つれづれに:暑中の畑模様(2024年8月3日)
つれづれに:暑中の畑模様
家の近くの百日紅、今が一番勢いがある
猛暑が続く。百日紅(さるすべり)やハイビスカスなどは、この暑い最中に勢いがある。畑もそうだ。夏野菜はかんかん照りの中で、元気に育つ。とまとのように、雨が多いと実がならないのもある。もちろん雑草の勢いも半端ではない。去年は暑中に畑に出る気にならず、9月になってようやく畑に出てみたら、草に覆われて踏み込めないほどだった。肥料がよく効いているので、雑草の繁り方も尋常でない。瓢箪南瓜(ひょうたんかぼちゃ)の柵(さく)を辛うじて作って安心していたが、台風で傾いてしまった。
春先、柵を拵(こしら)える前
台風のあと
去年の二の舞にはなるまいと、可能な限り朝晩ホースでたっぷり水をやり、陽が陰ってからしばらく酢と焼酎を20倍ほどに希釈した液を如露(じょろ)で丁寧にかけたりしている。大根もある程度まで生き残っていたが、液をまき続けられないこともあって、枯れてしまった。元々冬野菜を真夏の気温の中で作ること自体に無理があるようだ。お蔭で、草茫々(ぼうぼう)で畑に出られないという事態は避けられている。今のところ、普通に畑に出られるのはありがたい。
瓢箪南瓜も勢いが増してきて、何個か実がなっている。実(↑)を見ると、何だか嬉しくなる。柵ができ始めたころに撮った写真(↓)とくらべれば、勢いがわかる。他に金木犀(もくせい)の樹にも蔓(つる)を這(は)わせているので、秋には実を見込めそうである。柔らかくて包丁も入れやすいし、味もまろやかである。
蔓が少し登り出した頃
何枚か犬の絵を注文して下さった方に、今年も実を贈れそうである。犬(↓)が南瓜をすきなので、いっしょに描いて下さいと言われて以来のご縁である。絵の中に描いた南瓜とは種類は違うが、味は保証する。
丸莢(さや)オクラも勢いがある。例年、虫による粘液で葉が丸くなってしまうが、今年は何回か酢と焼酎(しょうちゅう)を希釈(きしゃく)して液をかけたから、葉が生き生きしている。2日も実を採り入れないと、硬くなって食べられない。包丁の刃が入らないのである。大きいうえに、実も柔らかい。ねばねばした野菜なので、貴重である。納豆や山芋なども、胃の壁を守ってくれる。野菜を食べた後、ねばねばした納豆と山芋を食べて、甘酒を飲む。食事の前に食べるようにしているが、毎日続けるのは難しい。しかし、普通に暮らせるかどうかは、その食事と適度な睡眠と運動にかかっているので、毎日手を抜けない。
暑中(7/6-8/6)をやり過ごせれば、立秋(8/7-21)、朝晩は幾分か過ごしやすくなるだろう。それから、暑さが和らぎ、台風シーズンの処暑(8/22-9/6)になるが、台風の被害が最小限に済んでくれると有難い。 去年は1つもならなかった西条柿が、今年は250~300個くらいなっているようだ。台風の大風にも落ちずに色づけば、また干し柿の季節だ。