つれづれに: 歩くコース2の⑤(2021年9月10日)

つれづれに

歩くコース2の⑤

木花神社の中を通る→「歩くコース2の④」(9月9日)の続きで、歩くコース2の最終回である。

神社は無人で普段は誰もいない。見晴らしのいい高台にあって、旧法満寺があった頃にはたくさんの伽藍があり、飫肥藩から定期的に大勢が訪れていたようだ。南の端に二か所の展望所があり、南側と西側が展望できる。南には加江田の山が広がっている。この景色を見るといつも、山頭火が1930年の行乞の旅で熊本から宮崎を歩いた際に詠んだとされる、

分け入っても分け入っても青い山

を思い出す。

東側には日向灘が広がっており、サンマリーン球場や、春のプロ野球のキャンプで使う室内用のドームが見える。

東側には下の道に出る階段がある。今回、階段の数を数えようと下から登ったら98段、どうして区切りのいい100段にしなかったのか、そんなことを考えながらもう一度数えながら降りてみたら、99段、その辺りのようだ。雨の後などはすべりやすい。急な階段である。

南からの登り口、階段下の鳥居が見える

県道の脇の幡、風の強いときは外すようだ

階段を降りて少し坂を下れば県道に出る。手前の三叉路を左折してしばらくいくと、歩くコース1の道にただり着く。その後は、コース1と同じで、サンマリーン球場の見える交差点で折り返し、木花駅、木花小学校、木花中学校を通って家に戻る。このブログではずいぶんと時間がかかってしまったが、ほぼ一時間ほどの一番長いコースである。

前回戦没者の慰霊碑に触れて、靖国神社や第二次大戦の話を書いた。

次回からはしばらく、種田山頭火の話と併行して、歴史をどうみるか、という大きなテーマで、留学生、教授会、学士力難民など身近な話と結び付けて書いてみたいと思っている。今書いている小説のテーマとも重なるので、この「つれづれに」を習作にでもするつもりなのか、少し下心があるのかも知れない。