つれづれに:構想は(2025年1月10日)

つれづれに

つれづれに:構想は

水仙(小島けい画)

 5冊目を仕上げ、3月末か4月末かに投稿するつもりで、しばらく「つれづれに」は休載予定。そう書き込んで5冊目を書き始めて、年が明けて、すでに10日。途中経過をと思って、更新することにした。出だしが定まらず何日か一枚も進まなかったが、書き始められたとたん、5冊目の全体像がわりとはっきりと浮かんできた。予想外の展開である。投稿は今のところ3月末締め切り、枚数は40字×60字で100~150枚ほど、400字原稿用紙に換算して300枚~450枚程度。今の調子なら、40字×60字で120枚、400字原稿用紙で360枚くらいか。何個か山がありそうだが、早めに終わるかも知れない。これまで3回は出版社の目に留まらなかったので、今回は一工夫するつもりである。前は、東大医学部を出て医者にならず、出版社をしていた人の目に留まって、読者が少なくても、売れなくても、たくさん書かせてもらった。なぜか大学では出版社のものであれば評価が高いので、業績でも助けられた。教授選でも役に立ったし、何回か科研費までもらった。しかし今は、どこかの出版社が本を売れると判断するかどうかである。後期高齢者の保険証をもらったので、残された時間はそう多くない。先行きが見えないのは、今までも同じ。高校を辞めて大学を探し始めた時も、先の見えない道のりだった。何が起こるかは、誰にもわからない。どこかから原稿依頼が来れば、書いたものが生きる。世の中いつも、思い込みは大事だろう。

水仙の季節になった。庭に咲き始めた3輪ほどの花を切り、壺に入れて玄関に飾っている。何とも言えないにほひが漂ってくる。いづれ、また。  たま

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「私の散歩道2010」1月