南アフリカ概論

3つ授業があったんで、当日に書かないと借金のようにたまっていくので、その日に書いてるけど、きのうはいろいろあって書くのが今日になりました。

連絡事項

* 自己紹介、テキスト代(760円)まだの人は次回に。

10月10日2回目の授業でした。

THE COLONIZATION OF SOUTH AFRICAをビルの朗読を紹介したあと、さっと解説。オランダ人(鎌田さん)、イギリス人(日高さん)の発表。

解説については1652年の「オランダ人がケープに到着」から「1910年の南アフリカ連邦の成立」までを、発表の感想のあとに年代順にまとめておきます。テキスト「アフリカ文化論」の巻末62~63ページに付けてあります。次回そのページをみながら確認するね。

鎌田さんのオランダ人、日高さんのイギリス人についての発表、よかったねえ。わかりやすいし、きちんと調べてたし。日高さんのはぎっしり詰まってたし、日高さんのは今でも小学校の先生として充分通用するよね。ほんと、感心しました。

<次回は>

* コメント(何人か)

* <発表>ポルトガル人・鉄砲伝来について(小川くん、電気システム1年)。

* アメリカ映画「遠い夜明け」(CRY Freedom, 1987)

***********

大きな山は3つ、

①ヨーロッパ移住者がアフリカ人から土地を奪って課税して安価なアフリカ人労働者の一大搾取機構を打ち立てた

②アパルトヘイト政権とアフリカ人の抵抗運動

③白人政権と日本の関係

です。その順番で行こうと思っています。

年代順のまとめ

*1652年にオランダ人が到来
*1795年にイギリス人がケープを占領
*1806年にイギリス人が植民地政府を樹立
*1833年にイギリス人がケープで奴隷を解放
*1835年にボーア人が内陸部に大移動を開始(グレート・トレック)
*1854年頃には海岸線のケープ州とナタール州をイギリス人、内陸部のオレンジ自由州とトランスバール州をオランダ人、で棲み分ける
*南アフリカは戦略上そう重要ではなかった
*金とダイヤモンドの発見で状況が一変、一躍重要に
*1867年キンバリーでダイアモンドを発見
*1886年1ヴィトヴァータースランド(現在のヨハネスブルグ近郊)で金を発見
*1899年金とダイヤモンドの採掘権をめぐって第二次アングロ=ボーア戦争(~1902)
*イギリスの勝利。
*1910年南アフリカ連邦成立(イギリス人統一党とアフリカーナー国民党の連合政権、統一党が与党、国民党が野党)

来週、また。

課題の解説をしてなかったかも知れないけど、11月の最終週が一回目の提出なんで、課題図書を早めに探しや。★がついてるもの(古い本)は画像にしてるのでCDで渡せるし、英文はプリントで渡せると思います。メールでも直接でも連絡してくれれば用意するよ。上級生もたくさん持ってるんでもらうのも難しくないと思う。特に工学部の人はほとんどの人が一つは取ってくれてるので。

英語 Ma2(4)

<2回目授業>

連絡事項

* 来週16日の授業で15章をやり、18日(金)4コマ目に後半のクラスと合同授業

* 自己紹介、あんまり出してくれんかったけど。

10月9日2回目の授業でした。

コメント3人、課題について、用語の解説、最後に平井さんがA Short History of Black AmericansのSlave Tradeの所の要約。

Slave Tradeの近代史の意味合いについて、少し解説。資本蓄積によって産業革命が可能になり、産業社会に、その結果資本主義の歩みが加速度的に早まることに、やがては今の大量消費の世界に行き着くことになったわけです。

資本蓄積によって生じた貧富の格差が、自分たちがそう呼ぶ「先進国」と「発展途上国」の経済格差に。今もそれがなくならないのは、基本構造を変えないで搾取構造が温存されてるから。しかも、日本は搾り取る方の側。

<次回は>

* コメント(何人か)

* 15章

* テレビドラマER(原口美咲さん)、A Short History of Black Americansの続き(平井さん)、African American songs(舟津くん)

時間があれば、関連の映像と曲を何曲か聴いてもらえれば。

<配ったプリント>

* 用語関連:15章演習(A4を8)、15章演習シート(A4を7)、15章演習シート解答(A4を6)、5章演習シート(A4を10)

* エイズ関連:Human Biologyなど(B4表裏3)、抗HIV製剤、ERなど(B4表裏4)、History of HIV Discoveryなど(B4表裏4)

課題については早う仮説を決め、課題図書を手に入れや。

エイズのプリントについては、読み応えあるのも結構入れてあるんで、読んでみてや。

蛋白質が病原体になり得ることを予測した話は、是非一部でも映像で紹介したいねえ。1960年代にそれを予測した数学者のNatureの記事、読んでみたいと思わへんか。折角大学に来たんやから、知的好奇心をそそってくれるような、知的好奇心を満たしてくれるような経験がいろいろ出来るとええなあ。

課題図書にも紹介してある南アフリカの作家アレックス・ラ・グーマについても最近書きました。→「『まして束ねし縄なれば』の文学技法―雨の象徴性と擬声語の効用を軸に―」「言語表現研究」(2020年3月)37号(収載予定)

英語 Ma2(3)

<2回目授業>

連絡事項

* 来週16日の授業で15章をやり、18日(金)4コマ目に後半のクラスと合同授業

* 自己紹介、あんまり出してくれんかったけど。

10月9日2回目の授業でした。

コメント6人、課題について、用語の解説、それからERの田島くんの発表、初回のカーターとベントンの映像、最後に武村さんがA Short History of Black AmericansのSlave Tradeの所の要約。

Slave Tradeの近代史の意味合いについて、少し解説。資本蓄積によって産業革命が可能になり、産業社会に、その結果資本主義の歩みが加速度的に早まることに、やがては今の大量消費の世界に行き着くことになったわけです。

資本蓄積によって生じた貧富の格差が、自分たちがそう呼ぶ「先進国」と「発展途上国」の経済格差に。今もそれがなくならないのは、基本構造を変えないで搾取構造が温存されてるから。しかも、日本は搾り取る方の側。

<次回は>

* コメント(何人か)

* 15章

* A Short History of Black Americansの続き(武村さん)、African American songs(尻枝さん)

時間があれば、関連の映像と曲を何曲か聴いてもらえれば。

<配ったプリント>

* 課題と評価について

* アフリカシリーズ(B4表裏)

* 用語関連:15章演習(A4を8)、15章演習シート(A4を7)、15章演習シート解答(A4を6)、5章演習シート(A4を10)

* エイズ関連:Human Biologyなど(B4表裏3)、抗HIV製剤、ERなど(B4表裏4)、History of HIV Discoveryなど(B4表裏4)

課題については早う仮説を決め、課題図書を手に入れや。

エイズのプリントについては、読み応えあるのも結構入れてあるんで、読んでみてや。

蛋白質が病原体になり得ることを予測した話は、是非一部でも映像で紹介したいねえ。1960年代にそれを予測した数学者のNatureの記事、読んでみたいと思わへんか。折角大学に来たんやから、知的好奇心をそそってくれるような、知的好奇心を満たしてくれるような経験がいろいろ出来るとええなあ。

課題図書にも紹介してある南アフリカの作家アレックス・ラ・グーマについても最近書きました。→「『まして束ねし縄なれば』の文学技法―雨の象徴性と擬声語の効用を軸に―」「言語表現研究」(2020年3月)37号(収載予定)

つれづれに

2019年10月15日

久しぶりの更新です。

10月やと言うのに暑い日が続いています。それでも朝晩や、風には秋の気配が。今週末に台風が過ぎ去ったら、一気に秋になりそうです。

今年の畑は南瓜畑。東京では2,3千円もするのがわかった瓢箪南瓜が好評で、9月の個展に今年も一箱送りました。

 

この前の台風で全体が傾いていますが、すでに盛りは過ぎています。


 

一個が二千数百円で駅市場に出てるよと言われて、うそやろと思いましたが。そのあと神戸の元町の商店街を歩いているときに同じものをみましたが、数百円、宮崎の道端では2,3百円で売られてるのをみて、やっぱり東京だけなんやと合点がいきました。

今年は希釈した酢をまけば大丈夫やないかもと淡い期待を抱いて9月の初めと半ば頃に大根の種を蒔いたものの、やっぱりこの惨状↓

近くでは8月の終わりか9月の初めに切り干し大根用の種がまかれますが、虫にやられてる気配なし、相当薬をまいてるんやろなあ。おまけに化成肥料の白い粒をまいてる光景をよくみかけるので、ぱんぱんに太らせた大根を千切りにして干し店に出されている切り干し大根を買っている姿を見ると、これ買うしかしゃーないんよなあ、と思ってしまいます。

ほかにおくら。↓今までのと違う種類で、日持ちがいいみたいです。前のは取ったらすぐ食べないとすぐ固くなったり傷んだりするので、お百姓さん大変やろな。冬場にタイのおくらが出回るけど、タイから運ぶとなると、ポストハーベスト結構きついんやろな、と思うと食べられへんねえ。そう言うてたら、食べるのもなくなる、ま、より安全なものを食べるしかない→より安全なものを食べるには、お金がかかる、大変な世の中やなあ、ほんま。

夏休みの間に結構書いて、ブログも更新しました。ブログへの移行は、まだしばらくかかりそうですが。

去年の4月に「文学と医学の狭間に見えるアングロ・サクソン侵略の系譜―アフロアメリカとアフリカ」で科学研究費を交付されたのを機に、高校の教師を辞めて大学を探してた時のことをいろいろ書きました。

「アングロ・サクソン侵略の系譜一覧」(2019年3月13日)「続モンド通信」に連載

一番最近のは→「アングロ・サクソン侵略の系譜8:『黒人研究』」(2019年9月20日)「続モンド通信10」

ラ・グーマについても書きました。→→「『まして束ねし縄なれば』の文学技法―雨の象徴性と擬声語の効用を軸に―」「言語表現研究」(2020年3月)37号(収載予定)

やっと引っ越しできそうな気配でしたが、うまく行かず、今しばらく宮崎にいることになりそうです。後期の授業も始まっています。きのうで一巡、結構プリントの準備もあって、といつも通りです。