つれづれに: 通草7(2021年10月3日)
つれづれに: 通草7
→飯島光孝『朝、はるかに』(1993/4/3)
あけびの最終回で、本の表紙絵である。
表紙絵を描いた本が最初に出たのは1989年1月25日である。宮崎に来たのがその前の年の3月の末だから、引っ越してしばらくしてから本の表紙絵の誘いがあったことになる。それまでは、職場の人と二人展をしたり、神戸の伊川寛さんの教室に通っていた人たちがやっていたグループ展に参加したり、市展に応募したりするくらいだったので、表紙絵の誘いは有難かった。
明石市展で審査賞をらった油絵
カレンダー「私の散歩道2019~犬・猫ときどき馬~」12月
最後の本が出たのが2005年の4月なので、17年も描かせてもらったことになる。最初はその時に描いていた花を使うことも多かったが、そのうちいろいろ注文の幅も広がった。大抵は自費出版の本が多かったようだが、高校演劇のシリーズや地方の歴史などもあった。表紙絵にはならなかったが、一時は↓のような絵も描いた。深い縄文の森をイメージして、とか難しいのもあった。
出版された本の一覧→「本の装画・挿画一覧」(門土社)
あけびの表紙絵もその流れで描いたもので、結局思っていたよりも少なく2冊だけだった。
→村越一哲『幻の東京オリンピック』(2000/12/2)
あけびについて7回も書くとは思ってなかったが、それだけあけび探しに時間をかけたということだろう。あけびの画像を探しているときに、カレンダーにも本にも烏瓜を思っていた以上に使っているのに気がついた。→「烏瓜」(9月23日)で紹介した本の表紙絵以外にも表紙絵やカレンダーに絵が残っている。烏瓜以外にも葛やコスモスも描いていた。次回は烏瓜2、あたりか。