ZoomAA5第6回目報告(2024年4月21日)

つれづれに

ZoomAA5第6回目報告

発売30周年記念DVD版の表紙

 今回のゼミでは、奴隷貿易の映像を視聴しそこから三角貿易から産業革命、現代の先進国反転途上国の仕組みに至るまでの流れを学んだ。
 奴隷貿易、三角貿易、産業革命などそれぞれの事柄がどういうものかは学校で学ぶが、奴隷貿易によって得た資本によって産業革命が実現し資本主義が世界基準の仕組みになるなど流れを学ぶ機会、意識する機会は少ない。
 今回のゼミを通してそのことを意識するきっかけを得ることができたため、より長い歴史から現在の社会問題を紐解くように考えていきたいと思う。
 また、映像の中で古い英語表現がでてきてとても新鮮に感じた。言語の不思議さを改めて感じることができた。(MN)

ZoomAA6回目の報告である。奴隷貿易と奴隷制に焦点を絞った。最初にNHK交響楽団をバックに歌う白鳥英美子のアメージンググレイスとクロマティのゴスペルの世界の冒頭の映像を観て、聴いてもらった。奴隷貿易の実態と、奴隷制がアフリカ、ヨーロッパ、アメリカとそれぞれの社会にどう影響があったのかを「ルーツ」を見たあと討論した。最大の問題は、奴隷貿易の資本蓄積で産業革命が近代の歴史を根本的に変えてしまったことだろう。欧米は農業中心社会から大量消費の産業社会に変貌し、その体制を守る武器の開発も進み核開発の段階まで来てしまった。第2次大戦では日本に原子爆弾が投下され、ソ連と日本では原子力発電所の事故までおきた。大量の働ける人口を失ったアフリカ社会はそれまでの自給自足の社会の変貌を余儀なくされたのは言うまでもない。マヘリア・ジャクソンは紹介できなかったので、次回に是非。(YT)