新聞記事の続きを読んで、聞き取りの最初の部分をやって時間切れ、75分て短いねえ。でも今のコロナの状態でもやれることをやるのと同じ、75分でやれることをやるしかないな。楽しんでやってもらえてるかな。僕はみんなの顔を見ながらやらせてもらってるんで、対面の時よりわりと早うに顔と名前が一致しそう。ただ、みんなにもいろいろしゃべってもらいたいなあという思いは、毎回拭えないな。
庭の紫陽花が咲き出してるな。少し前に九州南部の梅雨入り宣言があったもんな。
<連絡事項>
*5回目授業→6月8日(月)10:15~11:30。
<4回目の授業でやったこと>
① 今回も音声の調子がいまひとつやったんで、池ノ上くんに喋ってもらったような、喋ってもらってないような。
② 発表してくれる人:1: コンゴ(淵脇さん)→2:1995年のエボラ出血熱騒動(松元さん)→3:1976のエボラ出血熱騒動(小島さん)→4:コンゴの独立・コンゴ動乱(尾崎)→5:コンゴ自由国(宮脇くん)
1995年に2回目のエボラ出血熱騒動があった時の新聞記事とニュースを見て、聞いたあと、その背景を知るために、国の事情、2回目と1回目の騒動の詳細、独立をめぐる政治・歴史事情、それと最初に植民地となった歴史的、政治的な背景を理解してもらいたいというのが願いです。もし可能なら、ヨーロッパ人が来る前のアフリカの事情についても紹介出来たらと思っていいます。
③ 発表:Ebola virus returns~の続き(佐々木さん)
ほとんどの時間を使ってしまったけど、きっちりと読むのは大切で、佐々木さんが結局日本語訳してくれた分に僕が出来るだけ解説する形になりました。大体理解してるけど、文字や構造もはっきりとはわからないので、曖昧に表現することになる場合もあったんで、思いきって文章の流れの中だ考えるとすんなり行くこともあるので、実際に読む際に、前後から想像して読むという習慣をつけるとええように思うけど。少しでも参考になればと時間を取りました。日本語訳を最後に貼っておくので、細かいところは比べてみてや。→日本語訳
④ CNNの聞き取り(川越くん)→transcription
時間が少ししかなかったけど、その部分のtranscriptionは訳のあとに貼っとくね。川越くんは、この調子で次回も頼みます。
<次回>は
① CNNの聞き取り(川越くん)の続き。
② CNN: Listening Comprehension Practice
③ Outbreak 2の聞き取り(本田くん)
④ 発表:コンゴ、2:1995年のエボラ出血熱騒動、3:1976のエボラ出血熱騒動、4:コンゴの独立・コンゴ動乱、5:コンゴ自由国CNN: Listening Comprehension Practice→
少しでもやれるとええけど、時間的に難しいかも。行けるところまで。その次には全部やれると思う。そのあと、映像を見て、音楽も聴いてもらえたらと思っています。
少しトーイック関連もしないとねえ。
日本語訳
“Ebola virus returns Zaire into world’s spotlight”
Reuter (sic) in The Daily Yomiuri (May 16, 1995)
The Ebola virus outbreak in Zaire has refocused attention on the vast nation of 40 million people in the heart of Africa that has lurched from one crisis to another since independence from Belgium in 1963 (sic).
The virus, for which there is no known cure or vaccine, has killed at least 64 people.
Many Zaireans are openly angry at the government of President Mobutu Sese Seko, who has ruled unchallenged for most of the past 30 years and, according to critics, salted a way (sic) a personal fortune estimated in billions of dollars.
ザイールでエボラウィルスが発生して、1963年(原文のまま)のベルギーからの独立以来、数々の危機に揺れ動いて来た中部にあるアフリカ4000万人の広大な国に再び注目が集まりました。
治療薬もワクチンも知られていないウィルスは少なくとも64人の死者を出しました。
批評家によれば、多くのザイール人が過去30年間無投票で当選し、不正にためこんだ個人の資産が数十億ドルにのぼるといわれるモブツ・セセ・セコ大統領の政府に公然と腹を立てています。
モブツ
Opposition commentators and independent journalists blame the frequency of epidemics and lack of resources to deal with them on corruption and mismanagement of the wealth of a country blessed with just about every strategic mineral known to man.
“Mismanagement of public resources that leads to poor management of the environment create opportunistic factors for the birth and spread of epidemics," lamented an editorial in the opposition newspaper Le Palmares.
“Health facilities are in a deplorable state. We have been heading for disaster for a long time," Lambaert Mende, spokesman for Zaire’s chief opposition leader Etienue Tshisekedi said.
反対派の批評家やフリーのジャーナリストは、流行病が頻繁に起こるのも、取り扱う資源が不足するのも、既知のあらゆる戦略的に重要な鉱物資源に恵まれている国の富の管理ミスと賄賂のせいだと指摘しています。
「環境の管理不備に繋がる、公共資源の管理ミスが日和見的な要因を作り出して、流行病を発生させたり、広げたりしている。」と反対派の新聞ル・パルメール(Le Palmares)の社説は嘆いています。
「医療関係施設は悲惨な状況です。私たちは長い間、大災害が起きてもおかしくない方向に向かって進んできました。」とザイールの野党指導者エティニュエ・ツィセケディ(Etinue Tshisekedi)のスポークスマン、ランバエルト・メンデ(Lambaert Mende)は言いました。
Corruption has eaten deep into the fabric of Zairean society and government and even quarantine measures announced to keep the Ebola virus from the capital of five million people are being undermined by bribery, Kinshasa city officials say.
Public workers are owed several months salary and bribery has become a way of life.
The virus is stretching Zaire’s decrepit medical services, already hard pressed, to cope with the scourge of AIDS, which has hit Zaire harder than most countries.
賄賂はザイールの社会と政府に深く染み込んでおり、500万人が住む首都をエボラウィルスから守るために発令された隔離手段でさえも賄賂がきく有様です、とキンシャサ市職員が言います。
公務員は何ヶ月分もの給料を払ってもらえず、賄賂は生活の一手段となってしまっています。
ウィルスはザイールの老朽化した医療機関に広がっており、医療機関はたいていの国よりも激しくザイールを襲っているエイズ禍の対応追われています。
Zaire’s political problems began early: Katanga, which today is the mineral-rich province of Shaba, made a disastrous attempt at secession, 11 days after independence from Belgium. It was forced back after three years of bloody conflict.
The second largest country in sub-Saharan Africa. Zaire has rich farm and watered by the Zaire river, formerly River Congo.
The country is blessed with some of the best copper deposits in the world but the engine of its economy, the state mining collosus Gecamines, has virtually ground to a halt."
Copper production dropped from a peak of 500,000 tons to under 50,000 tons in 1994. Cobalt production slumped too.
The government has dissolved three core companies in the Gecamines group and not said what will become of the state company, which generates over 70 percent of its hard currency.
ザイールの政治の問題は早くに始まりました。鉱物の豊かな現シャバ州であるカタンガ州はベルギーから独立した11日後に、不幸な結果に終わった分離工作が謀られました。その分離工作は血まみれの闘争の3年後に強行されました。
サハラ以南のアフリカで2番目に大きい国ザイールには豊かな農場があり、旧コンゴ川のザイールの川から水の恵みを得ています。
その国は世界でも有数の銅の埋蔵量を誇っていますが、経済のエンジンである国営巨大鉱山会社ゲカマイン(Gecamines)は、事実上操業を停止しています。
1994年には、銅の製造量は最盛期の50万トンから5万トン以下にまで落ち込みました。コバルトの製造量も同じようにひどく落ちみました。
政府はゲカマイン(Gecamines)グループの中の3つの中心会社を解散させ、硬貨の70パーセント以上を製造する国営会社の先行きについては言及していません。
The World Bank, International Monetary Fund and creditors led by former colonial power Belgium abandoned Zaire long ago.
With inflation running close to five digits, the government has periodically reverted to printing mountains of worthless money.
The capital Kinshasa is still recovering from waves of looting by unpaid soldiers in 1991 that forced France and Belgium to send troops to evacuate Europeans.
The United States, which propped up Mobutu during the Cold War as a bulwark against communism in Africa, has been at the forefront of pressure for democracy in Zaire.
世界銀行も国際通貨基金も旧宗主国ベルギーが仲立ちをする債権者たちも、ザイールをずっと以前に見捨てています。
インフレ率が5桁近くなりつつあるインフレで、政府は定期的に価値のない紙幣を山のように印刷するようになっています。
首都キンシャサは、ヨーロッパ人を退去させるための軍隊派遣をフランスとベルギーに強いた、給料を払ってもらえない兵士たちによる1991年の数々の略奪行為から何とか立ち直ろうとしているところです。
アメリカは、冷戦の間アフリカで共産主義に抗する防波堤としてモブツを支援してきましたが、今は最前線に立って、ザイールでの民主主義を求めて圧力をかけています。
transcription
In Zaire the deadly Ebola virus has (claimed) more than one hundred (lives). At least thirty six more are (infected) with the disease. And Gary Striker reports the (source) of Ebola still (eludes) scientists:
eludeは英英辞書で定義を見たら、to escape the perception, understanding, or grasp ofが一番近いかな。少しシカゴ出身の人の説明を紹介したけど、ウナギを捕まえようとしてむぬるぬるしてなかなか捕まえられない状態に似ているというのは、感覚としてようわかるねえ。
infectは感染するという動詞、infectionが名詞、今のコロナ感染症はcorona virus infectious
disease、その頭文字と最初に感染を確認した年2019の19を取って、covid-19やな。これもemerging infection(新興感染症)の一つになるな。実際と言葉が一致するとすんなりと頭に入って、それが使えるようになるね。それが言葉やろな。語彙を派生させて覚えるようにすると、気がついたら、ああだいぶ語彙が増えたなあ、ということになるんやろな。それもあって、いろいろ関連の話が増えて、なかなか予定通りには行かへんな。
クラス名簿(再掲載)2020年前期 英語 Ra1(2)クラス名簿(31名)
30170030 |
井戸 颯人 |
イド ハヤト |
30200049 |
池ノ上 将基 |
イケノウエ シヨウキ |
30200092 |
梅山 愛梨 |
ウメヤマ アイリ |
30200100 |
押領司 尚美 |
オウリヨウジ ナオミ |
30200137 |
尾崎 ちひろ |
オザキ チヒロ |
30200186 |
加藤 大地 |
カトウ ダイチ |
30200205 |
川越 晴登 |
カワゴエ ハルト |
30200232 |
北村 詩歩 |
キタムラ シホ |
30200250 |
串間 怜央 |
クシマ レオ |
30200278 |
小島 楓華 |
コジマ フウカ |
30200322 |
迫田 凜々香 |
サコダ リリカ |
30200335 |
佐々木 ルナ |
ササキ ルナ |
30200423 |
田代 直哉 |
タシロ ナオヤ |
30200447 |
恒吉 実於 |
ツネヨシ ミオ |
30200454 |
角田 楓 |
ツノダ カエデ |
30200461 |
堂下 つばさ |
ドウシタ ツバサ |
30200506 |
時松 桃花 |
トキマツ モモカ |
30200533 |
戸高 みなみ |
トダカ ミナミ |
30200551 |
永友 阿耶里 |
ナガトモ アカリ |
30200603 |
東久保 光汰 |
ヒガシクボ コウタ |
30200627 |
平井 優季 |
ヒライ ユキ |
30200676 |
福瀬 一真 |
フクセ カズマ |
30200713 |
藤田 涼 |
フジタ リヨウ |
30200728 |
淵脇 紅南 |
フチワキ アカナ |
30200731 |
古田 紋子 |
フルタ アヤコ |
30200742 |
本田 拓哉 |
ホンダ タクヤ |
30200766 |
松田 美月 |
マツダ ミヅキ |
30200777 |
松元 彩夏 |
マツモト サヤカ |
30200816 |
御沓 帆志 |
ミクツ ホシ |
30200834 |
宮脇 駿介 |
ミヤワキ シユンスケ |
30200870 |
山田 凌平 |
ヤマダ リヨウヘイ |
<連絡事項>
4回目授業:6月1日(月)10:15~11:30。