ZoomAA3第3回目報告(2024年1月28日)
ZoomAA第3回目報告(2024年1月28日分)
同じ奴隷の中でも、「自分が自分であるために、 危険を冒してでも、最悪死んでもいいから逃げる決意をする人」「 おかれた状況を心を殺して受ける人」 等いろいろな人たちがいたことを知った。 indefferentという単語に込められた、「 生き残るために」という思いを、 映像と音を通して生々しく感じる時間になったと思う。 まだ言葉には上手にできないが、 宗教と人の価値観には少なからず関係があると思うので、 そこにも注目して今後学習していきたい。(IA)
今回は、奴隷としてとらえられた人々の反応を中心に学んだ。 いきなり見た目や言語が異なる相手に強制的に船に乗せられ競りに かけられ、 最終的には衣食住から言語までヨーロッパ様式に染まる中で、 アフリカでの人生感を最後まで捨てようとしない抵抗は生々しく痛 々しいものだった。また、 グリオが代々歴史を伝承していたことは興味深く人々のアイデンテ ィを守り伝えることの重要さを感じた。(MN)
3回目は、アフリカ人が無理やり奴隷にされたとき、どういう行動を取ったかに絞り、「ルーツ」の映像を見てもらった。奴隷船の甲板での反乱、奴隷市、農園での逃亡、奴隷調教師による鞭打ち、2度目の逃亡と女友だちとの再会の場面、どれも強烈な映像である。誰も奴隷になりたくはなかったが、どう反応したかは人によって違う。凌辱を嫌って甲板を逃げ回ってマストに逃げ、海に飛び込んだ女性もいた。主人公のように、鞭打ちの過酷な処罰を覚悟して逃亡した人もいた。白人の慰みものになっても生き延びる選択をして、クンタの逃亡の誘いを断った人もいた。「奴隷体験記」には、そんな様々な奴隷の対応が語られている。(YT)