シート解答(A4を6)、5章演習シート(A4を10)

* エイズ関連:Human Biologyなど(B4表裏3)、抗HIV製剤、ERなど(B4表裏4)、History of HIV Discoveryなど(B4表裏4)

課題については早う仮説を決め、課題図書を手に入れや。

エイズのプリントについては、読み応えあるのも結構入れてあるんで、読んでみてや。

蛋白質が病原体になり得ることを予測した話は、是非一部でも映像で紹介したいねえ。1960年代にそれを予測した数学者のNatureの記事、読んでみたいと思わへんか。折角大学に来たんやから、知的好奇心をそそってくれるような、知的好奇心を満たしてくれるような経験がいろいろ出来るとええなあ。

課題図書にも紹介してある南アフリカの作家アレックス・ラ・グーマについても最近書きました。→「『まして束ねし縄なれば』の文学技法―雨の象徴性と擬声語の効用を軸に―」「言語表現研究」(2020年3月)37号(収載予定)