つれづれに:海の青さ(2023年9月16日)
つれづれに:海の青さ
青島の砂浜
昨日も自転車に乗って、白浜の鍼灸整骨院に通えた。有難いことである。秋の気配が少しし始めた。海の青さである。ほんとうに色鮮やかだった。秋のこの頃独特の色である。台風の影響もなく、だいぶ普段の天候に近くなった。もちろん、降るとかなり激しい雨になることもあるが。
青島の参道より少し南側、観光客もだいぶ戻って来ている
少し前、散歩の途中で枇杷(びわ)の新地開拓が出来た。何年か前まで作られていた畑の東と南側に植えられている樹(↓)である。南側の分で大き過ぎて葉が採りにくい樹もあるが、何本かは高くなくて、背を伸ばさなくても葉が取れる。人通りも多くないので、取りやすい。昨日も枇杷の灸(きゅう)をしてもらった。2回目である。一回に3枚の葉を背中に当てて、電気で熱を加えてもらっている。
いつもの曽山寺浜の橋辺りの景色も鮮やかだった。
先週初めて気がついたのだが、橋の名前は「みらいはし」(↓)である。運動公園の整備に合わせてと、青島マラソンの短いコースの整備のために歩行者と自転車専用のきれいな舗道が造られたようである。今日はたまたま青島海岸の剪(せん)定した植樹を一杯に積んだトラックが後部ランプを点滅させてゆっくりと走っていたが、普段見かけるのは散策の人かサイクリングの人か、自転車の脇にボードを乗せたサーファーである。外国人も多い。誰もが軽く挨拶を交わす。大抵は笑顔である。
曽山寺浜の舗道の脇に小さな公園がある。舗道が黄色く塗られていて、岸壁の向こうに見える青い海(↓)もなかなかだった。いつもその公園のトイレを使わせてもらっている。少し手前でアロエを採った手を洗うためである。ハンドソープも備えられている。「取らないでください」と書かれているので、持って帰る不届きものがいるのだろう。その奥にサーフショップがあり、併設のレストランはいつも客で賑わっている。最初は店も狭く、人もそう多くなかったそうだが、牡蠣(かき)料理を出し始めて人気が出て、店も広げ、アウトドア―用の席も増やしたそうである。全国の牡蠣を取り寄せていると言う。昨日はサイクリング途中らしきたくさんの人たちが自転車を公園脇に寝かせて、日焼けした若者が外の席を占領していた。
みらいはしを渡って少し行くと、こどものくにで、淡いピンク塗装のホテルが見える。ワシントニアパームがよく似合う。
1980年代の後半に宮崎に来た時には、宮崎観光ホテル近辺以外では、このパームビーチと市街地の北側にシーサイドホテルとサンホテルがあった。南アフリカの作家を招待したとき(「ミリアムさんを宮崎に迎えて」「ゴンドワナ」15号2-8頁、1990年)は、シーサイドホテルに泊まってもらって、近くの一ッ葉の海岸に案内した。残念ながら、一ッ葉の砂浜は砂が流れてしまったと聞いた。パームビーチは買収されて名前が変わっているし、他の二つもなくなっている。今のシーガイヤの前身が、オーシャンドームを作ったときは、近くにきれいな海があるのに室内プールとはと不評を買った。その後、すぐに潰れた。
こどものくにに、パンパースの群生がある。フェンスを越えて入って採るわけにもいかない。パンパースは、はや盛りが過ぎたようである。
ハイビスカスをあちこちで見かける。この頃から霜が降りる前辺りまで、息長く次から次に花を咲かせる。いかにも南国の花である。写真は鍼灸整骨院の道路の向かいに咲いている花である。
折生迫(おりゅうざこ)の辺りで、ピンクの彼岸花を見かけて採ってきた。青島港を利用する漁船が繋がれている場所(↓)の近くである。昨日はちょうど何隻か港を出て行っていた。漁に出ていたのか?
彼岸花を採る人は少ないので、採り放題である。あちこちに咲いている、何個所かで赤の彼岸花も採った。室内に飾ってみて知ったのだが、ほぼ1週間は咲いている。すぐに勢いがなくなる花が多いので、意外だった。帰りに立ち寄った農産物店の前に自転車をとめて買い物をしていたら、向かいの事務所から戻ってきた顔馴染(なじみ)の店員が「ピンクの彼岸花、珍しいですね」と感心したように話しかけてきた。店を出たあと、また事務所に行くてめに出て来たようだったので「どうぞ」と言って3本お裾分けをした。事務所に飾られているような気がする。