1月25日(月)3-4(10:30:-12:00)14回目、次回が最終です。
<確認>「招かれざる客」と授業の感想(参考ファイルに置いてある「招かれざる客感想」、「地域授業の感想」をダウンロード)来週の最終授業までにWebClassの「招かれざる客感想」、「授業の感想」に置いてや。)
<今日>
①「招かれざる客」:父親との対面の場面から最後まで、全部観てもらえたねえ。映画の一番の論点やった結婚については、みんなの意見や感想を聞きたかったなあ、ほんま。僕自身や子供二人の結婚の話もしてみたかったような。主人公と父親の遣り取り、聞き取りをしてテキストの附録に入れてあるので、その部分の日本語訳も貼っとくね。僕は父親と話をする、という範疇にない親子だったんで、父親とは話をしたことがないけど、主人公が言うように黒人としてではなく一人の人間として、というのはずっと思って来たから何か気持ちはわかるなあ。映画の解説も↓)→親子の遣り取り日本語訳
映画解説:「招かれざる客」(1967) GUESS WHO’S COMING TO DINNER
【解説】「アメリカ上陸作戦」のウィリアム・ローズのオリジナル・シナリオを、「愚か者の船」のスタンリー・クレイマーが製作・監督した。撮影は「手錠のままの脱獄」のサム・リーヴィット、音楽は「真昼の衝動」のデヴォル。出演は、これが遺作となった「おかしな、おかしな、おかしな世界」のスペンサー・トレイシー、「いつも心に太陽を」のシドニー・ポワチエ、「去年の夏突然に」のキャサリン・ヘップバーン、そのほか、キャサリン・ホートン、セシル・ケラウェイなど。
シドニー・ポワチエ
サンフランシスコ空港で飛行機から降り、タクシーに乗った若いカップルが、人目をひいた。だが、人々のぶしつけな視線など気にしないかのように、黒人青年と白人女性は親しげに語り合っていた。青年はジョン(シドニー・ポワチエ)といい、世界的に著名な医師。女性の名はジョーイ・ドレイトン(キャサリン・ホートン)。2人はハワイで知り合い、互いに愛し合う間柄となったのである。ジョーイの母クリスティ(キャサリン・ヘップバーン)は、娘の婚約者が黒人であることを知り、驚いたが、娘の嬉々とした様子に、動揺は次第に喜びに変わっていった。だが、父のマット(スペンサー・トレイシー)は、そうはいかなかった。新聞社を経営し、人種差別と闘ってきたマットも、自分の娘のこととなれば、話はちがってくるのだ。ジョンは、学界でも有数な人物であり、近くジュネーブの大学院に迎えられることになっているということは、マットも知ってはいるのだが、黒人と白人との結婚には、想像を絶する困難がある。結婚を許しながらもマットは割り切れなかった。ジョンのジュネーブ行きの時間が迫っており、2人はその前に、互いに両親の了解を得たがっていた。息子の見送りと嫁に会うため、ジョンの両親プレンティス夫妻が空港に着き、ジョーイは出迎えたが、夫妻は嫁が白人であることを知り愕然とした。やがて、夕食の時が訪れた。ジョンとジョーイ、ドレイトン夫妻、プレンティス夫妻。そしてドレイトン夫妻の友人であるライアン神父。母親同士は結婚には賛成だったが、父親同士は反対し、とくに、マットは頑固だった。だが、そのマットも、若い2人のどんな困難にも立ち向かおうとする真剣さとその情熱に、かつての自分の青春を見、その尊さに気づき、2人の結婚を認めた。一同はそろって、夕食の席に着くのだった。(http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD8577/index.html)
②エイズ発表:History of AIDS Discovery (宮崎さん、日本語訳、しっかりしてたねえ。)
<次回>
① Disrupting the Assembly Line (福留くん、今日は時間がなくてごめんなさい。次回はよろしく、ね。)
②エイズの解説
③ゴスペルの女王マへリア・ジャクソンの歌とWe Are the Worldは、せめて聴いてもらいたいけど。あんまり歌を聴いてもらえんかったんで。南アフリカの話も欲張ったからなあ。
④一人一人からコメントを聞きたい。
⑤時間が残ってれば、何か話出来たら。
親子の遣り取り日本語訳
REFERENCE 7 参照7
The color line issue was brought into Hollywood in order to let the world know that the United States was supporting the Civil Rights movement; Guess Who’s Coming to Dinner was made. In the film a young black professional marries a young white woman whose father is a rich liberal newspaper owner. The young man and his father have a fierce dispute. It was a fight between the young and the old generation:
合衆国は公民権運動を支持していると世界に知らせるために、人種差別の問題をハリウッドに持ち込みました。「招かれざる客」です。映画では、黒人の若い医師が、父親が金持ちでリベラルな新聞社の社長である若い白人女性と結婚します。その若者と父親が激しく言い争いをします。その議論は新しい世代と古い世代の戦いでした。
“Father: Well, I don’t care what your mother says. Maybe she’s gone haywire, too. This is between you and me. Son: That’s the first thing you said that makes any sense because that’s exactly where it’s at . . .
父:「そうだな、お前の母さんが何を言おうが気にしない。たぶん母さんも混乱している。これはお前と私の問題だ。」
息子:「初めてまともなことを言ったね、これでまともに話せる……。」
Father: Yeaah what I mean to say . . .
父:「うーん、私が言いたいのは……。」
Son: No, you said what you had to say. You listen to me. You say you don’t want to tell me how to live my life, so what do you think you’ve been doing? You tell me what rights I’ve got or haven’t got and what I owe to you for what you’ve done for me. Let me tell you something. I owe you nothing. If you carried that bag a million miles, you did what you were supposed to do. Because you brought me into this world and from that day you owed me everything you could ever do for me. Like I will owe my son if I ever have another. But you don’t own me. You can’t tell me when or where I’m out of line or try to get me to live my life according to your rules. You don’t even know what I am, Dad, you don’t know who I am. You don’t know how I feel, what I think. And if I tried to explain it the rest of your life, you’ll never understand. You are thirty years older than I am. You and your whole lousy generation believe the way it was for you is the way it’s got to be and not until your whole generation has lain down and died will that dead weight of you be off our backs. You understand you’ve got to get off my back, Umh, Dad, umh, Dad, you’re my father. I’m your son. I love you, I always have and I always will. But you think of yourself as a colored man. I think of myself as a man, umh, now, I’ve got a decision to make and I’ve got to make it alone and I’ve got to make it in a hurry, so would you go out there and see after my mother?"
息子:「いや、父さんの言いたいことは充分に聞いた。今度は僕の番だ。父さんは僕がどうやって生きていくべきかを指図したくないと言ってるけど、今まで父さんは何をして来たと思ってるの?父さんは僕にどんな権利があって、どんな権利がないのかを言ってきたし、父さんがして来たことに僕がどれほど恩があるかを話して来たよね。じゃ、言わせてもらうね。僕は父さんに借りはないよ。父さんがかばんをずっと運んでたとしても、それは父さんの仕事だったからだよ。父さんは僕をこの世に生み出したから、その日から、できる限りのことを僕のためにする義務がある。同じように、僕に子供が出来たら、その子に義務があるからね。でも僕は父さんのものじゃない。僕がいつどこでコースを外れるかは父さんが口出し出来ないし、父さんのルールに従って僕を生きさせようとしてもだめだよ。父さんは本当の僕を知らない。父さんは僕が誰なのかも知らない。僕がどんな風に感じて何を考えているかも知らない。そしてもし、僕が一生かかってそれを説明しようとしても父さんには分からないよ。父さんは僕より30も年上だ。父さんたちのようなこちこちの世代は、重荷を下ろして死ぬまで自分たちのやり方が一番だと信じて疑わないんだよ。父さんは僕らの背中から荷物を取り除かないといけないと分かっているんだよ。うーん、父さん、うーん、父さんは僕の父さんで、僕は父さんの息子だよ。大好きだよ。これまでも好きだったし、これからもずっとだよ。だけど父さんは自分を黒人として考えてる。僕は自分を人間として考えてるんだよ。今や僕は決めないといけなし、一人で決めないといけないし、それも一人で、急いでね。だから父さん、向こうに行って母さんをよろしく頼めないかな?」
クラス名簿
2020年後期 英語 Ra 2 (3)クラス名簿(31名)
30200038 | 生田 志潤 | イクタ シジユン |
30200087 | 植村 尊 | ウエムラ タケル |
30200148 | 小野 拓海 | オノ タクミ |
30200173 | 加知 倫太朗 | カチ リンタロウ |
30200205 | 川越 晴登 | カワゴエ ハルト |
30200214 | 河野 晃輝 | カワノ コウキ |
30200308 | 齋藤 優奈 | サイトウ ユウナ |
30200317 | 坂元 美琴 | サカモト ミコト |
30200360 | 重山 夕美 | シゲヤマ ユウミ |
30200371 | 篠原 小伯 | シノハラ コハク |
30200384 | 下條 帆乃佳 | シモジョウ ホノカ |
30200399 | 菅付 彩友 | スガツケ アユ |
30200447 | 恒吉 実於 | ツネヨシ ミオ |
30200454 | 角田 楓 | ツノダ カエデ |
30200472 | 堂薗 翔永 | ドウゾノ シヨウエイ |
30200520 | 戸島 脩太 | トジマ シユウタ |
30200579 | 永松 日向 | ナガマツ ヒナタ |
30200582 | 中屋敷 香波 | ナカヤシキ カナミ |
30200597 | 原田 佳純 | ハラダ カスミ |
30200603 | 東久保 光汰 | ヒガシクボ コウタ |
30200612 | 日田 快希 | ヒタ ハルキ |
30200627 | 平井 優季 | ヒライ ユキ |
30200704 | 福留 駿佑 | フクドメ シユンスケ |
30200742 | 本田 拓哉 | ホンダ タクヤ |
30200759 | 待山 功星 | マチヤマ コウセイ |
30200795 | 松山 峻平 | マツヤマ シユンペイ |
30200807 | 間野 壱晴 | マノ イツセイ |
30200821 | 宮崎 琉奈 | ミヤザキ ルナ |
30200869 | 山口 澪夏 | ヤマグチ ミオカ |
30200898 | 吉田 晴紀 | ヨシダ ハルキ |
30200926 | JIANG TIANCHENG | コウ テンセイ |