つれづれに:月曜日(2024年12月3日)

つれづれに

つれづれに:月曜日

散歩の途中で見かける山茶花

 予定通り、昨日は白浜に自転車で出かけた。昼前に、フライトは大体予定通りなので間に合いそうです、と関西空港からショートメールが届いた。腰を痛めてから半年ほど、車で送り迎えをしたもらった。大体が日曜日で、自転車になってからも日曜日である。自転車では行けなくて車を頼むときは、日曜日の方が都合がいいからである。自転車では、日曜日以外の日は久しぶりだった。車は少ないと思っていたが、意外と多かった。フライトの都合で普段より1時間遅いので、ラーメン屋さんはすでにお昼が終わっていた。日曜日とは、比較できなかった。

マッサージをしてくれる人も何年間かコロナで移動できなかったので、地元大阪も久しぶりだったそうである。それまでは、自分のサーフィンの試合でバリ島などに行ったり、プロの息子さんの付き添いで国内でも飛行機を利用していた。空港近辺でやたら外国人が目についたという。観光客が多いのは聞いていたが、従業員とは初耳である。言葉が分かり難かったらしい。空港の一つ手前の駅で降りて、ショッピングモールに寄った時は、中国人がたくさんブランド品を爆買いしていているし、ドルの影響で外国人は増えているし、物価は上がり続けているし、日本じゃないみたい、とぽつりと言ったのが耳に残っている。5年以上も宮崎を出ていない間に、ずいぶんと変化があったようである。

 夕方になったが、帰りに山茶花(さざんか)の写真を撮りに行った。いつも歩く公園から木花神社の間に2箇所大きな樹に白の一重の山茶花の花が咲いている。かなり年数が経っているんだろう。大きくて、花を摘ませてもらうには位置が高すぎる。よく見ると、一本の樹で咲きかけの花と散りかけの花が混在している。躑躅(つづじ)のようにぱっと燃えるという感じではないが、清楚(そ)で、可憐(かれん)な花である。

 月曜日だから人は多くないだろうと思っていたが、青島には観光客がわりと多かった。駐車場に大型バスが3台停まっていた。まだ寒さが来る前でもあるので、一応秋の観光シーズンということなのだろう。

 山茶花の写真を撮ったあと、木花神社に行った。展望台からは、加江田の山の深い緑と田圃の2番穂の黄色が映えて見えた。

 昨日は行く途中に耕運機が1台出ているのをみかけたので、田起こしが始まったかと思ったが、跡をついて歩く鳥たちが見えなかった。ひょっとしたら、2番穂の刈り入れをしていたのかも知れない。この辺りは超早場(はやば)米が終わったあと、2番穂も育っているが、今まで刈り入れている光景に出遭(あ)ったことがない。あの耕運機、刈り入れてたんやろか?もうすぐ、田起こしが始まる頃である。

 宣教師が仕上がるといいが。

(小島けい画)