つれづれに:台風9号(2021年8月8日)

2021年8月10日つれづれに

つれづれに:台風9号

来るときは突然である。台風9号らしい。すぐ近くに来ているようだ。さっきまで、暴風雨のなかで、雨合羽を着て作業をしていた。雨も風も強かった。午前中に畑で作業をするつもりをしていたが、なかなか体が動かず、畑に出たのはやっとお昼過ぎ。大根の芽を土に埋めたり、オクラや茄子を針金で固定したり、物干しも解体して地面に寝かしたり。物干しも飛んだことがある。去年はガレージの補修で梯子から落下して捻挫、痛みを「堪能」して松葉杖生活で難儀した。もう一年になるわけか。雨も風も、今は一時収まっている。このまま収まるとは思えないが、今回は短くて済みそうである。寝ている間に通り過ぎて、起きたときには青空が見られるようにと祈るばかりである。

先週は、「歩くコース②の2」、「山頭火の世界④ー防府②」、「アングロ・サクソン侵略の系譜30:在外研究」を書いて・・・。自転車で買い物に行く途中に稲刈りをやっているのを見て、先に「つれづれに:超早場米」か。

突然の台風で、そんなモードがぷつんと切れてしまった。三十何年か前に宮崎に来て以来、すっかり台風にも馴染んだようである。何年か前に大阪に大きな台風が来て関西空港で車が流される映像を見たとき「台風が来たら外に出たりせんけどなあ」とつい思ってしまったから。「警報が出てますけど」と小学校に電話したら「警報くらいで休みにはなりません」と言われた。住んでみると、わかる。何回かすごいのがやって来た。ちょうど大根の芽が出た頃に大きいのが来て全滅、再度撒き直した種から芽が出た頃に大きいのが来てまた全滅、清武の農家の人が頭を抱えていた姿が今も目に浮かぶ。大学のある清武や田野地区では、霧島の灰が堆積して出来た豊かな黒土と霧島降ろしの寒風を利用して切干大根を作る。冬の風物詩になり、名物にもなっているが、太らせて量を増やすためにたっぷり化成肥料を撒いているのをみているので、土産に持って行くのは気が引ける。

もう八月である。(小島けいのカレンダー8月↓)