<連絡事項>
* 次回の8回目の授業→6月30日(火)8:40~9:55。
* 前期は14回、課題提出は1週延期で7月28日。
授業は
① 予定の確認↑
② 「ER]→ERIX6B・X
③ 授業や自粛期間の生活やオンライン授業についてのコメント、感想など。(中村くん、大下くん、中田さん)
トーイックについて
次々回に、配ってあるサンプル問題をやったと、時間外のZoomトーイックを希望する人がいるかを聞くんで、希望者は授業後の再度入室して意思表示してや。希望者がいれば、時間を決めて(たぶん土曜日の午前中くらいに)やってもいいと思っています。参考ファイルに「Zoomトーイック2です。」(Vol 6 Test 2の五分の一ほど)を置いてるので、参考にしてや。Zoomトーイックの希望者がいたら、実施後、「Zoomトーイック2解説」、「Zoomトーイック2音声」を参考ファイルにアップします。
次回は
① コンゴの音楽を1曲→【リンガラ音楽】、Papa Wemba
② 感想・コメント・意見など
③ 映像:(時間があれば)「アウトブレイク」、「アフリカシリーズ」の植民地分割→「アウトブレイク」、「アフリカシリーズ」
【リンガラ音楽】
36歳で医科大に入って来てすぐに友だちになった服部晃好くん(北海道新冠郡の新冠町立国保診療所→http://www.niikappu.jp/kurashi/sekatsu/sumai/teijyu/iryo/kokuho.htmlの勤務医)に頼んで頼んで【ケニア、タンザニアの音楽事情とリンガラ音楽について】を書いてもらいましたが、その中に次回聴いてもらうPapa Wembaについても書かれています。一部載せときます。
退職の年にいっしょに医学部でシンポジウムをした時の写真です。
【リンガラ音楽】
「リンガラ」という呼び方は、ケニア、タンザニアなど「外国」(日本を含む)での呼び方であり、コンゴでは単に「ルンバ(Rumba)」と呼ばれる。また、欧米では「リンガラ」よりも「スークース(Soukous)」という名称の方が一般的である。元々、リンガラというのはコンゴの商用語のことであり、コンゴ川流域にそれぞれ独自の言語を持つ民族が多数共存する状況において、特に商取引の便宜を図るために自然発生的に形成されたものと言われている。1960年のコンゴ共和国の独立後、現地で流行したポピュラー音楽の多くがリンガラ語で歌われるようになったため、ケニアやタンザニアなどでは、そうした音楽を「リンガラ(音楽)」と呼ぶようになったのである。
地元(コンゴ)の人々が「ルンバ」と呼ぶように、リンガラ音楽のルーツにはキューバ音楽がある。ただし、これは何も「リンガラ」に限ったことではなく、ナイジェリアの「ジュジュ(Ju Ju)」、ガーナの「ハイライフ(High Life)」、カメルーンの「マコッサ(Makossa)」、そして、ユッスー・ンドゥールやサリフ・ケイタの音楽等々、現代アフリカン・ポップスのベースには、たいていキューバをはじめ中米やカリブの音楽の影響があるという。「(伝統的な音楽を持つ)アフリカ人がなぜキューバ音楽を?」と不思議に思ってしまうが、キューバで生まれた本来のルンバは、アフリカから強制的に連行された奴隷たちが、休憩時間にだけ小屋で踊ることを許されていたという状況の中で生み出された、打楽器と歌(コーラス)だけで構成された(いわゆるアフリカ色の強い)音楽であるということを考えると、アフリカの人々がキューバ音楽を取り入れるのは至極当然のことであろう。キューバやカリブ諸国の(いわゆる)ラテン系音楽は、1920年代から主として白人入植者によってアフリカへ持ち込まれたが、1950年代半ばにはヨーロッパからアフリカに輸入されるラテン音楽のレコードが、コンゴを含む中部・西部アフリカにおいて非常に売り上げの大きい重要な商品であったということから、現地の人々にとってこうした(ラテン)音楽の衝撃が如何に強烈だったかが想像できる。その衝撃は、目新しい衣装をまとって突然目の前に現れたのが、実は音信不通になっていた古くからの友人であったことを知った時のようだったのかもしれない(ちなみに、この時期、ヨーロッパの大手レコード会社が次々に現地へ進出し、キューバやアメリカで既に発表されていた音楽を低コストで再生産・再発売することで、莫大な利益を上げていたという)。
現在、一般に「リンガラ」と呼ばれている音楽は、キューバン・ルンバをベースにしながら様々な民族のリズムを融合したリズム体の上に、複数のエレキ・ギターによる高音域の繰り返しフレーズが絡み合い、主に高音域で歌うヴォーカルとコーラスが載るというのが最も一般的なスタイルであり、多くの楽曲は、①ルンバ、②サカデ(Sakade)、③セベン(Sebene)という3つのパートから構成されている。①ルンバは歌やコーラスを聴かせるゆったりしたパート、②サカデはソロ・ヴォーカルとコーラスの掛け合い(コール&レスポンス)で盛り上げていくパート、そして、③セベンはダンスのためのテンポの速いパートであり、ライブでは5分、10分と続くことも珍しくない。それぞれのパートは、同じようなリズムやリフレインの繰り返しが基本であり、「リンガラ」の目的が踊ることにあるのが一目(一聴?)瞭然である。ライブにおけるヴォーカルの掛け合いやセベン・パートでのダンスは、初めて見る人にはかなり奇異に写るかもしれないが、現地では聴衆も一緒になって盛り上がるのが普通である。そして、こうした構成はまさに伝統音楽を現代の楽器を用いて再現したものであり、夜を徹して延々と繰り返しながら盛り上がり、集団でトランスに入っていくような要素も伝統音楽と同様であるように思われる。ただ、1960年代までの初期(いわゆる第一世代や第二世代)の「ルンバ」は、ゆったりとしたキューバン・ルンバのカラーが強く、楽曲も歌が中心であった。それを上記のような主としてダンスを楽しむための音楽として変革したのが、1969年に結成されたザイコ・ランガ・ランガ(Zaiko Langa Langa)であり、現在のリンガラもその延長線上にあると言える。そして、そのザイコ・ランガ・ランガの中心人物であり、現在も「リンガラ」のシンボル的存在であるのが、欧米や日本でも有名なパパ・ウェンバである。
近年のコンゴの混乱を反映してか、現在のコンゴのリンガラ・シーンは1970~80年代の全盛期に比べてずいぶん沈滞しているという。しかし、ラップの要素なども取り入れた新たなスタイルも生み出されており、特に中部・東部アフリカにおいては依然として最も影響力の強い音楽であることは間違いない。
– パパ・ウェンバ Papa Wemba –<リンガラ・ポップの伝道師>
中央アフリカに位置するザイールからアフリカ各地へと広まっていったリンガラ・ポップ、このサウンドをアフリカからヨーロッパへ、そして世界中へと広めていった伝道師の役目を果たしたのが、ヴィヴァ・ラ・ムジカを率いて何度も日本を訪れているパパ・ウェンバです。彼はミュージシャンとして、ザイールの音楽シーンを引っ張っただけでなく中央アフリカ最大の都市キンシャサという大都会に住む若者たちのファッション・リーダー、トレンド・リーダーとして、そのライフ・スタイルにまで影響を与える存在でした。そのサウンドは都会の文化、ストリートから生まれた数少ないアフリカン・ポップスと言えます。
「アフリカシリーズ」
*「アフリカシリーズ」8巻
授業で紹介している英国人歴史家バズル・デヴィドスンが案内役のNHKのドキュメンタリー番組「アフリカシリーズ」1~8(各45分)、1983年制作。第1部は西洋諸国の侵略が始まる以前おアフリカ。第1回「最初の光 ナイルの谷」、第2回「大陸に生きる」、第3回「王と都市」、第4回「黄金の交易網」。第2部は西洋諸国の侵略が始まった頃から1980年頃まで。第5回「侵略される大陸」、第6回「植民地化への争い」、第7回「沸き上がる独立運動」、第8回「植民地支配が残したもの」。奴隷貿易で暴利を得た西洋諸国がその資本で産業革命を起こし、作った製品の市場獲得のためにアフリカ争奪戦を繰り広げ、結果的には2つの世界大戦を引き起こしたあと、大戦後は戦略を変え、「開発」や「援助」の名のもとに、国連や世界銀行などに守られながら新しい形の支配体制(新植民地体制)を築き上げている歴史を概観している。映像化されてないので、今となっては、極めて貴重な映像。
「アウトブレイク」
アウトブレイク (Outbreak) は1995年制作のアメリカ映画。アフリカからアメリカに持ち込まれた非常に致死性の高いウィルスに立ち向かう人々を描いたサスペンス。
1967年、アフリカで内戦に参加していたアメリカ軍の部隊が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。軍は隠蔽のため部隊のキャンプを気化爆弾で消滅させた。
そして現在、アフリカの小さな村が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。CDCのダニエルズ大佐の調査で、正体が判明した。
そんな折、アフリカから一匹のサルがアメリカに密輸入された。密売人のジンボは、町のペットショップに売りつける事に失敗し、やむなくサルを森に放した。その後、そのサルに関わった、ジンボや周辺の人々が原因不明のウイルス感染で次々と死亡。感染が広まったシーダークリークという町は大混乱に陥った。ダニエルズは調査を進めていく中、原因不明のウイルスの謎に迫っていく事となる。
一部は観てもらうつもりやけど、観たい人はコピー、いつでもどうぞ。
クラス名簿(再掲載)2020年前期 英語 Ta1(9)クラス名簿(44名、5月27日現在)
61150220 | 下田 晃平 | シモダ コウヘイ |
61200128 | 小野田 一成 | オノダ イツセイ |
61200142 | 川崎 来夢 | カワサキ ラム |
61200159 | 菊地 未紗 | キクチ ミサ |
61200340 | 中田 三智 | ナカタ ミサト |
61200465 | 光 遼太朗 | ヒカリ リヨウタロウ |
62200228 | 倉山 千穂 | クラヤマ チホ |
63140140 | 北川 翔太 | キタガワ ショウタ |
63190117 | 太田 優二 | オオタ ユウジ |
63200012 | 荒井 達輝 | アライ タツキ |
63200234 | 古賀 亮多 | コガ リヨウタ |
63200252 | 高崎 慶十 | タカサキ ケイト |
63200456 | 矢羽田 桂都 | ヤハタ ケイト |
64200077 | WANG CHUQI | オウ ソウチー |
64200217 | 上中別府 賢晋 | カミナカベップ ケンシン |
64200349 | 中村 雄太 | ナカムラ ユウタ |
64200561 | 吉元 桃子 | ヨシモト モモコ |
65150050 | 泉 大輔 | イズミ ダイスケ |
65190256 | 鹿摩 周平 | シカマ シユウヘイ |
65200025 | 宇都 大樹 | ウト ダイキ |
65200087 | 大下 隆也 | オオシモ タカヤ |
65200214 | 古藤 隼人 | コトウ ハヤト |
65200232 | 齊藤 悠人 | サイトウ ユウト |
65200267 | 丈下 桐弥 | ジョウシタ トウヤ |
65200296 | 諏訪 亮成 | スワ リヨウセイ |
65200353 | 中島 魁耶 | ナカジマ カイヤ |
66170470 | 山城 克敏 | ヤマシロ カツトシ |
66190402 | 平田 祥稀 | ヒラタ シヨウキ |
66200035 | 石川 太一 | イシカワ タイチ |
66200107 | 黒木 翼 | クロギ ツバサ |
66200202 | 中園 侑汰 | ナカゾノ ユウタ |
66200343 | 久松 篤生 | ヒサマツ アツキ |
66200396 | 松原 裕貴 | マツバラ ユウキ |
66200406 | 松本 佑哉 | マツモト ユウヤ |
67170400 | 平岡 拓朗 | ヒラオカ タクロウ |
67190236 | 田川 汐音 | タガワ シオン |
67190302 | 長嶋 晟大 | ナガシマ セイタ |
67190364 | 西尾 吉平 | ニシオ ヨシヘイ |
67200108 | 大村 祐輝 | オオムラ ユウキ |
67200153 | 鎌田 大貴 | カマダ タイキ |
67200351 | 戸高 海輝 | トダカ カイキ |
67200397 | 奈須 泰樹 | ナス タイキ |
67200470 | 矢野 晃成 | ヤノ コウセイ |
67200542 | 渡部 敬恭 | ワタナベ ケイスケ |