11月22日
もう11月も終わり、来月が終わると今年も終わりやねえ。去年は折角レタスやブロッコリーの種を蒔いて大きくなっていたのに、植え替える余裕がなくて結局そのままになってしまったので、今年こそはとやってるけど、植え替えも中途。体のいうことがきいたら、さっさっとやれるんやろけど、鍬を使うと一週間は腰がいうこときかんし、座ってスコップを使っても今度は手首がきかんようになるし、年を取るということはこういうことなんやろな。十代の早い頃に生きるのを諦めたことにあって歯の手入れをしなかったせいで、歯は既に終活期、今週は僅かに残っている歯も左右どちらにも痛みを感じるし、恒常的に腫れたまま。寝不足が続くとその部分が痛み出す、体がSOSを出してるという意味では、それ以上はいけないように体が自分を守ろうとしてるんやろな、とは思うけど、思ってることが思うように出来ないのは事実。来年70やもんな。誰も年を取りたいと思ってるわけやないけど、そうなんやからしゃーないなあ。
課題の確認
来週11月29日(木)に1回目の課題を集めます。試験と同等なので期日に提出のない時は、未受験扱い。7回目も100人ほどしか来てなかったけど、来週は160人くらい来るんやろなあ。出されたもの全部まとめて読むんで、大体わかると思うけど、みんなに納得のいくような評価が出来るととええね。
11月22日
7回目、最初に何曲か聴いてもらったあと、1652年のオランダ人の到来から1910年の南アフリカ連邦成立までをテキストの年表を見ながら繰り返してから、原くんの金とダイヤモンドの発見についての発表。他の鉱物資源についてやアングローボーア戦争まで話をしてくれたし、地図や表もわかりやすかったねえ。発表してくれる人は、みんなすごいねえ、感服です。
曲はグレースランドの名前の由来、ポールサイモンが好きだったエルビスプレスリーのメンフィスの生家などに関する映像を観てもらってから、「グレースランドの冒頭のTownship Jive、それからLadysmith Blackman Bazoの曲、最後にみんなで斉唱してたコシシケレリアフリカ、それと最初にAmazing Graceを聴いてもらったSoweto Gospel ChoirのAmazing Grace。それぞれなかなかおもしろい曲、楽しんでもらえたやろか。元はあるんで、いつでもコピーは可能やで。
歴史の流れについては、もう一回、年表に沿って大まかに起こったこと(たぶん)を貼っときます。
1652年オランダ人の到来
→1795年イギリスがケープに大軍(フランスに取られないように先手)・1806年ケープ植民地政府樹立
→奴隷解放・グレートトレック
→ブラッドリバーの戦い
→1854年イギリス系がケープ州、ナタール州を占有、イギリスがオランダ系のオレンジ自由州、トランスバール州の占有を許可
→1867年に金・1886年にダイヤモンドを発見
→1899-1902年第二次アングローボーア戦争
→1910年南アフリカ連邦成立
原くんが発表してくれた金とダイヤモンドの発見はそんな流れの中の極めて大きな出来事で、それまでインドへの航路の中継地という戦略的な役割しかなかった南アフリカが、工業、産業社会の重要な原材料の産地として重要視されることになって行きます。その後、ウランや希少金属も出て、ますますその重要性が高まって行きます。先進工業国のアメリカやそれを追いかけていた日本が手を出さないわけはなく、1980年代にはアメリカと日本が南アフリカとの貿易高の1番、2番を競うようになったのも当然の結果と言えます。
次回は、ガンジーとアングロボーア戦争の発表(工学部の高山くんと農学部の外山くんが発表してくれるそうです)のあと、まだ終わってない英文の続きを牧浦さんにやってもらってから、英語で解説をして、時間があれば「ガンジ-」やね。
ハラレでの話はその次になりそうやねえ。
来週に、また。
来週30日(金)のシンポジウムについてちょっと話をしてポスターを入り口に貼ったけど、ここにも貼っておくね。