つれづれに:英作文2(2022年5月7日)
英作文2
事務局・研究棟(同窓会ホームページから)
大学入学後の授業科目の一つとして→「英作文」(4月2日)を書いているので、今回は英作文2である。採用試験と大学院を受けて(→「教員採用試験」、5月2日)、修士の準備に購読と英作文をやれば採用試験の方も行けるだろうと思ったので、先ずは購読について聞きに行き、次は英作文について聞くために別の人の研究室を訪ねた。→「英作文」(4月2日)
どの教科だったかどの学年だったかは忘れてしまったが、後に言語学、特に英文法ではわりと名前が知られているなと思ったくらいだから、英文法の時間ではなかったように思う。淡々と涼し気に授業をしていた印象が残っていたので、研究室に足が向いた。その人は大学院や教員採用試験などについては何も触れなかったが、黙って話を聞いたあと、英作文の本を2冊と文法に関する助言をくれた。2冊は「英作文」と「日記式英作文研究」、文法に関しては「現代英語学辞典」(成美堂)と「擬声語雑記」を薦めてくれた。もちろん、どれも初めて聞いた名前だった。
「英作文」は岩田一男、「日記式英作文研究」は渡邉秀雄という人が書いたようで、「現代英語学辞典」といっしょにすぐに手に入った。どちらも大学入試関連で売れっ子だったようだが、私は受験勉強に縁がなかったので名前も見たことがなかった。本を薦めてくれ人も、出版社から頼まれて参考書の類を書いていたかも知れない。本屋に新本はあったようだが、すべて古本屋で手に入れた。
乾亮一の「擬声語雑記」は探すのに少し時間がかかった。市河博士還暦祝賀論文集第2輯 に入っていた。東大系の学術論文集らしく、数はそう出回っていなかったように思う。普通は図書館で借りるところだろう。
検索していたら、市河博士還暦祝賀論文集第2輯 収載の「擬声語雑記」と並んで→「Native Sonの冒頭部の表現における象徴と隠喩」と→「『言語表現研究』」が写真入りで載っていた。勝手に載るんだ、とウェブの怖さを感じた。
渡邉秀雄という人のは面白かった。実践型で、「あいつを見たら腹が立つをThe sight of him angers meと書けないと、てんで話にならない」、と書いていたのが新鮮だった。無生物が主語になる英語の特徴を理解する必要性を強調していたようだが、実際はangerを動詞で使っている英文を見かけたことがないような気がする。いま絵のブログを英訳して載せているが、この辺りで、日本語と英語の違いを意識して、たくさんの英文に接したから、わりと構えず英語訳が出来ているような気もする。
次は、採用試験、か。