12月4日10回目の授業でした。
何とかアメリカの話を終わりました。
奴隷制と奴隷をめぐって北部産業資本家と南部の荘園主が対立、1860年の大統領選で北部はリンカーンを共和党の大統領候補に立てて成功、南部は合衆国を離脱、結果、リンカーンは南北合一のために南北戦争を開始、奴隷解放を約束をして北部の自由黒人の参戦を得て辛うじて勝利、しかし奴隷解放宣言が実質的ではなかったので、実際の会報は100年後に持ち越し。奴隷は小作人に、荘園主は貧乏白人との間にカラーラインを引いて人種差別を利用、
そんな話を英語でしました。
エイブラハム・リンカーン
南北戦争直後と1987年のKKKの場面、反動の一番きつかった1890年に出た「隔離すれども平等」の最高裁の判決、1954年の公立学校での人種差別は違憲という判決に従って黒人が白人の高校に入学した際の白人側の凄まじい抵抗の場面、それと公民権運動の最大の場面ワシントン大行進の映像を観てもらいました。
キング牧師
抗HIV製剤が絡んだゴアとブッシュの大統領選の話が出来ず、いろいろ歌を紹介する時間が取れなかったのは残念。
来週は「遠い夜明け」を観てもらい、オランダ人とイギリス人の抗争と1910年の南アフリカ連邦の成立の部分のテキストを春田くんにやってもらったあと、ヨーロッパ入植者が作った搾取構造の話をしたあと、時間があれば、ジンバブエに行ったときの話をしたいです。
「遠い夜明け」の試写会で配られたチラシ
再来週は、Chapter 5の消化器系。解説と発音練習のあと、グループにわかれて30分ほどoral check、そのあと全体でoral check、はどうやろ。
年明けは、エボラ出血熱とコンゴ、資料は次回配ります。
2回目の流行時の南アフリカの週間紙Mail & Guardianの特集記事
アメリカの話は出版社のメールマガジンの連載で書きました。↓
→「アフリカ系アメリカ小史①奴隷貿易と奴隷制」「モンド通信 No. 67」(2014年3月10日)
→「アフリカ系アメリカ小史②奴隷解放」「モンド通信 No. 68」(2014年4月10日)
→「アフリカ系アメリカ小史③再建期、反動」「モンド通信 No. 69」(2014年5月10日)
→「アフリカ系アメリカ小史④公民権運動」「モンド通信 No. 70」(2014年6月10日)
→「アフリカ系アメリカ小史⑤公民権運動、その後」「モンド通信 No. 71」(2014年7月10日)
寒うなって来たから、気ぃつけや。