5月22日
6回目の授業でした。
もう梅雨に入ったんかねえ、というくらい鬱陶しい日が続いています。
最初に農業が社会基盤のオランダ人が来て、あとからフランスにインド航路の通過点を取られまいと大軍を送ったイギリス人が来て。
オランダ人はイギリス人との権力闘争に負けて富裕層は牛車に家財道具一式を乗せて内陸部に、そこでアフリカ人と衝突。それでも1854年ころまでには海岸部の肥えたケープ州とナタール州をイギリスが領有、内陸部のオレンジ自由州とトランスバール州のオランダ人による自治をイギリスが承認する形で落ち着いたものの、オランダ人の2州で金とダイヤモンドが発見されて、その採掘権を巡って両者が戦争、結局途中で戦争をやめてアフリカ人を搾取する点で連合政権を樹立、それが南アフリカ連邦、1910年のことでした、そんな話を、先にまとめました。
金とダイヤモンドの発見と南アフリカ連邦の成立の間くらいに、ガンジーが弁護士としてナタール州のダーバンから首都のプレトリアに列車に乗ったときの話から始まる映画の一部をみてもらいました。
その前に地域資源創成学部2年冨山さんと原田さんが詳しく発表してくれました。二人の発表が堂々としてわかりやすかったこともあって、映画の内容がよりわかりやすかったね。二人の発表に感心しました。
監督のリチャード・アッテンボローが映画の冒頭に持って来た暗殺の場面は観てもらえなかったけど、ね。
そのあと英文を少しチェックしました。
次回は英文の解説の続きと、1652年から1910年くらいまでの映像の紹介をと考えています。
ヒューマセケラのトランペットと歌も聞いてもらえるかな。
みんなには考えてもらいたいので、今日言った
①連立政権で始まったのに、第二次世界大戦後の1948年の総選挙でどうしてアフリカーナーが過半数を取ってアパルトヘイト政権が誕生したのか、
②そのアパルトヘイト政権とはどんなものだったのか、
について誰かに発表してもらって、みんで意見を出して合ってもらいたいと思っています。誰か是非発表してや。
この前は時間を取って「書いたもの」を作り、わりと気合いを入れて書いたけど、今日はこのくらいに。
毎回忘れないように書くのも、なかなかきついです。
「遠い夜明け」の感想文を集めました。次回は1回目の課題の提出です。原題はCRY FREEDOM、もともとピーター・エイブラハムズというカラードの作家がTELL FREEDOMという小説を1950年代に書いていて(Mine Boyと並んでこのころの傑作)、そのときに比べて状況がより厳しくなって、TellがCryに変わった、とう感じやないやろか。作者のDonald Woodsはそれを意識してたと思うよ。セナくん、それで納得がいくやろか。(感想文に原題のことを書いてたんで。)
配ったプリントは英文1の日本語訳(B4表裏2)
英文2のアパルトヘイト政権とアフリカ人の解放闘争の分を印刷しときます。
また、来週に。