つれづれに:珈琲(2022年6月26日)

2022年6月26日つれづれに

HP→「ノアと三太」にも載せてあります。

つれづれに:珈琲

 散歩の途中にねじばなを見かけた。陽射しのきついこの時期に咲く花だったんだと、認識新たである。すっかり夏日で、畑に出るのも億劫になる。陽射しが痛いうえ、蚊も多い。日陰でも作らないとやられてしまう。梅雨時期は雨の合間の陽射しが有難かったが、今は強烈な陽射しの合間の曇り空や雨の日が有難い。既に6月21日に夏至の時期に入っている。日の出から日の入りまでの時間がもっとも長い日が夏至の始まりらしい。次は7月7日の小暑、7月23日の大暑、その時期が終われば8月7日には立秋、秋の初めである。暑い日々もしばらくの間だ。2週間ほどご無沙汰の畑にも、そろそろ出て、南瓜の柵を仕上げないと、ずいぶんと蔓も延びている。

 それまで飲んでいなかったが、アメリカから帰ってから豆(↑)を挽いて珈琲を飲むようになった。小型のトーストとお好み焼き風ジャガイモとポテト(↓Pasted potato and onion) といっしょに珈琲を飲んでいて気に入ってしまったのかも知れない。それまで珈琲に対しては濃い目のイメージがあったが、主にホテルで飲んだ珈琲はかなり薄目で、いわゆるアメリカンだった。お代わりは自由で、何杯もお代わりをしていた。そんな光景を見て、日本のお茶みたいやなあ、と思ってから、アメリカンが飲みたくなった。

 「中朝霧丘」(6月17日)から山の中の大学に行くようになってから(→「キャンパスライフ2」、6月15日)時間の余裕が出来たこともあって、自転車に乗る時間と歩く時間が増えた。大抵は舗装されているが、車の多くない道を見つけて歩くか、自転車で海岸とか明石城(↓)まで行ってから歩くことが多かった。

 ある日、自転車で通る道の途中で、珈琲豆を売る小さな店を見つけた。私鉄沿いの能村珈琲という看板を見て、店の中に入ってみた。店の人が、神戸辺りの大手の珈琲店とは違って、自家焙煎、手で炒ってますので、苦みがありませんよ、と説明してくれた。アメリカンの豆でもよかったが、店の人に薦められてブレンド豆を買って帰った。

 それまで飲んだこともなかったし、豆を挽いて淹れたこともなかったので、味がどうのという自信もなかったが、ガスでこれでもかと言うくらい熱くした湯で淹れる方が口に合ってるようだった。一時期ネルを使ってサイフォン(↑)で淹れてみたが、紙を使ったドリップ方式(↓)で入れる方が口当たりがいいような感じがして、今もドリップ方式である。宮崎に来てからも地元の店を探して淹れてみたが、少し違う感じがして、電話で注文することにした。電話なら数秒で済んで、翌日には届く。一人で使える研究室も出来、毎日部屋で淹れていたら、香りにつられて学生が来てくれるようになった。「たまさん、珈琲淹れて」と入って来る人もいた。中には「珈琲だけでいいから」と念を押す学生もいた。ある日、注文のために電話をしたら応答がない。ウェブで調べてみたら、どうも閉店したよだだった。店の少し西側の方に焙煎工場を作っていたようだが、経営がうまく行かなかったのかも知れない。明石高校にも豆を配達していますよ、と言っていたので、地元の得意先も多かったようだ。この「つれづれに」を書くために能村珈琲でウェブ検索したら、新規にオープンした店の写真が載っていた。復活したのかも知れない。ブレンド豆が買えなくなったとき、豆を新しく探すのも億劫になって娘に相談したら、吉祥寺近辺であちこち探して試しの豆を何種類か送ってくれた。アメリカンタイプの豆が口当たりもよかったので、今もその豆を挽いて飲んでいる。珈琲は、アメリカに行った思わぬ副産物だったかも知れない。
次は、米麹、か。