11月26日
もう11月も終わり、来月が終わると今年も終わりやねえ。去年は折角レタスやブロッコリーの種を蒔いて大きくなっていたのに、植え替える余裕がなくて結局そのままになってしまったので、今年こそはとやってるけど、植え替えも中途。体のいうことがきいたら、さっさっとやれるんやろけど、鍬を使うと一週間は腰がいうこときかんし、座ってスコップを使っても今度は手首がきかんようになるし、年を取るということはこういうことなんやろな。十代の早い頃に生きるのを諦めたことにあって歯の手入れをしなかったせいで、歯は既に終活期、今週は僅かに残っている歯も左右どちらにも痛みを感じるし、恒常的に腫れたまま。寝不足が続くとその部分が痛み出す、体がSOSを出してるという意味では、それ以上はいけないように体が自分を守ろうとしてるんやろな、とは思うけど、思ってることが思うように出来ないのは事実。来年70やもんな。誰も年を取りたいと思ってるわけやないけど、そうなんやからしゃーないなあ。
8回目の授業で、アフリカの歴史を大雑把に見てから、アフロアメリカの話の続き、奴隷市の映像とWhen the Saints Go Marching Inを観て、聴いてもらいました。
アフリカの歴史はThe colonization of Africaを要約読みしながら、ヨーロッパ人が来る以前のアフリカ大陸(大陸に張り巡らされていた黄金の交易網や西アフリカの王国、西アフリカからサハラ砂漠を越えてエジプトまで交易品を駱駝の背中に乗せて運んだ映像などをすでに見てもらいました。)→1505年のキルワの虐殺→奴隷貿易→奴隷貿易で蓄積した資本で産業革命→産業化→さらなる生産のための安価な原材料と労働力→植民地争奪戦→世界大戦を回避するためにベルリン会議・植民地分割→二回の世界大戦→独立→(西洋諸国の世界大戦の荒廃からの復活を待って)新しい搾取体制(開発・援助の名の下に多国籍企業による貿易・投資)
だいたいそんな話です。
When the Saints Go Marching Inは、「五つの銅貨」の中のルイ・アームストロングのトランペットとニコルズ(ダニー・ケイが演じてた人)もコルネットの共演と即興の歌、と1958年のニューポートジャズフェスティバルでのルイ・アームストロングのトランペット演奏、どうやった?
アフロアメリカの歴史はA Short History of Black Americansを読むつもりです。Slave Tradeを橋口くんが、Slaveryを濟陽くんがやってくれますので、みんなもあらじめ読んどきや。
産業化の中で北京の公害の話や、僕の学生時代の神戸製鋼や住友金属の煙突からの排ガス、海辺のカネカやカネボウや三菱製紙、別府化学などの廃液の垂れ流しなどの話や、熊本の水銀、宮崎土呂久の砒素などの話も、野菜を例に具体的に結びつけました。実は、身近な話なんやな。
次回は作ってブログに載せてくれてる例文のチェック(最後の班の分を井澤さんがアップしてくれたんで、来週は分担して例文による会話をすらすらやってや。)、それからA Short History of Black Americansを読んで、時間があればゴスペルを紹介したいと思います。
来週、また。
今週の30日(金)のシンポジウムのポスターをあちこちで見かけると思うけど、ここにも貼っとくね。授業をやってる教室の入り口にも貼っといたけど。50人くらいは来てくれるんかな。