つれづれに:半ば(2025年1月26日)
つれづれに:半ば
小島けい画
3月末か4月末かに投稿するつもりで、「つれづれに」はしばらく休載予定で5冊目を書き始めたが、→「構想は」(1月10日)、→「インタビュー」(1月13日)に続いて、また書いている。今回は、構想がわりとはっきりして来て、半ばを過ぎたか、過ぎてないか辺りをうろうろしている感じである、というのを書きたかった。人によって書き方はいろいろのようで、日本語訳や編註をした南アフリカの作家は頭の中にすっかり出来上がってからタイプライターに向かい、あとは修正を加えるだけだと、同じく亡命していた友人の学者に答えている。
私の場合は、塊りが胸の辺りにあって、書き始めるとだんだんと形が出来て来て仕上げ、最後に繰り返し、繰り返し細かな修正をする、そんな感じである。今回も同じで、どこかの出版社の目に留まる工夫はするつもりで始めているが、やっぱり書きながらだんだんと構想もしっかりとして来て、構想に関しては大体目途がついた、そんなところである。全体の構造が決まると、途中や最後を先に書くこともある。今回も、最後の2章が先に出来ている。最初書いた時より、描写が的確になっているような気もするが、的確なのがいいのかどうか。出版社の目に留まり、原稿依頼がくればいい。そうすれば、書き溜めたものも生きると思っている。
小島けい画
6つの山が終わって、あと7つの山が残っている。構想ははっきりし始めて来たが、それで半ばを過ぎたか、過ぎてないか辺りをうろうろしている感じなんだろうと思う。好きで書いているのだから、苦しいとは思わないが、仕上げるまでにはまだ時間がかかりそうである。できれば4つほどインタビューもしたいと思っている。
小島けい画
少し前から庭の水仙が咲き出した。北側の花壇の花を妻が切って壺に生けている。なんとも言えないいいにほひが漂っている。水仙も妻が好んで装画に描いた花の一つである。英語併記の花一覧の中にも入っている。→「水仙(すいせん)- Narcissus」
小島けい画