2021年11月シンポジウム最終報告:はじめに
「アングロ・サクソン侵略の系譜」―系譜の中のHIV感染症とエイズ
2021年11月27日(土)/2021年12月30日作成
目次 Ⅰ はじめに/Ⅱ 発表/Ⅲ 参加者の感想/Ⅳ 資料
目次
Ⅰ はじめに
シンポジウム「『アングロ・サクソン侵略の系譜』―系譜の中のHIV感染症とエイズ」の報告書(54ページ)である。文部科学省科学研究費(平成30~34年度基盤研究C、4030千円)の交付を受けた「文学と医学の狭間に見えるアングロ・サクソン侵略の系譜―アフロアメリカとアフリカ」の成果を問うための第3回目のシンポジウムで、2021年11月27日(土)にZoomで開催した。
「アングロ・サクソン侵略の系譜」の流れで、既に2回のシンポジウム(↓)をやっているが、今回はエイズに関することでもあったので、医者になった赤木くんに応援を頼み、HIV/AIDSの解説を医者の立場からやってもらい、発表者として参加してもらった。前以上に双方向でやれるように、司会は再度中原さんにお願いした。参加者の感想を寄せてもらって掲載も出来た。Covid19の先行きも見えず大変な時期が続いているが、エイズも大きな問題であるし、病気の話は人ごとではないので、病気や免疫についても考えるいい機会になっていれば幸いである。
1回目(宮崎大学330ホール):「アングロ・サクソン侵略の系譜」:2018年11月30日
発表:
Michael Schauerte:「アングロ・サクソン文化の真意-歴史事実と民族神話の対比」
玉田吉行:「南部アフリカの搾取構造と人々の暮らし」/横山彰三:「イランと米国:蜜月から対立へ」
杉村佳彦:「塗りかえられたマオリの口承伝統――ジョン・ホワイトの原稿と情報提供者ウィリアム・コレンソー――」
寺尾智史(兼司会):「非アングロ・サクソン系植民地におけるアングロ・サクソンの陰影―ギニア湾岸アフリカを中心に―」
2回目(Zoom):「第二次世界大戦直後の体制の再構築」:2021年2月20日(土)
発表
玉田吉行:「体制再構築の第一歩―ガーナとコンゴの独立時」
寺尾智史:「列強による分断の果てに――赤道ギニアのビオコ島、アンゴラ飛地のカビンダの現代史」
杉村佳彦:「マオリの都市化―戦後不況を乗り越えて得たもの―」