つれづれに:ニューヨーク(2022年6月21日)

2022年6月21日つれづれに

HP→「ノアと三太」にも載せてあります。

つれづれに:ニューヨーク

 シカゴからニューヨークまでの飛行時間は二時間余り。日本でよく言われるニューヨークはニューヨーク市(↑)のことで、ハドソン川に浮かぶマンハッタン半島上にある。ナイヤガラの滝(↓)はニューヨーク州の北端にあり、滝がカナダとの国境の役目を果たしているらしい。ニューヨーク市のラガーディア空港から最寄りのバッファロー・ナイアガラ国際空港まで一時間半足らずの距離である。先にナイヤガラの滝に行ったのか、図書館で資料を探してからナイヤガラに行ったのかは記憶に残っていないが、滝を見に行ったのは覚えている。ゴールデンゲイトブリッジのあとはナイアガラ、最後にエンパイアステイトビルディング、そんな感じだったので、先にナイアガラ行きを済ませた可能性が高い。

 南アメリカ大陸のアルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝、アフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝と合わせて、世界三大瀑布の一つと言われているらしいが、滝に興味があったわけではない。マリリンモンロー主演のハリウッド映画「ナイアガラ」で見たとき、ゴールデンゲイトブリッジやエンパイアステイトビルディングと同様、いつか訪ねてみようと思ったからである。滝は轟轟と流れていて、迫力があった。カナダ側からも眺められそうだったので、カナダ側から滝を見た。ビザなしで渡れたらしい。二つ目の外国がカナダだったわけである。滝を見た、それだけだったように思う。

 ジンバブエに行ったときにヴィクトリアの滝(↑)に行ける機会もあったが、子供二人夫婦二人が生活するだけで精一杯で観光までは手が回らなかった。帰国前にどこかに観光に行きたいと子供が言い出して、ジンバブエの遺跡(↓)かヴィクトリアの滝か、どちらかを選ぶことになったが、結局湿地帯でマラリアの危険性も高く、予防接種も受けてなかったので、結局はヴィクトリアの滝には行けなかった。奥地を「探検」していたヨーロッパ人が最初にこの滝を見た時の話を、滝を背景にイギリス人記者が紹介している映像を見たことがあるが、壮大な滝のようだった。

 宮崎では鹿児島に近い都城の関之尾の滝(↓)を車に乗せてもらって見に行ったことがある。ナイアガラのような規模はないが、こじんまりとしたきれいなところだった。

 大分の久住高原で個展をしたときに高速道路で都城を通ったが、地図を見たら道路がぐいーっと都城の方に曲がっていた。高速道路は所要時間を短縮するために可能な限りまっすぐ通すやろ、と思ったが、国土交通省に強い国会議員が都城にいて高速道路をぐーっと引っ張って来たから、誰かがそんなことを言っていた。そう言えば、宮崎でも代々の市長が自分の家のあるところに道を引っ張って来て、市長道路やと言われてたなあ、と合点がいった。やれやれである。

 予定していた最後のエンパイアステイトビルディング(↓)にものぼった。人混みは苦手なので場合によっては諦めるつもりでいたが、ビルの入り口に待ってる人も少なく、これなら大丈夫とエレベーターに乗ったら、展望台に行くかなり手前でエレベーターが停まり、外に出された。そこにはたくさんの人が列を作って待っていた。騙されたと思ったが、後の祭りである。テレビのアメリカ化の正体を見たい気持ちもあって、映画で見た名所を訪ねたが、よく考えてみれば名所は人が多い、今回で終わりにしよう、そう思いながらエレベーターを降りていた。
次回は、古本屋、か。