つれづれに:畑4月下旬(2025年4月28日)

つれづれに

つれづれに:畑4月下旬

庭のイリスも盛りを過ぎている

 比較編年史のシリーズ連載の前に、庭の畑4月下旬の様子を書いておきたい。

座わる時間が長く、おまけに腰を痛めて長い時間畑に出られないのでなかなか思うようにいかないが、庭の畑は春から夏の勢いのある時期に入っている。陽の陽射しも強くなり、色も濃くなっている。暑くなって蚊がうようよし始めるまでそう時間はない。ことしは、暑くなるまでに準備出来るか心許ない。

特にレタスと葱の勢いは凄い。半分ほどしか植え替えができていないが虫にもほとんどやられていないので、迫力がある。これから虫にやられ始めるので、酢と焼酎などを希釈して拵えた液を撒く必要があるが、追いつくかどうか。虫に食われ始めると、一気で葉っぱがやられてしまう。時の勢いには勝てないので、多分諦めることになるだろう。

 その頃には、しかし、かぼちゃやオクラの夏野菜がこれも一気に勢いを増して来る。かぼちゃは蔓を延ばして、どこまででも伸びて行く。オクラも大きな薄黄色の花を咲かせて、実をつけていく。

芽が出て少し大きくなったかぼちゃ

 今年はブロッコリーを余さず食べさせてもらっている。最初の大きな塊はお裾分けにまわったが、小振りな塊りと脇芽は花が咲く前に摘んだ。花が咲いた分も先の方をちぎって食べている。何回も脇芽が出るので、摘むのもちぎるのも手間がかかるが、面倒くさがらずに全部食べている。そろそろ第2弾が大きくなりかけている。それも虫にやられ始めると一気に終わるので、時間との勝負になりそうである。希釈した酢をこまめにかければ時期を遅らせそうだが、なにせ畑に出る時間がなかなか取れない。出ても長い時間は、すぐ腰にきてしまう。

芽が出た丸莢オクラ

物価の高騰が軒並みである。このまま収入は増えないのに、やっていけるのかと心配になるくらいの値上がりである。もちろん、種や苗も高くなっている。近くにまだ安い苗を見つけて買っていたが、今は1本が安くても80円はするので、今年は苗を買わずにすべて種からになった。時期がずれるが、仕方ない。

とまとも早く植え替える必要がある

いつも撒く丸莢オクラ、瓢箪かぼちゃ、とまと🍅(↑)は芽が出て大きくなりかけている。

とまと🍅は雨を嫌うので、柵を早くつくる必要がある。去年水が溜まって覆いのビニールが伸びたのと、少し広げて位置をずらすために、作り換えている途中だからである。こっちの作業もしたいのだが、そう思って毎日が過ぎていく。

瓢箪かぼちゃの柵も作る必要がある。何本か杭と竹を埋め込む作業も途中からなかなか進んでいない。蔓が延び始めると、勢いには勝てないので、こちらも時間との勝負だ。

人参、間引きをする必要がある

 野菜スープを2日か3日お気に作っているので、玉葱と人参と牛蒡の種も撒いた。人参と牛蒡は一度作ったことはあるが、たぶん半年ほどかかる息の長い野菜だ。先は長そうである。気長に行くしかない。

胡瓜も一部植え替えられないでいる。胡瓜は収穫までの期間が極めて短いので、目に見えて成長が確かめられる野菜だ。温室物より、やっぱり棘が多いし、臭いも濃い。

 絹莢豌豆は、植え替えたが南側で金木犀の樹で陽が当たり難い場所だったので、あまり大きくなっていない。時間があれば、また植え替えて大きくなるとは思うんだが。退職するとすることがなくて困ると言う人がいるらしいが、することなかりだ。その点は、今までと同じだ。

3月締めのを仕上げたあと、9月締めと10月締めのも仕上がってしまった。400字で150と250枚で、どちらもどちらかと言えば自伝的スケッチである。一番長かった医学科と、医学科に行く前までを扱った作品である。読んでもらえる見せ場をいくつも工夫したが、出版社が売れると判断するかどうかだ。私が選ぶわけでないのは、教授選も同じだった。ただ、今回は残された時間を考えると、間に合うかどうかのようである。生きても30くらいまでかと思いながら生き存えしまった私が言うせりふでは、少なくともないようだ。

冬野菜の大根、この時期勢いがあるがすぐに薹が立ち、花が咲く