つれづれに:台風14号(2022年9月17日)

つれづれに

つれづれに:台風14号

久々に猛烈な台風が来る気配である。今は嵐の前の静けさか。ずっと雨が続いているので、地盤も緩んでいるし、停電も確率はかなり高い。無力なものである。かろうじてやれることはやっておきたいが、蚊も多そうだし、出るのも億劫である。と思ったが、大きそうなのでそうも行かないようで、最低限の準備はすることにして、雨のなか、外に出た。畑に入るところの写真である。(↑)南瓜がすごいことになっている。一番きつかった台風では、物干しざおが飛んだので、それを倒しておこうと思ったが、竿も針金で固定しているし、南瓜の蔓も巻いているし、そのままにしておいた。雨が当たらないようにとまと用に拵えたとまとの柵(↓)が温室風になってしまったが、風で飛ぶ可能性が高いので、風を通すために下のシートを外した。(↓)

午前中は腰が重くて出る気にならなかったが、台風の規模を見て、雨のなか、合羽を着ての作業となった。肌の見える部分は顔だけだが、それでもやぶ蚊が目の真ん前をうようよ、雨が降っているので蚊取り線香も焚けずに、やれる範囲内で出来ることをするしかなかった。もうひとつのとまとの柵まで行かなかった。風で飛んだら、その時に考えることにした。それにしても、とまとがほとんど生らなかった。大失敗である。雨が当たらないようにはしたが、受粉のために虫が入り難かったのか、とにかく全滅だった。来年は雨を避け、虫が入れる程度にビニールシートをかけてやってみるか。ほんとうは南瓜も風に揺さぶられて傷のつく可能性が高いので、竹に固定するつもりだったが、それも出来なかった。初なりの南瓜だけを一個だけ切って来た。(↓)蔓は好き勝手に伸び放題なので、10個くらいはこのサイズの実がなっている。ただこの時期にちぎってしまうと、そう長くは持たないで腐ってしまう。台風が通り過ぎてまだきれいなままだったらそのままにして、傷んでいたら切ることにした。時間があればもう少し対策が出来たかもしれないが、これが限界である。夏は暑すぎて畑に出られなかった。この台風が過ぎると、畑に出る気が起きてくれるだろうか?

一番ひどい台風が来た時に断水したことがあるので、それ以来、ポリバケツ(↓)に雨水を貯めるようにしている。最近の雨でそれなりにたまってはいたが、水が腐りかけているので、7個全部を洗って、半分くらい水を入れておいた。結構大変な作業だった。ホースが痛んでいて、器具は買って来ていたものの取り付けてなかったので、余計に大変だった。台風の規模が大きいと聞いて、しないといけないと感じたからら動いたのか深層はわからないが、とにかくこれで束の間の水は大丈夫である。雨風が激しくなれば、7個全部に雨水が溜まる。トイレと風呂に使えそうである。この前ガソリン式の発電機を買って、使い方を教えてもらったので、停電の時は役に立つかもしれない。

柿もこんなに生っている(↓)が、台風が過ぎ去ったあとどうなっているか、比べられるように写真を撮っておいた。300個ほどある実がだいぶ大きくなって、雨風にやられなければこのまま色付きそうだったが、半分くらいは残るか?風で傷がつくと腐り易くなる。300個の作業は大変だし、数が多いと一個一個がそう大きくならないので、最終的に残る数は風任せ、である。

午後4時に、14号、中心気圧910 hPa、最大風速55 m/s (中心付近)、最大瞬間風速75 m/sとの予報が出た。来てみないとどうなるかはわからないが、さっそく掲示板に過去の情報を書き込んでいる人がいた。

台風上陸時の最低気圧ランキング  気象庁より
室戸台風   911hPa
枕崎台風 916hPa
第二室戸台風 925hPa
伊勢湾台風   929hPa

台風14号はこのまま予報円通りに鹿児島付近に上陸した場合、予想気圧が920〜930hPaでこの記録が更新される可能性がある。
室戸台風、枕崎台風、伊勢湾台風は昭和の三大台風とよばれ、いずれも日本にとてつもない大災害を起こした台風たち。勢力的に考えて同等か、それよりも強いことを考えるの非常に脅威的だと思う。いつもの台風とはわけが違う。

さて、今晩からどうなるか?まだ嵐の前の静けさである。

下のシートを外したが温室風とまとの柵