つれづれに: 歩くコース4木崎浜4(2022年1月9日)
つれづれに: 歩くコース4木崎浜4
木崎浜も、やはりいい。湘南から来た人が開口一番に「水がきれい」と言ったのも頷ける、「温かい」もこの時期には実感できる。関東から来たなら、尚更だろう。この辺りでも二月の初めが一番寒いようだが、それでも雪はほとんど降らないし、二月の終わりになればだいぶ寒さも和らぐ。兵庫では二月の終わりに卒業式があったが、体育館は底冷えした。もっとも担任した人たちの卒業式に出ないわけにもいかなかったが、他の年は年休を取って卒業式は勘弁してもらった。式は苦手である。宮崎ではこの三十数年間で、数えるほどしか雪を見なかったし、降っても積もったのは何度か、それもみぞれ混じりの場合が多かった。高校の教員をしている時に、生徒を連れ出して雪合戦をしたことがあるが、別世界である。一年に何度か5~6センチほど積もる日があった。次の年から他の教員二人が生徒を連れ出していたそうだが、その時は気がつかなかった。新設で生徒にはやたら規律が厳しく、スカート丈を厳しくチェックしていたし、服装センスなどお構いなしの家庭科の教師が、生活の乱れは先ずは服装の乱れからと真顔で口癖のように言っていたのに、よくも雪合戦は止められなかったものだ。校長が見逃してくれたようだが、教頭は怒り心頭だったに違いない。ある日、余程腹に据えかねたのか、頭の真上から思いっ切り怒鳴られたことがあった。思うままにならない年下に日頃言えなかった鬱憤が爆発したんだろう。怒鳴られる謂れもないので、壁の方を向いたら更に怒鳴り声が大きくなって、職員室の端から端まで二人で移動した。ほとんどの教員がいた時間帯だった。見る側に居たら、存分に楽しめたかも知れない。その人が校長だったら、翌年に工業高校への異動辞令が出てきっと辞めていた、と思う。
7年間いた新設校
わりと風の強い日に撮った写真(↓)だが、これだけ波が砕けると、波に乗れないらしい。従って、そんな日にはサーファーは見かけない。トップの写真のような波が乗りやすそうだが、サーフィン経験がないので、実際のところはよくわからない。ただ、サーファーが多いときは、そんな波が来てるような気がする。
僕の方は砂浜を歩くだけなのだが、ガードマンが出て、波打ち際で、ここからは入れませんと何度か止められたことがあった。コマーシャルの撮影か、サーフィンの大会かがあったらしい。木崎浜のサーフィン関連のコマーシャルはウェブの動画で何度かみかけた。いつも歩いている場所なのに、どこか遠い国の出来事のようだった。ガードマンに制止された時は少し気分が悪かったが、何も言わずに迂回した。
前回北向きの尾鈴山系を背景にしたシーガイヤが見える写真(↓)を載せたが、同じ場所で西方向にレンズを向けたら、流木が散乱していた。何度か流木が流れ着いたら、県の土木課から委託された業者がブルドーザーで片づけ作業をしているようだ。青島の海水浴場も木崎浜も、サーファーや観光業者のために県の経費が毎年計上されているようだから、また作業が始まってきれいになるだろう。
コロナ騒動で去年は開催されなかったが、毎年サーフィンの大会がある。サーフィンがオリンピック競技に加えられて、騒動前にサーフィンの世界大会が木崎浜に誘致された。人が多そうだったので出かけなかったが、地元のテレビ局も出て、たくさんの人が世界中から集まったようである。狭い道も拡張され、サーフィン用の施設も出来そうだと思ったが、僅かに浜の道路の一部が拡張されただけだった。
右側の1車線が新たに加えられて、2日はその道路にも駐車されていた
工事の際に余った砂利が道脇の砂の中に捨てられたようで、家まわりに敷くためにその砂利を取りに何度か出かけた。サーファー用の洗い場で砂利の砂を落として持ち帰った。砂浜で砂利を集めることになるとは思わなかった。長いこと行ってないので、庭の砂利敷きの作業も止まったままだ。自転車での砂利運びも、なかなかの力仕事である。
次回は木崎浜5、歩くコースの最終回になりそうである。